JP2004346768A - 排気浄化用リアクター - Google Patents
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Abstract
【課題】浄化すべき物質を含有する流体を効率的に浄化する排気浄化リアクターを提供する。
【解決手段】排気流路中に一対の電極(13と14及び15)を配置してなる排気浄化用リアクター(10)であって、これら一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が、部分的に異なるようにされていることを特徴とする、排気浄化用リアクターとする。
【選択図】 図1
【解決手段】排気流路中に一対の電極(13と14及び15)を配置してなる排気浄化用リアクター(10)であって、これら一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が、部分的に異なるようにされていることを特徴とする、排気浄化用リアクターとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄化すべき物質を含有する流体、特にエンジン等の内燃機関からの排気に放電プラズマを作用させて、この物質を浄化する排気浄化用リアクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等で使用されるエンジン又は焼却設備から排出される排気には、様々な有害物質が含有されており、特にNOx、SOx、及び粒状物質(又はパティキュレート、以下では「PM」という。)の様な有害物質の排出を低減させることが望まれている。
【0003】
この様な有害物質、特にPMの除去のために、従来から電気集塵装置や、バグフィルターが使用されているが、それぞれランニングコスト、耐久性等に関して問題があった。そこで近年では、放電によってプラズマを発生させ、このプラズマの酸化作用によってPMを燃焼除去し、且つプラズマの酸化作用と触媒の還元作用によってNOx等を浄化することが提案されている。
【0004】
この放電プラズマを用いた排気浄化方法には様々な様式があり、例えば特許文献1で従来技術として示されているように、パイプ状電極とワイヤ電極とを用いる様式、プレート電極とワイヤ電極とを用いる様式がある。またこの特許文献1では、電気的に絶縁性のハニカム構造体の上流端及び下流端にメッシュ状電極を配置し、それによってハニカム構造体全体にわたって均一な放電プラズマを発生させて処理効率を改良するとしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−38138号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプラズマを利用する排気浄化用リアクターは、有害物質を分解、捕集等して排気を浄化するという目的を部分的に満たしている。また特に、図5で示すような特許文献1の排気浄化リアクターは、ハニカム構造体全体にわたって均一な放電プラズマを発生させるという目的を達成している。ここで図5(a)はこの排気浄化リアクターの断面図であり、図5(b)はこの排気浄化リアクターを矢印56で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0007】
この図5で示す従来の排気浄化用リアクターでは、排気浄化用リアクター50の排気流れ上流側に配置されたメッシュ状電極54は、排気流れ下流側のメッシュ状電極53と対になるようにして、電源58を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側のメッシュ状電極54は、絶縁性ハニカム構造体52を介して排気下流側のメッシュ状電極53と対面している。この図から明らかに理解されるように、これらの電極53と54との間では実質的に均一な電界ができ、従って発生する放電プラズマも実質的に均一である。
【0008】
しかしながら本願発明者等は、排気浄化用リアクターを流通する排気流量又はPMのような除去すべき物質は、リアクターの半径方向にわたって一定ではなく、従ってリアクターで浄化すべき物質の流通量又は蓄積量も、リアクターの半径方向にわたって一定ではないことを見出した。
【0009】
従ってこの認識に基づいて、浄化すべき物質を含有する流体を効率的に浄化する排気浄化リアクターを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の排気浄化用リアクターは、排気流路中に一対の電極を配置してなる排気浄化用リアクターであって、これら一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が部分的に異なるようにされていることを特徴とする。
【0012】
本発明の排気浄化リアクターによれば、所望の場所、例えば浄化すべき物質が比較的多量に流通又は蓄積する場所において、プラズマの密度を大きくして大きい浄化能力を提供し、それによって効率的に排気を浄化することができる。また本発明によれば、異形リアクター(非対形状リアクター)においても電界強度分布を調節し、適切な排気の除去を可能にすることができる。
【0013】
ここで「プラズマの密度」とは、プラズマ中で電離しているイオン及び/又は電子の密度であると考えることもできる。
【0014】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が、これらの電極の半径方向内側部分において大きくなるようにされていてよい。
【0015】
これによれば、一般に排気の流速が大きく、従って浄化すべき物質が比較的多量に流通又は蓄積する排気流れの中心部分において、プラズマの密度を大きくして、大きい浄化能力を提供し、それによって効率的に排気を浄化することができる。
【0016】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の間の距離が部分的に異なっていてよい。
【0017】
これによれば、電界強度、従って放電強度を異ならせ、それによってプラズマ密度を部分的に異ならせることができる。また、複数の電源及び/又は分割された電極を使用しないで、一対の電極の間の電界強度を異ならせることができる。
【0018】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方が、少なくとも2つの部分に分割されており、これらの分割された部分のうちの1つが、他の部分と異なる電位を有するようにされていてよい。
【0019】
これによれば、分割された電極の1つの部分と対電極との間の電界強度を、分割された電極の他の部分と対電極との間の電界強度と異ならせることができる。従って電極間の放電強度を異ならせ、それによってプラズマ密度を部分的に異ならせることができる。
【0020】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方が針状電極群であり、この針状電極群の針状電極の長さが部分的に異なっていてよい。
【0021】
これによれば、一対の電極の間の距離を部分的に異ならせることができる。またこれによれば、針状電極の長さを随意に変更し、最適な電極間距離を容易に得ることができる。
【0022】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方がメッシュ状電極であり、このメッシュ状電極が湾曲していてよい。
【0023】
これによれば、一対の電極の間の距離を部分的に異ならせること、及び/又は実質的にメッシュ数を増加させて電極の有効面積を大きくし、放電プラズマの発生を促進することができる。
【0024】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方がメッシュ状電極であり、このメッシュ状電極のメッシュ数が部分的に異なっていてよい。
【0025】
これによれば、メッシュ数が大きくされたところでは、電極の有効面積を大きくなるので放電を促進し、メッシュ数が小さくされたところでは、電極の有効面積が小さくなるので放電を抑制することができる。このことは、必要とされる箇所においてより多量の放電プラズマを発生させることを可能にする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明を図に示した第1〜第4の実施形態に基づいて具体的に説明するが、これらの図は本発明を構成する排気浄化用リアクターの概略を示す図であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
【0027】
本発明の第1の実施形態について図1を用いて説明する。ここで図1(a)は本発明の第1の実施形態の排気浄化リアクター10の断面図であり、図1(b)はこの排気浄化リアクター10を、矢印16で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0028】
図1において、排気浄化用リアクター10の排気流れ上流側に配置された外側メッシュ状電極14及び内側メッシュ状電極15は、排気流れ下流側のメッシュ状電極13と対になるようにして、それぞれ電源18及び電源19を介して電気的に接続されている。これらの排気流れ上流側メッシュ状電極14及び15は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間12を介して下流側メッシュ状電極13と対面している。この排気浄化用リアクター10を流通する排気は、矢印16で示す方向で、メッシュ状電極14及び15、絶縁体又は空間12、そしてメッシュ状電極13を通る。
【0029】
この排気浄化用リアクター10の使用においては、電源18及び19を作用させることにより、排気流れ上流側に配置された外側メッシュ状電極14及び内側メッシュ状電極15と、排気流れ下流側のメッシュ状電極13との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここで電源19は電源18よりも大きい電圧を印加し、それによって電極15と電源13との間の電界強度が、電極14と電極13との間の電界強度よりも大きくなるようにする。これによって、内側メッシュ状電極15と排気流れ下流側電極13と間で優先的に放電が起こり、プラズマ密度が比較的大きくなるようにする。
【0030】
以下に、図1に示した本発明の第1の実施形態の排気浄化用リアクターを構成する各部について更に具体的に説明する。
【0031】
メッシュ状電極13、14及び15は、電極14及び15と電極13との間に電界を作ることができる任意の材料で製造できる。これらメッシュ状電極13、14及び15の材料としては、導電性の材料や半導体等の材料を使用することができるが、金属材料が好ましい。この金属材料として、具体的にはCu、W、ステンレス、Fe、Pt、Al等が使用でき、特にステンレスがコスト及び耐久性の点から好ましい。このメッシュ状電極は、金属板に打ち抜き加工を行うこと、ケミカルエッチングを行うこと等によって作製することができる。
【0032】
絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間12は、排気を流通させることができ、且つ電極14及び15と電極13との間に電圧を印加したときに、それらの電極間で放電プラズマを発生させることができる任意の材料で製造できる。また絶縁体又は空間12が、コージェライト製ハニカム構造体のような絶縁物である場合、ここにNOx吸蔵還元触媒のような排気浄化触媒、及びPt/Al2O3のような捕集したPMの燃焼を促進する触媒を担持することもできる。
【0033】
電源18及び19は、パルス状又は定常の直流又は交流電圧を発生させるものでよい。但し、電源18及び19は、電極14と電極15との間の放電又は通電が起こらないような電圧を印加しなければならない。印加電圧及びパルス周期としては、プラズマを発生させるのに一般的な値を使用でき、例えばパルス電圧50kV及びパルス周期2,000Hzを使用できる。この排気浄化用リアクター10では、排気上流側電極14及び15と、排気下流側電極13との両方を、電源18又は19に接続しているが、例えば排気下流側電極13を接地することもできる。
【0034】
電極14及び15と電極13との間で放電を起こさせるために、直流電圧、交流電圧、周期的な波形の電圧等を両電極間に印加することができるが、特に直流パルス電圧が、コロナ放電を良好に起こさせることができるために好ましい。直流パルス電圧を用いる場合に、印加電圧、パルス幅、パルス周期は、両電極間にコロナ放電を起こすことができる範囲で任意に選択できる。印加電圧の電圧等については、装置の設計や経済性等からの一定の制約を受ける可能性があるが、高電圧かつ短パルス周期の電圧であることがコロナ放電を良好に発生させる点から望ましい。
【0035】
本発明の第2の実施形態について図2を用いて説明する。ここで図2(a)は本発明の第2の実施形態の排気浄化リアクター20の断面図であり、図2(b)はこの排気浄化リアクター20を、矢印26で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0036】
図2において、排気浄化用リアクター20の排気流れ上流側に配置された針状電極24は、排気流れ下流側の針状電極23と対になるようにして、電源28を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側の針状電極群24は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間12を介して排気下流側の針状電極群23と対面している。ここで排気流れ上流側の針状電極群24の個々の針状電極は、電極の中央に近づくに従って長くなっている。この排気浄化用リアクター20を流通する排気は、矢印26で示す方向で、針状電極群24、絶縁体又は空間22、そして針状電極群23を通る。
【0037】
この排気浄化用リアクター20の使用においては、電源28を作用させることにより、排気流れ上流側の針状電極群24と、排気流れ下流側の針状電極群23との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここでは電極24と電極23との距離は、電極の半径方向内側に行くに従って短くなっており、従って半径方向内側に行くに従って大きい電界が発生し、放電プラズマの密度が大きくなる。
【0038】
この図2に示した本発明の第2の実施形態の排気浄化リアクターの針状電極群23及び24は、これらの電極の間に電界を作ることができる任意の材料で製造できる。従って図1の実施形態のメッシュ状電極に関して示した材料で製造できる。また、絶縁体又は空間22及び電源28は、本発明の第1の実施形態に関して示したようなものでよい。
【0039】
本発明の第3の実施形態について図3を用いて説明する。ここで図3(a)は本発明の第3の実施形態の排気浄化リアクター30の断面図であり、図3(b)はこの排気浄化リアクター30を、矢印36で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0040】
図3において、排気浄化用リアクター30の排気流れ上流側に配置されたメッシュ状電極34は、排気流れ下流側のメッシュ状電極33と対になるようにして、電源38を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側のメッシュ状電極34は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間32を介して排気下流側のメッシュ状電極33と対面している。ここで排気流れ上流側のメッシュ状電極34は、電極の半径方向内側に行くに従って排気下流側のメッシュ状電極33に近づくようにして湾曲している。この排気浄化用リアクター30を流通する排気は、矢印36で示す方向で、メッシュ状電極34、絶縁体又は空間32、そしてメッシュ状電極33を通る。
【0041】
この排気浄化用リアクター30の使用においては、電源38を作用させることにより、排気流れ上流側のメッシュ状電極34と、排気流れ下流側のメッシュ状電極33との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここでは電極34と電極33との距離は、電極の中央に近づくに従って短くなっており、従って電極の中央に近づくにつれてより大きい電界が発生し、放電プラズマの密度が大きくなる。
【0042】
この図3に示した本発明の第3の実施形態の排気浄化リアクター30のメッシュ状電極33及び34、絶縁体又は空間32、並びに電源38は、本発明の第1の実施形態に関して示したようなものでよい。
【0043】
本発明の第4の実施形態について図4を用いて説明する。ここで図4(a)は本発明の第4の実施形態の排気浄化リアクター40の断面図であり、図4(b)はこの排気浄化リアクター40を、矢印46で示す排気流れ上流側から見た正面図である。
【0044】
図4において、排気浄化用リアクター40の排気流れ上流側に配置されたメッシュ状電極44及び45は、排気流れ下流側のメッシュ状電極43と対になるようにして、電源48を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側のメッシュ状電極44及び45は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間42を介して排気下流側のメッシュ状電極43と対面している。ここで排気流れ上流側の電極の半径方向内側のメッシュ状電極45は、半径方向外側のメッシュ状電極44と比べてメッシュ数が大きい、すなわちメッシュの目が比較的細かい。この排気浄化用リアクター40を流通する排気は、矢印46で示す方向で、メッシュ状電極44及び45、絶縁体又は空間42、そしてメッシュ状電極43を通る。
【0045】
この排気浄化用リアクター40の使用においては、電源48を作用させることにより、排気流れ上流側のメッシュ状電極44及び45と、排気流れ下流側のメッシュ状電極43との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここでは電極45は電極44と比較してメッシュ数が大きく、従って電極として作用する有効表面積が大きいので、電極45に対応する電極の中央部分では放電プラズマの密度が大きくなる。
【0046】
この図4に示した本発明の第4の実施形態の排気浄化リアクターのメッシュ状電極43〜45、絶縁体又は空間42、並びに電源48は、図1の実施形態に関して示したようなものでよい。
【0047】
ここまでで本発明を図に示した実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、これらは本発明の排気浄化用リアクターの概略を示す図であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。よって第1〜第4の実施形態では、排気流れ上流側の電極のみを本発明に基づいて変更してきたが、当然に排気流れ下流側の電極、又は排気流れ上流側及び下流側の両方の電極を、本発明に基づいて変更することができる。またこれら第1〜第4の実施形態の電極を組み合わせることも当然に本発明の範囲内である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、浄化すべき物質を含有する流体を効率的に浄化する排気浄化リアクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図2】本発明の第2の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図3】本発明の第3の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図4】本発明の第4の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図5】従来の排気浄化用リアクターを表す断面図及び正面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50…排気浄化用リアクター
12,22,32,42,52…絶縁体又は空間
13,23,33,43,53…排気下流側電極
14,15,24,34,44,45,54…排気上流側電極
16,26,36,46,56…排気流れ方向
18,19,28,38,48,58…電源
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄化すべき物質を含有する流体、特にエンジン等の内燃機関からの排気に放電プラズマを作用させて、この物質を浄化する排気浄化用リアクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等で使用されるエンジン又は焼却設備から排出される排気には、様々な有害物質が含有されており、特にNOx、SOx、及び粒状物質(又はパティキュレート、以下では「PM」という。)の様な有害物質の排出を低減させることが望まれている。
【0003】
この様な有害物質、特にPMの除去のために、従来から電気集塵装置や、バグフィルターが使用されているが、それぞれランニングコスト、耐久性等に関して問題があった。そこで近年では、放電によってプラズマを発生させ、このプラズマの酸化作用によってPMを燃焼除去し、且つプラズマの酸化作用と触媒の還元作用によってNOx等を浄化することが提案されている。
【0004】
この放電プラズマを用いた排気浄化方法には様々な様式があり、例えば特許文献1で従来技術として示されているように、パイプ状電極とワイヤ電極とを用いる様式、プレート電極とワイヤ電極とを用いる様式がある。またこの特許文献1では、電気的に絶縁性のハニカム構造体の上流端及び下流端にメッシュ状電極を配置し、それによってハニカム構造体全体にわたって均一な放電プラズマを発生させて処理効率を改良するとしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−38138号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプラズマを利用する排気浄化用リアクターは、有害物質を分解、捕集等して排気を浄化するという目的を部分的に満たしている。また特に、図5で示すような特許文献1の排気浄化リアクターは、ハニカム構造体全体にわたって均一な放電プラズマを発生させるという目的を達成している。ここで図5(a)はこの排気浄化リアクターの断面図であり、図5(b)はこの排気浄化リアクターを矢印56で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0007】
この図5で示す従来の排気浄化用リアクターでは、排気浄化用リアクター50の排気流れ上流側に配置されたメッシュ状電極54は、排気流れ下流側のメッシュ状電極53と対になるようにして、電源58を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側のメッシュ状電極54は、絶縁性ハニカム構造体52を介して排気下流側のメッシュ状電極53と対面している。この図から明らかに理解されるように、これらの電極53と54との間では実質的に均一な電界ができ、従って発生する放電プラズマも実質的に均一である。
【0008】
しかしながら本願発明者等は、排気浄化用リアクターを流通する排気流量又はPMのような除去すべき物質は、リアクターの半径方向にわたって一定ではなく、従ってリアクターで浄化すべき物質の流通量又は蓄積量も、リアクターの半径方向にわたって一定ではないことを見出した。
【0009】
従ってこの認識に基づいて、浄化すべき物質を含有する流体を効率的に浄化する排気浄化リアクターを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の排気浄化用リアクターは、排気流路中に一対の電極を配置してなる排気浄化用リアクターであって、これら一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が部分的に異なるようにされていることを特徴とする。
【0012】
本発明の排気浄化リアクターによれば、所望の場所、例えば浄化すべき物質が比較的多量に流通又は蓄積する場所において、プラズマの密度を大きくして大きい浄化能力を提供し、それによって効率的に排気を浄化することができる。また本発明によれば、異形リアクター(非対形状リアクター)においても電界強度分布を調節し、適切な排気の除去を可能にすることができる。
【0013】
ここで「プラズマの密度」とは、プラズマ中で電離しているイオン及び/又は電子の密度であると考えることもできる。
【0014】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が、これらの電極の半径方向内側部分において大きくなるようにされていてよい。
【0015】
これによれば、一般に排気の流速が大きく、従って浄化すべき物質が比較的多量に流通又は蓄積する排気流れの中心部分において、プラズマの密度を大きくして、大きい浄化能力を提供し、それによって効率的に排気を浄化することができる。
【0016】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の間の距離が部分的に異なっていてよい。
【0017】
これによれば、電界強度、従って放電強度を異ならせ、それによってプラズマ密度を部分的に異ならせることができる。また、複数の電源及び/又は分割された電極を使用しないで、一対の電極の間の電界強度を異ならせることができる。
【0018】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方が、少なくとも2つの部分に分割されており、これらの分割された部分のうちの1つが、他の部分と異なる電位を有するようにされていてよい。
【0019】
これによれば、分割された電極の1つの部分と対電極との間の電界強度を、分割された電極の他の部分と対電極との間の電界強度と異ならせることができる。従って電極間の放電強度を異ならせ、それによってプラズマ密度を部分的に異ならせることができる。
【0020】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方が針状電極群であり、この針状電極群の針状電極の長さが部分的に異なっていてよい。
【0021】
これによれば、一対の電極の間の距離を部分的に異ならせることができる。またこれによれば、針状電極の長さを随意に変更し、最適な電極間距離を容易に得ることができる。
【0022】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方がメッシュ状電極であり、このメッシュ状電極が湾曲していてよい。
【0023】
これによれば、一対の電極の間の距離を部分的に異ならせること、及び/又は実質的にメッシュ数を増加させて電極の有効面積を大きくし、放電プラズマの発生を促進することができる。
【0024】
本発明の排気浄化用リアクターでは、一対の電極の少なくとも一方がメッシュ状電極であり、このメッシュ状電極のメッシュ数が部分的に異なっていてよい。
【0025】
これによれば、メッシュ数が大きくされたところでは、電極の有効面積を大きくなるので放電を促進し、メッシュ数が小さくされたところでは、電極の有効面積が小さくなるので放電を抑制することができる。このことは、必要とされる箇所においてより多量の放電プラズマを発生させることを可能にする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明を図に示した第1〜第4の実施形態に基づいて具体的に説明するが、これらの図は本発明を構成する排気浄化用リアクターの概略を示す図であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
【0027】
本発明の第1の実施形態について図1を用いて説明する。ここで図1(a)は本発明の第1の実施形態の排気浄化リアクター10の断面図であり、図1(b)はこの排気浄化リアクター10を、矢印16で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0028】
図1において、排気浄化用リアクター10の排気流れ上流側に配置された外側メッシュ状電極14及び内側メッシュ状電極15は、排気流れ下流側のメッシュ状電極13と対になるようにして、それぞれ電源18及び電源19を介して電気的に接続されている。これらの排気流れ上流側メッシュ状電極14及び15は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間12を介して下流側メッシュ状電極13と対面している。この排気浄化用リアクター10を流通する排気は、矢印16で示す方向で、メッシュ状電極14及び15、絶縁体又は空間12、そしてメッシュ状電極13を通る。
【0029】
この排気浄化用リアクター10の使用においては、電源18及び19を作用させることにより、排気流れ上流側に配置された外側メッシュ状電極14及び内側メッシュ状電極15と、排気流れ下流側のメッシュ状電極13との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここで電源19は電源18よりも大きい電圧を印加し、それによって電極15と電源13との間の電界強度が、電極14と電極13との間の電界強度よりも大きくなるようにする。これによって、内側メッシュ状電極15と排気流れ下流側電極13と間で優先的に放電が起こり、プラズマ密度が比較的大きくなるようにする。
【0030】
以下に、図1に示した本発明の第1の実施形態の排気浄化用リアクターを構成する各部について更に具体的に説明する。
【0031】
メッシュ状電極13、14及び15は、電極14及び15と電極13との間に電界を作ることができる任意の材料で製造できる。これらメッシュ状電極13、14及び15の材料としては、導電性の材料や半導体等の材料を使用することができるが、金属材料が好ましい。この金属材料として、具体的にはCu、W、ステンレス、Fe、Pt、Al等が使用でき、特にステンレスがコスト及び耐久性の点から好ましい。このメッシュ状電極は、金属板に打ち抜き加工を行うこと、ケミカルエッチングを行うこと等によって作製することができる。
【0032】
絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間12は、排気を流通させることができ、且つ電極14及び15と電極13との間に電圧を印加したときに、それらの電極間で放電プラズマを発生させることができる任意の材料で製造できる。また絶縁体又は空間12が、コージェライト製ハニカム構造体のような絶縁物である場合、ここにNOx吸蔵還元触媒のような排気浄化触媒、及びPt/Al2O3のような捕集したPMの燃焼を促進する触媒を担持することもできる。
【0033】
電源18及び19は、パルス状又は定常の直流又は交流電圧を発生させるものでよい。但し、電源18及び19は、電極14と電極15との間の放電又は通電が起こらないような電圧を印加しなければならない。印加電圧及びパルス周期としては、プラズマを発生させるのに一般的な値を使用でき、例えばパルス電圧50kV及びパルス周期2,000Hzを使用できる。この排気浄化用リアクター10では、排気上流側電極14及び15と、排気下流側電極13との両方を、電源18又は19に接続しているが、例えば排気下流側電極13を接地することもできる。
【0034】
電極14及び15と電極13との間で放電を起こさせるために、直流電圧、交流電圧、周期的な波形の電圧等を両電極間に印加することができるが、特に直流パルス電圧が、コロナ放電を良好に起こさせることができるために好ましい。直流パルス電圧を用いる場合に、印加電圧、パルス幅、パルス周期は、両電極間にコロナ放電を起こすことができる範囲で任意に選択できる。印加電圧の電圧等については、装置の設計や経済性等からの一定の制約を受ける可能性があるが、高電圧かつ短パルス周期の電圧であることがコロナ放電を良好に発生させる点から望ましい。
【0035】
本発明の第2の実施形態について図2を用いて説明する。ここで図2(a)は本発明の第2の実施形態の排気浄化リアクター20の断面図であり、図2(b)はこの排気浄化リアクター20を、矢印26で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0036】
図2において、排気浄化用リアクター20の排気流れ上流側に配置された針状電極24は、排気流れ下流側の針状電極23と対になるようにして、電源28を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側の針状電極群24は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間12を介して排気下流側の針状電極群23と対面している。ここで排気流れ上流側の針状電極群24の個々の針状電極は、電極の中央に近づくに従って長くなっている。この排気浄化用リアクター20を流通する排気は、矢印26で示す方向で、針状電極群24、絶縁体又は空間22、そして針状電極群23を通る。
【0037】
この排気浄化用リアクター20の使用においては、電源28を作用させることにより、排気流れ上流側の針状電極群24と、排気流れ下流側の針状電極群23との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここでは電極24と電極23との距離は、電極の半径方向内側に行くに従って短くなっており、従って半径方向内側に行くに従って大きい電界が発生し、放電プラズマの密度が大きくなる。
【0038】
この図2に示した本発明の第2の実施形態の排気浄化リアクターの針状電極群23及び24は、これらの電極の間に電界を作ることができる任意の材料で製造できる。従って図1の実施形態のメッシュ状電極に関して示した材料で製造できる。また、絶縁体又は空間22及び電源28は、本発明の第1の実施形態に関して示したようなものでよい。
【0039】
本発明の第3の実施形態について図3を用いて説明する。ここで図3(a)は本発明の第3の実施形態の排気浄化リアクター30の断面図であり、図3(b)はこの排気浄化リアクター30を、矢印36で示す排気流れの上流側から見た正面図である。
【0040】
図3において、排気浄化用リアクター30の排気流れ上流側に配置されたメッシュ状電極34は、排気流れ下流側のメッシュ状電極33と対になるようにして、電源38を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側のメッシュ状電極34は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間32を介して排気下流側のメッシュ状電極33と対面している。ここで排気流れ上流側のメッシュ状電極34は、電極の半径方向内側に行くに従って排気下流側のメッシュ状電極33に近づくようにして湾曲している。この排気浄化用リアクター30を流通する排気は、矢印36で示す方向で、メッシュ状電極34、絶縁体又は空間32、そしてメッシュ状電極33を通る。
【0041】
この排気浄化用リアクター30の使用においては、電源38を作用させることにより、排気流れ上流側のメッシュ状電極34と、排気流れ下流側のメッシュ状電極33との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここでは電極34と電極33との距離は、電極の中央に近づくに従って短くなっており、従って電極の中央に近づくにつれてより大きい電界が発生し、放電プラズマの密度が大きくなる。
【0042】
この図3に示した本発明の第3の実施形態の排気浄化リアクター30のメッシュ状電極33及び34、絶縁体又は空間32、並びに電源38は、本発明の第1の実施形態に関して示したようなものでよい。
【0043】
本発明の第4の実施形態について図4を用いて説明する。ここで図4(a)は本発明の第4の実施形態の排気浄化リアクター40の断面図であり、図4(b)はこの排気浄化リアクター40を、矢印46で示す排気流れ上流側から見た正面図である。
【0044】
図4において、排気浄化用リアクター40の排気流れ上流側に配置されたメッシュ状電極44及び45は、排気流れ下流側のメッシュ状電極43と対になるようにして、電源48を介して電気的に接続されている。この排気流れ上流側のメッシュ状電極44及び45は、絶縁性ハニカム構造体のような絶縁体又は空間42を介して排気下流側のメッシュ状電極43と対面している。ここで排気流れ上流側の電極の半径方向内側のメッシュ状電極45は、半径方向外側のメッシュ状電極44と比べてメッシュ数が大きい、すなわちメッシュの目が比較的細かい。この排気浄化用リアクター40を流通する排気は、矢印46で示す方向で、メッシュ状電極44及び45、絶縁体又は空間42、そしてメッシュ状電極43を通る。
【0045】
この排気浄化用リアクター40の使用においては、電源48を作用させることにより、排気流れ上流側のメッシュ状電極44及び45と、排気流れ下流側のメッシュ状電極43との間に放電を起こさせ、プラズマを発生させる。ここでは電極45は電極44と比較してメッシュ数が大きく、従って電極として作用する有効表面積が大きいので、電極45に対応する電極の中央部分では放電プラズマの密度が大きくなる。
【0046】
この図4に示した本発明の第4の実施形態の排気浄化リアクターのメッシュ状電極43〜45、絶縁体又は空間42、並びに電源48は、図1の実施形態に関して示したようなものでよい。
【0047】
ここまでで本発明を図に示した実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、これらは本発明の排気浄化用リアクターの概略を示す図であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。よって第1〜第4の実施形態では、排気流れ上流側の電極のみを本発明に基づいて変更してきたが、当然に排気流れ下流側の電極、又は排気流れ上流側及び下流側の両方の電極を、本発明に基づいて変更することができる。またこれら第1〜第4の実施形態の電極を組み合わせることも当然に本発明の範囲内である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、浄化すべき物質を含有する流体を効率的に浄化する排気浄化リアクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図2】本発明の第2の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図3】本発明の第3の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図4】本発明の第4の実施態様を表す断面図及び正面図である。
【図5】従来の排気浄化用リアクターを表す断面図及び正面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50…排気浄化用リアクター
12,22,32,42,52…絶縁体又は空間
13,23,33,43,53…排気下流側電極
14,15,24,34,44,45,54…排気上流側電極
16,26,36,46,56…排気流れ方向
18,19,28,38,48,58…電源
Claims (7)
- 排気流路中に一対の電極を配置してなる排気浄化用リアクターであって、これら一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が、部分的に異なるようにされていることを特徴とする、排気浄化用リアクター。
- 前記一対の電極の間の放電によって生じるプラズマの密度が、これらの電極の半径方向内側部分において大きくなるようにされている、請求項1に記載の排気浄化用リアクター。
- 前記一対の電極の間の距離が部分的に異なっている、請求項1又は2に記載の排気浄化用リアクター。
- 前記一対の電極の少なくとも一方が、少なくとも2つの部分に分割されており、これらの分割された部分のうちの1つが、他の部分と異なる電位を有するようにされている、請求項1〜3のいずれかに記載の排気浄化用リアクター。
- 前記一対の電極の少なくとも一方が針状電極群であり、この針状電極群の針状電極の長さが部分的に異なっている、請求項1〜4のいずれかに記載の排気浄化用リアクター。
- 前記一対の電極の少なくとも一方がメッシュ状電極であり、このメッシュ状電極が湾曲している、請求項1〜5のいずれかに記載の排気浄化用リアクター。
- 前記一対の電極の少なくとも一方がメッシュ状電極であり、このメッシュ状電極のメッシュ数が部分的に異なっている、請求項1〜6のいずれかに記載の排気浄化用リアクター。
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2003
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