JP2004333988A - 画像露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像露光装置とパンチ装置が独立した構成において、簡単な方法で高精度のプレート位置決めを可能にする。
【解決手段】プレート12に位置決め用パンチ孔を穿設するパンチ装置16と、回転ドラム50に巻き付けられたプレートに画像を露光する露光部18と、前記パンチ装置16および回転ドラム50にプレート12を供給する給版ガイドユニットとを備えた画像露光装置において、給版ガイドユニット20は、プレートの一方の側端縁に当接して該プレートの横位置を規制する基準ピン36と、該基準ピン36のプレート側に隣接して配置され、該プレートの一方の側端縁の表面または裏面に接触してプレート12の振動を抑制するプレート支持部材140とを有する横位置決め手段を備えたものである。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレートにパンチ孔を穿孔するパンチ装置と画像を露光する露光部とを備えた画像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルミニウム等のプレートに画像を露光した印刷版を作成する画像露光装置として、回転ドラムにプレートを巻き付けて、回転ドラムと共にプレートを回転させながら、画像データに応じた光ビームをプレートに照射することにより、プレートを照射露光するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この画像露光装置は、プレートを搬送コンベア上で斜め下方へ搬送し、このプレートの先端を第1の位置決め用の一対のピンローラに当接させて搬送方向の前端の位置決めを行った後、搬送コンベアをプレート搬送方向に直交する幅方向に移動させ、プレートの側部を第2の位置決めピンに当接させて幅方向の位置決めを行う。その後、このプレートがパンチャーに挿入され、回転ドラムに巻き付けるときの位置決めに用いられる切欠がプレート前端に形成されるようになっている。
【0004】
また、画像が露光されたプレート(印刷版)を輪転機に巻きつけて印刷を行う際の基準となるパンチ孔を穿孔するためのパンチ装置を兼ね備えることにより、生産性の向上を図った画像露光装置も考えられている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−356489号公報(第7頁、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、印刷を行う際の基準となるパンチ孔を穿孔するためのパンチ装置を備えた画像露光装置においては、露光中の回転ドラムからの振動がプレート給版用の給版ガイドユニットに伝わり、給版ガイドユニット上で位置決め動作中のプレートに伝わる。そのため、例えば、回転ドラムを回転させてのプレート露光中に、給版ガイドユニット上で2枚目のプレートをパンチ孔穿孔のために位置決めを行なおうとする場合、回転ドラムの振動の影響でプレートにびびりを生じて位置ずれを生じ、正確な位置決めができなくなり、その結果パンチ孔の位置がずれてしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、位置決め中のプレートの振動を抑制し、高精度の位置決めを可能にした画像露光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の穿孔及び画像露光システムは、プレートに位置決め用パンチ孔を穿設するパンチ装置と、回転ドラムに巻き付けられたプレートに画像を露光する露光部と、前記パンチ装置部および回転ドラムにプレートを供給する給版ガイドユニットとを備えた画像露光装置において、
前記給版ガイドユニットは、
プレートの一方の側端縁に当接して該プレートの横位置を規制する基準ピンと、
該基準ピンの該プレート側に隣接して配置され、該プレートの一方の側端縁の表面または裏面に接触してプレートの振動を抑制するプレート支持部材とを有する横位置決め手段を備えたものであることを特徴とする。
【0009】
本発明では、プレートの一方の側端縁を基準ピンに当接させて横位置決めを行う際に、プレートの側端縁の表面または裏面にプレート支持部材が接触するため、回転ドラム等の振動がプレートに伝わっても、プレートのびびりが抑制され、位置ずれが抑制されて正確な位置決めが可能となる。
【0010】
前記給版ガイドユニットは、
プレートを前記パンチ装置および回転ドラムに供給する方向と交わる方向である横方向に搬送する横搬送手段を備え、
前記プレート支持部は、
前記基準ピンとは反対側であって、プレートが前記横搬送手段により横方向に搬送されてきたときに該プレートの一方の側端縁が当たる部分にテーパ面が形成された滑り材で構成されたものであることが好ましい。
【0011】
前記プレート支持部は、プレートの前記一方の側端縁と略平行に配置された回転ローラで構成されたものとすることも好ましい形態である。
【0012】
この画像露光装置は、前記パンチ装置および給版ガイドユニットが取り付けられた本体フレームと、前記回転ドラムおよび露光部を支持する支持ベースと、該支持ベースを前記本体フレームに支持する防振部材とを備えていることで、プレートに伝わる振動を抑制することが好ましい。
【0013】
前記給版ガイドユニットは、軸を介して前記本体フレームに回動自在に支持されたものであり、該給版ガイドユニットには与圧をかけて軸方向の動き抑制する与圧手段を備えることで、給版ガイドユニットのがたつきによる振動を抑制することが好ましい。
【0014】
前記給版ガイドユニットは、プレートの下面を支持して回転する給版ローラを備えたものであり、該給版ローラには与圧をかけて軸方向の動き抑制する給版ローラ与圧手段を備えたことで、給版ローラのがたつきによる振動を抑制することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明の画像露光装置の実施形態を示す斜視図、図2は同画像露光装置の側面図、図3は画像露光装置を模式的示す概略的側面図、図4は搬送ガイドユニットから排版ガイドユニットを除去した状態の斜視図である。
である。
【0017】
図1、図2に示すように、この画像露光装置10は、本体フレーム1の下部に配置された回転ドラム50と、この回転ドラム50の周方向の側方に配置された露光ヘッド66と、回転ドラム50の上方に配置されたパンチ装置16と、本体フレーム1の上部に配置され、回転ドラム50およびパンチ装置16にプレートを供給する位置に選択的に回動する搬送ガイドユニット14とを備えている。
【0018】
回転ドラム50はベース2に回転自在に支持され、露光ヘッド66はベース2の上面に回転ドラム50と平行に配置されたレール4に移動自在に取り付けられている。ベース2は防振部材3を介して本体フレーム1の基台5に支持されている。防振部材3としては、例えば、防振ゴム、金属ばね、空気ばね等、所望の部材が使用される。
【0019】
パンチ装置16には、本体フレーム1の上部に取付けられた取付板44に支持された一対のパンチャー46を備えている。
【0020】
図3、図4に示すように、搬送ガイドユニット14は、略四角形平板状の給版ガイドユニット20と、その上部に配置された略四角形平板状の排版ガイドユニット22と、両側に設けられた左フレーム15aおよび右フレーム15bとを有している。搬送ガイドユニット20は、本体フレーム1の上部に回転軸17を介して支持されている。
【0021】
図4に示すように、給版ガイドユニット20の前側部位には、円柱状の前部給版ローラ24および後部給版ローラ28が回転可能に、かつ給版ガイドユニット20上に突出するように設けられている。これら給版ローラ24,28は駆動モータ(図示せず)で正逆回転されされることで、給版ガイドユニット20上に載置されたプレート12が前方又は後方へ搬送するようになっている。
【0022】
給版ガイドユニット20上には台形柱状のリブ26が多数設けられている。このリブ26は、前後方向に平行に配置されると共に、給版ガイドユニット20上への突出高さが給版ローラ24よりも僅かに低く設定されている。このリブ26で、給版ローラ28の回転によってプレート12の搬送する際の摩擦力の軽減が図られている。
【0023】
給版ガイドユニット20の前端には、プレート12の仮位置決め用に利用されるプリセット部材30が設けられている。このプリセット部材30は、プレート12の前端に進出、退避するようになっている。
【0024】
給版ローラ24、28によってプレート12が前方へ搬送されると、プレート12の前端がプリセット部材30に突き当たる。これにより、プレート12の前端の仮位置決めがなされる。このプリセット部材30を下方に退避させると、給版ローラ24によってプレート12を給版ガイドユニット20の前端を越えて前方へ搬送することが可能となる。
【0025】
給版ガイドユニット20の右側部には、給版ローラ24の後方側近傍において給版ローラ24、28と略平行をなすスリット32が形成されている。このスリット32の下方にスリット32と平行をなすように基準ピン移動ユニット37が配置されている。
【0026】
図5は、基準ピン移動ユニット37の斜視図である。同図に示すように、基準ピン移動ユニット37は、フレーム100に固定されたガイドロッド101と、このガイド部材101と平行をなし、フレーム100に回転自在に取り付けられた送りねじ102とを有する。移動体103は、ガイド部材101に摺動自在に装着されると共に、送りねじ102にねじ込まれている。第1の基準ピン36Aは移動体103の上面に回転自在に取り付けられたローラ状のものである。送りねじ102はフレーム100に取り付けられた駆動モータ104からタイミングべルト105を介して駆動され、これにより移動体103は矢印106方向に往復動され、基準ピン36はスリット32から突出して往復動するようになっている。
【0027】
基準ピン36は、給版ガイドユニット20の起点位置、すなわち、ホームポジションセンサSによる検出位置に予め位置しており、給版ガイドユニット20に載置されたプレート12のサイズに応じて基準ピン36が起点位置から左方へ移動されることで、プレート12の右端部の基準を決めるようにしている。
【0028】
基準ピン移動ユニット37の移動体103には、略水平に延びる検出ブラケット133が取り付けられている。検出ブラケット133が発光素子130と受光素子131の間に入ると受光素子131がオンし、後述のように基準ピン36のホームポジションを検出する。
【0029】
図4に示すように、給版ガイドユニット20の左側部位には、給版ローラ24,28と略平行をなすスリット38が形成され、このスリット38の下方に、スリット38に対して平行をなすように幅方向移動ユニット39が配置されている。
【0030】
図6は、幅方向移動ユニット39の斜視図である。同図において、幅方向移動ユニット39は、フレーム110、111間に固定されたガイド部材112,113と、このガイド部材112,113に移動可能に装着された移動体114を有する。移動体114の上部には、回動アーム115が支点116を中心に回転自在に取り付けられ、この回動アーム115に円柱状の押圧ピン42が支持軸40を中心に回転自在に支持されている。押圧ピン42はスリット38より突出している。回動アーム115は与圧ばね119により図6の反時計回りに移動する方向に付勢されている。
【0031】
フレーム110、111に設けられたプーリ117,118間にはタイミングベルト120が掛け渡され、このタイミングベルト120に上記移動体114が固定されている。フレーム111に設けられたプーリ117の軸には駆動プーリ121が取り付けられ、この駆動プーリ121と、フレーム110に取り付けられた駆動モータ122のモータプーリ122との間にタイミングベルト123が掛け渡されている。
【0032】
図3に示すように、露光部18には円柱状の回転ドラム50と露光ヘッド66が配置されている。給版ガイドユニット20は回転ドラム50の接線方向に位置され、プレート12は給版ローラ24によって回転ドラム50周面上に前端が位置するように搬送される。
【0033】
回転ドラム50の周面には、一対の位置決めピン52が設けられている。さらに回転ドラム50の周面の、第1の位置決めピン52の近傍には、前端チャック54が設けられている。前端チャック54の上方にはカム56が設けられており、カム56が前端チャック54の前側を押圧することで、前端チャック54の後側が回転ドラム50周面から離間している。これにより、上述の如く給版ガイドユニット20から回転ドラム50周面上に搬送されるプレート12の前端が前端チャック54の後側と回転ドラム50周面との間に挿入され、この状態で上記プレート12の本位置決めが行われる。
【0034】
プレート12の本位置決めが終了した後には、カム56が回動して前端チャック54の押圧を解除することで、前端チャック54内部に設けられた図示しないばねによって前端チャック54の後側が回動し、これにより、プレート12の前端を押圧して回転ドラム50周面にプレート12の前端が保持される。さらに、回転ドラム50の周面にプレート12の前端が保持されると、回転ドラム50がプレート供給方向の前方(矢印Aの方向)へ回転され、プレート12が回転ドラム50の周面に巻き付けられる。
【0035】
回転ドラム50の周面近傍には、カム56よりも前側において、回転ドラム50に接触離脱可能のスクイズローラ58が配設されている。スクイズローラ58は、回転ドラム50側へ移動されることで、回転ドラム50に巻き付けられるプレート12を回転ドラム50へ向けて押圧しつつ回転され、プレート12を回転ドラム50の周面に密着させる。
【0036】
さらに、回転ドラム50の周面近傍には、装着カム56よりも後方(矢印B方向)側において、後端チャック着脱ユニット60が配設されている。後端チャック着脱ユニット60は、回転ドラム50へ向けて移動可能のシャフト62と、シャフト62の先端に装着された後端チャック64とを備えており、回転ドラム50に巻き付けたプレート12の後端が後端チャック着脱ユニット60に対向すると、シャフト62を介して後端チャック64が回転ドラム50側へ移動されてプレート12を回転ドラム50の所定の位置に固定する同時に、シャフト62から後端チャック64が離脱される。これにより、後端チャック64がプレート12の後端を押圧して、回転ドラム50周面にプレート12の後端が保持される。
【0037】
このように、前端チャック54および後端チャック64によってプレート12の前端および後端が回転ドラム50に保持されると、スクイズローラ58が回転ドラム50から離間された後に、回転ドラム50が所定の回転速度で高速回転される。これにより、プレート12は給版ガイドユニット20上で搬送されながら回転ドラム50に巻き付けられていく。
【0038】
図7は、本実施形態の画像露光装置を模式的に示す平面図である。同図に示すように、回転ドラム50周面の後側近傍には、画像露光部18としての露光ヘッド66が配設されている。露光ヘッド66には雌ネジ68が形成されている。さらに、回転ドラム50周面の後側近傍には、回転ドラム50の軸50Aの方向に平行に送りねじ70が配設されており、この送りねじ70の一端(本実施形態では右端)にはパルスモータ(ステッピングモータ)72が連結されて、パルスモータ72の駆動によって送りねじ7が回転するようになっている。この送りねじ70に記録ヘッド部66の雌ネジ68が螺合されて支持されている。パルスモータ72により送りねじ70が回転されることにより、記録ヘッド部66が回転ドラム50の軸線方向へ移動する。
【0039】
露光ヘッド66には原点位置検出センサ76が設けられており、原点位置検出センサ76が回転ドラム50近傍の所定位置に配置された原点マーク78を検出することで、露光ヘッド66が原点位置(ヘッドホームポジション)に配置されるようになっている。
【0040】
露光ヘッド66は、高速回転される回転ドラム50に向け、この回転ドラム50の回転に同期させて、読み込まれた画像データに基づいて変調した光ビームを照射レンズ80から照射し、これにより、プレート12が画像データに基づいて露光される。この露光処理は、回転ドラム50を高速で回転させながら(主走査)、露光ヘッド66を回転ドラム50の軸線方向へ移動させる(副走査)、所謂走査露光である。
【0041】
プレート12への走査露光が終了すると、後端チャック64がシャフト62に対向する位置で回転ドラム50は一時停止され、シャフト62の後退動作によって回転ドラム50から後端チャック64が取り外されて、後端チャック64によるプレート12後端の押圧が解除される。搬送ガイドユニツト14の排版ガイドユニット22が、図3に実線に示すように回転ドラム50の接線方向に対向され、回転ドラム50が図3の矢印Bの方向へ回転されることで、プレート12が後端側から排版ガイドユニット22へ排出される。この際、カム56が回動されて前端チャック54の前側を押圧することで、前端チャック54後側によるプレート12の前端の押圧が解除される。
【0042】
プレート12が排版ガイドユニット22に送られると、排版ローラ29が回動されて、排版ガイドユニット22からプレート12は排出され、これにより、プレート12が画像露光装置10に隣接する次工程の現像装置または印刷装置(図示省略)へ搬送される。
【0043】
次に、本実施形態に係わる画像露光装置における印刷プレート12の位置決めの動作をさらに詳細に説明する。
【0044】
搬送ガイドユニット14は、図3の鎖線位置に上昇している(初期状態)。まず、印刷プレート12の種類、具体的には長さ、幅、厚み等のサイズを制御手段(図示せず)に入力し、次いで、印刷プレート12を給版ガイドユニット20に載置する。このとき、所謂手差しであってもよいし、自動枚葉装置等による送り込みであってもよい。給版ガイドユニット20上の印刷プレート12は、比較的ラフな状態で載置されており、この状態で給版ローラ24、28によって印刷プレート12を前方へ搬送して印刷プレート12の前端を仮位置決めピン30(図4参照)に突き当てた後、給版ローラ24,28が自転して印刷プレート12とスリップしている。この状態で、上記サイズ情報(幅サイズ情報)から計算された移動量だけ基準ピン36が移動し、基準位置を設定する。次いで、押圧ピン42によってよって印刷プレート12を右方向へ搬送して基準ピン36に突き当てることで、印刷プレート12が仮位置決めされる。
【0045】
この仮位置決め状態では、搬送ガイドユニット14の給版ガイドユニット20はパンチ部16に対向している(図3鎖線位置)。仮位置決めピン30を給版ガイドユニット20上面から下降させると、給版ローラ24、28によって印刷プレート12を前方へ搬送して印刷プレート12の前端をパンチ部16の一対の位置決めピン48に突き当てた後、給版ローラ24,28が自転して印刷プレート12とスリップしている状態で、上記サイズ情報(幅サイズ情報)から計算された移動量だけ基準ピン36が移動し、基準位置を設定する。
【0046】
次いで、押圧ピン42によってよって印刷プレート12を図4の右方向へ搬送して基準ピン36に突き当てることで、パンチ部16において印刷プレート12が給版ガイドユニット20に載置された状態で本位置決めされる。このように本位置決めされた印刷プレート12の前端にパンチ装置46によって所定数のパンチ孔が穿孔される。
【0047】
パンチ孔の穿孔後、印刷プレート12が給版ローラ24の逆同転によって給版ガイドユニット20上へ戻されると共に、ー対の仮位置決めピン30を給版ガイドユニット20上面から突出させて、再度上記と同様に印刷プレート12が仮位置決めされる。
【0048】
この仮位置決め状態で、搬送ガイドユニット14を回動させて給版ガイドユニット20を露光部18に対応させる(図3実線位置)と共に、ー対の仮位置決めピン30を給版ガイドユニット20上面から下降させると、給版ローラ24、28によって印刷プレート12を前方へ搬送して印刷プレート12の前端を回転ドラム50の一対の位置決めピン52に突き当てた後、給版ローラ24,28が自転して印刷プレート12とスリップしている状態で押圧ピン42によって印刷プレート12を右方向へ搬送して基準ピン36に突き当てることで、露光部18において印刷プレート12が給版ガイドユニット20に載置された状態で本位置決めされる。
【0049】
このように本位置決めされた印刷プレート12は、前端と後端とがそれぞれ前端チャック54と後端チャック64とによって回転ドラム50の周面に保持されると共にスクイズローラ58によって回転ドラム50の周面に密着されつつ、回転ドラム50の周面に巻き付けられる。その後、回転ドラム50を高速回転させて、記録ヘツド部66によって露光処理を行う。
【0050】
露光処理が終了すると、搬送ガイドユニット14を回動させて排版ガイドユニット22を回転ドラム50へ対応させると共に、前端チャック54及び後端チャック64による印刷プレート12の回転ドラム50周面への保持を解除しつつ、印刷プレート12を回転ドラム50から排版ガイドユニット22へ排出する。その後、搬送ガイドユニット14を回動させて排版ガイドユニット22から印刷プレート12を現像装置または印刷装置へ搬送する。
【0051】
上記の説明では、プレート12を1枚毎にパンチ処理、露光処理を行う動作を示したが、実際は1枚目のプレートを回転ドラム50に巻き付けて露光している間に、次のプレートを給版ガイドユニット20に載せて位置決め動作を行うことにより、生産性の向上を図っている。このような動作では、回転ドラム50の回転による振動が給版ガイドユニット20上で位置決め中のプレートに伝わり、プレートにびびりを起こすことにより位置ずれを生じ、正確な位置決め動作に支障をきたすことがある。
【0052】
そこで、本発明では、位置決め中のプレート12のびびりを防止するため、以下のような構成を採用している。
【0053】
図8は、プレート支持部材の第1の実施形態を示す斜視図である。図5、図8に示すように、基準ピン移動ユニット37の移動体103上に、基準ピン36の内方(プレート側)に位置して、摩擦抵抗構成の小さい樹脂製の滑り材で構成されるプレート支持部材140が取り付けられている。このプレート支持部材140の形状は、図8に示すように、上面に平坦面140aが形成され、プレート12に対向する側にはテーパ面140bが形成されたものである。
【0054】
図9に示すように、この平坦面140aは給版ガイドユニット20のプレート搬送面145(リブ26の上面)より若干高くなるように設定されている。プレート12が幅方向移動ユニット39の押圧ピン42で押圧されながら矢印方向に移動され、端縁がテーパ面140bに当たって滑りながら平坦面141に乗り上げ、基準ピン36に当接する。これにより、プレート12の側端部の裏面がプレート支持部材140で支持された状態となり、位置決め中における基準ピン36周辺のプレートのびびりが抑制される。
【0055】
図10は、第2の実施形態のプレート支持部材の側面図、図11は、その上面図である。同図に示すように、移動体103にアーム143を介して取り付けられたローラ144を基準ピン36の内方にプレート12の端縁とほぼ平行に配置した構成である。この構成では、プレート12が幅方向移動ユニット39の押圧ピン42で押圧されながら矢印方向に移動され、端縁がローラ144に当たってローラ144の下部にもぐり込み、基準ピン36に当接する。これにより、プレート12の側端部の表面側がローラ144で支持された状態となり、位置決め中のプレートのびびりが抑制される。なお、びびりにより、プレート12が大きく上方に跳ねることが抑制できればよいので、プレート12とローラ144間に若干の隙間があってもよい。
【0056】
図12は、給版ローラ24,28の部分の拡大図である。給版ローラ24,28の回転軸29には駆動モータ(図示せず)が連結され、給版ローラ24,25は駆動モータで駆動されるようになっている。この給版ローラ24,28の駆動時に、給版ローラ24,28の軸方向のがたつきにより給版ガイドユニット20に振動を生じ、これにより、プレート12にびびりを起こすことがある。これを防止するため、図12に示すように、圧縮コイルばね146からなる与圧手段を回転軸29に装着し、給版ローラ24,28と軸受け147との間に介在されたスペーサ149に給版ローラ24,28を押し付けることにより、回転時の給版ローラ24,28のがたつきを防止している。
【0057】
図13は、給版ガイドユニット20の部分の拡大図である。給版ガイドユニット20は軸17に支持されて駆動モータ(図示せず)で駆動されるようになっている。この給版ガイドユニット20の駆動時に、軸方向のがたつきにより給版ガイドユニット20に振動を生じ、これにより、プレートにびびりを起こすことがある。これを防止するため、図13に示すように、板ばね150を取付け、引張りばね151で付勢された押圧ローラ152を板ばね150に押し付けることにより、回転時の給版ガイドユニット20の振動を防止している。この構成例では、板ばね151、引張りばね151および押圧ローラ152で与圧手段を構成しているが、給版ガイドユニット20に与圧をかける手段であればよく、この構成には限定されない。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像露光装置によれば、プレートの側端縁の表面または裏面がプレート支持部材で支持されるため、回転ドラム等の振動がプレートに伝わっても、プレートにびびりによる位置ずれが発生することが防止でき、正確なプレート位置決めが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像露光装置の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の画像露光装置の実施形態を示す側面図である。
【図3】本実施形態の画像露光装置を模式的示す概略的側面図である。
【図4】排版ガイドユニットを除去した状態の搬送ガイドユニットの斜視図である。
【図5】基準ピン移動ユニットの斜視図である。
【図6】幅方向移動ユニットの斜視図である。
【図7】本実施形態の画像露光装置を模式的に示す平面図である。
【図8】プレート支持部材の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図9】第1の実施形態のプレート支持部材の側面図である。
【図10】第2の実施形態のプレート支持部材の側面図である。
【図11】第2の実施形態のプレート支持部材の上面図である。
【図12】給版ローラ部分の断面図である。
【図13】給版ガイドユニット部分の断面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
3 防振部材
10 画像露光装置(画像露光手段)
12 プレート
16 パンチ装置
18 露光部
20 給版ガイドユニット
24、28 給版ローラ
36 基準ピン(横位置決め手段)
39 幅方向移動ユニット
42 押圧ピン
50 回転ドラム
140 プレート支持部材
140b テーパ面
144 回転ローラ
146 圧縮コイルばね(給版ローラ与圧手段)
150 板ばね(与圧手段)
152 ローラ(与圧手段)
151 引張りばね(与圧手段)

Claims (6)

  1. プレートに位置決め用パンチ孔を穿設するパンチ装置と、回転ドラムに巻き付けられたプレートに画像を露光する露光部と、前記パンチ装置部および回転ドラムにプレートを供給する給版ガイドユニットとを備えた画像露光装置において、
    前記給版ガイドユニットは、
    プレートの一方の側端縁に当接して該プレートの横位置を規制する基準ピンと、
    該基準ピンの該プレート側に隣接して配置され、該プレートの一方の側端縁の表面または裏面に接触してプレートの振動を抑制するプレート支持部材とを有する横位置決め手段を備えたものであることを特徴とする画像露光装置。
  2. 前記給版ガイドユニットは、
    プレートを前記パンチ装置および回転ドラムに供給する方向と交わる方向である横方向に搬送する横搬送手段を備え、
    前記プレート支持部は、
    前記基準ピンとは反対側であって、プレートが前記横搬送手段により横方向に搬送されてきたときに該プレートの一方の側端縁が当たる部分にテーパ面が形成された滑り材で構成されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
  3. 前記プレート支持部は、プレートの前記一方の側端縁と略平行に配置された回転ローラで構成されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
  4. この画像露光装置は、前記パンチ装置および給版ガイドユニットが取り付けられた本体フレームと、前記回転ドラムおよび露光部を支持する支持ベースと、該支持ベースを前記本体フレームに支持する防振部材とを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
  5. 前記給版ガイドユニットは、軸を介して前記本体フレームに回動自在に支持されたものであり、該給版ガイドユニットには与圧をかけて軸方向の動きを抑制する与圧手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
  6. 前記給版ガイドユニットは、プレートの下面を支持して回転する給版ローラを備えたものであり、該給版ローラには与圧をかけて軸方向の動きを抑制する給版ローラ与圧手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
JP2003131304A 2003-05-09 2003-05-09 画像露光装置 Withdrawn JP2004333988A (ja)

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