JP2004338900A - 紙送り機構およびこれに用いる紙送りローラの加工方法 - Google Patents

紙送り機構およびこれに用いる紙送りローラの加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、低コストで確実に紙送りすることができる紙送り機構およびこれに用いる紙送りローラの加工方法を提供すること。
【解決手段】本発明の紙送り機構は、金属からなる紙送りローラ1と、この紙送りローラ1に圧接可能な圧接ローラ2と、紙送りローラ1と圧接ローラ2との間に圧接狭持して紙送り可能な記録用紙(図示せず)とを備え、紙送りローラ1の外周部の円周方向の記録用紙を圧接する部分には、第1の突起1cと、この第1の突起1cの外側で紙送りローラ1の長手方向における両端部寄りの位置に第2の突起1dとが複数突出形成され、第2の突起1dは、高さ寸法が第1の突起1cよりも高く形成されて圧接ローラ2が圧接可能になっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ等に使用され、紙送りローラと圧接ローラとの間に狭持した記録用紙を好適に紙送り可能な紙送り機構およびこれに用いる紙送りローラの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の紙送り機構は、図5に示すように、金属からなり円柱状のローラ部21aを有する紙送りローラ21と、このローラ部21aに圧接可能な金属からなる圧接ローラ22とが配設されている。
前記紙送りローラ21は、ローラ部21aの長手方向の両端部における回転中心から軸部21bが延出形成され、この軸部21bが、例えばプリンタ(図示せず)側の軸受け部に軸支されて回転可能になっている。
前記紙送りローラ21のローラ部21aには、長手方向における図示左右の両端部側に、複数の突起21cが所定寸法の高さで突出形成されている。
【0003】
また、紙送りローラ21に圧接する圧接ローラ22は、紙送りローラ21のローラ部21aより直径寸法が小さいローラ部22aを有し、このローラ部22aの長手方向の両端部における回転中心から軸部22bが延出形成されている。
前記軸部22bには、コイルバネ23が弾性付勢されて、圧接ローラ22が、紙送りローラ21の複数の突起21cに圧接するようになっている。
そして、圧接ローラ22は、紙送りローラ21の回転に追従して回転可能になっている。
また、紙送りローラ21と圧接ローラ22との間には、記録用紙(図示せず)が圧接狭持され、複数の突起21cが記録用紙に喰い込んだ状態で、紙送りローラ21を回転駆動することにより、記録用紙を紙面に対して垂直方向に紙送り可能になっている。
【0004】
このような従来の紙送り機構において、紙送りローラ21と圧接ローラ22との間に記録用紙が狭持されてないときは、金属からなる圧接ローラ22のローラ部22aが直接複数の突起21cを圧接するために、突起21cの先端がつぶれて、記録用紙に喰い込まなくなるおそれがあった。
この対策として、従来の紙送り機構における圧接ローラ22は、図6に示すように、ローラ部22aの長手方向における左右の両端部に、ローラ部22aより直径寸法の大きな補助ローラ24を配設する。
【0005】
そして、紙送りローラ21の補助ローラ24が圧接する部分には、突起21cを形成しないで、補助ローラ24が紙送りローラ21のローラ部21aの外周部を圧接して突起21cと圧接ローラ22のローラ部22aとの間に、記録用紙の厚さ寸法より小さい隙間が形成されるようにしたものがある。
このような、圧接ローラ22に補助ローラ24を有する紙送り機構は、圧接ローラ22と紙送りローラ21との間に記録用紙が狭持されてない場合でも、圧接ローラ22のローラ部22aが複数の突起21cを圧接することがないので、複数の突起21cがつぶれるのを防止できる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−109777号公報
特開平10−120233号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示すような従来の紙送り機構は、圧接ローラ22の軸部22bに、ローラ部22aより直径寸法が大きな補助ローラ24を挿入していたので、部品点数が多くなると共に組立に時間が掛かりコストアップになる問題があった。
また、部品点数を削減するために、圧接ローラ22の材料を、補助ローラ24の直径寸法と同じものを用いて、例えば旋盤加工等によりローラ部22aおよび軸部22bを形成することも可能であるが、旋盤加工に時間が掛かると共に材料歩留まりが悪くなり、更にコストアップになる問題があった。
本発明は、前述したような課題を解決して、低コストで確実に紙送りすることができる紙送り機構およびこれに用いる紙送りローラの加工方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段として本発明の紙送り機構は、金属からなる紙送りローラと、この紙送りローラに圧接可能な圧接ローラとを有し、前記紙送りローラと前記圧接ローラとの間に記録用紙を圧接狭持してこの記録用紙を搬送可能な紙送り機構であって、前記紙送りローラの外周部には、前記記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1の突起と、この第1の突起の外側で前記紙送りローラの長手方向における両端部寄りの位置に突出形成された第2の突起とが設けられ、前記第2の突起は、高さ寸法が前記第1の突起よりも高く形成されて前記圧接ローラが圧接可能になっていることを特徴とする。
【0009】
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記第1の突起の高さ寸法は、40〜65μmに形成され、前記第2の突起の高さ寸法は、前記第1の突起より10〜120μm高く形成されていることを特徴とする請。
【0010】
また、前記課題を解決するための第3の手段として本発明の紙送りローラの加工方法は、金属からなるローラ部を有し、このローラ部の外周部には、記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1突起と、この第1突起の外側で前記ローラ部の長手方向における両端部寄りに突出形成された複数の第2の突起とが設けられ、前記第1、第2の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、このポンチには、前記第1の突起を突出形成可能な第1の刃と、前記第2の突起を突出形成可能な第2の刃とが形成され、前記第2の刃は、前記第1の刃より高さが高く形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、前記課題を解決するための第4の手段として、前記第1の刃により形成される前記第1の突起の高さ寸法は、40〜65μmに形成され、前記第2の刃により形成される前記第2の突起の高さ寸法は、前記第1の突起より10〜120μm高く形成されていることを特徴とする。
【0012】
また、前記課題を解決するための第5の手段として、前記ポンチは、円柱状の前記ローラ部の外周部を挟んで一対配設され、前記一対のポンチは、それぞれの前記第1、第2の刃を互いに対向させた状態で、前記プレスの1回のパンチング動作で、前記ローラ部の前記外周部の互いに対向する部分に前記第1、第2の突起を、それぞれ同時に形成するようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、前記課題を解決するための第6の手段として本発明の紙送りローラの加工方法は、金属からなるローラ部を有し、このローラ部の外周部には、記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1の突起と、この第1の突起の外側で前記ローラ部の長手方向における両端部寄りの外周部の円周方向にリング状に突出形成された第2の突起とが設けられ、記第1の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、このポンチには、前記第1の突起を突出形成可能な刃が形成され、前記刃によって形成される前記第1の突起は、前記第2の突起より高さが低く形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の紙送り装置およびこれに用いる紙送りローラの製造方法を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本発明に関する紙送り機構を説明する概略図であり、図2は本発明の紙送りローラの製造方法に係わるポンチの斜視図であり、図3、図4は本発明の紙送りローラの製造方法を説明する概略図である。
【0015】
まず、本発明の紙送り機構は、図1に示すように、金属からなる円柱状のローラ部1aを有する紙送りローラ1が配設され、この紙送りローラ1のローラ部1aには、長手方向の図示左右の両端部における回転中心から軸部1b、1bが延出形成されている。
そして、紙送りローラ1は、プリンタ(図示せず)側に回転自在に軸支された軸部1b、1bに、モータ等の駆動源が連結されて回転駆動可能になっている。
また、ローラ部1aの円柱状の長手方向における両端部側には、複数の第1の突起1cが突出形成されと共に、この第1突起の外側でローラ部1aの両端部寄りの位置に第2突起1dが突出形成されている。
【0016】
前記紙送りローラ1の第1の突起1cの長手方向における形成範囲Lは、記録用紙(図示せず)の幅寸法より広く形成されている。
そのために、紙送りローラ1と圧接ローラ2との間に圧接狭持されて紙送りされる記録用紙に、第2の突起1dが喰い込むようなことはない。
また、第1の突起1cの高さ寸法は、50から65μmに形成され、第2の突起1dの高さ寸法は、使用する記録用紙の厚さ寸法に応じて、第1の突起1cより10〜120μm高く形成されている。
【0017】
また、紙送りローラ1の外周部側には、金属からなる円柱状のローラ部2aを有する圧接ローラ2が紙送りローラ1と平行方向に配設されて、円柱状のローラ部2aの両端部が紙送りローラ1の第2の突起1dに圧接可能になっている。
前記圧接ローラ2は、長手方向の図示左右の両端部における回転中心から、紙送りローラ1の軸部1bと平行方向に、それぞれ軸部2b、2bが延出形成され、この軸部2b、2bがプリンタ(図示せず)側に軸支されて、圧接ローラ2が回転自在になっている。
また、軸部2b、2bには、コイルバネ3等の弾性部材が弾性付勢されて、圧接ローラ2が紙送りローラ1に圧接可能になっている。
【0018】
また、紙送りローラ1と圧接ローラ2との間には、例えば印画紙等からなる記録用紙(図示せず)が紙送りされて圧接狭持されるようになっている。
前記記録用紙は、圧接ローラ2が圧接する側の図示上面側に、プリンタ(図示せず)の記録部によって所望の画像を記録可能になっている。
また、記録用紙は、紙送りローラ1と対向する側の図示下面側に、複数の第1突起1cが喰い込んで紙送りローラ1にグリップされた状態で、紙送りローラ1を回転駆動することにより、プリンタの記録部にスリップすることなく搬送可能になっている。また、記録部に搬送した記録用紙をスリップすることなく牽引するようになっている。
前記紙送りローラ1との間に記録用紙を圧接狭持した状態においては、圧接ローラ2と第2の突起1dとの間に、所定寸法の隙間が形成されるように、第1の突起1cと第2の突起1dの高さが設定されている。
【0019】
このような構成の本発明の紙送り機構において、紙送りローラ1と圧接ローラ2との間に記録用紙がない時は、圧接ローラ2のローラ部2aが紙送りローラ1の第2の突起1dに圧接して、圧接ローラ2のローラ部2aと第1の突起1cとの間に所定寸法の隙間が形成されるようになっている。
そのために、紙送りローラ1と圧接ローラ2との間に記録用紙がない状態で、紙送りローラ1を繰り返し回転駆動させても、第1の突起1cがつぶれることがない。
【0020】
尚、紙送りローラ1の第2の突起1dは、図1に示すように、ローラ部1aの外周部の円周方向に1列形成したものに限定されることはなく、第1の突起1cの外側に複数列形成(図示せず)したものでも良い。
また、第2の突起1dは、ローラ部1aの外周部の円周方向にリング状に突出形成(図示せず)したものでも良い。
また、第1の突起1cは、図1に示すように、ローラ部1aの中央部分に形成してないもので説明したが、中央部分も含む寸法Lの範囲に形成(図示せず)したものでも良い。
【0021】
前述したような本発明の紙送り機構に用いる紙送りローラ1の加工方法を、図2〜図4に基づいて説明すると、まず、第1、第2の突起1c、1dをプレス加工により形成可能なポンチ5が配設されている。
前記ポンチ5は、紙送りローラ1の第1の突起1cが形成されてないローラ部1aの中央部分に対応する位置に平坦部5aが形成され、第1の突起1cに対応する位置に凸条の第1の刃5bが図示上下方向に複数突出形成され、第2の突起1dに対応する位置に凸条の第2の刃5cが図示上下方向に突出形成されている。
前記第1の刃5bは、平坦部5aからの高さ寸法が第1の突起1cより高い略70μmに形成され、第2の刃5cの高さ寸法は、第1の刃5bより10〜120μm高く形成されている。
【0022】
このようなポンチ5をプレス(図示せず)の上型(図示せず)に取り付けると共に、ローラ部1aおよび軸部1bが形成された紙送りローラ1を下型(図示せず)に支持する。前記下型に支持した紙送りローラ1は、微細な角度で間欠回転可能に支持されている。
そして、プレスを駆動させてポンチ5を矢印Aの下方に所定のストローク降下させると、第1の刃5bおよび第2の刃5cがローラ部1aの外周部を切り込みして、ローラ部1aの外周部の長手方向に図1に示すような第1の突起1cと第2の突起1dとが突出形成される。
【0023】
前記第1、第2の突起1c、1dの高さ寸法は、ポンチ5を降下させるストローク量を調整することにより所望の高さに調整可能になっている。
本発明においては、紙送りされる記録用紙(図示せず)が、印画紙等の厚紙からなるので、第1の突起1cの高さ寸法が40〜50μmになるように、ポンチ5のストロークが調整されている。
また、下型に支持される紙送りローラ1は、ポンチ5が矢印B方向に上昇時にステッピングモータ等により微細な角度で間欠回転させ、その後、回転をロックした状態でポンチ5を降下させる動作を繰り返すことにより、ローラ部1aの外周部の円周方向に複数の第1、第2の突起1d、1cを形成することができる。
即ち、プレスのパンチング動作で、紙送りローラ1の外周部に複数の第1、第2の突起1c、1dを突出形成することができる。
【0024】
また、図示は省略するが、ローラ部1aの外周部を挟んだ状態で、第1、第2の刃5b、5cを互いに対向させてポンチ5を一対配設し、この一対のポンチ5を上型に固定して、上型を矢印A、B方向に昇降させると共に紙送りローラ1を微細な角度で間欠回転させることにより、ローラ部1aの外周部の互いに対向する部分に、第1、第2の突起1c、1dをそれぞれ同時に形成するようにしたものでも良い。
【0025】
また、本発明の紙送りローラの加工方法の変形例として、図示は省略するが、第1の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、第2の突起は、ローラ部の長手方向における両端部寄りの外周部の円周方向にリング状に突出形成し、
前記ポンチには、第1の突起を突出形成可能な刃が形成され、この刃によって形成される第1の突起は、前記第2の突起より高さが低く形成されるようにしたものでも良い。
このような紙送りローラの加工方法の変形例は、ポンチは、第1の突起を形成するための刃だけを形成すれば良いので、ポンチの加工が簡単である。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように本発明に関する紙送り機構における紙送りローラの外周部には、記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1の突起と、この第1の突起の外側で紙送りローラの長手方向における両端部寄りの位置に吐出形成された第2の突起とが設けられ、前記第2の突起は、高さ寸法が第1の突起よりも高く形成されて圧接ローラが圧接可能になっているので、紙送りローラと圧接ローラとの間に記録用紙がない場合でも、圧接ローラが第1の突起に圧接することがない。
そのために、第1の突起が圧接ローラでつぶされることがなく、第1の突起で記録用紙を確実に紙送りすることができる。
また、紙送りローラに第1、第2の突起を一体形成することにより、従来例のような補助ローラが不要になり、部品点数が削減できてコストダウンが可能な紙送り機構を提供できる。
【0027】
また、第1の突起の高さ寸法は、40〜65μmに形成され、第2の突起の高さ寸法は、第1の突起より10〜120μm高く形成されているので、記録用紙が印画紙等の厚紙でも、第1の突起が記録用紙に喰い込んで確実な紙送りができる。また、紙送りローラと圧接ローラとの間に記録用紙がない場合に、圧接ローラが第2の突起に圧接するので、圧接ローラで第1の突起がつぶされるのを防止できる。
【0028】
また、本発明の紙送りローラの製造方法は、第1、第2の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、このポンチには、第1の突起を突出形成可能な第1の刃と、第2の突起を突出形成可能な第2の刃とが形成され、第2の刃は、第1の刃より高さが高く形成されているので、プレス加工により、第1、第2の刃で第1、第2の突起を同時に高精度に形成することができる。
そのために、本発明の製造方法により低コストの紙送りローラを提供できる
【0029】
また、第1の刃により形成される第1の突起の高さ寸法は、40〜65μmに形成され、第2の刃により形成される第2の突起の高さ寸法は、第1の突起より10〜120μm高く形成されているので、記録用紙が印画紙等の厚紙でも、第1の突起が記録用紙に喰い込んで確実な紙送りができる。
また、紙送りローラと圧接ローラとの間に記録用紙がない場合に、圧接ローラが第2の突起に圧接するので、圧接ローラで第1の突起がつぶされるのを防止できる。
【0030】
また、一対のポンチは、それぞれの第1、第2の刃を互いに対向させた状態で、プレスの1回のパンチング動作で、ローラ部の外周部の互いに対向する部分に第1、第2の突起を、それぞれ同時に形成することができるので、本発明の製造方法により、紙送りローラの製造効率を向上させて、更に低コストの紙送りローラを提供できる。
【0031】
また、第1の突起の外側でローラ部の長手方向における両端部寄りの外周部の円周方向にリング状に突出形成された第2の突起とが設けられ、第1の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、このポンチには、第1の突起を突出形成可能な刃が形成され、この刃によって形成される第1の突起は、第2の突起より高さが低く形成されているので、ポンチは、第1の突起を形成するための刃だけを形成すれば良い。そのために、ポンチの加工が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する紙送り機構を説明する概略図である。
【図2】本発明の紙送りローラの製造方法に係わるポンチの斜視図である。
【図3】本発明の紙送りローラの製造方法を説明する概略図である。
【図4】本発明の紙送りローラの製造方法を説明する概略図である。
【図5】従来の紙送り機構を説明する概略図である。
【図6】従来の紙送り機構を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 紙送りローラ
1a ローラ部
1b 軸部
1c 第1の突起
1d 第2の突起
2 圧接ローラ
2a ローラ部
2b 軸部
3 コイルバネ
5 ポンチ
5a 平坦部
5b 第1の刃
5c 第2の刃

Claims (6)

  1. 金属からなる紙送りローラと、この紙送りローラに圧接可能な圧接ローラとを有し、前記紙送りローラと前記圧接ローラとの間に記録用紙を圧接狭持してこの記録用紙を搬送可能な紙送り機構であって、前記紙送りローラの外周部には、前記記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1の突起と、この第1の突起の外側で前記紙送りローラの長手方向における両端部寄りの位置に突出形成された第2の突起とが設けられ、
    前記第2の突起は、高さ寸法が前記第1の突起よりも高く形成されて前記圧接ローラが圧接可能になっていることを特徴とする紙送り機構。
  2. 前記第1の突起の高さ寸法は、40〜65μmに形成され、前記第2の突起の高さ寸法は、前記第1の突起より10〜120μm高く形成されていることを特徴とする請求項1記載の紙送り機構。
  3. 金属からなるローラ部を有し、このローラ部の外周部には、記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1突起と、この第1突起の外側で前記ローラ部の長手方向における両端部寄りに突出形成された第2の突起とが設けられ、
    前記第1、第2の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、このポンチには、前記第1の突起を突出形成可能な第1の刃と、前記第2の突起を突出形成可能な第2の刃とが形成され、前記第2の刃は、前記第1の刃より高さが高く形成されていることを特徴とする紙送りローラの加工方法。
  4. 前記第1の刃により形成される前記第1の突起の高さ寸法は、40〜65μmに形成され、前記第2の刃により形成される前記第2の突起の高さ寸法は、前記第1の突起より10〜120μm高く形成されていることを特徴とする請求項3記載の紙送りローラの加工方法。
  5. 前記ポンチは、円柱状の前記ローラ部の外周部を挟んで一対配設され、前記一対のポンチは、それぞれの前記第1、第2の刃を互いに対向させた状態で、前記プレスの1回のパンチング動作で、前記ローラ部の前記外周部の互いに対向する部分に前記第1、第2の突起を、それぞれ同時に形成するようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の紙送りローラの加工方法。
  6. 金属からなるローラ部を有し、このローラ部の外周部には、記録用紙を圧接する部分に突出形成された複数の第1の突起と、この第1の突起の外側で前記ローラ部の長手方向における両端部寄りの外周部の円周方向にリング状に突出形成された第2の突起とが設けられ、
    前記第1の突起をプレス加工により形成可能なポンチを配設し、このポンチには、前記第1の突起を突出形成可能な刃が形成され、前記刃によって形成される前記第1の突起は、前記第2の突起より高さが低く形成されていることを特徴とする紙送りローラの加工方法。
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