JP2004266730A - 通信装置および着信処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】他の端末からの呼を着信する(S11)と、通話チャネルによる回線接続を開始して(S13)、呼出音を鳴動する(S15)。着信から一定時間が経過するまでの間における通話チャネルの回線状態を取得し、回線が発信側から切断されているかを判定する(S17)。この判定の結果、発信側から回線が切断されていなければ、着信側によって着信応答が行われた状態かを判定(S21)し、着信応答が行われた状態であれば着信履歴を記録する(S23)。一方、着信応答が行われていない状態であり、着信から一定時間が経過した場合は、着信履歴を記録して(S27)、着信側によって着信応答が行われた状態かを判別する(S29)。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、迷惑電話の発信行為を抑制することのできる通信装置および着信処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の迷惑電話防止の一対策として、発信番号が予め登録された番号と一致すれば、注意すべき旨の表示を行ったりパイロットランプを点灯させたりする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、他の対策として、発信番号が予め登録された番号と一致した場合や発信番号を通知しない場合には、呼出音を鳴らさず通話を拒否するといった技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−69156号公報(第6−8頁、第2−3図)
【特許文献2】
特開2000−312256号公報(第3−4頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような迷惑電話防止対策は、着信側の通信装置に着信履歴を残す目的で短時間(1〜2コール分)だけ発呼する、いわゆる「ワン切り」に対してある程度有効ではあるが、着信側が応答しない限り発信側に課金されることはないため、迷惑電話を防止するための根本的な対策にはなっていないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、迷惑電話の発信行為を抑制することのできる通信装置および着信処理方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る通信装置は、制御チャネルによる発着信や通話チャネルによる信号の送受信を行う通信手段と、着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段と、を備えた通信装置であって、前記通信手段が呼を着信すると直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始するよう前記通信手段を制御する回線接続制御手段と、前記着信から所定時間が経過するまでの間の前記通話チャネルによる回線状態を判別する回線状態判別手段と、前記着信からの経過時間および前記回線状態判定手段による判定結果に基づいて、前記着信履歴記憶手段に着信履歴情報を記録する着信履歴記録手段と、前記回線接続制御手段によって開始された回線接続を切断するよう前記通信手段を制御する回線切断制御手段と、を備え、前記回線状態判別手段による判別の結果、前記呼の発信側から前記回線が切断された状態であれば、前記回線切断制御手段が前記回線の切断に伴う所定の処理を行い、前記通信手段が着信応答を行った状態であれば、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する。
【0007】
このように、呼を着信すると直ちに空き通話チャネルによる回線接続が行われるが、一般の通信システムであれば、通話チャネルによる回線が接続された時点で発信側に課金されるため、「ワン切り」等の迷惑電話を行うには非常にコストがかかってしまう。したがって、迷惑電話の発信行為を抑制できる。これは、迷惑電話を防止するための根本的な対策となり得る。また、着信から所定時間の間に通話チャネルにより接続された回線が発信側から切断されれば、着信履歴が記録されない。このため、着信時間が短い電話があったとしても着信履歴が記録されないため、ユーザが誤って履歴番号に発信することがなくなり、トラブル等に巻き込まれず安心して発信することができる。
【0008】
また、本発明に係る通信装置は、前記着信から前記所定時間が経過した後は、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録することが望ましい。
【0009】
また、本発明に係る通信装置は、電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかと一致するかを判別する発信番号判別手段と、を備え、前記発信番号判別手段による判別の結果、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかに一致する場合、前記回線接続制御手段は前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せず、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する。したがって、電話番号記憶手段に記憶されている電話番号からの着信に関しては着信履歴を残すことができ、発信側に課金が発生しない。
【0010】
また、本発明に係る通信装置は、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれにも一致しない場合、前記発信番号からの着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行うか否かを設定情報に基づいて判定する着信後動作判定手段と、を備え、前記着信後動作判定手段によって直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行わないと判定されれば、前記回線接続制御手段は前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せずに、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する。したがって、電話番号記憶手段に記憶されていない電話番号からの着信であっても、設定情報に応じて空き通話チャネルによる回線接続の実行または非実行を選択できる。
【0011】
また、本発明に係る通信装置は、前記通信手段が呼を着信して前記回線接続制御手段によって直ちに空き通話チャネルによる回線接続が行われた場合、前記呼の発信側に所定のメッセージを通知するメッセージ通知手段を備えていることが望ましい。
【0012】
また、本発明に係る通信装置は、前記通信手段が呼を着信して直ちに空き通話チャネルによる回線接続が行われたことにより発生した課金情報を、前記呼の発信側から前記回線が切断された状態以外ではリセットする課金情報変更手段を備えている。したがって、着信時間が短い電話以外は呼出中の課金をゼロに戻すことができる。
【0013】
また、本発明に係る着信処理方法は、制御チャネルによる発着信や通話チャネルによる信号の送受信を行う通信手段と、着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段と、を備えた通信装置の着信処理方法であって、前記通信手段が呼を着信すると直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始する回線接続ステップと、前記着信から所定時間が経過するまでの間の前記通話チャネルによる回線状態を判別する回線状態判別ステップと、前記回線状態判定ステップで行われた判定の結果、前記呼の発信側から前記回線が切断された状態であれば、前記回線の切断に伴う所定の処理を行い、前記通信手段が着信応答を行った状態であれば、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第1の着信処理ステップと、を有する。
【0014】
また、本発明に係る着信処理方法は、前記着信から前記所定時間が経過した後は、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第2の着信処理ステップを有する。
【0015】
また、本発明に係る着信処理方法は、前記通信装置は、電話番号を記憶する電話番号記憶手段を備え、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかと一致するかを判別する発信番号判別ステップと、前記発信番号判別ステップで行われた判別の結果、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかに一致する場合、前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せず、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第3の着信処理ステップと、を有する。
【0016】
さらに、本発明に係る着信処理方法は、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれにも一致しない場合、前記発信番号からの着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行うか否かを設定情報に基づいて判定する着信後動作判定ステップと、前記着信後動作判定ステップで直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行わないと判定されれば、前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せずに、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第4の着信処理ステップと、を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る通信装置の実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係る通信装置は、携帯電話やPHS、固定電話等である。
【0018】
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明に係る第1の実施形態の通信装置を示すブロック図である。同図に示すように、第1の実施形態の通信装置は、特許請求の範囲の通信手段に該当する通信部11と、入力部13と、表示部15と、記憶部17と、制御部19とを備えて構成されている。なお、記憶部17は、応答時間記憶部171および着信履歴記憶手段に該当する着信履歴記憶部173を有している。また、制御部19は、回線接続制御手段に該当する回線接続部191と、回線状態取得部193と、回線状態判別手段に該当する回線状態判定部195と、回線切断制御手段に該当する回線切断部197と、着信履歴記録手段に該当する着信履歴記録部199とを有している。
【0019】
以下、本実施形態の通信装置が有する各構成要素について説明する。
まず、通信部11は、他の通信装置等と通信するものであり、制御チャネルによる発着信や通話チャネルによる信号の送受信を行うものである。また、入力部13は、電話番号等の数字や文字等を入力するものである。また、表示部15は、通信状況や電話番号等の情報を表示するものである。また、記憶部17は、着信履歴や各登録情報等の情報を記憶するものである。なお、記憶部17が有する応答時間記憶部171は、迷惑電話か否かを判別する際に利用される所定時間(後述する一定時間)に関する情報を記憶するものであり、当該所定時間はユーザによって設定可能である。また、記憶部17が有する着信履歴記憶部173は、発信番号や着信日時等の着信履歴を記憶するものである。
【0020】
また、制御部19は、上記構成要素を制御したり、着信からの経過時間を計測する他、以下説明する各構成要素が所定の処理を行うものである。すなわち、制御部19が有する回線接続部191は、着信するとユーザによる操作がなくても通話チャネルによる回線接続を開始するよう通信部11を制御する。なお、着信は制御チャネルを用いて行われる。また、制御部19が有する回線状態取得部193は、着信から一定時間が経過するまでの間の通話チャネルの回線状態を通信部11から取得する。
【0021】
また、制御部19が有する回線状態判定部195は、回線状態取得部193によって取得された回線状態に基づいて、発信側から通話チャネルによる回線が切断された通話切断状態か、着信側によって着信応答が行われた状態か行われていない状態かを判定する。また、制御部19が有する回線切断部197は、通話チャネルによる回線を切断するよう通信部11を制御する。
【0022】
また、制御部19が有する着信履歴記録部199は、着信からの経過時間および回線状態判定部195による判定結果に基づいて、記憶部17の着信履歴記憶部173に着信履歴を記録する。なお、着信履歴記録部199は、着信から前記一定時間が経過するまでの間に、通話チャネルによる回線が切断された場合には着信履歴を記録せず、着信側によって着信応答が行われた場合には着信履歴を記録する。また、着信から前記一定時間経過後は、発信側からの通話チャネルによる回線の切断や着信側による着信応答の有無によらず、着信履歴を記録する。
【0023】
次に、本実施形態の通信装置による着信以降の動作(着信処理方法)について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態の通信装置が行う動作を示すフローチャートである。
【0024】
まず、通信部11が他の通信装置からの呼を着信する(ステップS11)と、制御部19の回線接続部191は通話チャネルによる回線接続を開始するよう通信部11を制御して(ステップS13)、呼出音を鳴動する(ステップS15)。次に、制御部19の回線状態取得部193は着信から一定時間が経過するまでの間における通話チャネルの回線状態を取得して、通話チャネルによる回線が発信側から切断されているかを回線状態判定部195が判定する(ステップS17)。
【0025】
当該ステップS17による判定の結果、発信側から通話チャネルによる回線が切断された状態であればステップS19に進み、接続されていればステップS21に進む。ステップS21では、着信側によって着信応答が行われた状態かを回線状態判定部195が判定し、着信応答が行われた状態であればステップS23に進み、着信応答が行われていない状態であればステップS25に進む。ステップS23では、制御部19の着信履歴記録部199が記憶部17の着信履歴記憶部173に着信履歴を記録して、回線を接続し、通話を行う。通話終了後は回線を切断する(ステップS19に進む)。
【0026】
また、ステップS25では、制御部19がステップS11における着信から一定時間が経過したかを判断し、一定時間経過していなければステップS17に戻り、一定時間経過していればステップS27に進む。ステップS27では、ステップS23と同様に、制御部19の着信履歴記録部199が記憶部17の着信履歴記憶部173に着信履歴を記録して、ステップS29に進む。ステップS29では、着信側によって着信応答が行われた状態かを回線状態判定部195が判定し、着信応答が行われた状態であれば回線を接続し、通話を行う。通話終了後は回線を切断する(ステップS19に進む)。ステップS19では、制御部19の回線切断部197が通話チャネルの回線を切断するよう通信部11を制御して、一連の処理を終了する。
【0027】
以上説明したように、本実施形態の通信装置では、着信すると通話チャネルによる回線を接続する。一般のシステムであれば、通話チャネルによる回線が接続された時点で発信側に課金されるため、「ワン切り」等の迷惑電話を行うには非常にコストがかかってしまう。したがって、迷惑電話の発信行為を抑制できると考えられ、通信回線の混雑緩和にも役立つ。これは、迷惑電話を防止するための根本的な対策となり得る。
【0028】
また、着信から一定時間の間に通話チャネルにより接続された回線が発信側から切断されれば、着信履歴を記録せずに切断処理を行う。このため、着信側の通信装置に着信履歴を残す目的で行われる「ワン切り」等の迷惑電話があったとしても、この場合は着信履歴が記録されない。したがって、ユーザが誤って履歴番号に発信することがなくなり、トラブル等に巻き込まれず安心して発信することができる。
【0029】
〔第2の実施形態〕
図3は、本発明に係る第2の実施形態の通信装置を示すブロック図である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複する部分には同一の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態の通信装置は、図3に示すように、通信部11と、入力部13と、表示部15と、記憶部27と、制御部29とを備えて構成されている。なお、通信部11、入力部13および表示部15は第1の実施形態と同様である。
【0030】
本実施形態の記憶部27は、第1の実施形態の記憶部17が有する応答時間記憶部171および着信履歴記憶部173に加えて、特許請求の範囲の電話番号記憶手段に該当する電話帳データ記憶部271と、着信処理切替情報記憶部273と、メッセージ記憶部275とを有している。また、本実施形態の制御部29は、第1の実施形態の制御部19が有する回線接続部191、回線状態取得部193、回線状態判定部195、回線切断部197および着信履歴記録部199に加えて、発信番号判別手段に該当する発信番号判定部291と、着信後動作判定手段に該当する着信処理切替判定部293と、メッセージ通知手段に該当するメッセージ通知部295と、入力情報登録部297と、課金情報変更手段に該当する課金開始変更部299とを有している。
【0031】
以下、本実施形態の記憶部27および制御部29について説明する。但し、記憶部27の応答時間記憶部171および着信履歴記憶部173、制御部29の回線接続部191、回線状態取得部193、回線状態判定部195、回線切断部197および着信履歴記録部199に関しては、第1の実施形態と同様なため説明を省略する。
【0032】
まず、記憶部27が有する電話帳データ記憶部271は、電話番号を記憶するものであり、ユーザによって追加、削除、変更可能である。また、記憶部27が有する着信処理切替情報記憶部273は、着信後に通話チャネルによる回線接続を行うか否かを記憶するものである。また、メッセージ記憶部275は、制御部29の回線接続部191によって通話チャネルによる回線が接続されると制御部29のメッセージ通知部295が発信側に通知するメッセージを記憶するものである。なお、メッセージは文字情報に限らず音声情報であっても良い。
【0033】
また、制御部29が有する発信番号判定部291は、着信した呼の発信番号が記憶部27の電話帳データ記憶部271に記憶されている電話番号のいずれかに一致するかを判定するものである。また、制御部29が有する着信処理切替判定部293は、発信番号が電話帳データ記憶部271に記憶された電話番号のいずれにも一致しない場合、当該発信番号からの着信に対して通話チャネルによる回線接続を行うかを、記憶部27の着信処理切替情報記憶部273を参照して判定するものである。
【0034】
また、制御部29が有するメッセージ通知部295は、制御部29の回線接続部191によって通話チャネルによる回線が接続されると、記憶部27のメッセージ記憶部275に記憶されているメッセージを発信側に通知するものである。また、制御部29が有する課金開始変更部299は、着信後、直ちに空き通話チャネルによって回線接続されたことにより発生した課金情報をリセットするものである。なお、課金開始変更部299は電話交換機側に設けても良い。また、制御部29が有する入力情報登録部297は、入力部13から入力された電話番号やメッセージを電話帳データ記憶部271やメッセージ記憶部275に登録するものである。
【0035】
次に、本実施形態の通信装置による着信以降の動作(着信処理方法)について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態の通信装置が行う動作を示すフローチャートである。
【0036】
まず、通信部11が他の通信装置からの呼を着信する(ステップS11)と、制御部29の発信番号判定部291は、当該呼の発信番号が記憶部27の電話帳データ記憶部271に記憶されている電話番号のいずれかに一致するかを判定する(ステップS51)。当該ステップS51による判定の結果、一致する電話番号がなければステップS53に進み、一致する電話番号があればステップS55に進む。ステップS53では、記憶部27の着信処理切替情報記憶部273を参照して、前記発信番号からの着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行うか否かを制御部29の着信処理切替判定部293が判定する。
【0037】
当該ステップS53による判定の結果、通話チャネルによる回線接続を行うのであればステップS13に進み、通話チャネルによる回線接続をユーザによる着信応答で行うのであればステップS55に進む。ステップS55では、制御部29の着信履歴記録部199が記憶部27の着信履歴記憶部173に着信履歴を記録して、ステップS57に進む。ステップS57では、呼出音を鳴動し、ユーザが着信応答を行えば通話チャネルによる回線を接続するといった通常の通話処理を行う。
【0038】
ステップS13では、通話チャネルによる回線接続を開始するよう制御部29の回線接続部191が通信部11を制御する。次に、呼出音を鳴動すると共に、制御部29のメッセージ通知部295が記憶部27のメッセージ記憶部275に記憶されているメッセージを読み出して、当該メッセージを通信部11から発信側に通知する(ステップS59)。その後は第1の実施形態で説明したステップS17〜S29を行うが、本実施形態では、ステップS23,S27で着信履歴を記録した後、制御部29の課金開始変更部299が課金情報をリセットする(ステップS61,S63)。
【0039】
以上説明したように、本実施形態の通信装置では、予め登録しておいた相手(電話番号)からの発信に対しては、ユーザによる着信応答がない限り着信後に通話チャネルによる回線を接続しないため、当該発信相手から着信があっても課金を行わない。また、着信後に通話チャネルにより回線を接続した際には発信側にメッセージを通知するため、発信相手に対して呼出中であることをメッセージで通知する。最初の1〜2コール分を鳴動させない場合、受信者側より発信者側ではこの1〜2コール分多く鳴動してしまうことになり、一般的にコールが3回以上になるとイライラを感じるが、発信者側にメッセージを通知することでこのイライラ感をなくすことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る通信装置および着信処理方法では、呼を着信すると直ちに空き通話チャネルによる回線接続が行われるが、一般のシステムであれば、通話チャネルによる回線が接続された時点で発信側に課金されるため、「ワン切り」等の迷惑電話を行うには非常にコストがかかってしまう。したがって、迷惑電話の発信行為を抑制できる。これは、迷惑電話を防止するための根本的な対策となり得る。また、着信から所定時間の間に通話チャネルにより接続された回線が発信側から切断されれば、着信履歴が記録されない。このため、着信時間が短い電話があったとしても着信履歴が記録されないため、ユーザが誤って履歴番号に発信することがなくなり、トラブル等に巻き込まれず安心して発信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の通信装置を示すブロック図
【図2】第1の実施形態の通信装置が行う動作を示すフローチャート
【図3】本発明に係る第2の実施形態の通信装置を示すブロック図
【図4】第2の実施形態の通信装置が行う動作を示すフローチャート
【符号の説明】
11 通信部
13 入力部
15 表示部
17,27 記憶部
19,29 制御部
171 応答時間記憶部
173 着信履歴記憶部
191 回線接続部
193 回線状態取得部
195 回線状態判定部
197 回線切断部
199 着信履歴記録部
271 電話帳データ記憶部
273 着信処理切替情報記憶部
275 メッセージ記憶部
291 発信番号判定部
293 着信処理切替判定部
295 メッセージ通知部
297 入力情報登録部
299 課金開始変更部
Claims (10)
- 制御チャネルによる発着信や通話チャネルによる信号の送受信を行う通信手段と、着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段と、を備えた通信装置であって、
前記通信手段が呼を着信すると直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始するよう前記通信手段を制御する回線接続制御手段と、
前記着信から所定時間が経過するまでの間の前記通話チャネルによる回線状態を判別する回線状態判別手段と、
前記着信からの経過時間および前記回線状態判定手段による判定結果に基づいて、前記着信履歴記憶手段に着信履歴情報を記録する着信履歴記録手段と、
前記回線接続制御手段によって開始された回線接続を切断するよう前記通信手段を制御する回線切断制御手段と、を備え、
前記回線状態判別手段による判別の結果、
前記呼の発信側から前記回線が切断された状態であれば、前記回線切断制御手段が前記回線の切断に伴う所定の処理を行い、
前記通信手段が着信応答を行った状態であれば、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録することを特徴とする通信装置。 - 前記着信から前記所定時間が経過した後は、
前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録することを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、
前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかと一致するかを判別する発信番号判別手段と、を備え、
前記発信番号判別手段による判別の結果、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかに一致する場合、前記回線接続制御手段は前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せず、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録することを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。 - 前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれにも一致しない場合、前記発信番号からの着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行うか否かを設定情報に基づいて判定する着信後動作判定手段と、を備え、
前記着信後動作判定手段によって直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行わないと判定されれば、前記回線接続制御手段は前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せずに、前記着信履歴記録手段が前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録することを特徴とする請求項3記載の通信装置。 - 前記通信手段が呼を着信して前記回線接続制御手段によって直ちに空き通話チャネルによる回線接続が行われた場合、前記呼の発信側に所定のメッセージを通知するメッセージ通知手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の通信装置。
- 前記通信手段が呼を着信して直ちに空き通話チャネルによる回線接続が行われたことにより発生した課金情報を、前記呼の発信側から前記回線が切断された状態以外ではリセットする課金情報変更手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の通信装置。
- 制御チャネルによる発着信や通話チャネルによる信号の送受信を行う通信手段と、着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段と、を備えた通信装置の着信処理方法であって、
前記通信手段が呼を着信すると直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始する回線接続ステップと、
前記着信から所定時間が経過するまでの間の前記通話チャネルによる回線状態を判別する回線状態判別ステップと、
前記回線状態判定ステップで行われた判定の結果、前記呼の発信側から前記回線が切断された状態であれば、前記回線の切断に伴う所定の処理を行い、前記通信手段が着信応答を行った状態であれば、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第1の着信処理ステップと、
を有することを特徴とする着信処理方法。 - 前記着信から前記所定時間が経過した後は、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第2の着信処理ステップを有することを特徴とする請求項7記載の着信処理方法。
- 前記通信装置は、電話番号を記憶する電話番号記憶手段を備え、
前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかと一致するかを判別する発信番号判別ステップと、
前記発信番号判別ステップで行われた判別の結果、前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれかに一致する場合、前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せず、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第3の着信処理ステップと、
を有することを特徴とする請求項7または8記載の着信処理方法。 - 前記呼の発信番号が前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号のいずれにも一致しない場合、前記発信番号からの着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行うか否かを設定情報に基づいて判定する着信後動作判定ステップと、
前記着信後動作判定ステップで直ちに空き通話チャネルによる回線接続を行わないと判定されれば、前記呼の着信に対して直ちに空き通話チャネルによる回線接続を開始せずに、前記着信履歴記憶手段に前記呼の着信履歴情報を記録する第4の着信処理ステップと、
を有することを特徴とする請求項9記載の着信処理方法。
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JP2003057198A JP2004266730A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 通信装置および着信処理方法 |
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