JP2004358667A - インクジェットヘッド洗浄装置及びインクジェットヘッド洗浄方法 - Google Patents

インクジェットヘッド洗浄装置及びインクジェットヘッド洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドのインク流路を良好に洗浄することができるインクジェットヘッド洗浄装置を提供することである。
【解決手段】インクジェットヘッド洗浄装置20が、洗浄液を収容してその洗浄液に超音波振動を加えるヘッド浸漬容器21内の洗浄液にインクジェットヘッド1を浸漬し、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬したインクジェットヘッド1のインク流路に洗浄液を流通させ、その後、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液から引き上げたインクジェットヘッド1のインク流路に気体を送ってそのインク流路を乾燥させることで、インクジェットヘッド1のインク流路内の異物を除去するようにした。これにより、インクジェットヘッド1のインク流路を良好に洗浄することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッドの内部を洗浄するインクジェットヘッド洗浄装置及びインクジェットヘッド洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットヘッドとしては、例えば、インクジェットプリンタに搭載されるインクジェットヘッドが挙げられる。インクジェットヘッドは、基本的に、インクが供給される圧力室と、この圧力室に設けられインクを吐出するための吐出孔(ノズル)と、圧力室内のインクを吐出孔からインク滴として吐出させる駆動手段とから構成されている。この圧力室及び吐出孔等はインクが流れるインク流路として機能する。
【0003】
このようなインクジェットヘッドを製造する工程では、インクジェットヘッド内部に潜在する異物を取り除くためインクジェットヘッドの内部、すなわちインク流路を洗浄する必要があるが、インク流路は微細で複雑な構造であるため、その洗浄は非常に困難である。インク流路に潜在する異物がインクジェットヘッドの吐出動作中等に吐出孔の近傍に流れ込むと、インク吐出の障害となり、インクの吐出安定性及びインクの吐出直進性を低下させてしまう。
【0004】
そこで、超音波振動する洗浄液を吐出孔から噴射させることで、インク流路の壁面に固着する異物を除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。また、洗浄液が収容された容器の中にインク供給口にチューブが接続されたインクジェットヘッドを浸漬し、容器内の洗浄液に超音波振動を加えながら送液ポンプでインクジェットヘッドの吐出孔からその内部に洗浄液を吸引し、吸引した洗浄液を廃液容器にチューブを介して送液することで、インク流路の壁面に固着する異物を除去する技術が提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−318072号公報
【特許文献2】
特開平9−254397号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の技術では、洗浄液で除去された異物が吐出孔と同じ大きさである場合や吐出孔より大きい場合等、その異物が吐出孔を詰まらせてしまう可能性が高く、一度詰まらせてしまうと除去することが困難になる。また、特許文献2の技術では、インクジェットヘッドの吐出孔からその内部に洗浄液を吸引するため、吐出孔より大きな異物がインクジェットヘッドの内部、すなわちインク流路に侵入することはなく、インク流路に潜在する異物はインク供給口から除去されるが、洗浄液の流れ方向が一定であるため、インク流路の凹凸等に固着する異物はインクジェットヘッドのインク流路内に残留してしまうことが多い。さらに、特許文献1の技術でも、洗浄液の流れ方向が一定であるため、特許文献2の技術と同様に、インク流路の凹凸等に固着する異物がインクジェットヘッドのインク流路内に残留してしまうことが多い。
【0007】
また、インクジェットヘッドのインク流路は微細で複雑な構造をしているため乾燥しにくく、水等の洗浄液がインク流路から完全に除去されず、水シミ等が発生する。この水シミの発生はインクの吐出安定性及びインクの吐出直進性を低下させる要因となるため問題である。
【0008】
本発明の目的は、インクジェットヘッドのインク流路を良好に洗浄することができるインクジェットヘッド洗浄装置及びインクジェットヘッド洗浄方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェットヘッド洗浄装置は、洗浄液を収容してその洗浄液に超音波振動を加えるヘッド浸漬容器内の洗浄液にインクジェットヘッドを浸漬し、ヘッド浸漬容器内で超音波振動する洗浄液に浸漬したインクジェットヘッドのインク流路に洗浄液を流通させ、その後、ヘッド浸漬容器内の洗浄液から引き上げたインクジェットヘッドのインク流路に気体を送ってそのインク流路を乾燥させることで、インクジェットヘッドのインク流路内の異物を除去するようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】
<インクジェットヘッド>
インクジェットプリンタ等に搭載されるインクジェットヘッドについて図1及び図2を参照して説明する。図1はインクジェットヘッドを概略的に示す縦断側面図、図2はそのA−A線断面図である。
【0011】
インクジェットヘッド1は、複数の吐出孔(ノズル)2が形成されたノズルプレート3、複数の吐出孔2に各々対向する位置に設けられインクを収容する複数個の圧力室4を備えている。複数個の圧力室4は、それぞれに共通インク室5からインクが供給されるように構成されている。圧力室4の一部を形成してノズルプレート3に対向する面は振動板6によって形成されている。振動板6には、各圧力室4に対応させて複数個の圧電部材7が固定されている。振動板6及び圧電部材7は、アクチュエータを構成しており、圧電部材7は駆動信号発生回路8の出力端子に電気的に接続されている。なお、圧電部材7としては、圧電素子(ピエゾ素子)が用いられているが、これに限るものではない。
【0012】
共通インク室5には、インク供給経路(図示せず)に接続されてインクを供給するための開口部であるインク供給口9が設けられている。また、ノズルプレート3には、複数の吐出孔2が略一直線上に形成されている。すなわち、インクジェットヘッドは、ノズルプレートの吐出孔2からインクをインク滴として吐出させるように構成されている。なお、インクはインク供給口9から共通インク室5、圧力室4及び吐出孔2を通過するため、これらが、インクが流れるインク流路10として機能している。
【0013】
このようなインクジェットヘッド1は、駆動信号発生回路8から圧電部材7に駆動信号を付与し、圧電部材7を変形させて、振動板6を振動させる。この振動によって圧力室4の容積が変化する。圧力室4の容積が増える過程で、共通インク室5のインクが圧力室4に吸引され、圧力室4の容積が減る過程で、圧力室4のインクがインク滴(液滴)となって吐出孔2から外部に向けて吐出する。
【0014】
ここで、インクとしては、例えば水性インク、油性インク、溶剤インク及びUVインク(紫外線硬化型インク)等の様々なインクが用いられる。UVインクは、例えば、顔料、モノマー、オリゴマー、光重合開始剤、分散剤やその他の添加剤(例えば表面張力調整剤)等から構成されている。
【0015】
なお、本実施の形態においては、アクチュエータとして圧電部材7を用いているが、これに限るものではなく、例えば、アクチュエータとして発熱体を用いて、これによりインクを沸騰させることで、吐出孔2からインク滴を吐出させる構成にしても良い。
【0016】
<インクジェットヘッド洗浄装置及びインクジェットヘッド洗浄方法>
本発明の実施の一形態のインクジェットヘッド洗浄装置について図3ないし図6を参照して説明する。
【0017】
図3はインクジェットヘッド洗浄装置を概略的に示す縦断側面図である。インクジェットヘッド洗浄装置20は、インクジェットヘッド1が浸漬される洗浄液を収容してその洗浄液に超音波振動を加えるヘッド浸漬容器21と、インクジェットヘッドを保持し、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液にインクジェットヘッド1を出し入れ自在に浸漬する浸漬部22と、インクジェットヘッド1のインク供給口9に連通してヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬部22により浸漬されたインクジェットヘッド1のインク流路10に洗浄液を流通させる流通部23と、インクジェットヘッド1のインク供給口9に連通してヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液から浸漬部22により引き上げられたインクジェットヘッド1のインク流路10に気体を送り、そのインク流路10を乾燥させる乾燥部24と、を備えている。
【0018】
ヘッド浸漬容器21は、その一部が開口しており、この開口からインクジェットヘッド1がその内部に入れられて洗浄液に浸漬される。また、浸漬部22は、インクジェットヘッドを保持する保持部25、そして、この保持部25をヘッド浸漬容器21内の洗浄液に出し入れ自在に移動させる移動部26から構成されている。このような浸漬部22は、保持部25に保持されたインクジェットヘッド1を移動部26によりヘッド浸漬容器21内の洗浄液に浸漬したり、その洗浄液から引き上げたりする。なお、保持部25は、例えば2本のアームから構成されており、インクジェットヘッド1はその吐出孔2が2本のアームで塞がれないように保持部25に取り付けられる。
【0019】
流通部23は、超音波振動する洗浄液に浸漬されたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内の洗浄液を吸引し、インクジェットヘッド1の吐出孔2からインク流路10内に洗浄液を流入させる吸引部27と、超音波振動する洗浄液に浸漬されたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させる噴射部28と、を備えている。
【0020】
吸引部27は、ヘッド浸漬容器21に洗浄液供給経路K1によって接続され洗浄液を収容する洗浄液循環タンク29、洗浄液供給経路K1内に設けられ洗浄液循環タンク29に収容された洗浄液をヘッド浸漬容器21に流入させるための吸引力を発生させるポンプP1、インクジェットヘッド1のインク供給口9にバルブV1を介して洗浄液吸引経路K2によって接続され廃液を収容する廃液タンク30、そして、洗浄液に浸漬されたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内の洗浄液を吸引するための吸引力を発生させるポンプP2から構成されている。
【0021】
噴射部28は、インクジェットヘッド1のインク供給口9にバルブV1を介して洗浄液供給経路K3によって接続されインクジェットヘッド1に供給する洗浄液を収容する洗浄液供給タンク31、洗浄液供給タンク31にバルブV2を介して乾燥気体供給経路K4によって接続され窒素を収容する窒素供給タンク32、ヘッド浸漬容器21にフィルタFを介して洗浄液吸引経路K5によって接続され洗浄液を収容する洗浄液循環タンク29、そして、洗浄液吸引経路K5の途中に設けられヘッド浸漬容器21に収容された洗浄液を洗浄液循環タンク29に流入させるための吸引力を発生させるポンプP3から構成されている。また、洗浄液循環タンク29には、バルブV3が設けられており、このバルブV3が開けられると、洗浄液循環タンク29の内部とその外部とは連通する。
【0022】
乾燥部24は、インクジェットヘッド1のインク供給口9にバルブV1及びバルブV4を介して乾燥気体供給経路K6によって接続され窒素を収容する窒素供給タンク32から構成されている。なお、乾燥部24では、気体として乾燥気体である窒素を用いているが、これに限るものではなく、例えば所定の温度に熱された空気(熱風)を用いても良く、さらに、それら両方を各々用いても良い。
【0023】
洗浄液供給経路K1,K3、洗浄液吸引経路K2,K5及び乾燥気体供給経路K4,K6は、それぞれゴム製のチューブ等により形成されているが、これに限るものではなく、例えばプラスチックや金属等のパイプ等により形成されても良い。
【0024】
図4はインクジェットヘッド洗浄装置20が備える各部の電気的接続を概略的に示すブロック図である。インクジェットヘッド洗浄装置20は、コントローラ40を内蔵し、コントローラ40は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)41、CPU41が実行する各種制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)42、CPU41のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)43等をバスライン44で接続することによって構成されている。
【0025】
CPU41には、バルブ制御回路45を介して複数のバルブV1,V2,V3,V4が接続されており、ポンプ制御回路46を介して複数のポンプP1,P2,P3が接続されており、移動部制御回路47を介して移動部26が接続されている。また、CPU41には、測定部制御回路48を介してインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射された洗浄液の液柱の方向及び傾きの均一性等の吐出直進度を測定する測定部49が接続されており、操作部制御回路50を介して操作者による操作を受け付ける操作部51が接続されている。
【0026】
このようなインクジェットヘッド洗浄装置20は、複数のバルブV1,V2,V3,V4、複数のポンプP1,P2,P3及び移動部26等を駆動制御することによってインクジェットヘッド1の内部、すなわちインク流路10を洗浄する洗浄動作を行う。この洗浄動作におけるインクジェットヘッド洗浄方法は、基本的に、ヘッド浸漬容器21にインクジェットヘッド1を浸漬し、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬したインクジェットヘッド1のインク流路10に洗浄液を流通させる流通工程と、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液からインクジェットヘッド1を引き上げ、引き上げたインクジェットヘッド1のインク流路10に気体である窒素を送り、そのインク流路10を乾燥させる乾燥工程と、流通工程と乾燥工程とを必要回数繰り返し実行する繰返工程とから構成されている。
【0027】
流通工程は、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬部22により浸漬されたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内の洗浄液を吸引し、インクジェットヘッド1の吐出孔2からインク流路10内に洗浄液を流入させる吸引工程と、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬部22により浸漬されたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させる噴射工程と、を備えている。なお、吸引工程及び噴射工程が実行されると、各々の工程後に乾燥工程が実行される。
【0028】
また、噴射工程は、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液からインクジェットヘッド1を引き上げ、引き上げたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させる。インクジェットヘッド洗浄方法は、その際に、噴射工程によりインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射された洗浄液の吐出直進度を測定する測定工程を備えている。
【0029】
次に、これらの各工程を実現するため、インクジェットヘッド洗浄装置20のCPU41がROM42に格納されたプログラムに基づいてインクジェットヘッド1の内部を洗浄する洗浄処理について図5を参照して説明する。図5は洗浄処理の流れを示すフローチャートである。
【0030】
操作者は、インクジェットヘッド1をインクジェットヘッド洗浄装置20に取り付ける。詳述すると、操作者は、まず、インクジェットヘッド1を保持部25に取り付ける。ここでは、インクジェットヘッド1は、その吐出孔2が下方(インクジェットヘッド1の下降移動方向)に向けられて保持部25に取り付けられている。さらに、操作者は、インクジェットヘッド1のインク供給口9にチューブ(各種の経路)を取り付け、操作部51のスタートボタン(図示せず)を押下する。
【0031】
これに応じて、CPU41はヘッド浸漬容器21の超音波振動をONにする(S1)。これにより、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液は超音波振動する。
【0032】
CPU41は吸引部27でインクジェットヘッド1の吐出孔2からその内部、すなわちインク流路10内に洗浄液を流入させる(S2)。詳述すると、CPU41は、移動部26を駆動してインクジェットヘッド1をヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬させ、バルブV1を駆動してインクジェットヘッド1のインク供給口9と廃液タンク30とを連通させ、さらに、バルブV3を開け、ポンプP1及びポンプP2を駆動する。これにより、洗浄液循環タンク29内の洗浄液は洗浄液供給経路K1を介してヘッド浸漬容器21内に供給される。さらに、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液は、インクジェットヘッド1の吐出孔2からインク流路10に流入し、インク流路10を通過してインクジェットヘッド1のインク供給口9から洗浄液吸引経路K2を介して廃液タンク30に収容される。このようにして、洗浄液がインクジェットヘッド1のインク流路10を通過するため、インクジェットヘッド1のインク流路10内に潜在する異物が取り除かれる。所定時間経過後、CPU41は、ポンプP1及びポンプP2を停止させ、バルブV3を閉じる。この所定時間は、工場出荷前等に予め設定されているが、これに限るものではなく、例えば操作部51に対する操作者の操作によって設定されるようにしても良い(以下、同様である)。
【0033】
次に、CPU41は乾燥部24でインクジェットヘッド1の内部、すなわちインク流路10を乾燥させる(S3)。詳述すると、CPU41は、移動部26を駆動してインクジェットヘッド1をヘッド浸漬容器21内の洗浄液から引き上げ、バルブV1を駆動してインクジェットヘッド1のインク供給口9と窒素供給タンク32とを連通させ、さらに、バルブV4を開ける。これにより、窒素供給タンク32内の窒素は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10に流入し、インク流路10を通過してインクジェットヘッド1の吐出孔2から流出する。このようにして、窒素がインクジェットヘッド1のインク流路10を通過するため、インク流路10は短時間で乾燥し、洗浄液による水シミの発生が防止される。所定時間経過後、CPU41はバルブV4を閉じる。
【0034】
次いで、CPU41は噴射部28でインクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させる(S4)。詳述すると、CPU41は、移動部26を駆動してインクジェットヘッド1をヘッド浸漬容器21内の洗浄液に浸漬させ、バルブV1を駆動してインクジェットヘッド1のインク供給口9と洗浄液供給タンク31とを連通させ、バルブV2を開け、ポンプP3を駆動する。これにより、洗浄液供給タンク31内の洗浄液は、窒素による圧によって、インクジェットヘッド1のインク流路10に供給され、インク流路10を通過してインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射する。さらに、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液はフィルタFでろ過されて洗浄液循環タンク29内に供給される。所定時間経過後、CPU41は、バルブV2を閉め、ポンプP3を停止させる。
【0035】
そして、CPU41は乾燥部24でインクジェットヘッド1の内部、すなわちインク流路10を乾燥させる(S5)。詳述すると、CPU41は、移動部26を駆動してインクジェットヘッド1をヘッド浸漬容器21内の洗浄液から引き上げ、バルブV1を駆動してインクジェットヘッド1のインク供給口9と窒素供給タンク32とを連通させ、さらに、バルブV4を開ける。これにより、窒素供給タンク32内の窒素は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10に流入し、インク流路10を通過してインクジェットヘッド1の吐出孔2から流出する。このようにして、窒素がインクジェットヘッド1のインク流路10を通過するため、インク流路10は短時間で乾燥し、洗浄液による水シミの発生が防止される。所定時間経過後、CPU41はバルブV4を閉じる。
【0036】
次に、CPUはステップS2からステップS5までの処理を必要回数繰り返したか否かを判断する(S6)。ステップS2からステップS5までの処理を必要回数繰り返していないと判断した場合(S6のN)、ステップS2からステップS5までの処理を再び実行する。ここに、繰返手段としての機能が実行される。ステップS2からステップS5までの処理を必要回数繰り返したと判断した場合(S6のY)、ヘッド浸漬容器21の超音波振動をOFFにする(S7)。なお、ここでは、必要回数は10回に設定されているが、これに限るものではない。また、この必要回数は、操作部51に対する操作者の操作によって設定されるようにしても良い。
【0037】
その後、操作者は、インクジェットヘッド洗浄装置20からインクジェットヘッド1を取り外す。詳述すると、操作者は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からチューブ(各種の経路)を取り外し、インクジェットヘッド1を保持部25から取り外す。
【0038】
このようにして、インクジェットヘッド1のインク流路10に洗浄液を流通させ(S2又はS4)、その後、インクジェットヘッド1のインク流路10を乾燥させることによって(S3又はS5)、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等が剥がれやすくなり、その異物は容易に除去されるので、インクジェットヘッド1のインク流路10内を良好に洗浄することができ、その結果として、インクジェットヘッド1のインク吐出安定性及びインク吐出直進性の低下を防止することができる。
【0039】
さらに、インク流路10に窒素を流通させてインク流路10を乾燥させることによって(S3及びS5)、洗浄液による水シミの発生を防止することができ、その結果として、インクジェットヘッド1のインク吐出安定性及びインク吐出直進性の低下を防止することができる。
【0040】
また、インクジェットヘッド1のインク流路10内への洗浄液の流通(S2又はS4)とインクジェットヘッド1のインク流路10内の乾燥(S3又はS5)とを繰り返すことによって(S6)、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等がより剥がれやすくなるため、異物の除去効率が向上する。
【0041】
さらに、インクジェットヘッド1の吐出孔2からインク流路10に洗浄液を流入させ(S2)、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させることによって(S4)、洗浄液の流れ方向が一定でなくなるため、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等がより剥がれやすくなるため、異物の除去効率がより向上する。
【0042】
次に、インクジェットヘッド洗浄装置20のCPU41がROM42に格納されたプログラムに基づいて検査処理を含んでインクジェットヘッド1の内部を洗浄する洗浄処理について図6を参照して説明する。図6は検査処理を含む洗浄処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】
操作者は、図5に示すような洗浄処理に基づいて洗浄されたインクジェットヘッド1を他の製造工程に搬送する場合等、異物の混入を防止するため、インクジェットヘッド1のインク供給口9にフィルタ(図示せず)を取り付ける。そして、操作者は、フィルタ取り付け時の異物混入の有無を確認するため、そのインクジェットヘッド1をインクジェットヘッド洗浄装置20に取り付ける。詳述すると、操作者は、まず、フィルタがインク供給口9に取り付けられたインクジェットヘッド1を保持部25に取り付ける。ここでは、インクジェットヘッド1は、その吐出孔2が下方(インクジェットヘッド1の下降移動方向)に向けられて保持部25に取り付けられる。さらに、操作者はインクジェットヘッド1のインク供給口9にチューブ(各種の経路)を取り付け、操作部51のスタートボタン(図示せず)を押下する。
【0044】
これに応じて、CPU41はヘッド浸漬容器21の超音波振動をONにする(S11)。これにより、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液は超音波振動する。
【0045】
CPU41は噴射部28でインクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させる(S12)。詳述すると、CPU41は、移動部26を駆動してインクジェットヘッド1をヘッド浸漬容器21内の洗浄液に浸漬させ、バルブV1を駆動してインクジェットヘッド1のインク供給口9と洗浄液供給タンク31とを連通させ、バルブV2を開け、ポンプP3を駆動する。これにより、洗浄液供給タンク31内の洗浄液は、窒素による圧によって、インクジェットヘッド1のインク流路10に供給され、インク流路10を通過してインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射する。さらに、ヘッド浸漬容器21内の洗浄液はフィルタFでろ過されて洗浄液循環タンク29内に供給される。
【0046】
この噴射中にCPU41は測定部49でインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射する洗浄液の吐出直進性を検査する(S13)。詳述すると、CPU41は、噴射中に移動部26を駆動してインクジェットヘッド1をヘッド浸漬容器21の洗浄液から引け上げ、測定部49で洗浄液の液柱の方向及び傾きの均一性等の吐出直進度を測定し、洗浄液の吐出直進性を検査する。この検査結果からインク流路10内の異物の有無や吐出孔2の形状等が判断され、検査結果の合否が決定される。洗浄液の吐出直進性の検査後、CPU41は、バルブV2を閉め、ポンプP3を停止させる。
【0047】
次に、CPU41は乾燥部24でインクジェットヘッド1の内部、すなわちインク流路10を乾燥させる(S14)。詳述すると、CPU41は、バルブV1を駆動してインクジェットヘッド1のインク供給口9と窒素供給タンク32とを連通させ、バルブV4を開ける。これにより、窒素供給タンク32内の窒素は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10に流入し、インク流路10を通過してインクジェットヘッド1の吐出孔2から流出する。このようにして、窒素がインクジェットヘッド1のインク流路10を通過するため、インク流路10は短時間で乾燥し、洗浄液による水シミの発生が防止される。所定時間経過後、CPU41はバルブV4を閉じる。
【0048】
次いで、CPU41は、ステップS13で行われた検査結果が合格であるか否かを判断する(S15)。CPU41は、検査結果が合格であると判断した場合(S15のY)、ステップS12からステップS15までの処理を必要回数繰り返したか否かを判断する(S16)。ステップS12からステップS15までの処理を必要回数繰り返していないと判断した場合(S16のN)、ステップS12からステップS15までの処理を再び実行する。ここに、繰返手段としての機能が実行される。ステップS12からステップS15までの処理を必要回数繰り返したと判断した場合(S16のY)、ヘッド浸漬容器21の超音波振動をOFFにする(S17)。また、検査結果が不合格であると判断した場合(S15のN)、ヘッド浸漬容器21の超音波振動をOFFにする(S17)。なお、ここでは、必要回数は5回に設定されているが、これに限るものではない。また、この必要回数は、操作部51に対する操作者の操作によって設定されるようにしても良い。
【0049】
その後、操作者は、インクジェットヘッド洗浄装置20からインクジェットヘッド1を取り外す。詳述すると、操作者は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からチューブ(各種の経路)を取り外し、インクジェットヘッド1を保持部25から取り外す。なお、検査結果が不合格であったインクジェットヘッド1は、例えば、図5のような洗浄処理によって再び洗浄される。
【0050】
このようにして、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させ(S12)、その後、インクジェットヘッド1のインク流路10内を乾燥させることによって(S14)、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等が剥がれやすくなり、その異物は容易に除去されるので、インクジェットヘッド1のインク流路10を良好に洗浄することができ、その結果として、インクジェットヘッド1のインク吐出安定性及びインク吐出直進性の低下を防止することができる。
【0051】
さらに、インク流路10に窒素を流通させてインク流路10を乾燥させることによって(S14)、洗浄液による水シミの発生を防止することができ、その結果として、インクジェットヘッド1のインク吐出安定性及びインク吐出直進性の低下を防止することができる。
【0052】
また、インクジェットヘッド1の吐出孔2からの洗浄液の噴射(S12)とインクジェットヘッド1のインク流路10の乾燥(S14)とを繰り返すことによって(S16)、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等がより剥がれやすくなるため、異物の除去効率が向上する。
【0053】
さらに、インクジェットヘッド1のインク流路10の洗浄(S12)及びインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射する洗浄液の吐出直進性の検査(S13)を繰り返すことによって(S16)、複数回の検査過程中にもインクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等が剥がされるため、異物を検出する検出能力が向上する。
【0054】
なお、本実施の形態においては、流通部23は、インクジェットヘッド1の開口部であるインク供給口9からインク流路10内の洗浄液を吸引し、インクジェットヘッド1の吐出孔2からインク流路10内に洗浄液を流入させることから、簡単な構成でインクジェットヘッド1のインク流路10を良好に洗浄することができる。
【0055】
また、本実施の形態においては、流通部23は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させることから、簡単な構成でインクジェットヘッド1のインク流路10を良好に洗浄することができる。
【0056】
また、本実施の形態においては、流通部23は、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液から浸漬部22により引き上げられたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させ、流通部23によりインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射された洗浄液の吐出直進度を測定する測定部49を備えることから、洗浄液の吐出直進性を検査することができ、さらに、測定過程中にもインクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等が剥がされるため、異物を検出する検出能力が向上する。
【0057】
また、本実施の形態においては、流通部23と乾燥部24とを必要回数繰り返し駆動する繰返手段を備えることから、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等がより剥がれやすくなるため、異物の除去効率が向上する。
【0058】
また、本実施の形態においては、洗浄液を収容してその洗浄液に超音波振動を加えるヘッド浸漬容器21にインクを吐出するための吐出孔2及びこの吐出孔2にインク流路10を介して連通するインク供給口9を有するインクジェットヘッド1を浸漬し、ヘッド浸漬容器21内で超音波振動する洗浄液に浸漬したインクジェットヘッド1のインク流路10に洗浄液を流通させる流通工程と、ヘッド浸漬容器21の洗浄液からインクジェットヘッド1を引き上げ、引き上げたインクジェットヘッド1のインク流路10に気体を送り、そのインク流路10を乾燥させる乾燥工程と、を備えることから、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等が剥がれやすくなり、その異物は容易に除去されるので、インクジェットヘッド1のインク流路10を良好に洗浄することができ、その結果として、インクジェットヘッド1のインク吐出安定性及びインク吐出直進性の低下を防止することができる。
【0059】
また、本実施の形態においては、流通工程は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内の洗浄液を吸引し、インクジェットヘッド1の吐出孔2からインク流路10内に洗浄液を流入させることから、簡単にインクジェットヘッド1のインク流路10を良好に洗浄することができる。
【0060】
また、本実施の形態においては、流通工程は、インクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させることから、簡単にインクジェットヘッド1のインク流路10を良好に洗浄することができる。
【0061】
また、本実施の形態においては、流通工程は、超音波振動する洗浄液からインクジェットヘッド1を引き上げ、引き上げたインクジェットヘッド1のインク供給口9からインク流路10内に洗浄液を供給し、インクジェットヘッド1の吐出孔2から洗浄液を噴射させ、流通工程によりインクジェットヘッド1の吐出孔2から噴射された洗浄液の吐出直進度を測定する測定工程を備えることから、洗浄液の吐出直進性を検査することができ、さらに、測定過程中にもインクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等が容易に剥がされるため、異物を検出する検出力が向上する。
【0062】
また、本実施の形態においては、流通工程と乾燥工程とを必要回数繰り返し実行する繰返工程を備えることから、インクジェットヘッド1のインク流路10の壁面に固着する異物等がより剥がれやすくなるため、異物の除去効率が向上する。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、インクジェットヘッドの内部、すなわちインク流路を良好に洗浄することができ、その結果として、インクジェットヘッドのインク吐出安定性及びインク吐出直進性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットヘッドを概略的に示す縦断側面図である。
【図2】インクジェットヘッドのA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施の一形態のインクジェットヘッド洗浄装置を概略的に示す縦断側面図である。
【図4】インクジェットヘッド洗浄装置が備える各部の電気的接続を概略的に示すブロック図である。
【図5】洗浄処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】検査処理を含む洗浄処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド
2 吐出孔
9 開口部(インク供給口)
10 インク流路
20 インクジェットヘッド洗浄装置
21 ヘッド浸漬容器
22 浸漬部
23 流通部
24 乾燥部
49 測定部

Claims (10)

  1. インクを吐出するための吐出孔及びこの吐出孔を含むインク流路に連通する開口部を有するインクジェットヘッドが浸漬される洗浄液を収容し、その洗浄液に超音波振動を加えるヘッド浸漬容器と、
    前記インクジェットヘッドを保持し、前記ヘッド浸漬容器内の洗浄液に前記インクジェットヘッドを出し入れ自在に浸漬する浸漬部と、
    前記インクジェットヘッドの開口部に連通し、前記ヘッド浸漬容器内で超音波振動する洗浄液に前記浸漬部により浸漬された前記インクジェットヘッドのインク流路に洗浄液を流通させる流通部と、
    前記インクジェットヘッドの開口部に連通し、前記ヘッド浸漬容器内で超音波振動する洗浄液から前記浸漬部により引き上げられた前記インクジェットヘッドのインク流路に気体を送り、そのインク流路を乾燥させる乾燥部と、
    を備えるインクジェットヘッド洗浄装置。
  2. 前記流通部は、前記インクジェットヘッドの開口部からインク流路内の洗浄液を吸引し、前記インクジェットヘッドの吐出孔からインク流路内に洗浄液を流入させる請求項1記載のインクジェットヘッド洗浄装置。
  3. 前記流通部は、前記インクジェットヘッドの開口部からインク流路内に洗浄液を供給し、前記インクジェットヘッドの吐出孔から洗浄液を噴射させる請求項1又は2記載のインクジェットヘッド洗浄装置。
  4. 前記流通部は、前記ヘッド浸漬容器内で超音波振動する洗浄液から前記浸漬部により引き上げられた前記インクジェットヘッドの開口部からインク流路内に洗浄液を供給し、前記インクジェットヘッドの吐出孔から洗浄液を噴射させ、
    前記流通部により前記インクジェットヘッドの吐出孔から噴射された洗浄液の吐出直進度を測定する測定部を備える請求項1、2又は3記載のインクジェットヘッド洗浄装置。
  5. 前記流通部と前記乾燥部とを必要回数繰り返し駆動する繰返手段を備える請求項1、2、3又は4記載のインクジェットヘッド洗浄装置。
  6. 洗浄液を収容してその洗浄液に超音波振動を加えるヘッド浸漬容器にインクを吐出するための吐出孔及びこの吐出孔を含むインク流路に連通する開口部を有するインクジェットヘッドを浸漬し、前記ヘッド浸漬容器内で超音波振動する洗浄液に浸漬した前記インクジェットヘッドのインク流路に洗浄液を流通させる流通工程と、
    前記インク浸漬容器の洗浄液から前記インクジェットヘッドを引き上げ、引き上げた前記インクジェットヘッドのインク流路に気体を送り、そのインク流路を乾燥させる乾燥工程と、
    を備えるインクジェットヘッド洗浄方法。
  7. 前記流通工程は、前記インクジェットヘッドの開口部からインク流路内の洗浄液を吸引し、前記インクジェットヘッドの吐出孔からインク流路内に洗浄液を流入させる請求項6記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  8. 前記流通工程は、前記インクジェットヘッドの開口部からインク流路内に洗浄液を供給し、前記インクジェットヘッドの吐出孔から洗浄液を噴射させる請求項6又は7記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  9. 前記流通工程は、超音波振動する洗浄液から前記インクジェットヘッドを引き上げ、引き上げた前記インクジェットヘッドの開口部からインク流路内に洗浄液を供給し、前記インクジェットヘッドの吐出孔から洗浄液を噴射させ、
    前記流通工程により前記インクジェットヘッドの吐出孔から噴射された洗浄液の吐出直進度を測定する測定工程を備える請求項6、7又は8記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  10. 前記流通工程と前記乾燥工程とを必要回数繰り返し実行する繰返工程を備える請求項6、7、8又は9記載のインクジェットヘッド洗浄装置。
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