JP2004353260A - 車両用シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に設けた上下動式シャッターカーテンのロック機能を高めて、車両走行時の振動などで誤動作しないようにした安全性の高い車両用シャッター装置。
【解決手段】物品収納室4の開口部5に設けた上下動式シャッターカーテン6の最下端のパネル7aにロック機構20を設置すると共に、シャッターカーテン6の両端を保持するガイドレール10に第2のロック機構30を追加配備する。シャッター閉時にロック機構20でパネル7aの両端をガイドレール10にロックすると共に、第2のロック機構30のロック部材33を手動或いは電動でシャッターカーテン6側に突出させてシャッターカーテン6をガイドレール10にロックする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消防自動車などの車両に設置した物品収納室の物品出入用開口部を上下駆動式のシャッターカーテンで開閉するシャッター装置で、詳しくは、物品収納室の開口部を閉じたシャッターカーテンのロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7に消防自動車の一例を示す。同図の消防自動車は、車体1の荷台2に消防設備3を搭載する。消防設備3の1つである物品収納室4が荷台2の後部上に設置され、この物品収納室4は後面に物品出入用開口部を有する矩形ボックスで、室内に図示しない消火器、工具類、携帯照明器具などが収納される。図8(A)に示すように、物品出入用開口部5にはシャッターカーテン6が配設され、開口部5でシャッターカーテン6を上げ下げすることで開口部5が開閉される。開口部5の左右両側に一対の鉛直なガイドレール10が固設され、一対のガイドレール10で開口部5を上下動するシャッターカーテン6の両側部が上下摺動可能に保持される。一対のガイドレール10は同一構造のアルミニウム製品で、図8(B)の横断面図に示すように、シャッターカーテン6の側部が嵌入されるコ字断面のガイド本体10aと、ガイド本体10aの前面側と一体であるC字断面のシール保持部10bを有し、シール保持部10bにゴム製の防水シール10cが嵌着される。防水シール10cは、開口部5に在る鉛直なシャッターカーテン6の側部前面に摺動可能に接触して、物品収納室4内への雨水などの侵入を防止する。
【0003】
シャッターカーテン6は、複数の横長水平な中空状のパネル7を連接したもので、例えば図9に示すように物品収納室4の天井部に設置した巻取り装置11に連接される。巻取り装置11は巻取ドラム12、この巻取ドラム12とシャッターカーテン6を連接する巻取ベルト13、一対のガイドレール10の上端に設置したガイドローラ14などで構成される。シャッターカーテン6は手動で上下動操作されるもので、最下端のパネル7aの前面に上下操作用ハンドル16が設置される。巻取ドラム12には、シャッターカーテン6を巻き上げ方向に附勢するばね材(コイルスプリング)が内蔵されて、シャッターカーテン6の手動による上下動操作が容易にして円滑に行えるようにしてある。
【0004】
図8(A)の左半分は、最下端のパネル7aを開口部5の底面まで押し下げて開口部5を完全に閉じた全閉状態が示される。この全閉状態のシャッターカーテン6をハンドル16を利用して手で押し上げると、垂直なシャッターカーテン6の上部がガイドローラ14で略水平な方向にガイドされて巻取ドラム12に巻き取られ、図8(A)の右半分に示すように最下端のパネル7aが最上位まで上昇して開口部5が全開する。ハンドル16を利用して全開位置のシャッターカーテン6を手で押し下げると、シャッターカーテン6が巻取ドラム12から繰出されて開口部5を下降し、開口部5が閉じられる。
【0005】
なお、車両用シャッター装置の種類は、上記の手動巻上式に限らず、電動モーターを利用した自動巻上式や、シャッターカーテンを開口部の垂直面と開口部上端から収納室内天井面との間で往復スライド移動させるスライド式がある。このような各種のシャッター装置においては、盗難防止を主たる目的としたシャッターカーテンのロック機構が設置されるのが通常である。この種のロック機構は、物品収納室の開口部を閉じたシャッターカーテンを開口部に対してロックするもので、電磁ソレノイドでロックピンを前後動させて自動ロック及び自動ロック解除する自動式ロック機構(例えば、特許文献1参照)や、図8(A)で説明する手動式ロック機構20が知られている。
【0006】
図8(A)のシャッター装置に使用されるロック機構20は、シャッターカーテン6の最下端のパネル7aとガイドレール10に設置される。パネル7aに設けたハンドル16の中央部にシリンダ錠17を前後動可能に設置し、中空のパネル7aの左右両端の開口に図3のように三角形のロック爪18を突出退入可能に設置する。両端のロック爪18に爪附勢用ばね材(図示せず)を介して一本のベルト19の両端を連結する。ベルト19は中空のパネル7aに収容され、中央部がシリンダ錠17の先端部に押圧された状態でパネル7a内に張設されている。パネル7aが開口部5の最下端まで下降したときに、パネル7aの左右両端のロック爪18と係合する三角形の係止爪21が左右一対のガイドレール10の下端部に形成される。
【0007】
図8(A)の左半分に示すように、シャッターカーテン6を手動で開口部5を閉じる全閉位置へと下降させると、最下端のパネル7aの両端に突出するロック爪18がガイドレール10側の係止爪21に当接して前後に弾性変位することで係止爪21に係合する(図3参照)。この係合状態がロック爪18をガイドレール10側に附勢するばね材(ロック爪18とベルト19の間に介装)で保持されて、シャッターカーテン6の下端両側部が一対のガイドレール10にロックされる。また、ロック解除は、次の手順で行われる。シリンダ錠17に図示しないキーを差し込み、開錠操作してシリンダ錠17を前後動可能な状態にする。キーを抜いてシリンダ錠17を指で押し込み、ベルト19の中央部を湾曲させてベルト19の両端部を中央部側へと引き込み、両端のロック爪18をパネル7a内へと後退させて係止爪21との係合状態を解除し(ロック解除)、そのままハンドル16を使ってシャッターカーテン6を押し上げる。シリンダ錠17から指を離すとシリンダ錠17と左右一対のロック爪18が、それぞれに内臓させたばね材で元の位置に復帰する。押し上げたシャッターカーテン6を再び手で全閉位置まで下降させると、ロック爪18による上述したロックが自動的に行われる。このロック後、シリンダ錠17が施錠される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−139299(図2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のような自動式ロック機構は、シャッターカーテンのロック操作が車両の運転席などから自動で行える便利さがあるが、その反面、車両走行中に運転席から誤ってロック解除の操作をすると、車両走行時の振動も加わってシャッターカーテンが開き易くなる不具合がある。
【0010】
また、図8に示すような手動式ロック機構20は、シリンダ錠17をキーで解錠しない限り車両走行中に誤ってロック解除される心配はない。しかし、車両走行時に車体に加わる振動でロック機構20のベルト19が揺れてロック爪18を不測に引き込み、この引き込みでロック爪18と係止爪21の係合が外れてロックが解除され、シャッターカーテン6が上昇可能な状態になることがある。シャッターカーテン6は開けやすいように巻ばねにより上昇方向に常時附勢されており、上述のように車両走行時の振動でロックが解除されたり、ロック強度が低下するとシャッターカーテン6が上下振動と巻ばねによる引上げ力によって開く可能性が高くなる。
【0011】
本発明の目的は、車両に設けた上下動式シャッターカーテンのロック機能を高め、車両走行時の振動で開かないようにした信頼性、安全性の高い車両用シャッター装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、車体1に設置した物品収納室4の物品出入用開口部5に上下動可能に配設したシャッターカーテン6と、開口部5でシャッターカーテン6の両側部を上下摺動可能に保持するガイドレール10と、シャッターカーテン6で開口部5を閉じるとシャッターカーテン6を開口部5にロックするロック機構20を具備したシャッター装置において、ロック機構20と独立してシャッターカーテン6が開口部5を閉じるとシャッターカーテン6をガイドレール10にロックする第2のロック機構30を追加して装備したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0013】
ここで、ロック機構20は既存のものでよい。また、ロック機構20は、キーによる解錠・施錠の操作を伴ってシャッターカーテン6をガイドレールを含む開口部5のいずれかの箇所にロックし、ロック解除する既存のものの他、車両の運転席からロックとロック解除が自動で遠隔操作できる既存のものも適用可能である。第2のロック機構30は、ロック機構20がシャッターカーテン6をロックした後、或いは、ロックする直前において全閉状態にあるシャッターカーテン6を対応するガイドレール10に対してロックする手動式又は自動式のものが適用できる。手動式の第2のロック機構30は、ロック機構20によるロック動作の後で、このロック動作を確認して手動操作にてロック動作するものが望ましい。
自動式の第2のロック機構30は、電磁ソレノイドや電動モーター、エアーシリンダなどを動力源とするものが適用でき、これはロック機構20のロック動作の直前又は直後或いは同時に自動ロック動作するものが適用できる。
【0014】
車両の物品収納室4の開口部5を閉じたシャッターカーテン6をロック機構20と第2のロック機構30で二重ロックすることで、ロック状態が確実になる。
そのため、車両走行時の振動でシャッターカーテン6が不測に開くといった事態がなくなり、シャッター装置の信頼性が増大する。
【0015】
また、本発明においては、第2のロック機構30は、開口部を閉じたシャッターカーテン6の定箇所とこの定箇所と合致するガイドレール10の定箇所の双方に形成した一対の係合部31、32と、この一対の係合部同士を互いに係合させてガイドレール10にシャッターカーテン6をロックするロック部材33を有する構造にすることができる(請求項2の発明)。ここでの係合部31、32は貫通穴や切欠き、段部であり、ロック部材33は穴や切欠き、段部に嵌挿や係止して係合する丸棒や角棒状のピン部材が適当である。
【0016】
また、本発明においては、ロック部材33をガイドレール10に可動にしてかつ離脱不可に常設することが望ましい(請求項3の発明)。ロック部材33は、通常のキーのように持ち運べるものの適用も可能であるが、紛失することがあるので、ガイドレール10に離脱不可に常設して、紛失しないようにしておく。
【0017】
また、本発明においては、ロック部材33に、このロック部材33をガイドレール10にシャッターカーテン6をロックするロック位置とこのロック位置と異なるロック解除の位置との間で往復移動させるための手動式操作手段34を連接して、この操作手段34をガイドレール10の外面側に配設することができる(請求項4の発明)。この場合の手動式操作手段34は、人の手、指で簡単操作できる小形部品が有効であり、ガイドレール10の外面側に露呈させて、車両外からの手動操作をしやすくする。
【0018】
また、ロック部材33に、ロック部材33をロック位置とロック解除の位置との間で往復移動させるための電動式駆動手段40を連接することができる(請求項5の発明)。この場合の駆動手段40は、ガイドレール10の内面側又は外面側に配設することができる。また、電動式駆動手段40は、車両の運転席などから遠隔操作することができる電磁ソレノイドまたは電動モータが適切である。
【0019】
また、ロック部材33の動作を電動式駆動手段40で自動制御する場合、開口部5を閉じたシャッターカーテン6を検知する開閉センサー41と、この開閉センサー41からの開閉検知信号で前記駆動手段の駆動を制御する制御回路42を付設することができる(請求項6の発明)。
【0020】
ここでの開閉センサー41は、開口部5を下降させて閉じたときのシャッターカーテン6の下端部を非接触、又は、接触で検出するセンサーが有効であり、このセンサーがシャッター全閉を検出した信号を制御回路42に出力し、制御回路42から駆動手段40にロック動作指令信号が出力されて駆動手段40による自動ロックが行われる。このようにすることで、シャッターカーテン6が十分に閉じていない段階で駆動手段40が誤って動作する不具合が無くなり、第2のロック機構30による安定したロック動作が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図8のシャッター装置に適用した実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。
【0022】
図1(A)は車両用シャッター装置の正面図で、図8(A)と同一又は相当部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。図1(A)のシャッター装置に示されるロック機構20は図8(A)と同様のものであり、上下動式シャッターカーテン6は従来同様に手動で上下動して物品収納室4の開口部5を開閉する。
シャッターカーテン6をハンドル16を使って下限位置まで押し下げると、ロック機構20が自動的にシャッターカーテン6を左右一対のガイドレール10にロックする。ロック機構20のロック解除は、ハンドル16のシリンダ錠17を押し込み操作して行われる。
【0023】
図1(A)のシャッター装置は、ロック機構20とは別に独立した第2のロック機構30を追加的に装備する。第2のロック機構30は、シャッターカーテン6が開口部5を閉じると、このシャッターカーテン6をガイドレール10に対してロックするもので、左右一対のガイドレール10の下部に設置される。なお、左右一対のガイドレール10の一方の下部だけに第2のロック機構30を設置してもよい。
【0024】
図1(A)の左半分はシャッターカーテン6が全閉位置に在るときのもので、ロック機構20と第2のロック機構30がシャッターカーテン6をガイドレール10に異なる箇所でロックする。図1(B)に、ロック状態にある第2のロック機構30を示す。図1(A)の右半分はシャッターカーテン6が全開位置に在るときのもので、ロック機構20と第2のロック機構30が共にロック解除の状態にある。図1(C)に、ロック解除の状態にある第2のロック機構30を示す。
【0025】
第2のロック機構30は手動式のもので、シャッターカーテン6の最下端のパネル7aに近い1枚のパネル7bに設けた第1の係合部31と、ガイドレール10の下部の定箇所に形成した第2の係合部32と、これら一対の係合部31、32を互いに係合させてロック状態とするロック部材33を有する。第1の係合部31は、図3(A)に示すようにパネル7bの側端部に形成した丸穴である。例えば、パネル7bが前パネルと後パネルで構成された扁平中空パネルの場合、前パネルと後パネルを貫通する丸穴を形成して、前パネルの丸穴を第1の係合部31とし、図1(B)に示すように後パネルの丸穴を補助係合部31’とする。第2の係合部32はガイドレール10のガイド本体10aに貫通させた丸穴である。ガイドレール10のコ字状断面のガイド本体10a内にシャッターカーテン6の側部を挿入してシャッターカーテン6を全閉位置まで押し下げたとき、第1の係合部31と第2の係合部32の各丸穴が接近して対向する。この対向する各丸穴に1本のロック部材33を貫通させることで、各丸穴がロック部材33で互いに係合され連結されて、全閉位置のシャッターカーテン6がガイドレール10にロックされる。
【0026】
ロック部材33は図2に示すような丸棒状のピンで、ガイドレール10の下部の定箇所に離脱不可に取付けられる。丸棒状ロック部材33は、その先端部の前後2箇所の全周に凹溝33a、33bを有する。また、ロック部材33の基端部には、人の指が入る程度の内径の円環状手動式操作手段34aが螺装される。このロック部材33がガイドレール10のシール保持部10bを貫通させて取付けられる。シール保持部10b内の定箇所に固定したプランジャー35からロック部材33に向けて抜け止め部材36がばね材(図示せず)で附勢されて突出する。抜け止め部材36の先端部は、図1(B)、(C)に示すようにロック部材33の前後の凹溝33a、33bのいずれか一方に嵌合して、その位置でロック部材33を位置決め仮固定する。図1(C)はロック部材33を操作手段34aで後退移動させて抜け止め部材36を凹溝33aに嵌合させたときで、このときのロック部材33の先端は第2の係合部32内まで退入して、第1と第2の係合部31、32の係合を解いたロック解除の状態に保持される。図1(C)の状態のロック部材33を操作手段34aを使って手で前進させると、前の凹溝33aの位置に後の凹溝33bが移動して凹溝33bに抜け止め部材36が嵌合し、ロック部材33の先端部が第2の係合部32を貫通してガイド本体10a内へと突出する。ガイド本体10a内に全閉状態のシャッターカーテン6が存在すると、その第1の係合部31にロック部材33の先端部が貫通して、一対の係合部31、32が互いに係合し、シャッターカーテン6がガイドレール10にロックされる。
【0027】
図1(C)の状態にロック部材33があるとき、ロック部材33の中間部に突設したストッパー部33cがシール保持部10bの内面エッジに当接して、ロック部材33がガイドレール10から取り外しできないようにしてある。これにより、ガイドレール10の定箇所にロック部材33が常設されて、紛失する心配がなくなる。ガイドレール10のシール保持部10bへのロック部材33の取付けは、次の手順で行えばよい。基端部から操作手段34aを外し、ロック部材33を図1(C)に示すガイド本体10aの取付穴32’からシール保持部10bへと挿通して、シール保持部10bから突出させた基端部に操作手段34aを螺装する。ガイド本体10aの取付穴32’は、図1(B)に示すようにガイド本体10a内に全閉位置のシャッターカーテン6のパネル7bが在るときに、このパネル7bの補助係合部31’の丸穴と対向する。このような取付穴32’は、補助係合部31’を通してロック部材33が正式のロック位置にあるかどうかの目視確認の覗き穴や、細い工具を差し込んでロック部材33を動作させる作業穴として利用できる。
【0028】
以上の実施の形態の場合、第2のロック機構30がロック解除の状態にあるときに人がシャッターカーテン6を手で下ろして閉じる。閉じると自動的にロック機構20が動作して、シャッターカーテン6の下端部両端を左右一対のガイドレール10の下部にロックする。この後、第2のロック機構30の操作手段34aを手で掴んでロック部材33を押し込み、シャッターカーテン6の下部両側を順に対応するガイドレール10にロックする。第2のロック機構30による手動のロック操作は、ロック機構20が先にシャッターカーテン6をガイドレール10にロックして位置決めしているので容易にして確実に行うことができる。シャッターカーテン6の下端部両側の近い2箇所ずつがロック機構20と第2のロック機構30で二重ロックされているので、車両走行時の振動でロック機構20のベルト19が振動しても、不測にロック解除されることが無くなる。
【0029】
図3(B)に示される第1の係合部31は、パネル7bの端に形成した半円形の切欠きである。このような切欠きであっても、対応するロック部材33と嵌合すれば上記と同様なロック強度が確保できる。
【0030】
次に、他の実施の形態を図4(A)、(B)と図5に基づいて順に説明する。
【0031】
図4に示される第2のロック機構30は、ロック部材33を手動で操作する操作手段34bに上下回動するレバーを適用している。以下、この操作手段34bをレバー34bと称する。レバー34bの先端部にロック部材33の基端部を回動可能に連結して、レバー34bをガイドレール10の外面に上下に180°回動可能に常設しておく。図4(A)はレバー34bを下向きに倒した状態で、このときロック部材33が前進して先端部がガイド本体10a内の鎖線で示すシャッターカーテン6に係合してロックする。図4(B)はレバー34bを上向きに起立回転させた状態で、この起立回転時にロック部材33が後退するよう引き出されてガイド本体10a内から抜け、ロック解除の状態となる。
【0032】
レバー34bを起立させたときにロックし、倒したときにロック解除とすることもできるが、図4(A)、(B)のようにすることが安全上に望ましい。即ち、図4(A)のようにレバー34bを倒したときにロック状態とすれば、車両走行時の振動でレバー34bが上下に振動しても重力に抗して上方に起立回転する心配がなく、ロック解除される虞がなくなる。また、図4(B)のロック解除の状態からロック操作する場合は、起立したレバー34bを自重を利用して倒すだけでよいから、手動によるロックのための操作性が良くなる。
【0033】
図5に示す第2のロック機構30は、ガイドレール10の内面側からシャッターカーテン6をロックする自動式のもので、上記と同様なロック部材33を電動式駆動手段40で前後動させる。駆動手段40は電磁ソレノイドで、ロック部材33をガイドレール10のガイド本体10a内に突出させるロック位置と、ガイド本体10a内から抜き出すロック解除の位置との間で前後動させる。また、ガイド本体10aの下端部に開閉センサー41を設置し、開閉センサー41と駆動手段40を共通の制御回路42に接続する。
【0034】
開閉センサー41は、ガイド本体10aの下端部までシャッターカーテン6が下降して全閉状態になると、これを検出して制御回路42に全閉検出信号を制御回路42に出力する。制御回路42は開閉センサー41からの信号と、図示しない他の手動による操作スイッチからの信号に基づいて駆動手段40の駆動を制御する。制御回路42や付属の操作スイッチは、車両の運転席に設置されて、運転席から第2のロック機構30によるロックとロック解除の遠隔操作が行われる。
【0035】
例えば、シャッターカーテン6が閉じてロック機構20によるロック動作が行われるのと並行して、開閉センサー41が全閉検出信号を制御回路42に出力する。すると制御回路42が全閉を確認して、自動的に駆動手段40を駆動させてロック部材33を前進させ、シャッターカーテン6をガイドレール10にロックする。又は、制御回路42を通して運転席の人が全閉を確認すると、操作スイッチを操作して駆動手段40を駆動させることで、半自動的にシャッターカーテン6をガイドレール10にロックする。このようにすることでシャッターカーテン6が十分に閉じていない段階で、第2のロック機構30がロック動作する誤動作が防止できる。
【0036】
図5の第2のロック機構30はガイドレール10の内面側に在って人の目に付かないところに設置されているため、盗難防止効果に優れる。仮に既存のロック機構20が盗難のため開錠されてロック解除されても、第2のロック機構30によるロックが継続し、しかも、盗難しようとする人には第2のロック機構30の存在と、ロック箇所が分からないためシャッターカーテン6を開くことができず、シャッターカーテンの盗難防止効果が確実となる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、車両走行時に閉じたシャッターカーテンに振動が加わってロック機構によるロック状態が悪化しようとしても、第2のロック機構によるロックによってロック機構のロック状態悪化が阻止されて、車両走行時のロック強度が常に高く安定し、信頼性の高い車両用シャッター装置が提供できる。
【0038】
また、第2のロック機構をシャッターカーテンとガイドレールに設けた穴などの係合部と、この係合部同士を係合させるロック部材で構成することで、第2のロック機構が構造簡単で安価なものにすることができ、かつ、構造簡単にすることで故障の少ないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態を示すシャッター装置の正面図で、左半分はシャッター閉状態が、右半分はシャッター開状態が示される。
(B)は図1(A)T1−T1線の拡大断面図、
(C)は図1(A)T2−T2線の拡大断面図である。
【図2】図1(C)における第2のロック機構の分解平面図である。
【図3】(A)は図1(A)におけるシャッター装置の部分拡大図、
(B)は他の構造を説明するための部分拡大図である。
【図4】(A)は他の実施の形態の手動式第2のロック機構を説明するための部分断面図、
(B)はロック解除時の部分断面図である。
【図5】他の実施の形態の自動式第2のロック機構を説明するための部分断面図である。
【図6】消防自動車の側面図である。
【図7】消防自動車の背面図である。
【図8】(A)の左半分は図7のシャッター装置の拡大正面図、右半分はシャッター開時の拡大正面図、
(B)は図8(A)T3−T3線の拡大断面図である。
【図9】図7のシャッター装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 車体
2 荷台
3 消防設備
4 物品収納室
5 開口部
6 シャッターカーテン
7 パネル
10 ガイドレール
11 巻取り装置
16 ハンドル
17 シリンダ錠
18 ロック爪
19 ベルト
20 ロック機構
21 係止爪
30 第2のロック機構
31 係合部
32 係合部
33 ロック部材
34a 手動式操作手段
34b 手動式操作手段
40 電動式駆動手段
41 開閉センサー
42 制御回路

Claims (6)

  1. 車体に設置した物品収納室の物品出入用開口部に上下動可能に配設したシャッターカーテンと、前記開口部でシャッターカーテンの両側部を上下摺動可能に保持するガイドレールと、前記開口部を閉じたシャッターカーテンを開口部にロックするロック機構を具備したシャッター装置において、
    前記ロック機構と独立して開口部を閉じたシャッターカーテンを前記ガイドレールにロックする第2のロック機構を具備したことを特徴とする車両用シャッター装置。
  2. 前記第2のロック機構は、開口部を閉じたシャッターカーテンとガイドレールの互いに対峙する定箇所に形成した一対の係合部と、この一対の係合部に係止してガイドレールにシャッターカーテンをロックするロック部材とを有することを特徴とする請求項1記載の車両用シャッター装置。
  3. 前記ロック部材をガイドレールに可動かつガイドレールから離脱不可に常設したことを特徴とする請求項2記載の車両用シャッター装置。
  4. 前記ロック部材に、当該ロック部材をガイドレールにシャッターカーテンをロックする位置とこの位置と異なるロックを解除する位置との間で往復移動させるための手動式操作手段を連接し、この操作手段をガイドレール外面に露呈させたことを特徴とする請求項2又は3記載の車両用シャッター装置。
  5. 前記ロック部材に、当該ロック部材をガイドレールにシャッターカーテンをロックする位置とこの位置と異なるロックを解除する位置との間で往復移動させるための電動式駆動手段を連接したことを特徴とする請求項2又は3記載の車両用シャッター装置。
  6. 前記開口部を閉じたシャッターカーテンを検知する開閉センサーと、この開閉センサーからの開閉検知信号で前記駆動手段の駆動を制御する制御回路を付設したことを特徴とする請求項5記載の車両用シャッター装置。
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