JP2004350063A - インターネット電話アダプタ及びその通話切替方法 - Google Patents
インターネット電話アダプタ及びその通話切替方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004350063A JP2004350063A JP2003145397A JP2003145397A JP2004350063A JP 2004350063 A JP2004350063 A JP 2004350063A JP 2003145397 A JP2003145397 A JP 2003145397A JP 2003145397 A JP2003145397 A JP 2003145397A JP 2004350063 A JP2004350063 A JP 2004350063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- telephone
- call
- telephone line
- internet
- relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
【課題】IT電話通話と既存電話通話の使い分けを容易にする。
【解決手段】IT電話回線102と既存電話回線103とを切替えて電話機104に接続するIT電話アダプタ101において、電話機に接続され、メイク側がIT電話回線に接続され、ブレーク側が既存電話回線に接続されるリレー105と、リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、電話機とIT電話回線の間の発信・着信と、電話機と既存電話回線との間の発信・着信を識別する音声信号処理部109と、音声処理部で電話機とIT電話回線の間の発信・着信と識別した場合、リレーをメイク側に倒した状態で、電話機とIT電話回線の通話を制御し;音声処理部で電話機と既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、リレーをドレーン側に倒した状態で、電話機と既存電話回線との間の通話を制御する制御部111とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】IT電話回線102と既存電話回線103とを切替えて電話機104に接続するIT電話アダプタ101において、電話機に接続され、メイク側がIT電話回線に接続され、ブレーク側が既存電話回線に接続されるリレー105と、リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、電話機とIT電話回線の間の発信・着信と、電話機と既存電話回線との間の発信・着信を識別する音声信号処理部109と、音声処理部で電話機とIT電話回線の間の発信・着信と識別した場合、リレーをメイク側に倒した状態で、電話機とIT電話回線の通話を制御し;音声処理部で電話機と既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、リレーをドレーン側に倒した状態で、電話機と既存電話回線との間の通話を制御する制御部111とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はインターネット電話通話と既存電話通話を切替えるインターネット電話アダプタに関する。特に、本発明は、使用状況に応じてインターネット電話通話と既存電話通話の使い分けを容易にし種々のサービスの付加を可能にする通話切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電話機に接続されたインターネット電話アダプタでは、インターネット電話が利用できないとき、公衆回線に切り替えて通常の電話として電話をかけることができるようにしている(特許文献1)。
近年、インターネット電話の普及には目覚しいものがあり、通話料が既存電話に比べ格段に安く、特に遠距離通話でも安価であるという長所がある。
【0003】
他方、既存の電話には、通話中に着信があった場合、音声に割り込んで着信音を入れるサービス、発信者番号等を表示させるナンバーディスプレイサ―ビス、キャッチホンサービス等を含む優れた長所がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−257797(段落0019、図1〜図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般にインターネット電話は通話時間に関係のない通話あたりの定額制であり、既存の電話は時間あたり課金されるので、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけたいという課題がある。
【0006】
さらに、停電時にはインターネット電話が使用できないので、既存の電話で100番、119番等の緊急番号の通話を確保したいという課題がある。
さらに、インターネット電話通話中に既存の電話の着信があった場合、既存の電話の通話に切替えるとき、既存の電話同士の切替えと同様の種々の優れたサービス機能を確保したいという課題がある。
【0007】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、使用状況に応じてインターネット電話通話と既存電話通話の使い分けを容易にし種々のサービスの付加を可能にするインターネット電話アダプタ及びその通話切替方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタにおいて、前記電話機に接続され、メイク側が前記インターネット電話回線に接続され、ブレーク側が前記既存電話回線に接続されるリレーと、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する音声信号処理部と、前記音声処理部で前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御し;前記音声処理部で前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する制御部とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタを提供する。
【0009】
この手段により、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
さらに、前記制御部にインターネット電話アダプタの電力喪失を検出する電力検出部を設け、前記電力検出部が電力喪失を検出した場合には、前記制御部は、前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する。
【0010】
この手段により、停電時等にはインターネット電話が使用できないので、既存の電話で100番、119番等の緊急番号の通話を確保することが可能になる。さらに、前記音声信号処理部は話中音を送信する機能を有し、前記制御部は、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記音声信号処理部から前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う。
【0011】
この手段により、電話機が既存電話通話中に、インターネット電話通話の着信がある場合に、インターネット電話通話の着信に対して話中の応答が可能になる。
さらに、前記制御部は、前記音声信号処理部で前記既存電話回線からの着信時に認識された呼出信号から前記インターネット電話回線の着信を検出する機能を有し、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い;前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行い;前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う。
【0012】
この手段により、インターネット電話通話を一旦保留して既存電話通話に応答することにより、インターネット電話と既存電話とのキャッチホンサービスと同様の通話切替え機能を提供することが可能になる。
さらに、前記制御部は、前記音声信号処理部で前記既存電話回線からの着信時に認識された発信者番号データを前記電話機のナンバーディスプレイに表示させる機能を有し、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う。
【0013】
この手段により、電話機では、インターネット電話通話をしながら既存電話の発信者番号を知ることができ、フッキング信号によりインターネット電話通話から既存電話通話に切替えるべきか否かの判断材料とすることができる。
さらに、前記制御部は、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う状態と前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記既存電話回線との通話を保留にし前記インターネット電話回線との通話を行う状態とをトグルで切替える。
【0014】
この手段により、3者通話の切替え機能が向上する。
好ましくは、前記制御部は、前記電話機のフッキング信号の他に、前記電話機のダイヤルインパルス、PB信号を含む信号で前記リレーのブレーク側又はメイク側に倒す制御を行う。
この手段により、電話機の簡単な操作により切替が可能になる。
【0015】
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0016】
この手段により、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0017】
この手段により、さらに、停電時等にはインターネット電話が使用できないので、既存の電話で100番、119番等の緊急番号の通話を確保することが可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0018】
この手段により、さらに、電話機が既存電話通話中に、インターネット電話通話の着信がある場合に、インターネット電話通話の着信に対して話中の応答が可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を制御する工程と、前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0019】
この手段により、さらに、インターネット電話通話を一旦保留して既存電話通話に応答することにより、インターネット電話と既存電話とのキャッチホンサービスと同様の通話切替え機能を提供することが可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を制御する工程と、前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程と、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0020】
この手段により、さらに、電話機では、インターネット電話通話をしながら既存電話の発信者番号を知ることができ、フッキング信号によりインターネット電話通話から既存電話通話に切替えるべきか否かの判断材料とすることができる。さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う工程と、前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程と、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う工程と、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う状態と前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記既存電話回線との通話を保留にし前記インターネット電話回線との通話を行う状態とをトグルで切替える制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタ及びその通話切替方法を提供する。
この手段により、さらに、3者通話の切替え機能が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るインターネット電話アダプタの概略構成を示す図である。本図に示すように、インターネット電話アダプタ101にはインターネット(IT)電話回線102、既存電話回線103、電話機104が接続される。
【0022】
インターネット電話アダプタ101では050番で始まるインターネット電話通話と、従来の03番等の300Hzから3.4kHzの音声帯域を使用する既存電話通話とを使い分ける機能を有する。
インターネット電話アダプタ101にはリレー105が設けられ、リレー105は電話機104に接続され、メイクm、ブレークbを有する。
【0023】
リレー105のブレークbと既存電話回線103とが接続される。
さらに、インターネット電話アダプタ101にはインターネット(IT)電話回線インタフェース106が設けられ、インターネット電話回線インタフェース106はインターネット電話回線102に接続され、その入出力装置である。
さらに、インターネット電話アダプタ101には電話回線インタフェース107が設けられ、電話回線インタフェース107は既存電話回線103とリレー105とのブレークbの双方に接続され、既存電話回線103の入出力装置である。
【0024】
さらに、インターネット電話アダプタ101には電話機インタフェース108が設けられ、電話機インタフェース108はリレー105のメイクmに接続される電話機104の入出力装置である。
さらに、インターネット電話アダプタ101には音声信号処理部109が設けられ、音声信号処理部109にはインターネット電話回線インタフェース106、電話回線インタフェース107、電話機インタフェース108が接続される。
【0025】
音声信号処理部109は、電話機104から電話機インタフェース108、インターネット電話回線インタフェース106を介してインターネット電話回線102に発信する場合、逆に着信する場合、電話機インタフェース108、インターネット電話回線インタフェース106で受信したダイヤル信号を解析し、050番で始まるインターネット電話の発信番号、着信番号であると認識する。
【0026】
音声信号処理部109は、電話機104から電話機インタフェース108、電話回線インタフェース107を介して、既存電話回線103に発信する場合、逆に着信する場合、電話機インタフェース108電話回線インタフェース107で受信したダイヤル信号を解析し、03番等で始まる既存電話回線103の発信番号、着信番号であると認識する。
【0027】
このように、電話機104からの発信時に、音声信号処理部109により、インターネット電話回線102への発信又は既存電話回線103への発信が識別され、電話機104からの着信に、音声信号処理部109により、インターネット電話回線102からの着信又は既存電話回線103からの着信が識別される。
さらに、音声信号処理部109は、インターネット電話回線102、既存電話回線103から着信がある場合、インターネット電話回線インタフェース106、電話回線インタフェース107で受信した着信信号を解析し、インターネット電話回線102、既存電話回線103からの呼出信号を認識する。
【0028】
さらに、音声信号処理部109は、既存電話回線103から着信がある場合、電話回線インタフェース107で受信した着信信号を解析し、発信者番号データを認識する。
さらに、音声信号処理部109はインターネット電話回線102に対して話中音を送信することができる。
【0029】
音声信号処理部109には記憶部110が接続され、記憶部110は音声信号処理部109で認識した発信者番号データを保存する。
さらに、インターネット電話アダプタ101には制御部111が設けられ、制御部111は、インターネット電話アダプタ101の全体の制御を行い、特に、音声信号処理部109の情報に基づいて、インターネット電話回線インタフェース106、電話回線インタフェース107、電話機インタフェース108の制御を行い、さらに、リレー105の切替の制御を行う。
【0030】
制御部111には電力検出部121と、着信検出部122が設けられ、電力検出部121はインターネット電話アダプタ101への電力喪失状態を検出し、着信検出部122は、音声信号処理部109により認識される呼出信号に基づいて既存電話回線103からの着信を検出し、着信時に電話機104を鳴動させる。
【0031】
図2は、第1の使い分け例で、インターネット電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
インターネット電話アダプタ101の電源が投入されている場合、リレー105をメイクm側に倒し、電話機104は、リレー105のメイクm、電話機インタフェース108、インターネット電話回線インタフェース106を介して、インターネット電話回線102と通信でき、050番で始まる発信、着信、通話を行うことが可能になる。
【0032】
具体的には、電話機104からインターネット電話回線102に発信する場合、電話機インタフェース108で受信したダイヤル番号は、音声信号処理部109で解析され、050番で始まるインターネット電話の発信番号であると認識される。
この認識に基づき、制御部111ではインターネット電話回線インタフェース106を介してインターネット電話回線102に対する発信、通話の制御を行う。
【0033】
次に、インターネット電話回線102から着信があった場合、音声信号処理部109で着信を解析し、050番で始まるインターネット電話の発信番号であると認識される。この解析に基づいて制御部111では電話機インタフェース108からリレー105のメイクmを介して電話機104に呼出信号を送出して電話機104を鳴動させ、電話機104で応答して通話するように制御を行う。
【0034】
図3は、第2の使い分け例で、既存電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
本図に示すように、リレー105をメイクmに倒し、電話機104は、リレー105、電話機インタフェース108、電話回線インタフェース107を介して、既存電話回線103と通信でき、03番等で始まる発信、着信、通話を行うことが可能になる。
【0035】
図3(a)に示すように、具体的には、電話機104から既存電話回線103に発信する場合、電話機インタフェース108で受信したダイヤル番号は、音声信号処理部109で解析され、03番等で始まる既存電話に発信する発信番号であると認識される。
この認識に基づき、制御部111では電話回線インタフェース107を介して既存電話回線103に対しダイヤル番号を送出して発信の制御を行う。
【0036】
制御部111では、電話回線インタフェース107を介して既存電話回線103の発信相手の応答を検出した場合、直ちにリレー105をブレークb側に倒し、電話機104はリレー105を介して直接既存電話回線103と通話を行い、通話が終了すると、リレー105を再びメイクm側に倒し、元に戻す制御を行う。
【0037】
さらに、図3(b)に示すように、インターネット電話回線102が使用できる状態かつ電話機104がインターネット電話通話中でない場合、既存電話回線103から着信があった場合、電話回線インタフェース107を介して制御部111の着信検出部122は呼出信号を検出する。
制御部111では、着信検出部122の呼び出し信号の検出により、リレー105をブレークb側に倒すことにより、電話機104を、リレー105を介して、直接既存電話回線103に接続し、電話機104を呼出信号により鳴動させ、応答、通話の制御を行う。
【0038】
したがって、本発明によれば、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
図4は、第3の使い分け例で、インターネット電話アダプタ101の電力喪失時におけるリレー105の切替動作を説明する図である。
【0039】
インターネット電話アダプタ101の制御部111は、インターネット電話アダプタ101が通電され、電力検出部121が電力喪失を検出しない場合、リレー105をメイクmに倒すが、電力検出部121が電力喪失を検出すると、本図に示すように、リレー105をブレイクbに倒す。
インターネット電話アダプタ101は停電時、電源オフ時、電池駆動で電池を使い切ってしまった場合、万一の停電時に備えて電池を内蔵していたが電池が切れて停電になった場合には、インターネット電話アダプタ101は電力を喪失し、その機能も喪失する。
【0040】
したがって、本発明によれば、インターネット電話アダプタ101が電力喪失した場合、110番、119番等の緊急番号を使用することができなくなるため、リレー105をブレイクbに倒して、最低限、電話機104と電話回線103の接続を確保可能にする。
次に、電話機104がインターネット電話通話中又は既存電話通話中にもう一方の回線から着信があった場合を考慮する必要がある。
【0041】
図5は、第4の使い分け例で、既存電話通話中にインターネット電話回線102からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
本図に示すように、電話機104が既存電話回線103と通話しているときに、リレー105は、前述のように、ブレークbに倒れている。
この場合、インターネット電話回線102からの着信があった場合、音声信号処理部109で着信を解析し、050番で始まるインターネット電話の発信番号であると認識される。この解析に基づいて制御部111ではリレー105をメイクmに切替えることができないと知っているため、音声信号処理部109から話中音をインターネット電話回線102に送信させる。
【0042】
したがって、本発明によれば、電話機104が既存電話通話中にインタフェース電話通話の着信がある場合に、インターネット電話通話の着信に対して話中の応答が可能になる。
図6は、第5の使い分け例で、インターネット電話通話中に既存電話回線103からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
【0043】
本図に示すように、インターネット電話通話中に既存電話回線103からの着信があった場合、電話回線インタフェース107を介して着信検出部122で呼び出し音が検出され、制御部111では既存電話回線103からの着信を知ることができるが、電話回線インタフェース107で一旦応答しないことには既存電話回線103に対して話中音を出すことができない。この場合の話中音は音声信号処理部109から送信される。
【0044】
このような応答を行っても、既存電話回線103の発信者は課金された上で通話ができないという問題が生じる。
以下に、この問題を解決するための制御部111の動作例を説明する。
図7はインターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111の動作例を説明するフローチャートである。
【0045】
ステップS201において、インターネット電話通話中に電話回線インタフェース107に既存電話通話が着信する。
ステップS202において、制御部111の着信検出部122で電話回線インタフェース107の着信を検出する。
ステップS203において、制御部111では既存電話回線103から着信があったことを電話機104のインターネット電話通話に割り込んで着信音の送信を行う。
【0046】
ステップS204において、制御部111では電話機104から電話機インタフェース108へのフッキング信号の送信を検出したか否かを判断する。検出した場合、ステップS206に進む。
ステップS205において、制御部111では、フッキング信号の送信を検出しなかった場合、既存電話着信呼を放棄したと判断して処理を終了する。電話機104では着信呼を放棄するまで既存電話回線103からの着信に応答せずインターネット電話通話を継続するとしたためである。
【0047】
ステップS206において、フッキング信号の送信を検出した場合、制御部111ではリレー105をブレークb側に倒す。電話機104では直ちにインターネット電話通話を一旦終了し既存電話回線103からの着信に応答することとしたためである。
ステップS207において、インターネット電話通話を保留にする。
ステップS208において、既存電話回線103の既存電話着信に応答し通話を開始する。
【0048】
ステップS209において、既存電話回線103の既存電話通話が終了したか否かを判断する。
ステップS210において、制御部111では、既存電話回線103の既存電話通話が終了したら、リレー105をメイクm側に倒す。
ステップS211において、インターネット電話通話を再開し、処理を終了する。
【0049】
したがって、本発明によれば、インターネット電話通話を一旦保留して既存電話通話に応答することにより、インターネット電話と既存電話とのキャッチホンサービスと同様の通話切替え機能を提供することが可能になる。
図8はインターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の他の例を説明するフローチャートである。
【0050】
ステップS221において、インターネット電話通話中に電話回線インタフェース107に既存電話通話が着信する。
ステップS222において、制御部111の着信検出部122で電話回線インタフェース107の着信を検出する。
ステップS223において、制御部111では電話回線インタフェース107を制御して一時応答して既存電話回線103から発信者番号データを受信し、音声信号処理部109で受信データを解析し、発信者番号データを認識する。
【0051】
ステップS224において、音声信号処理部109で認識した発信番号データを記憶部110に保存し、一時応答した既存電話回線103を開放する。
ステップS225において、制御部111では既存電話回線103から着信があったことを電話機104のインターネット電話通話に割り込んで着信音の送信を行う。
ステップS226において、電話機104に割り込み着信音を送信するのと同時に、電話機インタフェース108から電話機104に記憶部110に保存した発信者番号データを送信して電話機104に表示させる。
【0052】
以下ステップS227〜ステップS234までは、図7のステップS204〜ステップS211までの内容と同様であるので、説明を省略する。
したがって、本発明によれば、電話機104では、インターネット電話通話をしながら既存電話の発信者番号を知ることができ、フッキング信号によりインターネット電話通話から既存電話通話に切替えるべきか否かの判断材料とすることができる。
【0053】
図9はインターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の別の例を説明するフローチャートである。
本図に示すように、ステップS231〜ステップS241までは、図7のステップS201〜ステップS211までの内容と同様であるので、説明を省略する。
【0054】
ステップS242において、ステップS239で既存電話通話が終了していない場合、制御部111では電話機104から電話機インタフェース108へのフッキング信号の送信を検出したか否かを判断する。検出しない場合、ステップS239に戻る。
ステップS243において、フッキング信号の送信を検出した場合、制御部111ではリレー105をメイクm側に倒す。電話機104では直ちに既存電話通話を一旦終了し、インターネット電話回線102からの着信に応答することとしたためである。
【0055】
ステップS244において、既存電話通話を保留にする。
ステップS245において、インターネット電話回線102のインターネット電話着信に応答し通話を開始し、ステップS234に戻る。
したがって、本発明によれば、フッキング信号により、インターネット電話通話保留かつ既存電話通話中の状態と、逆に既存電話通話保留かつインターネット電話通話中の状態とをトグルで切り替えることが可能となり、3者通話の切替え機能が向上する。
【0056】
図7〜図9までの以上の説明では、フッキング信号により、インターネット電話通話と既存電話通話の切替を行ったが、フッキング信号に代わり、ダイヤルインパルス信号、PB(プッシュボタン)信号によるダイヤル信号を通話の切り替え信号として用いてもよい。
これにより、電話機の簡単な操作により切替が可能になる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電話機にリレーを接続し、リレーのメイク側をインターネット電話回線に接続し、リレーのブレーク側を既存電話回線に接続し、リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、電話機とインターネット電話回線の間の発信・着信と、電話機と既存電話回線との間の発信・着信を識別し、電話機とインターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、リレーをメイク側に倒した状態で、電話機とインターネット電話回線の通話を制御し、電話機と既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、リレーをドレーン側に倒した状態で、電話機と既存電話回線との間の通話を制御するようにしたので、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターネット電話アダプタの概略構成を示す図である。
【図2】第1の使い分け例で、インターネット電話アダプタ101の電力喪失時におけるリレー105の切替動作を説明する図である。
【図3】第2の使い分け例で、インターネット電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
【図4】第3の使い分け例で、既存電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
【図5】第4の使い分け例で、既存電話通話中にインターネット電話回線102からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
【図6】第5の使い分け例で、インターネット電話通話中に既存電話回線103からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
【図7】インターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111の動作例を説明するフローチャートである。
【図8】インターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の他の例を説明するフローチャートである。
【図9】インターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の別の例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101…インターネット電話アダプタ
102…インターネット電話回線
103…既存電話回線
104…電話機
105…リレー
106…インターネット電話回線インタフェース
107…電話回線インタフェース
108…電話機インタフェース
109…音声信号処理部
110…記憶部
111…制御部
121…電力検出部
122…着信検出部
m…メイク
b…ブレーク
【発明が属する技術分野】
本発明はインターネット電話通話と既存電話通話を切替えるインターネット電話アダプタに関する。特に、本発明は、使用状況に応じてインターネット電話通話と既存電話通話の使い分けを容易にし種々のサービスの付加を可能にする通話切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電話機に接続されたインターネット電話アダプタでは、インターネット電話が利用できないとき、公衆回線に切り替えて通常の電話として電話をかけることができるようにしている(特許文献1)。
近年、インターネット電話の普及には目覚しいものがあり、通話料が既存電話に比べ格段に安く、特に遠距離通話でも安価であるという長所がある。
【0003】
他方、既存の電話には、通話中に着信があった場合、音声に割り込んで着信音を入れるサービス、発信者番号等を表示させるナンバーディスプレイサ―ビス、キャッチホンサービス等を含む優れた長所がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−257797(段落0019、図1〜図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般にインターネット電話は通話時間に関係のない通話あたりの定額制であり、既存の電話は時間あたり課金されるので、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけたいという課題がある。
【0006】
さらに、停電時にはインターネット電話が使用できないので、既存の電話で100番、119番等の緊急番号の通話を確保したいという課題がある。
さらに、インターネット電話通話中に既存の電話の着信があった場合、既存の電話の通話に切替えるとき、既存の電話同士の切替えと同様の種々の優れたサービス機能を確保したいという課題がある。
【0007】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、使用状況に応じてインターネット電話通話と既存電話通話の使い分けを容易にし種々のサービスの付加を可能にするインターネット電話アダプタ及びその通話切替方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタにおいて、前記電話機に接続され、メイク側が前記インターネット電話回線に接続され、ブレーク側が前記既存電話回線に接続されるリレーと、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する音声信号処理部と、前記音声処理部で前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御し;前記音声処理部で前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する制御部とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタを提供する。
【0009】
この手段により、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
さらに、前記制御部にインターネット電話アダプタの電力喪失を検出する電力検出部を設け、前記電力検出部が電力喪失を検出した場合には、前記制御部は、前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する。
【0010】
この手段により、停電時等にはインターネット電話が使用できないので、既存の電話で100番、119番等の緊急番号の通話を確保することが可能になる。さらに、前記音声信号処理部は話中音を送信する機能を有し、前記制御部は、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記音声信号処理部から前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う。
【0011】
この手段により、電話機が既存電話通話中に、インターネット電話通話の着信がある場合に、インターネット電話通話の着信に対して話中の応答が可能になる。
さらに、前記制御部は、前記音声信号処理部で前記既存電話回線からの着信時に認識された呼出信号から前記インターネット電話回線の着信を検出する機能を有し、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い;前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行い;前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う。
【0012】
この手段により、インターネット電話通話を一旦保留して既存電話通話に応答することにより、インターネット電話と既存電話とのキャッチホンサービスと同様の通話切替え機能を提供することが可能になる。
さらに、前記制御部は、前記音声信号処理部で前記既存電話回線からの着信時に認識された発信者番号データを前記電話機のナンバーディスプレイに表示させる機能を有し、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う。
【0013】
この手段により、電話機では、インターネット電話通話をしながら既存電話の発信者番号を知ることができ、フッキング信号によりインターネット電話通話から既存電話通話に切替えるべきか否かの判断材料とすることができる。
さらに、前記制御部は、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う状態と前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記既存電話回線との通話を保留にし前記インターネット電話回線との通話を行う状態とをトグルで切替える。
【0014】
この手段により、3者通話の切替え機能が向上する。
好ましくは、前記制御部は、前記電話機のフッキング信号の他に、前記電話機のダイヤルインパルス、PB信号を含む信号で前記リレーのブレーク側又はメイク側に倒す制御を行う。
この手段により、電話機の簡単な操作により切替が可能になる。
【0015】
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0016】
この手段により、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0017】
この手段により、さらに、停電時等にはインターネット電話が使用できないので、既存の電話で100番、119番等の緊急番号の通話を確保することが可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0018】
この手段により、さらに、電話機が既存電話通話中に、インターネット電話通話の着信がある場合に、インターネット電話通話の着信に対して話中の応答が可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を制御する工程と、前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0019】
この手段により、さらに、インターネット電話通話を一旦保留して既存電話通話に応答することにより、インターネット電話と既存電話とのキャッチホンサービスと同様の通話切替え機能を提供することが可能になる。
さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を制御する工程と、前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程と、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法を提供する。
【0020】
この手段により、さらに、電話機では、インターネット電話通話をしながら既存電話の発信者番号を知ることができ、フッキング信号によりインターネット電話通話から既存電話通話に切替えるべきか否かの判断材料とすることができる。さらに、本発明は、インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、前記電話機にリレーを接続する工程と、前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う工程と、前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程と、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う工程と、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う状態と前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記既存電話回線との通話を保留にし前記インターネット電話回線との通話を行う状態とをトグルで切替える制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタ及びその通話切替方法を提供する。
この手段により、さらに、3者通話の切替え機能が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るインターネット電話アダプタの概略構成を示す図である。本図に示すように、インターネット電話アダプタ101にはインターネット(IT)電話回線102、既存電話回線103、電話機104が接続される。
【0022】
インターネット電話アダプタ101では050番で始まるインターネット電話通話と、従来の03番等の300Hzから3.4kHzの音声帯域を使用する既存電話通話とを使い分ける機能を有する。
インターネット電話アダプタ101にはリレー105が設けられ、リレー105は電話機104に接続され、メイクm、ブレークbを有する。
【0023】
リレー105のブレークbと既存電話回線103とが接続される。
さらに、インターネット電話アダプタ101にはインターネット(IT)電話回線インタフェース106が設けられ、インターネット電話回線インタフェース106はインターネット電話回線102に接続され、その入出力装置である。
さらに、インターネット電話アダプタ101には電話回線インタフェース107が設けられ、電話回線インタフェース107は既存電話回線103とリレー105とのブレークbの双方に接続され、既存電話回線103の入出力装置である。
【0024】
さらに、インターネット電話アダプタ101には電話機インタフェース108が設けられ、電話機インタフェース108はリレー105のメイクmに接続される電話機104の入出力装置である。
さらに、インターネット電話アダプタ101には音声信号処理部109が設けられ、音声信号処理部109にはインターネット電話回線インタフェース106、電話回線インタフェース107、電話機インタフェース108が接続される。
【0025】
音声信号処理部109は、電話機104から電話機インタフェース108、インターネット電話回線インタフェース106を介してインターネット電話回線102に発信する場合、逆に着信する場合、電話機インタフェース108、インターネット電話回線インタフェース106で受信したダイヤル信号を解析し、050番で始まるインターネット電話の発信番号、着信番号であると認識する。
【0026】
音声信号処理部109は、電話機104から電話機インタフェース108、電話回線インタフェース107を介して、既存電話回線103に発信する場合、逆に着信する場合、電話機インタフェース108電話回線インタフェース107で受信したダイヤル信号を解析し、03番等で始まる既存電話回線103の発信番号、着信番号であると認識する。
【0027】
このように、電話機104からの発信時に、音声信号処理部109により、インターネット電話回線102への発信又は既存電話回線103への発信が識別され、電話機104からの着信に、音声信号処理部109により、インターネット電話回線102からの着信又は既存電話回線103からの着信が識別される。
さらに、音声信号処理部109は、インターネット電話回線102、既存電話回線103から着信がある場合、インターネット電話回線インタフェース106、電話回線インタフェース107で受信した着信信号を解析し、インターネット電話回線102、既存電話回線103からの呼出信号を認識する。
【0028】
さらに、音声信号処理部109は、既存電話回線103から着信がある場合、電話回線インタフェース107で受信した着信信号を解析し、発信者番号データを認識する。
さらに、音声信号処理部109はインターネット電話回線102に対して話中音を送信することができる。
【0029】
音声信号処理部109には記憶部110が接続され、記憶部110は音声信号処理部109で認識した発信者番号データを保存する。
さらに、インターネット電話アダプタ101には制御部111が設けられ、制御部111は、インターネット電話アダプタ101の全体の制御を行い、特に、音声信号処理部109の情報に基づいて、インターネット電話回線インタフェース106、電話回線インタフェース107、電話機インタフェース108の制御を行い、さらに、リレー105の切替の制御を行う。
【0030】
制御部111には電力検出部121と、着信検出部122が設けられ、電力検出部121はインターネット電話アダプタ101への電力喪失状態を検出し、着信検出部122は、音声信号処理部109により認識される呼出信号に基づいて既存電話回線103からの着信を検出し、着信時に電話機104を鳴動させる。
【0031】
図2は、第1の使い分け例で、インターネット電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
インターネット電話アダプタ101の電源が投入されている場合、リレー105をメイクm側に倒し、電話機104は、リレー105のメイクm、電話機インタフェース108、インターネット電話回線インタフェース106を介して、インターネット電話回線102と通信でき、050番で始まる発信、着信、通話を行うことが可能になる。
【0032】
具体的には、電話機104からインターネット電話回線102に発信する場合、電話機インタフェース108で受信したダイヤル番号は、音声信号処理部109で解析され、050番で始まるインターネット電話の発信番号であると認識される。
この認識に基づき、制御部111ではインターネット電話回線インタフェース106を介してインターネット電話回線102に対する発信、通話の制御を行う。
【0033】
次に、インターネット電話回線102から着信があった場合、音声信号処理部109で着信を解析し、050番で始まるインターネット電話の発信番号であると認識される。この解析に基づいて制御部111では電話機インタフェース108からリレー105のメイクmを介して電話機104に呼出信号を送出して電話機104を鳴動させ、電話機104で応答して通話するように制御を行う。
【0034】
図3は、第2の使い分け例で、既存電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
本図に示すように、リレー105をメイクmに倒し、電話機104は、リレー105、電話機インタフェース108、電話回線インタフェース107を介して、既存電話回線103と通信でき、03番等で始まる発信、着信、通話を行うことが可能になる。
【0035】
図3(a)に示すように、具体的には、電話機104から既存電話回線103に発信する場合、電話機インタフェース108で受信したダイヤル番号は、音声信号処理部109で解析され、03番等で始まる既存電話に発信する発信番号であると認識される。
この認識に基づき、制御部111では電話回線インタフェース107を介して既存電話回線103に対しダイヤル番号を送出して発信の制御を行う。
【0036】
制御部111では、電話回線インタフェース107を介して既存電話回線103の発信相手の応答を検出した場合、直ちにリレー105をブレークb側に倒し、電話機104はリレー105を介して直接既存電話回線103と通話を行い、通話が終了すると、リレー105を再びメイクm側に倒し、元に戻す制御を行う。
【0037】
さらに、図3(b)に示すように、インターネット電話回線102が使用できる状態かつ電話機104がインターネット電話通話中でない場合、既存電話回線103から着信があった場合、電話回線インタフェース107を介して制御部111の着信検出部122は呼出信号を検出する。
制御部111では、着信検出部122の呼び出し信号の検出により、リレー105をブレークb側に倒すことにより、電話機104を、リレー105を介して、直接既存電話回線103に接続し、電話機104を呼出信号により鳴動させ、応答、通話の制御を行う。
【0038】
したがって、本発明によれば、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
図4は、第3の使い分け例で、インターネット電話アダプタ101の電力喪失時におけるリレー105の切替動作を説明する図である。
【0039】
インターネット電話アダプタ101の制御部111は、インターネット電話アダプタ101が通電され、電力検出部121が電力喪失を検出しない場合、リレー105をメイクmに倒すが、電力検出部121が電力喪失を検出すると、本図に示すように、リレー105をブレイクbに倒す。
インターネット電話アダプタ101は停電時、電源オフ時、電池駆動で電池を使い切ってしまった場合、万一の停電時に備えて電池を内蔵していたが電池が切れて停電になった場合には、インターネット電話アダプタ101は電力を喪失し、その機能も喪失する。
【0040】
したがって、本発明によれば、インターネット電話アダプタ101が電力喪失した場合、110番、119番等の緊急番号を使用することができなくなるため、リレー105をブレイクbに倒して、最低限、電話機104と電話回線103の接続を確保可能にする。
次に、電話機104がインターネット電話通話中又は既存電話通話中にもう一方の回線から着信があった場合を考慮する必要がある。
【0041】
図5は、第4の使い分け例で、既存電話通話中にインターネット電話回線102からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
本図に示すように、電話機104が既存電話回線103と通話しているときに、リレー105は、前述のように、ブレークbに倒れている。
この場合、インターネット電話回線102からの着信があった場合、音声信号処理部109で着信を解析し、050番で始まるインターネット電話の発信番号であると認識される。この解析に基づいて制御部111ではリレー105をメイクmに切替えることができないと知っているため、音声信号処理部109から話中音をインターネット電話回線102に送信させる。
【0042】
したがって、本発明によれば、電話機104が既存電話通話中にインタフェース電話通話の着信がある場合に、インターネット電話通話の着信に対して話中の応答が可能になる。
図6は、第5の使い分け例で、インターネット電話通話中に既存電話回線103からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
【0043】
本図に示すように、インターネット電話通話中に既存電話回線103からの着信があった場合、電話回線インタフェース107を介して着信検出部122で呼び出し音が検出され、制御部111では既存電話回線103からの着信を知ることができるが、電話回線インタフェース107で一旦応答しないことには既存電話回線103に対して話中音を出すことができない。この場合の話中音は音声信号処理部109から送信される。
【0044】
このような応答を行っても、既存電話回線103の発信者は課金された上で通話ができないという問題が生じる。
以下に、この問題を解決するための制御部111の動作例を説明する。
図7はインターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111の動作例を説明するフローチャートである。
【0045】
ステップS201において、インターネット電話通話中に電話回線インタフェース107に既存電話通話が着信する。
ステップS202において、制御部111の着信検出部122で電話回線インタフェース107の着信を検出する。
ステップS203において、制御部111では既存電話回線103から着信があったことを電話機104のインターネット電話通話に割り込んで着信音の送信を行う。
【0046】
ステップS204において、制御部111では電話機104から電話機インタフェース108へのフッキング信号の送信を検出したか否かを判断する。検出した場合、ステップS206に進む。
ステップS205において、制御部111では、フッキング信号の送信を検出しなかった場合、既存電話着信呼を放棄したと判断して処理を終了する。電話機104では着信呼を放棄するまで既存電話回線103からの着信に応答せずインターネット電話通話を継続するとしたためである。
【0047】
ステップS206において、フッキング信号の送信を検出した場合、制御部111ではリレー105をブレークb側に倒す。電話機104では直ちにインターネット電話通話を一旦終了し既存電話回線103からの着信に応答することとしたためである。
ステップS207において、インターネット電話通話を保留にする。
ステップS208において、既存電話回線103の既存電話着信に応答し通話を開始する。
【0048】
ステップS209において、既存電話回線103の既存電話通話が終了したか否かを判断する。
ステップS210において、制御部111では、既存電話回線103の既存電話通話が終了したら、リレー105をメイクm側に倒す。
ステップS211において、インターネット電話通話を再開し、処理を終了する。
【0049】
したがって、本発明によれば、インターネット電話通話を一旦保留して既存電話通話に応答することにより、インターネット電話と既存電話とのキャッチホンサービスと同様の通話切替え機能を提供することが可能になる。
図8はインターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の他の例を説明するフローチャートである。
【0050】
ステップS221において、インターネット電話通話中に電話回線インタフェース107に既存電話通話が着信する。
ステップS222において、制御部111の着信検出部122で電話回線インタフェース107の着信を検出する。
ステップS223において、制御部111では電話回線インタフェース107を制御して一時応答して既存電話回線103から発信者番号データを受信し、音声信号処理部109で受信データを解析し、発信者番号データを認識する。
【0051】
ステップS224において、音声信号処理部109で認識した発信番号データを記憶部110に保存し、一時応答した既存電話回線103を開放する。
ステップS225において、制御部111では既存電話回線103から着信があったことを電話機104のインターネット電話通話に割り込んで着信音の送信を行う。
ステップS226において、電話機104に割り込み着信音を送信するのと同時に、電話機インタフェース108から電話機104に記憶部110に保存した発信者番号データを送信して電話機104に表示させる。
【0052】
以下ステップS227〜ステップS234までは、図7のステップS204〜ステップS211までの内容と同様であるので、説明を省略する。
したがって、本発明によれば、電話機104では、インターネット電話通話をしながら既存電話の発信者番号を知ることができ、フッキング信号によりインターネット電話通話から既存電話通話に切替えるべきか否かの判断材料とすることができる。
【0053】
図9はインターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の別の例を説明するフローチャートである。
本図に示すように、ステップS231〜ステップS241までは、図7のステップS201〜ステップS211までの内容と同様であるので、説明を省略する。
【0054】
ステップS242において、ステップS239で既存電話通話が終了していない場合、制御部111では電話機104から電話機インタフェース108へのフッキング信号の送信を検出したか否かを判断する。検出しない場合、ステップS239に戻る。
ステップS243において、フッキング信号の送信を検出した場合、制御部111ではリレー105をメイクm側に倒す。電話機104では直ちに既存電話通話を一旦終了し、インターネット電話回線102からの着信に応答することとしたためである。
【0055】
ステップS244において、既存電話通話を保留にする。
ステップS245において、インターネット電話回線102のインターネット電話着信に応答し通話を開始し、ステップS234に戻る。
したがって、本発明によれば、フッキング信号により、インターネット電話通話保留かつ既存電話通話中の状態と、逆に既存電話通話保留かつインターネット電話通話中の状態とをトグルで切り替えることが可能となり、3者通話の切替え機能が向上する。
【0056】
図7〜図9までの以上の説明では、フッキング信号により、インターネット電話通話と既存電話通話の切替を行ったが、フッキング信号に代わり、ダイヤルインパルス信号、PB(プッシュボタン)信号によるダイヤル信号を通話の切り替え信号として用いてもよい。
これにより、電話機の簡単な操作により切替が可能になる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電話機にリレーを接続し、リレーのメイク側をインターネット電話回線に接続し、リレーのブレーク側を既存電話回線に接続し、リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、電話機とインターネット電話回線の間の発信・着信と、電話機と既存電話回線との間の発信・着信を識別し、電話機とインターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、リレーをメイク側に倒した状態で、電話機とインターネット電話回線の通話を制御し、電話機と既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、リレーをドレーン側に倒した状態で、電話機と既存電話回線との間の通話を制御するようにしたので、インターネット電話と既存の電話とが同時に使用可能な場合、インターネット電話の長所を生かしてインターネット電話を優先してかけることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターネット電話アダプタの概略構成を示す図である。
【図2】第1の使い分け例で、インターネット電話アダプタ101の電力喪失時におけるリレー105の切替動作を説明する図である。
【図3】第2の使い分け例で、インターネット電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
【図4】第3の使い分け例で、既存電話通話時のリレー105の動作を説明する図である。
【図5】第4の使い分け例で、既存電話通話中にインターネット電話回線102からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
【図6】第5の使い分け例で、インターネット電話通話中に既存電話回線103からの着信があった場合の制御部111の動作を説明する図である。
【図7】インターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111の動作例を説明するフローチャートである。
【図8】インターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の他の例を説明するフローチャートである。
【図9】インターネット電話通話中に既存電話通話の着信があった場合の制御部111における動作の別の例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101…インターネット電話アダプタ
102…インターネット電話回線
103…既存電話回線
104…電話機
105…リレー
106…インターネット電話回線インタフェース
107…電話回線インタフェース
108…電話機インタフェース
109…音声信号処理部
110…記憶部
111…制御部
121…電力検出部
122…着信検出部
m…メイク
b…ブレーク
Claims (13)
- インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタにおいて、
前記電話機に接続され、メイク側が前記インターネット電話回線に接続され、ブレーク側が前記既存電話回線に接続されるリレーと、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する音声信号処理部と、
前記音声処理部で前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御し;前記音声処理部で前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する制御部とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタ。 - 前記制御部にインターネット電話アダプタの電力喪失を検出する電力検出部を設け、前記電力検出部が電力喪失を検出した場合には、前記制御部は、前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御することを特徴とする、請求項1に記載のインターネット電話アダプタ。
- 前記音声信号処理部は話中音を送信する機能を有し、前記制御部は、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記音声信号処理部から前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載のインターネット電話アダプタ。
- 前記制御部は、前記音声信号処理部で前記既存電話回線からの着信時に認識された呼出信号から前記インターネット電話回線の着信を検出する機能を有し、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い;前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行い;前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載のインターネット電話アダプタ。
- 前記制御部は、前記音声信号処理部で前記既存電話回線からの着信時に認識された発信者番号データを前記電話機のナンバーディスプレイに表示させる機能を有し、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行うことを特徴とする、請求項4に記載のインターネット電話アダプタ。
- 前記制御部は、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う状態と前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記既存電話回線との通話を保留にし前記インターネット電話回線との通話を行う状態とをトグルで切替えることを特徴とする、請求項4に記載のインターネット電話アダプタ。
- 前記制御部は、前記電話機のフッキング信号の他に、前記電話機のダイヤルインパルス、PB信号を含む信号で前記リレーのブレーク側又はメイク側に倒す制御を行うことを特徴とする、請求項4又は請求項6に記載のインターネット電話アダプタ。
- インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、
前記電話機にリレーを接続する工程と、
前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、
前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法。 - インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、
前記電話機にリレーを接続する工程と、
前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、
前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法。 - インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、
前記電話機にリレーを接続する工程と、
前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、
前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法。 - インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、
前記電話機にリレーを接続する工程と、
前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、
前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を制御する工程と、
前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法。 - インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、
前記電話機にリレーを接続する工程と、
前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、
前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を制御する工程と、
前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程と、
前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタの通話切替方法。 - インターネット電話回線と既存電話回線とを切替えて電話機に接続するインターネット電話アダプタの通話切替方法において、
前記電話機にリレーを接続する工程と、
前記リレーのメイク側を前記インターネット電話回線に接続する工程と、
前記リレーのブレーク側を前記既存電話回線に接続する工程と、
前記リレーをメイク側に倒した状態で、発信・着信時のダイヤル信号を解析して、前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と、前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信を識別する工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをメイク側に倒した状態で、前記電話機と前記インターネット電話回線の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の発信・着信と識別した場合、前記リレーをドレーン側に倒した状態で、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記インターネット電話アダプタの電力喪失を検出した場合には前記リレーをドレーン側に倒した状態にし、前記電話機と前記既存電話回線との間の通話を制御する工程と、
前記電話機と前記既存電話回線との間の通話中に、前記インターネット電話回線から着信がある場合、前記インターネット電話回線に話中音を送信する制御を行う工程と、
前記電話機と前記インターネット電話回線の間の通話中に、前記既存電話回線から着信がある場合、前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行い、前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う工程と、
前記既存電話回線との通話が終了した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を再開する制御を行う工程と、
前記既存電話回線の着信検出時に前記電話機の通話に着信音の割り込みを行うと同時に、前記電話機のナンバーディスプレイに着信時に認識された発信者番号データを表示する制御を行う工程と、
前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをブレーク側に倒し、前記インターネット電話回線との通話を保留にし、前記既存電話回線と通話を行う状態と前記電話機からフッキング信号を検出した場合、前記リレーをメイク側に倒し、前記既存電話回線との通話を保留にし前記インターネット電話回線との通話を行う状態とをトグルで切替える制御を行う工程とを備えることを特徴とするインターネット電話アダプタ及びその通話切替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145397A JP2004350063A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | インターネット電話アダプタ及びその通話切替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145397A JP2004350063A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | インターネット電話アダプタ及びその通話切替方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004350063A true JP2004350063A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33532588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003145397A Pending JP2004350063A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | インターネット電話アダプタ及びその通話切替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004350063A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259139A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | Ip電話端末装置 |
JP2009527199A (ja) * | 2006-02-15 | 2009-07-23 | ワイマックス・コミュニケーションズ・コーポレイション | 緊急呼出しを容易に行うためのコンピュータ関連装置と技術 |
US8107926B2 (en) | 2008-03-28 | 2012-01-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication device |
US8433283B2 (en) | 2009-01-27 | 2013-04-30 | Ymax Communications Corp. | Computer-related devices and techniques for facilitating an emergency call via a cellular or data network using remote communication device identifying information |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003145397A patent/JP2004350063A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009527199A (ja) * | 2006-02-15 | 2009-07-23 | ワイマックス・コミュニケーションズ・コーポレイション | 緊急呼出しを容易に行うためのコンピュータ関連装置と技術 |
JP2007259139A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | Ip電話端末装置 |
JP4668105B2 (ja) * | 2006-03-23 | 2011-04-13 | 三菱電機株式会社 | Ip電話端末装置 |
US8107926B2 (en) | 2008-03-28 | 2012-01-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication device |
US8433283B2 (en) | 2009-01-27 | 2013-04-30 | Ymax Communications Corp. | Computer-related devices and techniques for facilitating an emergency call via a cellular or data network using remote communication device identifying information |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU623884B2 (en) | Terminal switching control apparatus | |
JP2005287028A (ja) | 着呼中断通知のための方法および装置 | |
JP2000032116A (ja) | 通信端末 | |
JPH0813068B2 (ja) | データ通信装置 | |
US6078822A (en) | Cordless telephone system and its independent base station and mobile station | |
KR920009332B1 (ko) | 무선 전화기 | |
JP3389916B2 (ja) | おやすみモード付き携帯電話端末および方法 | |
JP2004350063A (ja) | インターネット電話アダプタ及びその通話切替方法 | |
JP2006191675A (ja) | ボタン電話装置の転送通知方法 | |
JP3486521B2 (ja) | 通信装置 | |
JP2908340B2 (ja) | 携帯用通信機器及びその着信制御方法 | |
JP6201536B2 (ja) | 呼出先切替機能を有するインターホン制御装置 | |
JP3472348B2 (ja) | 録音機能付電話機 | |
JPH08321875A (ja) | 携帯電話機 | |
JP3597126B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP2009130704A (ja) | 通信装置 | |
JP3288319B2 (ja) | ボタン電話機 | |
JPH05145695A (ja) | フアクシミリ装置 | |
JPH0832079B2 (ja) | 電話交換装置 | |
JP2007221287A (ja) | 携帯端末装置及びその制御方法 | |
JP2004266730A (ja) | 通信装置および着信処理方法 | |
JPH0435257A (ja) | 通話制御方式 | |
JPH06334731A (ja) | 通信端末装置 | |
JPS6226967A (ja) | 網制御装置の着信自動切換方式 | |
JP2006165739A (ja) | 通信制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050131 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050603 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |