JP2004349006A - スイッチ装置 - Google Patents

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渉 青木
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Abstract

【課題】操作ノブを押圧操作することに基づき当該操作ノブがロック位置とロック解除位置とに交互に保持される構成のものにおいて、スイッチ要素がねじられるようなことを防止する。
【解決手段】操作ノブ18を押圧操作すると、第1のカム機構37によりロータ32が回転されると共に、操作ノブ18と一体に移動するプッシャ25によりスイッチ要素40がオン操作され、押圧を解除すると、ロータ32は第2のカム機構39によりロック位置に保持されると共に、操作ノブ18及びプッシャ25もロック位置に保持される。操作ノブ18を再度押圧操作すると、第1のカム機構37によりロータ32が回転されてロック解除され、押圧を解除すると、ロータ32はロック解除位置に戻されると共に、操作ノブ18及びプッシャ25もロック解除位置に戻され、スイッチ要素40はオフとなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作ノブを押圧操作することに基づき当該操作ノブがロック位置とロック解除位置とに交互に保持される構成のスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスイッチ装置としては、例えば図9及び図10に示す構成のものが公知である(特許文献1参照)。このものは、次のような構成となっている。すなわち、スイッチボディ1に設けられた段付き形状の収容部(保持孔)2内に操作軸体3を軸方向に往復移動可能に設け、この操作軸体3の上端部に操作ノブ(操作プレート)4を設けると共に、下端部にロータ(回転体)5を回転可能に設ける。操作軸体3とロータ5との間に、操作軸体3が押圧操作されることに基づきロータ5を回転させる第1のカム機構6を設け、また、収容部2の内周部とロータ5の外周部との間に、操作軸体3が押圧操作されることに基づきロータ5を下方のロック位置と上方のロック解除位置とに交互に保持する第2のカム機構7を設ける。そして、ロータ5の下方に、ラバーコンタクト部8aを有するスイッチ要素8を設けている。
【0003】
上記構成において、操作ノブ4を押圧操作するごとに、ロータ5が回転すると共に、下方のロック位置と上方のロック解除位置とに交互に保持され、そのロータ5によってラバーコンタクト部8aが押圧及び押圧解除されることに基づき、スイッチ要素8がオン、オフされる。このとき、操作ノブ4も、操作軸体3及びロータ5と共にロック位置とロック解除位置とに交互に保持される。
【0004】
【特許文献1】
特許第3133890号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したものでは、操作ノブ4の押圧操作に伴い回転するロータ5によってスイッチ要素8を操作する構成となっているため、そのロータ5が回転する際にスイッチ要素8のラバーコンタクト部8aがねじられ、破損しやすいという欠点がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作ノブを押圧操作することに基づき当該操作ノブがロック位置とロック解除位置とに交互に保持される構成のものにおいて、スイッチ要素がねじられるようなことを防止できるスイッチ装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、スイッチボディに設けられた収容部と、この収容部の外側から一部が前記収容部内に挿入され、軸方向へ往復移動可能でかつ軸周り方向へは回転不能に設けられ、押圧操作される操作ノブと、前記収容部内に位置させて前記操作ノブに当該操作ノブと一体に移動するように連結されたプッシャと、前記収容部内に位置させて前記操作ノブと前記プッシャとの間に配置され、前記軸方向へ往復移動可能でかつ軸周り方向へ回転可能に設けられたロータと、前記収容部と前記操作ノブとの間に設けられ、前記操作ノブを押圧方向とは反対方向へ付勢する第1のばね部材と、前記プッシャと前記ロータとの間に設けられ、前記プッシャを前記押圧方向へ付勢する第2のばね部材と、前記操作ノブと前記ロータとの間に設けられ、前記操作ノブが押圧操作されることに基づき前記ロータを軸方向へ移動させると共に軸周り方向へ回転させる第1のカム機構と、前記収容部の内周部と前記ロータの外周部との間に設けられ、前記操作ノブが押圧操作されることに基づき前記ロータを前記押圧方向のロック位置と押圧方向とは反対のロック解除位置とに交互に保持する第2のカム機構と、前記ロータと共に軸方向へ移動する前記プッシャにより状態が切替えられるスイッチ要素とを具備したことを特徴とする。
【0008】
上記した構成のものにおいて、例えばロック解除位置にある操作ノブが押圧操作されると、第1のカム機構の作用によりロータと共にプッシャが押圧方向へ移動すると共に、ロータが所定角度回転し、操作ノブに対する押圧が解除されることに伴い、ロータが第2のカム機構によりロック位置に保持されるようになる。このとき、操作ノブ及びプッシャもロック位置に保持され、プッシャによりスイッチ要素が例えばオン操作される。この状態から、再度操作ノブが押圧操作されると、第1のカム機構の作用によりロータと共にプッシャが押圧方向へ移動すると共に、ロータが所定角度回転し、操作ノブに対する押圧が解除されることに伴い、ロータが第2のカム機構によりロック解除位置に保持されるようになる。このとき、操作ノブ及びプッシャもロック解除位置に保持され、スイッチ要素が例えばオフ操作される。
【0009】
上記した構成のものでは、操作ノブを押圧操作することに基づき、プッシャによってスイッチ要素が操作される。この場合、プッシャは、操作ノブに一体に連結されていて、軸方向へは往復移動可能であるが、軸周り方向へは回転しないから、そのプッシャによってスイッチ要素がねじられることはない。また、操作ノブを押圧操作することに基づき当該操作ノブがロック位置とロック解除位置とに交互に保持される構成であるから、操作ノブの位置を見て、スイッチ要素の状態がわかる。さらに、操作ノブは、第1のばね部材により常に押圧方向とは反対方向に付勢されているから、その操作ノブががたつくことも防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図1ないし図8を参照して説明する。この実施例は、本発明を、自動車におけるウインドロック用スイッチに適用した例である。まず、図1ないし図4において、スイッチボディ11には、上面及び下面が開口した段付き形状の収容部12が設けられていると共に、この収容部12の周りに矩形状のノブガイド部13が設けられている。収容部12における下部側の径大部12aの内周部には、図4及び図8に示すようなカム溝14が形成されている。
【0011】
このカム溝14には、上方へ深いロック解除溝15と、これより浅いロック溝16とが30度ごとに交互に形成されている。従って、ロック解除溝15及びロック溝16は、全周で6個ずつ等間隔に形成されている。このうち、ロック解除溝15には、2つの垂直面15aが形成されていると共に、上面に斜面15bが形成されている。ロック溝16には、斜面16aと垂直面16bが形成されている。また、ロック溝16と次のロック解除溝15との間の下面にも斜面17が形成されている。
【0012】
上記ノブガイド部13の外側には、下面が開口した矩形状の操作ノブ18が被せられるように配置されている。この操作ノブ18の内側中央部には、下方へ延びる筒部19が突設されていて、この筒部19が上記収容部12に上方から挿入されている。この操作ノブ18は、軸方向(上下方向)に往復移動可能で、かつ軸周り方向には回転不能となっている。操作ノブ18と収容部12との間には、圧縮コイルばねからなる第1のばね部材20が配設されていて、この第1のばね部材20は、操作ノブ18を押圧方向(矢印A1方向)とは反対方向(矢印A2方向)へ付勢している。
【0013】
上記筒部19は、径大部19aの先端部に当該径大部19aより径小な径小部19bを有した段突き形状となっている。筒部19における径大部19aの周壁部には、対向する2箇所に位置させて矩形状の係合孔21が形成されている。また、径大部19aの下側の端面部にはカム部22が設けられている。このカム部22には、下方側に向けて突出するカム凸部23が複数個、この場合、30度ごとに合計12個形成されている。各カム凸部23は、図7に示すように、斜面23aと垂直面23bとを有した直角三角形状をなしている。
【0014】
上記収容部12内に配置されたプッシャ25は、円形をなす押圧部26の上面に上方へ突出する軸部27を有していると共に、この軸部27の外周部に2個の係合凸部28を有していて、軸部27を上記操作ノブ18の筒部19内に下方から挿入し、各係合凸部28を上記係合孔21に係合させることにより、操作ノブ18の下部にこれと一体に移動するように連結されている。なお、軸部27には、2個の係合凸部28間に位置させてスリット29が形成されていて、それら係合凸部28が弾性変形しやすくなっている。
【0015】
押圧部26の外周部の2箇所には、上方へ向けて突出する係合突起30が形成されていて、これら係合突起30が、スイッチボディ11に形成された係合溝31に下方から挿入されている。これらの係合突起30は、係合溝31に沿って上下方向への移動は可能であるが、軸周り方向への回転は阻止されている。また、これら係合突起30の上端部が、スイッチボディ11の下面に当接することで、プッシャ25及び操作ノブ18の上方への抜け止めがなされている。
【0016】
上記収容部12内において、上記プッシャ25の軸部27の周りに位置させてロータ32が軸周り方向に回転可能に配置されている。このロータ32の中央部には、プッシャ25の軸部27が貫通する貫通孔33が形成されていて、この貫通孔33に、操作ノブ18における筒部19の径小部19bが挿入されている。このロータ32とプッシャ25における押圧部26の上面との間には、圧縮コイルばねからなる第2のばね部材34が配設されていて、この第2のばね部材34のばね力によりロータ32とプッシャ25とを互いに離間させる方向に付勢している。なお、この第2のばね部材34のばね力は、上記第1のばね部材20のばね力よりも小さく設定されている。ロータ32と第2のばね部材34との間には、ロータ32の回転を円滑にするためワッシャ35が配置されている。
【0017】
ロータ32の上面において、貫通孔33の周縁部で、かつ上記カム部22と対向する部位に位置させて、上方側に向けて突出する第1のカム凸部36が複数個、この場合、120度ごとに合計3個形成されている(図3、図5〜図7参照)。各第1のカム凸部36は、図7に示すように、斜面36aと垂直面36bとを有した直角三角形状をなしている。ここで、これら第1のカム凸部36と、上記操作ノブ18のカム部22とにより、第1のカム機構37(図7参照)を構成している。
【0018】
また、ロータ32の外周部には、径方向に突出しかつ軸方向(上下方向)に延びる第2のカム凸部38が、120度ごとに合計3個形成されている(図3、図5、図6、図8参照)。各第2のカム凸部38は、上記収容部12におけるカム溝14のロック解除溝15に挿入可能な幅に設定されている。第2のカム凸部38の側面は垂直面38aとされ、また、上面は斜面38bとされている。これら第2のカム凸部38と収容部12のカム溝14とにより、第2のカム機構39(図8参照)を構成している。
【0019】
上記プッシャ25の下方には、スイッチ要素40が設けられている。このスイッチ要素40は、回路基板41の上面に設けられた一対の固定接点42と、ラバーコンタクト部43の下面に設けられた可動接点44とから構成されていて、ラバーコンタクト部43が押圧されていない図1の状態では、固定接点42と可動接点44とが離間していてオフ状態を呈し、ラバーコンタクト部43が押圧されて可動接点44が一対の固定接点42に接触することに伴いオン状態となる(図2参照)。ラバーコンタクト部43は、自身の弾性力により、通常は可動接点44が固定接点42から離間する方向に付勢されている。
【0020】
次に、上記構成の作用を説明する。
【0021】
図1は、ロック解除状態が示されている。この状態では、図8(a)に示すように、ロータ32の3個の第2のカム凸部38が、収容部12の内周部におけるカム溝14のロック解除溝15に入り込んで係合していて、ロータ32は上方のロック解除位置に位置されている。これに伴い、操作ノブ18及びプッシャ25も上方のロック解除位置に位置されている。このとき、ラバーコンタクト部43の可動接点44は固定接点42から離間していて、スイッチ要素40はオフ状態となっている。従って、ウインドロック用スイッチとしては、ロック解除状態となっている。また、このとき、図7(a)に示すように、操作ノブ18におけるカム部22の3箇所のカム凸部23の斜面23aと、ロータ32における3個の第1のカム凸部36の斜面36aとの一部が近接状態で対向している。
【0022】
図1の状態で操作ノブ18が押圧操作されると、当該操作ノブ18が第1のばね部材20の付勢力に抗して矢印A1方向へ移動されると共に、当該操作ノブ18に連結されたプッシャ25も同矢印A1方向へ移動され、そのプッシャ25によりラバーコンタクト部43が同矢印A1方向へ押圧される。
【0023】
このとき、操作ノブ18の矢印A1方向への移動に伴い、当該操作ノブ18のカム部22のうち3箇所のカム凸部23の斜面23aがロータ32の第1のカム凸部36の斜面36aを押圧することに伴い、ロータ32も同矢印A1方向へ移動される。また、このとき、ロータ32における第2のカム凸部38が、それぞれスイッチボディ11側のカム溝14におけるロック解除溝15に入り込んでいるので、ロータ32は矢印A1方向へは移動するが、回転はしない。
【0024】
そして、操作ノブ18が最も下方まで押圧操作されると(フルストローク時)、図8(b)に実線で示すように、ロータ32における第2のカム凸部38がロック解除溝15から下方へ抜けるようになる。すると、図7(b)に示すように、操作ノブ18の各カム凸部23の斜面23aと、ロータ32における各第1のカム凸部36の斜面36aとの作用により、ロータ32は矢印B方向へ回転し、第1のカム凸部36の垂直面36bがカム凸部23の垂直面23bに当接してその回転が停止する(図7(b)の二点鎖線参照)。このとき、ロータ32は、矢印B方向へ約15度回転する。このロータ32の回転に伴い、第2のカム凸部38の斜面38bが、図8(b)の二点鎖線で示すように、ロック溝16の斜面16aに対向するようになる。また、上記プッシャ25によりラバーコンタクト部43が押圧されることに伴い、可動接点44が固定接点42に接触してスイッチ要素40がオン状態となり(図2参照)、ウインドロック用スイッチとしてはロック状態となる。
【0025】
この後、操作ノブ18に対する押圧操作力が解除されると、操作ノブ18及びプッシャ25が、第1のばね部材20の付勢力により矢印A2方向(上方)へ移動すると共に、ロータ32も同方向へ移動する。すると、ロータ32における第2のカム凸部38の斜面38bが、ロック溝16の斜面16aに当接して当該斜面16aを摺動しながら、ロータ32が矢印B方向へ回転する。そして、図8(c)に示すように、第2のカム凸部38の一方(右側)の垂直面38aがロック溝16の垂直面16bに当接してその回転が停止し、第2のカム凸部38がロック溝16に係合した状態となる。このとき、ロータ32は、矢印B方向へ約15度回転し、ロータ32の第1のカム凸部36は、図7(c)に示すように、斜面36aが次のカム凸部23の斜面23aの一部と対向した状態となる。従って、ロータ32としては、ロック解除状態(図7(a)及び図8(a)の状態)から矢印B方向へ30度回転したことになる。
【0026】
第2のカム凸部38がロック溝16に係合することにより、ロータ32、操作ノブ18及びプッシャ25は、図2に示すロック位置に保持されるようになる。この状態では、フルストローク時(図7(b)、図8(b)の実線の時)よりもプッシャ25が矢印A2方向へ戻されるが、ラバーコンタクト部43の弾性力により可動接点44が固定接点42に接触した状態が維持される(図2参照)。
【0027】
この後、操作ノブ18が再度押圧操作されると、当該操作ノブ18とプッシャ25が矢印A1方向へ移動されると共に、当該操作ノブ18の3箇所のカム凸部23の斜面23aがロータ32の第1のカム凸部36の斜面36aを押圧し、これに伴い、ロータ32も同矢印A1方向へ移動される。このとき、ロータ32における第2のカム凸部38が、それぞれスイッチボディ11側のカム溝14におけるロック溝15に入り込んでいる間は、ロータ32は矢印A1方向へは移動するが、回転はしない。
【0028】
そして、図8(d)に実線で示すように、ロータ32における第2のカム凸部38がロック溝16から下方へ抜けるようになると、図7(d)に示すように、操作ノブ18の各カム凸部23の斜面23aと、ロータ32における各第1のカム凸部36の斜面36aの作用により、ロータ32は矢印B方向へ回転し、第1のカム凸部36の垂直面36bがカム凸部23の垂直面23bに当接してその回転が停止する(図7(d)の二点鎖線参照)。このとき、ロータ32は、矢印B方向へ約15度回転する。このロータ32の回転に伴い、第2のカム凸部38の斜面38bが、図8(d)の二点鎖線で示すように、ロック溝16の隣の斜面17に対向するようになる。
【0029】
この後、操作ノブ18に対する押圧操作力が解除されると、操作ノブ18及びプッシャ25が、第1のばね部材20の付勢力により矢印A2方向(上方)へ移動すると共に、ロータ32も同方向へ移動する。すると、ロータ32における第2のカム凸部38の斜面38bが、斜面17に当接して当該斜面17を摺動しながら、ロータ32が矢印B方向へ約15度回転する。そして、第2のカム凸部38が次のロック解除溝15に対応する位置までくると、ロータ32、操作ノブ18及びプッシャ25が第1のばね部材20の付勢力により矢印A2方向(上方)へ移動し、第2のカム凸部38がそのロック解除溝15に入り込み、当該ロック解除溝15に係合した状態となる(図8(a)参照)。このとき、ロータ32は、矢印B方向へ約15度回転し、ロータ32の第1のカム凸部36は、斜面36aが次のカム凸部23の斜面23aの一部と対向した状態となる(図7(a)参照)。従って、ロータ32としては、ロック状態(図7(c)及び図8(c)の状態)から矢印B方向へ30度回転したことになる。
【0030】
第2のカム凸部38がロック解除溝15に係合することにより、ロータ32、操作ノブ18及びプッシャ25は、図1に示すロック解除位置に保持されるようになる。この状態では、ラバーコンタクト部43は、プッシャ25による押圧力が解除され、自身の弾性復帰力により、可動接点44が固定接点42から離間し、スイッチ要素40は再びオフ状態となる。
【0031】
このように操作ノブ18の押圧操作ごとに、操作ノブ18、プッシャ25、及びロータ32がロック位置とロック解除位置とに交互に保持されるようになり、これに伴いスイッチ要素40が交互にオン、オフされるようになる。
【0032】
上記した実施例によれば、次のような効果を得ることができる。
上記した構成のものでは、操作ノブ18を押圧操作することに基づき、プッシャ25によってスイッチ要素40が操作される。この場合、プッシャ25は、操作ノブ18に一体に連結されていて、軸方向へは往復移動可能であるが、軸周り方向へは回転しないから、そのプッシャ25によってスイッチ要素40がねじられることはない。また、操作ノブ18を押圧操作することに基づき当該操作ノブ18がロック位置とロック解除位置とに交互に保持される構成であるから、操作ノブ18の位置を見て、スイッチ要素40の状態がわかる。さらに、操作ノブ18は、第1のばね部材20により常に押圧方向とは反対方向へ付勢されているから、その操作ノブ18ががたつくことも防止できる。
【0033】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
操作ノブ18におけるカム部22のカム凸部23の数と、ロータ32における第1のカム凸部36の数は、上記実施例に限られず、例えば、操作ノブ18側のカム凸部を6個、ロータ32側の第1のカム凸部を4個とすることもできる。 対象としては、ウインドロック用スイッチ以外のスイッチにも適用できる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、操作ノブを押圧操作することに基づき当該操作ノブがロック位置とロック解除位置とに交互に保持される構成のものにおいて、スイッチ要素がねじられるようなことを防止できると共に、操作ノブががたつくようなことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ロック解除状態における縦断面図
【図2】ロック状態における縦断面図
【図3】要部の分解斜視図
【図4】収容部部分の縦断面図
【図5】ロータの平面図
【図6】図5中X−X線に沿う断面図
【図7】第1のカム機構の作用説明図あり、(a)はロック解除時、(b)はフルストローク時、(c)はロック時、(d)は再押圧時の状態を示すそれぞれ展開図
【図8】第2のカム機構の作用説明図あり、(a)はロック解除時、(b)はフルストローク時、(c)はロック時、(d)は再押圧時の状態を示すそれぞれ展開図
【図9】従来構成を示すもので、一部を破断した状態で表した分解斜視図
【図10】縦断面図
【符号の説明】
11はスイッチボディ、12は収容部、14はカム溝、15はロック解除溝、16はロック溝、18は操作ノブ、20は第1のばね部材、22はカム部、23はカム凸部、25はプッシャ、32はロータ、34は第2のばね部材、36は第1のカム凸部、37は第1のカム機構、38は第2のカム凸部、39は第2のカム機構、40はスイッチ要素、42は固定接点、43はラバーコンタクト部、44は可動接点を示す。

Claims (1)

  1. スイッチボディに設けられた収容部と、
    この収容部の外側から一部が前記収容部内に挿入され、軸方向へ往復移動可能でかつ軸周り方向へは回転不能に設けられ、押圧操作される操作ノブと、
    前記収容部内に位置させて前記操作ノブに当該操作ノブと一体に移動するように連結されたプッシャと、
    前記収容部内に位置させて前記操作ノブと前記プッシャとの間に配置され、前記軸方向へ往復移動可能でかつ軸周り方向へ回転可能に設けられたロータと、
    前記収容部と前記操作ノブとの間に設けられ、前記操作ノブを押圧方向とは反対方向へ付勢する第1のばね部材と、
    前記プッシャと前記ロータとの間に設けられ、前記プッシャを前記押圧方向へ付勢する第2のばね部材と、
    前記操作ノブと前記ロータとの間に設けられ、前記操作ノブが押圧操作されることに基づき前記ロータを軸方向へ移動させると共に軸周り方向へ回転させる第1のカム機構と、
    前記収容部の内周部と前記ロータの外周部との間に設けられ、前記操作ノブが押圧操作されることに基づき前記ロータを前記押圧方向のロック位置と押圧方向とは反対のロック解除位置とに交互に保持する第2のカム機構と、
    前記ロータと共に軸方向へ移動する前記プッシャにより状態が切替えられるスイッチ要素とを具備したことを特徴とするスイッチ装置。
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