JP2004346798A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

内燃機関の排気浄化システム Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の排気浄化システムにおいて、液状の還元剤を供給したときにNOx触媒から放出されるNOxを浄化することができる技術を提供する。
【解決手段】NOx触媒3と、NOx触媒3よりも下流に備えられ還元機能を有する触媒4と、NOx触媒3よりも下流に備えられ還元機能を有する触媒4に流入する排気若しくは流出する排気の空燃比を検出する空燃比検出手段8と、内燃機関1の下流且つ前記NOx触媒3上流の排気通路へ液状の還元剤を供給する還元剤供給手段5と、を備え、NOx触媒3に吸蔵されているNOxを還元するときに、空燃比検出手段8により検出される空燃比が理論空燃比近傍となるように、前記還元剤供給手段5により還元剤を供給する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
吸蔵還元型NOx触媒を内燃機関の排気系に配置し、還元雰囲気のときに排気中の窒素酸化物(NOx)を該NOx触媒に吸蔵(吸着、吸収、付着でも良い。)し、酸化雰囲気となったときは該NOx触媒に吸蔵されていたNOxを還元して排気中のNOxを浄化する技術が知られている。
【0003】
そして、例えば、吸蔵還元型NOx触媒、燃料添加ノズル、三元触媒を備え、NOx還元時に燃料添加ノズルから燃料を添加して三元触媒を通過する排気をリッチ空燃比とし、吸蔵還元型NOx触媒から放出されたNOxを還元する技術(例えば、特許文献1参照)、吸蔵還元型NOx触媒、三元触媒を備え、NOx還元時に吸蔵還元型NOx触媒から排出されるCO,HCを三元触媒で浄化する技術(例えば、特許文献2参照)、還元能力が弱いNOx触媒、三元触媒を備え、NOx触媒から放出されたNOxを三元触媒で還元する技術(例えば、特許文献3参照)が知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−265833号公報
【特許文献2】
特開平6−66185号公報
【特許文献3】
特開平11−229864号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リーン空燃比の排気中へ液状の還元剤を供給すると、NOx触媒で局所的にリッチ空燃比が形成されたり、反対にリッチ空燃比とならずにリーン空燃比となる箇所があったりする。そして、リッチ空燃比の箇所からはNOxが放出されるものの、NOxが放出された後に酸素濃度が高いところを該NOxが流通すると、NOxが還元されないままNOx触媒下流へ流出することがある。
【0006】
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気浄化システムにおいて、液状の還元剤を供給したときにNOx触媒から放出されるNOxを浄化することができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明の内燃機関の排気浄化システムは、以下の手段を採用した。即ち、
内燃機関の排気通路に設けられ酸化雰囲気のときにNOxを吸蔵し還元雰囲気で吸蔵していたNOxを還元するNOx触媒と、
前記NOx触媒よりも下流に備えられ還元機能を有する触媒と、
前記NOx触媒よりも下流に備えられ前記還元機能を有する触媒に流入する排気若しくは流出する排気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記内燃機関の下流且つ前記NOx触媒上流の排気通路へ液状の還元剤を供給する還元剤供給手段と、
を備え、
前記NOx触媒に吸蔵されているNOxを還元するときに、前記空燃比検出手段により検出される空燃比が理論空燃比近傍となるように、前記還元剤供給手段により還元剤が供給されることを特徴とする。
【0008】
本発明の最大の特徴は、還元剤の供給によりNOx触媒下流に流出したNOxを下流の還元機能を有する触媒で還元することができるように還元剤供給量を調整することにある。
【0009】
このように構成された内燃機関の排気浄化システムでは、内燃機関から排出されたNOxがNOx触媒に吸蔵される。そして還元剤供給手段は、吸蔵されたNOxを還元するために、排気中へ液状の還元剤を供給する。この還元剤は、排気と共にNOx触媒に流入するが、液状で排気中に供給されるため、完全に蒸発する前にNOx触媒に到達することがある。また、蒸発したとしても排気との混合が進まないままNOx触媒に到達することがある。そして、NOx触媒に到達した還元剤は排気中の酸素と反応しつつNOx触媒を流通する。これらの場合には、NOx触媒内部の空燃比分布が均一とならないことがある。そして、NOx触媒では、還元剤の供給によりNOxが放出されるが、還元剤濃度が低い箇所においてはNOxが還元されずにNOx触媒から放出されることがある。そのような場合であっても、下流の還元機能を有する触媒によりNOxの還元を行うことができる。ここで、還元機能を有する触媒においては、理論空燃比若しくはリッチ空燃比でNOxの浄化率が高くなるが、リッチ空燃比では排気中のHC、COの浄化率が低くなる。そこで、本発明では、空燃比検出手段により排気の空燃比を検出し、この空燃比が理論空燃比近傍となるように、還元剤の供給を行う。これにより、NOx触媒から流出するNOxを下流の還元機能を有する触媒にて還元しつつHC、COの放出を抑制することが可能となり、NOx、HC、COの大気中への放出を抑制することが可能となる。
【0010】
本発明においては、前記NOx触媒に還元剤を供給したときに、NOx触媒下流に放出されるNOxの放出量を推定するNOx放出量推定手段を更に備え、前記NOx放出量推定手段に推定されるNOx放出量が規定量以上の場合に限り、前記空燃比検出手段により検出される空燃比が理論空燃比近傍となるように、前記還元剤供給手段により還元剤が供給されても良い。
【0011】
ここでいう「規定値」とは、許容されるNOxの放出量である。リーン空燃比の場合には、還元機能を有する触媒ではNOxの浄化率が低いものの、少量のNOxならば浄化することができる。従って、「規定値」は、還元機能を有する触媒において浄化可能なNOx量としても良い。
【0012】
このように構成された内燃機関の排気浄化システムでは、リーン空燃比の排気が還元機能を有する触媒に流入することになっても、NOxの浄化が可能であれば、該還元機能を有する触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比近傍とするために還元剤を供給する必要がなくなる。このようにして、還元剤の消費を抑制することができ、還元剤に燃料を用いている場合には燃費の悪化を抑制することが可能となる。
【0013】
本発明においては、前記還元機能を有する触媒は更に酸素貯蔵能を有し、前記空燃比検出手段は前記NOx触媒よりも下流且つ前記還元機能を有する触媒よりも上流に設けられ、前記還元機能を有する触媒に貯蔵された酸素の量を推定する貯蔵酸素量推定手段を更に備え、前記貯蔵酸素量推定手段により推定された酸素量及び前記空燃比検出手段により検出される空燃比に基づいて、前記還元機能を有する触媒の内部雰囲気が理論空燃比近傍となるように前記還元剤供給手段により還元剤が供給されても良い。
【0014】
前記空燃比検出手段を前記NOx触媒よりも下流且つ前記還元機能を有する触媒よりも上流に設けることにより、NOx触媒から流出する排気の空燃比及び還元機能を有する触媒に流入する排気の空燃比を精度良く検出することができる。
【0015】
ここで、リッチ空燃比の排気が酸素吸蔵能及び還元機能を有する触媒へ到達すると、該還元機能を有する触媒から酸素が放出される。この酸素により排気の空燃比が変化し、空燃比検出手段により検出された空燃比よりも、還元機能を有する触媒内雰囲気の空燃比は高くなる。従って、酸素が放出されている間は、所望の空燃比を得ることができなくなってしまう。そこで、前記貯蔵酸素量推定手段により貯蔵酸素量を推定し、この貯蔵された酸素を消費するために必要となる還元剤の供給量を考慮して還元剤を供給する。即ち、貯蔵されている酸素の量が多いほど還元剤の供給量を多くする。これにより、還元機能を有する触媒内雰囲気を所望の空燃比とすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。ここでは、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムを車両駆動用のディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態に係る排気浄化システムを適用するエンジン1とその排気系の概略構成を示す図である。
【0018】
図1に示すエンジン1は、水冷式の4サイクル・ディーゼルエンジンである。
【0019】
エンジン1には、燃焼室と連通する排気管2が接続されている。この排気管2は、下流にて大気へと通じている。
【0020】
前記排気管2の途中には、吸蔵還元型NOx触媒3(以下、単にNOx触媒3とする。)が備えられている。本実施の形態によるNOx触媒3では、アルミナからなる担体上にバリウム(Ba)と白金(Pt)とを担持し、更に酸素貯蔵(Oストレージ)能のある例えばセリア(CeO)等の遷移金属酸化物が添加されている。
【0021】
NOx触媒は、該NOx触媒3に流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵(吸収、吸着、付着でも良い。)し、一方、該NOx触媒3に流入する排気の酸素濃度が低下したときは吸蔵していたNOxを放出する。その際、排気中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等の還元成分が存在していれば、放出されたNOxが還元される。また、セリア(CeO)等の遷移金属酸化物は、排気の特性に応じて酸素を一時的に保持し、活性化酸素として放出する能力を有する。
【0022】
NOx触媒3より下流の排気管2には、還元機能を有する周知の三元触媒4が備えられている。この三元触媒4では、リーン空燃比のときに酸化作用が活発となりHC、COが酸化されるが、還元作用は不活発となる。また、リッチ空燃比のときには還元作用が活発となりNOxが還元されるが、酸化作用が不活発となる。この酸化作用と還元作用とのバランスがとれたとき(理論空燃比近傍のとき)に三元触媒4は最も有効に働く。
【0023】
また、三元触媒4より下流の排気管2には、該排気管2内を流通する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する空燃比センサ8が取り付けられている。
【0024】
ところで、エンジン1が希薄燃焼運転されている場合は、エンジン1から排出される排気の空燃比がリーンとなり排気中の酸素濃度が高くなるため、排気中に含まれるNOxがNOx触媒3に吸蔵されることになるが、エンジン1の希薄燃焼運転が長期間継続されると、NOx触媒3のNOx吸蔵能力が飽和し、排気中のNOxがNOx触媒3にて吸蔵されずに大気中へ放出されてしまう。
【0025】
ここで、「排気の空燃比がリーン」である状態とは、例えば理論空燃比の混合気を燃焼して得られる排気中の成分比(酸化成分と還元成分の比)よりも、酸化成分が多い(濃い)状態に相当する。換言すると、吸気系へ排気が還流されたり、還元成分が直接排気系に供給されたりといった外乱がない場合、機関燃焼に供される混合気の空燃比が、概ね「14.6」(理論空燃比)よりも大きい(リーン寄りである)ときの排気の状態を意味する。一方、「排気の空燃比がリッチ」である状態とは、同じく吸気系へ排気が還流されたり、還元成分が直接排気系に供給されたりといった外乱がない場合、機関燃焼に供される混合気の空燃比が、概ね「14.6」(理論空燃比)よりも小さい(リッチ寄りである)ときの排気の状態を意味する。
【0026】
特に、エンジン1のようなディーゼルエンジンでは、大部分の運転領域においてリーン空燃比の混合気が燃焼され、それに応じて大部分の運転領域において排気の空燃比がリーン空燃比となるため、NOx触媒3のNOx吸蔵能力が飽和し易い。従って、エンジン1が希薄燃焼運転されている場合は、NOx触媒3のNOx吸蔵能力が飽和する前にNOx触媒3に流入する排気中の酸素濃度を低下させるとともに還元剤の濃度を高め、NOx触媒3に吸蔵されたNOxを還元させる必要がある。
【0027】
例えば、NOx触媒3より上流の排気管2を流通する排気中に還元剤たる燃料(軽油)を添加する還元剤供給機構を備え、この還元剤供給機構から排気中へ燃料を添加することにより、NOx触媒3に流入する排気の酸素濃度を低下させるとともに還元剤の濃度を高めることができる。
【0028】
還元剤供給機構は、図1に示されるように、その噴孔が排気管2内に臨むように取り付けられ、後述するECU10からの信号により開弁して燃料を噴射する燃料添加弁5と、燃料ポンプ6と、該燃料ポンプ6から吐出された燃料を燃料添加弁5へ導く燃料供給路7と、を備えている。
【0029】
このような還元剤供給機構では、燃料ポンプ6から吐出された高圧の燃料が燃料供給路7を介して燃料添加弁5へ印加される。そして、ECU10からの信号により該燃料添加弁5が開弁して排気管2内へ還元剤としての燃料が噴射される。燃料添加弁5から排気管2内へ噴射された燃料は、排気管2の上流から流れてきた排気の酸素濃度を低下させると共に、NOx触媒3に到達し、NOx触媒3に吸蔵されていたNOxを還元することになる。
【0030】
また、エンジン1には、クランクシャフトの回転位置に対応した電気信号を出力するクランクポジションセンサ11が設けられている。
【0031】
以上述べたように構成されたエンジン1には、該エンジン1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)10が併設されている。このECU10は、エンジン1の運転条件や運転者の要求に応じてエンジン1の運転状態を制御するユニットである。
【0032】
ECU10には、各種センサが電気配線を介して接続され、上記した各種センサの出力信号の他、運転者がアクセルを踏み込んだ量に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ12の出力信号が入力されるようになっている。
【0033】
一方、ECU10には、燃料添加弁5等が電気配線を介して接続され、上記した各部をECU10により制御することが可能になっている。
【0034】
例えば、NOx浄化制御では、ECU10は、燃料添加弁5から還元剤を添加して、NOx触媒3に流入する排気中の酸素濃度を比較的に短い周期で低くする。
【0035】
ところで、燃料添加弁5により燃料が供給されると、NOx触媒3に流入する排気の空燃比がリッチ空燃比となり、NOxが還元される。しかし、このときに一部のNOxが少量ではあるが下流へ流出することがある。即ち、本実施の形態では、液状の燃料を排気中へ添加しているが、この燃料が蒸発する前にNOx触媒3に到達すると、該NOx触媒3に燃料が付着する。このようにして付着した燃料の近辺の雰囲気はリッチ空燃比となるが、そこから離れるに従って空燃比が高くなりリーン空燃比となる箇所も存在する。また、例え蒸発したとしても燃料と排気との混合が進む前にNOx触媒3に流入することもあり、NOx触媒3内の雰囲気の空燃比は不均一となる。そして、リッチ空燃比となった箇所から放出されたNOxの一部は、燃料の不足により還元されないままNOxの状態でNOx触媒3から流出することになる。
【0036】
このようにNOx触媒3から流出したNOxは、下流の三元触媒4により還元・浄化することが可能である。そして、前記したように、三元触媒4は、リッチ空燃比若しくは理論空燃比のときに還元作用が活発となりNOxの浄化率が高くなる。
【0037】
その点、本実施の形態では、空燃比センサ8の出力信号に基づいて、三元触媒4内の雰囲気の空燃比が理論空燃比となるように、燃料添加弁5から添加する燃料量をフィードバック制御する。尚、本実施の形態では、空燃比センサ8の出力信号から得られる排気の空燃比と三元触媒4内雰囲気の空燃比とは等しいものとして扱う。
【0038】
ここで、還元剤の供給手段として、内燃機関からリッチ空燃比の燃焼ガスを排出させることも考えられる。このように内燃機関から排出されるリッチ空燃比の燃焼ガス中には、反応性が高いHCが多く含まれ、NOx触媒から放出されたNOxを高い効率で還元させることができる。しかし、少量ではあるがNOxの一部が還元されずに下流へ流出することがある。そして、燃焼ガス中に含まれるHCは、反応性が高いためNOx触媒で殆どが反応してしまい、下流の三元触媒には還元剤が供給されなくなってしまう。これにより、NOx触媒から流出したNOxを下流の三元触媒で還元させることが困難となる。
【0039】
また、NOx触媒3から流出したNOxを、下流の三元触媒4にて還元させるために、NOx触媒3と三元触媒4との間に燃料を添加することも考えられる。しかし、このようにして添加された燃料は三元触媒4で反応しづらく、三元触媒4の容量を大きくする等の処置が必要となる。また、前記したNOx触媒の場合と同様に、三元触媒4内の雰囲気の空燃比が不均一となる虞もある。
【0040】
その点、本実施の形態では、NOx触媒3の上流から、排気中に直接燃料を噴射して還元剤を供給している。ここで、液状の燃料を供給することにより、燃料の一部が上流のNOx触媒3を通過し、三元触媒4へ到達する。そして、NOx触媒3を通過した燃料は、該NOx触媒3において改質され、反応性が高くなる。さらに、NOx触媒3から三元触媒4に至る排気管2内で、NOxと燃料とが反応しNOxの一部が還元される。これらの理由により、三元触媒4を小型化することができる。
【0041】
そして、本実施の形態では燃料添加制御を行い、三元触媒4内の雰囲気が理論空燃比となるように燃料添加弁5からの燃料添加量を制御する。
【0042】
本実施の形態による燃料添加制御では、ECU10は、エンジン回転数、アクセル開度、燃焼室内への燃料噴射量等を読み出す。そして、ECU10は、前記したエンジン回転数とアクセル開度と燃料噴射量とをパラメータとして燃料添加量制御マップへアクセスし、排気の空燃比を予め設定された目標空燃比(ここでは、理論空燃比)とする上で必要となる燃料の添加量(目標添加量)を算出する。
【0043】
続いて、ECU10は、前記目標添加量をパラメータとして燃料添加弁制御マップへアクセスし、燃料添加弁5から目標添加量の燃料を噴射させる上で必要となる燃料添加弁5の開弁時間(目標開弁時間)を算出する。
【0044】
燃料添加弁5の目標開弁時間が算出されると、ECU10は、燃料添加弁5を目標還元時間だけ開弁させる。
【0045】
そして、この添加による燃料が空燃比センサ8に到達したときに、該空燃比センサ8により検出される空燃比が、リーンの場合には燃料添加量が増量される。ECU10は、エンジン回転数とアクセル開度と燃料噴射量と空燃比センサ8の出力信号とをパラメータとしたマップへアクセスし、空燃比センサ8により得られる排気の空燃比を理論空燃比とする上で必要となる燃料の増加量を算出する。
【0046】
続いて、ECU10は、前記燃料の増加量をパラメータとして燃料添加弁制御マップへアクセスし、前記燃料の増加量分の燃料を噴射させる上で必要となる燃料添加弁5の開弁時間の延長時間を算出する。
【0047】
燃料添加弁5の開弁時間の延長時間が算出されると、ECU10は、燃料添加弁5を目標還元時間に延長時間を加えた時間だけ開弁させる。
【0048】
このようにして、三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比とすることができる。
【0049】
尚、本実施の形態においては、NOxを還元するために、三元触媒4内の雰囲気がリッチ空燃比となるように目標空燃比を定め、燃料添加弁5から添加される燃料量をフィードバック制御しても良い。また、空燃比センサ8により検出された排気の空燃比がリッチ空燃比の場合には、燃料添加弁5から添加する燃料の量を減少させて理論空燃比となるようにしても良い。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態によれば、三元触媒4の下流に取り付けた空燃比センサ8の出力信号に基づいて、燃料添加弁5からの燃料添加量をフィードバック制御することができる。そして、液状で供給される燃料を還元剤として用いるので、NOx触媒3上流から燃料を供給しても、燃料が三元触媒4に到達し、該三元触媒4に還元剤を供給することができる。これにより、NOx触媒3から流出するNOxを下流の三元触媒4にて還元することができ、大気中へのNOxの放出を抑制することが可能となる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、NOx触媒3と三元触媒4との間の排気管2に空燃比センサ8を取り付け、該空燃比センサ8の出力信号に基づいて燃料添加量をフィードバック制御する点で相違する。また、下流の三元触媒4は、酸素貯蔵能を有している点で相違する。尚、本実施の形態においては、適用対象となるエンジンやその他ハードウェアの基本構成については、第1の実施の形態と共通なので説明を割愛する。
【0051】
図2は、本実施の形態に係る排気浄化システムを適用するエンジン1とその排気系の概略構成を示す図である。
【0052】
ここで、本実施の形態では、燃料添加弁5からの燃料添加時に空燃比センサ8の出力信号が原則として理論空燃比となるように、該燃料添加弁5からの燃料添加量をフィードバック制御する。
【0053】
空燃比センサ8をNOx触媒3よりも下流且つ三元触媒4よりも上流に取り付けることにより、NOx触媒3から流出する排気の空燃比、即ち三元触媒4に流入する排気の空燃比を直接検出することができる。即ち、三元触媒4の下流に空燃比センサ8を備えている第1の実施の形態では、三元触媒4内雰囲気の空燃比を検出することはできるが、NOx触媒3から流出する空燃比を直接検出することはできない。NOx触媒3によるNOxの浄化率を高くするという点では、NOx触媒3内雰囲気の空燃比を検出することができる本実施の形態のほうが有利である。
【0054】
ここで、本実施の形態では、下流の三元触媒4に酸素貯蔵能を持たせている。これにより、リッチ空燃比の排気が三元触媒4に流入すると、該三元触媒4に貯蔵されていた酸素が放出され、HC及びCOを酸化させることができる。即ち、排気の空燃比がリッチであったとしても、HC及びCOを浄化することが可能である。尚、本実施の形態では、三元触媒に酸素貯蔵能を持たせているが、これに代えて、吸蔵還元型NOx触媒(NOx触媒)を用いてもよい。この場合、下流のNOx触媒は、NOx吸蔵能を低下させたものを用いるのが好適である。
【0055】
ところで、三元触媒4に燃料が供給されると、この供給された燃料により該三元触媒4に貯蔵された酸素が消費されるまで目標となる空燃比よりもリーン側への空燃比のずれが発生する。本実施の形態では、空燃比センサ8は三元触媒4よりも上流に取り付けられているため、この空燃比のずれを直接検出することができない。
【0056】
そこで、本実施の形態においては、三元触媒4に貯蔵されている酸素量を考慮して、燃料の添加量を増加させる。即ち、貯蔵されている酸素が消費されている間は燃料の添加量を多くして、空燃比のずれを抑制する。ここで、三元触媒4に貯蔵されている酸素量を推定することができれば、その酸素を消費するために必要となる燃料量、即ち燃料添加の増量分を求めることができる。この貯蔵されている酸素量と燃料添加の増量分との関係は、予め実験等により求めておいても良い。また、三元触媒4に貯蔵されている酸素の量は、該三元触媒4に流入する排気の空燃比、即ち空燃比センサ8により検出される排気の空燃比がリーンである期間の累計と、該三元触媒4が貯蔵することのできる最大酸素量(以下、限界酸素貯蔵量という。)と、から推定することができる。ここで、リーン空燃比である期間が長いほど、三元触媒4に貯蔵される酸素の量が多くなる。そして、限界酸素貯蔵量を上限として酸素が貯蔵される。三元触媒4の酸素貯蔵量とリーン空燃比である期間の累計との関係は、予め実験等により求めることができる。尚、限界酸素貯蔵量も、予め実験等により求めることができる。
【0057】
ところで、本実施の形態で採用したディーゼルエンジンでは、排気の空燃比が非常に高いため、三元触媒4に貯蔵される酸素量は、すぐに限界酸素貯蔵量に達してしまう。従って、三元触媒4に貯蔵されている酸素量は、限界酸素貯蔵量で一定として扱い、該限界酸素貯蔵量の酸素を消費するために必要となる燃料量を燃料添加毎に増量するようにしても良い。
【0058】
このようにして、三元触媒4に貯蔵されている酸素量が多いほど燃料添加量を多くして、該三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比近傍とすることができる。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態によれば、NOx触媒3の下流で且つ三元触媒4の上流に空燃比センサ8を取り付けて空燃比のフィードバック制御を行い、NOx触媒3から流出するNOxを下流の三元触媒4にて還元・浄化することができる。
【0060】
そして、三元触媒4に貯蔵されている酸素が放出されている間は、燃料添加量を増量して、該三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比近傍とすることができる。これにより、三元触媒4から酸素が放出されていたとしても該三元触媒4にてNOxを浄化することが可能となる。
【0061】
尚、本実施の形態では、NOxを浄化するという点においては、三元触媒4が貯蔵することができる酸素の量は少ないほど良い。貯蔵されている酸素の量が少ないほど、空燃比のずれが少なくなるため、空燃比制御が容易になるからである。
<第3の実施の形態>
本実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、NOx触媒から流出するNOx量が規定量以上の場合に限り、三元触媒4内の雰囲気が理論空燃比となるように燃料添加量のフィードバック制御を行う点で相違する。尚、本実施の形態においては、適用対象となるエンジンやその他ハードウェアの基本構成については、第1の実施の形態と共通なので説明を割愛する。
【0062】
ここで、NOx触媒3から流出するNOx量が許容される量(規定量)よりも少ない場合には、例え酸化雰囲気でも三元触媒4にてNOxを還元させることができ、大気中へNOxは殆ど放出されない。従って、この場合には、燃料添加量を増量して三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比とする必要はない。
【0063】
ここで、本実施の形態では、NOx触媒3から流出するNOx量は、例えば、NOx触媒3と三元触媒4との間にNOxセンサを取り付け、該NOxセンサの出力信号と、吸入空気量とから得ることができる。また、第2の実施の形態と同様の位置に取り付けた空燃比センサ8の出力信号によりNOxの流出量を推定しても良い。ここで、燃料添加時であって空燃比が低下するときに、空燃比センサ8の出力の変化速度が遅くなるほどNOxの流出量が多いことが知られているため、この変化速度が予め実験等により求めて定めた規定速度よりも遅くなった場合に、NOxの流出量が多いと推定しても良い。さらに、NOxの流出量は排気の温度やNOx触媒3の温度により異なるため、NOxの流出量と、排気の温度若しくはNOx触媒3の温度との関係を予め実験等により求めてマップ化しておき、該マップからNOx流出量を得るようにしても良い。
【0064】
そして、NOx量が規定量以上の場合に限り三元触媒4内の雰囲気が理論空燃比となるように燃料添加量のフィードバック制御を行う。これにより、NOxが殆ど流出していないときに燃料添加量が増量され、燃費が悪化することを抑制できる。
【0065】
以上説明したように、本実施の形態によれば、NOx触媒からのNOxの流出量が規定量以上の場合に限り燃料添加量のフィードバック制御を行い、燃費の悪化を抑制することができる。
<その他の実施の形態>
第1から第3の実施の形態においては、燃料添加量をフィードバック制御することにより、三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比としていたが、これに代えて、NOx触媒3と三元触媒4との間に二次空気を供給して、三元触媒4内の雰囲気が理論空燃比となるように二次空気量をフィードバック制御しても良い。
【0066】
即ち、第1及び第2の実施の形態においては、添加される燃料の減量によって空燃比を高めていたが、本実施の形態では、二次空気の導入によって空燃比を高めることができる。空燃比センサ8により検出された空燃比がリッチの場合には二次空気を供給し、空燃比センサ8により検出される空燃比が理論空燃比となるように、二次空気の供給量を変更する。このようにしても、三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比とすることができる。
【0067】
ところで、NOx触媒3に供給される燃料(HC)の一部がNOx触媒3をすり抜けることがある。三元触媒4が酸素貯蔵能を有している場合、このすり抜けたHCを該三元触媒4に貯蔵された酸素により酸化させることができる。そこで、NOx触媒3をすり抜けるHCをこの酸素により酸化させることができるように燃料添加量を決定しても良い。即ち、燃料量を多く添加して、三元触媒4に流入する排気の空燃比がリッチ空燃比となっても、該三元触媒4に貯蔵されている酸素により、排気中のHCを酸化させ浄化させることができる。しかし、三元触媒4に貯蔵されている酸素の量には限りがあるため、多量のHCが該三元触媒4に流入すると、貯蔵されていた酸素を全て消費してしまう。その後、三元触媒4に更にHCが流入すると、三元触媒4では、リッチ雰囲気のため殆どHCが酸化されなくなる。したがって、三元触媒4に貯蔵されている酸素を全て消費しないような燃料添加量として、HCの放出を抑制する。この燃料添加量は、排気の温度若しくはNOx触媒3の温度と負荷(アクセル開度センサ12の出力信号)と燃料噴射量との関係を予め実験等により求めてマップ化し、該マップに排気の温度若しくはNOx触媒3の温度と負荷(アクセル開度センサ12の出力信号)とを代入して得ることができる。尚、この場合には、空燃比センサ8によるフィードバック制御を行わずに燃料の添加量を決定しても良く、空燃比センサ8を備えなくても良い。このようにして、三元触媒4の下流へHCが流出することを抑制できる。
【0068】
第1から第3の実施の形態においては、NOx触媒3と三元触媒4との間には排気管2が介在し両触媒の間には距離があったが、これに代えて、NOx触媒3と三元触媒4とが接触するように設けられていても良い。
【0069】
図3は、NOx触媒と三元触媒とが接触するように設けられている排気系の概略構成を示す図である。尚、同じ担体上の上流側にNOx触媒を担持させ下流側に三元触媒を担持させても良い。
【0070】
このように構成されたNOx触媒3及び三元触媒4では、NOx触媒3で発生した反応熱により三元触媒4を昇温させることができる。
【0071】
第1から第3の実施の形態においては、NOx触媒3の下流に備えられている触媒は三元触媒であったが、これに代えて、理論空燃比でNOxを浄化することができる他の触媒であっても良い。例えば、吸蔵還元型NOx触媒のNOx吸蔵能力を低下させたものであっても良い。これらは、ロジウムRhの含有量を通常よりも多くして、還元機能を相対的に増大させたものでも良い。
【0072】
また、三元触媒にHCを一時吸着可能なHC吸着剤を加えたものを備えていても良い。ここで、NOx触媒3で反応せずに下流に流出したHCは、三元触媒4に酸素が貯蔵されている間はこの酸素により酸化させることができる。一方、三元触媒4に貯蔵されていた酸素が全て消費されてしまった場合には、HC吸着剤によりHCが吸着される。そして、排気の空燃比がリーン空燃比となったときに吸着されていたHCが放出され、排気中の酸素と反応して浄化される。このようにして、三元触媒4の下流へHCが流出することを抑制できる。
【0073】
一方、三元触媒の下流にHC吸着剤を備えるようにしても良い。
【0074】
図4は、三元触媒の下流にHC吸着剤を備えた排気系の概略構成を示す図である。
【0075】
ここで、三元触媒4の下流にHC吸着剤9を備えるのは、三元触媒4は還元雰囲気で使用され、HC吸着剤9は酸化雰囲気で使用されるためである。即ち、三元触媒4とHC吸着剤9とでは、作用が異なり同一の担体上に混在するよりも異なる担体上に担持させたほうが夫々の性能が向上する。ここで、HC吸着剤9は、三元触媒4で酸化されなかったHCを吸着させることができる。そして、排気の空燃比がリーン空燃比となったときに吸着されていたHCが放出され、排気中の酸素と反応して浄化される。このようにして、大気中へHCが放出されることを抑制できる。
【0076】
ところで、燃料添加弁5からの燃料添加は、短い期間燃料を噴射して行われる。また、燃料添加弁5から噴射した燃料により空燃比が変化し、下流の空燃比センサ8に検出されるまでにはある程度の時間を要する。そのため、燃料添加弁5から噴射された燃料により空燃比が変化して、その排気の空燃比が空燃比センサ8により検出されたときには、既に燃料の噴射が終了している。そこで、空燃比センサ8により検出された空燃比がリッチ空燃比若しくはリーン空燃比の場合には、次の燃料添加時の燃料噴射量を検出された空燃比に基づいて調整しても良い。即ち、検出された空燃比がリーンの場合には、燃料添加量を増量し、一方、リッチの場合には、燃料添加量を減量するようにしても良い。このようにして、次回燃料添加時に添加される燃料量を変更し、三元触媒4内の雰囲気を理論空燃比近傍とすることができる。
【0077】
尚、第1から第3の実施の形態で説明した空燃比センサ8は、排気の空燃比に応じて信号を出力するものでも良く、また、理論空燃比を境にして出力信号が大きく変化するものであっても良い。
【0078】
【発明の効果】
本発明に係る内燃機関の排気浄化システムでは、液状の還元剤をNOx触媒上流から添加したときに、該NOx触媒から流出するNOxを下流の還元機能を有する触媒により還元することができる。これにより、大気中へのNOxの放出を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る排気浄化システムを適用するエンジンとその排気系の概略構成を示す図である。
【図2】第2の実施の形態に係る排気浄化システムを適用するエンジンとその排気系の概略構成を示す図である。
【図3】NOx触媒と三元触媒とが接触するように設けられている排気系の概略構成を示す図である。
【図4】三元触媒の下流にHC吸着剤を備えた排気系の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 排気管
3 NOx触媒
4 三元触媒
5 燃料添加弁
6 燃料ポンプ
7 燃料供給路
8 空燃比センサ
9 吸着剤
10 ECU
11 クランクポジションセンサ
12 アクセル開度センサ

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ酸化雰囲気のときにNOxを吸蔵し還元雰囲気で吸蔵していたNOxを還元するNOx触媒と、
    前記NOx触媒よりも下流に備えられ還元機能を有する触媒と、
    前記NOx触媒よりも下流に備えられ前記還元機能を有する触媒に流入する排気若しくは流出する排気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
    前記内燃機関の下流且つ前記NOx触媒上流の排気通路へ液状の還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    を備え、
    前記NOx触媒に吸蔵されているNOxを還元するときに、前記空燃比検出手段により検出される空燃比が理論空燃比近傍となるように、前記還元剤供給手段により還元剤が供給されることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記NOx触媒に還元剤を供給したときに、NOx触媒下流に放出されるNOxの放出量を推定するNOx放出量推定手段を更に備え、前記NOx放出量推定手段に推定されるNOx放出量が規定量以上の場合に限り、前記空燃比検出手段により検出される空燃比が理論空燃比近傍となるように、前記還元剤供給手段により還元剤が供給されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記還元機能を有する触媒は更に酸素貯蔵能を有し、前記空燃比検出手段は前記NOx触媒よりも下流且つ前記還元機能を有する触媒よりも上流に設けられ、前記還元機能を有する触媒に貯蔵された酸素の量を推定する貯蔵酸素量推定手段を更に備え、前記貯蔵酸素量推定手段により推定された酸素量及び前記空燃比検出手段により検出される空燃比に基づいて、前記還元機能を有する触媒の内部雰囲気が理論空燃比近傍となるように前記還元剤供給手段により還元剤が供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
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