JP2004342756A - 電子部品のはんだ付け装置 - Google Patents

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JP2004342756A JP2003136109A JP2003136109A JP2004342756A JP 2004342756 A JP2004342756 A JP 2004342756A JP 2003136109 A JP2003136109 A JP 2003136109A JP 2003136109 A JP2003136109 A JP 2003136109A JP 2004342756 A JP2004342756 A JP 2004342756A
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Tsuneji Marusaki
恒司 丸崎
Koki Kitaoka
幸喜 北岡
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Abstract

【課題】基板に実装される各電子部品の間の間隔が狭い場合であっても、実装された電子部品の取外しを確実に行うことができるはんだ付け装置を提供する。
【解決手段】チップ部品40を第2方向Xに挟持する各ヒータチップ23,24が、挟持部43,44からその厚み方向に突出する補強部45,46をそれぞれ有する。可動側ヒータチップ23の補強部45と固定側ヒータチップ24の補強部46とは第3方向Yに、チップ部品40よりも大きな間隔をあけて配置される。これによって挟持片の強度を向上して挟持片の変形および破損を防止したうえで、チップ部品40の挟持を阻害することなく、チップ部品40を確実に挟持して、基板から取外すことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に実装される電子部品を取外しまたは基板に電子部品を実装するために用いられるはんだ付け装置に関し、特にリード線を有しないチップ部品の取外しまたは実装する場合に好適に用いられるはんだ付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の技術のはんだ付け装置1を示す正面図である。はんだ付け装置1は、はんだによって基板に接続された電子部品を基板から取外す際に主に用いられる。はんだ付け装置1は、2本のはんだごて2,3が機械的に結合し、一方のはんだごて2が他方のはんだごて3に対して相互に近接および離反する方向11に変位可能に設けられる。各はんだごて2,3のこて先となるヒータチップ4,5は、各はんだごて2,3とともに変位する。電子部品は、各ヒータチップ4,5によって挟持される(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
図9は、従来の技術のはんだ付け装置1の動作を説明するための拡大図である。基板に実装される電子部品6a,6bは、その両端部9,10がはんだによって基板と接続されている。電子部品6a,6bの両側には、はんだから成るはんだ接合部7,8がそれぞれ設けられる。
【0004】
従来の技術では、電子部品6aを基板から取外す場合には、まず、一対のヒータチップ4,5を、取外すべき電子部品6aの両側の各はんだ接合部7,8に当接させる。はんだ接合部7,8は、ヒータチップ4,5から熱が与えられて溶融する。この状態から、各ヒータチップ4,5を相互に近接する方向11aにさらに押付ける。これによってヒータチップ4,5は、電子部品6aの両端部9,10を協働して挟持する。各ヒータチップ4,5によって電子部品6aを挟持した状態で、はんだ付け装置1を基板から離反することで、電子部品6aを基板から取外すことができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−116835号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、電子部品の高密度化の要請が高まっており、基板に実装されて隣接する電子部品6a,6bの間の間隔12は、ますます狭くなる傾向にある。たとえば、隣接する電子部品6a,6bの間の間隔12は、最狭間隔で0.15mm程度である。この場合、隣接する電子部品6a,6bの間にヒータチップ4,5を挿入して電子部品6aを挟持するためには、各ヒータチップ4,5の厚み寸法13を0.15mmより小さくする必要があり、ヒータチップ4,5の厚み寸法が極めて薄くなる。ヒータチップ4,5の厚み寸法13が極めて薄い場合は、電子部品6aを挟持するために与えられる外力に耐えられず、ヒータチップ4,5が変形および破損してしまい、電子部品6aを基板から取外すことができないおそれがある。
【0007】
また、特許文献1に記載されるはんだ付け装置では、各ヒータチップ4,5の先端部が互いに近接する方向に屈曲する。この場合、隣接する電子部品6bに接触せずに、取外すべき電子部品6aに接触するためには、ヒータチップ4,5の屈曲する部分の長さを、電子部品6a,6bの間の間隔12よりも短くする必要がある。これによって必然的にヒータチップ4,5の厚み寸法は、先端部が屈曲しない場合に比べて小さくなってしまい、ヒータチップ4,5の変形および破損がさらに生じやすくなるという問題がある。
【0008】
以上のように従来の技術では、電子部品の高密度化にともなって、ヒータチップ4,5の厚み寸法を小さくすると、ヒータチップ4,5による電子部品の挟持が十分に行うことができず、電子部品6aを基板から確実に取外すことができない。同様に、基板に電子部品を実装する場合であっても、電子部品を基板に確実に実装することができない。
【0009】
したがって本発明は、基板に実装される各電子部品の間の間隔が狭い場合であっても、実装された電子部品の取外しおよび電子部品の実装を確実に行うことができるはんだ付け装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基板に実装される電子部品を取外しまたは基板に電子部品を実装するために用いられるはんだ付け装置であって、
相互に近接および離反変位自在に設けられる一対の保持部材と、
各保持部材にそれぞれ保持され、各保持部材から第1方向に延び、電子部品を第1方向と直交する第2方向に挟持するための一対の挟持片であり、電子部品を挟持する板状の挟持部と、挟持部と一体に形成されて挟持部からその厚み方向に突出する補強部とをそれぞれ有し、一方の挟持片の補強部と他方の挟持片の補強部とは第1および第2方向と直交する第3方向に、電子部品よりも大きな間隔をあけて配置される一対の挟持片と、
各挟持片を加熱する加熱手段とを含むことを特徴とするはんだ付け装置である。
【0011】
本発明に従えば、一対の保持部材を互いに近接する方向に移動させることによって、各挟持片を電子部品の両端部にそれぞれ押付けて、各挟持片によって電子部品を挟持する。また各挟持片を加熱することで、電子部品の両側に設けられるはんだを溶融することができる。このように電子部品の挟持と、はんだの溶融とを同時に1つの装置で行うことができる。
【0012】
また、挟持部から厚み方向に突出する補強部を有することによって、補強部がリブの役割を担い、挟持片の強度を向上することができる。補強部は、挟持片が第2方向に電子部品を挟持した状態で、第3方向に電子部品よりも大きな間隔をあけて配置されるので、挟持部の厚さ寸法を、実装される各電子部品の間の寸法に近づけることができる。
【0013】
このような補強部が設けられて挟持片の強度を向上することで、各挟持片の変形および破損を防止することができる。これによって電子部品を挟持した状態で移動させるにあたって、大きな外力を挟持片に与えることができ、挟持片の変形および破損を防止して、電子部品を確実に挟持することができる。
【0014】
また本発明は、各挟持片は、電子部品を第3方向に支持した状態で、第2方向に挟持することを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、第3方向に電子部品を支持することによって、はんだ付け装置が移動または振動したとしても、挟持する電子部品がはんだ付け装置から落下することを防止することができ、さらに確実に電子部品を挟持することができる。
【0016】
また本発明は、各挟持片は、電子部品の外周部の形状に対応する形状であることを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、挟持片が、挟持する電子部品の外周部の形状に対応する形状であるので、電子部品の挟持不良を防止することができる。たとえば、電子部品の外周部の形状に倣った当接面を有することによって、挟持片が電子部品と接触する接触面の面積を増やして、挟持片の破損を防止するとともに確実に電子部品を挟持することができる。また効率的にはんだを溶融することができる。
【0018】
また本発明は、各挟持片は、第1方向に垂直な断面形状が略L字状に形成されることを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、電子部品が直方体状に形成される場合、挟持片の断面形状が略L字状に形成されることによって、挟持片を第2方向だけでなく、第3方向にも電子部品に当接させることができる。たとえば電子部品の4つの側面に挟持片を当接させることができる。これによって挟持片が電子部品と接触する接触面の面積を増やすことができ、挟持片の変形および破損を防止するとともに確実に電子部品を挟持することができる。また接触面積を増やすことで効率的にはんだを溶融することができる。
【0020】
また本発明は、各挟持片には、電子部品を挟持した状態で、電子部品の角部が嵌まり込む凹所が形成され、凹所に臨む表面が電子部品から退避していることを特徴とする。
【0021】
従来の技術のはんだ付け装置では、挟持片の挟持状態によっては、挟持片が電子部品の側面に面接触せずに、角部で集中的に接触する場合がある。この場合には、角部に与えられる力が大きくなり角部が破損するおそれがある。しかし、本発明では、各挟持片によって挟持された電子部品の角部は、凹所に嵌り込み、角部と挟持片とが接触することが防止される。これによって角部に大きな力が与えられることを防止して、角部を保護した状態で挟持することができる。これによって電子部品取外し時および実装時に、大きな力で電子部品を挟持しても、角部が破損することを防止することができる。
【0022】
また本発明は、各挟持片は、第1方向に垂直な断面形状が略円弧状に形成されることを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、電子部品の両端部の外周部の形状が円弧状に形成される場合、挟持片の断面形状が略円弧状に形成されることによって、電子部品の外周部と挟持片とが接触する面積を増やして電子部品を挟持することができる。これによって、挟持片の変形および破損を防止して確実に電子部品を挟持することができる。また接触面積を増やすことで、効率的にはんだを溶融することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態であるはんだ付け装置20を拡大して示す斜視図であり、図2は、はんだ付け装置20を示す正面図である。はんだ付け装置20は、基板に実装された電子部品を手動で取外すために用いられる。または、はんだ付け装置20は、電子部品を基板に手動で実装するために用いられる。
【0025】
はんだ付け装置20は、一対のヒータチップ23,24によって電子部品を挟持して移動するとともに、挟持した電子部品の両端部を加熱する。電子部品は、たとえば、リード線を有しない小型部品であって、いわゆるチップ部品40である。チップ部品40は、基板に設けられる電極とチップ部品40に設けられる電極とがはんだによって電気的に直接接続されて、基板に実装される。チップ部品40は、チップ抵抗およびコンデンサなどであって、一辺の長さが0.2〜3mm程度の直方体形状に形成される。
【0026】
はんだ付け装置20は、一対のはんだごて21,22を機械的に結合し、相互に近接および離反可能に形成される。はんだ付け装置20は、可動側はんだごて21と、固定側はんだごて22と、各はんだごて21,22を支持する支持部材30と、各はんだごて21,22を相互に連結するばね力発生手段であるコイルばね31と、電源コード32とを含む。
【0027】
各はんだごて21,22は、棒状に形成されるはんだごて本体41,42と、こて本体41,42の先端部41a,42aからその軸線方向に突出するヒータチップ23,24と、こて本体41,42に接続されてヒータチップ23,24を加熱する加熱手段であるヒータ25,26と、こて本体41,42の外周部に設けられ、作業者がはんだごて21,22を掴むための把持部27,28とがそれぞれ設けられる。
【0028】
各こて本体41,42は、各ヒータチップ23,24をそれぞれ保持する保持部材となる。また、各ヒータチップ23,24は、チップ部品40を挟持するための挟持片となる。なお、はんだごて本体41,42を、こて本体41,42と記載する場合がある。また可動側はんだごて21の有する各構成を可動側と記載し、固定側はんだごて22の有する各構成を固定側と記載する場合がある。
【0029】
支持部材30は、各はんだごて21,22の軸線方向一端部である基端部21a,22aを支持する。支持部材30は、可動側はんだごて21を、その基端部21aまわりに角変位可能に支持する。また支持部材30は、固定側はんだごて22の基端部22aを一体的に固定支持する。可動側はんだごて21が角変位することで、各はんだごて21,22の軸線方向他方側に設けられる各ヒータチップ23,24は、互いに近接および離反する方向35に変位する。作業者から外力が与えられない自然状態では、各はんだごて21,22の軸線は、平行または略平行に配置される。
【0030】
各ヒータ25,26は、把持部27,28よりも、こて本体41,42の軸線方向他方側に設けられる。ヒータ25,26は、電熱線を有し、その電熱線に電流が流れることによって発熱する。ヒータ25,26は、ヒータチップ23,24と熱伝達可能に接続される。したがって発熱したヒータ25,26は、その熱をヒータチップ23,24に与える。
【0031】
把持部27,28は、ヒータ25,26よりも、こて本体41,42の軸線方向一方側に設けられる。また把持部27,28とヒータ25,26との間には、断熱部33,34が設けられ、ヒータ25,26の熱が把持部27,28に伝わることが防がれる。断熱部33,34は、円筒状の断熱パイプであり、電源コード32が挿通する。
【0032】
コイルばね31は、圧縮コイルばねであって、両端部が各はんだごて21,22と連結される。自然状態から近接させる外力が各はんだごて本体41,42に与えられた場合、コイルばね31は、各はんだごて21,22を互いに離反する方向にばね力を与える。
【0033】
電源コード32は、各はんだごて21,22のヒータ25,26を加熱するための電力を電源から供給する電源供給手段である。電源コード32は、支持部材30を挿通し、2つに分岐する。分岐したコードの一方は、可動側こて本体41を挿通して可動側ヒータ25に接続される。また分岐したコードの他方は、固定側こて本体42を挿通して固定側ヒータ26に接続される。
【0034】
作業者が各はんだごて21,22の把持部27,38を把持し、可動側はんだごて21をコイルばね31のばね力に抗して、固定側はんだごて21に向かって角変位させることで各ヒータチップ23,24を互いに近接させることができる。また作業者が、ばね力に抗した外力を解除することによって、コイルばね31の復元力によって、自然状態に復元する。自然状態では、各ヒータチップ23,24の間隔は、予め定められる距離に設定される。
【0035】
各こて本体41,42は、その軸線方向まわりに角変位自在に各ヒータチップ23,24を保持する。また各こて本体41,42には、調整手段60,61がそれぞれ設けられる。調整手段60,61は、こて本体41,42に対する各ヒータチップ23,24の角変位を許容する許容状態と、こて本体41,42に対する各ヒータチップ23,24の角変位を阻止する固定状態とを切り換える手段である。
【0036】
図3は、可動側把持部27と可動側断熱部33とを拡大して示す分解斜視図である。調整部材60に関する可動側こて本体41について説明し、同様の構成を有する固定側こて本体42についての説明は省略する。
【0037】
可動側こて本体41は、把持部27と一体に形成される基礎部分62と、ヒータチップ23と一体に形成される角変位部分63とが形成される。基礎部分62および角変位部分63は、可動側はんだごて21の軸線方向に延びて、同軸に形成される。角変位部分63は、可動側断熱部33およびヒータ25を含む。
【0038】
基礎部分62は、角変位部分63が嵌め込まれる嵌合孔64が形成される。嵌合孔64は、可動側はんだごて21の軸線方向に延びる。角変位部分63は、嵌合孔64に嵌り込む嵌合部が形成される。本実施の形態では、嵌合部は、断熱部33が兼用する。したがって断熱部33が嵌合孔64に嵌合する。断熱部33の外周径は、嵌合孔64の内周径よりも小さい。これによって基礎部分62に嵌合した角変位部分63は、可動側はんだごて21の軸線まわりに角変位可能である。
【0039】
基礎部分62は、可動側はんだごて21の軸線方向に交差する方向に延び、嵌合孔64に連通するねじ貫通孔69が形成される。ねじ貫通孔69に臨む貫通部65は、内ねじが形成される。貫通部65には、外ねじが形成されるねじ部材66が螺着する。
【0040】
ねじ部材66は、貫通部65を螺進および螺退可能に形成される。ねじ部材66が貫通部65を螺進することによって、ねじ部材66が嵌合孔64に嵌合された断熱部33に当接して、断熱部33を係止する。これによって角変位部分63がまわり止めされる。またねじ部材65が貫通部65を螺退することによって断熱部33との当接状態が解除されて、角変位部分63の角変位を許容する。このように嵌合部となる断熱部33、貫通部65およびねじ部材65とを含んで可動側調整手段60となる。固定側こて本体42には、上記と同様の基礎部分67および角変位部分68を含む固定側調整手段61が設けられる。
【0041】
ねじ部材63を貫通部65から螺退させて角変位部分63を角変位許容状態にして、各ヒータチップ23,24をそれぞれのはんだごて21,22の軸線まわりに角変位させて、挟持するチップ部品40に応じてその角度位置を調整する。調整後にねじ部材63を貫通部65に螺進させて角変位阻止状態に保ち、チップ部品40の取外しまたは実装動作が行われる。
【0042】
図1に示すように、固定側はんだごて21の軸線方向に沿って延びる方向を第1方向Zとし、固定側ヒータチップ24に対して、可動側ヒータチップ23が変位する方向であって、第1方向Zに直交する方向を第2方向Xとし、第1方向Zおよび第2方向Xに直交する方向を第3方向Yとした場合、各ヒータチップ23,24は、こて本体40,41から第1方向Zに延びる。各ヒータチップ23,24は、互いに近接することで第2方向Xの間隔が狭まる。各ヒータチップ23,24は、それらの間に配置されるチップ部品40を第2方向Xに挟持するための一対の挟持片となる。
【0043】
各ヒータチップ23,24は、チップ部品40を挟持する挟持部43,44と、挟持部43,44と一体に形成されて挟持部43,44からその厚み方向であって、第2方向Xに突出する補強部45,46とをそれぞれ有する。本実施の形態では、各ヒータチップ23,24は、第1方向Zに垂直な断面形状が略L字状にそれぞれ形成される。すなわち、第1方向Zに垂直な断面形状において、挟持部43,44は第3方向Yに延び、補強部45,46は第2方向Xに延びる。
【0044】
可動側ヒータチップ23は、固定側ヒータチップ24に対して、第3方向Yにずれた位置に設けられて、可動側ヒータチップ23の補強部24と固定側ヒータチップ24の補強部46とは、挟持されるチップ部品40の第3方向寸法D1とほぼ同じ間隔をあけて配置される。
【0045】
本実施の形態では、可動側ヒータチップ23の補強部45と固定側ヒータチップ24の補強部46とは、互いに向かい合う。具体的には、可動側ヒータチップ23の補強部45は、固定側ヒータチップ24に向かって第2方向Xに延びる。また、固定側ヒータチップ24の補強部46は、可動側ヒータチップ23に向かって第2方向Xに延びる。さらに、可動側ヒータチップ23と固定側ヒータチップ24との断面形状は、可動側ヒータチップ23と固定側ヒータチップ24を結ぶ直線の中心点Pに関して、点対称に形成される。また、各ヒータチップ23,24の挟持部43,44の第2方向X寸法となる厚さ寸法D2,D3は、基板に実装されて隣接するチップ部品の間の間隔よりも小さく形成される。また、チップ部品40を挟持した状態で、固定側ヒータチップ23と可動側ヒータチップ24とが接触することがない。
【0046】
各ヒータチップ23,24が協働して直方体形状のチップ部品40を挟持した状態では、可動側ヒータチップ23の挟持部43は、チップ部品40の第2方向X一方側の面40aの一部に当接し、固定側ヒータチップ24の挟持部44は、チップ部品40の第2方向X他方側の面40bの一部に当接する。さらに可動側ヒータチップ43の補強部45は、チップ部品40の第3方向一方側の面40cの一部に当接し、固定側ヒータチップ24の補強部46は、チップ部品40の第3方向他方側の面40dの一部に当接する。
【0047】
このように各ヒータチップ23,24は、チップ部品40を挟持した状態で、チップ部品40の第2方向X両側の2つの各面40a,40bを挟持し、さらに第3方向Y両側の2つの面40c,40dを支持することができる位置関係となっている。
【0048】
言換えると、チップ部品40の一対角線Lに並ぶ2つの角部40e,40fのうち一方の角部40eが有する2つの面40a,40cを可動側ヒータチップ23が当接する。またチップ部品40の一対角線Lに並ぶ2つの角部40e,40fのうち他方の角部40fが有する2つの面40b,40dを固定側ヒータチップ24が当接する。このように各ヒータチップ23,24が、チップ部品40の4つの側面40a,40b,40c,40dに接することで、チップ部品40を確実に挟持することができ、チップ部品40の挟持不良を防止することができる。
【0049】
また可動側ヒータチップ23の挟持部43および固定用ヒータチップの挟持部44のY方向の長さD11,D12は、それぞれチップ部品40の当接する面40a、40bのY方向の辺の長さD1より短く、また可動側ヒータチップ23の補強部45および固定用ヒータチップの補強部46のX方向の長さD13,D14は、それぞれチップ部品40に当接する面40c、40dのX方向の辺の長さD10より短い。ここでチップ部品の寸法は、現有の最小チップ部品サイズに設定される。たとえば可動側ヒータチップ23の挟持部43および固定用ヒータチップの挟持部44のY方向の長さD11,D12は0.4mm程度、可動側ヒータチップ23の補強部45および固定用ヒータチップの補強部46のX方向の長さD13,D14は0.2mm程度とする。
【0050】
これによって、設定される最小チップ部品以上のいずれのサイズのチップ部品に対しても、2つの面40a,40cを可動側ヒータチップ23に当接させる、またチップ部品40の一対角線Lに並ぶ2つの角部40e,40fのうち他方の角部40fが有する2つの面40b,40dを固定側ヒータチップ24に当接させることが可能となる。
【0051】
ヒータチップ23,24は、たとえば、モリブデンまたはタングステンなどから成る耐熱部材から成る。たとえば、平板状に形成される耐熱部材が曲げ加工によって、折り曲げられることによって、挟持部43,44および補強部45,46を有して、断面がL字状のヒータチップ23,24を形成することができる。
【0052】
図4は、ヒータチップ23,24の角度調整を説明するための図である。ヒータチップ23,24は、Z方向に垂直な平面において、予め定められる移動線300に沿って互いに近接および離反する方向に移動可能である。この方向は、一対のはんだごて21,22が近接および離反する方向と等しい。この移動線300にチップ部品40,340の一対角線Lが一致するように、はんだ付け装置20が配置される状態で、チップ部品40の当接面40a,40b,40c,40dに沿うようにヒータチップ23,24を角変位置が調整される。
【0053】
対応するチップ部品40と寸法が異なるチップ部品240を挟持する場合には、その寸法が異なるチップ部品240の当接面に沿うように再びヒータチップ23,24の角度位置を調整することができる。たとえば正方形のチップ部品240の場合のヒータチップ23,24の角度位置を図4に破線で示す。
【0054】
またヒートチップ22,23が現有する最小のチップ部品340でも挟持可能な寸法に形成される。これによって寸法にかかわらずにチップ部品を挟持することができる。
【0055】
図5は、はんだ付け装置20を用いて、基板からチップ部品40を取外した状態を示す斜視図である。基板に実装されるチップ部品40,49の両側には、はんだから成るはんだ接合47,48がそれぞれ設けられる。はんだ接合部47,48は、チップ部品40の両端部に設けられる各電極と基板の電極とを電気的に接続する。またチップ部品40は、はんだ接合部47,48によって、基板に接着されている。
【0056】
基板に実装されたチップ部品40を基板から取外す場合、はんだ付け装置20が取外すべきチップ部品40に向かって移動されるとともに、各ヒータチップ23,24がヒータ25,26によって加熱される。はんだ付け装置20は、チップ部品40の両側に設けられる各はんだ接合部47,48が並ぶ方向に、その第2方向Xが沿って延びるように変位移動される。
【0057】
各ヒータチップ23,24は、各はんだ接合部47,48にそれぞれ当接する。各ヒータチップ23,24は、当接する各はんだ接合部47,48に熱を与えて、はんだ接合部47,48を構成するはんだを溶融する。はんだ接合部47,48が溶融することによって基板とチップ部品40との接着状態が緩まる。この状態で、各ヒータチップ23,24を相互に近接させることによって、各挟持部43,44でチップ部品40の第2方向X両端部を挟持する。このとき、各補強部45,46がチップ部品40の第3方向両端面40c,40dにそれぞれ当接し、チップ部品40を第3方向Yに支持することができる。
【0058】
この後、図5に示すように、チップ部品40を挟持した状態を保って、はんだ付け装置20を基板から離反させる。これによってはんだ付け装置20とともにチップ部品40を基板から取外すことができる。このように、はんだ付け装置20は、はんだの溶融と、チップ部品40の挟持移動とをほぼ同時に1つの装置で行うことができ、チップ部品40の取外しを容易に行うことができる。
【0059】
さらにコイルばね31によって、チップ部品40の挟持および挟持解除を容易に実現することができ、利便性を向上することができる。また自然状態において、予め定める距離に一対のはんだごて本体41,42の間隔を保つことができ、一対のはんだごて本体41,42が不所望に変位することを防止して、安全性を向上することができる。また断熱部33,34によってヒータ25,26から熱が伝わることが防がれる把持部27,28が設けられることによって、はんだ付け装置20を手動で操作することができる。
【0060】
取外すべきチップ部品40と隣接するチップ部品49との実装間隔D4が狭い場合であっても、第2方向Xの挟持部44,45の厚さ寸法D2,D3が、実装間隔D4より短い。これによってヒータチップ23,24が、隣接するチップ部品49に設けられるはんだに接触することなく、取外すべきチップ部品40を取外すことができる。
【0061】
また挟持部44,45から厚み方向に突出する補強部45,46を有することによって、ヒータチップ45,46の強度を向上することができる。具体的には、各補強部45,46がリブの役割を担い、ヒータチップ45,46が第2方向Xに外力を受けても変形および破損することを防止することができる。これによって、チップ部品40を挟持するために第2方向Xに大きい力で押付けた場合であっても、ヒータチップ45,46が変形および破損することを防止して、チップ部品40を確実に挟持して移動させることができる。
【0062】
補強部45,46は、ヒータチップ23,24が第2方向Xにチップ部品40を挟持した状態で、第3方向Yにチップ部品40よりも大きな間隔をあけて配置されるので、ヒータチップ23,24がチップ部品40を挟持した状態で、補強部45,46がチップ部品40の挟持を阻害することがない。また、実装されて隣接するチップ部品40の間の実装間隔D4に、挟持部43,44の厚さ寸D2,D3法を可及的に近づけることができる。補強部45,46を設けたことにかかわらず挟持部43,44の厚みが薄くなることがない。
【0063】
またチップ部品40は、ヒータチップ45,46に挟持された状態で、チップ部品40の第3方向Yの両面40c,40dが、各補強部45,46に当接する。このように補強部45,46とチップ部品40とが当接することで、チップ部品40が第3方向Yにスライドすることを防止することができる。これによってはんだ付け装置20がチップ部品40を保持した状態で、移動および振動したとしても、チップ部品40がはんだ付け装置20から落下することを防止することができる。
【0064】
また、チップ部品40を基板に実装する場合であっても、同様の効果を得ることができる。一対のこて本体42,42を移動させてチップ部品40の両端部をそれぞれヒータチップ23,24によって挟持した状態で、チップ部品40をヒータチップ23,24とともに移動させて、基板の予め定められる位置に配置する。次に、各ヒータチップ23,24によって加熱されたチップ部品40の両端部にそれぞれはんだを供給する。供給されたはんだは、溶融してチップ部品40と基板とを電気的に接続するとともに、チップ部品40を基板に接着する。
【0065】
上述したチップ部品40の取外しと同様に、チップ部品40の挟持移動と、はんだの溶融とをほぼ同時に1つの装置で行うことができ、チップ部品40の実装を容易に行うことができる。また、補強部45,46を有することによってヒータチップ23,24が変形および破損することを防止して、チップ部品40を確実に挟持して基板に実装することができる。
【0066】
以上のように本発明のはんだ付け装置20を用いることによって、基板に実装される電子部品がさらに高集積化して、実装される電子部品の間の間隔がさらに狭くなったとしても、手作業による電子部品の取外しおよび取り付けを行うことができ、電子部品を含む電気製品の組立およびリペアを容易に行うことができる。
【0067】
図6は、本発明の他の実施の形態であるはんだ付け装置120のヒータチップ123,124の断面形状を示す断面図である。他の実施の形態であるはんだ付け装置120は、図1および図2に示すはんだ付け装置20に対してヒータチップ123,124の断面形状が異なり、他の構成については同一である。同一の構成については、説明を省略する。
【0068】
各ヒータチップ123,124は、チップ部品40を挟持する挟持部143,144と、挟持部143,144と一体に形成されて挟持部143,144からその厚み方向であって、第2方向Xに突出する補強部145,146とをそれぞれ有する。各挟持部143,144および各補強部145,146は、図1に示す挟持部43,44および補強部45,46の形状と類似しており、各ヒータチップ123,124がチップ部品40を挟持した状態で、チップ部品40の一対角線Lに並ぶ2つの角部40e,40fが嵌まり込む凹所121,122が形成され、凹所121,122に臨む表面124,125がチップ部品40から退避する。たとえば凹所121,122は、挟持部143,144と補強部145,146のなす角部147,148のチップ部品40に臨む内側部分をくり抜くように設けられている。
【0069】
角部147,148に設けられた凹所121,122は、その周方向一端部が挟持部143,144に連なり、その周方向他端部が補強部145,146に連なる。凹所121,122は挟持部143,144および補強部145,146の厚さD5,D6を超えない程度に形成される。また凹所121,122はヒータチップ123,124の強度が低下しない程度に形成される。
【0070】
はんだ付け装置120は、補強部145,146を有することによって、図1に示すはんだ付け装置20と同様の効果を得ることができる。さらに、角部147,148に凹所121,122が形成されることによって、各ヒータチップ123,124によって挟持されたチップ部品40の角部40e,40fは、凹所121,122に嵌り込み、角部40e,40fとヒータチップ123,124とが接触することが防止される。これによって、チップ部品40の破損しやすい角部40e,40fを保護した状態で挟持することができ、チップ部品40の取外し時および実装時にチップ部品40の角部40e,40fが破損することを防止することができる。
【0071】
図7は、本発明のさらに他の実施の形態であるはんだ付け装置220のヒータチップ223,224の断面形状を示す断面図である。さらに他の実施の形態であるはんだ付け装置220は、図1および図2に示すはんだ付け装置20に対してヒータチップ223,224の断面形状が異なり、他の構成については同一である。同一の構成については、説明を省略する。
【0072】
各ヒータチップ223,224は、チップ部品40を挟持する挟持部243,244と、挟持部243,244と一体に形成されて挟持部243,244からその厚み方向であって、第2方向Xに突出する補強部245,246とをそれぞれ有する。各挟持部243,244および各補強部245,246は、一体に形成され、ヒータチップ223,224は、第1方向Zに垂直な断面形状が略円弧状に形成される。
【0073】
はんだ付け装置120は、補強部145,146を有することによって、図1に示すはんだ付け装置20と同様の効果を得ることができる。さらに、はんだ付けされる電子部品140の外周部141の形状が円弧状に形成される場合、はんだ付け装置220のように、ヒータチップ223,224の断面形状が略円弧状に形成されることによって、ヒータチップ223,224とはんだ付けされる電子部品140とが接触する面積を増やして、電子部品140を挟持することができる。これによってヒータチップ223,224の変形および破損を防止して確実に電子部品140を挟持することができる。また接触面積を増やすことによって、電子部品の両側に設けられたはんだを効率よく加熱することができ、短時間ではんだを溶融することができる。
【0074】
上述した構成は、本発明の例示に過ぎず、発明の範囲内で構成を変更することができる。たとえば、基板から取外しおよび基板に実装する電子部品は、チップ部品としたが、電子部品の両端部が加熱されてはんだ付けされる電子部品であれば、チップ部品に限らず他の電子部品であってもよい。また作業者が操作するはんだ付け装置を示したが、作業者以外に各種ロボットに設けられてもよい。
【0075】
また各ヒータチップの形状は、上述した形状に限定せず、電子部品の外周部の形状に対応する形状であれば、他の形状であってもよい。たとえば電子部品の外周部の形状に倣うように、挟持部および補強部の当接面の形状が決定されてもよい。これによって、ヒータチップと電子部品との当接する面積を増やして、より確実に電子部品を挟持することができる。また、電子部品のはんだが設けられる位置にヒータチップが当接するように、挟持部および補強部の長さおよび形状を決定してもよく、チップ部品の電極数および電極位置は限定しない。
【0076】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、はんだの溶融と、電子部品の挟持移動とを同時に1つの装置で行うことができ、電子部品の基板からの取外しおよび基板への実装を容易に行うことができる。
【0077】
さらに、隣接する電子部品の間の部品間長さが短く、挟持部の厚さが薄くなる場合であっても、電子部品を挟持した状態で移動させるにあたって、大きな外力を各挟持片に与えることができる。これによって挟持片の変形および破損を防止して、電子部品を確実に挟持することができ、電子部品の取外し不良および実装不良を低減して、生産効率を向上することができる。またはんだ付け装置が手動で動作されて、各挟持片に与えられる外力および移動速度などがばらつく場合であっても、挟持片の強度を向上することで、破損を防止して電子部品の取外しおよび実装を容易に行うことができる。
【0078】
また本発明によれば、電子部品を第2方向に挟持するとともに、第3方向に支持することによって、はんだ付け装置が移動または振動したとしても、挟持する電子部品がはんだ付け装置から落ちることを防止することができる。これによって電子部品を高速で挟持移動させることができるとともに、さらに確実に電子部品を挟持することができる。
【0079】
また本発明によれば、挟持片は、挟持する電子部品の外周部の形状に対応する形状であるので、挟持片が電子部品と接触する接触面の面積を増して、挟持片の破損を防止するとともに確実に電子部品を挟持することができる。また効率的にはんだを溶融することができ、作業時間を短縮することができる。
【0080】
また本発明によれば、電子部品が直方体状に形成される場合、挟持片の断面形状が略L字状に形成されることによって、電子部品の4つの側面に挟持片を当接させて、第2方向および第3方向に挟持片を電子部品に当接することができる。これによって、挟持片が電子部品と接触する接触面の面積を増やすことができ、挟持片の破損を防止するとともに確実に電子部品を挟持することができる。また効率的にはんだを溶融することができ、作業時間を短縮することができる。
【0081】
また本発明によれば、各挟持片によって挟持された電子部品の角部は、凹所に嵌り込み、角部と挟持片とが接触することが防止される。これによって、破損しやすい角部を保護した状態で挟持することができ、電子部品取外し時および実装時に電子部品の角部が破損することを防止することができる。このように電子部品の角部が破損することを防止することができるので、取外し不良および実装不良をより確実に防止することができる。特に、手動で動作されて、はんだ付け装置の位置決め精度が低い場合であっても、電子部品の破損を好適に防止することができる。
【0082】
また本発明によれば、電子部品の両端部の外周部の形状が円弧状に形成される場合、挟持片の断面形状が略円弧状に形成されることによって、円弧状に形成される外周部と、挟持片とが接触する面積を増やすことができる。これによって、挟持片の破損を防止するとともに確実に電子部品を挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるはんだ付け装置20を拡大して示す斜視図である。
【図2】はんだ付け装置20を示す正面図である。
【図3】可動側把持部27と可動側断熱部33とを拡大して示す分解斜視図である。
【図4】ヒータチップ23,24の角度調整を説明するための図である。
【図5】はんだ付け装置20を用いて、基板からチップ部品を取外した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態であるはんだ付け装置120のヒータチップ123,124の断面形状を示す断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態であるはんだ付け装置220のヒータチップ223,224の断面形状を示す断面図である。
【図8】従来の技術のはんだ付け装置1を示す正面図である。
【図9】従来の技術のはんだ付け装置1の動作を説明するための拡大図である。
【符号の説明】
20,120,220 はんだ付け装置
21 可動側はんだごて
22 固定側はんだごて
23 可動側ヒータチップ
24 固定側ヒータチップ
25,26 ヒータ
27,28 把持部
30 支持部
31 ばね力発生手段
32 電源コード
40 チップ部品
41 可動側はんだごて本体
42 固定側はんだごて本体
43,44 挟持部
45,46 補強部
60,61 調整手段

Claims (6)

  1. 基板に実装される電子部品を取外しまたは基板に電子部品を実装するために用いられるはんだ付け装置であって、
    相互に近接および離反変位自在に設けられる一対の保持部材と、
    各保持部材にそれぞれ保持され、各保持部材から第1方向に延び、電子部品を第1方向と直交する第2方向に挟持するための一対の挟持片であり、電子部品を挟持する板状の挟持部と、挟持部と一体に形成されて挟持部からその厚み方向に突出する補強部とをそれぞれ有し、一方の挟持片の補強部と他方の挟持片の補強部とは第1および第2方向と直交する第3方向に、電子部品よりも大きな間隔をあけて配置される一対の挟持片と、
    各挟持片を加熱する加熱手段とを含むことを特徴とするはんだ付け装置。
  2. 各挟持片は、電子部品を第3方向に支持した状態で、第2方向に挟持することを特徴とする請求項1記載のはんだ付け装置。
  3. 各挟持片は、電子部品の外周部の形状に対応する形状であることを特徴とする1または2記載のはんだ付け装置。
  4. 各挟持片は、第1方向に垂直な断面形状が略L字状に形成されることを特徴とする請求項3記載のはんだ付け装置。
  5. 各挟持片には、電子部品を挟持した状態で、電子部品の角部が嵌まり込む凹所が形成され、凹所に臨む表面が電子部品から退避していることを特徴とする請求項4記載のはんだ付け装置。
  6. 各挟持片は、第1方向に垂直な断面形状が略円弧状に形成されることを特徴とする請求項4記載のはんだ付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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