JP5005382B2 - 電気部材の接続方法 - Google Patents

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本発明は、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit:FPC)、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)、リジッド基板(Rigid Printed Circuit:RPC)および金属製の接続端子などの電気部材の接続方法に関し、特に接続に関する各種の条件設定を容易にして接続作業時間を短縮しコスト削減を図ることができる電気部材の接続方法に関する。
従来より、自動車などに搭載されるFPC、FFC、RPCおよび接続端子などの電気部材を接続する接続方法として、例えば特許文献1に開示されている図9(a)に示すような抵抗溶接を用いた接続方法が知られている。ここで、抵抗溶接とは、例えば2つの金属面を溶接用電極によって接触させ、さらにこの溶接用電極により加圧して大電流を通電し、2つの金属面の接触部分を抵抗によるジュール熱で発熱させて溶融し接合するものである。
具体的には、上記特許文献1の接続方法では、まず端子補強板95、FPC90および接続端子94の順に重合して接続端子94の接合端部94aの上側から一対の溶接用電極98a,98bを当て、抵抗溶接に用いられる容量の大電流を電源101より通電する。この通電によって、接続端子94の接合端部94aとFPC90の配線92との接触面99aが熱エネルギーにより接合される。
そして、このとき、同時にFPC90の絶縁フィルム91の一部も発生した熱エネルギーによって溶融し、絶縁フィルム91と端子補強板95との接触面99bにおいて溶着部96が形成される。この形成された溶着部96が冷えることで凝固して接合部97が形成され、接続端子94、FPC90および端子補強板95が同時に接合される。
このように、特許文献1に開示されている接続方法によれば、接続端子94とFPC90との接合工程において同時に端子補強板95も接合することができるので、FPC90の端子において機械的強度が高く補強に関する作業工程数を削減して生産コストの上昇を抑えることができる構成となっている。
なお、上述した抵抗溶接を用いた接続方法では、一対の溶接用電極98a,98bと、接続端子94と、FPC90の配線92と、大電流を流す電源101との間に図9(b)に示すような等価回路100が形成されている。この等価回路100では、電源101から流される電流Iが、一対の溶接用電極98a,98b間における接続端子94の抵抗R3と、FPC90の配線92の抵抗R4との間でそれぞれ電流I1,I2に分流され、接続端子94とFPC90の配線92との間の抵抗R2の発熱によって溶接が施される構造となっている。
特開2002−25653号公報
しかしながら、上述したような特許文献1に記載されている抵抗溶接による接続方法では、安定した溶接を行うために電源101からの電流Iを適切に電流I1,I2に分流する必要があるため、例えばFPC90の配線92の厚さが非常に薄いことに合わせて接続端子94の接合端部94aの厚さを薄くしたり幅を狭くしたりして最適な状態で溶接が行えるように調整しなければならない。このため、接続端子94の端子設計や材料選定などが煩雑となりコストアップに繋がってしまうという問題があった。
また、上述したような抵抗溶接による接続方法では、一対の溶接用電極98a,98bによって電流Iを通電して溶接を行うため、接続端子94の接合端部94aに対して当接する電極が少なくとも2本必要となるとともに、安定した接触抵抗(抵抗R2)を得るためにこれらの溶接用電極98a,98bで接合端部94aを高い圧力で押圧しなければならない。このため、溶接装置における溶接用電極98a,98b周りの小型化や接続端子94の端子サイズの小型化などが図りにくく、最適な溶接に関する条件設定が複雑化するとともに機械的強度を向上させるための端子補強板95が必要で溶接した接続端子94などを収容するコネクタなどの小型化にも限界が生じるため、結果的にコスト削減が図りにくいという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、電気部材の接続に関する各種の条件設定を容易にして接続作業時間を短縮しコスト削減を図ることができる電気部材の接続方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電気部材の接続方法は、第1の電気部材の第1配線部と第2の電気部材の第2配線部とを当接して両配線部の接合部を設定する工程と、前記第1配線部に接地用電極を電気的に接続するとともに、前記第2配線部における接合部設定箇所に両配線部の当接方向に向かって1極の溶接用電極を当接して設置する工程と、前記溶接用電極によって前記接合部設定箇所を前記第2配線部側から押圧しつつ前記溶接用電極および前記接地用電極間に直流電流を印加して両配線部を前記接合部にて接合し前記第1および第2の電気部材を互いに接続する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る電気部材の接続方法は、上記のように構成されることにより、接合部設定箇所に当接される溶接用電極を1極のみとすることができるとともに、溶接用の電流を分流させることなく必要な容量だけ溶接用電極および接地用電極間に一括して通電することができる。このため、電気部材の接続に関する各種の条件設定を容易にして接続作業時間を短縮しコスト削減を図ることができるようになる。
前記第1の電気部材は、例えば複数の前記第1配線部を有するとともに、これら複数の前記第1配線部を互いに連結しつつ前記接地用電極が接続される接地用電極接続電極が形成された切断除去用の余長部を前記接合部設定箇所よりも端末側に有し、前記溶接用電極は、例えば複数の前記第1配線部とそれぞれ接合される前記第2配線部における前記接合部設定箇所の数に対応する数だけ用いられ、前記接地用電極を前記接地用電極接続電極に接続することにより、複数の前記第1配線部と電気的に接続し、前記余長部を前記第1および第2配線部を前記接合部にて接合した後に切断して除去する構成とされていてもよい。
また、前記第1の電気部材は、例えば複数の前記第1配線部を有するとともに、前記接合部設定箇所よりも端末側の端末部が複数の前記第1配線部が前記接合部設定箇所の反対側に位置するように外側となる状態で折り返されてなり、前記接地用電極は、例えば折り返された前記端末部の複数の前記第1配線部がそれぞれ載置される導電性を備えた平板状の溶接用治具に接続され、前記溶接用電極は、例えば複数の前記第1配線部とそれぞれ接合される前記第2配線部における前記接合部設定箇所の数に対応する数だけ用いられ、前記接地用電極を前記溶接用治具に接続することにより、複数の前記第1配線部と電気的に接続する構成とされていてもよい。
さらに、前記第1の電気部材は、例えば複数の前記第1配線部を有するとともに、これら複数の前記第1配線部を互いに連結しつつ前記接地用電極が接続される接地用電極接続電極が形成された端末部を前記接合部設定箇所よりも端末側に有し、該端末部が前記接地用電極接続電極を前記接合部設定箇所の反対側に位置するように複数の前記第1配線部が外側となる状態で折り返されてなり、前記接地用電極は、例えば折り返された前記端末部の前記接地用電極接続電極が載置される導電性を備えた平板状の溶接用治具に接続され、前記溶接用電極は、例えば複数の前記第1配線部とそれぞれ接合される前記第2配線部における前記接合部設定箇所の数に対応する数だけ用いられ、前記接地用電極を前記溶接用治具を介して前記接地用電極接続電極に接続することにより、複数の前記第1配線部と電気的に接続し、折り返された前記端末部を前記第1および第2配線部が前を接合部にて接合した後に切断して除去する構成とされていてもよい。
本発明によれば、電気部材の接続に関する各種の条件設定を容易にして接続作業時間を短縮しコスト削減を図ることができる電気部材の接続方法を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態に係る電気部材の接続方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の一部を断面で示す側面図、図2は、同接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の平面図、図3は、同接続方法における電流の流れを説明するための等価回路を示す図、図4は、同接続方法による接続工程の例を示すフローチャートである。
図1に示すように、本例の接続方法は、例えば第1の電気部材としてフレキシブルプリント基板(以下、「FPC」と呼ぶ。)10を用い、第2の電気部材として金属製の板状の接続端子20を用いて、これらFPC10と接続端子20とを接続するものである。
FPC10は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などからなる絶縁フィルム11の上に、銅箔積層状の導電パターンからなる第1配線部としての複数の配線12が形成され、これら絶縁フィルム11および配線12の上に電気的絶縁性を有する合成樹脂などからなるカバーレイ13を被せた構造となっている。
接続端子20は、例えば金属母材などを打ち抜き加工して形成されており、先端側に接続相手方接続端子の嵌合部(図示せず)と嵌合する端子先端部21と、基端側にFPC10の配線12と接合される第2配線部としての接合端部22とを備えて構成されている。
なお、FPC10の配線12の表面と接続端子20の接合端部22の端面とが当接する位置が、実際に接合が行われた場合の両者の接合部28となり、この接合に先立って、例えば接続端子20をFPC10上に載置してこの接合部28を位置決め設定する際に定められた箇所が接合部設定箇所29となる。
このため、FPC10のカバーレイ13は、接合部28となる部分(接合部設定箇所29)においては形成されておらず、本来このカバーレイ13に覆われているはずの配線12が剥き出しの露出状態にある。したがって、この露出状態にある配線12の上に接続端子20の接合端部22を載置して当接させることができ、接合端部22と配線12とを抵抗溶接により容易に直接接続することができるように構成されている。
また、FPC10は、この接合部設定箇所29よりも端末側に、複数の配線12を互いに連結するとともに、接地用電極81が電気的に接続される接地用電極接続電極18が形成された切断除去用の余長部19を備えて構成されている。この余長部19は、例えば図2に示す破線Xにおいて、接続端子20とFPC10との接続が終わった後に切断されて除去される。
接地用電極81は、接地された直流電源80のマイナス側と接続されるとともに、上述した余長部19の接地用電極接続電極18と接続される。一方、溶接用電極82は、直流電源80のプラス側と接続されるとともに、複数の配線12と接続端子20との接合部設定箇所29の数に対応する数だけ用意された溶接子89にそれぞれ接続される。各溶接子89は、接続端子20の接合端部22の上側から接合部設定箇所29に向かって当接され、所定の押圧力によって接合端部22を押圧する。
そして、溶接子89によって接合端部22を押圧した状態で、直流電源80によって溶接用電極82および接地用電極81間に抵抗溶接に必要な容量の直流電流を流すと、溶接子89や接地用電極81よりも溶融温度が低く設定された接合端部22と配線12との接合部28が通電により発生した熱エネルギー(ジュール熱)により溶接される。その後、直流電源80による通電を停止し、溶接子89を接合端部22から離して接合部28を冷却することで、接合部28が凝固し、接続端子20とFPC10とが接続される。
このとき、溶接子89の抵抗をR1、接続端子20の接合端部22の抵抗をR2、接続端子20の接合端部22およびFPC10の配線12間の抵抗をR3、FPC10の配線12の抵抗をR4とした場合は、図3に示すように、直流電源80からの電流Iは分流されることなく通電される。
このため、直流電源80から抵抗溶接に必要な容量の電流Iのみを効率よく通電することができるようになり、接続端子20の接合端部22の厚さや幅などの調整が従来の抵抗溶接による接続方法を採用した場合よりも容易で、端子補強板などが不要となるとともに接続端子20の端子設計や材料選定などが簡単となり、コスト削減に繋げることが可能となる。
また、本例の接続方法によれば、従来の抵抗溶接を利用した接続方法と比べて、接続端子20の接合端部22に当接する溶接子89を1極のみ(すなわち、プラス極およびマイナス極の溶接子を並列に当接せずに)で抵抗溶接を施すことができる。このため、複数の接続端子20を1極の溶接子89により一括して接続することができるとともに、接続端子20の長さを短くしたりしてサイズを小さく設定することができ、さらに溶接装置の溶接子89周りの構成などのコンパクト化を図ることが可能となり、コスト削減を図ることができる。
また、本例の接続方法によれば、上述したように接続端子20のサイズを小さくすることが可能となるので、この接続端子20が接続されたFPC10を収容するコネクタハウジング(図示せず)などのコンパクト化を図ることもでき、結果的にコスト削減を図ることが可能となる。
ここで、上述した本例の接続方法による接続端子20とFPC10との接合工程について説明する。図4に示すように、まず、接続端子20の接合端部22をFPC10の配線12に当接して接合部28を設定する(ステップS1)。次に、FPC10の余長部19の接地用電極接続電極18に、直流電源80の接地用電極81を接続し(ステップS2)、接続端子20の接合端部22に対して溶接用電極82が接続された溶接子89を当接する(ステップS3)。
そして、溶接子89によって所定の押圧力で接合部設定箇所29を押圧しつつ溶接用電極82および接地用電極81間に所定容量の電流Iを通電して接続端子20とFPC10とを接続する(ステップS4)。最後に、溶接子89を接合端部22から離して接合部28を冷却するとともに、接地用電極81を接地用電極接続電極18から離して、FPC10の余長部19を切断して除去する(ステップS5)。このような工程により、接続端子20とFPC10とが接続される。
なお、上述した実施の形態において、例えばFPC10の代わりに、複数の導体を並設して絶縁被覆により覆った構造からなるフレキシブルフラットケーブル(以下、「FFC」と呼ぶ。)やリボン電線、あるいは剛性を有する基材の上に導体による配線パターンを形成したリジッド基板(以下、「RPC」と呼ぶ。)などを用いて接続端子20と接続を行うようにしてもよい。
図5は、本発明の他の実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の一部を断面で示す側面図、図6は、同接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の簡易斜視図である。なお、以降において、既に説明した部分と重複する箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
図5および図6に示すように、本例の接続方法は、上述した接続端子20とFPC10とを接続する点は同様であるが、FPC10の構成と接地用電極81の接続態様が相違している。すなわち、FPC10は、接合部設定箇所29よりも端末側に、複数の配線12を互いに連結するとともに、接地用電極81が電気的に接続される接地用電極接続電極18が形成された端末部17を備えて構成されている。
このFPC10の端末部17は、接地用電極接続電極18が接合部設定箇所29の反対側に位置するように配線12が外側となる状態で折り返される。そして、端末部17は、導電性を備えた平板状の溶接用治具88上に接地用電極接続電極18が当接する状態で載置される。また、直流電源80の接地用電極81は、この溶接用治具88に接続される。この例では、端末部17は、例えば接続端子20の接合端部22とFPC10の配線12とが接合部28によって接合された後に、上述した余長部19と同様に切断されて除去される。その他の構成については上述した接続方法と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本例の接続方法によれば、上述した接続方法と同様に、接続端子20の接合端部22の厚さや幅などの調整が従来の抵抗溶接による接続方法を採用した場合よりも容易で、端子補強板などが不要となるとともに接続端子20の端子設計や材料選定などが簡単となり、コスト削減に繋げることができる。
また、本例の接続方法によれば、従来の抵抗溶接を利用した接続方法と比べて、接続端子20の接合端部22に当接する溶接子89を1極のみで抵抗溶接を施すことができる。このため、複数の接続端子20を1極の溶接子89により一括して接続することができるとともに、接続端子20の長さを短くしたりしてサイズを小さく設定することができ、さらに溶接装置の溶接子89周りの構成などのコンパクト化を図ることができ、コスト削減を図ることが可能となる。
また、本例の接続方法によれば、接続端子20のサイズを小さくすることが可能となるので、この接続端子20が接続されたFPC10を収容するコネクタハウジング(図示せず)などのコンパクト化を図ることもでき、結果的にコスト削減を図ることができる。そして、本例の接続方法によれば、FPC10において、上述した切断除去用の余長部19などが不要となるため、材料コストの削減を図ることが可能となる。
なお、上述した実施の形態において、例えば接続端子20の代わりに、複数の導体を並設して絶縁被覆により覆った構造からなるFFCやリボン電線などを用いてFPC10と接続を行うようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態では、端末部17に接地用電極接続電極18を形成して各配線12を連結し、これら各配線12が外側となるように折り返したが、例えば端末部17において接地用電極接続電極18を形成せずに各配線12がそれぞれ連結していない状態で折り返し、溶接用治具88上に各配線12を載置して抵抗溶接を行うようにしてもよい。
この場合は、接地用電極接続電極18を形成した際に接合部28での接合後に端末部17を切断して除去することが行われていたが、この工程を任意に省略して端末部17を残したままにするようにしてもよいし、上記と同様に切断して除去するようにしてもよい。
図7および図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するための電気部材の一部を断面で示す側面図である。図7に示すように、本例の接続方法は、第1の電気部材としてFPC10を用い、端末部17を折り返して溶接用治具88上に載置した点は上述した例と同様であるが、第2の電気部材として、接続端子20ではなくFPC10Aを用いた点が相違している。
すなわち、本例では、FPC10Aの端末部において、絶縁フィルム11およびカバーレイ13を除去して配線12を露出状態にし、この配線12をFPC10の配線12上に当接して接合部28にて接続する構成とされている。このような構成によれば、FPC10,10A同士を1極の溶接子89を当接して容易に接続することができ、上述した実施の形態と同様にコスト削減を図ることが可能となる。なお、本例の接続方法では、第2の電気部材として、上述したFPC10Aの代わりに、FFCやリボン電線を採用することも可能である。この場合は、FFCやリボン電線の絶縁被覆を端末部において除去し、配線を露出させた状態でFPC10の配線12上に当接すればよい。
また、図8に示すように、本例の接続方法は、第1の電気部材としてRPC30を用い、第2の電気部材としてFFC40を用いた点が上述した例と相違している。すなわち、本例では、FFC40の端末部において、絶縁被覆41を除去して配線42を露出状態にし、この配線42をRPC30の基材31上に形成された配線32上に当接して接合部28にて接続する構成とされている。
なお、接地用電極81はRPC30の配線32に接続されている。このような構成にすれば、RPC30とFFC40とを1極の溶接子89を当接して容易に接続することができ、上述した実施の形態と同様にコスト削減を図ることができる。また、上述した実施の形態において、例えばFFC40の代わりに、FPCやリボン電線、あるいは接続端子20などを用いてRPC30と接続を行うようにしてもよい。
以上述べたように、本発明の実施の形態によれば、FPC10,10A、接続端子20、RPC30、FFC40、リボン電線などの各種の電気部材の接続に関する各種の条件設定を容易にし、接続作業時間を短縮することができるとともに、溶接装置などのコンパクト化を実現してコスト削減を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の一部を断面で示す側面図である。 同接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の平面図である。 同接続方法における電流の流れを説明するための等価回路を示す図である。 同接続方法による接続工程の例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の一部を断面で示す側面図である。 同接続方法の例を説明するためのフレキシブルプリント基板の簡易斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するための電気部材の一部を断面で示す側面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る電気部材の接続方法の例を説明するための電気部材の一部を断面で示す側面図である。 従来の抵抗溶接による接続方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10,10A…FPC、11…絶縁フィルム、12…配線、13…カバーレイ、17…端末部、18…接地用電極接続電極、19…余長部、20…接続端子、21…端子先端部、22…接合端部、28…接合部、29…接合部設定箇所、30…RPC、31…基材、32…配線、40…FFC、41…絶縁被覆、42…配線、80…直流電源、81…接地用電極、82…溶接用電極、88…溶接用治具、89…溶接子。

Claims (2)

  1. 第1の電気部材の第1配線部と第2の電気部材の第2配線部とを当接して両配線部の接合部を設定する工程と、
    前記第1配線部に接地用電極を電気的に接続するとともに、前記第2配線部における接合部設定箇所に両配線部の当接方向に向かって1極の溶接用電極を当接して設置する工程と、
    前記溶接用電極によって前記接合部設定箇所を前記第2配線部側から押圧しつつ前記溶接用電極および前記接地用電極間に直流電流を印加して両配線部を前記接合部にて接合し前記第1および第2の電気部材を互いに接続する工程と
    を備え
    前記第1の電気部材は、複数の前記第1配線部を有するとともに、これら複数の前記第1配線部を互いに連結しつつ前記接地用電極が接続される接地用電極接続電極が形成された切断除去用の余長部を前記接合部設定箇所よりも端末側に有し、
    前記溶接用電極は、複数の前記第1配線部とそれぞれ接合される前記第2配線部における前記接合部設定箇所の数に対応する数だけ用いられ、
    前記第1配線部に前記接地用電極を電気的に接続する工程では、前記接地用電極を前記接地用電極接続電極に接続することにより、複数の前記第1配線部と電気的に接続し、
    前記第1および第2配線部を前記接合部にて接合した後に、前記余長部を切断して除去する工程を更に備えたことを特徴とする電気部材の接続方法。
  2. 第1の電気部材の第1配線部と第2の電気部材の第2配線部とを当接して両配線部の接合部を設定する工程と、
    前記第1配線部に接地用電極を電気的に接続するとともに、前記第2配線部における接合部設定箇所に両配線部の当接方向に向かって1極の溶接用電極を当接して設置する工程と、
    前記溶接用電極によって前記接合部設定箇所を前記第2配線部側から押圧しつつ前記溶接用電極および前記接地用電極間に直流電流を印加して両配線部を前記接合部にて接合し前記第1および第2の電気部材を互いに接続する工程と
    を備え
    前記第1の電気部材は、複数の前記第1配線部を有するとともに、これら複数の前記第1配線部を互いに連結しつつ前記接地用電極が接続される接地用電極接続電極が形成された端末部を前記接合部設定箇所よりも端末側に有し、該端末部が前記接地用電極接続電極を前記接合部設定箇所の反対側に位置するように複数の前記第1配線部が外側となる状態で折り返されてなり、
    前記接地用電極は、折り返された前記端末部の前記接地用電極接続電極が載置される導電性を備えた平板状の溶接用治具に接続され、
    前記溶接用電極は、複数の前記第1配線部とそれぞれ接合される前記第2配線部における前記接合部設定箇所の数に対応する数だけ用いられ、
    前記第1配線部に前記接地用電極を電気的に接続する工程では、前記接地用電極を前記溶接用治具を介して前記接地用電極接続電極に接続することにより、複数の前記第1配線部と電気的に接続し、
    前記第1および第2配線部を前記接合部にて接合した後に、折り返された前記端末部を切断して除去する工程を更に備えることを特徴とする電気部材の接続方法。
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