JP2006167506A - 機能液吐出性試験方法、機能液吐出性試験装置および機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置 - Google Patents

機能液吐出性試験方法、機能液吐出性試験装置および機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 機能液を無駄に消費することを抑え、機能液が吐出ヘッドのノズルから正常に吐出されるか否かを判定できる機能液吐出性試験方法、機能液吐出性試験装置および機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】 機能液吐出性試験方法は、まず、タイマ設定工程S1において、タイマが計時する所定時間を設定する。次に、排出工程S2で、フラッシングまたはキャッピングによる吸引により、ノズルから機能液を排出する。排出工程S2後、計時開始工程S4で、タイマに所定時間の計時を開始させ、所定時間の経過後、微振動電圧波形印加工程S10で、ノズルから液滴を吐出させない程度の微振動電圧波形を印加する。そして、メニスカス測定工程S11で、微振動電圧波形の印加による機能液のメニスカスを測定し、最後に、判定工程S12で、測定結果に基づきメニスカスが正常であるか否かを判定する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、機能液を吐出する際の吐出性を試験する機能液吐出性試験方法、機能液吐出性試験装置および機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置に関する。
従来、インクジェット方式の液滴吐出装置に備えられた吐出ヘッドのノズルから吐出される機能液の吐出性を検査する方法として、吐出ヘッドに対しカメラおよびストロボから成る光学検査装置を用いて、ノズルから吐出された機能液の液滴を撮像していた。液滴の撮像により、液滴の飛行状態、すなわち飛行曲がりや不吐出によるドット抜けの有無等を検出して、機能液の吐出性およびノズルの吐出特性を検査する方法が知られている。液滴吐出装置では、最後の吐出から所定時間が経過すると、機能液の粘度増加等による吐出不良を防ぐためにフラッシングなどのノズルクリーニングを行っている。このクリーニング後の吐出状態を検査できる方法である(たとえば特許文献1)。
特開平10−206624号公報
しかし、従来の検査方法では、ノズルから吐出された飛行中の機能液の液滴を映像によって連続的に観察している。そのため、機能液の吐出終了から次の吐出まで、どのくらいの時間間隔をおくと機能液の吐出に支障がでるかを把握するための間歇吐出性評価において、定量的な判定をすることが困難であった。また、検査をするためには、ノズルから機能液を吐出する必要があり、検査の度に機能液が無駄に消費されていた。特に、高価な機能液を使用する場合、機能液が無駄に消費されることになると、製造コストを押し上げる要因となっている。
本発明は、上記課題を解決するために、機能液を無駄に消費することを抑え、機能液が吐出ヘッドのノズルから正常に吐出されるか否かを判定することができる機能液吐出性試験方法、機能液吐出性試験装置および機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の機能液吐出性試験方法は、機能液を吐出する吐出ヘッドのノズルにおける機能液の吐出性を試験する機能液吐出性試験方法である。具体的には、タイマが計時する所定時間を設定するタイマ設定工程と、ノズルから機能液を排出する排出工程と、排出工程の終了後、計時開始部によりタイマに所定時間の計時を開始させる計時開始工程と、所定時間の経過後、ノズルから機能液を吐出させない程度の微振動電圧波形を吐出ヘッドへ印加する微振動電圧波形印加工程と、所定時間経過後における微振動電圧波形の印加によるノズルにおける機能液のメニスカスの挙動を測定するメニスカス測定工程と、を有することを特徴とする。
この機能液吐出性試験方法によれば、まず、タイマが計時する所定時間を設定し、次に、機能液を吐出する吐出ヘッドのノズルから機能液を排出させる。機能液の排出の終了後、計時開始部の制御により、タイマが設定された所定時間の計時を開始する。この所定時間の間、ノズルから機能液は排出されない。ノズルにおける機能液は、この間、大気に曝されている。所定時間の経過後、吐出ヘッドに対してノズルから機能液が吐出されない程度の微振動電圧波形を印加する。微振動電圧波形は、機能液を吐出させる駆動電圧波形に比して微振動であるため、ノズルでの機能液は、吐出されることなく微細に振動しているだけである。この微細な振動をメニスカスの挙動として測定する。メニスカスの挙動を測定することにより、実際に機能液を吐出することなく、機能液の状態を把握することができる。タイマによる所定時間を変えてメニスカスの挙動を測定すれば、ノズルから機能液を吐出しない状態が続いた時間である所定時間後のそれぞれのメニスカスの挙動が入手できる。つまり、間歇的に機能液の吐出を行う場合において、吐出間隔の違いによるメニスカスの挙動が容易に測定できる。
この場合、測定の結果に基づきメニスカスの挙動が正常であるか否かを判定する判定工程をさらに有することが好ましい。
この方法によれば、機能液吐出性試験方法に判定工程をさらに設けることにより、測定したメニスカスの挙動の測定から機能液の状態を判定することができる。具体的には、間歇的に機能液の吐出を行う場合に、吐出間隔がどのくらいの時間以内であれば正常に間歇吐出が継続可能であるかを判定できる。この機能液吐出性試験方法により、実際に機能液を吐出することなく、各種機能液の間歇吐出性の評価を効率的に行うことができる。
この場合、メニスカス測定工程は、微振動電圧波形の印加によるノズルにおけるメニスカスの変位または速度を測定する工程であることが好ましい。
この方法によれば、メニスカスの挙動を表す測定値として、メニスカスの変位または速度を用いる。変位および速度とも、微振動電圧波形の印加に対応して変化するため、微振動電圧波形の印加によるメニスカスの挙動を的確に表すことができる。
この場合、メニスカス測定工程は、ノズルにおける機能液のメニスカスに対してレーザ光を照射し、メニスカスで反射したレーザ光が戻って来る時間を計測するレーザドップラ計でメニスカスの変位または速度を測定する工程であることが好ましい。
この方法によれば、メニスカスの変位または速度の測定方法として、レーザドップラ計を用い、ノズルのメニスカスに対してレーザ光を照射して測定する。レーザドップラ計から吐出ヘッドのメニスカスへレーザ光を照射し、そのレーザ光がメニスカスに当たって反射して再びレーザドップラ計へ戻って来る時間を計測する。レーザ光が戻って来る時間は、メニスカスの状態に対応して変化するため、経時的に測定すれば、メニスカスの変位または速度を把握できる。直進性が良く拡散しないレーザ光を用いることにより、微細なメニスカスの変位または速度も容易に検出できる。
この場合、判定工程は、測定されたメニスカスの変位または速度と、機能液を正常に吐出する吐出ヘッドへ微振動電圧波形を印加した場合のメニスカスの正常変位または正常速度とを比較して判定する工程であることが好ましい。
この方法によれば、レーザドップラ計で測定したメニスカスの変位または速度が正常か否かを判定するため、機能液を正常に吐出する吐出ヘッドへ同じ微振動電圧波形を印加した場合のメニスカスの変位または速度を正常な値として用意しておき、レーザドップラ計で測定したメニスカスの値と正常な値とを比較して判定する。こうして、正確にメニスカスの状態を判定することが可能である。
この場合、排出工程は、吐出ヘッドの機能維持のために吐出ヘッドのノズルすべてから機能液を吐出するフラッシング工程であることが好ましい。
この方法によれば、タイマによる計時開始前の排出工程は、吐出ヘッドの機能維持のための処置である吐出ヘッドのノズルすべてから機能液を吐出するフラッシングであることが望ましい。フラッシングは、吐出ヘッドの機能の維持および回復の処置であり、フラッシング後の吐出ヘッドは良好な状態にある。従って、機能液の間歇吐出性などの評価を行う場合に、ノズルは良好な吐出が可能な状態であり、より的確な比較判定が可能である。
本発明の機能液吐出性試験装置は、機能液を吐出する吐出ヘッドのノズルにおける機能液の吐出性を試験するものである。機能液吐出性試験装置は、所定時間を計時するタイマと、ノズルから機能液を吐出させない程度の微振動電圧波形を吐出ヘッドへ印加する微振動電圧波形印加部と、ノズルにおける機能液のメニスカスの挙動を測定するメニスカス測定部と、を備えたことを特徴とする。
この機能液吐出性試験装置によれば、タイマが計時する所定時間が設定され、例えば、この所定時間の間、ノズルから機能液は排出されず、吐出ヘッドにおける機能液は、この間、大気に曝されている。所定時間の経過後、吐出ヘッドに対してノズルから機能液が吐出されない程度の微振動電圧波形を微振動電圧波形印加部が印加する。微振動電圧波形は、機能液を吐出させる駆動電圧波形に比して微振動であるため、ノズルでの機能液は、吐出されることなく微細に振動しているだけである。この微細な振動をメニスカスの挙動としてメニスカス測定部が測定する。メニスカスの挙動を測定することにより、実際に機能液を吐出することなく、機能液の状態を把握することができる。タイマによる所定時間を変えてメニスカスの挙動を測定すれば、ノズルから機能液を吐出しない状態が続いた時間である所定時間後のそれぞれのメニスカスの挙動が入手できる。つまり、間歇的に機能液の吐出を行う場合において、吐出間隔の違いによるメニスカスの挙動が容易に測定できる。
この場合、メニスカス測定部は、微振動電圧波形を印加されたノズルにおけるメニスカスの変位または速度を測定することが好ましい。
この構成によれば、メニスカスの挙動を表す測定値として、メニスカスの変位または速度を用いる。変位および速度とも、微振動電圧波形の印加に対応して変化するため、微振動電圧波形の印加によるメニスカスの挙動を的確に表すことができる。
この場合、メニスカス測定部は、ノズルにおける機能液のメニスカスに対してレーザ光を照射し、メニスカスで反射したレーザ光が戻って来る時間を計測してメニスカスの変位または速度を測定するレーザドップラ計であることが好ましい。
この構成によれば、メニスカスの変位または速度の測定を行うメニスカス測定部としてレーザドップラ計を用い、ノズルのメニスカスに対してレーザ光を照射して測定する。レーザドップラ計からノズルのメニスカスへレーザ光を照射し、そのレーザ光がメニスカスに当たって反射して再びレーザドップラ計へ戻って来る時間を計測する。レーザ光が戻って来る時間は、メニスカスの状態に対応して変化するため、経時的に測定すれば、メニスカスの変位または速度を把握できる。直進性が良く拡散しないレーザ光を用いることにより、微細なメニスカスの変位または速度も検出できる。
この場合、測定の結果に基づきメニスカスの挙動が正常であるか否かを判定する判定部をさらに有することが好ましい。
この構成によれば、機能液吐出性試験装置に判定部をさらに設けることにより、測定したメニスカスの挙動の測定から機能液の状態を判定することができる。具体的には、間歇的に機能液の吐出を行う場合に、吐出間隔がどのくらいの時間以内であれば正常に間歇吐出が継続可能であるかを判定できる。この機能液吐出性試験装置により、実際に機能液を吐出することなく、各種機能液の間歇吐出性の評価を効率的に行うことができる。
この場合、判定部は、測定されたメニスカスの変位または速度と、機能液を正常に吐出する吐出ヘッドへ微振動電圧波形を印加した場合のメニスカスの正常変位または正常速度とを比較して判定することが好ましい。
この構成によれば、判定部は、レーザドップラ計で測定したメニスカスの変位または速度が正常か否かを判定するため、機能液を正常に吐出する吐出ヘッドへ同じ微振動電圧波形を印加した場合のメニスカスの変位または速度を正常な値として保有しており、レーザドップラ計で測定したメニスカスの値と正常な値とを比較して判定する。このように、正確にメニスカスの状態を判定することが可能である。
この場合、タイマは、微振動電圧波形の印加中に所定時間を計測することが好ましい。
この構成によれば、微振動電圧波形が印加されている間に所定時間を計測するので、機能液が微振動を続けている状態における、所定時間経過後のメニスカスの挙動が測定できる。つまり、吐出ヘッドへ微振動電圧波形を印加し続けた状態での機能液の間歇吐出性を測定できる。
本発明の液滴吐出装置は、機能液吐出性試験装置を備えたことを特徴とする。
この液滴吐出装置によれば、機能液吐出性試験装置を備えたことにより、機能液を吐出する吐出装置としての機能だけでなく、非吐出状態になってから所定時間が経過した後の吐出性の良否を判定することができる。これにより、間歇的に機能液の吐出を行う場合に、吐出間隔がどのくらいの時間以内であれば正常に間歇吐出が可能であるかを把握でき、各種機能液の間歇吐出性の評価を効率的に行うことができる。吐出装置と試験装置とを兼ね備えた複合的な液滴吐出装置として機能する。
この場合、吐出ヘッドの機能維持のために吐出ヘッドのノズルすべてから機能液を吐出するフラッシング部をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液滴吐出装置はフラッシング部をさらに備えている。フラッシングは、吐出ヘッドの機能の維持および回復の処置であり、フラッシング後の吐出ヘッドは良好な状態にある。従って、フラッシング部を備えていれば、機能液の間歇吐出性の評価を行う場合、より的確な比較判定が可能である。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。実施形態では、機能液を吐出する装置である液滴吐出装置に、機能液の吐出性を試験して判定する装置である機能液吐出性試験装置を搭載した一例について説明する。本発明の機能液吐出性試験装置は、機能液の間歇吐出性の評価に好適である。
(実施形態)
図1は、本発明の機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置の外観を示す斜視図である。液滴吐出装置1は、図1に示すように、機能液を液滴として吐出するヘッド部20を有するヘッド機構部2と、ヘッド部20から吐出された液滴の吐出対象であるワーク30を載置するワーク機構部3と、通常、ヘッド部20に液滴となる機能液を供給する機能液供給部4と、ヘッド部20の保守および機能液吐出性試験を行うメンテナンス機構部5と、これら各機構部および供給部を統括的に制御する制御部6とを備えている。
液滴吐出装置1は、床上に設置された複数の支持脚11と、支持脚11の上側に設置された定盤12を備えている。定盤12の上側には、ワーク機構部3が定盤12の長手方向(X軸方向)に延在するように配置されている。ワーク機構部3の上方には、定盤12に固定された2本の支持柱22で支持されているヘッド機構部2が、ワーク機構部3と直交する方向(Y軸方向)に延在して配置されている。また、定盤12の一方の端部には、ヘッド機構部2のヘッド部20から連通して機能液を供給する機能液供給部4が配置されている。そして、ヘッド機構部2の一方の支持柱22近傍には、メンテナンス機構部5がワーク機構部3と並んでX軸方向に延在するように配置されている。さらに、定盤12の下側には、制御部6が収容されている。
ヘッド機構部2は、機能液を吐出するヘッド部20と、ヘッド部20を懸架したヘッドキャリッジ21と、ヘッドキャリッジ21のY軸方向への移動をガイドするY軸ガイド23と、Y軸ガイド23の側方にY軸ガイド23と平行に設置されたY軸リニアモータ24と、を備えている。
ワーク機構部3は、ヘッド機構部2の下方に位置し、ヘッド機構部2とほぼ同様の構成でX軸方向に延在するように配置されており、ワーク30を載置しているワーク載置台31と、ワーク載置台31の移動をガイドするX軸ガイド33と、X軸ガイド33の側方にX軸ガイド33と平行に設置されたX軸リニアモータ34とを備えている。
これらの構成により、ヘッド部20とワーク30とは、それぞれY軸方向およびX軸方向に往復自在に移動することができる。最初に、ヘッド部20の移動について説明する。ヘッド部20を懸架したヘッドキャリッジ21は、Y軸ガイド23に移動可能に取り付けられている。図示されていないが、ヘッドキャリッジ21からY軸リニアモータ24側へ張り出している突起部が、Y軸リニアモータ24と係合して駆動力を得ることにより、ヘッドキャリッジ21がY軸ガイド23に沿って任意の位置に移動する。同様に、ワーク載置台31に載置されたワーク30もX軸方向に自在に移動する。
このように、ヘッド部20は、Y軸方向の吐出位置まで移動して停止し、下方にあるワーク30のX軸方向の移動に同調して、液滴を吐出する構成となっている。X軸方向に移動するワーク30と、Y軸方向に移動するヘッド部20とを相対的に制御することにより、ワーク30上に描画等を行うことができる。
次に、ヘッド部20に機能液を供給する機能液供給部4は、機能液タンク45と、機能液ポンプ44と、機能液タンク45から機能液ポンプ44を経てヘッド部20までを接続する流路チューブ49とを備えている。機能液タンク45は一個だけでなく複数個備えることも可能である。この場合、複数のタンクは、それぞれ専用の流路チューブおよび機能液ポンプによって、ヘッド部20へ接続されている。これにより、機能の異なる機能液を、選択してヘッド部20へ供給することもできる。
図2(a)は、ヘッド部を示す平面図であり、ヘッド部20をワーク載置台31側から観察した図である。ヘッド部20は、図2(a)に示すように、互いに同じ構造を有する6個の吐出ヘッド26を保持している。また、機能液を吐出するための吐出ヘッド26は、図2(b)のノズルを示す平面図に示すように、それぞれが吐出ヘッド26の長手方向に延びる2つのノズル列28を有している。1つのノズル列は、それぞれ180個のノズル27が一列に並んだ列のことである。なお、複数の機能液を使用する場合には、6個の吐出ヘッド26に、吐出する機能液を個別設定する。
それぞれの吐出ヘッド26は、図3のノズル部分の詳細を示す断面図に示すように、振動板63と、ノズルプレート64とを備えている。振動板63と、ノズルプレート64との間には、機能液タンク45から孔67を介して供給される機能液が常に充填される液たまり65が位置している。また、振動板63と、ノズルプレート64との間には、複数の隔壁61が位置している。そして、振動板63と、ノズルプレート64と、1対の隔壁61とによって囲まれた部分がキャビティ60である。キャビティ60はノズル27に対応して設けられているため、キャビティ60の数とノズル27の数とは同じである。キャビティ60には、1対の隔壁61間に位置する供給口66を介して、液たまり65から機能液が供給される。
振動板63上には、それぞれのキャビティ60に対応して、ピエゾ素子62cと、ピエゾ素子62cを挟む1対の電極62a、62bとが位置する。この1対の電極62a、62bに駆動電圧を与えることで、対応するノズル27から機能液が液滴68となって吐出される。なお、材料液を吐出させるために、振動子62の代わりに電気熱変換素子を用いてもよく、これは電気熱変換素子による材料液の熱膨張を利用して、材料液を吐出する構成である。
図1に示すように、メンテナンス機構部5は、キャッピングユニット56、ワイピングユニット57、およびフラッシングユニット58のメンテナンスユニットと吐出性試験ユニット59とを備えている。さらに、メンテナンスユニットを載置するメンテキャリッジ51と、メンテキャリッジ51の移動をガイドするメンテキャリッジガイド52と、メンテキャリッジ51と一体の螺合部55と、螺合部55が螺合するボールねじ54と、ボールねじ54を回転させるメンテモータ53とを備えている。これにより、メンテモータ53が正逆回転すると、ボールねじ54が回転し、螺合部55を介してメンテキャリッジ51が、X軸方向に移動する。メンテキャリッジ51がヘッド部20のメンテナンスおよび機能液吐出性試験のために移動するときには、Y軸ガイド23に沿ってヘッド部20が移動して、メンテナンスユニットの直上部に臨んでいる。
メンテナンスユニットのキャッピングユニット56は、液滴吐出装置1が稼動していない時に、ヘッド部20の12個の吐出ヘッド26のそれぞれと密着してキャッピングし、機能液が乾燥してノズル27が詰まるなどの不具合が生じないようにする。ワイピングユニット57は、機能液の連続吐出後やキャッピング時にノズル27に付着した機能液などを、洗浄液を含むワイピング布で拭い、全ノズルの清浄な状態を維持する。フラッシングユニット58は、液滴吐出装置1の稼動開始時やワーク30への加工前に、ノズル27から吐出される機能液を受け、ノズル27の吐出状態を常に良好な状態にする。
これらのメンテナンスユニットにより、液滴吐出装置1の非稼動時やワーク30を交換載置している加工待ち時などに、吐出ヘッド26の状態を保全して良好な吐出状態を保つことができる。
また、定盤12上には、後述する機能液吐出性試験による試験結果等を表示する表示部93と、機能液吐出性試験のためのタイマ設定部89とが設けられている。
次に、以上述べた構成を制御する制御部6について図4を参考に説明する。制御部6は、指令部70と駆動部80とを備え、指令部70は、CPU72、ROM73、RAM74および入出力インターフェース71からなり、CPU72が入出力インターフェース71を介して入力される各種信号を、ROM73、RAM74のデータに基づき処理し、入出力インターフェース71を介して駆動部80へ制御信号を出力する。
駆動部80は、ヘッドドライバ81、モータドライバ82、ポンプドライバ83、およびメンテドライバ85から構成されている。モータドライバ82は、指令部70の制御信号により、X軸リニアモータ34、Y軸リニアモータ24を制御し、ワーク30、ヘッド部20の移動を制御する。さらに、メンテモータ53を制御してメンテナンス機構部5の必要なユニットをメンテナンス位置へ移動させる。ヘッドドライバ81は、吐出ヘッド26からの機能液の吐出を制御し、モータドライバ82の制御と同調して、ワーク30上に所定の描画などが行えるようにする。また、ポンプドライバ83は、機能液の吐出状態に対応して機能液ポンプ44を制御し、吐出ヘッド26への機能液供給を最適に制御する。そして、メンテドライバ85は、メンテナンス機構部5のキャッピングユニット56、ワイピングユニット57およびフラッシングユニット58を制御する。
駆動部80は、さらに機能液吐出性試験を行うためのレーザドップラ計90およびタイマ91を制御するドップラ計ドライバ86と、機能液吐出性試験状況を確認するための撮像ユニット92を制御する撮像ドライバ87と、表示部93を制御する表示ドライバ88とを備えている。そして、タイマ設定部89が入出力インターフェース71へ接続されている。また、レーザドップラ計90、タイマ91および撮像ユニット92により吐出性試験ユニット59が構成されている。
指令部70は、ヘッドドライバ81を介して、複数の振動子62のそれぞれに互いに独立な信号を与えるように構成されている。このため、ノズル27から吐出される液滴68の体積は、ヘッドドライバ81からの信号に応じてノズル27毎に制御され可変である。次に、ヘッドドライバ81による振動子62の制御について説明する。
図5(a)は、ヘッドドライバの電圧波形生成回路の一例を示す回路図である。また、図5(b)は、信号のタイミングを示すタイムチャートであり、駆動信号等の波形は、印加される電圧波形を表している。これら回路図およびタイムチャートにより吐出ヘッド26における吐出制御について説明する。制御信号発生回路220、駆動信号発生回路230は、制御部6のヘッドドライバ81に備えられている。また、フリップフロップ226、フリップフロップ227、トランジスタ229は、吐出ヘッド26の振動子62の各々に対応して設けられていて、制御信号発生回路220、駆動信号発生回路230と各信号線223,224,225,231で接続されている。
制御信号発生回路220は、データバス222を介して送られてくる図5(b)に示すデータ信号を取り込み、吐出ヘッド26が吐出位置に達したことを示す吐出タイミング信号が端子221に入力された段階で、取り込んだデータ信号を1ビットずつ信号線224に出力する。この信号線224に出力されたデータ信号は、カスケードに接続されシフトレジスタを構成するフリップフロップ226のデータ端子に入力される。また、信号線225にはシフトクロック信号が出力され、このシフトクロック信号によってシリアル転送されたデータ信号がシフトされながら、フリップフロップ226に転送される。
そして、すべての振動子62に対するデータ(ノズルのON/OFF情報)が転送された段階で、信号線223にラッチ信号が送られ、データがフリップフロップ227の出力側に現れる。そして、吐出動作を行うべき振動子62に対応するトランジスタ229がON状態となる。一方、駆動信号発生回路230は、制御信号発生回路220、信号線260を介して吐出タイミング信号が入力されると、駆動信号を信号線231から出力し、ON状態となったトランジスタ229に対応する振動子62を駆動する。
なお、駆動信号発生回路230が生成する駆動信号の形状や、データ信号のデータ、吐出タイミング信号の印加タイミング、周波数などは、指令部70からの命令により、自由に設定することが可能である。このように、吐出ヘッド26の任意のノズル27から、任意のタイミングで、任意の駆動信号によって液滴68を吐出させることが可能となる。
図5(b)には、振動子62の駆動によりノズル27から液滴68が吐出される吐出タイミングTeを示している。この吐出タイミングTeは、駆動信号に依存して決まるタイミングであり、図からわかるように、吐出タイミング信号の立ち上がりタイミングとも、ラッチ信号の立ち上がりタイミングであるラッチタイミングTlとも異なったタイミングである。しかし、吐出タイミングTeとラッチタイミングTlとは、常に一定の時間間隔Tiで規定される関係にあり、ラッチタイミングTlをもって吐出タイミングTeを捉えることが可能である。
次に、吐出ヘッド26の振動子62へ印加される電圧波形(信号)について説明する。図6は、機能液を吐出あるいは微振動させるための電圧波形を示すタイムチャートである。液滴吐出装置1の電源が入れられると、振動子62には、中間電位Vmが印加される。次いで、駆動電圧波形が印加されて液滴68を吐出する前に、微振動電圧波形が印加される。この微振動波形は、ノズル27から機能液が吐出されない程度に振動子62を振動させる信号である。液滴68の吐出前に微振動電圧波形を印加すれば、ノズル27部分の大気に接する機能液が滞留せずに流動して粘度の増加等が起き難い状態となる。そのため、最初の液滴68の吐出であっても、安定して吐出可能である。この微振動電圧波形を印字前微振動電圧波形と称する。
そして、振動子62へ駆動電圧波形が印加されると、電圧値が、中間電位VmのP10の状態から最大電位VhのP11まで上昇し、P11の状態をこの場合3マイクロ秒維持する。次に、最大電圧Vhから最低電圧Vlまで降下する。P11からP12への電圧降下の勾配は、P10からP11への電圧上昇の勾配よりも大きく急激な電圧降下となる。次に、P12の状態をこの場合3マイクロ秒維持し、再び中間電位Vmまで上昇する。P11からP12への電圧降下に対応して、振動子62が、液滴68をノズル27から押し出し、液滴が吐出される。このメカニズムの詳細は後述する。
最初の液滴吐出後、次の吐出までの非吐出時間TS1が生じる場合、この非吐出時間TS1の間、非吐出ノズル27の振動子62へ微振動電圧波形を印加する。他のノズル27は液滴を吐出しており、この微振動電圧波形を印字内微振動電圧波形と称する。印字内微振動電圧波形の効果は、印字前微振動電圧波形と同様で、ノズル27部分の大気に接する機能液が滞留せずに流動して粘度の増加等が起き難い状態に維持されることである。非吐出時間TS1が終了し、振動子62へ駆動電圧波形が印加されるとノズル27から液滴が吐出される。
液滴の吐出が終了し、全ノズル27が非吐出状態になると、電圧値が待機電位Vwに降下する。この状態で次の駆動電圧波形が印加されるまで微振動電圧波形が全振動子62へ印加される。この微振動電圧波形を待機時微振動電圧波形と称する。待機時微振動電圧波形の効果は、印字内微振動電圧波形と同様である。
次に、駆動電圧波形の印加によるノズル27における機能液の状態(メニスカス)の変化について説明する。図7は、ノズルにおける駆動電圧波形に対応した機能液の状態を示す断面図である。中間電位VmにあるP10の状態において、メニスカスは、ノズル27に形成された撥水膜の撥水性と機能液との表面張力等によって、ノズル27の内側(キャビティ60側)に引き込まれて凹形状をなしている。このときのメニスカスの状態が図7(a)に示されている。中間電位VmのP10の状態から最大電位Vhへ上昇してP11に至る状態では、振動子62がキャビティ60を拡張する方向へ撓み、メニスカスがノズル27の内側に引き込まれ、最大電位VhのP11においては、図7(b)に示すように引き込まれ量が最大となる。ここで、一旦引き込まれたメニスカスが、引き込まれる直前の位置に復帰しない程度の時間、例えば3マイクロ秒だけ最大電位Vhを維持する。
次に、P11の最大電位Vhの状態から最低電位Vlまで急速に電圧を降下させる。これにより、振動子62がキャビティ60を収縮する方向へ撓み、メニスカスがノズル27から突出し始め、最低電位VlのP12において、図7(c)に示すように機能液が突出した状態となる。3マイクロ秒程度維持されるP12の状態においても、慣性によりメニスカスの突出が若干続いている。そして、P12の状態からを再び中間電位Vmまで電位を上昇させる。これにより、振動子62がキャビティ60を拡張する方向へ撓み、中間電位Vmに至った時点のP13では、図7(d)に示すように、ノズル27から外側に突出した機能液が離反する状態となり、ノズル27から液滴68として吐出される。
一方、微振動電圧波形は、図8の微振動電圧波形を示すタイムチャートに示すように、駆動電圧波形と同様に、中間電位VmのP20の状態から微振動電位VvのP21まで上昇する。そして、この微振動電位Vvを例えば3マイクロ秒維持した後、中間電位Vmまで下降する。ここで、微振動電圧波形は、機能液の液滴を吐出しない程度の微振動を与えるものであるから、微振動電位Vvは、駆動電圧波形の最大電位Vhよりも小さい。具体的には、(Vv−Vm)は(Vh−Vm)の1/2程度である。なお、微振動電圧波形のP20からP21への電圧上昇の勾配と、P21からP20への電圧降下の勾配とはほぼ等しい。
続いて、微振動電圧波形の印加によるノズル27におけるメニスカスの変化を説明する。図9は、ノズルにおける微振動電圧波形に対応した機能液の状態を示す断面図である。中間電位VmのP20では、上記のP10の状態と同様に、図9(a)に示すようにメニスカスは、ノズル27から若干引き込まれた位置にある。次に、中間電位Vmから微振動電位Vvまで電圧が上昇すると、振動子62がキャビティ60を拡張する方向へ撓み、図9(b)に示すように、メニスカスがノズル27の内側にさらに引き込まれる。もっとも、微振動電位Vvは最大電位Vhに比べて小さいため、メニスカスの引き込み量は僅かである。微振動電位Vvを短時間保持するP21の状態では、メニスカスはノズル27の内側に少しだけ引き込まれた状態を維持している。
そして、微振動電位Vvから中間電位Vmまで電圧を降下させたP22の状態では、キャビティ60が収縮するため、図9(c)に示すように、メニスカスはノズル27の外側に向けて押し出された後、図9(a)の状態に戻る。このように、微振動電圧波形は、電圧変動が少なく、キャビティ60内の圧力変化も少なく、ノズル27から機能液を液滴として吐出させずにメニスカスの変化を起こさせることができる。微振動電圧波形を振動子62へ印加することにより、ノズル27部の機能液を振動させて、機能液の吐出不良の原因となる機能液の粘度増加等を抑えることができる。
次に、機能液吐出性試験装置10について説明する。図10は、機能液吐出性試験を行うための装置構成を示すブロック図である。機能液吐出性試験装置10の吐出性試験ユニット59は、メニスカスを測定するレーザドップラ計(メニスカス測定部)90と、レーザドップラ計の測定開始時間を設定するタイマ91と、ノズル27のメニスカスの測定部分を観察するための撮像ユニット92とを有する。吐出性試験ユニット59は、機能液吐出性試験装置59を構成する制御部6の指令部70および指令部70と接続され既述した各種ドライバを有する駆動部80とによって制御されている。レーザドップラ計90によりメニスカスを測定されるノズル27を備えた吐出ヘッド26は、ヘッドドライバ81を介して指令部70と接続されており、機能液吐出性試験装置10と連動して作動する。また、タイマ91を設定する機能液吐出性試験装置10のタイマ設定部89が指令部70に接続されている。
このような構成において、レーザドップラ計90によるノズル27部のメニスカスの測定方法について説明する。図11は、ノズルにおけるメニスカスの測定方法を示す説明図である。メニスカスの測定時には、ノズル27を備えたヘッド部20が、ヘッドキャリッジ21によってY軸ガイド23に沿って、メンテナンス機構部5の上方へ移動する。メンテナンス機構部5は、吐出性試験ユニット59をヘッド部20の下方へ移動させる。双方の移動調整により、ヘッド部20のメニスカスを測定するノズル27とレーザドップラ計90とが対峙するように位置する。
ノズル27とレーザドップラ計90とが対峙すると、レーザドップラ計90からレーザ光95がメニスカスへ照射される。レーザドップラ計90は、メニスカスを経時的に複数回に亘って測定し、この複数回の測定結果からメニスカスの状態を求めるものである。メニスカスへ照射されたレーザ光は、メニスカスで反射して再びレーザドップラ計90に戻って来る。このとき、メニスカスが図8に示す微振動電圧波形の振動子62への印加によって振動していると、P20、P21、P22の状態によってメニスカスの位置が異なる。
P20での位置を変位0(ゼロ)とすると、P21では、メニスカスがノズル27の内側に引き込まれて、マイナスの変位となる。P22では、メニスカスがノズル27の外側へ押し出されて、逆にプラスの変位となる。これらの変位によりメニスカスで反射して戻って来るレーザ光に時間差が生じる。この時間差からメニスカスの振動状態を測定する。メニスカスの振動状態は、メニスカスの変位の量として測定する。あるいは、変位の量ではなく、メニスカスの振動する速度として測定することも可能である。測定した時間差の換算方法により、測定値としてメニスカスの変位または速度が選択できる。
なお、撮像ユニット92は、ノズル27のメニスカスを撮像して、メニスカスの変位あるいは速度の測定位置を確認するものである。撮像ユニット92は、レーザドップラ計90と一体に構成されており、ノズル27を撮像する照明付きの図示していないCCDカメラと、CCDカメラで認識したノズル27の画像を画像処理してメニスカスの状態を確認する画像処理手段とを備えている。CCDカメラによる撮像結果は、表示部93に拡大して表示され、変位または速度の測定位置と合わせて視覚的に確認できる。
次に、機能液吐出性試験装置10を用いて、ノズル27から吐出される機能液の間歇吐出性の評価について説明する。図12は、メニスカスの状態によって間歇吐出性を判断するためのメニスカスの変位を示すタイムチャートである。正常な吐出状態にある吐出ヘッド26の振動子62に微振動電圧波形PS1が印加されると、機能液のノズル27におけるメニスカスの変位は、曲線M1のように表される。
曲線M1は、図8および図11に示す中間電位Vmが印加されたP20では、M20で示す変位0(ゼロ)の状態である。微振動電位Vvが印加されたP21では、メニスカスがノズル27の内側に引き込まれ、メニスカスがマイナス方向へM21まで変化する。さらに、中間電位Vmまで電圧が上昇すると、メニスカスがノズル27の外側へ押し出され、メニスカスが変位0を超えてプラス方向へM22まで変化する。その後、メニスカスが変位0に戻る際に、慣性によりマイナス方向へ一旦変位してM20の状態に戻る。正常な吐出ができる状態におけるこのメニスカスの変位の曲線M1を基準となる正常変位として設定する。なお、メニスカスの変位をメニスカスの速度に置き換えても、メニスカスの挙動に対応した曲線を描く。
このメニスカスの正常変位を表す曲線M1を利用した機能液吐出性試験(間歇吐出性)の方法について図12とさらに図13を用いて説明する。図13は、間歇吐出性の試験方法を示すフローチャートである。図12のタイムチャートを参照しつつ図13のフローチャートの説明をする。この場合、吐出ヘッド26の振動子62には、メニスカス測定用の微振動電圧波形以外の既述した印字前微振動電圧波形、印字内微振動電圧波形および待機時微振動波形を印加しない。
最初にステップS1において、タイマ設定部89によって、タイマ91に所定時間TS2をセットする。所定時間TS2は、間歇吐出性試験で設定するノズル27から液滴が排出されない状態の時間である。ステップS1が、タイマ設定工程である。
次に、ステップS2において、振動子62へ駆動電圧波形を印加してフラッシングを開始する。図12における排出工程が開始される。
フラッシングが開始されると、ステップS3において、フラッシングが終了したか否かをCPU72が判断する。CPU72は、ヘッドドライバ81からフラッシング終了の信号を受信することにより判断する。フラッシングが終了していればステップS4へ進み、一方、終了していなければステップS5へ進む。
ステップS4では、フラッシングの終了を受けてタイマ91による計時を開始させる。この計時開始工程は、ドップラ計ドライバ86を介して計時開始部としてのCPU72がタイマ91に指示する工程である。計時する時間は、ステップS1でセットした所定時間TS2である。フラッシングによりノズル27は、機能液の乾燥等による詰まり等が解消され良好な状態となっている。
ステップS5では、CPU72は、タイムアウトカウンタを積算してステップS6へ進む。
ステップS6では、所定値まで積算されてタイムアウトか否かをCPU72が判断する。タイムアウトであれば、ステップS7へ進み、一方、タイムアウトでなければ、ステップS3へ戻る。タイムアウトになるのは、タイムアウト前にステップS3でのフラッシングが終了していなければならない時間が経過してもフラッシングが終了していない場合である。
タイムアウトになった後、ステップS7では、エラー処理が行われる。エラー処理として、フラッシング異常の警告表示やフラッシングの強制停止などが実行される。
ステップS4の計時開始後、ステップS8において、メニスカス測定位置への移動が行われる。ヘッド部20がメンテナンス機構部5の上方へ移動し、吐出性試験ユニット59がヘッド部20のノズル27の下方へ移動して、ノズル27のメニスカス測定が可能な状態となる。
次にステップS9において、タイマ91により所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していれば、ステップS10へ進み、一方、所定時間が経過していなければ、所定時間が経過するまでステップS9に留まる。
次に、ステップS10において、ヘッドドライバ81が微振動電圧波形印加部として振動子62へ微振動電圧波形を印加する。これが微振動電圧波形印加工程であり、図12に示すPS2が印加した微振動電圧波形である。
そして、ステップS11において、メニスカスの変位を測定する。測定方法は、既に説明した図10および図11に示す方法による。図12に示すように、微振動電圧波形PS2に対応するメニスカスの変位が曲線M2のように測定される。曲線M2は、表示部93で表示可能であり、曲線部の変位を具体的な数値、例えばμm等で表すことができる。このステップS11がメニスカス測定工程である。
次に、ステップS12において、メニスカスの変位を判定する。判定方法は、まず、レーザドップラ計90が時間差による計測値の信号をCPU72へ出力する。CPU72は、計測値をもとにメニスカスの変位の曲線M2を生成する。そして、CPU72は、判定部として曲線M2を既に入手してある正常変位の曲線M1と比較して、正常であるか否かを判定する。所定時間の経過の間に、ノズル27の機能液が乾燥等により粘度が増加した場合に、メニスカスの変位の曲線は、例えば、曲線M2のように曲線M1に比べて変位量が少ない曲線となる。この状態でノズル27から機能液の液滴68を吐出しても正常な吐出は期待できない。同様に、機能液に気泡等が混入した場合も、メニスカスの変位の曲線が異常な形状の曲線となる。所定時間TS2を種々な設定にして、そのときのメニスカスを測定すれば、該当機能液の間歇吐出性が定量的に把握できる。
以下に、実施形態の効果をまとめて記載する。
(1)機能液吐出性試験装置10によるメニスカスの測定は、液滴吐出装置1のノズル27から、機能液の液滴68を吐出させない程度の微振動電圧波形PS2を、振動子62へ印加して測定する。実際に液滴68を吐出させずに機能液の吐出性状態が判定でき、機能液を無駄に消費することを抑えられる。
(2)機能液吐出性試験装置10によって振動子62へ微振動電圧波形PS2を印加したときの機能液メニスカスの変位と、正常な吐出状態時の機能液メニスカスの正常変位とを比較することにより、測定した時点での機能液メニスカスの状態が正常か否かを判定することができる。メニスカスの変位は、表示部93にグラフおよび数値で表され、比較判定が可能である。これにより判定の精度向上が図れる。
(3)機能液吐出性試験装置10はタイマ91を備えていて、タイマ91で設定した時間間隔における機能液の間歇吐出性試験が効率良く実施でき、定量的なデータが入手できる。これらデータにより、駆動電圧波形、微振動電圧波形などの設計および調整の効率化に寄与できる。
(4)メニスカスの測定にレーザドップラ計90を用いており、直進性が良く拡散しないレーザ光での測定により、微細なメニスカスの変位も容易に検出できる。
(5)吐出性試験ユニット59を液滴吐出装置1のメンテナンス機構部5に搭載することにより、レーザドップラ計90とメニスカスを測定するノズル27との位置合わせにメンテナンス機構部5の移動機構が使用でき位置設定が容易になる。また、レーザドップラ計90による測定と振動子62への微振動電圧波形の印加タイミング等の制御とも制御部6のCPU72で集中制御でき効率的である。
また、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、次のような変形例が挙げられる。
(変形例1)ステップS2の排出工程は、フラッシングによる全ノズル27からの液滴の吐出だけでなく、キャッピングユニット56による液滴の吸引であっても良い。ノズル27の詰まり等が強固な場合には、フラッシングよりも容易にメンテナンスが可能である。また、フラッシングは、一部のノズル27からの液滴68の吐出であっても良い。
(変形例2)メニスカスの測定値は、メニスカスの変位量でなく、メニスカスが変位する速度で表しても良い。変位量および変位速度とも微振動電圧波形に対応して変位するためメニスカスの挙動を的確に表すことができ、目的に応じて選択可能である。
(変形例3)レーザドップラ計90によるメニスカスの測定において、レーザ光が反射して戻って来る時間の計測ではなく、レーザ光の波長などの変化を計測して測定しても良い。
(変形例4)間歇吐出性試験において、ステップS4のタイマの計時開始時点から微振動電圧波形を印加して、所定時間後のメニスカスの変位を測定する方法でも良い。微振動電圧波形を印加した状態での機能液の間歇吐出性が測定できる。
(変形例5)ステップS12の判定工程において、メニスカスの測定および判定とも機能液吐出性試験装置10が行う設定に限らず、メニスカスの測定を機能液吐出性試験装置10が行い、判定は、試験者が行っても良い。新機能液の試験等において、試験者の判断による技術的試験が効率良く行える。
(変形例6)機能液吐出性試験装置10は、液滴吐出装置1と一体ではなく、単体の装置であっても良い。単体であれば、他の液滴吐出装置1にも設置でき、異なる液滴吐出装置1によるメニスカスの測定試験にも即対応できる。
本発明の機能液吐出性試験装置を備えた液滴吐出装置の外観を示す斜視図。 (a)ヘッド部を示す平面図。(b)ノズルを示す平面図。 ノズル部分の詳細を示す断面図。 制御部の構成を示すブロック図。 (a)ヘッドドライバの電圧波形生成回路の一例を示す回路図。(b)信号のタイミングを示すタイムチャート。 機能液を吐出あるいは微振動させるための電圧波形を示すタイムチャート。 ノズルにおける駆動電圧波形に対応した機能液の状態を示す断面図。 微振動電圧波形を示すタイムチャート。 ノズルにおける微振動電圧波形に対応した機能液の状態を示す断面図。 機能液吐出性試験を行うための装置構成を示すブロック図。 ノズルにおけるメニスカスの測定方法を示す説明図。 メニスカスの状態によって間歇吐出性を判断するためのメニスカスの変位を示すタイムチャート。 間歇吐出性の試験方法を示すフローチャート。
符号の説明
1…液滴吐出装置、5…メンテナンス機構部、10…機能液吐出性試験装置、26…吐出ヘッド、27…ノズル、59…吐出性試験ユニット、72…判定部としてのCPU、81…微振動電圧波形印加部としてのヘッドドライバ、89…タイマ設定部、90…メニスカス測定部としてのレーザドップラ計、91…タイマ、95…レーザ光、Vm…中間電位、Vh…最大電位、Vl…最低電位、Vw…待機電位、PS1、PS2…微振動電圧波形、M1、M2…メニスカスの変位曲線、TS1…非吐出時間、TS2…所定時間。

Claims (14)

  1. 機能液を吐出する吐出ヘッドのノズルにおける前記機能液の吐出性を試験する機能液吐出性試験方法であって、
    タイマが計時する所定時間を設定するタイマ設定工程と、
    前記ノズルから前記機能液を排出する排出工程と、
    前記排出工程の終了後、計時開始部により前記タイマに前記所定時間の計時を開始させる計時開始工程と、
    前記所定時間の経過後、前記ノズルから前記機能液を吐出させない程度の微振動電圧波形を前記吐出ヘッドへ印加する微振動電圧波形印加工程と、
    前記所定時間経過後における前記微振動電圧波形の印加による前記ノズルにおける前記機能液のメニスカスの挙動を測定するメニスカス測定工程と、
    を有することを特徴とする機能液吐出性試験方法。
  2. 請求項1に記載の機能液吐出性試験方法において、
    前記測定の結果に基づき前記メニスカスの挙動が正常であるか否かを判定する判定工程をさらに有することを特徴とする機能液吐出性試験方法。
  3. 請求項1または2に記載の機能液吐出性試験方法において、
    前記メニスカス測定工程は、前記微振動電圧波形の印加による前記ノズルにおける前記メニスカスの変位または速度を測定する工程であることを特徴とする機能液吐出性試験方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の機能液吐出性試験方法において、
    前記メニスカス測定工程は、前記ノズルにおける前記機能液のメニスカスに対してレーザ光を照射し、前記メニスカスで反射した前記レーザ光が戻って来る時間を計測するレーザドップラ計でメニスカスの変位または速度を測定する工程であることを特徴とする機能液吐出性試験方法。
  5. 請求項3または4に記載の機能液吐出性試験方法において、
    前記判定工程は、測定された前記メニスカスの変位または速度と、前記機能液を正常に吐出する前記吐出ヘッドへ前記微振動電圧波形を印加した場合の前記メニスカスの正常変位または正常速度とを比較して判定する工程であることを特徴とする機能液吐出性試験方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の機能液吐出性試験方法であって、
    前記排出工程は、前記吐出ヘッドの機能維持のために前記吐出ヘッドの前記ノズルすべてから前記機能液を吐出するフラッシング工程であることを特徴とする機能液吐出性試験方法。
  7. 機能液を吐出する吐出ヘッドのノズルにおける前記機能液の吐出性を試験する機能液吐出性試験装置であって、
    所定時間を計時するタイマと、
    前記ノズルから前記機能液を吐出させない程度の微振動電圧波形を前記吐出ヘッドへ印加する微振動電圧波形印加部と、
    前記ノズルにおける前記機能液のメニスカスの挙動を測定するメニスカス測定部と、
    を備えたことを特徴とする機能液吐出性試験装置。
  8. 請求項7に記載の機能液吐出性試験装置において、
    前記メニスカス測定部は、前記微振動電圧波形を印加された前記ノズルにおける前記メニスカスの変位または速度を測定することを特徴とする機能液吐出性試験装置。
  9. 請求項7または8に記載の機能液吐出性試験装置において、
    前記メニスカス測定部は、前記ノズルにおける前記機能液のメニスカスに対してレーザ光を照射し、前記メニスカスで反射した前記レーザ光が戻って来る時間を計測して前記メニスカスの変位または速度を測定するレーザドップラ計であることを特徴とする機能液吐出性試験装置。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載の機能液吐出性試験装置において、
    前記測定の結果に基づき前記メニスカスの挙動が正常であるか否かを判定する判定部をさらに備えたことを特徴とする機能液吐出性試験装置。
  11. 請求項10に記載の機能液吐出性試験装置において、
    前記判定部は、測定された前記メニスカスの変位または速度と、前記機能液を正常に吐出する前記吐出ヘッドへ前記微振動電圧波形を印加した場合の前記メニスカスの正常変位または正常速度とを比較して判定することを特徴とする機能液吐出性試験装置。
  12. 請求項7から11のいずれか一項に記載の機能液吐出性試験装置において、
    前記タイマは、前記微振動電圧波形の印加中に前記所定時間を計測することを特徴とする機能液吐出性試験装置。
  13. 請求項7から12のいずれか一項に記載の機能液吐出性試験装置を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  14. 請求項13に記載の液滴吐出装置において、
    前記吐出ヘッドの機能維持のために前記吐出ヘッドの前記ノズルすべてから前記機能液を吐出するフラッシング部をさらに備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
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