JP6942115B2 - 超音波保守キャップ - Google Patents

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本発明は、超音波を使用して印刷装置のプリントヘッドを洗浄するためのプリントヘッド保守キャップに関する。またプリントヘッド保守キャップを使用する方法も提供される。
国際公開第93/11866号パンフレットに説明されている静電プリントヘッドの型が周知である。この型の静電プリントヘッドは、化学的不活性物質に分散された荷電固体粒子を排出し、まず凝縮し次いで固体粒子を排出するために印加電界を使用することによりキャリア液を分離させる。印加電界は電気泳動を生じ、荷電粒子がインクの表面に接触するまで荷電粒子は基板に向かって電界内を動くので、凝縮が起きる。印加電界が表面張力に勝る十分な大きさの力を荷電粒子上に生成するときに排出が起きる。電界は排出場所と基板との間に電位差を生成することによって発生される。すなわちこれは電圧を排出場所で、および/または排出場所の周囲で電極に印加することによって達成される。
排出が起きる場所は、プリントヘッドの幾何形状ならびに電界を生成する電極の場所および外形によって決定される。通常プリントヘッドはプリントヘッドの本体からの1つまたは複数の突起からなり、これらの突起(排出直立部としても公知である)は、それらの表面上に電極を有する。電極に印加されたバイアスの極性は、電気泳動力の方向が電極から離れて基板に向かうように、荷電粒子の極性と同じである。さらにプリントヘッド構造の全体の幾何形状および電極の位置は、凝縮および排出が突起場所の周りの高度に局在化された領域で起きるように設計される。
インクは、排出された粒子を補充するために連続して排出場所を流れ去るように配置される。この流れを可能にするために、インクは低粘度で、通常は数センチポアズでなければならない。排出される材料は、荷電粒子の選択的排出に起因して粒子の凝縮がより高いので、より粘性があり、その結果、材料は衝撃で広がりにくいので、この技術を使用して非吸収基板上に印刷できる。
様々なプリントヘッドの設計が、国際公開第93/11866号パンフレット、国際公開第97/27058号パンフレット、国際公開第97/27056号パンフレット、国際公開第98/32609号パンフレット、国際公開第98/42515号パンフレット、国際公開第01/30576号パンフレットおよび国際公開第03/101741号パンフレットなどの先行技術に説明されている。
上に説明されたようなプリントヘッドは、持続的使用を通して、最終的に取り除かなければならない不要な物質の堆積物を蓄積することがある。時としてインク粒子は、プリントヘッドの排出場所の領域に固体堆積物を形成することがあり、浮遊粉塵粒子が排出場所および中間電極を含む排出領域に積ることがある。
プリントヘッドから不要な物質を取り除くこれまでに公知の方法は、あらゆるデブリを追放するために洗浄(またはリンス)液を、プリントヘッドの排出領域を通過させることである。このような方法に使用される洗浄液は、主にインクキャリア液から構成され、その中でインク粒子は決して溶けない。プリントヘッドのあらゆる表面上で乾燥したインク粒子の堆積物を取り除くために、このような方法を機械的に「擦り洗う」工程と組み合わせることが好ましい。通常機械的に「擦り洗う」工程は、液体の流れを攪拌し、それによってインク堆積物を除去するために、洗浄液を空気と組み合わせるものである。場合によってはこの「擦り洗う」工程の有効性は、インク堆積物上の乾燥部を完全に取り除くには不十分であることがわかっている。
インク堆積物を分解できる洗浄液を使用して、上記の方法を実行する試みが行われてきた。しかしこのような液体は印刷に使用されたインクに不適合であった。洗浄後にプリントヘッドに残る少量の洗浄液が印刷インクと混ざることは避けられないので、液体は互いと適合しなければならない。
プリントヘッドからすべての不要な物質を首尾よく取り除くことができる他のこれまでに公知の方法は、プリントヘッドの排出領域に近づくようにプリントヘッドの前面を取り外す、またはさらなる洗浄を行うことができるように印刷機からプリントヘッドを取り外す、のいずれかのために、手動の介入が必要であった。次いで溶媒、化学薬品または超音波洗浄機の使用などの広範囲の洗浄方法がプリントヘッドに適用されることがある。プリントヘッドが印刷機の中に再挿入される前に、あらゆる溶媒残留物をプリントヘッドから注意深く取り除くことができる。
プリントヘッドおよび/またはその前面を取り外し、洗浄し、続いて再挿入することは、実行するために著しい技能を必要とする、時間のかかる工程である。これは、印刷機の中断時間という望ましくない時間を必要とし、取り外し、洗浄し、再度取り付ける間にプリントヘッドの要素を損傷する危険性が増す。
米国特許明細書第6,183,057B1号は、その中にプリントヘッドの面と係合するための洗浄キャップが提供される、プリンタを洗浄するための装置を教示している。使用時に洗浄流体の連続流は、流体内の粘性力がプリントヘッド上のデブリを除去して取り除くようにプリントヘッドの面上を通過する。約17,000kHzの周波数を有する圧力波を液体内に誘発するために、超音波変換器が提供される。
しかしこのような装置は、中間電極の背後に配置された排出領域を備えるプリントヘッドとともに使用するのに適していない。プリントヘッドの面上の流体の一定流量では、排出場所を備えるプリントヘッドの領域に流体が深く浸透せず、したがってプリントヘッドの外側への洗浄作用が限定される。また流体の流れにより乱流が生じ、乱流はプリントヘッドに向かって伝搬するときに超音波圧力波の減衰を生じる。
したがって不要な物質を完全に取り除く一方で、公知の技法を使用して遭遇した問題を避けることができる、プリントヘッドを洗浄するための改良された手法を提供することが必要とされている。
本発明の第1の態様によれば、プリントヘッドの少なくとも一部に取り付けるための保守キャップが提供され、保守キャップは、液体を受領するために少なくとも1つのチャンバを画定する筐体を備え、筐体は、保守キャップがプリントヘッドと係合されると、液体をチャンバからプリントヘッドの一部の中に通すための通路を提供する少なくとも1つの開口と、プリントヘッドと係合するための少なくとも1つの開口の周囲に配置された封止とを備える。保守キャップは、チャンバおよびプリントヘッド内に含有された液体内に超音波音響波を発生させ、それによってプリントヘッドを洗浄するために筐体に結合された、少なくとも1つの変換器をさらに備える。この少なくとも1つの変換器は、20kHz〜100kHzの周波数を有する音響波を発生するように構成される。
上記の保守キャップは、プリントヘッドの排出領域に超音波エネルギーを提供できる一方で、プリントヘッドをその場に留めることができる。このことは多くの理由でプリントヘッドの洗浄の公知の技法を超えて有利である。本発明は、静電インクジェットプリンタのプリントヘッドの洗浄に特に好都合である。
保守キャップは、それ自体とプリントヘッドとの間に封止を形成することができ、それによって保守キャップのチャンバ、プリントヘッドの内容積、および保守キャップとプリントヘッドとの間の小さい封止容積(このような封止容積が保守キャップのチャンバの封止容積に加えられる場合)を備える洗浄容積を画定することができる。保守キャップおよびプリントヘッドの内容積を備える液密領域を形成することにより、プリントヘッドを印刷装置から取り除く必要なしにプリントヘッドの排出領域を洗浄液内に浸すことができる。
少なくとも1つの超音波変換器は、洗浄容積内に含有された液体全体に伝搬する超音波を供給でき、表面上の不要な物質の堆積を取り除く作用をするキャビテーション気泡を形成する。超音波洗浄は、プリントヘッドの印刷インクと適合しない溶剤を使用する必要性がない。
20kHz〜100kHzの周波数を有する超音波のこの使用により、超音波がプリントヘッドの面内のスロットを貫通し、プリントヘッドの内容積に伝搬することができる一方で、不要な物質を取り除くために十分なパワーを提供する。さらに選択された周波数の範囲は、公知の超音波変換器で容易に到達できるパワー強度でキャビテーションを起こすことができる。
少なくとも1つの開口は細長く、プリントヘッドの面内の開口の長さより長くてもよい。これにより、超音波はプリントヘッド内の開口の全長にわたって伝搬し、プリントヘッドの内部領域の中に入ることができる。これにより、均一な洗浄作用をプリントヘッドの排出領域全体にわたって機能させることができる。
封止の様々な構成が企図されるが、少なくとも1つの開口の周囲に配置される封止は、プリントヘッドの面と係合するための適合する面封止であることが好ましい。これにより、保守キャップをプリントヘッドの面と容易に係合させることができ、通常保守キャップとそれを通って超音波を伝搬させなければならないプリントヘッドとの間に短いチャネルを提供し、したがってキャップとプリントヘッドの排出領域との間の波力の減衰は最小になる。
少なくとも1つの変換器は、音響波をチャンバに0.1〜10W/cm2、好ましくは1〜10W/cm2の強度で提供するように構成されることが有利である。この強度範囲は、超音波がプリントヘッド内の開口を貫通できる周波数で駆動されるときに、洗浄容積内に含有された液体内にキャビテーション気泡を形成することができることを本出願人は発見した。
一実施形態では、少なくとも1つの変換器は、音響波をチャンバに50W以下の電力で提供するように構成された、12cm2の放射表面(すなわちそれを通って超音波エネルギーがチャンバの中に伝達されるチャンバとの接触面積)を有する。
筐体は、保守キャップから分離して配置された液体供給部から液体を受領するための流体ポートを備えてもよい。これにより、保守キャップから離れて配置された源から筐体が充填されることができる一方で、キャップはプリントヘッドと係合される。
少なくとも1つの変換器は、少なくとも1つの開口と反対側の表面上の筐体に結合されてもよい。これにより、超音波を筐体内の開口に向かって、したがってプリントヘッドの排出領域に向かって方向付けることができる。
保守キャップは、筐体内の少なくとも1つの開口の細長い軸に平行な線に配置された、または平行な線に沿って配置された2つ以上の変換器を備えてもよい。これにより、超音波エネルギーがプリントヘッド内の排出領域においてアレイを跨いて一様に分散される。
原則として、保守キャップは多数の異なる型のプリントヘッドとともに使用されてもよい。適切なプリントヘッドの一例は、その中にプリントヘッドの排出場所が配置された内容積を備え、内容積とプリントヘッドの外側との間に通路を提供する開口スロットを備えた面をさらに備える静電プリントヘッドである。
また保守キャップを備え、さらに充填レベル制御デバイスを備えるシステムも提供され、充填レベル制御デバイスは、少なくとも1つのチャンバと流体連通し、少なくとも1つのチャンバおよびチャンバと係合されるプリントヘッド内の液体に対する最大平衡高さを制御するように構成される。これにより、上限を洗浄容積に対して画定することができ、したがってその中に洗浄液を配置してもよい正確な容積を画定する。
充填レベル制御デバイスは、少なくとも1つのチャンバおよびチャンバと係合されるプリントヘッド内の液体の最大高さが、筐体の開口の高さより高いように構成されてもよい。これにより、洗浄容積が保守キャップから出てプリントヘッドの内容積の中に入ることができ、それによって洗浄液はプリントヘッドの排出場所を包み込むことができる。
充填レベル制御デバイスは堰を備えてもよく、堰の頂部の高さは、少なくとも1つのチャンバおよびチャンバと係合されるプリントヘッド内の液体の最大高さを限定する。液体の最大高さを限定する堰の使用により、最大充填レベルを超えることなく過剰液体を保守キャップに供給することができる。これにより、洗浄液の正確な容積を決定し、保守キャップに送達する必要のない、単純な充填する工程が可能になる。
筐体は複数のチャンバを確定してもよく、チャンバのそれぞれは他のチャンバから流体分離され、各チャンバは、チャンバがプリントヘッドと係合されると、液体をチャンバからそれぞれのプリントヘッドの一部の中に通すための通路を提供する開口を備える。これにより、キャップを多数のプリントヘッドを備える印刷モジュールとともに使用することができ、プリントヘッドは、例えばそれぞれが異なるそれぞれのインクの化学的性質を使用することができる。
別法として、チャンバは、チャンバがプリントヘッドと係合されると、複数のそれぞれのプリントヘッドと連通する複数の開口を備えてもよい。
本発明の第2の態様によれば、プリントヘッドを洗浄する方法が提供される。方法は、保守キャップをプリントヘッドと係合させることにより、保守キャップとプリントヘッドとの間に封止を形成することと、液体を保守キャップによって画定されたチャンバの中に供給することにより、プリントヘッドの排出領域を液体内に浸すことと、20kHz〜100kHzの周波数を有する超音波音響波を液体内に発生させることにより、プリントヘッドの排出領域を洗浄することと、を含む。
この方法は、プリントヘッドを印刷装置から取り外す、またはインク固形物の溶媒を使用する必要なしに、プリントヘッドの内部および外部構成要素に集中的な洗浄する工程を提供するので、この方法はプリントヘッドを洗浄するこれまでの方法を超えて有利である。
保守キャップとプリントヘッドとの間に封止を形成するステップは洗浄容積を画定してもよく、洗浄容積は、保守キャップチャンバ内の少なくとも第1の容積とプリントヘッド内の内容積である第2の容積の組合せを備える、相互連結した容積から形成される。この相互連結された容積は、保守キャップとプリントヘッドとの間の封止によって画定されるあらゆる容積の存在を含む。浸すステップの間、洗浄容積は、超音波をその原点から洗浄されるプリントヘッドの各部に伝搬することができるように液体で充填される。通常液体は、好ましくはプリントヘッド内で使用されるインクのためのキャリア液と同じ液体を備える洗浄液である。このような液体の使用は、万一洗浄液のいかなる残留物が洗浄作業後にインクに接触し、またはインクと混合したとしても、インクとの適合性を確保し、プリントヘッドの作動前に後続のフラッシングまたは乾燥するステップの必要性を減らす。
好ましくは保守キャップによって画定されたチャンバの中への液体の供給は、プリントヘッドの排出領域が液体内に浸されると停止される。プリントヘッドの排出領域が液体内に浸されるときに、保守キャップによって画定されたチャンバの中への液体の供給が停止されることにより、液体を落ち着かせることができ、それによってそれを通る超音波が乱流に起因して減衰に悩まされることなく伝搬できる安定した媒体を提供する。
通常プリントヘッドは、使用時に下方に面する排出領域(例えば中間電極および複数の排出先端部を含む)を有し、保守キャップは、したがって好都合に下からプリントヘッドと係合されてもよい。また保守キャップは、プリントヘッドが下方に向いて傾斜した排出領域を有するが、排出部の線の軸は水平に配向されている場合にも使用されてもよい。
多数のプリントヘッドを備える印刷装置の場合、単一の保守キャップを使用して、具体的には分離したチャンバが個々のプリントヘッドに提供される場合に、位置を変える必要なしに多数のプリントヘッドを同時にまたは個別に洗浄してもよい。
理解されるように、第2の態様による方法は、好ましくは第1の態様による保守キャップを使用して実行される。
次に本発明の一部の例について添付図面を参照して説明する。
本発明とともに使用するのに適したプリントヘッドの斜視図である。 図1に示されたプリントヘッドの分解図である。 プリントヘッドの異なる部品に洗浄/リンス液を方向付けるマニホールドブロックの断面図である。 プリントヘッドの先端領域に洗浄流体を方向付ける通路を示す、プリントヘッドの断面図である。 図1に示されたプリントヘッドの排出領域の詳細な横断面図である。 図1に示されたプリントヘッドの排出領域の三次元の近接図である。 図4と同じ図であるが、示された流体流れ経路を備える図である。 本発明の一例による、超音波保守キャップの分解図である。 プリントヘッドと係合された超音波保守キャップの断面図である。 保守キャップおよびプリントヘッドが洗浄液で充填されている場合に、プリントヘッドと係合された超音波保守キャップの断面図である。 プリントヘッドが傾斜配向されている場合における洗浄液のレベルを示す、図10と同じ断面図である。 洗浄液を充填する工程における、保守キャップおよび充填レベルデバイスを含むシステムの概略図である。 洗浄液を排水する工程における、保守キャップおよび充填レベルデバイスを含むシステムの概略図である。 超音波保守キャップを使用して洗浄する工程の段階を説明する流れ図である。 同じ洗浄液供給部から保守キャップの多数のプリントヘッドを充填するための工程を説明する流れ図である。 堰/通気孔の構成要素およびプリントヘッドの係合区分を備える、保守キャップの斜視図である。 堰/通気孔の構成要素およびプリントヘッドの係合区分を備える、保守キャップの斜視図である。 保守キャップと係合するプリントヘッドモジュールの外部ケーシングの斜視図である。 保守キャップの係合機構を示す図である。 保守キャップをプリントヘッドに封止するための封止の横断面図である。 4個のプリントヘッド印刷モジュールとともに使用するための保守キャップの斜視図である。
本発明の理解を促進するために、まず図1〜図6に関連した公知のプリントヘッドの構造について論じ、続いて図7に関連した公知の洗浄作動の使用について論じる。
図1は、国際公開第93/11866号パンフレットに説明された型の静電プリントヘッドを示し、その作動原理は背景技術の章に論じた。本発明とともに使用するためのプリントヘッド100は、流入ブロック101および流出ブロック102からなる2部構成の本体を備え、流入ブロック101と流出ブロック102との間にプリズム202および中央タイル201が配置され、後者はその前縁部(図2)に沿って形成された排出アレイを有する。プリントヘッドの前部では、中間電極板103が基準板104上に装着され、基準板104はプリントヘッドの本体上に装着される。中間電極103はスロット106を備え、スロット106は通常幅0.2mm〜0.3mmであり、使用時にそれを通ってインクが排出される。中間電極103は通常プリントヘッド100の前面を形成する。ガスケット208は基準板104と流入ブロックおよび流出ブロックとの間に提供される。
図2、図3、図4、図5および図6を参照すると、プリントヘッドの本体は流入ブロック101および流出ブロック102を備え、その間にプリズム102および中央タイル201が挟まれる。中央タイル201は、その前縁部に沿った排出場所403のアレイ、およびその後縁部に沿った電気接続203のアレイを有する。各排出場所403は、インクメニスカスと(当技術分野で周知の方法で)相互作用する直立部400を備える。直立部400のどちらの側部上にも、排出直立部400の両側を通過するインクを運ぶインクチャネル404がある。使用時に一定の割合のインクが、例えば印刷画像の画素を形成するために排出場所403から排出される。静電力の印加により排出場所403からインクが排出されることは当業者には十分に理解されており、本明細書にはそれ以上は説明しない。
プリズム202は一連の狭チャネル411を備え、中央タイル201内の個々の排出場所403のそれぞれに対応する。各排出場所403のインクチャネルは、プリズム202のそれぞれのチャネルと流体連通し、プリズム202のそれぞれのチャネルは、流入ブロック101内に形成された入口マニホールドの前部407と流体連通する(当該入口マニホールドは図2に表されているように流入ブロック101の底面上に形成されるので、図2には示されていない)。排出場所403の反対側では、インクチャネル404は排出場所403毎に単一のチャネル412に統合し、中央タイル201の底面(図5に示されているように)上の排出場所403から離れて、流出ブロック102内に形成された出口マニホールド209の前部409と流体連通する点まで延在する。
インクはプリントヘッド100内のインク供給管220を用いて排出場所403に供給され、これはインクを流入ブロック101内の入口マニホールドに補給する。インクは入口マニホールドを通過し、そこからプリズム202のチャネル411を通って中央タイル201上の排出場所403に進む。次いで使用時に排出場所403から排出されない余剰インクは、中央タイル201のインクチャネル412に沿って流出ブロック102内の出口マニホールド209の中に流れる。インクは出口マニホールド209から出てインク戻り管221を通り、バルクインク供給部に戻る。
プリズム202のチャネル411は個々の排出場所403に連結されており、個々の排出場所403において正確に制御された排出特性を維持するために、インクを的確な圧力で入口マニホールドから供給される。インク入口マニホールドによりプリズム202の個々のチャネル411のそれぞれに供給されるインクの圧力は、プリントヘッド100の排出場所403のアレイの全幅にわたって等しい。同様に中央タイル201の個々のチャネル412のそれぞれから出口マニホールド209に戻るインクの圧力は、排出場所403のアレイの全幅にわたって等しく、出口において正確に制御されるのは、入口および出口のインク圧力が各排出場所403においてインクの静止圧を一緒に決定するからである。
またプリントヘッド100は、上部洗浄流体マニホールド204および下部洗浄流体マニホールド205を備える。上部および下部洗浄流体マニホールドは、それぞれ入口105a、105bを有し、それらを通してリンス/洗浄液をプリントヘッド100に供給することができる。流入ブロック101および流出ブロック102は、どちらも洗浄流体通路401を備える。流入ブロック101内の通路は上部洗浄流体マニホールド204と流体連通し、流出ブロック102内の通路は下部洗浄流体マニホールド205と流体連通する。流体連結部206は、洗浄流体マニホールドをそれぞれの洗浄流体通路に関連付ける。
流入ブロックおよび流出ブロック内の洗浄流体通路401は、洗浄流体出口207において終了する。排出場所403への経路は、基準板104内のV字形空洞によって画定された閉鎖空間405ならびに流入ブロック101および流出ブロック102の外表面に沿って、排出場所403自体が空洞402内に位置する点まで続く。この例ではV字形空洞の2つの側部は互いに対して90度である。
図7に示されているように、矢印Aは、プリントヘッドの洗浄作動の一環の間にリンス/洗浄液および/または空気が取った流動経路を示す。領域Bは、入口および出口マニホールドを通りインクチャネル411および412に沿ってインクが取った経路を示す。通常作動中に、インクの流れは、入口側(入口ブロック201)から出口側(流出ブロック202)まで場所403の周囲に存在する。通常使用時に、洗浄液の流れはなく、実際にプリントヘッド内に洗浄液は存在しない。しかし洗浄作動中にインクの流れは停止され、インクは好ましくは、インクが洗浄液と実質的に混合しないように、入口220および出口221における圧力を下げることにより、プリントヘッドから引き抜かれる。洗浄液は、排出先端部および中間電極を備える空洞の内表面を洗い流すために、通路401を通って空洞402の中に供給される。洗浄が完了すると、インクを排出場所403に移動して戻すことにより、また排出場所403の周囲にプリントヘッドの流入側から流出側まで一定流量を再開させることにより、プリントヘッドを再準備することができる。
上に説明された洗浄作動は、乾燥したインクの堆積物などのプリントヘッド上の不要な物質が、それ以上積極的に洗浄する工程が加えられずに洗浄液の流れのみを受けるという点で限定されている。
また洗浄流体通路401は、洗浄液が保守キャップの中に供給される、または保守キャップから流れ出るときに、空洞402に排出口を付けるために以下に説明される洗浄作動の一部にも使用され、保守キャップはプリントヘッドの前面に封止される。これは、入口105aおよび105bを洗浄液の供給部、圧縮空気の供給部、または大気に連結する、制御弁の組合せの使用によって遂行される。
プリントヘッド100がその排出場所403を下方に向けるように配向される際、中間電極103はプリントヘッド100の内容積の下面を形成する。プリントヘッドの内容積は、その中に排出場所403が突起する開放空洞を備え、溜り部を形成するために中間電極103によって下からまたその側面上において基準板104によって囲まれる。内容積は、中間電極103内の開口106を通って流れるのを妨げられた場合に、内容積内に保持される液体の量を充填されてもよい。このような場合、排出場所403は液体の高さに依存して部分的または完全に浸水されてもよい。以下に説明される保守キャップ装置とともに使用される際、内容積は中間電極103内の開口106を介してさらなるチャンバに連結される。内容物内の液体は、下のチャンバ内の液体で静力学的平衡に支持され、したがって中間電極103内の開口106を通って流れ出るのを防止される。またプリントヘッドおよび保守キャップは、プリントヘッドの排出場所が下方に向き、全く下方よりむしろ傾斜されるように配向されてもよく、排出部の線は水平線に配向される。この場合、同じ原理が内容積の充填に適用され、液体は同様に中間電極103内の開口106を通って流れ出るのを防止される。
図8の洗浄保守キャップ800は、さらにその場で洗浄する工程のために装置を提供し、超音波エネルギーを使用してプリントヘッド100から不要な物質を積極的に取り除く。使用時、保守キャップ800は、筐体801とプリントヘッド100との間に封止を形成するために、プリントヘッド100と係合されてもよい(図9参照)。次いで筐体801は、排出場所403および中間電極103を含むプリントヘッド100の要素を包み込むように洗浄液1001のレベルが十分な高さ1002に達するまで、洗浄液1001を充填されてもよい(図10参照)。超音波変換器805は筐体801に結合され、次いで電力を洗浄液1001に超音波音響波の形で伝達するために使用されてもよい。超音波により洗浄液1001のキャビテーションを生じ、キャビテーションは排出場所403などのプリントヘッドの排出領域および中間電極103の表面の周囲に衝撃波を生成する。洗浄液1001のキャビテーションによって生じた衝撃波は、不要な物質の堆積を砕く作用をし、それによってプリントヘッド100を洗浄する。またキャビテーション気泡を崩壊することによって生成された力は、超音波変換器の見通し線に配置されていない止まり穴および凹部を貫通することができる。
保守キャップ800の筐体801は、使用時に洗浄液1001が保持されるチャンバを画定する。筐体801は、開口802を図8に示されたようなその頂面内に備える。筐体801内の開口802は、中間電極10の形状にほぼ対応する細長い長方形である。筐体801がプリントヘッド100と係合されると、筐体801の頂面上の開口802の位置は、筐体チャンバ内の洗浄液1001とプリントヘッドの内容積との間に流路を提供するように、中間電極103内の開口106の場所に対応する。
筐体801とプリントヘッド100との間に封止を形成できるように、開口802の大きさはプリントヘッド100の中間電極103の大きさより小さい。具体的には筐体801内の開口802の長さは中間電極103の長さより短く、筐体801の開口802の高さは中間電極103の高さより低い。超音波を中間電極103内の開口106全体にわたって供給できるように、筐体801の開口802の長さは中間電極103内の開口106の長さより長い。
好ましい実施形態では、筐体は、超音波エネルギーを液体の中に有効に導くために、また超音波を筐体のチャンバ内の液体全体に一様に広げるために、筐体の底面に厚い壁を備える。筐体のチャンバは、超音波出力の大部分を頂壁内の開口に向かって方向付けるために、筐体の頂部に向かって次第に狭められる。
この例では、筐体801は厚さ2mmの鋼または同様の剛性材料から組み立てられる。この例では、筐体801はプリントヘッドの中間電極と少なくとも同じ幅を有する。保守キャップが、図19に示された保守キャップなどの2つ以上のプリントヘッド100を備える印刷モジュールとともに使用するのに適した例では、筐体801内に2つ以上の開口802が存在してもよい。
洗浄またはリンス液1001は、大部分が印刷インクに使用されるキャリア液から構成される。好ましくは、洗浄またはリンス液は、C1〜C20アルカンなどの脂肪族炭化水素を含む。より好ましくは、洗浄またはリンス液は分岐C1〜C20アルカンである。このような液体は、ExxonMobil製のIsopar G、ヘキサン、シクロヘキサンおよびイソデカンを含む。
リンス液は分散剤をさらに含んでもよい。分散剤は通常高分子、オリゴマーまたは界面活性剤などの材料であり、これはインク堆積物の分散性を向上させるために、リンス液に加えられる。分散剤の例には、Lubrizol製のSolsperse S17000およびColorburst 2155が含まれる。
リンス液は電荷制御剤をさらに含んでもよい。好ましくは、電荷制御剤は金属塩または極性溶媒である。例には、Huls America Inc.製の「Nuxtra Zirconium6%」およびOMG製の「Octa−Soligen Zirconium6」が含まれる。
洗浄液と適合する材料から作成された適合した面封止803は、筐体801内の開口802の周囲に配置される。保守キャップ800およびプリントヘッド100が係合されると、面封止803は筐体801とプリントヘッド100との間に位置付けられ、液密封止を形成する。したがって面封止803は小容積の側壁を形成し、筐体801によって形成された第1の基部および中間電極103によって形成された頂部を有する。小容積は、2つの開口、すなわち筐体801内の開口802および中間電極103内の開口106を備える。このようにして、保守キャップ800およびプリントヘッド100は、係合されたときにより大きい閉鎖された洗浄容積を形成するために協働し、より大きい閉鎖された洗浄容積は、保守キャップ筐体801のチャンバ、プリントヘッド100と保守キャップ800との間の小容積、およびプリントヘッド100の中間容積を備える。
図4を参照すると、洗浄液を充填されるプリントヘッド100の内容積は、排出場所403および空洞402を少なくとも包囲する容積を備え、基準板104ならびに流入ブロック101および流出ブロック102の表面内のV字形空洞402によって画定された閉鎖空間405、ならびにこれらの空間405に入る流体出口207をさらに含んでもよい。図5および図6を参照すると、洗浄液を充填されるプリントヘッド100の内容積はインクチャネル404、411および412をさらに備え、入口マニホールド407および出口マニホールド409の前部をさらに含んでもよい。
理解されるように、保守キャップ筐体801が2つ以上の開口802を備える場合、保守キャップ筐体801内の各開口802に対して個別の面封止803を備える、2つ以上の面封止803が存在してもよい。
封止板804は、面封止803を保守キャップ800の筐体801に締め付けるために使用される。
この例では、2つの超音波変換器805は、筐体801を通ってキャップ内の洗浄液1001の中に音響エネルギーを伝搬させることができるように、保守キャップ筐体801の底部の外面に堅固に付着される。超音波変換器805は、圧電気変換器または筐体801内に含有された液体内に超音波を発生できる別の型の変換器であってもよい。保守キャップ800に適切な変換器および駆動電子機器の一例は、約12cm2の放射表面を有する40kHz50Wの変換器およびGenerator Board(発電基盤)であり、どちらもEJ Electronics Ltd(www.ejelectronics.co.uk)から市販されている。
市販の汎用超音波洗浄機では、30〜33kHzの周波数を作動する変換器が一般に使用され、効果的だが非常に強烈な洗浄作用を提供する。40kHzなどの高い周波数は、あまり強烈ではないが、より多く浸透し、したがって繊細な対象および複雑な形状により適し、そのようなものとして宝石の洗浄に対してより一般的に使用される。静電プリントヘッドを洗浄する際に市販の超音波洗浄機の効果を検査するために実行された試験では、30〜33kHzで作動する超音波洗浄機はプリントヘッドを損傷する可能性があることが見出された。
本出願では、超音波変換器は、38kHz〜40kHzの周波数の音響波を発生するときに最も効果的であることがわかっており、これは中間電極103内のスロット106を貫通することができた。この周波数の音響波は、排出場所403および中間電極103を洗浄する際に、排出場所403および中間電極103を損傷することなく効果的であることがわかった。この周波数範囲は本例では最適な使用条件を提供することがある一方で、20kHz〜100kHzの周波数の音響波は、多少固有の設計に依存して保守キャップの他の例の使用に適する可能性がある。
使用中に超音波変換器805の出力の周波数をわずかに変調することにより、励磁の固定ノードおよび反ノードの形成を防ぎ、これは洗浄液1001の容積全体に一様でない配電を生み出すはずである。周波数は、周波数が連続して変化する方法で変調される掃引によって、または望ましくは、周波数が固定値の間で周期的に変わるホッピングによって、変調されてよい。
洗浄流体のキャビテーションを確保するために、超音波変換器は、キャビテーションを起こすのに適切な電力レベルで超音波エネルギーを流体に供給するように構成される。液体の表面にキャビテーションを起こすために必要な電力レベルは、各変換器の放射表面が振動する表面積および超音波の周波数に関連する。超音波キャビテーションを生成するために必要な電力強度は、超音波の周波数が増加するにつれて増加する。超音波の周波数および強度のどちらも、プリントヘッドを損傷するほどの電力強度を使用することなく、洗浄流体のキャビテーションを生成するように選択しなければならない。
20kHz〜100kHzの周波数範囲を有する超音波に対して、各変換器の電力レベルは、好ましくは0.1〜10W/cm2であり、より好ましくは1〜10W/cm2である。
本発明の好ましい実施形態では、各変換器は約12cm2の放射表面を有し、50W以下の強度でチャンバ内に超音波を提供する。好ましくは使用時に、各変換器は30〜50Wの電力で駆動される。
保守キャップ800とともに使用するのに適した型のプリントヘッド100は細長い構造である。プリントヘッド100に供給される電力は、そのいかなる要素を損傷することなく着実な洗浄する工程を達成させるために、その長さに沿って実質的に均一であるべきである。変換器805は、概して音響波の伝搬の主な方向に垂直な円形の横断面である。したがって開口802は概して細長いので、2つの変換器は、開口に沿って音響波の比較的均質な分散を提供するために、長い方向に通常60mm離間して並んで配置される。これらは、変換器の間の中心点がプリントヘッド100の中心と位置合わせされるように、プリントヘッドに対して対称的に位置付けられる。
2つの変換器が本例に使用されているが、他の例に使用されるのに適した変換器の数は、各変換器の形状、大きさおよび電力、ならびに保守キャップおよびプリントヘッドの幾何形状に依存する。これは、1次元、2次元もしくは3次元配列、または場合によっては他の形状の配置に提供される1つ、2つまたは3つの変換器によって達成されることがある。
次に保守キャップの筐体801を参照すると、これは2つの流体ポートを備え、そのそれぞれは流体連結部806に取り付けられ、洗浄液1001を受領する、または排水するのに適切である。第1の流体ポートは、洗浄液源から洗浄液1001を受領するために、かつ洗浄液1001を洗浄液排水部に排水するための両方に使用される。第2の流体ポートは充填レベル制御デバイス1007に連結され(これについては図11を参照されたい)、充填レベル制御デバイス1007は、保守キャップ800が所望の充填レベル1002まで充填されると、過剰な洗浄液1001をチャンバから排水することができることにより、プリントヘッド100および保守キャップ筐体801によって形成されたより大きい閉鎖容積内の洗浄液1001の充填レベルを制御するために使用される。
第2の流体ポートの使用は充填レベルを制御する便利な手段を提供するが、他の例では単一のポートおよび連結部を使用してこの二重機能を提供することができる。別法として、単一のポートおよび連結部を使用して、充填レベルを他の手法(液体の制御された容積を使用するなど)を使用して達成される環境、または実際に充填レベルの監視もしくは制御が必要ない環境に使用することができる。また当然ながら対応する連結部を備えた3つ以上の流体ポートを使用するのが好都合である場合にそのように使用することもできる。
図9では、保守キャップ800は、プリントヘッド100と係合して示されている。保守キャップ筐体801、面封止803、およびプリントヘッド100は、洗浄液1001を充填できる閉鎖した洗浄容積を形成するために協働する。プリントヘッド100は、保守キャップ800が係合されると印刷装置に連結され、プリントヘッド100を取り外す必要なしに、またはプリントヘッドから中間電極103を取り外す必要なしに、超音波で洗浄する工程をその場で実行してもよいことを理解されたい。
プリントヘッド100は下方に方向付けられるように示されている。これにより、中間電極103および排出場所403がそれぞれ水平面にある際に、洗浄液1001のレベルがプリントヘッド100の印刷領域を一貫して包み込むことができる。したがってある特定の高さの洗浄液1001が中間電極103全体を浸し、わずかに高い洗浄液1001が排出場所403のすべてを浸す。
図10では、保守キャップ800はプリントヘッドと係合され、洗浄液1001を備えているように示されている。洗浄液1001は、保守キャップ筐体801内のチャンバを充填し、開口802を通って延在し、中間電極103内の開口を通ってプリントヘッド100の中に充填レベル1002まで延在する。中間電極103および排出場所403は洗浄液1001に浸される。
排出場所403が浸されるように洗浄液がチャンバおよびプリントヘッドの内容積を充填した後、洗浄液の保守キャップ800への供給が停止し、チャンバおよびプリントヘッド内の液体を静止させることができ、したがってそれを通って超音波が乱流に起因して攪乱することなく伝搬できる媒体を提供する。
超音波変換器805によって発生された超音波は、洗浄液1001全体に伝播し、洗浄容積の内面にわたってキャビテーション気泡を形成する。気泡の崩壊によって生成される力は、プリントヘッド100の排出領域を含む表面から不要な物質を取り除く作用をする。
一部の機械構成では、作動時にプリントヘッドの各排出部に等しい静止圧が存在するように排出部の線は水平線に配向されるが、排出場所が下方に向き、全く下方よりむしろ傾斜されるようにプリントヘッドが配向されることが好ましいことがある。この場合、洗浄液をある所定のレベルに充填することにより、排出場所403のすべておよび排出場所に向く中間電極の内側表面、ならびに中間電極の外側面の大部分を浸す(図10a)。この場合、キャップの面封止の場所に隣接した中間電極の外側面の最高縁部に小領域の捕捉された空気が存在する可能性があり、これはこの領域が排出領域から離れており、したがって超音波の洗浄作動によって洗浄される必要がないので許容される。
下方に傾斜されたプリントヘッドの配向に対して、充填および排水を選択された特定の配向に最適化するために、本発明の範囲内の修正形態を保守キャップの詳細な設計に行ってもよいことが理解されよう。
図11では、保守キャップ800は、充填レベル制御デバイス1007をさらに備えるシステムの一部を形成する。充填レベル制御デバイスは、保守キャップ800およびプリントヘッド100内の洗浄液の最大充填レベル1002を画定するように機能をする。図11では、充填レベル制御デバイス1007は保守キャップから物理的に分離した構成要素であるように示されているが、実際にはこれは以下に説明される充填高さ1002の制御を助けるので、充填レベル制御デバイス1007は保守キャップの一部として提供されてもよい。
図11は、保守キャップ800および充填レベル制御デバイス1007を使用して洗浄液を充填する工程の概略図を提供する。充填ポンプ1101は液体供給部から洗浄液1001を提供する。充填弁1103は開いているように示されており、これにより洗浄液1001が第1の流体連結部806を介して保守キャップ筐体801のチャンバの中に流れることができる。充填レベル制御デバイス1007は、保守キャップ筐体801のチャンバと流体連通する。保守キャップ筐体801のチャンバが充填される際、少量の洗浄液1001が第2の流体連結部806から充填レベル制御デバイス1007の中に流れる。最終的に洗浄液1001は保守キャップ筐体801のチャンバを充填し、プリントヘッド100の排出領域を充填し始める。洗浄液レベルが上昇するにつれて、保守キャップおよびプリントヘッドの内部が連結された容積からの空気が、洗浄流体通路401ならびに入口105aおよび105bを介して大気に放出される。
充填レベル制御デバイス1007は、充填レベル制御デバイス1007の内側を外側に連結させる通気孔1105を使用して大気圧に保たれる閉鎖容積を備える。充填レベル制御デバイス1007および保守キャップ筐体のチャンバは大気圧であり、かつ流体連通するので、充填レベル制御デバイス1007内の洗浄液1001のレベルは、保守キャップ800およびプリントヘッド100内の洗浄液1001と同じレベルである。充填レベル制御デバイス1007は堰1106を備え、その頂部は所望の充填高さ1002に固定される。洗浄液1001のレベルが堰1106の高さを超えると、液体は堰1106を越えて流れ、排水弁1104を介して充填レベル制御デバイスに連結された排水ポンプ1102によって取り除かれる。したがって保守キャップ800およびプリントヘッド100に供給された洗浄液1101がある特定のレベル1002に達すると、供給されたあらゆる過剰な洗浄液1001は液体レベル制御デバイス1007内の積1106を越えて流れ、排水ポンプ1106によって取り除かれることが可能になる。プリントヘッド100および保守キャップ800内の洗浄液1001が確実に適正なレベル1002に達するために、保守キャップ800のチャンバは、保守キャップ800およびプリントヘッド100を所望の充填レベル100まで充填する必要があるよりわずかに多い洗浄液1001を供給される。過剰な洗浄液1001は、次いで充填レベル制御デバイス1007を介してチャンバから出て排水されることが可能である。堰1106から溢れ出る過剰な洗浄液1001は、洗浄液源タンクに戻される。
図12は、保守キャップ800および充填レベル制御デバイス1007を使用する洗浄液を排水する工程の概略図を提供する。洗浄液を充填する工程とは対照的に、ここでは充填弁1103は閉じており、第1の流体連結部806は充填ポンプ1101と流体連通しない。そうではなく第1の流体連結部806は、排水弁1104を介して排水ポンプ1102と流体連通する。排水弁1104は、もはや充填レベル制御デバイス1007と排水ポンプ1102との間に流体連通を提供しない。
排水する工程の間に、洗浄液1001は第1の流体連結部806を介して保守キャップ筐体801内のチャンバから取り除かれる。充填レベル制御デバイス1007およびプリントヘッド100内の洗浄液1001は、まず保守キャップ筐体801内のチャンバの中に流れ、次いで第1の流体連結部806を介して排水される。
保守キャップ800が排水された後、プリントヘッド100は、次いで超音波洗浄処理によって除去されたまたはほぐれた不要な物質を取り除くために、(図7に関連して説明された手順を使用して)洗浄液1001で洗い流されてもよい。
超音波保守キャップ800を使用して洗浄する工程の一例の段階が図13に示されており、以下の通りである。
1.プリントヘッド100は印刷機に係合されたままである一方で、超音波保守キャップ800はプリントヘッド100と係合され、したがって保守キャップ800とプリントヘッド面との間に液密封止が形成される。係合時に、保守キャップは下方に面する(または下方に傾斜した)排出場所403の真下に位置付けられる。
2.プリントヘッド100の周囲のインク流れ(プリントヘッド100のインク入口ポートと出口ポートとの間のインク圧力の差によって制御される、印刷作動中のプリントヘッド100の一定の特徴)は、入口ポートおよび出口ポートを等しい圧力に正常作動の圧力の中間点で設定することによって停止される。次いで入口ポートおよび出口ポートにおける圧力は、インクを洗浄されるプリントヘッド100の少なくとも最下部から引き抜くために下げられる。
3.充填ポンプ1101が、洗浄液1001を保守キャップ筐体801のチャンバの中に供給し始める。筐体チャンバ内の洗浄液1001の高さは、筐体801および面封止803を越えて増加し、中間電極103および排出場所403が洗浄液1001内に包み込まれるようにプリントヘッド100の中に入る。所定の高さ1002で、洗浄液は充填レベル制御デバイス1007の堰1206を越えて流出し始め、充填レベル制御デバイス1007は保守キャップ内のチャンバ801と流体連通する。したがってプリントヘッド100内の洗浄液1001の高さは、充填レベル制御デバイス1007内の堰1206の高さに限定される。充填ポンプ1101は、所望の充填レベルに達するために必要であるよりわずかに多い洗浄液1001を保守キャップ800に提供した後、充填ポンプ1101は洗浄液1001を保守キャップ800に提供するのを停止するように構成される。少量の液は、常に充填レベル制御デバイス内の堰1106を越えて流れ、次いで洗浄液1001の供給源に戻される。別法として、感知デバイスを使用して、液体が堰1106から溢れて流れ始めるときを感知し、充填ポンプ1101にポンプ供給を停止するように制御してもよい。充填ポンプ1101が洗浄液を保守キャップ800に提供するのを停止すると、次いで充填弁1103は閉じられ、洗浄液1001が洗浄する工程中に保守キャップ800に排水するのを防ぐ。
4.超音波変換器805は、次いで所定の期間、通常0.5〜2分間駆動される。この期間中、超音波変換器は、好ましくは0.1〜5秒の短い爆発で駆動され、好ましくは0.1〜5秒の短期間の停止と交互に行われる。短期間の停止により、完全に破壊しない(例えば洗浄液内に溶解した空気の存在に起因する)キャビテーション気泡を洗浄液から消すことができ、電力の後続の爆発の開始時に液体を通る超音波の伝達が向上し、それによってこの方法の洗浄の効果が増す。変換器805は、それぞれが好ましくは38kHz〜40kHzの周波数で30W〜50Wの電力で駆動される。この周波数は、掃引パターンまたはホッピングパターンを使用して変調されてもよい。超音波音響波が洗浄液1001内に発生され、プリントヘッド100の排出領域に向かって伝搬する。キャビテーション気泡が洗浄液1001内に形成される。キャビテーション気泡が崩壊すると大きい力が生成され、それにより中間電極103および排出場所403の周囲の不要な物質の堆積が除去または弱められる。
5.排水弁1104は、次いで排水ポンプ1102と保守キャップ筐体801の第1の流体連結部806との間の連結を開く。洗浄液1001は、第1の流体連結部806を介してプリントヘッド100、充填レベル制御デバイス1007、および保守筐体801内のチャンバから排水される。除去された物質は、排水する液体によりプリントヘッド100および保守キャップから運び出される。
6.プリントヘッドは、インクを先端部に向かって再度進めるために、インク圧力を上げることによりインクを再充填される。プリントヘッドのインクチャネルが十分にインクを充填されることを確保するために、一部のインクが先端部から放出されてもよい。いかなる放出されたインクも、続く洗い流すステップによりプリントヘッドから取り除かれる。
7.次いで超音波キャップ内で使用されるものと同じ型の洗浄液が、流体入口105aおよび105bに供給され、これは先に外部制御弁を介して大気に放出されたものである。洗浄液は上部および下部流体マニホールド204、205を通過し、ここで洗浄液は、流体連結部206を介してプリントヘッド100の幅にわたって一様に離間された8個(上側に4個、下側に4個)の通路401に分散される。洗浄液は、流体出口207から出現し、プリントヘッド100の前面付近の基準板104内の空洞402の中に入り、その中に排出先端部410および中間電極103の内面が配置される。洗浄液は、周期的に短い爆発で流体通路401を通って方向付けられ、外部制御弁を介して制御される。通常爆発時間は2秒の作動、1秒停止が9秒間行われる。洗浄液は、空洞402から中間電極103の中心にある開口スロットを通り、洗浄液が排水される保守キャップ800の中に流れる。
8.プリントヘッド先端部の周囲のインク流れは、プリントヘッドのインク入口220とインク出口221との圧力差を設定することによって再開される。
9.保守キャップは、プリントヘッドの面から封止を解除されるが引き抜かれない。これにより次の乾燥するステップの間にプリントヘッドの通気が増加する。
10.次いで通路405、空洞402および中間電極106の面から残留洗浄液を乾燥させるために、空気が外部制御弁を介して流体入口105aおよび105bに供給される。空気は空間405および空洞402を通って流れ、係脱された保守キャップの封止を通過してそこから大気に放出される中間電極の面内のスロットから出る。
11.超音波保守キャップ800は、次いでプリントヘッド100から完全に引き抜かれる。キャップが引き抜かれる際、キャップのプリントヘッド係合区分に取り付けられたワイパー1530が、プリントヘッドの面にわたって引き寄せられ、プリントヘッドの面からあらゆる残留液を取り除く。
終了
上に説明された順序は、超音波洗浄の期間を1つまたは複数のプリントヘッドの保守に組み込む、可能な順序の一例であり、この順序の詳細は本発明の範囲内で変化してもよいことが理解される。
上の説明は、キャップ内の流体連結部806を介して、保守キャップチャンバおよびプリントヘッド空洞402にリンス/洗浄液を充填することを説明している。充填する他の方法は、本発明の範囲内であることが可能であり、リンス/洗浄液を保守キャップチャンバおよびプリントヘッドを通してプリントヘッド空洞402に供給するために、プリントヘッドの洗浄流体入口105aおよび105bを利用することを含む。
多数のそれぞれのプリントヘッドとともに使用するために多数の超音波保守キャップに対して充填する工程の段階が、図14に示されている。
単一の充填ポンプから並行に洗浄液を供給される多数の保守キャップ(多数の保守キャップは異なる高さで印刷機上にあってもよい)に対して、ポンプ1101と各保守キャップ800のそれぞれとの間に個別の充填弁1103を有することが好都合である。第1のキャップが一旦充填されると、それに関連した充填弁は閉じる一方で、ポンプは、1つずつキャップがすべて充填され、すべての充填弁が閉じるまで、洗浄液をその他のキャップに引き続き供給する。
各チャンバが不要な洗浄液を使用することなく適切に充填されることを確保するために、各チャンバ内の洗浄液のレベルに対する検出システムを利用することができる。これは、液体レベルが堰の高さまたはその付近であるときを検知するために、充填レベル制御デバイス1007内に配置された液体レベルセンサを備えてもよく、検出システムは、別法として堰によって設定された所望の充填レベルに達して液体が堰を溢れ出るときを検知するために、充填レベル制御デバイスからの流出部に配置された液体流れセンサを備えてもよい。
別法として、この機能を局所プリントヘッドインク圧力制御装置(Local Ink Feed(ローカル・インク・フィード)またはLIFと略す)によって実行することができる。チャンバを充填する作動中に、LIFは、洗浄液レベルがプリントヘッドの排出先端部に触れたときを検知するように適切に構成されることが可能である。このことを行うことができる1つの方法は、LIFをプリントヘッドに連結するインク補給管に吸引を行うこと、および既存のセンサ(これはプリントヘッドにインクを準備するときに、インク補給圧力の閉ループ制御に使用される)を使用してLIF内の空気圧を監視することによる。洗浄液が先端部を浸すと、LIFセンサで空気圧の降下が起き、これを使用してポンプおよび弁の制御装置に信号を送ってそれぞれのチャンバに対する充填弁を閉じる。
多くの適切な可能性が充填レベルを検出するために存在し、本発明に首尾よく利用できることが理解されよう。
多数の保守キャップ800を充填する段階は以下の通りである。
3a.すべてのキャップに対する充填弁1103を開く。
3b.充填ポンプ1101はすべてのキャップに洗浄液1001を提供する。
次いで反復判定ループを開始して、すべての充填弁が閉じるまで繰り返される。
反復ループは以下のステップを含む。
3c.すべての充填弁が閉じているかどうかを判定する。すべての充填弁が閉じている場合、ステップ3fに進む。いずれかの充填弁が開いたままである場合、判定ループをステップ3dに続ける。
ループが開始されると、すべての充填弁はステップ3aに求められるように開く。
3d.各キャップに対して充填レベルが監視される。充填レベルが所望のレベルに新たに達したと検出された場合、ステップ3eに進む。所望の充填レベルに達していない場合、引き続き充填レベルを監視する。
3e.充填レベルが所与のキャップにおいて所望のレベルに新たに達したと検出された後、当該キャップに関連した充填弁を閉じる。次いでステップ3cが反復される。
3f.すべての充填弁が閉じているとき、反復判定ループが中断され、充填ポンプからの洗浄液の供給を停止する。
保守キャップ800の一部の実施形態は、保守キャップ800を使用中にプリントヘッド100に正確にしっかりと取り付けることができるように、図15および図15aに示されたようにプリントヘッド係合区分1500を備える。
プリントヘッド係合区分1500は直立する側壁1510を備え、側壁1510は、保守キャップ800と係合するときにプリントヘッド100を部分的に包囲するように、保守キャップ800の開口802を越えて延在する。保守キャップ800は複数の軸受1740、1750を備え、複数の軸受1740、1750は、プリントヘッド係合区分1500内の複数の軸受スロット1720、1730内に配置される。プリントヘッド係合区分1500および保守キャップ800は、軸受1740、1750および軸受スロット1720、1730によって拘束される際に、互いに対してわずかな距離を移動してもよい。
側壁1510はリニアキー溝軸受1520を含む。リニアキー溝軸受1520は、プリントヘッドモジュール外部ケーシング1600上に、図16に示された対応する輪郭1620と係合するように設計される。
一部の実施形態では、側壁1510をプリントヘッド100上のキャップ800を装着する他の手段と置換でき、またはキャップ800を装着する他の手段と一緒に使用することができる。これは特に多数のプリントヘッドが提供され、同じキャップを同時に2つ以上のプリントヘッドを覆うために使用する場合に当てはまる。
プリントヘッド係合区分1500を備える保守キャップ800は、多数のステップにおいてプリントヘッドモジュール外部ケーシング1600と係合される。保守キャップ800は、まず保守キャップ800をプリントヘッド100に対して横方向に移動させることにより、プリントヘッドに面する位置に移動され、リニアキー溝軸受1520は、プリントヘッドモジュール外部ケーシング1600の対応する輪郭1620に沿って移動する。この移動は、通常モーター付きリニアステージ(図示せず)によって運ばれる。リニアキー溝軸受1520およびプリントヘッドモジュール外部ケーシング1600の対応する輪郭1620を提供することにより、プリントヘッド100および保守キャップ800の相対位置がプリントヘッドモジュール外部ケーシング1600の輪郭に許容される相対位置に拘束される。
横方向に移動中、保守キャップ800はプリントヘッド100の面に締め付けられず、リニアキー溝軸受1520およびプリントヘッドモジュール外部ケーシング1600の輪郭によって画定された経路に沿って、プリントヘッド100の面を自由に横断する。
一旦プリントヘッドの面の上に位置すると、保守キャップ800は、図17に示された空気圧アクチュエータ1710によって運ばれる第2の移動においてプリントヘッド100の面に締め付けられる。この第2の移動は、係合中に封止面から緩んだ材料またはデブリを確実にぬぐい去るための強打の動きである。この動きは保守キャップ800の軸受1740および1750ならびにプリントヘッド係合区分1500内の軸受スロット1720および1730によって案内される。第1の軸受スロット1720および第2の軸受スロット1730は、前から後ろに角度が異なり(図17参照)、それに沿ってそれぞれの軸受1740および1750が移動し、したがって確実に封止803が次第に導かれ圧迫される一方で、プリントヘッド100の面にわたって移動する(軸受のこの配置は、保守キャップ800の両側に存在する)。空気圧アクチュエータ1710は圧縮空気によって駆動され、計量された流出制限を使用して係合運動の速度が制御される。最後の一撃の空気圧クッションは、封止803をその最後の圧縮された位置にゆっくりと入れるために使用される。
またこの実施形態においてキャップの係合区分の側壁1510の間に装着される、充填レベル制御デバイス1007を備える保守キャップの一実施形態が、図15および図15aに示されている。
図18は、本発明とともに使用するのに適した封止803の一例を示す。封止803自体は、開放した中空形状構造であり、空気間隙を囲む湾曲した隆起区分を備える。封止803は、ショア硬さ70Aのフルオロエラストマー(DuPont製の商標Viton)などの圧縮可能な材料から形成され、これはアイソパー系洗浄液に適合する。封止803は、空気圧を動力とする作動のクッション性のある端部の打撃が圧縮可能な材料自体を圧縮する前に、湾曲した隆起区分が空気間隙の中に崩れるように設計される。これは液密封止を達成する役に立つ。
図19は、多数のプリントヘッドを備える印刷モジュールに適する超音波保守キャップ2000を示す。保守キャップの筐体は4個のチャンバを画定する。各チャンバは開口2100およびプリントヘッドと係合するための面封止を備える。超音波保守キャップ2000は、筐体内の洗浄液に超音波を生成するために筐体に接着された4個の超音波変換器2200を備える。この設計の変形形態は、4個の個々の開口およびそれぞれのプリントヘッドと係合するための面封止を備えるすべての4個のプリントヘッドに対する共通のチャンバと、2つのチャンバであって、少なくとも1つのチャンバは2つ以上のプリントヘッドに共通する2つのチャンバと、を含む。

Claims (18)

  1. 静電プリントヘッドに取り付けるための保守キャップであって、
    液体を受領するために少なくとも1つのチャンバを画定する筐体であって、前記筐体は、前記保守キャップが前記プリントヘッドと係合されると、前記液体を前記チャンバから前記プリントヘッドの排出領域の中に通すための通路を構成する少なくとも1つの開口と、前記プリントヘッドと係合するための前記少なくとも1つの開口の周囲に配置されたシールと、を備える、筐体と、
    前記チャンバおよび前記プリントヘッド内に含有された前記液体内に超音波音響波を発生し、それによって前記液体のキャビテーションによって生成された力を受けて前記プリントヘッドを洗浄するために、前記筐体に結合された少なくとも1つの変換器であって、前記少なくとも1つの変換器は、20kHz〜100kHzの周波数を有する音響波を発生するように構成される、少なくとも1つの変換器と、
    を備える、保守キャップ。
  2. 前記筐体内の前記少なくとも1つの開口は、前記プリントヘッドのインク吐出面に設けられたスロットの長さより長く、かつ、細長く構成されている、請求項1に記載の保守キャップ。
  3. 前記筐体内の前記少なくとも1つの開口の周囲に配置された前記シールは、前記プリントヘッドの面と係合するための適合する面シールである、請求項1又は2に記載の保守キャップ。
  4. 前記筐体は、前記保守キャップから分離して配置された液体供給部から液体を受領するための流体ポートを備える、請求項1〜3の何れか一項に記載の保守キャップ。
  5. 前記少なくとも1つの変換器は、30kHz〜50kHz、また好ましくは38kHz〜40kHzの周波数の音響波を発生するように構成される、請求項1〜4の何れか一項に記載の保守キャップ。
  6. 前記少なくとも1つの変換器は、音響波を前記チャンバに0.1〜10W/cm、好ましくは1〜10W/cmの強度で提供するように構成される、請求項1〜5の何れか一項に記載の保守キャップ。
  7. 前記少なくとも1つの変換器は、前記筐体内の前記少なくとも1つの開口と反対側の表面上の前記筐体に結合される、請求項1〜6の何れか一項に記載の保守キャップ。
  8. 前記筐体内の前記少なくとも1つの開口は、細長く、
    前記保守キャップは、前記筐体内の前記少なくとも1つの開口の細長い方向に平行に配置された複数の変換機をさらに備える、請求項1〜7の何れか一項に記載の保守キャップ。
  9. 前記プリントヘッドは、その内部に開放空洞を備える静電プリントヘッドであり、
    前記開放空洞の中に、前記プリントヘッドの排出場所が配置され、
    前記静電プリントヘッドは、前記開放空洞と前記プリントヘッドの外側との間に通路を構成するスロットを有するインク吐出面を有する、請求項1〜8の何れか一項に記載の保守キャップ。
  10. 前記筐体は、前記チャンバが少なくとも1つのそれぞれのプリントヘッドと係合されると、前記液体を前記チャンバから前記少なくとも1つのそれぞれのプリントヘッドの排出領域の中に通すための少なくとも1つのそれぞれの通路を構成する、少なくとも1つの開口を備える、共通チャンバを備える、請求項1〜9の何れか一項に記載の保守キャップ。
  11. 前記筐体は、独立して離隔された複数のチャンバを画定し、
    各チャンバは、前記チャンバがプリントヘッドに係合されると、前記液体を前記チャンバから前記プリントヘッドの排出領域の中に通すための通路を構成する開口を備える、請求項1〜の何れか一項に記載の保守キャップ。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の保守キャップを備えるシステムであって、
    充填レベル制御デバイスをさらに備え、
    前記充填レベル制御デバイスは、前記少なくとも1つのチャンバと流体連通し、前記少なくとも1つのチャンバ内の液体に対する最大高さを制御するように構成される、システム。
  13. 請求項1〜11の何れか一項に記載の前記保守キャップ又は請求項12に記載のシステムを備えるシステムであって、
    前記少なくとも1つのチャンバおよび前記チャンバと係合されるプリントヘッド内の前記液体の高さを監視するためのレベル検出システムをさらに備える、システム。
  14. 静電プリントヘッドを洗浄する方法であって、
    保守キャップをプリントヘッドと係合させることにより、前記保守キャップと前記プリントヘッドとの間に封止を形成することと、
    液体を前記保守キャップによって画定されたチャンバの中に供給することにより、前記プリントヘッドの排出領域を前記液体内に浸すことと、
    20kHz〜100kHzの周波数を有する超音波音響波を、前記チャンバおよび前記プリントヘッド内に含有された前記液体内に発生させることにより、前記プリントヘッドの前記排出領域を洗浄し、それによって前記液体のキャビテーションによって生成された力を受けて前記プリントヘッドを洗浄することと、
    を含む、方法。
  15. 前記プリントヘッドの前記排出領域が前記液体内に浸されるときに、前記保守キャップによって画定された前記チャンバの中への前記液体の供給を停止することを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記保守キャップと前記プリントヘッドとの間に封止を形成することにより、前記保守キャップの前記チャンバと、前記プリントヘッドの開放空洞と、を有する閉鎖された空間が画定される、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記液体は、前記プリントヘッド内に使用されるインクに対するキャリア液と同じ液体を備える、請求項14〜16の何れか一項に記載の方法。
  18. 前記保守キャップは、請求項1〜11の何れか一項に記載の保守キャップである、請求項14〜17の何れか一項に記載の方法。
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