JP2004339294A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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直樹 後藤
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多朗 江原
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Abstract

【課題】洗浄性が良好で、皮膚に使用した場合、洗浄後の肌のエモリエント効果に優れ、毛髪に使用した場合、洗髪後の毛髪のコンディショニング効果に優れる洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】次次の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の水酸基価(OHV)が10〜150であることを特徴とする洗浄剤組成物。
(A)ジトリメチロールプロパンと脂肪酸とのエステル化合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物、該エステル化合物と多価カルボン酸との重縮合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物と脂肪酸との重縮合物、及びジトリメチロールプロパンと脂肪酸と多価カルボン酸との重縮合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上
(B)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、およびノニオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚や毛髪の洗浄剤に関するものであり、さらに詳しくは、泡立ちやすすぎ等の洗浄性が良好で、皮膚に使用した場合は、洗浄後の肌のつっぱり感がなく、柔軟性やしっとり感に優れ、毛髪に使用した場合は、洗髪後の毛髪のまとまり、なめらかさ等のコンディショニング効果に優れる、使用感の良好な洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、皮膚や毛髪に関する洗浄剤には、単なる汚れの除去だけでなく、洗浄後の肌や毛髪へのエモリエント効果(柔軟性)、コンディショニング効果等に優れることが望まれている。
従来、洗浄剤組成物に配合されるエモリエント成分あるいはコンディショニング成分としては、カチオン化セルロース等のカチオン性ポリマー(例えば特許文献1)やポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン化合物(例えば特許文献2)、ポリグリセリンを主成分とする保湿剤(例えば特許文献3)等が広く用いられていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−153618号公報
【特許文献2】
特許第2911573号公報
【特許文献3】
特開2001−31560号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カチオン性ポリマーは吸着性が高いために蓄積性があり、長期に渡って使用すると、べたつきやごわつきが生じるなどの欠点があった。また、シリコーン化合物はさらさら感やなめらかさの付与には優れているが、エモリエント効果に欠けるという欠点があった。また、保湿剤は親水性であるため、すすぎで流されてしまう上、洗浄剤組成物の泡立ちを阻害するものや、すすぎ時にぬるつき感を与えるものがあり、洗浄性において充分満足いくものではなかった。
すなわち、泡立ちやすすぎ等の洗浄性を低下させることなく、洗浄後の肌や毛髪へのエモリエント効果、コンディショニング効果等に優れる、使用感の良好な洗浄剤組成物の開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、特定のジトリメチロールプロパン誘導体と、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上とを含有する洗浄剤組成物が、上記課題を解決することができることを見出だし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の水酸基価(OHV)が10〜150であることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものである。
(A)ジトリメチロールプロパンと脂肪酸との下記一般式(I)で示されるエステル化合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物、下記一般式(I)で示されるエステル化合物と多価カルボン酸との重縮合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物と脂肪酸との重縮合物、及びジトリメチロールプロパンと脂肪酸と多価カルボン酸との重縮合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上
【化2】
Figure 2004339294
(式中、R〜Rはそれぞれ独立して水素原子又は脂肪酸残基を表す。)
(B)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上。
なお、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物と脂肪酸との重縮合物とは、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物と、脂肪酸とのエステル化反応で得られた重縮合物のことを示す。
【0006】
さらに、本発明は成分(A)及び(B)を含有するものであって、成分(A)が洗浄剤組成物全量中0.01〜30質量%含有することを特徴とする前記洗浄剤組成物を提供するものである。
【0007】
また、本発明は成分(A)及び(B)を含有するものであって、成分(B)が洗浄剤組成物全量中0.01〜40質量%含有することを特徴とする前記洗浄剤組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる成分(A)は、ジトリメチロールプロパンと脂肪酸との下記一般式(I)で示されるエステル化合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物、下記一般式(I)で示されるエステル化合物と多価カルボン酸との重縮合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物と脂肪酸との重縮合物、及びジトリメチロールプロパンと脂肪酸と多価カルボン酸との重縮合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上である。
【化3】
Figure 2004339294
(式中、R〜Rはそれぞれ独立して水素原子又は脂肪酸残基を表す。)
【0009】
成分(A)を形成するための脂肪酸としては、炭素数5〜28の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸が好ましく、特に分岐鎖の脂肪酸が好ましい。このような分岐鎖の脂肪酸としては、例えば、ピバリン酸、イソヘプタン酸、4−エチルペンタン酸、イソオクチル酸、2−エチルヘキサン酸、4,5−ジメチルヘキサン酸、4−プロピルペンタン酸、イソノナン酸、2−エチルヘプタン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、イソデカン酸、イソドデカン酸、2−メチルデカン酸、3−メチルデカン酸、4−メチルデカン酸、5−メチルデカン酸、6−メチルデカン酸、7−メチルデカン酸、9−メチルデカン酸、6−エチルノナン酸、5−プロピルオクタン酸、イソラウリン酸、3−メチルヘンデカン酸、6−プロピルノナン酸、イソトリデカン酸、2−メチルドデカン酸、3−メチルドデカン酸、4−メチルドデカン酸、5−メチルドデカン酸、11−メチルドデカン酸、7−プロピルデカン酸、イソミリスチン酸、2−メチルトリデカン酸、12−メチルトリデカン酸、イソパルミチン酸、2−ヘキシルデカン酸、14−メチルペンタデカン酸、2−エチルテトラデカン酸、イソステアリン酸、メチル分岐型イソステアリン酸、2−へプチルウンデカン酸、2−イソへプチルイソウンデカン酸、2−エチルヘキサデカン酸、14−エチルヘキサデカン酸、14−メチルヘプタデカン酸、15−メチルヘプタデカン酸、16−メチルヘプタデカン酸、2−ブチルテトラデカン酸、イソアラキン酸、3−メチルノナデカン酸、2−エチルオクタデカン酸、イソヘキサコ酸、24−メチルヘプタコサン酸、2−エチルテトラコサン酸、2−ブチルドコサン酸、2−ヘキシルイコサン酸、2−オクチルオクタデカン酸、2−デシルヘキサデカン酸などが挙げられ、これらを1種又は2種以上を使用することができる。これらのうち炭素数8〜18の脂肪酸、特にイソオクチル酸(さらに好ましくは、2−エチルヘキサン酸、4,5−ジメチルヘキサン酸)、イソノナン酸(さらに好ましくは、2−エチルヘプタン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸)、イソパルミチン酸、イソトリデカン酸、イソステアリン酸(さらに好ましくは、メチル分岐型イソステアリン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、2−イソヘプチルイソウンデカン酸)などの炭素数8〜18の分岐飽和脂肪酸が好ましい。
直鎖脂肪酸とは、炭素数6〜28の直鎖脂肪酸で、例えば、カプロン酸、カプリル酸、オクチル酸、ノニル酸、デカン酸、ドデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの直鎖飽和脂肪酸、また、カプロレイン酸、ウンデシレン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ゴンドイン酸、エルカ酸、ブラシン酸などの直鎖不飽和脂肪酸が挙げられ、これらを1種又は2種以上を使用することができる。
【0010】
本発明の成分(A)のエステル化合物は、モノ、ジ、トリ、又はテトラのエステル化合物の1種又は2種以上からなるものである。
また、成分(A)の重縮合物を調製するのに本発明で用いる多価カルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸やセバシン酸などの炭素数2から炭素数10の2塩基性カルボン酸が好ましい。これらは1種又は2種以上を使用することができる。
【0011】
本発明の成分(A)は、水酸基価(OHV)(以下、単に「OHV」と表す)が10〜150のものが好ましく、OHVが30〜150のものがより好ましく、40〜100のものが最も好ましい。OHVがこのような範囲にあると、抱水性が高くなるために、潤い感を得られやすいといった効果を発揮できる。OHVとは、試料1グラム中に含まれる遊離のOH基をアセチル化するために必要とする酢酸を中和するために要する水酸化カリウムのミリグラム数のことをいう。本発明の成分(A)は、室温で液状であることが好ましく、粘度(25℃)が100〜30000mPa・sであることが好ましい。
本発明の成分(A)は、例えば、ジトリメチロールプロパン1当量に対し脂肪酸及び/又は多価カルボン酸を1.5〜3.5当量仕込み、無触媒又は触媒(たとえば塩化スズ)存在下、180〜240℃にてエステル化及び/又は脱水縮合反応を行う。反応終了後は、反応混合物を吸着処理等に付して触媒除去処理を行い、蒸留等により未反応原料など低分子分を除去して、最終製品を得る方法により調製することができる。
【0012】
この成分(A)の配合量は、使用感や経時安定性等を考慮し決めることができるが、洗浄剤組成物全量中0.01〜30質量%が好ましく、0.1〜15質量%がより好ましく、0.3〜10質量%が最も好ましい。この範囲であれば、使用感および洗浄性において、満足いくものが得られる。
【0013】
本発明で用いられる成分(B)のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤は、化粧料一般に用いられているものであれば特に制約なく使用することができる。具体的には、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、又はラウリン酸の脂肪酸石鹸、ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベンダイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベンダインなどの両性界面活性剤、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ジステアリン酸エチレングリコール、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、及びノニオン性界面活性剤等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を使用することができる。
なお、アニオン性界面活性剤として使用する脂肪酸石鹸は、あらかじめ脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムとして調整されたものを使用してもよく、また製造時に水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリと脂肪酸を混合して調整し、使用してもよい。
本発明の成分(B)の配合量は、特に限定されないが、洗浄効果を得られるという観点から、洗浄剤組成物全量中0.01〜40質量%が好ましく、特に、1〜30質量%が好ましい。この範囲であれば、使用感および洗浄性において良好なものが得られる。
【0014】
本発明の洗浄剤組成物には、前記成分に加え、本発明の効果を妨げない範囲で通常の洗浄剤組成物に使用される成分、例えば成分(A)以外の油剤、ゲル化剤、アルコール類、水溶性高分子、油溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線吸収剤、色素、感触調整としての粉体、保湿剤、防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦活剤、肌あれ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、包接化合物等を添加することができる。
【0015】
また、本発明の洗浄剤組成物は、水性又は油性ベースを問わず、更に、シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ、洗顔料、クレンジング料等の製品形態が挙げられる。また、剤型は液状、乳液状、固形状、ペースト状、クリーム状、ゲル状等種々の形態を選択することができる。
これらの洗浄組成物は、通常の化粧料を製造する方法にて製造することができ、特にその製法は限定されない
【0016】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
【0017】
(製造例1)ジトリメチロールプロパンとイソステアリン酸とセバシン酸との重縮合物の調製
ジトリメチロールプロパン[広栄化学社製:ジトリメチロールプロパン]168g(0.8モル)、イソステアリン酸[ユニケマ社製:PRISORINE3505]392g(1.3モル)、及びセバシン酸[小倉合成工業社製:セバシン酸]41g(0.2モル)を攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を備えた1Lの4つ口フラスコに仕込み、還流溶剤として、キシロールを全仕込量の5質量%の量で一緒に加え、攪拌しながら混合物を180〜240℃で6時間反応させた。反応終了後、活性白土を用いて脱色し、常法による脱臭を行い、ジトリメチロールプロパンとイソステアリン酸とセバシン酸との重縮合物436gを得た。この重縮合物のOHVは92であった。
【0018】
(製造例2)ジトリメチロールプロパンと2−エチルヘキサン酸とのエステル化合物の調製
ジトリメチロールプロパン[広栄化学社製:ジトリメチロールプロパン]211g(0.8モル)と2−エチルヘキサン酸[チッソ社製:オクチル酸]389g(2.7モル)を攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を備えた1Lの4つ口フラスコに仕込み、還流溶剤として、キシロールを全仕込量の5質量%の量で一緒に加え、攪拌しながら混合物を180〜240℃で19時間反応させた。反応終了後、活性白土を用いて脱色し、常法による脱臭を行い、ジトリメチロールプロパンと2−エチルヘキサン酸とのエステル化合物421gを得た。このエステル化合物のOHVは89であった。
【0019】
(比較製造例1)ジトリメチロールプロパンと2−エチルヘキサン酸とのテトラエステル化合物の調製
ジトリメチロールプロパン[広栄化学社製:ジトリメチロールプロパン]185g(0.7モル)と2−エチルヘキサン酸[チッソ社製:オクチル酸]415g(2.9モル)を攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を備えた1Lの4つ口フラスコに仕込み、還流溶剤として、キシロールを全仕込量の5質量%の量で一緒に加え、攪拌しながら混合物を200〜250℃で30時間反応させた。反応終了後、活性白土を用いて脱色し、常法による脱臭を行い、ジトリメチロールプロパンと2−エチルヘキサン酸とのテトラエステル化合物390gを得た。このテトラエステル化合物(下記一般式(II))のOHVは1であった。
【化4】
Figure 2004339294
(式中、R〜Rは全て2−エチルヘキサン酸残基を表す。)
【0020】
実施例1〜4及び比較例1〜2 シャンプー
表1に示す各組成のシャンプーを下記の製造方法にて調製し、その使用感について下記の方法に従い、官能評価を行った。得られた結果を表1に併せて示す。
【0021】
【表1】
Figure 2004339294
注(1):SILSTYLE401(日本ユニカー製)
【0022】
(製造方法)
成分1〜12を均一に混合し、シャンプーを得た。
【0023】
(評価方法)
女性20名の専門パネルにより、使用テストを実施し、使用中の泡立ち、すすぎ易さ、乾燥後の髪のまとまり具合、なめらかさ、しっとり感について、下記の絶対評価基準を用いて7段階に評価し、各試料の評点の平均値を4段階の判定基準を用いて判定した。
Figure 2004339294
【0024】
表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜4のシャンプーは比較例1〜2と比較して、使用中の泡立ち、すすぎ易さ、乾燥後の髪のまとまり具合、なめらかさ、しっとり感において、極めて優れた効果を示すものであることが実証された。これに対し、本発明の構成成分である成分(A)を配合していない比較例1及び、本発明の構成成分である成分(A)に替えて、比較製造例1のテトラエステル化合物を配合した比較例2では、乾燥後の髪のまとまり具合、なめらかさ、しっとり感の項目を満足するものは得られなかった。
【0025】
実施例5〜6及び比較例3〜4 ボディーソープ
表2に示す各組成のボディーソープを下記の製造方法にて調製し、前述の評価基準を用いて使用テストを実施し、使用中の泡立ち、すすぎ易さ、洗浄後の肌の柔軟性、しっとり感、すべすべ感について評価を行った。
【0026】
【表2】
Figure 2004339294
【0027】
(製造方法)
成分1〜13を均一に混合し、ボディーソープを得た。
表2の結果から明らかなように、本発明の実施例5〜6のボディーソープは比較例3〜4と比較して、使用中の泡立ち、すすぎ易さ、洗浄後の肌の柔軟性、しっとり感、すべすべ感において、極めて優れた効果を示すものであることが実証された。これに対し、本発明の構成成分である成分(A)に替えて、比較製造例1のテトラエステル化合物を配合した比較例3、及び本発明の構成成分である成分(A)に替えてジグリセリンを配合した比較例4では、洗浄後の肌の柔軟性、しっとり感、すべすべ感の項目を満足するものは得られなかった。
【0028】
実施例7 洗顔クリーム
Figure 2004339294
注(2):KF−96H−6000cs(信越化学工業社製)
【0029】
(製造方法)
A.成分1〜7を加熱溶解し、70℃にする。
B.成分8〜12を加熱し70℃にする。
C.70℃にてB工程で得られた混合物にA工程で得られた混合物を攪拌しながら徐々に加え、けん化反応が終了後、攪拌しながら冷却し、洗顔クリームを得た。
本発明の洗顔クリームは、泡立ち、すすぎ等の洗浄性に優れ、かつ、洗浄後の肌のつっぱり感がなくなめらかで、しっとり感、エモリエント効果に優れた、良好な感触のものであった。
【0030】
実施例8 ジェル状洗顔料
Figure 2004339294
【0031】
(製造方法)
A.成分1〜3を均一に混合する。
B.A工程で得られら混合物に成分4〜9を加えて均一混合し、ジェル状洗顔料を得た。
本発明のジェル状洗顔料は、泡立ち、すすぎが良好で、洗浄後の肌のなめらかさ、しっとり感、エモリエント効果に優れた、良好な感触のものであった。
【0032】
実施例9 クレンジングオイル
Figure 2004339294
【0033】
(製造方法)
成分1〜6を均一に混合し、クレンジングオイルを得た。
本発明のクレンジングオイルは、洗浄効果に優れ、洗い流し時の油っぽさがなく、洗浄後の肌のなめらかさ、しっとり感、エモリエント効果に優れた、良好な感触のものであった。
【0034】
実施例10 クレンジングクリーム
Figure 2004339294
【0035】
(製造方法)
A.成分1〜8を加温溶解し、均一に混合する。
B.成分9〜14を加温し、均一に混合する。
C.80℃にてA工程で得られら混合物にB工程で得られら混合物を加えて乳化し、冷却後、クレンジングクリームを得た。
本発明のクレンジングクリームは、洗浄効果に優れ、拭き取り後の後肌がなめらかで、しっとり感、エモリエント効果に優れた良好な感触のものであった。
【0036】
【発明の効果】
本発明の洗浄剤組成物は、泡立ちやすすぎ等の洗浄性が良好で、洗浄後の肌及び毛髪に対し、皮膚に使用した場合は、洗浄後の肌のつっぱり感がなく、柔軟性やしっとり感に優れ、毛髪に使用した場合は、洗髪後の毛髪のまとまり、なめらかさ等のコンディショニング効果に優れるものである。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の水酸基価(OHV)が10〜150であることを特徴とする洗浄剤組成物。
    (A)ジトリメチロールプロパンと脂肪酸との下記一般式(I)で示されるエステル化合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物、下記一般式(I)で示されるエステル化合物と多価カルボン酸との重縮合物、ジトリメチロールプロパンと多価カルボン酸との重縮合物と脂肪酸との重縮合物、及びジトリメチロールプロパンと脂肪酸と多価カルボン酸との重縮合物からなる群から選ばれる1種又は2種以上
    Figure 2004339294
    (式中、R〜Rはそれぞれ独立して水素原子又は脂肪酸残基を表す。)
    (B)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上。
  2. 前記成分(A)を洗浄剤組成物全量中0.01〜30質量%含有することを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 前記成分(B)を洗浄剤組成物全量中0.01〜40質量%含有することを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物。
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