JP2003127430A - インクジェット式印刷装置 - Google Patents
インクジェット式印刷装置Info
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Abstract
式印刷装置において、不吐出ノズルが発生したり、イン
ク滴の速度及び体積が所定の値と異なると、印刷品質が
悪化する。 【解決手段】 インク滴を吐出するインクジェットヘッ
ドと、インク滴を光学的に検出し前記インク滴の吐出特
性データを求める手段と、前記インク滴を吐出するノズ
ルの駆動波形を調整する手段と、インクジェットヘッド
をクリーニングする手段とを備え、インク滴が検出され
ない場合つまり不吐出の場合は、自動的にヘッドをクリ
ーニングしする。インク滴が検出された場合は、吐出特
性データであるインク滴の速度及び体積を求め、その吐
出特性データに基き、駆動波形を調整して、所定のイン
ク滴の速度及び体積を得る。その結果、印刷において、
ドット抜けがなく、しかも最適なインク滴を吐出でき、
常に印刷品質の高画質化を図ることができる。
Description
ンクジェット式印刷装置に関するものである。
置では、インクを噴射する方式として、電気ヒータによ
りインク中に気泡を発生させてインクを噴射するサーマ
ル方式と、圧電素子を用いて圧力室の壁面の一部を変形
させてインクを噴射する圧電素子方式とがある。
印刷媒体との相対位置を変更しながら、インクジェット
ヘッドから微細なインク滴を吐出して印刷媒体上に画像
を形成するもので、コンピュータ等からの出力装置とし
て広く使用されている。
ドに設けられた複数のノズルから相対的に移動する用紙
等の印刷媒体に向ってインク滴を吐出しており、インク
滴を吐出できないノズルがあると印刷媒体上でドット抜
けとなる。また、例え吐出はしていても、印刷媒体上の
所定の位置にドットを形成するためには、吐出されるイ
ンク滴の速度を所定の値にする必要がある。また、良好
な解像度の印刷品質を得るためには、印刷媒体上でのド
ットを所定のサイズにする必要がある。
と狙った位置にインク滴が着弾せず、このためドットの
形成位置がずれる。またインク滴の体積が所定の値と異
なると、体積が大きい場合は印刷媒体上でにじみや画像
のつぶれが生じ、逆に体積が小さい場合は画像に隙間を
生じてしまい、いずれの場合も印刷品質が悪化する結果
となる。このような印刷品質の悪化を回避するために、
インクジェットヘッドを構成する部品の精度や組立精度
を向上させる方法が採られている。
も、様々な要因による印刷品質の悪化を十分に回避でき
るとは限らない。なぜなら、紙粉や異物のノズルへの付
着による不吐出は、印刷用紙の種類や印刷装置の設置環
境により発生頻度に差があるにしても、完全に防ぐこと
は困難だからである。
て、接着剤の厚みを完全に制御することは困難であり、
そのばらつきがインク滴の速度あるいは体積に影響を与
え、近年の高画質化の要求を満足できない場合がある。
同様に、周囲温度の変化によるインク粘度の変化によっ
てもインク滴の速度及び体積は変化し、印刷画質に影響
を与える。更に、吐出のためのエネルギー発生部材の特
性の経時変化、もしくはノズルを構成する部品の組立に
用いる接着剤の物性の経時変化により、吐出特性が変化
する場合もある。
問題に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは、インク滴の不吐出によるドット抜けを防止し、
インク滴の速度あるいは体積が所定の値を得られないこ
とによる印刷画質の悪化を、インク滴の速度及び体積を
制御することによって防止することができるインクジェ
ット式印刷装置を提供することである。
め、本発明では、インク滴を吐出して印刷を行なうイン
クジェット式印刷装置であって、インク滴を吐出するイ
ンクジェットヘッドと、インク滴を光学的に検出し吐出
特性データを求める手段と、前記インク滴の吐出特性デ
ータに基いて前記インク滴を吐出するノズルの駆動波形
を調整する手段と、不吐出ノズルの吐出回復のために前
記インクジェットヘッドをクリーニングする手段とを備
えることを特徴とする。
インク滴の吐出の有無、インク滴の速度、インク滴の体
積の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
手段は、光源及び光検出手段を備え、該光検出手段は光
源からの光を検出する位置に置き、尚且つ前記光源から
の光がインクジェットヘッドから吐出されるインク滴と
交差するように光源及び光検出手段を置くことを特徴と
する。
める手段は、インク滴が光を遮るか否かを検知して吐出
の有無を求め、インク滴が光を遮る量を検知してインク
滴の体積を求め、前記光源から平行な2本の光を出力し
て、前記2本の光の間をインク滴が通過する時間を検出
してインク滴の吐出速度を求めることを特徴とする。
段の光源が、レーザであることを特徴とする。
トを通して取り出し、前記スリットから取り出された前
記レーザ光は、前記スリットの出口の幅及び高さにより
制御された平面状の光であり、前記レーザ光の面と前記
インク滴が交差するように前記インクジェットヘッドと
前記光源と前記スリットの相対位置を調整し、前記レー
ザ光の面の幅は、インク滴吐出の軌跡に直角な方向のイ
ンク滴の径よりも大きいことを特徴とする。
ノズルの不吐出が検出された場合、インクジェットヘッ
ドをクリーニングすることを特徴とする。
ージ、インク加圧パージ、吐出のためのエネルギー発生
部材の繰返し動作またはワイピングあるいはその組合せ
によることを特徴とする。
ジェット式印刷装置に内蔵された記憶装置に蓄積され、
各ノズルの吐出特性データの経時変化から、ノズルの寿
命を予測することを特徴とする。
クを蓄える圧力室と、電気信号の印加により前記圧力室
内に圧力変動を発生させる圧電素子と、前記圧力室の壁
面の少なくとも一部を形成し、前記圧電素子が連結され
ている振動板と、前記圧力室にインクを供給するインク
供給口と、該インク供給口にインクを供給する共通イン
ク流路と、インク滴を圧力室から噴射するノズルと、前
記圧電素子を固定する圧電素子固定板等によって構成さ
れることを特徴とする。
明する。
クジェット式印刷装置の斜視図及び上面図である。1は
インクジェットヘッド、2はインク滴、3はレーザ光
源、4は検出装置、5a、5bはレーザ光、6はクリー
ニングユニット、7はゴム製のワイパ、8はノズル吸引
用のポンプ、9はクリーニングユニットとポンプをつな
ぐチューブ、10は印刷用紙、11はプラテンである。
13の配列の一例である。
ット印刷装置にて説明する。
図2に示す位置1aから位置1bに移動して固定され、
印刷用紙10が矢印の用紙走行方向に流れる。
クジェットヘッドの所定のノズルが、図1、2に示す光
源3と光源からの光を検出する検出装置4とを結ぶレー
ザ光5a、5b上に移動し、インク滴を吐出させる。こ
こでレーザ光を選択した理由は、レーザ光はレンズを用
いて微小なサイズに集光することが可能で、しかも散乱
しにくいので、任意の幅のスリットを通すことにより、
任意のほぼ均一な幅の光がインク滴と交差する部分を通
って、検出部に達することができ、本発明のようなイン
ク滴の吐出特性データを求める手段に用いる光として適
しているためである。
であって、不吐出の原因となるノズル内の気泡や増粘イ
ンクを排出させるために、ノズルからインクを吸引する
吸引パージを行う場合は、インクジェットヘッド1を1
aに移動して固定し、図示しないゴムキャップを持った
クリーニングユニット6を移動させてインクジェットヘ
ッド1に密着させ、チューブ9を介してポンプ8でノズ
ルからインク及び気泡を排出させる。
るワイピングは、インクジェットヘッドが1aから1b
あるいはその逆に移動する際に、ワイパ7がインクジェ
ットヘッド1のノズル面13に接触する位置まで上昇し
てノズル面に付着した、不吐出の原因となる紙粉等の異
物またはインクを拭取る。
増粘インクを排出させるために図示しないポンプでイン
ク供給側から加圧する加圧パージやノズル内のメニスカ
ス表面に形成された増粘したインクの膜を破壊するため
に、吐出のためのエネルギー発生部材を繰返し動作させ
る方法も行なうことができる。
いて説明する。図4、5、6において光源3は波長が6
30nmの連続波を発振するHe−Neレーザを用い、
その出力は30mWとした。図示しないレンズ、及び図
5に示すスリット14a、14bを通して、レーザ光を
光源から取り出す。スリットのサイズは、幅d2を10
0μm、高さhを10μmとした。レーザ光の幅及び高
さもスリットのサイズに準じたものとなる。
状であり、上面から見た図6では平面状になる。後述す
るインク滴体積を求める方法において、レーザ光の面の
幅は、交差するインク滴の軌跡と直角方向の径よりも大
きい必要がある。この為、レーザ光の幅d2'を100
μmとすれば、一般的に使われている印刷密度300d
pi用のインク滴の軌跡と直角方向の径の約50μmに
対し、十分な大きさを持つ。ただし、インク滴がレーザ
光を遮ぎる際の光量の減少量を検出して吐出特性データ
を求める本装置の都合上、不必要にレーザ光の幅を広げ
ることは、検出精度の面で好ましくない。また、検出装
置4に設置され、レーザ光を検出するセンサには、図示
しないフォトダイオードを用いた。
ータを求める方法を説明する。最初に吐出の有無の検出
は、図4においてインクジェットヘッド1から矢印の方
向にインク滴2を吐出させ、レーザ光5aまたは5bを
インク滴が遮るか否か、つまり光量が減少するか否かで
判断する。検出装置4で検出する光量が吐出によって減
少しない場合、そのノズルは不吐出と判断する。
トヘッド1からインク滴2を吐出し、インク滴2がある
一定の距離d1をもつレーザ光5aと5bを遮る時間差
から求める。例えば、吐出後、インク滴の先端がレーザ
光5aを遮った時間をT、5bを遮った時間をT'とし
て、レーザ光5aと5b間の距離をdとすると、インク
滴の速度vは、v=d1/(T'−T)となる。
で求める。図7は図6のa−a'断面を示し、インク滴
吐出後の均等に区切った任意の経過時間t1〜t9のと
きのインク滴とレーザ光5aの位置関係を示すものであ
る。
レーザ光5aを遮るインク滴の幅は、それぞれA−A'
〜G−G'であり、その幅に応じて図4、6に示す検出
装置4で検出される光量が減少する。図8は、検出装置
4で検出したt1〜t9の各時間における光量の減少量
及び前述した方法で求めたインク滴の速度から、インク
滴の軌跡と平行な方向のインク滴の断面形状を求めたも
のである。プロットした各点の横方向の座標は、インク
滴に遮られたことによる光量の減少量から、インク滴が
左右対象と仮定して求めたものである。縦方向の座標
は、インク滴の速度から、t1からt9の各時間の間に
インク滴が移動する距離を計算し求めた。
的にインク滴の軌跡と平行な方向のインク滴の断面形状
2'を求めた。そして、インク滴の軌跡と直角な方向の
インク滴の断面は円形と仮定して、インク滴の体積を求
めた。
す。まず、吐出検出するノズルを選択し、そのノズルを
検出可能位置まで移動する(S100)。通常は、端の
ノズルから順次1本ずつ検出する。次に、レーザを発光
し、インク滴を検出可能な状態とする(S101)。次
に、選択したノズルに標準とする駆動波形を設定して
(S102)、1発もしくは所定の回数吐出させる(S
103)。1発のみ吐出する場合はその1発の吐出の有
無を検出し、所定の回数吐出する場合は、任意のN発目
の吐出の有無を検出させる(S104)。
結果、インク滴が吐出していない場合は、インクジェッ
トヘッドのクリーニング動作を行い(S106)、イン
ク滴が吐出するまで、クリーニング(S106)と吐出
(S103)と吐出検出(S104)を繰返す。一例と
して、クリーニング動作は、ワイピングを行なった後、
吸引パージを行ない、再度ワイピングを行なう。
合は、インク滴の吐出特性データを解析する(S10
7)。インク滴速度及び体積が所定の範囲内か範囲外か
判定し(S108)、範囲外の場合は、吐出特性データ
に基いて駆動波形を調整して(S109)、再度吐出さ
せて(S110)、吐出検出(S111)を行ない、再
度吐出特性データを解析する(S107)。この吐出特
性データが所定の範囲に入るまで、駆動波形調整(S1
09)と吐出(S110)と吐出検出(S111)を繰
返し、所定の範囲に入れば吐出検出を終了(S112)
とする。
ヘッドのノズル部の構成を示す断面図である。このイン
クジェットヘッドは、入力信号に応じてインクを噴射す
ることにより記録を行うことができる。13はノズル、
15は圧力室、16は振動板、17は圧電素子、18は
圧電素子固定板、19は共通インク供給路20と圧力室
15とを連結し、圧力室15へのインク流入を制御する
リストリクタ、20は共通インク供給路、21はリスト
リクタ19を形成するリストリクタプレート、22は圧
力室15を形成する圧力室プレート、23はノズル13
を形成するノズルプレート、24は共通インク供給路プ
レート、25はフィルタである。
ト22、共通インク供給路プレート24は、例えばステ
ンレス材から作られ、ノズルプレート23はステンレス
材または電鋳法で作製可能なニッケル材から作られてい
る。また、圧電素子固定板18はセラミックス、ポリイ
ミドなどの絶縁物から作られている。
ないインクタンクから共通インク流路20、リストリク
タ19、圧力室15、ノズル13の順に流れる。
ように取り付けられている。このため、圧電素子17の
収縮時においては、振動板16は図中下方へ縮み、これ
によって圧力室15内にインクが充填され、次いで再び
電位差が生じると圧電素子17は復元し、振動板16も
これに追従して変形する。そのため、インク滴がノズル
13から噴射される。
ー発生部材である圧電定数D33型の圧電素子の駆動波
形について説明する。図11に基本的な駆動波形の例を
示す。本波形においては、吐出待機時にはV1の電圧を
印加しておき、吐出時には電圧をV0に変化させ、所定
の時間T0〜T1の間保持した後、再び電圧をV1に戻
すものである。ここでV1とV0の電圧差を駆動電圧と
定義する。またT0〜T1までの時間を駆動パルス幅と
定義する。
によって調整する方法の一例を説明する。
ヘッドの圧電素子に40Vの駆動電圧を印加した場合の
駆動パルス幅とインク滴速度の関係を示したもので、同
じ駆動電圧でも駆動パルス幅によってインク滴の速度が
変わることが分かる。
における駆動電圧とインク滴速度の関係を示したもの
で、それぞれのパルス幅において駆動電圧とインク滴速
度が比例関係にあることが分かる。
における駆動電圧とインク滴体積との関係を示したもの
で、駆動電圧とインク滴体積がほぼ比例関係にあること
が分かる。
駆動波形でインク滴の速度または体積を変えるには、駆
動電圧と駆動パルス幅のいずれかあるいは両方を調整す
れば良い。インク滴の速度のみ調整するのであれば、駆
動パルス幅は一定として、駆動電圧のみを調整すれば良
い。
ク滴体積を調整する条件の例を説明する。
て、インク滴速度を一定にしたままインク滴を変える条
件の一例を示したものである。
して、インク滴速度を10m/s一定としたままで、イ
ンク滴体積のみを34〜48pLまで可変させている。
このように駆動パルス幅と駆動電圧を調整して、インク
滴速度及び体積を制御することが可能である。
出特性データは、本発明で用いたインクジェット式印刷
装置に内蔵した図示しない記憶装置に蓄積される。
ェットヘッドの組立てに用いた接着剤の劣化等で、標準
とする駆動波形で比較してインク滴速度が遅くなるかあ
るいはインク滴体積が少なくなる等の経時的な変化が見
られる場合、それまでの吐出回数もしくは使用時間か
ら、吐出特性を制御して所定の範囲に入れることができ
る限界にいつ達するか推測できる。つまり、吐出特性の
経時的な劣化が始まった場合、ヘッドの寿命を予測する
ことが可能となる。
ドと、インク滴を光学的に検出し前記インク滴の吐出特
性データを求める手段と、前記インク滴を吐出するノズ
ルの駆動波形を調整する手段と、インクジェットヘッド
をクリーニングする手段とを備え、インク滴が検出され
ない場合つまり不吐出の場合は、自動的にヘッドをクリ
ーニングして再度吐出検出を行ない、インク滴が検出さ
れるまで吐出と吐出検出とクリーニングを繰返す。イン
ク滴が検出された場合、吐出特性データであるインク滴
の速度または体積を求め、所定のインク滴速度または体
積が得られない場合は、その吐出特性データに基き駆動
波形を調整し、吐出特性データが所定の範囲に入るま
で、吐出と吐出検出と駆動波形調整を繰返す。その結
果、印刷において、ドット抜けがなく、しかも最適なイ
ンク滴を吐出でき、常に印刷品質の高画質化を図ること
ができる。
斜視図。
上面図。
ル配列の一例を示す図。
ク滴の吐出の有無及び速度を求める方法を示す図。
において、レーザ光を取り出すスリットを示す図。
て、レーザ光を上から見た図。
において、インク滴の体積を求める方法で、レーザ光を
遮るインク滴の幅を示す図。
のインク滴の体積を求める方法で、図7の結果からイン
ク滴の軌跡方向の断面形状を求めた図。
面図。
材である圧電定数D33型の圧電素子に印加する駆動波
形の図。
動パルス幅とインク滴速度の関係を示す図。
動電圧及び駆動パルス幅とインク滴速度の関係を示す
図。
動電圧及び駆動パルス幅とインク滴体積の関係を示す
図。
光源、4は検出装置、5はレーザ光、6はクリーニング
ユニット、7はワイパ、8は吸引パージ用ポンプ、9は
チューブ、10は印刷用紙、11はプラテン、12はイ
ンクジェットヘッド移動用ガイド軸、13はノズル、1
5は圧力室、16は振動板、17は圧電素子、18は圧
電素子固定板、19はリストリクタ、20は共通インク
供給路、21はリストリクタプレート、22は圧力室プ
レート、23はオリフィスプレート、24は共通インク
供給路プレート、25はフィルタである。
Claims (10)
- 【請求項1】インク滴を吐出して印刷を行なうインクジ
ェット式印刷装置であって、インク滴を吐出するインク
ジェットヘッドと、インク滴を光学的に検出し吐出特性
データを求める手段と、前記インク滴の吐出特性データ
に基いて前記インク滴を吐出するノズルの駆動波形を調
整する手段と、不吐出ノズルの吐出回復のために前記イ
ンクジェットヘッドをクリーニングする手段とを備える
ことを特徴とするインクジェット式印刷装置。 - 【請求項2】前記インク滴の吐出特性データは、インク
滴の吐出の有無、インク滴の速度、インク滴の体積の少
なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の
インクジェット式印刷装置。 - 【請求項3】インク滴の吐出特性データを求める手段
は、光源及び光検出手段を備え、該光検出手段は光源か
らの光を検出する位置に設置し、尚且つ前記光源からの
光がインクジェットヘッドから吐出されるインク滴と交
差するように光源を設置することを特徴とする請求項1
または2に記載のインクジェット印刷装置。 - 【請求項4】前記インク滴の吐出特性データを求める手
段は、インク滴が光を遮るか否かを検知して吐出の有無
を求め、インク滴が光を遮る量を検知してインク滴の体
積を求め、前記光源から平行な2本の光を出力して、前
記2本の光の間をインク滴が通過する時間を検出してイ
ンク滴の吐出速度を求めることを特徴とする請求項1乃
至3に記載のインクジェット式印刷装置。 - 【請求項5】前記インク滴を光学的に検出する手段の光
源が、レーザであることを特徴とする請求項1乃至4に
記載のインクジェット式印刷装置。 - 【請求項6】インク滴検出用のレーザ光はスリットを通
して取り出し、前記スリットから取り出された前記レー
ザ光は、前記スリットの出口の幅及び高さにより制御さ
れた平面状の光であり、前記レーザ光の面と前記インク
滴が交差するように前記インクジェットヘッドと前記光
源と前記スリットの相対位置を調整し、前記レーザ光の
面の幅は、インク滴吐出の軌跡に直角な方向のインク滴
の径よりも大きいことを特徴とする請求項3乃至5に記
載のインクジェット式印刷装置。 - 【請求項7】前記吐出特性データにおいて、当該ノズル
の不吐出が検出された場合、インクジェットヘッドをク
リーニングすることを特徴とする請求項1に記載のイン
クジェット式印刷装置。 - 【請求項8】前記クリーニングは、インク吸引パージ、
インク加圧パージ、吐出のためのエネルギー発生部材の
繰返し動作またはワイピングあるいはその組合せによる
ことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット式印
刷装置。 - 【請求項9】前記吐出特性データは、前記インクジェッ
ト式印刷装置に内蔵された記憶装置に蓄積され、各ノズ
ルの吐出特性データの経時変化から、ノズルの寿命を予
測することを特徴とする請求項1乃至4に記載のインク
ジェット式印刷装置。 - 【請求項10】前記インクジェットヘッドは、インクを
蓄える圧力室と、電気信号の印加により前記圧力室内に
圧力変動を発生させる圧電素子と、前記圧力室の壁面の
少なくとも一部を形成し、前記圧電素子が連結されてい
る振動板と、前記圧力室にインクを供給するインク供給
口と、該インク供給口にインクを供給する共通インク流
路と、インク滴を圧力室から噴射するノズルと、前記圧
電素子を固定する圧電素子固定板等によって構成される
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式印
刷装置。
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