JP2009265824A - 紙幣回収カセット、紙幣回収機構、及び還流式紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣回収カセット、紙幣回収機構、及び還流式紙幣処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】紙幣導入用スペースを介して対向配置された押え部材上に支持された紙幣をプッシャに設けた複数の押圧片によって押し下げて変形させることによって、直下に配置された紙幣堆積部材上に移載する際に、プッシャ駆動用モータに加わる負荷を最小限に抑え、更に片抜けの発生を防止する。
【解決手段】ケーシング41内の紙幣収納空所44内に上下動自在に配置されると共に弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材48と、紙幣堆積部材上面との間で紙幣の幅方向両端縁を押えるために突設された少なくとも2つの押え部材49と、押え部材間に形成される紙幣導入用スペース50と、を備え、ケーシングの天板43であって紙幣導入用スペースに対応する領域には複数の穴43aが貫通形成されており、紙幣導入用スペースは、長手方向一端側に最小幅領域50Aを備え、長手方向他端側に最大幅領域50Bを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は例えば紙幣を入出金する機能を備えた各種自動販売機、入出金装置、両替機等の紙幣取扱装置に装備される紙幣処理装置の改良に関し、詳細には金種別に紙幣を収容する還流式紙幣収納部を複数備えた還流式紙幣処理装置において、終業時等に全紙幣を専用の紙幣回収カセットに回収する作業を迅速化するための技術に関するものである。
投入された紙幣を受け入れる入金機能や、釣り銭や払出し金として紙幣を払い出す出金機能を備えた紙幣処理装置は各種自動販売機、入出金装置、両替機等に装備されており、この紙幣処理装置には始業時に準備した紙幣、或いは稼働中に投入された紙幣を金種別に保管するための紙幣収納部が装備されている。
この種の紙幣処理装置において、終業時等に装置本体内に残った全ての紙幣を回収する際に、金種別の紙幣収納部内に夫々収容された紙幣束を機外に個別に取り出すとすれば、全ての紙幣収納部をカセット式に構成して機外に出入れ自在にする必要があるが、このように構成すると紙幣収納部の大型化を招くばかりでなく、回収作業が繁雑化、長時間化する。
上記の如き不具合に対処するために、従来例えば千円紙幣、五千円紙幣、及び一万円紙幣を取り扱う還流式紙幣処理装置において、各紙幣の金種毎に対応する還流式紙幣収納部を備え、且つ、紙幣の補充・回収のための紙幣アクセスを行う機能を千円紙幣収納部に担わせたものがある。
なお、還流式の紙幣収納部とは、始業時に予め収納しておいた紙幣のみならず、装置の稼働中に利用者が投入した紙幣を一旦収納する一方で、この紙幣を釣銭等とするために外部へ繰り出す(排出する)機能を備えたタイプの紙幣収納部を指称する。また、還流式の紙幣収納部にはループ方式とスイッチバック方式がある。ループ方式は紙幣の入口(受入れ方向)と出口(繰り出し方向)を異ならせた方式であり、スイッチバック方式とは同じ出入り口から紙幣の受け入れと繰り出しを行う方式である。
図7は特許文献1に係るスイッチバック方式の還流式紙幣処理装置の構成を示す図である。
紙幣処理装置101は、還流式の紙幣処理機構102と、この紙幣処理機構102を内部に収容する外装体103と、から概略構成されている。
紙幣処理機構102は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、又は一枚ずつ受入れ可能な入金取込部104と、入金取込部104から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路105と、搬送経路105に沿って紙幣を搬送するための駆動力を生成、伝達するためのモータ、ソレノイド、及びローラ、ベルト、ゲートから成る搬送機構110と、紙幣の真贋、金種を判定する識別装置115と、第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部120と、第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部125と、搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して搬送経路に送出する一時保留部130と、釣銭としての紙幣を装置外に排出する出金保留部135と、終業時に第1及び第2の紙幣収納部120、125から搬送されてきた各金種の紙幣を受入れて回収する紙幣回収カセット(紙幣回収専用カセット)140と、これらを制御する制御手段160と、を備えている。
搬送機構110は、入金取込部104から一枚ずつ給送された紙幣を所定のルートにて搬送することにより金種別に第1、又は第2の紙幣収納部120、125に送り込む仕分け搬送機能と、第1、又は第2の紙幣収納部120、125から夫々一枚ずつ繰り出されてきた紙幣を一時保留部130内に順次搬送して堆積させる機能と、一時保留部130から繰り出されてきた紙幣束を回収専用の紙幣回収カセット140内に一括して送り込む一括搬送機能と、を併有している。
この紙幣処理装置では、紙幣回収カセット140を装置本体の収納部に対して着脱自在に構成し、収納された紙幣を一括して回収できるように構成されている。
終業時における紙幣回収作業において作業者が所定の回収スイッチを操作することにより、制御手段160が、まず最初に何れか一方の紙幣収納部、例えば第1の紙幣収納部120内の一万円紙幣を一枚ずつ搬送経路105に送出して搬送機構110によって高速搬送することにより一時保留部130に所定枚数(例えば、15枚)堆積させた後で、一時保留部内の15枚の一万円紙幣束を紙幣回収カセット140内に一括搬送する動作を繰り返すことにより、第1の紙幣収納部120内に収容された全ての一万円紙幣を紙幣回収カセット140に移送して回収し、その後第2の紙幣収納部125内の全ての千円札についても同様の回収作業を繰り返す。このため、回収時間を短縮することができる。
次に、図8(a)及び(b)は紙幣回収カセット及びプッシャから成る紙幣回収機構の具体的構成例及び動作を示す外観図、及びA−A断面図である。
紙幣回収カセット140は、側壁142の上部に紙幣受け入れ用のスリット142aを有すると共に、その内部に紙幣収納空所144を有した箱体状のケーシング141と、紙幣収納空所144内に上下動自在に配置されると共に常時弾性部材147によって上方に付勢された紙幣堆積部材148と、紙幣堆積部材148の上面との間で紙幣(束)の対向する両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材149と、押え部材149間に形成される紙幣導入用スペース150と、を備えている。更に、ケーシングの天板143であって紙幣導入用スペース150に対応する領域には複数の穴143aが貫通形成されている。
紙幣押し込み機構を構成するプッシャ155は、ベース156の下面に複数の押圧片157を突設した構成を備えており、装置本体側に装備された駆動機構によって昇降駆動される。
各押圧片157は、ケーシング141の天板143に形成した各穴143a内に挿抜可能な寸法、配置にてベース下面から突設されており、駆動機構によってプッシャ155が下降すると各押圧片157が各穴143a内に入り込んで内部の紙幣を押し下げ、プッシャが上昇することにより紙幣回収カセット140自体から外部に退避するように構成されている。
プッシャ155が下降して各押圧片157が各穴143a内に突入すると、各押圧片はスリット142aから導入されて両押え部材149上に支持された紙幣(束)Sの上面に当接し、紙幣導入用スペース150を介して紙幣の中央部を紙幣堆積部材148の上面(或いは、既堆積紙幣の上面)に押し付け、更に破線で示す位置まで弾性部材に抗して押し下げる。この結果、紙幣(束)の両端部は押え部材149を下方に離脱して紙幣堆積部材148上に移行する。その後、プッシャ155を紙幣進入経路よりも上方に上昇させて待機状態とする。
ところで、図8(c)の要部横断面図(B−B断面図)に示すように特許文献1に記載された紙幣導入用スペース150の幅方向寸法W1は、最小サイズの紙幣Sの幅方向寸法W2よりも狭く設定されており、しかも紙幣導入用スペース150の平面形状は長方形(幅方向寸法が均一)である。このように両押え部材149上に幅方向両端縁を全長に亘って同一幅W3だけ支持された紙幣Sの中央部を、プッシャ155に設けた各押圧片157によって同時に押圧すると、紙幣堆積部材148の上面に移載する際の紙幣からの抵抗が大きく、プッシャ155を駆動するモータに加わる負荷が瞬間的に過大となり、モータの耐久性を低下させる原因となっている。一方、出力の大きいモータを使用するとすれば、装置の大型化、高コスト化を招くこととなる。
また、紙幣中央部を長手方向に沿って各押圧片によって同時に押圧すると、押圧部材上から紙幣の幅方向両端縁のうちの一方の端縁だけが先行して離脱する所謂片抜けが発生して紙幣堆積部材上の紙幣収納安定性が低下する。
特願2006−319373公報
以上のように、従来の紙幣回収専用カセットにあっては、ケーシング天板に形成した穴を介して、外部に配置したプッシャから延びる複数の押圧片をケーシング内に挿入することによって、両押え部材上に載置された紙幣を変形させつつ下方に位置する紙幣堆積部材上に移載しているが、両押え部材上に幅方向両端縁を全長に亘って同一幅だけ支持された紙幣の中央部を各押圧片からの均一の力で押し下げ変形させていたため、紙幣を変形させる際の抵抗が大きくなり、プッシャ駆動用モータに瞬間的に加わる負荷が過大となって、モータの耐久性を低下させる原因となっている。また、紙幣中央部を長手方向に沿って各押圧片によって同時に押圧すると、押圧部材上から紙幣の幅方向両端縁のうちの一方の端縁だけが先行して離脱する所謂片抜けが発生し易くなり、紙幣堆積部材上の紙幣収納安定性が低下する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、装置の大型化、高コスト化を招くことなく、紙幣導入用スペースを介して対向配置された押え部材上に支持された紙幣をプッシャに設けた複数の押圧片によって押し下げて変形させることによって、直下に配置された紙幣堆積部材上に移載する際に、プッシャ駆動用モータに加わる負荷を最小限に抑えることを可能とし、更に片抜けの発生を防止することができる紙幣回収カセット、紙幣回収機構、及び還流式紙幣処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る紙幣回収カセットは、側壁に紙幣受け入れ用のスリットを有し、且つ内部に紙幣収納空所を有したケーシングと、前記紙幣収納空所内に上下動自在に配置されると共に弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材と、前記紙幣堆積部材上面との間で紙幣の幅方向両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材と、前記押え部材間に形成される紙幣導入用スペースと、を備え、前記ケーシングの天板の前記紙幣導入用スペースに対応する領域には複数の穴が貫通形成されており、前記紙幣導入用スペースは、長手方向一端側に比して他端側を幅広に構成したことを特徴とする。
この発明によれば、紙幣導入用スペースは、長手方向一端側に比して他端側を幅広に構成したので、紙幣導入用スペースを介して対向配置された押え部材上に支持された紙幣をプッシャに設けた複数の押圧片によって押し下げて変形させることによって直下に配置された紙幣堆積部材上に移載する際に、紙幣が長手方向一端側から順次、且つ徐々に押え部材を離脱してゆくので、プッシャ駆動用モータに加わる負荷を最小限に抑えることができ、更に片抜けの発生を防止して収納安定性を高めることができる。
請求項2の発明に係る紙幣回収カセットは、側壁に紙幣受け入れ用のスリットを有し、且つ内部に紙幣収納空所を有した箱体状のケーシングと、前記紙幣収納空所内に上下動自在に配置されると共に弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材と、前記紙幣堆積部材上面との間で紙幣の幅方向両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材と、前記押え部材間に形成される紙幣導入用スペースと、を備え、前記ケーシングの天板であって前記紙幣導入用スペースに対応する領域には複数の穴が貫通形成されており、前記紙幣導入用スペースは、長手方向一端側に最小幅領域を備え、長手方向他端側に最大幅領域を有していることを特徴とする。
この発明によれば、紙幣導入用スペースが長手方向一端側(紙幣導入方向一端縁側)に最小幅領域を備え、長手方向他端側に最大幅領域を有しているため、紙幣導入用スペースを介して対向配置された押え部材上に支持された紙幣をプッシャに設けた複数の押圧片によって押し下げて変形させることによって直下に配置された紙幣堆積部材上に移載する際に、紙幣が長手方向一端側から順次、且つ徐々に押え部材を離脱してゆくので、プッシャ駆動用モータに加わる負荷を最小限に抑えることができ、更に片抜けの発生を防止して収納安定性を高めることができる。
請求項3の発明に係る紙幣回収カセットは、請求項1、又は2において、前記紙幣導入用スペースは、前記長手方向一端側から他端側に向かって幅が漸増する領域を有していることを特徴とする。
請求項4の発明に係る紙幣回収機構は、請求項1、2、又は3に記載の紙幣回収カセットと、前記天板の上方に昇降自在に配置されて該天板に形成した各穴から前記ケーシング内部に突出入して前記2つの押え部材上に支持された紙幣を前記紙幣導入用スペースを介して前記紙幣堆積部材上に押し込み着座させる押圧片を有したプッシャと、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る還流式紙幣処理装置は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、或いは一枚ずつ受入れ可能な入金取込部と、該入金取込部から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路と、該搬送経路に沿って紙幣を搬送する駆動力を生成する搬送機構と、該搬送経路と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部と、該搬送経路と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部と、該搬送経路を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して該搬送経路に送出する一時保留部と、紙幣の回収時に前記第1及び第2の紙幣収納部内の全紙幣を収容する紙幣回収カセットを備えた紙幣回収機構と、これらを制御する制御手段と、を備えた還流式紙幣処理装置であって、前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び第2の紙幣収納部内の各紙幣を一枚ずつ送出して前記一時保留部に所定枚数堆積させた後で、該一時保留部内の紙幣束を前記紙幣回収カセットに一括搬送する動作を繰り返すことにより、前記第1及び第2の紙幣収納部内に収容された全ての紙幣を前記紙幣回収カセットに移送するように制御し、前記紙幣回収機構は、請求項4に記載の紙幣回収機構であることを特徴とする。
本発明によれば、押し込み前の紙幣の幅方向両端縁を支持する一対の押え部材間に形成される紙幣導入用スペースが長手方向一端側(紙幣導入方向一端縁)に最小幅領域を備え、長手方向他端側に最大幅領域を有しているため、押え部材上に支持された紙幣をプッシャに設けた複数の押圧片によって押し下げて変形させることによって直下に配置された紙幣堆積部材上に移載する際に、紙幣が長手方向一端側から順序、且つ徐々に押え部材を離脱してゆくので、プッシャ駆動用モータに加わる負荷を最小限に抑えることができ、更に片抜けの発生を防止して収納安定性を高めることができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の概略構成図である。
この紙幣処理装置1は、例えば食券等の自動販売機(券売機)に装備されて紙幣の受け入れ、釣銭等としての紙幣の払い出しの処理を行う機能を有する。
紙幣処理装置1は、還流式の紙幣処理機構2と、この紙幣処理機構2を内部に収容する外装体3と、から概略構成されている。
紙幣処理機構2は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、又は一枚ずつ受入れ可能な入金取込部4と、入金取込部4から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路5と、搬送経路5に沿って紙幣を搬送するための駆動力を生成、伝達するためのモータ、ソレノイド、及びローラ、ベルト、ゲートから成る搬送機構10と、入金取込部4の直下流側の搬送経路上に配置されて一枚ずつ給送されてくる紙幣の真贋、金種を判定する識別装置15と、搬送経路5と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部20と、搬送経路5と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部25と、搬送経路5を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して搬送経路に送出する一時保留部30と、釣銭としての紙幣を装置外に排出する出金保留部35と、終業時に第1及び第2の紙幣収納部20、25から搬送されてきた各金種の紙幣を受入れて回収する紙幣回収カセット(紙幣回収専用カセット)40と、紙幣回収カセット40と後述するプッシャ55とから成る紙幣回収機構58と、これらを制御する制御手段60と、を備えている。
入金取込部4は一括投入された複数枚の紙幣を一枚ずつに分離しながら搬送経路5に送り出すための分離給送機構を備えている。
搬送機構10は、入金取込部4から一枚ずつ給送された紙幣を所定のルートにて搬送することにより金種別に第1、又は第2の紙幣収納部20、25に送り込む仕分け搬送機能と、第1、又は第2の紙幣収納部20、25から夫々一枚ずつ繰り出されてきた紙幣を一時保留部30内に順次搬送して堆積させる機能と、一時保留部30から繰り出されてきた紙幣束を回収専用の紙幣回収カセット40内に一括して送り込む一括搬送機能と、を併有している。制御手段60からの制御によって各ローラ、ベルト、ゲート11を切り替え駆動されることにより、所定のタイミングにて上記の各搬送機能を実現することができる。
第1の紙幣収納部20は、第1の紙幣、例えば一万円紙幣専用であり、搬送経路5を経由して一旦受け入れた一万円紙幣を搬送経路5に一枚ずつ送出する還流機能を有している。
第2の紙幣収納部25は、釣銭とした多用される第2の紙幣、例えば千円紙幣用であり、搬送経路5を経由して一旦受け入れた千円紙幣を搬送経路5に一枚ずつ送出するスイッチバック式の還流機能を有している。
一時保留部30は、第1、及び第2の紙幣収納部20、25から夫々一枚ずつ繰り出されてきた紙幣を一枚ずつ受入れて所定の許容枚数だけ積層させる集積機能と、積層された紙幣束を一括して搬送経路5に繰り出す一括送出機能を有している。
本発明では、紙幣回収カセット40を装置本体の収納部に対して着脱自在(出入れ自在を含む)に構成し、紙幣回収カセット40と対面する外装体3の壁部に設けた図示しないドアを開放することによって紙幣回収カセット40を取出し、収納された紙幣を一括して回収できるように構成されている。
終業時における紙幣回収作業においては、作業者が所定の回収スイッチを操作することにより、制御手段60が、まず最初に何れか一方の紙幣収納部、例えば第1の紙幣収納部20内の一万円紙幣を一枚ずつ搬送経路5に送出して搬送機構10によって高速搬送することにより一時保留部30に所定枚数(例えば、15枚)堆積させた後で、一時保留部内の15枚の一万円紙幣束を紙幣回収カセット40内に一括搬送する動作を繰り返すことにより、第1の紙幣収納部20内に収容された全ての一万円紙幣を紙幣回収カセット40に移送して回収し、その後第2の紙幣収納部25内の全ての千円札についても同様の回収作業を繰り返すように動作する。
一時保留部30に送り込まれる紙幣の枚数は、搬送経路等の適所に配置した通紙センサによって検知された通過情報にもとづいてカウントされるので、回収紙幣枚数を常に正確に把握することができる。
この実施形態では、終業時に紙幣回収カセット40内に第1及び第2の紙幣を全て回収することにより、一括した回収作業を実施することが可能となる。従って、紙幣回収カセット40は装置本体内から着脱可能、或いは出入れ可能である。
一時保留部30は一枚ずつ高速搬送されてくる紙幣を積層状態で集積させると共に、積層した紙幣束を一括して搬送経路に送り出すための構成を有しており、搬送経路に送出された紙幣束は紙幣回収カセット40内に一括して送り込まれるため回収効率を大幅に高めることができる。
この実施形態に係る紙幣処理装置によれば、金種別のスイッチバック還流式紙幣収納部を併設した構成において、各紙幣収納部に収納されている紙幣を紙幣回収カセットに回収するに際し、一時保留部を介在させた一括搬送を実施するようにしたので、装置の大型化を招くことなく、移送処理時間を短縮することができる。即ち、還流式紙幣収納部よりも構成が簡素な一時保留部を用い、移送すべき収納紙幣を一時保留部へ1枚ずつ送り込んで所定枚数集積させ、集積した紙幣束をそのまま同じ搬送経路上に繰出して、紙幣回収カセット40に束搬送するようにしたので、紙幣の移送処理にかかる時間を短縮することができる。
紙幣回収カセット40は一時保留部30から一括搬送されてくる紙幣束を順次内部に収納するための単純な構成を備えていればよく、還流のための複雑な機構が不要となるため高コスト化することがない。
図2(a)及び(b)は本発明の紙幣回収カセットの具体的構成例を示す外観斜視図、及びA−A縦断面図であり、図3は図2(a)のB−B断面図である。
この紙幣回収カセット40は、側壁42の上部に紙幣受け入れ用のスリット42aを有すると共に、その内部に紙幣収納空所44を有し、且つ側壁42の一部に形成された紙幣取り出し用の開口部45、及び開口部を開閉するドア46を備えた箱体状のケーシング41と、紙幣収納空所44内に上下動自在に配置されると共に常時弾性部材47によって上方に付勢された紙幣堆積部材48と、スリット42aより挿入された紙幣の幅方向両端縁下面を支持したり、紙幣堆積部材48の上面との間で紙幣(束)の対向する両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材49と、押え部材49間に形成される紙幣導入用スペース50と、を備えている。更に、ケーシングの天板43の紙幣導入用スペース50に対応する領域には複数の穴43aが貫通形成されている。
スリット42aを形成する位置は側壁42の上部(天板部分であってもよい)であり、この紙幣回収カセット40を紙幣処理装置本体内にセットした際には装置本体側に設けた図示しない紙幣導入用のローラ対がスリット42aの外側に近接してセットされた状態となる。
穴43aは例えば7〜8mm程度の直径を有した穴であり、後述する紙幣押し込み用のプッシャから延びる押圧片57を突出入可能に構成されている。また、各穴43aはケーシング内の紙幣導入用スペース50と対応する天板の領域内に所定の配置にて形成されている。
この紙幣回収カセット40は、その内部に重量物である紙幣押し込み機構(プッシャ)を有していないため、構造が簡略化され、且つ軽量化されている。
紙幣押し込み機構を構成するプッシャ55は、ベース56の下面に複数の押圧片57を突設した構成を備えており、装置本体側に装備された駆動機構によって昇降駆動される。紙幣回収カセット40と紙幣押し込み機構(プッシャ55)は、紙幣回収機構58を構成している。
各押圧片57は、ケーシング41の天板43に形成した各穴43a内に挿抜可能な寸法、配置にてベース56下面から突設されており、駆動機構によってプッシャ55が下降すると各押圧片57が各穴43a内に入り込んで内部の紙幣を押し下げ、プッシャが上昇することにより紙幣回収カセット40自体から外部に退避するように構成されている。従って、各押圧片57の長さは、ベース56が天板の上面に接した際に紙幣堆積部材48上の紙幣束上面に当接してこれを所定距離押し下げることができる程度に設定されている。
プッシャ55が下降して各押圧片57が各穴43a内に突入すると、各押圧片はスリット42aから導入されてきた紙幣(束)Sの上面に当接し、紙幣導入用スペース50を介して紙幣の中央部を紙幣堆積部材48の上面(或いは、既堆積紙幣の上面)に押し付け、更に破線で示す位置まで弾性部材に抗して押し下げる。この結果、紙幣(束)の両端部は押え部材49を下方に離脱して紙幣堆積部材48上に移行する。その後、プッシャ55を紙幣進入経路よりも上方に上昇させて待機状態とする。
個々の押圧片57が紙幣上面に接する面積、及び押圧片の本数を設定するに当たっては、押圧片先端によって紙幣が損傷することがないように、各押圧片の先端面の面積を所定以上に広くすると共に、全ての押圧片の先端面から紙幣面に加わる合計の圧力が所定値以下になるように押圧片の本数を設定する。具体的には、各穴43aの直径を7〜8mm程度にすることにより、穴内に挿抜可能な個々の押圧片の先端部が紙幣面を損傷し難い程度の先端部面積とすることができ、更に押圧片本数を8本以上に設定することにより押圧片から紙幣面に加わる合計の圧力を十分に低減することができる。
また、穴43aの直径を10mm以下、望ましくは7〜8mm程度に設定することにより、装置本体から取り出された紙幣回収カセットの内部を不正行為者が外部から視認しにくくなると共に、指を挿入することは勿論、押圧片セット等で収納紙幣にアクセスすることが極めて困難であり、収納された紙幣を損傷せずに穴からケーシング外部に取り出すことも不可能となる。
なお、穴の形状は円形に限定されず、外部からの不正アクセスを防止しつつ、プッシャの機能を実現し得るものであれば、楕円や長円、方形、板材であっても構わない。従って、これらの穴に挿入される押圧片の形状も穴の形状に見合った形状とする。
次に、図3に示す紙幣導入用スペースの平面形状から明らかなように、紙幣導入用スペース50は長手方向一端側(紙幣導入方向一端側)に最小幅領域50Aを備え、長手方向他端側に最大幅領域50Bを有し、両領域50A、50B間には両領域を繋ぐテーパー領域50Cを有している。紙幣導入用スペース50は、その幅方向中心線Clを中心とした左右対称形状である。
最小幅領域50Aの幅W4は、最大幅領域50Bの幅W5よりも狭く設定されており、何れの領域50A、50Bの幅W4、W5も、最小幅を有した紙幣Sの幅方向寸法W6よりも狭く設定されている。このため、両押え部材49上に紙幣Sを支持した際における、両押え部材上面と紙幣の幅方向端縁下面との接触幅は、最小幅領域50A側の接触幅W7が最大となり、最大幅領域50B側の接触幅W8が最小となる。
図4(a)及び(b)は最小幅領域50Aと最大幅領域50Bにおける押圧片の押し込み位置と紙幣の変形状態との関係を示す縦断面図であり、同図(a)に示した最大幅領域50Bにおいて押圧片57が紙幣を所定長Lだけ押し込んだ際には紙幣の幅方向両端縁は両押え部材49の端縁からほぼ離脱しているが、(b)に示した最小幅領域50Aにおいては同じ長さを有した押圧片57によって同じ距離Lだけ押し込まれた紙幣の幅方向両端部は両押え部材49の端縁から離脱していない。つまり、同じ長さを有した押圧片57によって紙幣中央上面の異なった部位を同時に押圧開始した場合においても、最大幅領域50Bにおいては小さい力によってスムーズに押え部材上面からいち早く離脱することができる。このため、最小幅領域50Aにおいては、押圧片57を更に押し込んだとき最大幅領域50B側において紙幣が既に押え部材49上面から離脱しているため、大きな力を要せずに紙幣を押し込むことができる。従って、プッシャを駆動するモータに対して瞬間的に大きな負荷がかかることがなくなり、モータの負荷を分散しモータの耐久性を高めたり、モータの省力化、小型化を実現できる。また、紙幣中央部を長手方向全長に沿って各押圧片によって同時に押圧することがないので、押圧部材上から紙幣の幅方向両端縁のうちの一方の端縁だけが先行して離脱する所謂片抜けが発生しにくくなり、紙幣堆積部材上の紙幣収納安定性が低下する。
なお、本実施形態例では、紙幣導入用スペースとして最小幅領域と最大幅領域、及び両者を繋ぐテーパ領域を有する例を示したが、これにみに限定されるものではなく、長手方向一端側に比して他端側を相対的に幅広に構成すればよく、例えば全体的にテーパー状に構成されたものであってもよい。
次に、図5(a)及び(b)は本発明の他の実施形態に係る紙幣回収カセットを備えた紙幣回収機構の構成を示す縦断面図であり、(a)はプッシャ作動前の状態を示し、(b)はプッシャ作動後の状態を示している。また、図6(a)及び(b)は最長の押圧片により紙幣を押し込んだ状態、及び最短の押圧片により紙幣を押し込んだ状態を夫々示す図である。
なお、この紙幣回収機構58の構成中、図2に示した紙幣回収カセットと同一部分には同一符号を付して説明する。
即ち、紙幣回収カセット40は、側壁上部に紙幣受け入れ用のスリット42aを有し、且つ内部に紙幣収納空所44を有した箱体状のケーシング41と、紙幣収納空所44内に上下動自在に配置されると共に弾性部材47によって弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材48と、紙幣の幅方向両端縁を支持したり、紙幣堆積部材上面との間で紙幣の幅方向両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材49と、押え部材49間に形成されて押え部材上に支持される紙幣Sの長手方向を長手方向とする紙幣導入用スペース50と、を備え、ケーシングの天板43の紙幣導入用スペース50に対応する領域には複数の穴43aが貫通形成されている。なお、この例では2つの押え部材49の間隔を一定とした従来と同様のものを用いている。
本発明の紙幣回収機構58は、上記紙幣回収カセット40と、紙幣押し込み機構(プッシャ55)とから構成されている。紙幣押し込み機構55は、天板43の上方に昇降自在に配置されて天板に形成した各穴43aからケーシング内部に突出入して紙幣導入用スペース50を介して紙幣堆積部材48上に紙幣を押し込み着座させる押圧片57を有したプッシャ55と、プッシャ55を駆動する図示しないモータ等を備えている。
本発明に係る紙幣回収機構58の特徴的な構成は、水平なベース56下面からの各押圧片57(57a〜57e)の突出長をベースの長手方向一端から他端に向けて順次短くなるように構成した点にある。これを言い換えれば、全ての押圧片57を各穴43a内に突入させた際における各押圧片57のケーシング内部への突出長が、紙幣導入用スペース50の長手方向一端側から他端側に向けて漸増するように構成した点にある。このため、水平な姿勢にあるベース56の下面から突設されたプッシャ55を下降させて各押圧片57を各穴43aからケーシング内部へ突入させた際には、突出長が最も長い押圧片57aが先行して押え部材49上の紙幣上面に当接し(図6(a))、次に長い押圧片57b、57c、57d、57eの順序で紙幣上面に当接して紙幣中央部を紙幣導入用スペース50内に押し込んでゆく(図6(b))。なお、この例にあっては紙幣堆積部材48が傾くことなく上下動するように図示を省略したガイドを備えている。
このように紙幣中央部を押し込む際に突出長が長い押圧片57aから短い方へ順次紙幣に接触して順次(徐々に)押し込んでゆくように構成したので、紙幣中央部の長手方向全体を一挙に押し込む場合に比してプッシャを駆動するモータへの負荷を大幅に低減してモータの耐久性を高めることができる。また、プッシャによる押し込み時に押え部材49から紙幣の幅方向両端縁のうちの一方の端縁だけが先行して離脱する所謂片抜けの発生を防止することが可能となる。
なお、この実施形態ではスリット42aから挿入される紙幣の挿入方向下流側(奥側)の押圧片を最も長尺とし上流側(手前側)を最も短尺としたが、逆であってもよい。また、奥側と手前側の押圧片を最も長尺とする一方で、中央部の押圧片が最も短尺となるように逆V字状に配置してもよい。
更に、図5に示した実施形態に係る押圧片の構成は、図2乃至図4に示した実施形態における紙幣導入用スペースの形状、即ち長手方向一端側に最小幅領域50Aを備え、長手方向他端側に最大幅領域50Bを有し、両領域50A、50B間には両領域を繋ぐテーパー領域50Cを有した構成に適用してもよい。
この場合、最大幅領域50Bに位置する押圧片の突出長を最長とし、最小幅領域50Aに位置する押圧片の突出長を最短とする。
本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の概略構成図である。 (a)及び(b)は本発明の他の実施形態に係る紙幣回収カセットの外観斜視図、及び縦断面図である。 紙幣導入用スペースの平面形状を示す図である。 (a)及び(b)は最小幅領域と最大幅領域における押圧片の押し込み位置と紙幣の変形状態との関係を示す縦断面図である。 (a)及び(b)は本発明の他の実施形態に係る紙幣回収カセットを備えた紙幣回収機構の構成を示す縦断面図であり、(a)はプッシャ作動前の状態を示し、(b)はプッシャ作動後の状態を示している。 (a)及び(b)は最長の押圧片により紙幣を押し込んだ状態、及び最短の押圧片により紙幣を押し込んだ状態を夫々示す図である。 特許文献1に係るスイッチバック方式の還流式紙幣処理装置の構成を示す図である。 (a)、(b)及び(c)は従来の紙幣回収カセットの具体的構成例及び動作を示す外観図、A−A断面図、及びB−B断面図である。
符号の説明
1…紙幣処理装置、2…紙幣処理機構、3…外装体、4…入金取込部、5…搬送経路、10…搬送機構、11…ゲート、15…識別装置、20、25…紙幣収納部、30…一時保留部、35…出金保留部、40…紙幣回収カセット、41…ケーシング、42…側壁、42a…スリット、43…天板、43a…穴、44…紙幣収納空所、45…開口部、46…ドア、47…弾性部材、48…紙幣堆積部材、49…押え部材、50…紙幣導入用スペース、50A…最小幅領域、50B…最大幅領域、55…プッシャ、56…ベース、57…押圧片、60…制御手段

Claims (5)

  1. 側壁に紙幣受け入れ用のスリットを有し、且つ内部に紙幣収納空所を有したケーシングと、前記紙幣収納空所内に上下動自在に配置されると共に弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材と、前記紙幣堆積部材上面との間で紙幣の幅方向両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材と、前記押え部材間に形成される紙幣導入用スペースと、を備え、
    前記ケーシングの天板の前記紙幣導入用スペースに対応する領域には複数の穴が貫通形成されており、
    前記紙幣導入用スペースは、長手方向一端側に比して他端側を幅広に構成したことを特徴とする紙幣回収カセット。
  2. 側壁に紙幣受け入れ用のスリットを有し、且つ内部に紙幣収納空所を有したケーシングと、前記紙幣収納空所内に上下動自在に配置されると共に弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材と、前記紙幣堆積部材上面との間で紙幣の幅方向両端縁を押えるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押え部材と、前記押え部材間に形成される紙幣導入用スペースと、を備え、
    前記ケーシングの天板の前記紙幣導入用スペースに対応する領域には複数の穴が貫通形成されており、
    前記紙幣導入用スペースは、長手方向一端側に最小幅領域を備え、長手方向他端側に最大幅領域を有していることを特徴とする紙幣回収カセット。
  3. 前記紙幣導入用スペースは、前記長手方向一端側から他端側に向かって幅が漸増する領域を有していることを特徴とする請求項1、又は2に記載の紙幣回収カセット。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の紙幣回収カセットと、前記天板の上方に昇降自在に配置されて該天板に形成した各穴から前記ケーシング内部に突出入して前記2つの押え部材上に支持された紙幣を前記紙幣導入用スペースを介して前記紙幣堆積部材上に押し込み着座させる押圧片を有したプッシャと、を備えたことを特徴とする紙幣回収機構。
  5. 金種の異なる紙幣を複数枚一括して、或いは一枚ずつ受入れ可能な入金取込部と、該入金取込部から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路と、該搬送経路に沿って紙幣を搬送する駆動力を生成する搬送機構と、該搬送経路と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部と、該搬送経路と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部と、該搬送経路を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して該搬送経路に送出する一時保留部と、紙幣の回収時に前記第1及び第2の紙幣収納部内の全紙幣を収容する紙幣回収カセットを備えた紙幣回収機構と、これらを制御する制御手段と、を備えた還流式紙幣処理装置であって、
    前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び第2の紙幣収納部内の各紙幣を一枚ずつ送出して前記一時保留部に所定枚数堆積させた後で、該一時保留部内の紙幣束を前記紙幣回収カセットに一括搬送する動作を繰り返すことにより、前記第1及び第2の紙幣収納部内に収容された全ての紙幣を前記紙幣回収カセットに移送するように制御し、
    前記紙幣回収機構は、請求項4に記載の紙幣回収機構であることを特徴とする還流式紙幣処理装置。
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