JP2004353606A - 内燃機関の触媒劣化判定装置 - Google Patents

内燃機関の触媒劣化判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の触媒劣化判定装置において、フィルタ上流に設けられた酸化能力を有する触媒の劣化の度合いを判定する技術を提供する。
【解決手段】前段触媒と、その下流のパティキュレートフィルタと、還元剤供給手段と、を備え、還元剤を供給して前記フィルタに捕獲された粒子状物質を除去し、フィルタの再生を行う内燃機関であって、還元剤供給手段による粒子状物質の除去を開始してから規定の時間経過後の、フィルタ下流の排気温度とフィルタ上流の排気温度との差が大きいほど前段触媒の劣化の度合いが大きいと判定する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の触媒劣化判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディーゼルエンジンの排気中に含まれる粒子状物質である煤に代表されるパティキュレートマター(Particulate Matter:以下、「PM」という。)の除去が重要な課題となっている。このため、大気中にPMが放出されないように排気系にPMの捕獲を行うパティキュレートフィルタ(以下、単に「フィルタ」とする)を設ける技術が知られている。
【0003】
このフィルタにより排気中のPMが一旦捕獲され大気中へ放出されることを防止することができる。しかし、フィルタに捕獲されたPMが該フィルタに堆積するとフィルタの目詰まりを発生させることがある。この目詰まりが発生すると、フィルタ上流の排気の圧力が上昇し内燃機関の出力低下やフィルタの毀損を誘発する虞がある。このようなときには、フィルタ上に堆積したPMを酸化せしめることにより該PMを除去することができる。このようにフィルタに堆積したPMを除去することをフィルタの再生という。
【0004】
このフィルタの再生は、該フィルタの上流に酸化能力を有する触媒を設け、該酸化能力を有する触媒に還元剤を供給したときに発生する熱により高温となった排気をフィルタに流通させることにより行うことができる。
【0005】
ところで、フィルタ上流に備えられた酸化触媒は、排気の熱や還元剤供給時の温度上昇により劣化する。この劣化の度合いが大きくなると、酸化触媒で反応する還元剤の量が減り、該酸化触媒下流へ流出する還元剤の量が増加する。そのため、フィルタに捕獲された粒子状物質を除去するために多くの還元剤が必要となってしまう。また、フィルタに捕獲された粒子状物質の除去が十分に行われずに、フィルタの目詰まりが生じる虞もある。このような酸化触媒の劣化を検出することができれば、ユーザ等に酸化触媒の交換を促すことができ、還元剤の供給量の増加を抑制し、また、フィルタの目詰まりを抑制することができる。そして、酸化能力を有する触媒の劣化を抑制する技術として、例えば、フィルタ上流に酸化触媒を備え、酸化触媒より上流から還元剤たる燃料を供給してPMを除去し、フィルタの再生を行う必要がないときには排気が酸化触媒を通過しないようにする技術(例えば、特許文献1参照。)が知られている。また、フィルタ上流に備えられた酸化触媒の劣化を判定する技術(例えば、特許文献2参照。)、フィルタ上流と下流との排気温度の差に基づいて還元剤の供給量を補正する技術(例えば、特許文献3参照。)が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭60−43113号公報
【特許文献2】
特開2002−227636号公報
【特許文献3】
特開平5−222916号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、フィルタの再生を実施しているときには、酸化触媒に排気を流通させるため、度合いは低いが劣化を生じてしまう。このような劣化の度合いを判定することができれば、ユーザ等に触媒の交換を促したり、その劣化の度合いに応じたフィルタの再生を行ったりすることが可能となる。
【0008】
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の触媒劣化判定装置において、フィルタ上流に設けられた酸化能力を有する触媒の劣化の度合いを判定する技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明の内燃機関の触媒劣化判定装置は、以下の手段を採用した。即ち、第1の発明は、
内燃機関の排気通路に設けられ酸化能力を有する前段触媒と、
前記前段触媒の下流に設けられ排気中の粒子状物質を捕獲し且つ酸化能力を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタと、
前記前段触媒の上流から還元剤を供給する還元剤供給手段と、を備え、
前記還元剤供給手段により還元剤を供給して前記パティキュレートフィルタに捕獲された粒子状物質を除去し、フィルタの再生を行う内燃機関であって、
前記前段触媒よりも下流で且つ前記パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度を検出する第1排気温度センサと、
前記パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度を検出する第2排気温度センサと、を備え、
前記還元剤供給手段による粒子状物質の除去を開始してから規定の時間経過後の、前記第2排気温度センサにより検出された排気温度と前記第1排気温度センサにより検出された排気温度との差が大きいほど前記前段触媒の劣化の度合いが大きいと判定することを特徴とする。
【0010】
本発明の最大の特徴は、還元剤供給時のフィルタ前後の排気の温度の差に基づいて該フィルタ上流に設けられた前段触媒の劣化の度合いを判定することにある。
【0011】
ここで、「規定の時間」とは、還元剤の供給によりフィルタの温度が上昇を開始した後の時間であって、新品の前段触媒に還元剤を供給した場合と、劣化した前段触媒に還元剤を供給した場合と、でフィルタ前後の排気の温度の差に明確な違いが表れる時間である。
【0012】
このように構成された内燃機関の触媒劣化判定装置では、前段触媒に還元剤が供給されると、該前段触媒において還元剤が反応し、排気の温度が上昇する。このようにして温度が上昇した排気が下流のパティキュレートフィルタに流入すると、該パティキュレートフィルタに捕獲されている粒子状物質が酸化され、除去される。この場合、前段触媒から流出する排気の温度、即ち、パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度は高く、該パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度との差は小さくなる。
【0013】
ここで、前段触媒は、排気の熱に晒されて、更には還元剤の反応により発生した熱に晒されて劣化を生じる。この劣化の度合いが大きくなると、還元剤の酸化能力が低下して排気の温度を上昇させることが困難となる。そして、未反応の還元剤がパティキュレートフィルタに流入すると、該パティキュレートフィルタにて還元剤が反応し、粒子状物質が酸化されると共に排気の温度が上昇する。この場合、前段触媒から流出する排気の温度、即ち、パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度は低く、該パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度との差は大きくなる。
【0014】
このように、前段触媒の劣化の度合いにより、還元剤供給時のパティキュレートフィルタ下流の排気の温度と上流の排気の温度との差が変化する。即ち、劣化の度合いが大きくなるほど、還元剤供給時のパティキュレートフィルタ下流の排気の温度と上流の排気の温度との差が大きくなる。従って、パティキュレートフィルタ下流の排気の温度と上流の排気の温度との差に基づいて、該パティキュレートフィルタよりも上流に設けられた前段触媒の劣化の度合いを判定することが可能となる。
【0015】
上記課題を達成するために本発明の内燃機関の触媒劣化判定装置は、以下の手段を採用した。即ち、第2の発明は、
内燃機関の排気通路に設けられ酸化能力を有する前段触媒と、
前記前段触媒の下流に設けられ排気中の粒子状物質を捕獲し且つ酸化能力を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタと、
前記前段触媒の上流から還元剤を供給する還元剤供給手段と、を備え、
前記還元剤供給手段により還元剤を供給して前記パティキュレートフィルタに捕獲された粒子状物質を除去し、フィルタの再生を行う内燃機関であって、
前記前段触媒よりも下流で且つ前記パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度を検出する第1排気温度センサと、
前記パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度を検出する第2排気温度センサと、を備え、
前記還元剤供給手段による粒子状物質の除去を開始してから規定の時間経過後であって、そのときから規定の期間内の前記第2排気温度センサにより検出された排気温度と前記第1排気温度センサにより検出された排気温度との差の増加率が大きいほど前記前段触媒の劣化の度合いが大きいと判定することを特徴とする。
【0016】
本発明の最大の特徴は、還元剤供給時のフィルタ前後の排気の温度の差の増加率に基づいて該フィルタ上流に設けられた前段触媒の劣化の度合いを判定することにある。
【0017】
ここで、「規定の時間」とは、還元剤の供給によりフィルタの温度が上昇を開始した後の時間であって、新品の前段触媒に還元剤を供給した場合と、劣化した前段触媒に還元剤を供給した場合と、でフィルタ前後の排気の温度の差の増加率に明確な違いが表れる時間である。
【0018】
また、「規定の期間」とは、内燃機関の運転状態等によりフィルタ前後の排気温度の差が変動した場合であっても、その変動が前段触媒の劣化判定に影響を及ぼさないほど十分に長い期間である。即ち、排気温度の差は、内燃機関の運転状態等によっても変動する。そのため、微小時間における排気温度の差の増加率に基づいて、前段触媒の劣化の度合いを判定すると、誤判定する虞がある。そこで、誤判定する虞のない期間を予め求めておき、「規定の期間」として定めておく。
【0019】
前記したように、前段触媒に劣化が生じていない場合若しくは劣化の度合いが小さい場合には、前段触媒から流出する排気の温度、即ち、パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度は高く、該パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度との差は小さくなる。そして、劣化の度合いが大きくなると、該パティキュレートフィルタにおける排気の温度上昇が大きくなる。
【0020】
このように、前段触媒の劣化の度合いにより、還元剤供給時のパティキュレートフィルタ下流の排気の温度と上流の排気の温度との差が変化する。そして、劣化の度合いが大きくなるほど前記温度差は大きくなり、還元剤供給時の温度差の増加率が大きくなる。従って、パティキュレートフィルタ下流の排気の温度と上流の排気の温度との差の増加率に基づいて、該パティキュレートフィルタよりも上流に設けられた前段触媒の劣化の度合いを判定することが可能となる。
【0021】
第1及び第2の発明においては、前記還元剤供給手段は、前記前段触媒の劣化の度合いが許容される度合いよりも大きいと判定された場合に、前記前段触媒に供給する還元剤濃度を低下させて粒子状物質の除去を行うことができる。
【0022】
ここで、「許容される度合い」とは、現在の還元剤濃度で前段触媒に還元剤を供給したときに、フィルタの再生を行うことのできる劣化の度合いの限界である。
【0023】
ここで、還元剤の濃度を低くすると前段触媒の主に上流側で還元剤が反応し、還元剤濃度を高くするに伴い下流側で反応するようになる。前段触媒の上流側で還元剤が反応すると、反応により生じた熱が該前段触媒の温度上昇のために作用してしまい、下流のパティキュレートフィルタの温度上昇が緩慢となる。従って、排気中の還元剤濃度を高くすることにより、効率良く粒子状物質の除去を行うことができ、還元剤の供給量を抑えることができる。しかし、前段触媒が劣化していると、還元剤が前段触媒において反応しないまま下流へと流出する虞がある。そこで、前段触媒に劣化が生じている場合には、濃度を低下させて還元剤を供給することにより前段触媒からの還元剤の流出を抑制することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る内燃機関の触媒劣化判定装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。ここでは、本発明に係る内燃機関の触媒劣化判定装置を車両駆動用のディーゼル機関に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0025】
図1は、本実施の形態に係る内燃機関の触媒劣化判定装置を適用するエンジン1とその吸排気系の概略構成を示す図である。
【0026】
図1に示すエンジン1は、4つの気筒2を有する水冷式の4サイクル・ディーゼル機関である。
【0027】
エンジン1は、各気筒2の燃焼室に直接燃料を噴射する燃料噴射弁3を備えている。各燃料噴射弁3は、燃料を所定圧まで蓄圧する蓄圧室(コモンレール)4と接続されている。
【0028】
前記コモンレール4は、燃料供給管5を介して燃料ポンプ6と連通している。
この燃料ポンプ6は、エンジン1の出力軸(クランクシャフト)の回転トルクを駆動源として作動するポンプであり、該燃料ポンプ6の入力軸に取り付けられたポンププーリ6aがエンジン1の出力軸(クランクシャフト)に取り付けられたクランクプーリ1aとベルト7を介して連結されている。
【0029】
このように構成された燃料噴射系では、コモンレール4にて所定圧まで蓄圧された燃料が各気筒2の燃料噴射弁3へ分配される。そして、燃料噴射弁3に駆動電流が印加されると、燃料噴射弁3が開弁し、その結果、燃料噴射弁3から気筒2内へ燃料が噴射される。
【0030】
次に、エンジン1には、吸気枝管8が接続されており、吸気枝管8の各枝管は、各気筒2の燃焼室と吸気ポート(図示省略)を介して連通している。
【0031】
前記吸気枝管8は吸気管9に接続されている。吸気管9には、該吸気管9内を流通する吸気の質量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ10が取り付けられている。このエアフローメータ10によりエンジン1の吸入空気量を算出することができる。
【0032】
前記吸気管9における吸気枝管8の直上流に位置する部位には、該吸気管9内を流通する吸気の流量を調節する吸気絞り弁11が設けられている。この吸気絞り弁11の開度を調整することにより、エンジン1の吸入空気量を調整することができる。この吸気絞り弁11には、ステップモータ等で構成されて該吸気絞り弁11を開閉駆動する吸気絞り用アクチュエータ12が取り付けられている。
【0033】
一方、エンジン1には、排気枝管13が接続され、排気枝管13の各枝管が排気ポート1bを介して各気筒2の燃焼室と連通している。前記排気枝管13は、排気管14と接続され、この排気管14は、下流にて大気へと通じている。
【0034】
前記排気管14の途中には、酸化触媒を担持した前段触媒15が設けられている。また、前段触媒15の下流には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒とする。)を担持し、且つ排気中に含まれる粒子状物質である煤に代表されるパティキュレートマター(Particulate Matter:以下、「PM」という。)を捕獲するためのパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタという。)16が設けられている。フィルタ16は、例えばコージェライトのような多孔質材料からなり、アルミナの担体の層が形成され、この担体上にNOx触媒が坦持されている。
【0035】
このフィルタ16に担持されたNOx触媒は、該フィルタ16に流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵(吸収、吸着、付着でも良い。)し、一方、該フィルタ16に流入する排気の酸素濃度が低下したときは吸蔵していたNOxを放出する。その際、排気中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等の燃料が存在していれば、NOx触媒から放出されたNOxが還元される。
【0036】
一方、フィルタ16により、排気中のPMが一旦捕獲され、大気中への放出が防止される。
【0037】
また、前段触媒15とフィルタ16との間の排気管14には、該排気管14内を流通する排気の温度に対応した電気信号を出力する第1排気温度センサ17が取り付けられている。一方、フィルタ16より下流の排気管14には、該排気管14内を流通する排気の温度に対応した電気信号を出力する第2排気温度センサ18が取り付けられている。この第2排気温度センサ18により測定された排気温度と、第1排気温度センサ17により測定された排気温度と、の差により、フィルタ16前後の排気温度の差を得ることができる。
【0038】
更に、エンジン1には、クランクシャフトの回転位置に対応した電気信号を出力するクランクポジションセンサ22が設けられている。このクランクポジションセンサ22により、エンジン回転数を得ることができる。
【0039】
以上述べたように構成されたエンジン1には、該エンジン1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)21が併設されている。このECU21は、エンジン1の運転条件や運転者の要求に応じてエンジン1の運転状態を制御するユニットである。
【0040】
ECU21には、各種センサが電気配線を介して接続され、上記した各種センサの出力信号の他、運転者がアクセルを踏み込んだ量に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ23の出力信号が入力されるようになっている。このアクセル開度センサ23の出力信号により、エンジン負荷を得ることができる。
【0041】
一方、ECU21には、燃料噴射弁3、吸気絞り用アクチュエータ12等が電気配線を介して接続され、上記した各部をECU21が制御することが可能になっている。
【0042】
ところで、フィルタ16に捕獲されたPMが該フィルタ16に堆積するとフィルタ16の目詰まりを発生させることがある。この目詰まりが発生すると、フィルタ16上流の排気の圧力が上昇し、エンジン1の出力低下やフィルタ16の毀損を誘発する虞がある。このようなときには、フィルタ16上に堆積したPMを酸化せしめることにより該PMを除去することができる。このようにフィルタに堆積したPMを除去することをフィルタの再生という。このフィルタの再生は、例えば炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等を前段触媒15より上流から供給し、このときに該前段触媒15で発生する熱により温度上昇した排気をフィルタ16に流通させて行うことができる。従って、エンジン1からの排気の温度が低い場合は、フィルタ16の目詰まりが発生する前に、前段触媒15にHCや一酸化炭素CO等を供給して排気の温度を上昇させ、フィルタ16に堆積したPMを酸化させる必要がある。
【0043】
前段触媒15へHCを供給する方法としては、エンジン1で燃料噴射弁3からの主噴射の後の膨張行程中若しくは排気行程中に、再度燃料を噴射させる副噴射を例示することができる。この副噴射により噴射された燃料(HC)は、噴射時期によっては燃焼せずに気筒2から排出される。しかも、この排出されたHCは、主噴射による高温の燃焼ガスにより改質され、前段触媒15にて反応しやすい状態となっている。
【0044】
しかし、前段触媒15に劣化が生じHCの酸化能力が低下していると、該前段触媒15で反応するHCが減少してしまう。このような劣化が生じると、フィルタ16の上流側では温度上昇が緩慢となり、PMの酸化が困難となる。また、PMの酸化に必要となる温度まで排気の温度を上昇させるために多量のHCを必要とし、燃費が悪化してしまう。更に、PMの酸化が十分に行われずフィルタ16にPMが堆積し、フィルタ16より上流の排気の圧力が上昇することがある。これにより、フィルタ16の毀損やエンジン1の毀損を誘発させる虞がある。
【0045】
その点、本実施の形態では、フィルタ16より下流の排気の温度と、フィルタ16より上流且つ前段触媒15より下流の排気の温度と、の差に基づいて前段触媒15の劣化の度合いを判定することができる。前段触媒15の劣化の度合いが大きい場合には、ユーザに警告を発し前段触媒15を交換することや、劣化の度合いに応じたフィルタ16の再生方法を選択することが可能となる。
【0046】
図2は、HC供給時の第2排気温度センサ18により測定された排気温度と第1排気温度センサ17により測定された排気温度との差の時間推移を示したタイムチャート図である。
【0047】
ここで、新品状態の前段触媒15にHCが供給されると、該前段触媒15においてHCが反応し、排気の温度が上昇する。このようにして温度が上昇した排気が下流のフィルタ16に流入すると、該フィルタ16に捕獲されているPMが酸化され、除去される。この場合、前段触媒15から流出する排気の温度、即ち、フィルタ16よりも上流の排気の温度は高い。また、フィルタ16では、PMが酸化される熱により排気の温度は更に上昇するが、該フィルタ16に流入する排気の温度が高いため、該フィルタ16よりも下流の排気の温度との差は、例えば50℃と小さい。即ち、新品状態の前段触媒15では、第2排気温度センサ18により測定された排気の温度と第1排気温度センサ17により測定された排気の温度との差は小さくなる。
【0048】
一方、劣化の度合いが大きい前段触媒15では、HCを酸化する能力が低下して、該前段触媒15において排気の温度を上昇させることが困難となる。そして、前段触媒15で反応しなかったHCがフィルタ16に流入すると、該フィルタ16のNOx触媒でHCが反応し、PMが酸化される。それに伴い、排気の温度が上昇する。この場合、前段触媒15から流出する排気の温度、即ち、フィルタ16よりも上流の排気の温度は低く、該フィルタ16よりも下流の排気の温度との差は大きくなる。即ち、劣化の度合いが大きい前段触媒15では、第2排気温度センサ18により測定された排気の温度と第1排気温度センサ17により測定された排気の温度との差は、例えば200℃と大きくなる。
【0049】
このように、前段触媒15の劣化の度合いによりHC供給時のフィルタ16より下流の排気の温度と上流の排気の温度との差(以下、単に「排気温度の差」とする。)が変化する。従って、前記排気温度の差に基づいて、該フィルタ16よりも上流に設けられた前段触媒15の劣化の度合いを判定することが可能となる。
【0050】
例えば、HC供給開始から規定の時間経過した後の前記排気温度の差を算出し、この排気温度の差が大きいほど劣化の度合いが大きいと判定しても良い。ここで、「規定の時間」とは、HCの供給によりフィルタ16の温度が上昇を開始した後の時間であって、新品の前段触媒15にHCを供給した場合と、劣化した前段触媒15にHCを供給した場合と、で前記排気温度の差に明確な違いが表れる時間であり、予め実験等により求めておく。また、規定の時間経過後の前記排気温度の差と劣化の度合いとの関係を予め実験等により求めマップ化し、該マップへ前記排気温度の差を代入して劣化の度合いを得るようにしても良い。
【0051】
また、本実施の形態では、HC供給開始から規定の時間経過した後の前記排気温度の差が規定の差以上の場合に前段触媒15の劣化の度合いが許容範囲よりも大きいとしても良い。ここで、「規定の差」とは、許容範囲以上に劣化した前段触媒15にHCを供給したときの排気温度の差であり、予め実験等により求めておく。
【0052】
更に、本実施の形態では、前記排気温度の差の増加率により劣化の度合いを判定しても良い。即ち、図2を見ても分かるように、前段触媒15が劣化していると、前記排気温度の差が大きくなり、排気温度の差が増加していく途中の増加率も大きくなる。そこで、新品状態の前段触媒15の排気温度の差の増加率を予め実験等により求めておき、この新品状態の排気温度の差の増加率に対してどれだけ大きくなっているか比較することにより劣化の度合いを得ることができる。ここで、排気温度の差は、エンジン1の運転状態によっても変動する。そのため、微小時間における排気温度の差の増加率に基づいて、前段触媒15の劣化の度合いを判定すると、誤判定する虞がある。そこで、誤判定する虞のない期間を予め実験等により求めておき、この期間中に増加した排気温度の差を該期間で除した値を増加率として前段触媒15の劣化の度合いを判定しても良い。また、HC供給開始から前記排気温度の差が増加するまでにある程度の時間を要するため、HC供給開始から排気温度の差の増加率が大きくなるまでの時間を予め実験等により求め、この時間が経過してから前記排気温度の差の増加率を求めても良い。さらに、排気温度の差の増加率になまし処理等を加えて前段触媒15の劣化の度合いを判定しても良い。
【0053】
このようにして、該前段触媒15よりも下流のフィルタ16から流出する排気温度とフィルタ16に流入する排気温度との差が大きいほど、若しくは、排気温度の差の増加率が大きいほど、前段触媒15の劣化の度合いが大きいと判定することができる。そして、前段触媒15の劣化の度合いが大きいと判定された場合には、ユーザに警告することにより、該前段触媒15の交換を促すことができる。また、前段触媒15の劣化の度合いに応じたHCの供給を行うことも可能となる。以上により、燃費の悪化やフィルタ16の毀損、更にはエンジン1の毀損を抑制することができる。
【0054】
尚、本実施の形態においては、前段触媒15は、酸化能力を有する触媒を担持していれば良く、酸化触媒に代えて、例えば吸蔵還元型NOx触媒や三元触媒を担持していても良い。
【0055】
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、前段触媒15の劣化の度合いが大きいと判定された場合に、該前段触媒15に供給するHC濃度を低下させる点で相違する。尚、本実施の形態においては、適用対象となるエンジンやその他ハードウェアの基本構成については、第1の実施の形態と共通なので説明を割愛する。
【0056】
ここで、HC濃度の低い排気(例えば、HC濃度が400p.p.m.の排気)を前段触媒15に供給すると、該前段触媒15の主に上流側でHCが反応する。この場合、酸化反応により発生した熱の一部は前段触媒15の温度上昇のために消費され、HCの供給量に対して前段触媒15から流出する排気の温度が低くなる。
【0057】
一方、HC濃度の高い排気(例えば、HC濃度が10000p.p.m.の排気)を前段触媒15に供給すると、該前段触媒15の主に下流側でHCが反応する。この場合、酸化反応により発生した熱による前段触媒15の温度上昇が小さくなる。即ち、前段触媒15の下流側でHCが反応するため、このときに発生した熱は前段触媒15の温度を上昇させる前に該前段触媒15から流出する。従って、HC濃度が高い排気を前段触媒15に供給することにより、効率良くフィルタ16の温度を上昇させることができ、燃費を向上させることができる。
【0058】
しかし、前段触媒15の劣化の度合いが大きくなると、該前段触媒15でのHCの酸化能力が低下するため、HC濃度が高い排気を前段触媒15に供給すると該前段触媒15で反応しないまま下流へ流出するHCが多くなる。このように流出するHCが多くなると、フィルタ16でHCが反応することになるが、該フィルタ16の上流側では温度上昇が緩慢となり、該上流側ではPMの酸化が困難となる。
【0059】
その点、本実施の形態では、前段触媒15の劣化の度合いが大きいと判定された場合には、前記副噴射による噴射量を減量することによりHC濃度を減少させる。ここで、HC濃度と吸入空気量、主噴射の燃料噴射量、副噴射の燃料噴射量との関係を予め求めてマップ化しておき、該マップへ目標となるHC濃度、吸入空気量、主噴射の燃料噴射量を代入して、副噴射の燃料噴射量を得ることができる。尚、噴射の燃料噴射量は、該燃料噴射量とエンジン回転数とアクセル開度との関係を予め実験等により求めマップ化しておき、該マップへエンジン回転数とアクセル開度とを代入して得ることができる。
【0060】
例えば、前段触媒15の劣化の度合いが小さいと判定された場合には、HC濃度が例えば10000p.p.m.となるように副噴射の燃料噴射量を調整する。一方、前段触媒15の劣化の度合いが大きいと判定された場合には、HC濃度が例えば400p.p.m.となるように副噴射の燃料噴射量を調整する。
【0061】
このようにして、前段触媒15の劣化の度合いが小さい場合には、HC濃度が高い排気を該前段触媒15に流入させてフィルタの再生を行って燃費を向上させ、一方、前段触媒15の劣化の度合いが大きい場合には、HC濃度の低い排気を該前段触媒15に流入させてフィルタの再生を行うことができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係る内燃機関の触媒劣化判定装置では、前段触媒よりも下流のフィルタから流出する排気温度とフィルタに流入する排気温度との差が大きいほど、若しくは、排気温度の差の増加率が大きいほど、前段触媒の劣化の度合いが大きいと判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る内燃機関の触媒劣化判定装置を適用するエンジンとその吸排気系の概略構成を示す図である。
【図2】HC供給時の第2排気温度センサにより測定された排気温度と第1排気温度センサにより測定された排気温度との差の時間推移を示したタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 エンジン
1a クランクプーリ
1b 排気ポート
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 コモンレール
5 燃料供給管
6 燃料ポンプ
6a ポンププーリ
7 ベルト
8 吸気枝管
9 吸気管
10 エアフローメータ
11 吸気絞り弁
12 吸気絞り用アクチュエータ
13 排気枝管
14 排気管
15 前段触媒
16 パティキュレートフィルタ
17 第1排気温度センサ
18 第2排気温度センサ
21 ECU
22 クランクポジションセンサ
23 アクセル開度センサ

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ酸化能力を有する前段触媒と、前記前段触媒の下流に設けられ排気中の粒子状物質を捕獲し且つ酸化能力を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタと、
    前記前段触媒の上流から還元剤を供給する還元剤供給手段と、を備え、
    前記還元剤供給手段により還元剤を供給して前記パティキュレートフィルタに捕獲された粒子状物質を除去し、フィルタの再生を行う内燃機関であって、
    前記前段触媒よりも下流で且つ前記パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度を検出する第1排気温度センサと、
    前記パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度を検出する第2排気温度センサと、を備え、
    前記還元剤供給手段による粒子状物質の除去を開始してから規定の時間経過後の、前記第2排気温度センサにより検出された排気温度と前記第1排気温度センサにより検出された排気温度との差が大きいほど前記前段触媒の劣化の度合いが大きいと判定することを特徴とする内燃機関の触媒劣化判定装置。
  2. 内燃機関の排気通路に設けられ酸化能力を有する前段触媒と、前記前段触媒の下流に設けられ排気中の粒子状物質を捕獲し且つ酸化能力を有する触媒を担持したパティキュレートフィルタと、
    前記前段触媒の上流から還元剤を供給する還元剤供給手段と、を備え、
    前記還元剤供給手段により還元剤を供給して前記パティキュレートフィルタに捕獲された粒子状物質を除去し、フィルタの再生を行う内燃機関であって、
    前記前段触媒よりも下流で且つ前記パティキュレートフィルタよりも上流の排気の温度を検出する第1排気温度センサと、
    前記パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度を検出する第2排気温度センサと、を備え、
    前記還元剤供給手段による粒子状物質の除去を開始してから規定の時間経過後であって、そのときから規定の期間内の前記第2排気温度センサにより検出された排気温度と前記第1排気温度センサにより検出された排気温度との差の増加率が大きいほど前記前段触媒の劣化の度合いが大きいと判定することを特徴とする内燃機関の触媒劣化判定装置。
  3. 前記還元剤供給手段は、前記前段触媒の劣化の度合いが許容される度合いよりも大きいと判定された場合に、前記前段触媒に供給する還元剤濃度を低下させて粒子状物質の除去を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の触媒劣化判定装置。
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