JP2004337442A - 医療用検査装置 - Google Patents

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JP2004337442A JP2003139172A JP2003139172A JP2004337442A JP 2004337442 A JP2004337442 A JP 2004337442A JP 2003139172 A JP2003139172 A JP 2003139172A JP 2003139172 A JP2003139172 A JP 2003139172A JP 2004337442 A JP2004337442 A JP 2004337442A
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Seiki Toriyama
誠記 鳥山
Kazufumi Takamizawa
一史 高見澤
Fumiyuki Onoda
文幸 小野田
Minoru Sato
稔 佐藤
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Abstract

【課題】本発明は、装置本体のケースに吸引孔などが直接的に目視されることがなく、外観の向上を図ることができる医療用検査装置を提供することを最も主要な特徴とする。
【解決手段】作業台ユニット3の背面に冷却用のファンが配設され、作業台ユニット3のフレーム6の周囲に配設された隣接する上部正面パネル11aと外装パネル85との外装パネル同士の合わせ部に前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を有するように吸気口としてのオーバーラップ部86を設けたものである。
【選択図】 図28

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡を使用した検査や手術時に手術室内で使用される医療用検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気器具類では従来から、装置本体のケース内に収容された内部機器を強制冷却する場合には、装置本体の背面などに冷却ファンが配設されている。さらに、装置本体のケースの外装パネルには冷却ファンと対向する場所に排気口が形成されている。また、装置本体のケースの正面パネルやサイドパネルなどには吸引孔となる穴を開けている。そして、冷却ファンの駆動により、外装パネルの吸引孔から装置本体のケースの内部に外気を吸い込み、排気口から排出する空気の流路を装置本体の内部に形成して内部機器を空冷するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成の装置では、装置本体のケースの外装パネルにパンチング口や、網目状のネットを被せた吸引孔などを直接的に形成しているので、外観上好ましいものではなかった。
【0004】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、装置本体のケースに吸引孔などが直接的に目視されることがなく、外観の向上を図ることができる医療用検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内視鏡検査に使用する複数の周辺装置が作業台ユニットの内部に収納され、前記作業台ユニットの背面に冷却用のファンが配設された医療用検査装置において、前記作業台ユニットのフレームの周囲に配設された隣接する外装パネル同士の合わせ部に前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を有するように吸気口としてのオーバーラップ部を設けたことを特徴とする医療用検査装置である。
そして、本請求項1の発明では、作業台ユニットの背面の冷却用のファンの駆動時には作業台ユニットのフレームの周囲に配設された隣接する外装パネル同士の合わせ部の吸気口としてのオーバーラップ部から外気を作業台ユニットの内部に吸い込み、冷却用のファンから外部に吐出される間の作業台ユニットの内部の流路に沿う外気の流れによって内部機器を空冷する。このとき、吸気口としてのオーバーラップ部は、作業台ユニットのフレームの周囲に配設された隣接する外装パネル同士の合わせ部の吸気口が前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を設けることにより、吸気口が直接的に目視されることがなく、外観の向上を図れるようにしたものである。
【0006】
請求項2の発明は、前記オーバーラップ部の内側に配置されるパネル面に外気を前記作業台ユニットの内部に吸込む吸気口を配置したことを特徴とする請求項1に記載の医療用検査装置である。
そして、本請求項2の発明では、オーバーラップ部の内側に配置されるパネル面の吸気口から外気を作業台ユニットの内部に吸込むようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は内視鏡を使用した検査や手術時に手術室内で使用される本実施の形態の医療用検査装置である内視鏡検査装置1のシステム全体の概略構成を示すものである。この内視鏡検査装置1のシステムには手術用ベッド2の近傍位置に配置される作業台ユニット3と、モニタースタンド4とが設けられている。
【0008】
作業台ユニット3のユニット本体5には、図2に示すように鉛直方向に立設された柱状のフレーム6と、複数段の棚板(テーブル)7とが設けられている。さらに、図22に示すようにユニット本体5の底部には底板8、上面には作業台9がそれぞれ配設されている。そして、フレーム6はユニット本体5の4隅の角部にそれぞれ配設されている。
【0009】
また、本実施の形態のユニット本体5は図3に示すようにフレーム6の周囲全体を複数の外装パネル10で囲んだ構成になっている。この外装パネル10にはユニット本体5の正面に配置される正面パネル11と、ユニット本体5の両側面に配置される側面パネル12,13と、ユニット本体5の背面に配置される背面パネル14とがそれぞれ設けられている。
【0010】
また、図4に示すように本実施の形態の外装パネル10のパネル本体15の内面には略平面状のフレーム対向面16が形成されている。そして、この平面状のフレーム対向面16が外装パネル10の取付時にフレーム6側に対向配置されるようになっている。さらに、このフレーム対向面16にはパネル本体15全体の外形よりも小さい略矩形枠型のアンダーカット部17が内側に向けて突出されている。
【0011】
本実施の形態の外装パネル10は、圧空成形品が使用されている。図5(A)〜(F)は、本実施の形態の外装パネル10を圧空成形する成形工程を簡略的に示したものである。図5(A)は、圧空成形の成形型18を示す。この成形型18には、型本体19と、取り外し型部材であるプレート20とが設けられている。型本体19には圧空成形品の成形空間である凹陥状の雌型19aが形成されている。そして、この雌型19aの開口部周縁部位に複数のプレート20が配設されている。ここで、プレート20の内端部は雌型19a側に所定量突設されている。これにより、外装パネル10のパネル本体15の内面のフレーム対向面16に内側に向けて突出させた略矩形枠型のアンダーカット部17が設定されている。
【0012】
図5(B)は、成形型18に成形材料であるシート21をセットした状態を示す。シート21はクランプ部材22によって成形型18にクランプされている。さらに、シート21はヒーター23によって加熱される。このとき、型本体19の雌型19a内が真空引きされる。これにより、加熱されて軟化されたシート21を雌型19aに引き込む。同時に、図5(C)に示すようにシート21の型面とは反対側から空気で加圧し、雌型19aの型形状の転写性を高める。これにより、雌型19aを転写した形状の外装パネル10の圧空成形品24が成形される。
【0013】
成形後、図5(D)に示すようにアンダーカット部17を成形するために使用したプレート20を成形型18から取外す。これにより、プレート20に引っ掛かることなく成形後のシート21を雌型19a内から引き抜くことができる。
【0014】
このとき、図5(E)に示すように雌型19a内から引き抜かれた圧空成形品24には不要なシート21の余り部分24aが残っている。そのため、最後に圧空成形品24には不要なシート21の余り部分24aを切断して除去するばり取り作業が行なわれる。これにより、図5(F)に示すように外装パネル10の圧空成形品24が成形される。
【0015】
また、本実施の形態のユニット本体5ではフレーム6の周囲全体を外装パネル10で囲んだ状態に組み付けた際に、隣接する外装パネル10同士は図6(A)に示すように組み合わされる。このとき、隣接する外装パネル10同士の合わせ部25間には図6(B)に示すようにアンダーカット部17間を組み合わせた状態で係合させた係合部26が形成されている。そして、この係合部26によって隣接する外装パネル10間の合わせ目部分の隙間Sを隠す構成になっている。さらに、この係合部26は、フレーム6に対して前後左右の各外装パネル10を垂直に取外す方向には隣接する外装パネル10同士が相互に干渉する部分がない。そのため、図6(C)に示すようにフレーム6に対して各外装パネル10をそれぞれ個別に単独で着脱することができる構成になっている。なお、図6(C)はフレーム6に対して例えば側面パネル12が装着され、正面パネル11が取外された状態を示している。
【0016】
また、図11(A)に示すようにユニット本体5内には、例えば5段の棚板7が配設されている。そして、上の2段の棚板7の配置部分には、内視鏡検査では必ず使用される必須の使用機器である光源装置27と、カメラコントロールユニット(CCU)28とが収納される専用の第1の機器収納室29が形成されている。この第1の機器収納室29の周囲には上部正面パネル11aと、上部側面パネル12a,13aと、背面パネル14aとがそれぞれ設けられている。
【0017】
第1の機器収納室29の前面の上部正面パネル11aには光源装置27のコネクタ受部30と、カメラコントロールユニット28のコネクタ受部31とが設けられている。そして、図2(A),(B)に示すように後述する内視鏡32のライトガイドケーブル33の先端のコネクタ部34が光源装置27のコネクタ受部30に着脱可能に連結されるようになっている。さらに、内視鏡32の電気コネクタ部35がカメラコントロールユニット28のコネクタ受部31に着脱可能に連結されるようになっている。
【0018】
さらに、ユニット本体5の下側の棚板7には、必要に応じて電気メスなどの治療器具、あるいはビデオプリンター、写真撮像装置などの各種の周辺機器36が任意に搭載可能な第2の機器収納室37が形成されている。この第2の機器収納室37の周囲には複数、本実施の形態では4枚の下部正面パネル11b〜11eと、それぞれ1枚の下部側面パネル12b,13bと、1枚の背面パネル14bとがそれぞれ設けられている。
【0019】
第1の機器収納室29の前面の上部正面パネル11aには光源装置27のコネクタ受部30と、カメラコントロールユニット28のコネクタ受部31とが設けられている。そして、図2(A),(B)に示すように後述する内視鏡32のライトガイドケーブル33の先端のコネクタ部34が光源装置27のコネクタ受部30に着脱可能に連結されるようになっている。さらに、内視鏡32の電気コネクタ部35がカメラコントロールユニット28のコネクタ受部31に着脱可能に連結されるようになっている。
【0020】
さらに、ユニット本体5の下側の棚板7には、必要に応じて電気メスなどの治療器具、あるいはビデオプリンター、写真撮像装置などの各種の周辺機器36が任意に搭載可能な第2の機器収納室37が形成されている。この第2の機器収納室37の周囲には複数、本実施の形態では4枚の下部正面パネル11b〜11eと、それぞれ1枚の下部側面パネル12b,13bと、1枚の背面パネル14bとがそれぞれ設けられている。
【0021】
また、本実施の形態のユニット本体5では、図8に示すようにフレーム6と外装パネル10との接合部に外装パネル10をフレーム6に磁力によって着脱可能に固定するマグネット式のパネル固定部38が設けられている。このパネル固定部38には、フレーム6に取付けられた固定用マグネット39と、外装パネル10側に取付けられた磁性体からなるマグネット受部40とが設けられている。このマグネット受部40は固定用マグネット39と対応する部位に配置された取り付けブラケットを利用して形成されている。図9に示すようにマグネット受部40には、固定用マグネット39と凹凸嵌合する位置決め用の嵌合凹部41が設けられている。
【0022】
そして、フレーム6に外装パネル10を固定する場合には図10(A),(B)に示すようにマグネット受部40と固定用マグネット39との間の凹凸嵌合部分を外装パネル10とフレーム6との間の上下方向の位置決め用に利用している。なお、左右方向にも同様の構成のマグネット式のパネル固定部38を設けることにより、マグネット受部40と固定用マグネット39との間の凹凸嵌合部分を外装パネル10とフレーム6との間の左右方向の位置決め用に利用することができる。
【0023】
また、本実施の形態では第2の機器収納室37内の機器搭載フレーム6に装備される棚板7のうち少なくとも一つは使用・不使用を選択できるように設定されている。すなわち、図13に示すように各フレーム6には棚板支持用レール42を着脱可能に支持するための上下一対のレール取付け穴43,44が設けられている。
【0024】
棚板支持用レール42には断面形状が略L字状のレール本体45が設けられている。このレール本体45の両端部には図14(B)に示すように上下2段の係合爪46,47が形成されている。ここで、上側の係合爪46には、後方に向けて略水平方向に屈曲された屈曲部46aの先端部に上向きに屈曲された上向屈曲部46bが形成されている。さらに、下側の係合爪47には、後方に向けて略水平方向に屈曲された屈曲部47aが形成されている。そして、図15に示すように棚板支持用レール42の上段の係合爪46が上側のレール取付け穴43、下段の係合爪47が下側のレール取付け穴44に挿入されることにより、棚板支持用レール42がフレーム6に対して取外し可能に装着されている。
【0025】
また、この棚板支持用レール42は第2の機器収納室37内に左右2組設けられている。そして、両側の棚板支持用レール42上に1つの棚板7が支持されている。これにより、1つの棚板7が使用・不使用を選択できるように設定されている。
【0026】
例えば、図11(A)は第2の機器収納室37内の3つの棚板7が全て装着されている状態を示す。これに対し、図12(A)は中央の棚板7が取外された状態を示す。そして、図12(A)に示すように中央の棚板7を取外すことにより、図11(A)の棚板7上に搭載される周辺機器36よりも高さが高い周辺機器36を第2の機器収納室37内に収納することができる構成になっている。
【0027】
また、外装パネル10と棚板7の取り付け位置は、もともと同じ高さではなく、適当な位置関係に配置されている。そして、本実施の形態では第2の機器収納室37の正面に配置される4枚の下部正面パネル11b〜11eは、最下段の下部正面パネル11eの高さがL2、これ以外の3枚の下部正面パネル11b〜11dの高さがL1にそれぞれ設定されている。さらに、3枚の下部正面パネル11b〜11dの外形寸法は同じ寸法に設定されている。なお、第2の機器収納室37の正面に配置される外装パネル10の少なくとも2枚は同じ外形寸法に設定されることが好ましい。そして、棚板7と外装パネル10との相対関係が全ての段において同一ではない。なお、図12(A)に示すように高さが高い周辺機器36を第2の機器収納室37内に収納した場合には図12(B)に示すように1枚の下部正面パネル11cにアクセス穴が形成されていないダミーパネルが装着される。
【0028】
また、本実施の形態では第2の機器収納室37内に収納した棚板7の取り付け位置を上下方向に調整する支持位置調整手段48が設けられている。この支持位置調整手段48は図21に示すように棚板7の上に略箱型のスペーサー49を介して特定のサイズの搭載機器36を乗せたものである。これにより、図20の棚板7の上から図21の棚板7の上に特定のサイズの搭載機器36を乗せ換える場合のように棚板7の上に特定のサイズの搭載機器36を直接乗せた場合には外装パネル10のアクセス穴50の開口部と搭載機器36の開口部の合わせ目が合わない場合でもスペーサー49を介して特定のサイズの搭載機器36を乗せることにより、外装パネル10のアクセス穴50の開口部と搭載機器36の開口部を合わせることができる。その結果、共通の外装パネル10を使用できるようにしている。なお、スペーサー49の内部には物品収納部としても利用可能である。
【0029】
さらに、本実施の形態では図16に示すように第2の機器収納室37内に収納した中段位置の棚板7上の搭載機器36の外装パネル10をフレーム6から分離させて取外すことなく開閉するパネル開閉機構51が設けられている。このパネル開閉機構51には、図17に示すようにフレーム6に対して外装パネル10を正規の装着位置(図18に示す)と、前方に引き出した引き出し位置との間でスライド可能に支持するスライド機構52と、引き出し位置(図19に示す)で、外装パネル10を下端部の回動支点53を中心に手前側に回転させて前倒しするヒンジ機構54とが設けられている。図18に示すようにスライド機構52には棚板7上に固定される静止部材である左右一対のガイドレール55と、移動部材56とが設けられている。そして、移動部材56が左右のガイドレール55にガイドされる状態で図17中で左右方向に移動可能に支持されている。
【0030】
また、移動部材56には水平方向に配置されたベースプレート56aと、このベースプレート56aの前端部に下向きに略L字状に屈曲された屈曲板56bとが設けられている。屈曲板56bの下端部にヒンジ機構54を介して外装パネル10の下端部が連結されている。
【0031】
なお、本実施の形態では、図7(A)に示すように第2の機器収納室37の各下部正面パネル11b〜11dの水平方向の合わせ目ラインが、水平方向に配置される形状の外装パネル10を設けた構成を示したが、図7(B)に示すように下部正面パネル11b〜11dの水平方向の合わせ目ラインが、側面から見るとフレーム6から前方へ向かって下方に傾斜する傾斜面57を設けてもよい。この場合には、手術中、手術室内に飛び散る飛沫類が下部正面パネル11b〜11dに付着しても傾斜面57に沿って外側下向きに滴下するので、飛沫類が作業台ユニット3内に浸入する事を効果的に防ぐことができる。
【0032】
また、本実施の形態ではユニット本体5のフレーム6には図23に示すように断面形状がU字状のフレーム構成部材58が設けられている。このフレーム構成部材58の開口部には断面形状がU字状のカバー部材59が嵌着されて一体的に接合されている。そして、フレーム構成部材58とカバー部材59との間の矩形状の空間内に電気配線用のケーブル60を収納するケーブル収納部61が形成されている。
【0033】
また、ユニット本体5の第2の機器収納室37の背面の背面パネル14の内部には基板ケース62が形成されている。この基板ケース62の内部にはユニット本体5の内部に搭載される光源装置27と、カメラコントロールユニット28と、その他の各周辺機器36に接続される図示しない配線基板が配設されている。この基板ケース62の内面は蓋63によって開閉可能に閉塞されている。この配線基板には予め作業台ユニット3の内部に搭載される予定の複数の内蔵機器や、作業台ユニット3の外部に配置される任意の外部機器との接続用のコネクタが設けられている。
【0034】
さらに、この基板ケース62は一側部がヒンジ機構63を介してフレーム6に回動可能に軸支されている。そして、この基板ケース62は図23に示す閉位置から、図24に示す開位置まで開閉可能に支持されている。
【0035】
また、図25(A),(B)に示すようにフレーム6には、蝶番であるヒンジ機構63によって形成されるデッドスペースに基板ケース62の閉塞時に基板ケース62内の電気配線に接続してアース(GND)させるばね状のアース部材64(例えばEMCフィンガー)が配設されている。このアース部材64は図25(C)に示すように略円弧形状の断面形状の板ばね状の導電部材によって形成されている。そして、このアース部材64はヒンジ機構63の近傍に配置されている。
【0036】
さらに、基板ケース62にはアース部材64と接触する接触部材65が設けられている。この接触部材65は、基板ケース62が図24に示すように開いている場合にはアース部材64から離れ、基板ケース62が図25に示すように閉じた際にアース部材64に圧接されて接触するようになっている。
【0037】
また、図1に示すように作業台ユニット3の上面の作業台9の後端部には、集中制御パネル66が配設されている。この集中制御パネル66は、基板ケース62内の配線基板を介して予め作業台ユニット3の内部に搭載される予定の複数の内蔵機器や、作業台ユニット3の外部に配置される任意の外部機器と接続されている。この集中制御パネル66は、タッチパネルによって形成されている。そして、作業台ユニット3の内部に搭載されている複数の内蔵機器や、作業台ユニット3の外部に配置される外部機器は、全てこの集中制御パネル66の操作によって制御可能になっている。
【0038】
また、集中制御パネル66の後方には、モニター装着部67(図27参照)が設けられている。このモニター装着部67には液晶表示モニターによって形成される内視鏡画像等の情報表示用のモニター68が着脱可能に装着されている。図26に示すようにモニター68の下部にはアダプタ69が設けられている。
【0039】
さらに、作業台ユニット3のモニター装着部67は、作業台ユニット3とは異なる場所に配置されたモニタースタンド4の上端部に配置されているモニター装着部70と同一構造の共通ユニットになっている。そのため、作業台ユニット3のモニター装着部67は、モニタースタンド4のモニター装着部70に着脱可能に装着されるモニター68が共通に装着可能なように構成されている。
【0040】
さらに、図1に示すように作業台ユニット3の背面側には略L字状の内視鏡支持アーム71が装着されている。この内視鏡支持アーム71の上部には複数の医療器具支持部材72が装着されている。
【0041】
図2(A)に示すようにこの医療器具支持部材72には内視鏡32が支持されるようになっている。内視鏡32には細長い挿入部32aと、この挿入部32aの基端部に連結された手元側の操作部32bとが設けられている。さらに、操作部32bにはライトガイドケーブル33の基端部が連結されている。このライトガイドケーブル33の先端部にはコネクタ部34が連結されている。このコネクタ部34には電気コードの一端が連結されている。この電気コードの他端には電気コネクタ部35が連結されている。そして、前述した通り、コネクタ部34が上部正面パネル11aの光源装置27のコネクタ受部30に着脱可能に連結され、電気コネクタ部35がカメラコントロールユニット28のコネクタ受部31に着脱可能に連結されている。
【0042】
また、図2(A)に示すように作業台ユニット3の下部側面パネル12bには処置用の機器の出力部81が配置されている。そして、図2(B)に示すように第2の機器収納室37に処置用の機器、例えば電気メスなどの処置用器具82が収納されている場合には、この処置用機器82は、作業台ユニット3の下部側面パネル12bの出力部81に接続されている。
【0043】
また、図28は作業台ユニット3の第1の機器収納室29内の冷却風の流路の流れを説明するための横断面図である。第1の機器収納室29の背面には左右一対の冷却用のファン83が配設されている。さらに、背面パネル14aには各冷却用のファン83との対向面に排気口84が形成されている。
【0044】
また、上部正面パネル11aの左右の両端部には外面側に略三角形の断面形状の外装パネル85がそれぞれ配設されている。これら隣接する上部正面パネル11aと外装パネル85との外装パネル同士の合わせ部には図29に示すように前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を有するように吸気口としてのオーバーラップ部86が設けられている。
【0045】
さらに、オーバーラップ部86の内側に配置される上部正面パネル11aのパネル面には外気を作業台ユニット3の内部に吸込む吸気口87が配設されている。
【0046】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の作業台ユニット3では、冷却用のファン83の駆動時には図28中に矢印で示すように作業台ユニット3のフレーム6の周囲に配設された隣接する上部正面パネル11aと外装パネル85との外装パネル同士の合わせ部の吸気口としてのオーバーラップ部86から外気を作業台ユニット3の内部に吸い込む。続いてオーバーラップ部86の内側に配置される上部正面パネル11aの吸気口87から外気を作業台ユニット3の内部に吸込む。これにより、冷却用のファン83から外部に吐出される間の作業台ユニット3の内部の流路に沿う外気の流れによって内部機器が空冷される。
【0047】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の作業台ユニット3では、冷却用のファン83の駆動時に外気を吸い込む吸気口としてのオーバーラップ部86は、作業台ユニット3のフレーム6の周囲に配設された隣接する上部正面パネル11aと外装パネル85との外装パネル同士の合わせ部の吸気口が前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を設けることにより形成されている。そのため、オーバーラップ部86の吸気口が直接的に目視されることがないので、作業台ユニット3の外観の向上を図れる。
【0048】
さらに、オーバーラップ部86の内側に配置される上部正面パネル11aに吸気口87を形成したので、この吸気口87も直接的に目視されることはない。このように、本実施の形態では上部正面パネル11aと外装パネル85との外装パネル同士の合わせ目を利用して吸気口を形成したので、特に圧空成型の場合は後加工が最少限で済むように出来る。そのため、後加工コストが減少し、収益性が向上した。
【0049】
さらに、作業台ユニット3の外観にインテーク穴が見えないので、作業台ユニット3の美観を損ねずに済んだ。そのため、内視鏡室をイメージアップすることができる。
【0050】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 内視鏡検査に使用する複数の周辺装置が作業台ユニットの内部に収納された医療用検査装置において、前記作業台ユニットの背面に冷却用のファンを配設し、前記作業台ユニットのフレームの周囲に配設された隣接する外装パネル同士の合わせ部に前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を有するように吸気口としてのオーバーラップ部を設けたことを特徴とする医療用検査装置。
【0051】
(付記項2) 前記オーバーラップ部の内側に配置されるパネル面に外気を前記作業台ユニットの内部に吸込む吸気口を配置したことを特徴とする付記項1に記載の医療用検査装置。
【0052】
(付記項1、2の従来技術) ユニット外装には内部機器の冷却のためになんらかの開口部を設ける必要がある。従来、内視鏡システムにおいては装置内部の冷却の為のインテーク穴として、内視鏡システム外観面に穴を開けていた。
【0053】
(付記項1、2が解決しようとする課題) 内視鏡システム外観面に穴を開ける構成は外観上好ましいものではなかった。
【0054】
(付記項1の課題を解決するための手段) 外装パネルの合わせ目(オーバーラップ部分)を利用して吸気口を形成した。
【0055】
(付記項2の課題を解決するための手段) 内視鏡システムにおいて、少なくとも2枚の外装パネルの合わせ目に内部空間との通路を設け、冷却空気のインテークとした。
【0056】
(付記項1、2の効果) 外観に開口が現れず、美観を損ねずに済んだ。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、装置本体のケースに吸引孔などが直接的に目視されることがなく、外観の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す内視鏡検査装置全体の概略構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットを示すもので、(A)は作業台ユニットのフレームの周囲全体に外装パネルを装着した状態を示す斜視図、(B)は作業台ユニットのサイドカバーを取外した状態を示す斜視図。
【図3】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルの装着状態を説明するための説明図。
【図4】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルを示す斜視図。
【図5】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルの製造方法を説明するための説明図。
【図6】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルの組み付け状態を示すもので、(A)はフロントパネルとサイドパネルとの接合部を示す要部の斜視図、(B)は同平面図、(C)はフロントパネルを取り外した状態を示す要部の斜視図。
【図7】(A)は第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルの並設状態を示す側面図、(B)は外装パネルの変形例の並設状態を示す側面図。
【図8】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルの固定状態を示す横断面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】(A)は第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの外装パネルの固定用マグネットとマグネット受部との係合状態を示す正面図、(B)は(A)のXB−XB線断面図。
【図11】(A)は第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニット内に周辺装置を搭載した状態を示す側面図、(B)は同正面図。
【図12】(A)は第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニット内の周辺装置を入れ替えた状態を示す側面図、(B)は同正面図。
【図13】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの棚板支持用のレールの取付け状態を示す斜視図。
【図14】(A)は第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのフレームのレール取付け穴を示す斜視図、(B)はレールの係合爪を示す斜視図。
【図15】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのフレームのレール取付け穴にレールの係合爪を係合させた状態を示す要部の縦断面図。
【図16】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの内蔵機器の正面パネルの開操作状態を示す側面図。
【図17】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのフロントパネルの支持機構を示す斜視図。
【図18】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのフロントパネルが閉じた状態を示す要部の縦断面図。
【図19】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのフロントパネルが開いた状態を示す要部の縦断面図。
【図20】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの内蔵機器の設置状態を示す斜視図。
【図21】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの内蔵機器の設置位置を移動した状態を示す斜視図。
【図22】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのフレーム構造を示す斜視図。
【図23】(A)は第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの基板ケースの蓋を閉じた状態を示す要部の横断面図、(B)は基板ケースの蓋を開いた状態を示す要部の横断面図、(C)はアース部材の取付け状態を示す横断面図。
【図24】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの基板ケースの蓋を閉じた状態を示す横断面図。
【図25】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの基板ケースの蓋を開いた状態を示す横断面図。
【図26】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットの情報表示用のモニターを示す正面図。
【図27】(A)第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニットのモニター装着部に情報表示用のモニターを取付けた状態を示す斜視図、(B)はモニタースタンドのモニター装着部を示す斜視図。
【図28】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニット内の冷却風の流路の流れを説明するための横断面図。
【図29】第1の実施の形態の内視鏡検査装置における作業台ユニット内の冷却風の吸気口部分の構成を説明するための要部の横断面図。
【符号の説明】
3…作業台ユニット、6…フレーム、10…外装パネル、11a…上部正面パネル、15…パネル本体、16…フレーム対向面、17…アンダーカット部、26…係合部、29…第1の機器収納室、83…冷却用のファン、84…排気口、85…外装パネル、86…オーバーラップ部、87…吸気口。

Claims (2)

  1. 内視鏡検査に使用する複数の周辺装置が作業台ユニットの内部に収納され、前記作業台ユニットの背面に冷却用のファンが配設された医療用検査装置において、
    前記作業台ユニットのフレームの周囲に配設された隣接する外装パネル同士の合わせ部に前後方向に重なり合い、かつ前後方向に所定の間隔を有するように吸気口としてのオーバーラップ部を設けたことを特徴とする医療用検査装置。
  2. 前記オーバーラップ部の内側に配置されるパネル面に外気を前記作業台ユニットの内部に吸込む吸気口を配置したことを特徴とする請求項1に記載の医療用検査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006088148A1 (ja) * 2005-02-18 2006-08-24 Olympus Corporation 内視鏡用処置具および内視鏡システム
JP2007144009A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Pentax Corp 内視鏡用カート
WO2023120379A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 国立大学法人 筑波大学 医療用撮像器具

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