JP2004356525A - 電子回路基板の収容ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】充填樹脂量を低減しつつ、基板の振動や樹脂の熱膨張が生じても電子部品の半田接続部に損傷を生じさせることがないと共に、基板の両面に搭載された電子部品を樹脂モールドしてそれらの放熱性を向上させるようにした電子回路基板の収容ケースを提供する。
【解決手段】基板(12)が収容される空間を、樹脂充填領域(20)と非樹脂充填領域(22)とに区画すると共に、前記基板の一方の面(12a)に搭載された電子部品(34,36)のうち、放熱を必要とする電子部品(34)を前記樹脂充填領域に配置して樹脂モールドさせると共に、前記基板の前記樹脂充填領域に接する部位に貫通孔(40)を穿設することにより、前記基板を収容ケース(10)に収容したとき、前記樹脂充填領域に充填された樹脂(48)を、前記貫通孔を介して前記他方の面に流出させて前記他方の面に搭載された放熱を必要とする電子部品(44)を樹脂モールドさせる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電子回路基板の収容ケースに関し、より詳しくは、電子回路基板に搭載された電子部品のうち、放熱の必要な電子部品を樹脂が充填される領域に配置し、樹脂を介して放熱させるようにした電子回路基板の収容ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子回路基板に搭載された電子部品の放熱性や半田接続部の強度を向上させるため、電子回路基板の収容ケースの空間内に樹脂を充填することが広く行われている。
【0003】
しかしながら、電子部品のなかには、積極的な放熱を必要としないものもあり、収容ケース全体に樹脂を充填することは、充填樹脂量の観点から、必ずしも効率的とはいえなかった。
【0004】
そこで、例えば特許文献1および特許文献2に記載される技術にあっては、電子回路基板が収容される空間を、樹脂が充填される樹脂充填領域と、前記樹脂が充填されない非樹脂充填領域とに区画すると共に、電子回路基板に搭載された電子部品のうち、放熱を必要とする電子部品を前記樹脂充填領域に配置して樹脂モールドすることで、放熱が必要な電子部品の放熱性を確保しながら、充填樹脂量を低減させることを提案している。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第2602612号公報(段落0007から0010、図2など)
【特許文献2】
特開2001−326306号公報(段落0012から0014、図1、図2など)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特許文献1および特許文献2に記載される技術にあっては、電子部品のみが樹脂モールドされることから、電子回路基板が振動した場合、基板と樹脂モールドされた電子部品との間で振幅や周期に差が生じ、樹脂モールドされた電子部品の半田接続部に応力が集中して半田接続部を損傷させる(クラックなどを発生させる)おそれがあった。
【0007】
さらに、樹脂が熱膨張することによって電子部品が基板方向に押圧されるため、その半田接続部に応力が集中し、例えば電子部品がディスクリート部品の場合にあってはリードの抜けを引き起こすなど、半田接続部を損傷させるおそれがあった。
【0008】
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、電子回路基板が収容される空間を樹脂充填領域と非樹脂充填領域とに区画して充填樹脂量を低減しつつ、基板の振動や樹脂の熱膨張が生じても電子部品の半田接続部に損傷を生じさせることのないようにした電子回路基板の収容ケースを提供することにある。
【0009】
また、上記した特許文献1および特許文献2に記載される技術にあっては、電子回路基板の一方の面に搭載された電子部品しか樹脂モールドすることができず、他方の面(裏面)に搭載された電子部品に関しては、放熱性を向上させることができないという不具合があった。
【0010】
従って、この発明のさらなる目的は、電子回路基板が収容される空間を樹脂充填領域と非樹脂充填領域とに区画して充填樹脂量を低減しつつ、電子回路基板の両面に搭載された電子部品を樹脂モールドしてそれらの放熱性を向上させるようにした電子回路基板の収容ケースを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1項においては、電子回路基板が収容される空間を、樹脂が充填される樹脂充填領域と、前記樹脂が充填されない非樹脂充填領域とに区画すると共に、前記電子回路基板の一方の面に搭載された電子部品のうち、放熱を必要とする電子部品を前記樹脂充填領域に配置して樹脂モールドする電子回路基板の収容ケースにおいて、前記電子回路基板の前記樹脂充填領域に接する部位に貫通孔を穿設すると共に、前記電子回路基板を前記収容ケースに収容したとき、前記樹脂充填領域に充填された樹脂が、前記貫通孔を介して前記電子回路基板の他方の面に流出するように構成した。
【0012】
このように、請求項1項にあっては、電子回路基板が収容される空間を、樹脂が充填される樹脂充填領域と、前記樹脂が充填されない非樹脂充填領域とに区画し、前記電子回路基板の一方の面に搭載された電子部品のうち、放熱を必要とする電子部品を前記樹脂充填領域に配置して樹脂モールドすると共に、前記電子回路基板の前記樹脂充填領域に接する部位に貫通孔を穿設することにより、前記電子回路基板を前記収容ケースに収容したとき、前記樹脂充填領域に充填された樹脂が、前記貫通孔を介して前記電子回路基板の他方の面に流出するように構成したので、充填樹脂量を低減しつつ、電子部品と基板を一体的に樹脂モールドできるため、基板の振動や樹脂の熱膨張が生じても電子部品の半田接続部に応力が集中することがなく、よって半田接続部の損傷を防止することができる。
【0013】
また、請求項2項にあっては、前記電子回路基板の他方の面に流出した流出樹脂により、前記他方の面に搭載された放熱を必要とする電子部品を樹脂モールドさせるように構成した。
【0014】
このように、請求項2項にあっては、電子回路基板の他方の面に流出した流出樹脂により、前記他方の面に搭載された電子部品を樹脂モールドさせるように構成したので、電子回路基板の両面に搭載された電子部品の放熱性を向上させることができる。
【0015】
また、請求項3項にあっては、前記樹脂充填領域に受熱フィンを形成するように構成した。
【0016】
このように、請求項3項にあっては、樹脂充填領域に受熱フィンを形成するように構成したので、上記した効果に加え、受熱フィンを介して樹脂の熱量を収容ケースへと効率良く伝達させることができ、前記樹脂充填領域において樹脂モールドされた電子部品の放熱効果をより向上させることができる。
【0017】
また、請求項4項にあっては、前記受熱フィンを、前記電子回路基板に穿設された挿通孔を介して前記電子回路基板の他方の面に突出させると共に、前記流出樹脂によって樹脂モールドさせるように構成した。
【0018】
このように、請求項4項にあっては、受熱フィンを、電子回路基板に穿設された挿通孔を介して電子回路基板の他方の面に突出させると共に、前記他方の面に流出した流出樹脂によって樹脂モールドさせるように構成したので、上記した効果に加え、流出樹脂の熱量を効率良く収容ケースへと伝達させることができ、よって前記他方の面において樹脂モールドされた電子部品の放熱効果をより向上させることができる。
【0019】
また、請求項5項にあっては、前記収容ケースの底面において、前記樹脂充填領域の底面に該当する部位を凹状に形成するように構成した。
【0020】
このように、請求項5項にあっては、収容ケースの底面において、樹脂充填領域の底面に該当する部位を凹状に形成するように構成したので、上記した効果に加え、充填樹脂量をより減少させることができる。
【0021】
また、請求項6項にあっては、前記凹状の部位に、前記収容ケースの外方に向けて突出する放熱フィンを形成するように構成した。
【0022】
このように、請求項6項にあっては、樹脂充填領域の底面に該当する凹状の部位に、収容ケースの外方に向けて突出する放熱フィンを形成するように構成したので、上記した効果に加え、樹脂充填領域に充填された樹脂および流出樹脂の熱量を効果的に外気へと放出することができるため、樹脂モールドされた各電子部品の放熱効果をより一層向上させることができる。尚、放熱フィンの高さを、前記凹状の部位の深さと同じかそれ以下の値に設定することにより、収容ケースの外形が大きくなることを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の一つの実施の形態に係る電子回路基板の収容ケースについて説明する。
【0024】
図1は、この実施の形態に係る電子回路基板の収容ケースを示す斜視図である。また、図2は、図1のII−II線拡大部分断面図である。
【0025】
図1および図2において符号10は、電子回路基板の収容ケース(以下単に「収容ケース」という)を示す。収容ケース10は、アルミニウムなどの熱伝導性の高い金属から形成される。
【0026】
収容ケース10の側面10Sに隣接する位置には、電子回路基板12(以下単に「基板」という)が載置されるべき載置部14が複数個形成される。また、収容ケース10には、載置部14と同じ高さの区画壁16が形成され、収容ケース10の内部空間(基板12が収容される空間)が、樹脂が充填される樹脂充填領域20と、樹脂が充填されない非樹脂充填領域22とに区画させられる。尚、この実施の形態にあっては、上面視矩形を呈する複数箇所、具合的には2箇所の樹脂充填領域20が形成される。
【0027】
また、収容ケース10の底面10Bにおいて、樹脂充填領域20の底面に該当する部位24は、図2に示す如く、凹状に形成される。以下、この樹脂充填領域20の底面に該当する部位24を、「樹脂充填領域底面」という。
【0028】
樹脂充填領域底面24には、樹脂充填領域20に向けて突出する受熱フィン26が複数枚形成される。受熱フィン26は、具体的には、前記区画壁16より低い高さに設定される第1の受熱フィン26aと、前記区画壁16より高い高さに設定される第2の受熱フィン26bとからなる。
【0029】
さらに、樹脂充填領域底面24には、収容ケース10の外方に向けて突出する放熱フィン30が複数枚形成される。放熱フィン30は、具体的には、凹状に形成された樹脂充填領域底面24の深さ(収容ケース10の表面から樹脂充填領域底面24までの距離d)と同じ高さとなるように形成される。
【0030】
基板12において、載置部14に載置される側の面12a(前記した一方の面。以下「基板底面」という)には、前記樹脂充填領域20に配置されて樹脂モールドされるべき電子部品34(樹脂を介して放熱させる必要のある電子部品。以下「底面側放熱要求電子部品」という)が複数個搭載されると共に、非樹脂充填領域22に配置されるべき電子部品36(発熱しない、あるいは積極的に放熱させる必要のない電子部品。以下「底面側非放熱要求電子部品」という)が複数個搭載される。
【0031】
また、基板12において、収容ケース10に収容されたときに樹脂充填領域20に接する部位には、前記した第2の受熱フィン26が挿通されるべき挿通孔38が穿設されると共に、樹脂の流路となるべき複数個の貫通孔40が穿設される。
【0032】
さらに、基板底面12aの裏面12b(前記した他方の面。以下「基板上面」という)には、挿通孔38および貫通孔40の付近において、樹脂を介して放熱させる必要のある電子部品44(以下「上面側放熱要求電子部品」という)が複数個搭載されると共に、挿通孔38および貫通孔40から所定距離離間した位置において、発熱しない、あるいは積極的に放熱させる必要のない電子部品46(以下「上面側非放熱要求電子部品」という)が複数個搭載される。
【0033】
図3は、基板12を収容した収容ケース10を示す斜視図である。また、図4は、図3のIV−IV線拡大部分断面図である。
【0034】
図3および図4に示すように、基板12は、収容ケース10の樹脂充填領域20に樹脂(例えばシリコン系の樹脂。符号48で示す)を区画壁16の略上端まで充填した後、挿通孔38に第2の受熱フィン26bを挿通しつつ、載置部14およびそれと同じ高さに形成された区画壁16上に載置されることにより、収容ケース10の空間内に収容される。
【0035】
このとき、基板底面12aに搭載された底面側放熱要求電子部品34は、樹脂充填領域20に配置(埋設)されて樹脂モールドされる。また、樹脂充填領域20へと埋設された底面側放熱要求電子部品34の体積に相当する量の樹脂48は、基板12に穿設された貫通孔40を介して基板12の基板上面12bに流出される(基板上面12bに流出した樹脂(符号50で示す)を、以下「流出樹脂」という)。これにより、底面側放熱要求電子部品34と基板12とが一体的に樹脂モールドされると共に、基板上面12bに搭載された上面側放熱要求電子部品44、さらには挿通孔38を介して基板上面12bに突出した第2の受熱フィン26bが、樹脂モールドされる。
【0036】
このように、この実施の形態にあっては、樹脂充填領域20に配置される底面側放熱要求電子部品34と基板12とが一体的に樹脂モールドされることから、基板12に振動が生じた場合であっても、底面側放熱要求電子部品34と基板12の振幅や周期が相違しないため、底面側放熱要求電子部品34の半田接続部に応力が集中することがなく、よって半田接続部の損傷を防止することができる。また、樹脂48が熱膨張した場合も、膨張した樹脂48が貫通孔40を介して基板上面12bへと逃げることができるため、底面側放熱要求電子部品34の半田接続部への応力の集中を回避することができ、半田接続部の損傷を防止できる。
【0037】
また、基板底面12aに搭載された底面側放熱要求電子部品34のみならず、基板上面12bに搭載された上面側放熱要求電子部品44も樹脂モールドすることができるため、基板12の両面に搭載され電子部品の放熱性を向上させることができる。
【0038】
さらに、樹脂48が充填される樹脂充填領域20に受熱フィン26が形成されると共に、基板上面12bに突出された第2の受熱フィン26bが流出樹脂50によって樹脂モールドされることから、樹脂48と流出樹脂50の熱量を収容ケース10に効率良く伝達することができるため、基板10の両面に搭載された各放熱要求電子部品34,44の放熱効果をより向上させることができる。
【0039】
また、樹脂充填領域底面24に、放熱フィン30が形成されることから、収容ケース10に伝達された樹脂48と流出樹脂50の熱量を外気へと効率良く放出することができるため、各放熱要求電子部品34,44の放熱効果をより一層向上させることができる。尚、放熱フィン30が、凹状に形成された樹脂充填領域底面24の深さ(収容ケース10の底面10Bから樹脂充填領域底面24までの距離)と同じ高さとなるように形成されることから、収容ケース10の外形が大きくなることもない。
【0040】
以上のように、この発明の一つの実施の形態にあっては、電子回路基板(基板12)が収容される空間を、樹脂(48)が充填される樹脂充填領域(20)と、前記樹脂(48)が充填されない非樹脂充填領域(22)とに区画すると共に、前記電子回路基板(12)の一方の面(基板底面12a)に搭載された電子部品(底面側放熱要求電子部品34および底面側非放熱要求電子部品36)のうち、放熱を必要とする電子部品(底面側放熱要求電子部品34)を前記樹脂充填領域(20)に配置して樹脂モールドする電子回路基板の収容ケース(10)において、前記電子回路基板(12)の前記樹脂充填領域(20)に接する部位に貫通孔(40)を穿設すると共に、前記電子回路基板(12)を前記収容ケース(10)に収容したとき、前記樹脂充填領域(20)に充填された樹脂(48)が、前記貫通孔(40)を介して前記電子回路基板(12)の他方の面(基板上面12b)に流出するように構成した。
【0041】
また、前記電子回路基板(12)の他方の面(12b)に流出した流出樹脂(50)により、前記他方の面(12b)に搭載された放熱を必要とする電子部品(上面側放熱要求電子部品44)を樹脂モールドさせるように構成した。
【0042】
また、前記樹脂充填領域(20)に受熱フィン(26)を形成するように構成した。
【0043】
また、前記受熱フィン(具体的には、そのうちの第2の受熱フィン26b)を、前記電子回路基板(12)に穿設された挿通孔(38)を介して前記電子回路基板(12)の他方の面(12b)に突出させると共に、前記流出樹脂(50)によって樹脂モールドさせるように構成した。
【0044】
また、前記収容ケース(10)の底面(10B)において、前記樹脂充填領域(20)の底面に該当する部位(樹脂充填領域底面24)を凹状に形成するように構成した。
【0045】
また、前記凹状の部位(24)に、前記収容ケース(10)の外方に向けて突出する放熱フィン(30)を形成するように構成した。
【0046】
尚、上記において、樹脂充填領域20を2箇所形成するようにしたが、1箇所でも良いし、3箇所以上であっても良い。また、その形状も上面視矩形に限られず、いかなる形状であっても良い。
【0047】
また、受熱フィン26を、区画壁16より高さの低い第1の受熱フィン26aと区画壁16より高さの高い第2の受熱フィン26bとからなるようにしたが、第2の受熱フィン26bのみからなるようにしても良い。また、それらの枚数も上記あるいは図示したものに限られない。さらに、各電子部品の個数も、上記あるいは図示したものに限られないのは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、電子回路基板が収容される空間を、樹脂が充填される樹脂充填領域と、前記樹脂が充填されない非樹脂充填領域とに区画し、前記電子回路基板の一方の面に搭載された電子部品のうち、放熱を必要とする電子部品を前記樹脂充填領域に配置して樹脂モールドすると共に、前記電子回路基板の前記樹脂充填領域に接する部位に貫通孔を穿設することにより、前記電子回路基板を前記収容ケースに収容したとき、前記樹脂充填領域に充填された樹脂が、前記貫通孔を介して前記電子回路基板の他方の面に流出するように構成したので、充填樹脂量を低減しつつ、電子部品と基板を一体的に樹脂モールドできるため、基板の振動や樹脂の熱膨張が生じても電子部品の半田接続部に応力が集中することがなく、よって半田接続部の損傷を防止することができる。
【0049】
また、請求項2項にあっては、電子回路基板の他方の面に流出した流出樹脂により、前記他方の面に搭載された電子部品を樹脂モールドさせるように構成したので、電子回路基板の両面に搭載された電子部品の放熱性を向上させることができる。
【0050】
また、請求項3項にあっては、樹脂充填領域に受熱フィンを形成するように構成したので、上記した効果に加え、受熱フィンを介して樹脂の熱量を収容ケースへと効率良く伝達させることができ、前記樹脂充填領域において樹脂モールドされた電子部品の放熱効果をより向上させることができる。
【0051】
また、請求項4項にあっては、受熱フィンを、電子回路基板に穿設された挿通孔を介して電子回路基板の他方の面に突出させると共に、前記他方の面に流出した流出樹脂によって樹脂モールドさせるように構成したので、上記した効果に加え、流出樹脂の熱量を効率良く収容ケースへと伝達させることができ、よって前記他方の面において樹脂モールドされた電子部品の放熱効果をより向上させることができる。
【0052】
また、請求項5項にあっては、収容ケースの底面において、樹脂充填領域の底面に該当する部位を凹状に形成するように構成したので、上記した効果に加え、充填樹脂量をより減少させることができる。
【0053】
また、請求項6項にあっては、樹脂充填領域の底面に該当する凹状の部位に、収容ケースの外方に向けて突出する放熱フィンを形成するように構成したので、上記した効果に加え、樹脂充填領域に充填された樹脂および流出樹脂の熱量を効果的に外気へと放出することができるため、樹脂モールドされた各電子部品の放熱効果をより一層向上させることができる。尚、放熱フィンの高さを、前記凹状の部位の深さと同じかそれ以下の値に設定することにより、収容ケースの外形が大きくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る電子回路基板の収容ケースを示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線拡大部分断面図である。
【図3】図1に示す基板を収容した収容ケースの斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線拡大部分断面図である。
【符号の説明】
10 収容ケース(電子回路基板の収容ケース)
10B 収容ケースの底面
12 基板(電子回路基板)
12a 基板底面(一方の面)
12b 基板上面(他方の面)
20 樹脂充填領域
22 非樹脂充填領域
24 樹脂充填領域底面(凹状の部位)
26 受熱フィン
26b 第2の受熱フィン
30 放熱フィン
34 底面側放熱要求電子部品
36 底面側非放熱要求電子部品
38 挿通孔
40 貫通孔
44 上面側放熱要求電子部品
48 樹脂
50 流出樹脂

Claims (6)

  1. 電子回路基板が収容される空間を、樹脂が充填される樹脂充填領域と、前記樹脂が充填されない非樹脂充填領域とに区画すると共に、前記電子回路基板の一方の面に搭載された電子部品のうち、放熱を必要とする電子部品を前記樹脂充填領域に配置して樹脂モールドする電子回路基板の収容ケースにおいて、前記電子回路基板の前記樹脂充填領域に接する部位に貫通孔を穿設すると共に、前記電子回路基板を前記収容ケースに収容したとき、前記樹脂充填領域に充填された樹脂が、前記貫通孔を介して前記電子回路基板の他方の面に流出するように構成したことを特徴とする電子回路基板の収容ケース。
  2. 前記電子回路基板の他方の面に流出した流出樹脂により、前記他方の面に搭載された放熱を必要とする電子部品を樹脂モールドさせることを特徴とする請求項1項記載の電子回路基板の収容ケース。
  3. 前記樹脂充填領域に受熱フィンを形成したことを特徴とする請求項1項または2項記載の電子回路基板の収容ケース。
  4. 前記受熱フィンを、前記電子回路基板に穿設された挿通孔を介して前記電子回路基板の他方の面に突出させると共に、前記流出樹脂によって樹脂モールドさせることを特徴とする請求項1項から3項のいずれかに記載の電子回路基板の収容ケース。
  5. 前記収容ケースの底面において、前記樹脂充填領域の底面に該当する部位を凹状に形成したことを特徴とする請求項1項から4項のいずれかに記載の電子回路基板の収容ケース。
  6. 前記凹状の部位に、前記収容ケースの外方に向けて突出する放熱フィンを形成したことを特徴とする請求項5項記載の電子回路基板の収容ケース。
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JPWO2013187298A1 (ja) * 2012-06-15 2016-02-04 株式会社カネカ 放熱構造体
CN106206330A (zh) * 2016-08-26 2016-12-07 王文杰 一种应用于电动汽车电控产品的针脚式功率单管集成方案
JP2018014378A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置

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