JP2004342655A - レーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

レーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の光強度をフィードバックさせて、レーザ光の光強度を一定に保つように制御することができるレーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】レーザ制御部100では、画像形成装置の感光体ドラムへのレーザ光の照射・弱照射を行うために、それぞれ、LD点灯・微点灯電流駆動制御回路部125,135で発生させた駆動電流をLD駆動電流切替回路部140によって切り替え、半導体レーザ素子102aに印加している。レーザ光はフォトダイオード102bで受光され、その光強度に基づくフィードバック制御によって駆動電流値が調整される。フォトダイオード102bからの検出信号は、レーザ光の照射時だけでなく弱照射時にも増幅されるので、弱照射時の光強度の変化が微妙でも、その違いをはっきりさせてフィードバック制御に反映させることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光を発生する半導体レーザ素子の制御を行うレーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置では、その光源としてレーザ光を発生する半導体レーザ素子(LD:Laser Diode)を備えたレーザ制御装置が利用されている。例えば、画像形成装置としてのレーザプリンタでは、帯電された感光体ドラム上に半導体レーザ素子から発生されたレーザ光が照射され、レーザ光の照射を受けた部分(明部)と受けなかった部分(暗部)との間に生じた電位差に基づく不可視画像、すなわち静電潜像が形成される。そしてこの静電潜像がトナー等の現像剤により現像され、被記録媒体に転写されることによって画像の形成が行われている。
【0003】
このような半導体レーザ素子では、レーザ光の照射を行わないとき、しきい値電流よりもわずかに大きな電流を流して微点灯させておけば、高速に照射・非照射を切り替えることができるという特性を有していることが知られている。また、半導体レーザ素子では、温度変化によってしきい値電流が大きく変化したり、電流−光変換効率が変化してしまうという欠点があることも知られている。
【0004】
半導体レーザ素子の照射・非照射を高速に切り替えるため非照射時に微点灯を行って電流を印加すれば、半導体レーザ素子の温度変化は避けられず、半導体レーザ素子から発生されるレーザ光の光強度が安定しなくなってしまう。そこで、特許文献1では、レーザ光の変調動作の合間(例えば、レーザ制御装置が画像形成装置に利用されている場合であれば、非画像形成時など)に、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の光強度が基準値となるように、照射時、非照射時(微点灯時)のそれぞれに印加する電流の電流値の調整を行っている。
【0005】
すなわち、特許文献1では、半導体レーザ素子に印加する電流の電流値をアップダウンカウンタのカウント値に基づいて決定しており、レーザ光の変調動作の合間に、まず、アップダウンカウンタのカウント値が所定数減じられ、このカウント値に基づく電流が半導体レーザ素子に印加される。そして、カウント値が1ずつ増加され、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の出力が徐々に増加される。このレーザ光がフォトダイオード(PD:Photo Diode)で受光され、フォトダイオードの出力信号が基準信号と同じ信号レベルとなったときのカウント値に基づく電流が、次の変調動作の際に半導体レーザ素子に印加される。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−260268号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、微点灯時に出力されるレーザ光の光強度は非常に弱く、そのレーザ光を受光したフォトダイオードからの出力信号の信号レベルが非常に低いものとなるため、光強度の微妙な変化が信号レベルの差として現れにくい。特許文献1では、微点灯時のレーザ光の光強度の調整をこの非常に低い信号レベルの出力信号に基づいて行っており、印加する電流値の調整を正確に行うことが困難であった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の光強度をフィードバックさせて、レーザ光の光強度を一定に保つように制御することができるレーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のレーザ制御装置は、レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、第1の光強度のレーザ光と、第1の光強度よりも弱い第2の光強度のレーザ光とを切り替えて発生するように前記レーザ光発生手段を駆動するレーザ光駆動手段と、外部より入力された変調信号に基づいて、前記レーザ光発生手段から第1の光強度または第2の光強度のレーザ光を発生させるように前記レーザ光駆動手段を制御する制御手段と、前記レーザ光発生手段から発生するレーザ光の光強度を検出する光強度検出手段と、前記光強度検出手段からの検出信号を増幅するための増幅手段と、前記第2の光強度のレーザ光の検出信号に対する増幅率が、前記第1の光強度のレーザ光の検出信号に対する増幅率よりも大きくなるように、前記増幅手段に対して増幅率を設定する増幅率設定手段とを備え、前記制御手段は、その増幅率設定手段により設定された増幅率に基づいて増幅される前記検出信号に基づいて、前記レーザ光発生手段から発生される前記第1の光強度または第2の光強度のレーザ光の光強度がそれぞれ一定に保たれるように調整する光強度調整手段を含むことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に係る発明のレーザ制御装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記光強度検出手段は、一つのフォトダイオードにより構成されている。
【0011】
また、請求項3に係る発明のレーザ制御装置は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記第1の光強度および第2の光強度のレーザ光のそれぞれについて、前記増幅された検出信号の強度の基準となる第1基準信号および第2基準信号を記憶した記憶手段を備え、前記光強度調整手段は、前記増幅手段により増幅された前記第1の光強度または第2の光強度のレーザ光の検出信号の強度と、それに対応して前記記憶手段に記憶された第1基準信号の強度または第2基準信号の強度とを比較する比較手段と、前記比較手段によって比較された結果、前記第1の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第1基準信号の強度より弱い場合、または、前記第2の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第2基準信号の強度より弱い場合に、前記レーザ光駆動手段を制御するための制御信号の強度を上げる信号強度上昇手段と、前記比較手段によって比較された結果、前記第1の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第1基準信号の強度より強い場合、または、前記第2の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第2基準信号の強度より強い場合に、前記レーザ光駆動手段を制御するための制御信号の強度を下げる信号強度下降手段とを備えている。
【0012】
また、請求項4に係る発明のレーザ制御装置は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記制御信号はPWM信号であって、前記レーザ光駆動手段は、前記入力されるPWM信号を、前記レーザ光発生手段を駆動するための駆動電流に変換するための信号変換手段を備え、前記光強度調整手段は、前記信号強度上昇手段および信号強度下降手段によってPWM信号のデューティ比の増加および減少をそれぞれ行って、前記信号変換手段が前記レーザ光発生手段に印加する駆動電流の増減を行うことで、前記第1の光強度または第2の光強度のレーザ光の光強度の調整を行うことを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に係る発明のレーザ制御装置は、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記信号変換手段は、前記レーザ光発生手段から前記第1の光強度のレーザ光を発生するための第1の光強度信号変換手段と、前記レーザ光発生手段から前記第2の光強度のレーザ光を発生するための第2の光強度信号変換手段と、外部より入力された変調信号に基づいて、前記レーザ光発生手段への駆動電流の印加を、前記第1の光強度信号変換手段から行う場合と、前記第2の光強度信号変換手段から行う場合とに切り替える切替手段とを備えている。
【0014】
また、請求項6に係る発明の画像形成装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載のレーザ制御装置と、前記レーザ制御装置から出射されるレーザ光により像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で現像して形成された現像剤像が被記録媒体に転写されることで画像の形成が行われる画像形成手段とを備えている。
【0015】
また、請求項7に係る発明の画像形成装置は、請求項6に記載の発明の構成に加え、前記第1の光強度は、前記像担持体上において画像が形成される画像形成部に対して、また、前記第2の光強度は、前記像担持体上において画像の形成が行われない非画像形成部に対してそれぞれ照射される前記レーザ光の光強度であり、前記第2の光強度は、その第2の光強度のレーザ光の光強度が、前記非画像形成部に対応する被記録媒体上の部分の表面色に対して影響を与えない光強度となるように、その光強度が設定されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したレーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、レーザ制御装置としてのレーザ制御部100を搭載した画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の構成について説明する。なお、図1中右手方向がレーザプリンタ1の前面方向となる。
【0017】
本実施の形態のレーザ制御装置は、例えば、レーザプリンタ等の画像形成装置における光源として利用される。図1に示す、本実施の形態のレーザプリンタ1では、レーザ制御装置としてのレーザ制御部100(図2参照)はスキャナユニット16に搭載され、レーザ制御部100に設けられたレーザ発光部19の半導体レーザ素子102a(図2参照)からレーザ光を発生させるため、半導体レーザ素子102aの駆動の制御を行っている。
【0018】
レーザプリンタ1は略直方体形状の筐体2を有し、図1に示すように、印刷が行われる被記録媒体としての用紙3を収容した給紙カセット6が、筐体2の底部に着脱可能に装着されている。用紙3は給紙カセット6内で積層上に保持されており、最上部の用紙3が、筐体2の前面側で給紙カセット6の上方に設けられた給紙ローラ8に当接されている。そして、給紙ローラ8の回転にともなって、最上部の用紙3は、Uターン状の搬送経路(図中2点鎖線で示す。)を介してレジストローラ12に向かって搬送されるようになっている。
【0019】
次に、筐体2の略中央部には、用紙3に画像を形成するための画像形成手段として、スキャナユニット16、プロセス部17、定着器18が設けられている。
【0020】
スキャナユニット16は、筐体2内において排紙トレイ46の直下に配置され、レーザ光を出射するレーザ発光部19、レーザ発光部19より出射されたレーザ光を回転駆動して主走査方向に走査するポリゴンミラー20、ポリゴンミラー20に走査されたレーザ光の走査速度を一定にするfθレンズ21、走査されたレーザ光の副走査方向における面倒れを補正するシリンダーレンズ22、シリンダーレンズ22を透過したレーザ光を反射させ感光体ドラム27上で結像するための反射ミラー23で構成されている。スキャナユニット16は、印刷データに基づいてレーザ発光部19から出射されるレーザ光をポリゴンミラー20、fθレンズ21、シリンダーレンズ22、反射ミラー23の順に通過あるいは反射させて、プロセス部17の後述する感光体ドラム27の表面上に露光走査するものである(レーザ光の光路を図中1点鎖線で示す。)。なお、スキャナユニット16の筐体の側面には、半導体レーザ素子102a(図2参照)からレーザ光を発生させるための制御を行うレーザ制御部100が設けられている。このレーザ制御部100については後述する。
【0021】
スキャナユニット16の下方には感光体ドラム27が配設され、その周囲に帯電器29、現像ローラ31、転写ローラ30等が配置されており、プロセス部17を構成している。
【0022】
感光体ドラム27は、現像ローラ31と接触する状態で、図中時計方向に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、導電性基材の上に、正帯電の有機感光体を塗布したものであり、電荷発生材料が電荷輸送層に分散された正帯電有機感光体である。感光体ドラム27はスキャナユニット16からのレーザ光の照射を受けると、光吸収によって電荷発生材料で電荷が発生され、電荷輸送層で感光体ドラム27の表面と、導電性基材とにその電荷が輸送されて、帯電器29に帯電されたその表面電位をうち消すことで、照射を受けた部分の電位と、受けていない部分の電位との間に電位差を設けることができるようになっている。印刷データに基づいてレーザ光を露光走査することにより、感光体ドラム27には静電潜像が形成される。
【0023】
帯電手段としてのスコロトロン型の帯電器29は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。帯電器29は、タングステンなどの放電用のワイヤからコロナ放電を発生させるスコロトロン型の帯電器であり、帯電バイアスが印加されて感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
【0024】
また、現像ローラ31は、感光体ドラム27の回転方向(図中時計方向)における帯電器29の配置位置より下流に配設されており、図中反時計方向に回転可能に配設されている。この現像ローラ31は、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、印刷時には現像バイアスが印加されて感光体ドラム27の現像を行うように構成されている。
【0025】
供給ローラ33は、現像ローラ31の側方位置で、現像ローラ31を挟んで感光体ドラム27の反対側の位置に回転可能に配設されており、現像ローラ31に対して圧縮するような状態で当接されている。この供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されており、現像ローラ31に供給する現像剤としてのトナーを摩擦帯電するようになっている。このため、供給ローラ33は、現像ローラ31と同方向となる図中反時計方向に回転可能に配設されている。
【0026】
供給ローラ33の側方位置にはトナーホッパー34が設けられており、その内部に供給ローラ33を介して現像ローラ31に供給される現像剤を充填している。本実施の形態では、現像剤として正帯電性の非磁性1成分のトナーが使用されており、このトナーは、重合性単量体、例えばスチレンなどのスチレン系単量体やアクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーである。このような重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなど外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0027】
感光体ドラム27の回転方向の現像ローラ31の下流で、感光体ドラム27の下方位置には、転写ローラ30が配設されており、図中反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には転写バイアスが印加されるように構成されている。転写バイアスとは、感光体ドラム27の表面上に静電付着したトナーが転写ローラ30の表面上に電気的に吸引される方向に電位差が生じるように転写ローラ30に印加されるバイアスである。
【0028】
用紙3の搬送経路(図中2点鎖線)におけるプロセス部17の側方下流側には定着器18が配設されている。定着器18は、定着ローラ41や、この定着ローラ41を押圧する加圧ローラ42を備えている。定着ローラ41は、中空のアルミ製の基材にフッ素樹脂がコーティングされ焼成されたローラであり、筒状のローラの内部に加熱のためのハロゲンランプ(図示外)を備えている。加圧ローラ42は、低硬度シリコンゴムからなる基材にフッ素樹脂のチューブが被膜されたローラであり、スプリング(図示外)によってその軸が定着ローラ41の方向に付勢されることで、定着ローラ41に対して押圧されている。定着器18では、プロセス部17において用紙3上に転写されたトナーが、用紙3が定着ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に用紙3に加圧加熱定着される。その後、用紙3は定着器18から排出され、半弧を描くように設けられた搬送経路に沿って、筐体2の上面に設けられた排紙トレイ46上に排出される。
【0029】
次に、図2を参照して、スキャナユニット16に設けられたレーザ制御部100の構成について説明する。図2に示す、レーザ制御部100は、半導体レーザ素子102aからレーザ光を発生させるため、半導体レーザ素子102aの駆動の制御を行う。本実施の形態のレーザ制御部100では、半導体レーザ素子102aと、半導体レーザ素子102aから発生されるレーザ光を受光してその光強度を検出するためのフォトダイオード102bとが同一のパッケージに封止されたLDパッケージ102を利用しており、これに、フォトダイオード102bに検出用の電圧を発生させるための可変抵抗器103を組み込んだものをレーザ発光部19として構成している。可変抵抗器103を利用するのは、製造元や型番ごとに特性(本例でいう特性とは、印加される電流値に対して半導体レーザ素子102aから出射されるレーザ光の光強度や、そのレーザ光を受光したフォトダイオード102bから発生される検出電流の大きさの違いをいう。)の異なるLDパッケージ102の個体差の調整を行うためである。なお、半導体レーザ素子102aが、本発明における「レーザ光発生手段」に相当し、「フォトダイオード102bが、本発明における「光強度検出手段」に相当する。
【0030】
上述したように、レーザ制御部100はスキャナユニット16(図1参照)の筐体の側面に設けられており、そのうちレーザ発光部19はスキャナユニット16の筐体の内部(図1参照)に設けられ、ポリゴンミラー20に対してレーザ光が出射されるように固定されている。レーザ制御部100にはCPU110が設けられ、このCPU110によってレーザ制御部100の制御が行われている。CPU110にはROM111およびRAM112が接続され、ROM111の所定の記憶エリアには、後述するレーザ制御プログラムや、LDパッケージ102の製造元や型番ごとに異なる特性を調整するためレーザ制御プログラムで参照される初期設定値等が記憶されている。また、RAM112は、レーザ制御プログラムを実行する際の一時的なデータの記憶に利用される。例えば、後述するレーザ制御プログラムで使用されるカウンタ値やPWM値の一時的な記憶が、RAM112の所定の記憶エリアに記憶されるようになっている。なお、CPU110が、本発明における「制御手段」に相当し、ROM111が、本発明における「記憶手段」に相当する。
【0031】
また、CPU110には、PWM信号変換回路部120,130が接続されている。半導体レーザ素子102aに印加する電流の制御は公知のPWM制御によって行われており、PWM信号変換回路部120には、半導体レーザ素子102aを点灯させるためのLD点灯用PWM信号が入力され、PWM信号変換回路部130には、半導体レーザ素子102aを微点灯させるためのLD微点灯用PWM信号が入力されるようになっている。このPWM信号変換回路部120,130は、いわゆるD/A変換器であり、CPU110の内蔵するPWMタイマ(図示外)がデューティ比に基づきオン・オフされることで生成され出力されたデジタル信号としてのPWM信号を受信し、半導体レーザ素子102aに印加する電圧値の大小としてのアナログ信号に変換している。なお、PWM信号変換回路部120,130、および後述するLD点灯電流駆動制御回路部125,LD微点灯電流駆動制御回路部135、LD駆動電流切替回路部140が、本発明における「レーザ光駆動手段」に相当し、PWM信号変換回路部120,130が、本発明における「信号変換手段」に相当する。
【0032】
そして、PWM信号変換回路部120にはLD点灯電流駆動制御回路部125が接続され、また、PWM信号変換回路部130にはLD微点灯電流駆動制御回路部135が接続されている。このLD点灯電流駆動制御回路部125、およびLD微点灯電流駆動制御回路部135には、それぞれ、各PWM信号変換回路部120,130から出力されるアナログ信号が入力され、これに基づき、半導体レーザ素子102aを駆動させるための電流の生成が、そのそれぞれの回路部にて行われる。なお、LD点灯電流駆動制御回路部125,LD微点灯電流駆動制御回路部135が、それぞれ「第1の光強度信号変換手段」,「第2の光強度信号変換手段」に相当する。
【0033】
さらに、LD点灯電流駆動制御回路部125とLD微点灯電流駆動制御回路部135とは、LD駆動電流切替回路部140に各々接続されている。このLD駆動電流切替回路部140には、CPU110から印刷データに基づいて出力される半導体レーザ素子102aを点灯・微点灯のいずれかの状態にするためのDATA信号が入力される。LD駆動電流切替回路部140は、LD点灯電流駆動制御回路部125またはLD微点灯電流駆動制御回路部135の入力のうちいずれか一方の入力をDATA信号に基づいて切り替えて出力し、この出力が、半導体レーザ素子102aのアノードに入力されるようになっている。なお、LD駆動電流切替回路部140が、本発明における「切替手段」に相当する。
【0034】
半導体レーザ素子102aのカソードは接地され、また、近接配置されたフォトダイオード102bのカソードに接続されている。フォトダイオード102bのアノードは、一方が接地された上記の可変抵抗器103、および、増幅率可変回路部150に接続されている。そして、増幅率可変回路部150にはCPU110から増幅率指定信号が入力されるようになっている。
【0035】
半導体レーザ素子102aの点灯時にはフォトダイオード102bでは強い光強度のレーザ光が受光され、そのフォトダイオード102bからの出力信号の電圧値は高いものとなる。同様に、微点灯時の出力信号は低い電圧の出力信号となる。このため、増幅率可変回路部150で、増幅率指定信号に基づき、それぞれの信号の電圧に合わせた増幅率が設定されるようになっている。なお、増幅率可変回路部150が、本発明における「増幅率設定手段」に相当する。
【0036】
本実施の形態では、半導体レーザ素子102aの点灯時には、フォトダイオード102bからの出力信号の増幅率は約1〜10倍に設定されるようになっており、また、半導体レーザ素子102aの微点灯時には約100〜400倍の増幅率が設定されるようになっている。増幅率には範囲が設けられているが、これは前述したLDパッケージ102の個体差に基づくものであり、実験等により上記範囲内のいずれかの増幅率が決定される。そして、増幅率可変回路部150に接続されたモニタ電圧増幅回路部160にて上記のように設定された増幅率によるフォトダイオード102bの出力信号の電圧の増幅が行われ、これが、モニタ電圧信号としてCPU110に入力されるようになっている。なお、モニタ電圧増幅回路部160が、本発明における「増幅手段」に相当する。
【0037】
次に、図1,図2を参照して、レーザプリンタ1の動作の概略について説明する。図1に示すように、利用者の操作するホストコンピュータ(図示外)からの印刷命令を受信したレーザプリンタ1では、用紙3の搬送が開始され、回転する給紙ローラ8との間の摩擦力によってピックアップされた用紙3がレジストローラ12に送られる。そして、レジストローラ12は用紙3をレジストし、回転する感光体ドラム27の表面上に形成された可視像の先端と用紙3の先端とが一致するタイミングで用紙3を送り出す。
【0038】
一方、図2に示す、スキャナユニット16(図1参照)のレーザ制御部100のCPU110には、印刷命令に基づいて生成された印刷データが入力される。CPU110は、この印刷データに基づき、半導体レーザ素子102a(図2参照)の点灯・微点灯の切り替えを行うためのDATA信号を生成してLD駆動電流切替回路部140に出力する。また、CPU110からLD点灯用PWM信号およびLD微点灯用PWM信号が出力されており、これらに基づいて生成された半導体レーザ素子102aの点灯および微点灯のための各駆動電流のいずれかが、LD駆動電流切替回路部140にてDATA信号に基づき切り替えられ、半導体レーザ素子102aに印加される。
【0039】
この駆動電流が印加される半導体レーザ素子102aを有するレーザ発光部19は、図1に示すように、ポリゴンミラー20に対してレーザ光を出射する。ポリゴンミラー20は入射したレーザ光を主走査方向(用紙3の搬送方向と直交する方向)に走査し、fθレンズ21に対して出射する。このfθレンズ21は、ポリゴンミラー20で等角速度に走査されたレーザ光を等速度走査に変換する。そして、レーザ光は、シリンダーレンズ22によって収束され、反射ミラー23を介して感光体ドラム27の表面上で結像される。
【0040】
また、感光体ドラム27は、帯電バイアスが印加された帯電器29によって、その表面電位が約1000Vに帯電される。図中時計方向に回転する感光体ドラム27は、次に、レーザ光の照射を受ける。CPU110の制御により点灯・微点灯が行われる半導体レーザ素子102aより出射されるレーザ光は、用紙3の主走査線上において、現像が行われる部分に照射され、行われない部分には、感光体ドラム27の表面電位に影響を与えない程度の光強度によるレーザ光の照射(以下、「弱照射」という。)が行われる。感光体ドラム27は、レーザ光の照射を受けた部分(明部)の表面電位が約200Vに下がる。そして、感光体ドラム27の回転にともなって、レーザ光が副走査方向(用紙3の搬送方向)にも照射され、弱照射された部分(暗部)と明部とで、感光体ドラム27表面上には電気的な不可視画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0041】
ここで、トナーホッパー34より供給され、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電されたトナーは、厚みが一定の薄層となるように調整されて現像ローラ31上に担持される。この現像ローラ31には、約400Vの正の現像バイアスが印加されている。現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持され、かつ、正帯電されているトナーは、感光体ドラム27に対向して接触するときに、感光体ドラム27の表面上に形成されている静電潜像に転移する。すなわち、現像ローラ31の電位は、暗部の電位(+1000V)より低く、明部の電位(+200V)より高いので、トナーは電位の低い明部に対して選択的に転移する。こうして、感光体ドラム27の表面上に、トナーによる現像剤像としての可視像が形成され、現像が行われる。なお、明部が、本発明における「画像形成部」に相当し、暗部が、本発明における「非画像形成部」に相当する。また、明部に照射されるレーザ光の光強度が、本発明における「第1の光強度」に相当し、暗部に弱照射されるレーザ光の光強度が、本発明における「第2の光強度」に相当する。
【0042】
そして、感光体ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が通過する際に、明部の電位(+200V)よりさらに低い、(電圧値にして)約−1000Vの負の定電流である転写順バイアスが転写ローラ30に印加されて、感光体ドラム27表面上に形成された可視像が用紙3上に転写される。
【0043】
トナーが転写された用紙3は、定着器18に搬送される。定着器18は、トナーの載った用紙3に、定着ローラ41による約200℃の熱と加圧ローラ42による圧力とを加え、トナーを用紙3上に溶着させて永久画像を形成する。なお、定着ローラ41と加圧ローラ42とはそれぞれダイオードを介して接地されており、定着ローラ41の表面電位より加圧ローラ42の表面電位が低くなるように構成されている。そのため、用紙3の定着ローラ41側に載置されている正帯電性のトナーは、用紙3を介して加圧ローラ42に電気的に吸引されるので、定着時に定着ローラ41にトナーが引き寄せられることによる画像の乱れが防止されている。
【0044】
トナーが加圧加熱定着された用紙3は、搬送経路に沿って搬送されて、印刷面を下向きにして排紙トレイ46に排出される。次に印刷される用紙3も同様に、先に排出された用紙3の上に印刷面を下にして排紙トレイ46に積層される。こうして、利用者は、印刷順に整列された用紙3を得ることができる。
【0045】
このようにして印刷が行われるレーザプリンタ1で、より高速な印刷を実現するためには、印刷時における感光体ドラム27へのレーザ光の照射・弱照射が高速に切り替えられる必要があるため、前述したように、レーザ光の弱照射時において、半導体レーザ素子102aの微点灯が行われている。すなわち、半導体レーザ素子102aには、レーザ光の照射・弱照射に関わらず常に駆動電流が印加されているので、半導体レーザ素子102aは、自己の発生する熱の影響によって出射するレーザ光の出力が次第に安定しなくなってしまう。レーザ光の出力が不安定となると、印刷時に感光体ドラム27の明部・暗部の電位にムラを生じさせ、現像時に明部に静電吸着され、暗部に静電吸着されないトナーの濃度ムラを招くため、形成される画像の品質が低下してしまう。
【0046】
これを防止するため、レーザプリンタ1では、印刷開始前に、レーザ制御部100において、半導体レーザ素子102aの点灯時・微点灯時のレーザ光の光強度を一定に保つための制御が行われている。この制御は、CPU110が印刷データを受信したときに、ROM111に記憶されたレーザ制御プログラムが実行されることによって行われる。以下、図2を参照し、図3に示すフローチャートに従って、レーザ制御部100にて行われるレーザ光の安定化のための処理について説明する。なお、レーザ制御プログラムを実行するCPU110が、本発明における「光強度調整手段」に相当する。以下、フローチャートの各ステップを「S」と略記する。
【0047】
レーザプリンタ1がホストコンピュータ(図示外)から受信した印刷命令に基づいて画像の形成を行う前に、図3に示す、レーザ制御プログラムが実行される。レーザ制御プログラムが実行されると、まず、CPU110から増幅率可変回路部150に伝達される増幅率指定信号に基づいて、モニタ電圧増幅回路部160におけるフォトダイオード102bの出力信号の増幅が低増幅率(1〜10倍程度)によって行われるように設定される(S10)。
【0048】
次に、LD点灯が行われる(S11)。CPU110から出力されるDATA信号に基づいて、半導体レーザ素子102aの点灯時の駆動電流が半導体レーザ素子102aに印加されるように、LD駆動電流切替回路部140からの出力の切り替えが行われる。これにより、半導体レーザ素子102aに点灯時の駆動電流が印加され、光強度の強いレーザ光が発生される。そして、半導体レーザ素子102aから発生されたレーザ光はフォトダイオード102bに入射され、その光強度が電圧値として検出され、増幅率可変回路部150に入力される。フォトダイオード102bからの出力信号は、S10で設定された増幅率の設定値とともにモニタ電圧増幅回路部160に入力され、増幅され、この増幅された電圧が、モニタ電圧信号としてデジタル信号に変換され、モニタ電圧増幅回路部160よりCPU110に対して出力される。
【0049】
モニタ電圧信号では、電圧値はカウント値として示される。例えば、モニタ電圧増幅回路部160にて、5Vの電圧を512分割する分解能があり、電圧値がカウント値としてA/D変換された場合、2Vのカウント値は205となる。モニタ電圧信号は、このカウント値をCPU110に伝達するための信号である。
【0050】
CPU110は、モニタ電圧信号として入力されたカウント値をモニタ電圧MとしてRAM112の所定の記憶エリアに一時的に記憶することにより(S12)、モニタ電圧Mの読み取りを行う。そして、ROM111に記憶された初期設定値が参照され、モニタ電圧Mが、半導体レーザ素子102aの点灯時の基準電圧Npの誤差npの範囲内の値であるか否かの確認が行われる。基準電圧Npは、製造元や型番ごとに特性の異なるLDパッケージ102の個体差に基づいて、あらかじめ実験等で求められた電圧値であり、モニタ電圧Mがこの基準電圧Npと一致した場合に、露光時の感光体ドラム27の表面の明部の電位(本例では+200V)が所望する電位となるように求められている。また、誤差npは、同様に実験等により求められた値であり、設計誤差、調整誤差等を考慮して許容される値が求められるようになっている。例えば、最大5Vの電圧値に対して基準電圧を2Vとし、±3%の誤差を許容した場合、基準電圧Npのカウント値205に対して誤差npのカウント値は±6となる。S15,S17の判断処理ではモニタ電圧Mのカウント値がこの範囲内、すなわち、199〜211のカウント値であるか否かの確認が行われる。なお、基準電圧Npが、本発明における「第1基準信号」に相当する。また、以下のS15,S17および後述するS25,S27の判断処理を行うCPU110が、本発明における「比較手段」に相当する。
【0051】
このため、まずS15で、モニタ電圧Mが基準電圧Npから誤差npを減じた値より小さいか否かの確認が行われる(S15)。上記のようにモニタ電圧Mのカウント値と、基準電圧Npのカウント値から誤差npのカウント値を減じたカウント値との比較が行われ、モニタ電圧Mのカウント値が小さければ(S15:YES)、PWM信号を発生させるためのデューティ比を決定するためのPWM値のカウントアップが行われる(S16)。すなわち、PWM値が1カウント分増加され、これにより、PWM信号変換回路部120に対して出力されるPWM信号のデューティ比が増加される。LD点灯電流駆動制御回路部125では、PWM信号変換回路部120に入力されるPWM信号に基づき、半導体レーザ素子102aに印加する電流値が増加され、その結果、半導体レーザ素子102aから出力されるレーザ光の出力、すなわち光強度が強くなる。この後、S12に戻り、上記同様、フォトダイオード102bによりレーザ光の光強度の検出が行われる。そして、モニタ電圧Mのカウント値が基準電圧Npから誤差npを減じた値以上となれば(S15:NO)、S17に進む。なお、S16および後述するS26の処理を行うCPU110が、本発明における「信号強度上昇手段」に相当する。
【0052】
S17では、モニタ電圧Mが基準電圧Npに誤差npを加えた値より大きいか否かの確認が行われる(S17)。上記同様にモニタ電圧Mのカウント値と、基準電圧Npのカウント値に誤差npのカウント値を加えたカウント値との比較が行われ、モニタ電圧Mのカウント値が大きければ(S17:YES)、PWM値のカウントダウンが行われる(S18)。すなわち、PWM値が1カウント分減少され、これにより、PWM信号変換回路部120に対して出力されるPWM信号のデューティ比が減少され、これに基づき、半導体レーザ素子102aから出力されるレーザ光の光強度が弱められる。なお、PWM値のカウントの増減は、1カウントごとでなくともよく、1回の処理で数カウント分の増減を行うようにしてもよい。あるいは、基準電圧Npからの乖離の大きさによって、PWM値を増減させるカウント値を決めてもよい。この場合、あらかじめ乖離の大きさとカウント値とを対応付けたテーブルを実験等に基づいて作成しておくとよい。そして、S12に戻り、上記同様、フォトダイオード102bによりレーザ光の光強度の検出が行われ、モニタ電圧Mのカウント値が基準電圧Npに誤差npを加えた値以下となれば(S17:NO)、S20に進む。以上の処理を経ることで、LD点灯時のレーザ光の光強度に基づくモニタ電圧Mのカウント値が、基準電圧Npのカウント値の誤差範囲内の値となるように調整される、いわゆるフィードバック制御が行われる。なお、S18および後述するS28の処理を行うCPU110が、本発明における「信号強度下降手段」に相当する。
【0053】
次いで、S20〜S28の処理によって、LD微点灯時のフィードバック制御が、LD点灯時におけるS10〜S18の処理と同様に行われる。すなわち、増幅率可変回路部150に伝達される増幅率指定信号によってモニタ電圧増幅回路部160におけるフォトダイオード102bの出力信号の増幅が高増幅率(100〜400倍程度)にて行われるように設定され(S20)、次にDATA信号に基づいて、LD駆動電流切替回路部140からの出力がLD微点灯電流駆動制御回路部135にて発生された駆動電流となるように切り替えが行われる(S21)。
【0054】
そして、フォトダイオード102bによりレーザ光の光強度の検出が行われ、これに基づく電圧値がモニタ電圧増幅回路部160で高増幅率にて増幅され、A/D変換によりデジタル信号としてCPU110に入力される。CPU110は、前記同様、モニタ電圧信号として入力されたカウント値をモニタ電圧MとしてRAM112に一時的に記憶することでモニタ電圧Mの読み取りを行って(S22)、ROM111に記憶された半導体レーザ素子102aの微点灯時の初期設定値である基準電圧Nsのカウント値に対し、モニタ電圧Mのカウント値が誤差範囲内にあるか否かを確認する。すなわち、前記同様に、モニタ電圧Mが基準電圧Nsから誤差nsを減じた値より小さいか否かの確認が行われ(S25)、それ以上の値となれば(S25:NO)、次に、モニタ電圧Mが基準電圧Nsに誤差nsを加えた値より大きいか否かの確認を行う(S27)。
【0055】
ここで、基準電圧Nsは、上記した基準電圧Npと同様に、製造元や型番ごとに特性の異なるLDパッケージ102の個体差に基づいて、あらかじめ実験等で求められた電圧値である。基準電圧Nsの電圧値として、モニタ電圧Mがこの基準電圧Nsと一致した場合に、露光時の感光体ドラム27の表面上に弱照射されたレーザ光によって、その表面電位に影響が生じないような電圧値が求められている。影響が生じないとは、具体的には、約1000Vに帯電される感光体ドラム27の表面電位が、レーザ光の弱照射によって、少なくとも約400Vに帯電される現像ローラ31の電位より下がることのない光強度のレーザ光を発生させるための電圧値である。もっとも、レーザ光の弱照射によって感光体ドラム27の表面電位が下がらないことが望ましい。また、誤差nsは、誤差npと同様に、実験等により求められた値であり、設計誤差、調整誤差等を考慮して許容される値が求められるようになっている。なお、基準電圧Nsが、本発明における「第2基準信号」に相当する。
【0056】
S25で、モニタ電圧Mのカウント値が基準電圧Nsのカウント値から誤差nsのカウント値を減じたカウント値よりも小さい値であれば(S25:YES)、前記同様、LD微点灯時におけるPWM値のカウントアップが行われ(S26)、レーザ光の光強度が強められた後、S22に戻り、レーザ光の光強度の検出が行われる。S27でも同様に、モニタ電圧Mのカウント値が基準電圧Nsのカウント値に誤差nsのカウント値を加えたカウント値よりも大きい値であれば(S27:YES)、LD微点灯時におけるPWM値のカウントダウンが行われ(S28)、レーザ光の光強度が弱められた後S22に戻る。
【0057】
そして、モニタ電圧Mのカウント値が基準電圧Nsに誤差nsを加えた値以下となれば(S27:NO)、レーザ制御プログラムが終了される。このように、S20〜S28の処理を経ることで、LD微点灯時においても、レーザ光の光強度に基づくモニタ電圧Mのカウント値が基準電圧Nsのカウント値の誤差範囲内の値となるように調整されるフィードバック制御が行われる。上述したように、このレーザ制御プログラムを印刷の開始前に実行することで、半導体レーザ素子102aが、自己の発する熱によってその出力に影響が生じても、形成される画像の品質への影響を生じにくくすることができる。
【0058】
以上説明したように、本実施の形態のレーザ制御装置の一例であるレーザ制御部100は、半導体レーザ素子102aから感光体ドラム27へのレーザ光の照射・弱照射を高速に切り替えることができるように、レーザ光の弱照射時において、半導体レーザ素子102aの微点灯が行われている。このため、自らの発生する熱の影響によって、半導体レーザ素子102aから出射されるレーザ光の出力は安定しなくなり、印刷時に感光体ドラム27の明部・暗部の電位にムラを生じさせ、現像時に明部に静電吸着され、暗部には静電吸着されないトナーの濃度ムラを招くため、形成される画像の品質が低下してしまう。しかし、レーザ制御部100は、半導体レーザ素子102aより発生されるレーザ光の光強度を検出し、検出された光強度に基づくフィードバック制御を行って半導体レーザ素子102aに印加する電流を増減させることで、レーザ光の半導体レーザ素子102aから発生されるレーザ光の光強度を一定に保つようにしている。
【0059】
このフィードバック制御は、ホストコンピュータ(図示外)からの印刷命令に基づく画像の形成が行われる前に行われ、半導体レーザ素子102aの点灯時、微点灯時のそれぞれの場合について実施される。すなわち、半導体レーザ素子102aの点灯時には低増幅率で、また、非点灯時には高増幅率で、フォトダイオード102bの検出したレーザ光の光強度に基づく電圧値の増幅が行われる。そして、この増幅された電圧値と、基準となる電圧値とが比較され、増幅された電圧値が基準となる電圧値と略一致するように半導体レーザ素子102aに印加される電流値が調節されることにより、半導体レーザ素子102aの点灯時・微点灯時におけるレーザ光の出力の安定化が図られるのである。
【0060】
特に、半導体レーザ素子102aの微点灯時のレーザ光の出力は小さいので、フォトダイオード102bで検出されるそのレーザ光の光強度に基づく電圧値は、かなり小さい値となる。しかし、本実施の形態のレーザ制御部100では、そのときの電圧値を増幅することができるので、半導体レーザ素子102aの微点灯時の光強度の変化が微妙であったとしても、増幅によってその違いをはっきりとさせることができ、フィードバック制御を行うことができる。
【0061】
さらに、半導体レーザ素子102aに印加する電流を増減させるための制御を公知のPWM制御によって行うことで、レーザ制御部100の制御をCPU110によって行うことができる。すなわち、上記フィードバック制御をレーザ制御プログラムの実行に基づき行うことができ、製造元や型番ごとに特性の異なるLDパッケージ102を利用する場合に、レーザ制御プログラムの実行時に参照される初期設定値をその製造元や型番ごとに調整するだけで、それぞれの特性に合わせたフィードバック制御を行うことができる。
【0062】
そして、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1がレーザ制御部100を備えたことで、感光体ドラム27へのレーザ光の照射時・弱照射時の出力を一定に保つようにすることができ、形成される画像の品質への影響を生じにくくすることができる。
【0063】
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、レーザ制御プログラムの実行のタイミングは、レーザプリンタ1の電源投入時や、所定枚数の印刷が行われたとき、あるいはレーザプリンタ1が起動されてから所定の時間が経過するごとなどであってもよい。
【0064】
本実施の形態ではレーザ制御部100をレーザプリンタ1のスキャナユニット16に組み込んで利用したが、これに限らず、レーザ制御部100を、例えば、デジタルコピー機等の複写機、CD−Rドライブ等の光ディスク記録装置、光ルータ等の光通信装置などの光源として利用してもよい。
【0065】
また、レーザ制御部100のCPU110、ROM111およびRAM112は、レーザプリンタ1の制御を司るCPU(図示外)と同一であってもよい。また、増幅率可変回路部150およびモニタ電圧増幅回路部160は、同一の回路であってもよい。また、PWM信号は、CPU110にて生成され出力されるようにしてもよい。
【0066】
また、本実施の形態におけるレーザ制御プログラムでは、S15,S17およびS25,S27の判断処理で、それぞれ基準電圧Np,Nsのカウント値に対して誤差を考慮した上での比較を行ったが、誤差を考慮せず、モニタ電圧Mのカウント値が各基準電圧Np,Nsのカウント値と一致するように調整してもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のレーザ制御装置では、レーザ光発生手段から出力される第1の光強度、およびその第1の光強度よりも弱い第2の光強度のレーザ光のそれぞれの光強度に基づく検出信号を、それぞれ異なる増幅率で増幅することができるので、第2の光強度がかなり弱い場合でも、その変化の違いがはっきりするように増幅することで、フィードバック制御を精度良く行うことができる。
【0068】
また、請求項2に係る発明のレーザ制御装置では、請求項1に係る発明の効果に加え、レーザ光発生手段から発生された第1の光強度、および第2の光強度のレーザ光の光強度を検出するための光強度検出手段として一つのフォトダイオードを利用することができるので、既製品としてのLDパッケージ等を利用することができ、生産コストの低減を図ることができる。
【0069】
また、請求項3に係る発明のレーザ制御装置では、請求項1または2に係る発明の効果に加え、第1の光強度および第2の光強度のレーザ光の光強度を、記憶手段に記憶した第1基準信号および第2基準信号の強度に基づいて調整することができるので、第1の光強度および第2の光強度のレーザ光の光強度を一定に保つようにすることができる。
【0070】
また、請求項4に係る発明のレーザ制御装置では、請求項3に係る発明の効果に加え、PWM制御を利用したレーザ光の光強度の制御を行うことができるので、装置の制御をデジタル化することができ、使用される部品の変更等があっても容易に対応させることができる。
【0071】
また、請求項5に係る発明のレーザ制御装置では、請求項4に係る発明の効果に加え、第1の光強度のレーザ光、および第2の光強度のレーザ光を発生するための駆動電流は、それぞれ独立な第1の光強度信号変換手段、および第2の光強度信号変換手段によって発生され、切替手段によりレーザ光発生手段への印加を切り替えることができるので、レーザ光発生手段から発生されるレーザ光の光強度の切り替えを高速に行うことができる。
【0072】
また、請求項6に係る発明の画像形成装置では、請求項1乃至5のいずれかに記載のレーザ制御装置によってレーザ光の発生の制御が行われているので、第1の光強度および第2の光強度のレーザ光の切り替えの高速化により、画像の形成の高速化を図ることでき、また、発生されるレーザ光の光強度を一定に保つようにすることができ、形成される画像の品質を高く安定させることができる。
【0073】
また、請求項7に係る発明の画像形成装置では、請求項6に係る発明の効果に加え、画像が形成された被記録媒体上の表面色へは第2の光強度のレーザ光の光強度による影響がないので、画像の形成の高速化を図っても形成される画像の品質に影響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタ1の概略的な構成を示す模式図である。
【図2】レーザ制御部100の構成を示すブロック図である。
【図3】レーザ制御プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
100 レーザ制御部
102a 半導体レーザ素子
102b フォトダイオード
110 CPU
111 ROM
120 信号変換回路部
125 点灯電流駆動制御回路部
130 信号変換回路部
135 微点灯電流駆動制御回路部
140 駆動電流切替回路部
150 増幅率可変回路部
160 モニタ電圧増幅回路部

Claims (7)

  1. レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、
    第1の光強度のレーザ光と、第1の光強度よりも弱い第2の光強度のレーザ光とを切り替えて発生するように前記レーザ光発生手段を駆動するレーザ光駆動手段と、
    外部より入力された変調信号に基づいて、前記レーザ光発生手段から第1の光強度または第2の光強度のレーザ光を発生させるように前記レーザ光駆動手段を制御する制御手段と、
    前記レーザ光発生手段から発生するレーザ光の光強度を検出する光強度検出手段と、
    前記光強度検出手段からの検出信号を増幅するための増幅手段と、
    前記第2の光強度のレーザ光の検出信号に対する増幅率が、前記第1の光強度のレーザ光の検出信号に対する増幅率よりも大きくなるように、前記増幅手段に対して増幅率を設定する増幅率設定手段と
    を備え、
    前記制御手段は、その増幅率設定手段により設定された増幅率に基づいて増幅される前記検出信号に基づいて、前記レーザ光発生手段から発生される前記第1の光強度または第2の光強度のレーザ光の光強度がそれぞれ一定に保たれるように調整する光強度調整手段を含むことを特徴とするレーザ制御装置。
  2. 前記光強度検出手段は、一つのフォトダイオードにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ制御装置。
  3. 前記第1の光強度および第2の光強度のレーザ光のそれぞれについて、前記増幅された検出信号の強度の基準となる第1基準信号および第2基準信号を記憶した記憶手段を備え、
    前記光強度調整手段は、
    前記増幅手段により増幅された前記第1の光強度または第2の光強度のレーザ光の検出信号の強度と、それに対応して前記記憶手段に記憶された第1基準信号の強度または第2基準信号の強度とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって比較された結果、
    前記第1の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第1基準信号の強度より弱い場合、または、前記第2の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第2基準信号の強度より弱い場合に、前記レーザ光駆動手段を制御するための制御信号の強度を上げる信号強度上昇手段と、
    前記比較手段によって比較された結果、前記第1の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第1基準信号の強度より強い場合、または、前記第2の光強度のレーザ光の増幅された検出信号の強度が第2基準信号の強度より強い場合に、前記レーザ光駆動手段を制御するための制御信号の強度を下げる信号強度下降手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ制御装置。
  4. 前記制御信号はPWM信号であって、
    前記レーザ光駆動手段は、前記入力されるPWM信号を、前記レーザ光発生手段を駆動するための駆動電流に変換するための信号変換手段を備え、
    前記光強度調整手段は、前記信号強度上昇手段および信号強度下降手段によってPWM信号のデューティ比の増加および減少をそれぞれ行って、前記信号変換手段が前記レーザ光発生手段に印加する駆動電流の増減を行うことで、前記第1の光強度または第2の光強度のレーザ光の光強度の調整を行うことを特徴とする請求項3に記載のレーザ制御装置。
  5. 前記信号変換手段は、
    前記レーザ光発生手段から前記第1の光強度のレーザ光を発生するための第1の光強度信号変換手段と、
    前記レーザ光発生手段から前記第2の光強度のレーザ光を発生するための第2の光強度信号変換手段と、
    外部より入力された変調信号に基づいて、前記レーザ光発生手段への駆動電流の印加を、前記第1の光強度信号変換手段から行う場合と、前記第2の光強度信号変換手段から行う場合とに切り替える切替手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のレーザ制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のレーザ制御装置と、
    前記レーザ制御装置から出射されるレーザ光により像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で現像して形成された現像剤像が被記録媒体に転写されることで画像の形成が行われる画像形成手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記第1の光強度は、前記像担持体上において画像が形成される画像形成部に対して、また、前記第2の光強度は、前記像担持体上において画像の形成が行われない非画像形成部に対してそれぞれ照射される前記レーザ光の光強度であり、
    前記第2の光強度は、その第2の光強度のレーザ光の光強度が、前記非画像形成部に対応する被記録媒体上の部分の表面色に対して影響を与えない光強度となるように、その光強度が設定されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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