JP2004358052A - 家庭用健康管理システム - Google Patents

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秀昭 片山
Kaneyasu Chiyou
金保 趙
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Abstract

【課題】サーバ側のシステムに接続することなくユーザ側のシステムでバイタル・データの解析結果を得る。
【解決手段】バイタル・データを測定するセンサ部と、センサ部により測定されたバイタル・データを記憶する記憶装置と、記憶装置に格納されたバイタル・データを送信する送信部とを含むバイタル・データ測定装置と、バイタル・データ測定装置から送信されたバイタル・データを受信する受信部と、受信部により受信されたバイタル・データを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたバイタル・データを解析し、解析結果を記憶部に記憶する解析プログラムと、解析プログラムの解析結果を表示する表示部とを含むユーザ端末とを有する。これにより、ユーザは、ユーザ側のシステムのみによってバイタル・データの解析結果を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、個人の健康管理に用いられる家庭用健康管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、国民の健康指向の高まりとともに、健康食品や健康器具等、健康を指向した商品が数多く開発され市場に出回ってきている。また、病院等の医療機関に出向くことなく在宅で健康を管理するための技術も多数存在する。
【0003】
例えば、患者であるユーザが任意の場所で迅速に診断結果を得ることを可能とし、各患者のデータを集中管理することで、診断の合理化を図る技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。すなわち、端末装置の計測器によって所定の生態を計測し、この生態計測情報を中央処理装置側に通信ネットワークを通して送信すると、中央処理装置は通信ネットワークを通してこの生態計測情報を診断検査できる診断検査装置に対し生態計測情報を送信し、診断検査装置は診断検査部によりその生態計測情報を診断検査すると、通信ネットワークを通して中央処理装置側に送信し、中央処理装置は診断検査装置よりの診断結果情報を通信ネットワークを通して端末装置側に送信する在宅健康管理システムが存在する。
【0004】
また例えば、ユーザが健康を害する可能性があるか又は害した際に、適切な時に適切な医療、又は介護が受けられるように常時、個人の健康を管理するための技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。すなわち、生体検査データ又は検体検査データを収集する収集手段と、前記収集手段により収集された検査データに基づいて、健康状態の異常を示す異常値を検出する異常値検出手段と、異常値検出手段による異常値の検出に応じて、検出結果を病院に通知するための通信手段とを具備する、病院の外部に設けられるパーソナル健康管理システムが存在する。
【0005】
また例えば、潜在患者の多い生活習慣病患者及び予備軍に対し、医療機関等とのネットワークを構築し、自ら或いは医師などによる日常の健康管理をサポートし、健康管理に必要な医療情報の提供サービスを行うための技術が存在する(例えば、特許文献3参照)。すなわち、健康管理センタは、情報通信回線を介して、ユーザと医療機関と接続されており、高血圧症、高脂血症、糖尿病または喘息/COPD(慢性閉塞性肺疾患)等の生活習慣病患者及びその予備軍(患者ではないが発症する可能性の高い人)であるユーザの家には、バイタルセンサ制御部を中心として、ユーザの各疾病の測定に必要なバイタルセンサが選択され接続されたシステムがあり、健康管理センタは、記憶部とサーバとを有し、各ユーザから送信されるバイタルセンサのデータの記憶部への格納や、ユーザの検査結果のデータを評価し、ユーザの自己管理をサポートする健康管理システムが存在する。
【0006】
また例えば、個人の日頃の生活習慣や健康度合いを十分に把握でき、個人に必要な生活改善のアドバイスのみを随時通知することで、より確実に極度の負荷なく生活改善を促すための技術が存在する(例えば、特許文献4参照)。すなわち、アドバイス装置によって健康管理対象者に応じたアドバイスを健康管理端末へ通知し、このアドバイスに対して健康管理対象者がアドバイス装置に返した応答内容を用いて、健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるアドバイスに修正を行ってアドバイスを健康管理端末へ通知することを繰り返す健康管理方法、アドバイス装置及び健康管理システムが存在する。
【0007】
また例えば、個人の健康管理を日常的にサポートし、且つビジネスとして成立させるための技術が存在する(例えば、特許文献5参照)。すなわち、個人ユーザとデータ処理センタと医療機関との間で通信ネットワークを構築し、個人ユーザは、周知の健康管理端末を使用して自身の健康管理に係わる情報を検出または計測し、その個人情報をデータ処理センタへ送信し、データ処理センタは、個人ユーザから送信された個人情報を入力して解析するコンピュータを備え、解析した加工情報を医療機関へ送信し、医療機関は、データ処理センタから送信された加工情報に医師の判断を加えて、個人ユーザに健康指導(生活習慣の改善指導等)を行う健康管理システムが存在する。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−38435号公報
【特許文献2】
特開平9−28682号公報
【特許文献3】
特開2002−56099号公報
【特許文献4】
特開2002−149830号公報
【特許文献5】
特開2002−163369号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら以上のような従来技術では、いずれも医療機関が主体の遠隔医療システムとなっており、例えばユーザ端末とサーバとが接続されているネットワークに不具合が発生した場合には、ユーザはバイタル・データの解析結果を得ることができない。また、医療機関固有のネットワークで構成されているため、ユーザは、診療予約等を他の医療機関について行うことができない。
【0010】
従って本発明の目的は、家庭用健康管理システムにおいて、サーバ側のシステムに接続することなくユーザ側のシステムでバイタル・データの解析結果を得ることを可能とするための新規な技術を提供することである。
【0011】
また、本発明の他の目的は、家庭用健康管理システムにおいて、サービスの提供を受ける医療機関の選択を可能とする新規な技術を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る家庭用健康管理システムは、バイタル・データを測定するセンサ部と、センサ部により測定されたバイタル・データを記憶する記憶装置と、記憶装置に格納されたバイタル・データを送信する送信部とを含むバイタル・データ測定装置と、バイタル・データ測定装置から送信されたバイタル・データを受信する受信部と、受信部により受信されたバイタル・データを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたバイタル・データを解析し、解析結果を記憶部に記憶する解析プログラムと、解析プログラムの解析結果を表示する表示部とを含むユーザ端末とを有する。
【0013】
これにより、ユーザは、例えばユーザの家庭内に設置されたユーザ側のシステムのみによって、バイタル・データの解析結果を得ることができる。
【0014】
また、解析プログラムが、記憶部に記憶されているユーザのバイタル・データの正常範囲に関するデータを用いて、受信部により受信され且つ記憶部に記憶されたバイタル・データが正常範囲にあるか判定する機能を有するようにしてもよい。
【0015】
これにより、例えばユーザの身長、体重、年齢及び性別等のデータから算出されるバイタル値の正常範囲内に、測定結果であるバイタル値が含まれていない場合には異常を検出することができる。また、バイタル値が正常な範囲にあった場合でも、そのことをユーザは確認することができ、サーバ側のシステムに接続することなく健康チェックを終えることができる。
【0016】
また、センサ部は、1回の測定操作により少なくとも血糖値、中性脂肪値及びコレステロール値を測定可能なものであってもよい。なるべく多くの種類のバイタル・データを一度に計測可能とすることにより、ユーザの負担を軽減することができる。
【0017】
また、上記家庭用健康管理システムが、ユーザ端末とネットワークを介して接続された管理システムをさらに有し、ユーザ端末が、ネットワークに接続するための手段をさらに備え、管理システムが、バイタル・データの詳細な解析及び医師からのアドバイスの少なくともいずれかの依頼データをユーザ端末から受信し且つ医療機関用システムから当該依頼への応答データを受信した場合、依頼への応答データを応答データ記憶部に記憶する手段と、応答データ記憶部に記憶された依頼への応答データをユーザ端末に送信する手段とを備えていてもよい。
【0018】
これにより、ユーザは、計測したバイタル値に異常が検出されて自己の健康状態に不安を感じた場合等には、バイタル・データの詳細な解析及び医師からのアドバイスの少なくともいずれかを要求することができ、またオンラインで医師からの応答を得ることができる。
【0019】
また、管理システムが、ユーザ端末から診療予約についての入力データを受信した場合、診療予約データを生成し、診療予約データ記憶部に記憶する診療予約処理手段と、診療予約データ記憶部に記憶された診療予約データを医療機関用システムに送信する手段とをさらに備えていてもよい。
【0020】
これにより、ユーザは、計測したバイタル値に異常が検出されて自己の健康状態に不安を感じた場合等には、診療の予約をオンラインで行うことができる。
【0021】
また、診療予約処理手段が、ユーザに少なくとも医療機関の選択を促す手段と、ユーザ端末から、少なくとも医療機関の選択データを受信した場合、選択された医療機関についての診療予約データを生成し、診療予約データ記憶部に記憶する手段と備えていてもよい。これにより、ユーザは、複数の医療機関の中から、自己の希望する医療機関を選択して診療予約を行うことができる。
【0022】
また、管理システムが、バイタル・データの詳細な解析及び医師からのアドバイスに対する費用をオンラインで決済するための手段をさらに備えていてもよい。これにより、決済の際のユーザの負担を軽減することができる。
【0023】
また、送信部と受信部とが、ブルー・トゥース(Bluetooth:近距離無線伝送技術。詳しくは、http://www.bluetooth.com/を参照のこと)規格に従った構成を有している場合もある。接続の煩雑さ、コードの取り回し等の観点から好ましいためである。
【0024】
なお、解析プログラム、及び本発明に係る家庭用健康管理システムを構成するコンピュータに実行させるその他のプログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してデジタル信号として頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリに一時保管される。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係るシステム構成図を図1に示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、管理サーバ5と、医療機関100の医療機関LAN(Local Area Network)11と、例えばパーソナル・コンピュータである1又は複数のユーザ端末3とが、無線又は有線によって接続されている。
【0026】
管理サーバ5には、決済処理部501と予約処理部503と医療機関仲介処理部505とが含まれている。決済処理部501は、ユーザが本システムを利用して発生した費用の電子決済処理を行う。電子決済可能な費用には、例えば医師による詳細なバイタル・データの解析やアドバイス等への対価が含まれる。
【0027】
予約処理部503と医療機関仲介処理部505との処理内容については処理フローの説明において述べるが、管理サーバ5は、この他に図示していないウェブ(Web)サーバ機能を有しており、Webページ・データの生成・送信処理等を行えるようになっている。
【0028】
さらに、管理サーバ5は、ファイル格納部50を管理しており、ファイル格納部50には、ユーザ・データ・ファイル507とバイタル・データ・ファイル509と医師・医療機関データ・ファイル511と予約データ・ファイル513と詳細結果・アドバイス・ファイル515とが含まれている。
【0029】
ユーザ・データ・ファイル507には、ユーザID、氏名、住所等、本システムのユーザに関するデータが格納されている。また、バイタル・データ・ファイル509には、ユーザ端末3からユーザのバイタル・データを受信した場合に、ユーザのバイタル・データが格納される。なお、バイタル・データには、例えば血圧、脈拍、体温、血糖値、中性脂肪値及びコレステロール値等、ユーザの健康状態を把握するために測定された値が含まれている。
【0030】
また、医師・医療機関データ・ファイル511には、医療機関の所在地、診療科、所属する医師、診療可能日等、医師及び医療機関に関するデータが格納されている。なお、本実施の形態においては、医師に関するデータとして、少なくとも診療科と経験値と詳細解析・アドバイス回数とが格納されている。なお、経験値には、医師の経験年数、手術回数等に基づく値が予め格納されており、詳細解析・アドバイス回数には、ユーザからの依頼に応答して医師がバイタル・データの詳細な解析又はアドバイスを行った回数が格納される。
【0031】
また、予約データ・ファイル513には、ユーザが本システムを通じて医療機関への診療予約を行った場合に、診療予約データが格納される。診療予約データには、例えば受付番号、ユーザID、医療機関、担当医師、予約日時等のデータが含まれる。また、詳細結果・アドバイス・ファイル515には、ユーザからの依頼に応答して医師がバイタル・データの詳細な解析又はアドバイスを行った場合に、当該バイタル・データの詳細な解析又はアドバイスに関するデータが格納される。例えば、ユーザID、応答医師、応答内容等が含まれている。
【0032】
また、医療機関100には、医療機関LAN11に加え、医療機関端末7と医療機関サーバ9とが含まれており、それらは無線又は有線によって医療機関LAN11に接続されている。医療機関端末7はファイル格納部70を管理しており、ファイル格納部70には、ユーザ・データ・ファイル71とバイタル・データ・ファイル73と詳細結果・アドバイス・ファイル75と予約データ・ファイル77とが含まれている。これらのファイルは、上で述べた管理サーバ5のファイル格納部50に含まれている各ファイルと同様の構成となっており、例えば医療機関端末7を利用する医師が取り扱うデータが格納される。
【0033】
また、医療機関サーバ9は、スケジュール・データベース(DB)90を管理しており、スケジュールDB90には、その医療機関の診療スケジュールに関するデータが格納されている。なお、本システムを利用していない患者の診療予約データも含まれている場合もある。
【0034】
また、ユーザ端末3には、例えばブルー・トゥース規格に従った構成を有する測定結果受信部307と、解析プログラム309と、例えばTCP/IPでネットワークを介して通信を行うための通信処理部311とが含まれている。測定結果受信部307及び解析プログラム309の処理内容については処理フローの説明において述べるが、解析プログラム309はWebブラウザ機能を有しており、通信処理部311を介してWebサーバにアクセスすることにより、Webページを表示させることが可能となっている。また、ユーザ端末3は、この他に図示していないメーラ機能を有し、メールの送受信及び閲覧を可能とさせている。さらに、ユーザ端末3には、表示装置313と入力装置315と出力装置317とが接続されている。
【0035】
また、ユーザ端末3は、ファイル格納部320を管理しており、ファイル格納部320には、測定結果ファイル321と解析結果ファイル323と詳細結果・アドバイス・ファイル324とが含まれている。
【0036】
測定結果ファイル321には、ユーザが測定したバイタル・データ及び測定日時が格納される。なお、本実施の形態においては、測定結果ファイル321には、例えばユーザの身長、体重、年齢及び性別等のデータ及びこれらのデータから算出されるバイタル値の正常範囲に関するデータも格納されるが、異なるファイルに格納するようにしてもよい。
【0037】
また、解析結果ファイル323には、解析プログラム309によるバイタル・データの解析結果が格納される。また、詳細結果・アドバイス・ファイル324には、ユーザがバイタル・データの詳細な解析又はアドバイスを医師に依頼して、医師からの応答があった時に、応答内容であるバイタル・データの詳細な解析結果又はアドバイスのデータが格納される。なお、バイタル・データの詳細な解析及びアドバイスの、依頼及び応答は、どちらか一方だけではなく、併行して処理される場合もある。
【0038】
また、ユーザ端末3には、1又は複数のバイタル測定器30が、例えばブルー・トゥースにより接続される。バイタル測定器30には、測定結果記憶部301と、例えばブルー・トゥース規格に従って構成されている測定結果送信部303とが含まれており、1又は複数のセンサ305が接続されている。これらの処理内容については処理フローの説明において述べるが、センサ305には、可能な限りにおいて、1回の測定操作により、より多くの種類のバイタル・データを測定可能なものを用いるようにする。例えば、少なくとも血糖値、中性脂肪値及びコレステロール値を1回で測定可能なものを用いるものとする。
【0039】
次に、図2乃至図12を用いて図1に示したシステムの処理内容について説明する。図2には、バイタル測定器30においてユーザのバイタル・データを測定し、ユーザ端末3においてバイタル・データの解析を行う際の処理フローが示されている。以下、各処理ステップに基づき説明していく。
【0040】
まず、バイタル測定器30のセンサ305は、ユーザによるバイタル・データ測定指示操作に従い、バイタル・データを取得・測定し、測定結果記憶部301に格納する(図2:ステップS1)。
【0041】
そして、バイタル測定器30の測定結果送信部303は、自動で又はユーザからのバイタル・データ送信指示に従い、測定結果記憶部301に格納されたバイタル・データをユーザ端末3に対してブルー・トゥース規格のプロトコルに従って送信する(ステップS3)。ユーザ端末3の測定結果受信部307は、バイタル・データをバイタル測定器30からブルー・トゥース規格のプロトコルに従って受信し、測定結果ファイル321に格納する(ステップS5)。
【0042】
そして、ユーザ端末3のOS(Operating System)は、ユーザからのバイタル・データ解析指示を受け付けると、解析プログラム309を起動する(ステップS7)。ユーザ端末3の解析プログラム309は、測定結果ファイル321に格納されたバイタル・データの解析処理を行う(ステップS9)。
【0043】
ここで、図3に、解析処理の詳細についての処理フローを示す。なお、解析処理は、上で述べたとおり、解析プログラム309によって行われる。また、解析処理には、例えばユーザの身長、体重、年齢及び性別等のユーザの基礎データを用いるため、解析処理の開始時にユーザからの基礎データの入力を受け付け、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納しておく。予め、図示しない基礎データ記憶部等に格納しておいてもよい。
【0044】
まず、ユーザ端末3の測定結果ファイル321に格納されたバイタル・データ、すなわち、今回測定されたバイタル値のうち、例えば血糖値等の特定のバイタル値をユーザ端末3の表示装置313に表示する(図3:ステップS21)。そして、上で述べたユーザの基礎データを用いてバイタル値の正常範囲を計算し、ユーザ端末3の測定結果ファイル321に格納する(ステップS23)。ユーザの基礎データを用いてバイタル値の正常範囲を計算する処理については周知の技術を利用するため詳述しないが、バイタル値の正常範囲のデータを何らかの方法で取得しておくようにしてもよい。また、計算結果を測定結果ファイル321以外の記憶部に格納するようにしてもよい。
【0045】
そして、ステップS21において特定されたバイタル値が、正常値であるかどうか判定する(ステップS25)。ステップS23において計算された範囲に含まれていれば正常値である。正常値であると判定された場合(ステップS25:Yesルート)、例えば「正常値」という文字列等、正常である旨をユーザ端末3の表示装置313に表示する(ステップS27)。そして後に述べるステップS31の処理に移行する。
【0046】
一方、正常値ではないと判定された場合(ステップS25:Noルート)、警告及び正常範囲からのずれをユーザ端末3の表示装置313に表示する(ステップS29)。例えば、標準値のX倍等と示してもよいし、正常範囲より何単位多い又は少ない等と示すようにしてもよい。
【0047】
そして、これまでの処理により、全てのバイタル値についての表示処理が行われたかどうか判定する(ステップS31)。全てのバイタル値についての表示処理が終了していないと判定された場合(ステップS31:Noルート)、ステップS21の処理に戻り、次のバイタル値を特定して表示する。なお、表示するバイタル値をユーザが選択できるようにしてもよい。例えば血糖値及び中性脂肪値についてのみ表示する等の設定を行うことができるような構成を採用してもよい。
【0048】
一方、全てのバイタル値についての表示処理が行われたと判定された場合(ステップS31:Yesルート)、表示した画面(以下に述べるバイタル・データ表示画面)においてグラフ表示の指示がなされたかどうか判定する(ステップS33)。
【0049】
図4に、バイタル・データ表示画面の一例を示す。図4の例には、操作メニュー・バー400とバイタル・データ表示部410と終了ボタン420とが含まれている。
【0050】
操作メニュー・バー400には、「バイタル・データ」ボタン402と「グラフ」ボタン404と「医師への依頼」ボタン406と「診療予約」ボタン408とが含まれている。操作メニュー・バー400では、各ボタンがクリックされることにより、各ボタンで示される画面に移行する指示を受け付ける。
【0051】
「バイタル・データ」ボタン402がクリックされると、本バイタル・データ表示画面(図4)への移行指示を受け付け、「グラフ」ボタン404がクリックされると、後で述べるグラフ表示画面への移行指示を受け付ける。この場合、グラフ表示の指示がなされたと判定され、図3のステップS33においてYesルートへ進む。また、「医師への依頼」ボタン406がクリックされると、後で述べる医師への依頼画面への移行指示を受け付け、「診療予約」ボタン408がクリックされると、後で述べる診療予約画面への移行指示を受け付ける。
【0052】
また、バイタル・データ表示部410には、バイタル・データa表示部412とバイタル・データb表示部414と、・・・バイタル・データn表示部416とが含まれている。例えばバイタル・データaが血糖値であり、バイタル・データbが中性脂肪値であるというように、このようなバイタル・データの表示部は、測定するバイタル・データの種類分設けられている。図示していないが、この他にも他の種類のバイタル・データについての表示部が含まれている場合もある。
【0053】
また、終了ボタン420がクリックされると、解析プログラム309の終了指示を受け付ける。ユーザは、バイタル・データ表示部410に示されている各バイタル値を確認し、操作メニュー・バー400のいずれかのボタン又は終了ボタン420をクリックする。
【0054】
図3の処理フローに戻り、ステップS33(図3)においてグラフ表示ではないと判定された場合(ステップS33:Noルート)、元の処理(図2)に戻る。一方、グラフ表示であったと判定された場合(ステップS33:Yesルート)、グラフの枠、縦軸及び横軸を表示装置313に表示する(ステップS35)。
【0055】
そして、測定結果ファイル321から、過去の所定の期間における特定のバイタル値を読み込み、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS37)。例えば、過去1ヶ月分の血糖値データを読み込む。
【0056】
そして、読み込んだバイタル値をグラフの表示画面にプロットする(ステップS39)。さらに、当該バイタル値の正常範囲をグラフの表示画面にプロットする(ステップS41)。
【0057】
そして、これまでの処理により、全てのバイタル値についてのグラフ表示処理が行われたかどうか判定する(ステップS43)。全てのバイタル値についてのグラフ表示処理が終了していないと判定された場合(ステップS43:Noルート)、ステップS37の処理に戻り、次のバイタル値を特定して読み込む。なお、グラフ表示するバイタル値をユーザが選択できるようにしてもよい。例えば血糖値及び中性脂肪値についてのみ表示する等の設定を行うことができるような構成を採用してもよい。
【0058】
一方、全てのバイタル値についてのグラフ表示が行われたと判定された場合(ステップS43:Yesルート)、元の処理(図2)に戻る。このようにして解析処理が行われる。
【0059】
図5に、グラフ表示画面の一例を示す。図5の例には、操作メニュー・バー500とグラフ表示部510と終了ボタン520とが含まれている。操作メニュー・バー500は図4に示した操作メニュー・バー400と同様の構成であり、終了ボタン520は図4に示した終了ボタン420と同様のボタンである。
【0060】
グラフ表示部510には、バイタル値aの折れ線グラフ512とバイタル値aの正常値の範囲514とバイタル値bの折れ線グラフ516とバイタル値bの正常値の範囲518とが示されている。図示していないが、この他にも他の種類のバイタル値についてのグラフが示されている場合もある。
【0061】
横軸は時間を表しており、グラフの右端が最新のバイタル値である。図5の例では、バイタル値bの折れ線グラフ516が、バイタル値bの正常値の範囲518からはみ出している箇所があるが、最新の測定では正常値の範囲内に戻ったことが分かる。
【0062】
ユーザは、グラフ表示部510に示されている各折れ線グラフを確認し、操作メニュー・バー500のいずれかのボタン又は終了ボタン520をクリックする。
【0063】
図2の処理フローに戻り、ユーザ端末3の解析プログラム309は、ユーザからの指示が終了であったかどうか判定する(図2:ステップS11)。図4の終了ボタン420又は図5の終了ボタン520がクリックされた場合には、ユーザからの指示は終了と判定される。
【0064】
終了であったと判定された場合(ステップS11:Yesルート)、解析プログラム309は処理を終了し、表示されている画面を閉じる(ステップS13)。一方、終了ではなかったと判定された場合(ステップS11:Noルート)、処理は端子Aを介して図6の処理に移行する。なお、ここでは、バイタル・データ表示及びグラフ表示は既に行っているため、終了ではない場合、診療予約又は医師への依頼のいずれかが選択指示されたものとする。
【0065】
図6に、端子Aを介して移行した後の処理フローを示す。まず、ユーザ端末3の解析プログラム309は、ユーザからの指示が診療予約であったかどうか判定する(図6:ステップS51)。図4の「診療予約」ボタン408又は図5の操作メニュー・バー500の「診療予約」ボタンがクリックされた場合には、ユーザからの指示は診療予約と判定され、図4の「医師への依頼」ボタン406又は図5の操作メニュー・バー500の「医師への依頼」ボタンがクリックされた場合には、ユーザからの指示は診療予約ではなかったと判定される。
【0066】
診療予約であったと判定された場合(ステップS51:Yesルート)、処理は端子Bを介して図9の処理に移行する。一方、診療予約ではなかったと判定された場合(ステップS51:Noルート)、ユーザ端末3の解析プログラム309は、医師への依頼画面を表示装置313に表示し、ユーザからの選択入力を受け付ける(ステップS53)。
【0067】
図7に、医師への依頼画面の一例を示す。図7の例には、操作メニュー・バー700と「詳細な解析を希望する」ボタン710と「医師のアドバイスを希望する」ボタン720と「詳細な解析と医師のアドバイスを希望する」ボタン730とが含まれている。操作メニュー・バー700は図4に示した操作メニュー・バー400と同様の構成となっている。そして、ユーザは「詳細な解析を希望する」ボタン710と「医師のアドバイスを希望する」ボタン720と「詳細な解析と医師のアドバイスを希望する」ボタン730とのうち、いずれかのボタンをクリックすることにより、医師への依頼を入力する。
【0068】
図6の処理フローに戻り、医師への依頼画面(図7)においてユーザからの医師への依頼を受け付けると、ユーザ端末3の解析プログラム309は、測定結果ファイル321に格納されているバイタル・データを管理サーバ5に対して送信する(図6:ステップS55)。本実施の形態においては、最新のバイタル・データを送信するようにしているが、過去の所定の期間におけるバイタル・データを送信するようにしてもよい。なおこの際、ユーザID等、ユーザを特定するためのデータ及び医師への依頼内容(クリックされたボタン)のデータも併せて送信する。
【0069】
管理サーバ5の医療機関仲介処理部505は、ユーザのバイタル・データをユーザ端末3から受信し、バイタル・データ・ファイル509に格納する(ステップS57)。その際、併せて受信したデータをワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する。そして、医療機関仲介処理部505は、ユーザからの依頼に対応する医師を選定する医師選定処理を行う(ステップS59)。
【0070】
ここで、図8に、医師選定処理の詳細についての処理フローを示す。なお、上で述べたとおり、医師選定処理は管理サーバ5の医療機関仲介処理部505によって行われる。
【0071】
まず、ユーザ端末3から受信したユーザのバイタル・データが全て正常値であるか判定する(ステップS91)。受信したユーザのバイタル・データに基づき、全種類のバイタル値が当該ユーザについての正常値の範囲内にあれば、正常値であると判定する。なお、正常値の範囲については、例えばユーザ・データ・ファイル507に格納されているユーザのデータや、バイタル・データに加えて送信されてきたユーザのデータを用いてこの時点で算出してもよいし、ユーザ端末3がバイタル・データの送信に併せて正常値の範囲のデータを送信するようにしてもよい。
【0072】
正常値ではないものがあると判定された場合(ステップS91:Noルート)、正常値ではないバイタル・データの種類に基づき、診療科を特定する(ステップS93)。該当するバイタル・データの種類が複数あった場合には、例えば、正常値の範囲から逸脱している度合いに基づき診療科を特定する。そして後に述べるステップS97の処理に移行する。
【0073】
一方、全て正常値であると判定された場合(ステップS91:Yesルート)、例えば内科等、総合的な診療科を特定する(ステップS95)。本実施の形態においては、このようにして診療科を特定しているが、他の方法で診療科を特定してもよい。
【0074】
そして、特定された診療科に属する医師のデータを、医師・医療機関データ・ファイル511から抽出する(ステップS97)。そして、抽出された医師のデータから、各々の医師の経験値を特定する(ステップS99)。また同様に、各々の医師の詳細分析・アドバイスの回数を特定する(ステップS101)。
【0075】
そして、詳細分析・アドバイス回数が最も少ない医師のうち、経験値が最も高い医師を特定し、当該医師のデータをワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS103)。なお、例えば単純にラウンド・ロビン方式で特定していく等、他の方法で医師を選出してもよい。
【0076】
そして、特定された医師の詳細分析・アドバイス回数を1増やす(ステップS105)。すなわち、医師・医療機関データ・ファイル511の該当箇所を更新する。なお、この更新処理は、後に続く処理において医師が依頼に応答したことを検知したタイミングで行うようにしてもよい。
【0077】
このようにして、医師選定処理が行われる。そして元の処理(図6)に戻る。
【0078】
図6の処理フローに戻り、管理サーバ5の医療機関仲介処理部505は、詳細な解析・アドバイスの依頼通知のデータを生成し、図8に示した医師選定処理によって特定された医師宛てに送信する(図6:ステップS61)。例えばメールで送信する。図示しないが、この依頼通知には、ユーザが詳細な解析を希望しているのか又はアドバイスを希望しているのか或いはその両方を希望しているのかを示すデータと、応答用のWebページのURL(Uniform Resource Locator)とが含まれている。
【0079】
例えば医療機関端末7は、医師の操作に従って、図示しないメール・サーバを介して管理サーバ5からの依頼通知のメール・データを受信し、表示装置に表示する(ステップS63)。
【0080】
そして、医療機関端末7は、URLの指定等の医師の操作に従って、応答用ページ・データの要求を管理サーバ5に対して送信する(ステップS65)。管理サーバ5の医療機関仲介処理部505は、応答用ページ・データの要求を医療機関端末7から受信する(ステップS67)。そして、医療機関仲介処理部505は、応答用ページ・データを生成し、医療機関端末7に対して送信する(ステップS69)。
【0081】
医療機関端末7は、応答用ページ・データを管理サーバ5から受信し、表示装置に表示する(ステップS71)。図示しないが、応答用ページ・データには、依頼を行ったユーザのデータ及び当該ユーザのバイタル・データが含まれている。医療機関端末7は、例えば医師の操作に従って、ユーザのデータをユーザ・データ・ファイル71に格納し、当該ユーザのバイタル・データをバイタル・データ・ファイル73に格納する。
【0082】
そして、医療機関端末7は、応答用ページに対する医師からの詳細解析結果やアドバイスの入力を受け付け、応答内容データとして管理サーバ5に対して送信する(ステップS73)。併せて、詳細結果・アドバイス・ファイル75に応答内容データを格納しておく。
【0083】
管理サーバ5の医療機関仲介処理部505は、応答内容データを医療機関端末7から受信し、詳細結果・アドバイス・ファイル515に格納する(ステップS75)。なお、応答用ページに関する通信には、SSL(Secure Socket Layer)の利用等、セキュリティを考慮した通信方法が用いられる。
【0084】
そして、管理サーバ5の医療機関仲介処理部505は、ユーザ端末3からの要求に応じて、応答内容データをユーザ端末3に対して送信する(ステップS77)。ユーザ端末3の解析プログラム309は応答内容データを管理サーバ5から受信し、表示装置313に表示する(ステップS79)。
【0085】
なお、ステップS77及びステップS79ではステップを簡略化しているが、実際には、管理サーバ5の医療機関仲介処理部505は、依頼通知メールを医師宛てに送信したのと同様に、医師からの応答があったことを通知するメールをユーザ宛てに送信する。そして、ユーザ端末3の解析プログラム309は、URLの指定等のユーザの操作に従って、応答内容データを含むWebページにアクセスし、応答内容データを受信する。
【0086】
このようにして、バイタル・データの詳細な解析及びアドバイスの医師への依頼処理と、医師からの応答内容の受信処理とが行われる。
【0087】
図9に、端子Bを介して移行した後の処理フローを示す。以下、説明する処理は、診療予約が選択指示された場合における処理である。まず、ユーザ端末3の解析プログラム309は、診療条件入力ページを表示装置313に表示し、ユーザからの診療条件の選択入力を受け付ける(ステップS111)。図示しないが、診療条件入力ページでは、診療日時や診療科等、ユーザの希望条件を選択入力することができるようになっている。医療機関を指定できるようにしている場合もある。
【0088】
そして、ユーザ端末3の解析プログラム309は、ユーザから選択入力された診療条件データを管理サーバ5に対して送信する(ステップS113)。なおこの際、ユーザID等、ユーザを特定するためのデータも併せて送信する。管理サーバ5の予約処理部503は、診療条件データをユーザ端末3から受信し、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS115)。
【0089】
そして、管理サーバ5の予約処理部503は、医療機関の指定があったか判定する(ステップS117)。医療機関の指定があったと判定された場合(ステップS117:Yesルート)、後に述べるステップS129の処理に移行する。一方、医療機関の指定がなかったと判定された場合(ステップS117:Noルート)、管理サーバ5の予約処理部503は、医療機関抽出処理を行う(ステップS119)。
【0090】
ここで、図10に、医療機関抽出処理の詳細についての処理フローを示す。まず、管理サーバ5の予約処理部503は、医師・医療機関データ・ファイル511に格納されているデータを用いて、ユーザの希望する診療科を有する医療機関を抽出する(ステップS141)。そして、予約処理部503は、抽出された1又は複数の医療機関のサーバに対して診療条件データを送信する(ステップS143)。例えば医療機関100の医療機関サーバ9に対して送信する。
【0091】
医療機関サーバ9は、診療条件データを受信し、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS145)。そして、医療機関サーバ9は、スケジュールDB90に格納されている診療スケジュールのデータを参照する(ステップS147)。そして、医療機関サーバ9は、受信した診療条件データと、診療スケジュールのデータとに基づき、予約の可否データ及び予約可能時間データを管理サーバ5に対して送信する(ステップS149)。本実施の形態においては、希望診療時間と予約可能時間とが完全に一致しなくても、前後の例えば2時間は予約可能とするようにしているため、予約が可能な場合には、予約可能時間データを併せて送信する。なお、ステップS145乃至ステップS149の処理を医療機関端末7が行うようにしてもよい。例えばステップS147の処理を、医療機関端末7が医療機関サーバ9にアクセスして行う。
【0092】
管理サーバ5の予約処理部503は、予約の可否データ及び予約可能時間データを医療機関サーバ9から受信し、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS151)。そして、予約処理部503は、予約可能であると応答のあった医療機関を特定する(ステップS153)。
【0093】
さらに、予約処理部503は、特定された医療機関に対し、診療を希望するユーザの住所に近い順にポイント付けを行う(ステップS155)。また同様に、希望診療日時と予約可能時間との差が少ない順にポイント付けを行う(ステップS157)。そして、予約処理部503は、ステップS155及びステップS157において付されたポイントの合計値を各医療機関に対応付けてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納しておく(ステップS159)。このようにして医療機関抽出処理が行われ、元の処理(図9)に戻る。
【0094】
図9の処理フローに戻り、管理サーバ5の予約処理部503は、図10に示した医療機関抽出処理によって生成された医療機関及び医療機関に対応付けられたポイントのデータを用いて、医療機関選択ページのデータを生成し、ユーザ端末3に対して送信する(図9:ステップS121)。例えばポイントの多い順に医療機関を並べたリストを含むページ・データを生成する。ユーザ端末3の解析プログラム309は、医療機関選択ページのデータを管理サーバ5から受信し、表示装置313に表示する(ステップS123)。
【0095】
図11に、医療機関選択ページの一例を示す。図11の例には、操作メニュー・バー1100と「予約する」ボタン1110とラジオボタンを含む医療機関リスト表示部1120と予約確認ボタン1130とが含まれている。操作メニュー・バー1100は図4に示した操作メニュー・バー400と同様の構成となっている。
【0096】
そして、ユーザは、医療機関リスト表示部1120に示されている医療機関から、対応するラジオボタンをアクティブにすることによって診療を予約したい医療機関を選択する。さらに「予約する」ボタン1110をクリックすることにより、選択した医療機関に対しての診療予約指示を入力する。なお、担当する医師を選択できるようにしてもよい。
【0097】
また、ユーザが自己の診療予約状況を確認したい時には、予約確認ボタン1130をクリックすることにより、予約確認指示を入力する。なお、一般的には、予約処理を行った後、予約の確認処理を行うため、以下の処理フローの説明においては、そのような順番でステップを説明していく。
【0098】
図9の処理フローに戻り、ユーザ端末3の解析プログラム309は、医療機関選択ページに対するユーザからの選択入力を受け付け、選択入力データを管理サーバ5に送信する(図9:ステップS125)。なお、ここでのユーザの選択入力は、ラジオボタンでの医療機関の選択及び「予約する」ボタン1110(図11)のクリックであるものとする。
【0099】
管理サーバ5の予約処理部503は、選択入力データをユーザ端末3から受信し、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS127)。そして、予約処理部503は、受信した選択入力データ及びユーザのデータに基づき診療予約データを生成し、選択された医療機関のサーバに対して診療予約データを送信する(ステップS129)。例えば医療機関100の医療機関サーバ9に対して送信する。
【0100】
医療機関サーバ9は、診療予約データを受信し、スケジュールDB90に登録する(ステップS131)。具体的には、受信した診療予約データと、スケジュールDB90に格納されている診療スケジュールのデータとを照合し、予約登録することが可能であれば、受信した診療予約データに基づき診療スケジュールのデータを更新する。
【0101】
その際、担当する医師が決まっていれば、担当する医師が利用している例えば医療機関端末7の予約データ・ファイル77にも診療予約データを登録する。そして、医療機関サーバ9は、予約登録確認通知を生成し、管理サーバ5に対して送信する(ステップS133)。図示しないが、予約登録確認通知には、診療予約のデータと予約処理が完了したことを示すデータとが含まれている。ここでの診療予約のデータには、受付番号等の識別データのみが含まれているようであってもよい。
【0102】
なお、ステップS131及びステップS133の処理を医療機関端末7が行うようにしてもよい。例えばステップS131の処理を、医療機関端末7が医療機関サーバ9にアクセスして行う。
【0103】
管理サーバ5の予約処理部503は、予約登録確認通知を医療機関サーバ9から受信し、一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS135)。そして、予約処理部503は、受信した予約登録確認通知に基づき、診療予約データを予約データ・ファイル513に格納する(ステップS137)。ここで、予約処理部503は、予約が完了したことを示すデータをユーザ端末3に送信するようにしてもよい。そして、処理は端子C及び端子Dを介して図12の処理に移行する。
【0104】
図12に、端子C及び端子Dを介して移行した後の処理フローを示す。ユーザ端末3の解析プログラム309は、医療機関選択ページ(図11)においてユーザからの予約確認指示を受け付ける(図12:ステップS171)。具体的には、予約確認ボタン1130(図11)がクリックされることによって予約確認指示を受け付ける。
【0105】
そして、ユーザ端末3の解析プログラム309は、予約確認ページ・データの要求を管理サーバ5に対して送信する(ステップS173)。なおこの際、ユーザID等、ユーザを特定するためのデータも併せて送信する。管理サーバ5の予約処理部503は、予約確認ページ・データの要求をユーザ端末3から受信する(ステップS175)。また、予約処理部503は、併せて受信した、ユーザを特定するためのデータを一旦ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する。
【0106】
そして、予約処理部503は、ユーザを特定するためのデータに基づき、当該ユーザの診療予約データを予約データ・ファイル513から抽出し、予約確認ページ・データを生成してユーザ端末3に対して送信する(ステップS177)。
【0107】
ユーザ端末3の解析プログラム309は、予約確認ページ・データを管理サーバ5から受信し、表示装置313に表示する(ステップS179)。図示しないが、予約確認ページには、医療機関名や予約日時等、登録済みの診療予約に関するデータが含まれている。そして、ユーザは、自己の診療予約状況を確認する。なお、診療予約のキャンセルや変更が可能なようにしてもよい。このようにして、診療予約処理が行われる。
【0108】
以上本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図1に示した各ファイル格納部におけるファイル構成は一例であって、同様のデータを格納するためであれば、別の構成を採用するようにしてもよい。
【0109】
また、図4、図5、図7及び図11に示した画面構成は一例であって、同様の内容を別の態様にて表現することも可能である。また、管理サーバ5や医療機関サーバ9が各々複数のサーバによって構成されていてもよい。
【0110】
さらに、図1に示した管理サーバ5及びユーザ端末3の機能ブロック構成は一例であって、実際のプログラム・モジュール構成とは異なる場合がある。例えば、ユーザ端末3の解析プログラム309がWebブラウザ機能を有している例を示したが、別個に専用のWebブラウザを使用するようにしてもよい。また、ユーザ端末3と、医療機関サーバ9又は医療機関端末7とが、管理サーバ5を仲介せずに直接データをやりとりするようにしてもよい。また、ユーザ端末3とバイタル測定器30との通信をブルー・トゥースに準拠して行う例を示したが、IrDA(Infrared Data Association:赤外線データ通信規格)やその他の規格に従って通信するようにしてもよい。
【0111】
また、図2、図3、図6、図8、図9、図10及び図12に示した処理フローも一例であって、同様の処理結果が得られる範囲において処理の順序を入れ替えてもよいし、必要に応じてステップを追加又は削除してもよい。
【0112】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、サーバ側のシステムに接続することなくユーザ側のシステムでバイタル・データの解析結果を得ることができる。また、サービスの提供を受ける医療機関の選択を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシステム概要図である。
【図2】本発明の実施の形態における処理フロー(その1)を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における処理フロー(その2)を示す図である。
【図4】バイタル・データ表示画面の一例を示す図である。
【図5】グラフ表示画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における処理フロー(その3)を示す図である。
【図7】医師への依頼画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における処理フロー(その4)を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における処理フロー(その5)を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における処理フロー(その6)を示す図である。
【図11】医療機関選択ページの一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における処理フロー(その7)を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 3 ユーザ端末 5 管理サーバ
7 医療機関端末 9 医療機関サーバ
11 医療機関LAN 30 バイタル測定器
50,70,320 ファイル格納部
71,507 ユーザ・データ・ファイル
73,509 バイタル・データ・ファイル
75,324,515 詳細結果・アドバイス・ファイル
77,513 予約データ・ファイル
90 スケジュールDB 100 医療機関
301 測定結果記憶部 303 測定結果送信部
305 センサ 307 測定結果受信部
309 解析プログラム 311 通信処理部
313 表示装置 315 入力装置 317 出力装置
321 測定結果ファイル 323 解析結果ファイル
501 決済処理部 503 予約処理部
505 医療機関仲介処理部
511 医師・医療機関データ・ファイル

Claims (8)

  1. バイタル・データを測定するセンサ部と、当該センサ部により測定されたバイタル・データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に格納されたバイタル・データを送信する送信部とを含むバイタル・データ測定装置と、
    前記バイタル・データ測定装置から送信されたバイタル・データを受信する受信部と、当該受信部により受信されたバイタル・データを記憶する記憶部と、当該記憶部に記憶されたバイタル・データを解析し、解析結果を前記記憶部に記憶する解析プログラムと、当該解析プログラムの解析結果を表示する表示部とを含むユーザ端末と、
    を有する家庭用健康管理システム。
  2. 前記解析プログラムが、
    前記記憶部に記憶されている前記ユーザのバイタル・データの正常範囲に関するデータを用いて、前記受信部により受信され且つ前記記憶部に記憶されたバイタル・データが正常範囲にあるか判定する機能を含むことを特徴とする
    請求項1記載の家庭用健康管理システム。
  3. 前記センサ部は、1回の測定操作により少なくとも血糖値、中性脂肪値及びコレステロール値を測定可能であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の家庭用健康管理システム。
  4. 前記ユーザ端末とネットワークを介して接続される管理システムをさらに有し、
    前記ユーザ端末が、前記ネットワークに接続するための手段をさらに備え、
    前記管理システムが、
    バイタル・データの詳細な解析及び医師からのアドバイスの少なくともいずれかの依頼データを前記ユーザ端末から受信し且つ医療機関用システムから当該依頼への応答データを受信した場合、前記依頼への応答データを応答データ記憶部に記憶する手段と、
    前記応答データ記憶部に記憶された前記依頼への応答データを前記ユーザ端末に送信する手段と、
    を備えていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1つに記載の家庭用健康管理システム。
  5. 前記管理システムが、
    前記ユーザ端末から診療予約についての入力データを受信した場合、診療予約データを生成し、診療予約データ記憶部に記憶する診療予約処理手段と、
    前記診療予約データ記憶部に記憶された前記診療予約データを前記医療機関用システムに送信する手段と、
    をさらに備えていることを特徴とする
    請求項4記載の家庭用健康管理システム。
  6. 前記診療予約処理手段が、
    ユーザに少なくとも医療機関の選択を促す手段と、
    前記ユーザ端末から、少なくとも医療機関の選択データを受信した場合、選択された医療機関についての診療予約データを生成し、診療予約データ記憶部に記憶する手段と、
    を備えていることを特徴とする
    請求項5記載の家庭用健康管理システム。
  7. 前記管理システムが、
    前記バイタル・データの詳細な解析及び医師からのアドバイスに対する費用をオンラインで決済するための手段
    をさらに備えていることを特徴とする
    請求項4乃至6のいずれか1つに記載の家庭用健康管理システム。
  8. 前記送信部と前記受信部とが、ブルー・トゥース規格に従った構成を有することを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれか1つに記載の家庭用健康管理システム。
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