JP2004332041A - 高純度の白金族の回収方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】白金族を含む溶液から、RuO4を蒸留により回収し、次にPd,Pt,Irを順次溶媒抽出で回収後、Rhを塩化アンモニウムにより晶析させるなどして回収する方法において、アルカリ土類及び重金属類を溶媒抽出法で取り除き、次にPd,Pt,Irを順次溶媒抽出で回収後、溶液を中和後ろ過し、Rhの中和殿物を回収し、該中和殿物を再溶解する高純度の白金族の回収方法。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、白金族を含有する溶液、例えば、銅電解スライムの浸出後液から白金族を回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の白金族の回収方法としては、例えば文献M.Wisniewski, Industrial applications of noble metals’extraction, Polish J.of Appl.Chem.XL,z1−2.17−26(1996)(非特許文献1)のように白金族を含む溶液からRuあるいはOsを蒸留で溶液から分離回収し、次にPd,Pt,Irをそれぞれ溶媒抽出で分離回収した後、Rhを回収する方法がある。あるいはそれより以前には分析化学的手法を用いて分離回収する方法が古くから行われている。
また一方、特開平7−310129号公報(特許文献1)では、Rhと白金族元素を含む液処理として、第4アンモニウム塩型陰イオン交換樹脂を用いる方法が開示されているが、例えば、回収されたRh品位は、99.94mass%と悪く、Pd,Pt,Rhの3種類の分離法のみの開示されている。
これでは、本発明の目的であるRu、Irを加えた五種類以上の金属を高純度(例えば、99.99mass%以上)において回収する手段を把握することができない。
更に、特許第2771218号公報(特許文献2)においては、硫化ジアルキルを抽出剤として用いる方法が開示されている、高純度な金属回収を具体的に開示されていない。
【0003】
【特許文献1】特開平7−310129号公報
【特許文献2】特許第2771218号公報
【非特許文献1】著作者名:M.Wisniewski, タイトル:Industrial applications of noble metals’extraction, 雑誌名:Polish J.of Appl.Chem.XL,z1−2.17−26(出版日:1996年)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の白金族回収方法、例えば前述の溶媒抽出を用いた方法では、Ru,Pd,Ir,Rhなどの分離は可能であるが、アルカリ土類あるいは重金属が取れないため回収した白金族はこれらで汚染された純度の低いものしか得られなかった。また分析化学的方法を用いると不純物は取れるものの、非常に煩雑な操作を繰返し行わなければならず、手間がかかるとともに、一次採収率も悪いため、白金族の繰返しが多くなるという欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、鋭意研究した結果、通常不純物として含まれるアルカリ、アルカリ土類あるいは重金属類を溶媒抽出および中和法で取り除く方法を開発することに成功し、高純度の白金族を得ることが可能となった。
【0006】
すなわち本発明は、
(1)白金族を含む溶液から、RuO4を蒸留により回収し、次にPd,Pt,Irを順次溶媒抽出で回収後、Rhを塩化アンモニウムにより晶析させるなどして回収する方法において、アルカリ土類及び重金属類を溶媒抽出法で取り除き、次にPd,Pt,Irを順次溶媒抽出で回収後、溶液を中和後ろ過し、残留不純物をろ液に逃がした後、Rhの中和殿物を回収し、該中和殿物を再溶解する高純度の白金族の回収方法。
(2)上記(1)記載のアルカリ土類及び重金属類を除去する溶媒抽出剤がD2EHPAである高純度の白金族の回収方法。
(3)上記(1)〜(2)記載の蒸留後の溶液に過酸化水素水あるいは亜硫酸水を加え、ORPを300〜700mVに制御した後pH=4.0〜5.5に調整し溶媒抽出する高純度の白金族の回収方法。
(4)上記(1)〜(3)記載のIrを溶媒抽出する前に、pH=0.5〜1.5に調整し、酸化剤で酸化し、ついでHClを0.8〜1.5規定になるように加え、Irを溶媒抽出する高純度の白金族の回収方法。
(5)上記(1)〜(4)記載の中和をpH=10〜12とする高純度の白金族の回収方法。
を提供する。
【0007】
以下本発明について、詳細に説明する。
本発明の目的は白金族を含む溶液から不純物を効率的に取り除くことである。例えば、銅電解スライムを通常の方法で脱Cuした後、塩化浸出しAuを溶媒抽出で回収した後、SeをSO2で還元し溶液からろ別する。ろ別したSeは純度を上げるため蒸留精製するが、Seの中に一部混ざっている白金族が蒸留残渣として回収される。この残渣を塩化焙焼し、水浸出して白金族を含んだ溶液が得られる。あるいはSe還元した後、Teを同様に還元するがこのTeを浸出しても同様の溶液が得られる。
【0008】
この溶液を酸化剤として例えばNaBrO3を用い4酸化ルテニウムRuO4とし、通常の方法で蒸留し、Ru(もしOsが存在すればRu及びあるいはOs)を回収する。この場合は蒸留法なので、蒸気に随伴する液をトラップなどを設置し、注意深く吸収液に飛沫同伴しないようにすれば十分4N以上の金属を回収できる。
【0009】
次に酸化剤が残っていると次の工程の抽出剤が劣化するため、臭素を加熱脱却する。その後、特にCrを抽出されやすくするため過酸化水素水あるいは亜硫酸水を添加してORPを300〜700mVに調整する。ORPを300mVより低くしても、過酸化水素のコストがかかるだけでCrの除去効果は変わらない。700mVより上げるとCrが抽出されやすくなる。この理由ははっきりしないが、6価のクロム酸イオンCr2O7 2−が関係しているものと思われる。
次いで、溶媒と攪拌混合してから、NaOHなどのアルカリを添加しpH=4.0〜5.5に合わせる。pH=4.0より低い場合は、不純物が除去され難いが、pH=5.5より高くしても除去率は余り上がらず、却ってRhなどのロスは増えるためである。
この操作を必要とされる純度になるまで繰り返す。
【0010】
アルカリ土類及び重金属の大半を除いた後、PdをDHSで、Pt、IrはTBPで抽出して回収する。通常PtはORPが高いほうが抽出しやすいが(Ptの4価の方が3価より抽出されやすい)、ORPが600mVを超えるとIrも抽出するため、600mV以下で抽出操作を行う。ただしPtとIrを同時に抽出し、逆抽出後に分離操作を行う場合はこの限りではない。
Irを酸化する場合pH=0.5〜1.5で行なうと効率的に酸化される。これは酸濃度がpH=0.5より高いと酸化剤として添加するNaClOあるいはNaBrO3などが分解して十分Irを酸化できないためと思われる。また抽出するときの酸濃度もIrの分配係数に影響を及ぼすため、酸化処理後HClを加えて酸濃度調整をする。酸濃度は1.5規定より低いほうが良いが、あまり低くなると分相性が悪化するため下限は、0.8規定程度が望ましい。
【0011】
その後NaOHなどのアルカリを添加し、pH=10〜12に調整する。pH=10より低くするとRhが水酸化物となって沈澱するが、Na、Cr、Ag、Pbの大部分はろ液に残留するため、D2EHPAにより除去できなかった不純物も中和操作によって除去できる。一方pH=12より高くするとRhの溶解度が大きくなるため好ましくない。
この後塩酸を用いてロジウムの水酸化物を再溶解し塩化ロジウムの溶液とする。このときロジウム濃度を高く、例えば50g/l保つと次の塩化アンモニウムによる晶析の場合も、分離操作を繰り返す場合であっても処理液量、使用薬品量が少なくて済むだけでなくロジウム濃度が高い状態で不純物を取り除いた方が相対的にロジウム品位が高くなって有利である。
【0012】
Pd、Pt、Irはそれぞれ抽出溶媒から通常の方法で逆抽出し、必要であるならば、さらに周知の方法で精製することができる。以上の工程を必要な純度が得られるまで繰り返すと所望の純度の白金族が得られる。不純物濃度にもよるが4N以上の純度であるならば、通常3〜5回繰り返すことにより得られる。
【実施例】
【0013】
(実施例1)
図1に示すフローシートに添って説明する。本実施例では、PtとIrを同時に回収する例を示す。PtとIrを別々に回収する際の例は、実施例4〜6に示す。
Se蒸留残渣を塩化焙焼した後、水浸出して浸出液を得た。浸出液の一部100ccをとってNaOHでpH=1に調整し、NaBrO3を溶液中のRuの約3倍当量添加した後4酸化ルテニウム(RuO4)とし、80℃に加熱し空気を流しながら蒸留フラスコで約4時間蒸留した。この操作を2回繰り返した。蒸留後の液はpH=5程度に上昇しているので、塩酸濃度1規定になるまで塩酸を加えた後、約1時間80℃に加熱して臭素を脱却した。この液をRu蒸留後液とする。
【0014】
Ru蒸留後液100ccをビーカにとり、過酸化水素をORPで700mV以下になるように(30%H2O2水で大体Ru蒸留後液の1/5程度)添加した後、DP8R(大八化学製)をケロシンで20%に薄めた溶媒をO/A比1:1で加えた。溶媒と液を攪拌機で攪拌しながら、NaOH溶液を徐々に加え、pH=4.5〜5.2にする。30分攪拌を続けた後、攪拌機を止め、静置して溶媒とRu蒸留後液を分離する。分離した後、DP8R抽出後液をビーカの底から抜き出し、再度同じ操作を繰り返す。この液をDP8R後液とする。次にPdを溶媒抽出する。
【0015】
抽出溶媒はDHS(大八化学製)をケロシンで薄め50vol%にしたものを用いた。DHSによるPd抽出は酸濃度の高い(HCl3〜4規定)ほうが良好な結果が得られるが、次のTBP抽出の際pH=0.5〜1.5に上げる必要があるため、液量の増加を抑えるためHCl1規定で2回行なった。Pdを抽出した後の液をDHS後液とする。この後液にNaOHを加え、pH=1に調整する。Irは4価に酸化しないと抽出しないため、NaClOの5%溶液を加えた後、80℃に加温して1時間保持した。その後HClを加えpH=0程度に戻し余剰のCl2を追い出す。
【0016】
さらにHClを加えて1規定にしてからTBPで抽出操作を行なう。TBP(大八化学製)は稀釈せず100vol%のまま使用した。この操作を3回繰り返した。得られた液をTBP後液とする。水溶液と溶媒の分離が不十分だとPがスポンジRhに入る場合があるため、活性炭で液中のTBPを除いた。この液にNaOHを加え、pH=11.5に調整するとRhの水酸化物が得られる。攪拌しながら80℃に加温し、30分保持してから1晩放冷する。ろ過洗浄したRhの沈澱をHClで再溶解する。得られた液を中和溶解後液とする。以上の操作で得られた
結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
以上の操作から得られたそれぞれの成分の分離液を塩化アンモニウムで結晶化させ、焙焼した結果、表2の純度のスポンジメタルが得られた。分析はスポンジメタルを粉砕後、金型でプレス成型、焼結し、マッチ棒状のサンプルにしてグローディスチャージ質量分析法(GD−MS)で行なった。
比較例として表2に示すように、DP8Rによる重金属除去及び後工程での中和ない場合は、純度が71.52mass%と非常に品位が悪いRhしか得られない。
【0019】
【表2】
【0020】
以上のように実施例では4N程度の純度のメタルが得られたが、上記操作を繰り返せばさらに純度の高いメタルが得られる。
(実施例2)
(DP8Rによる溶媒抽出のPH)
【0021】
Ru蒸留後の液とDP8Rを1:1で混合し、NaOH溶液でPHを調整し抽出試験を行った。不純物の抽出率とPHの関係を表3に示す。
【表3】
以上のように、pH=4以下では不純物除去が不十分である。またpH=6にしても不純物除去効果は殆ど変わらないが、Rhの水酸化物ができるため害のほうが大きい。
(実施例3)
(DP8Rによる溶媒抽出のORP)
【0022】
Ru蒸留後の液にH2O2あるいはS O2を加え、ORPを調整した。それ以外は本特許の方法と同じ条件でDP8Rによる抽出を2回行なった。結果を表4に示す。
実施例の300mV,671mVの例では、抽出液中の不純物Cr,Fe,Pbが低く好ましい値であった。
比較例のORPが、780mVと高いものは、抽出液中の不純物Cr,Fe,Pbが高く好ましい値でなかった。
【表4】
【0023】
以上の結果の通り、ORPが十分に低下しないとFe,Pbは後工程でも比較的除去できるが、特にCrが取れにくくなり、十分な純度が得られない。
(実施例4)
(酸化剤添加時の酸濃度)
【0024】
Irを抽出するときの条件について検討した。酸化剤を添加するときの酸濃度を変え、抽出時の分配係数を測定した。酸化剤としてはNaBrO3を用い、Irを3価から4価にするのに必要な量の2,800倍を加えた。抽出するときの酸濃度は5Nとした。結果を表5に示す。
【0025】
【表5】
この結果、pH=1においては抽出分配係数が21と高いが、酸濃度を3.6規定とした場合は極めて悪い抽出分配係数であった。
【0026】
(実施例5)
(抽出時の酸濃度)
次に、酸化時の酸濃度をpH=1で一定にし、抽出するときの酸濃度を変えて、分配係数を測定した。酸化剤はNaBrO3で添加量は同じく当量の2,800倍とした。結果を表6に示す。
【0027】
【表6】
この結果、0.4規定において、抽出分配係数は111と高いが、液と抽出溶媒との分相性が極めて悪く、好ましくない。1.8規定以上であると抽出分配係数が小さいため好ましくない。0.9規定〜1.4規定の実施例の値が、抽出分配係数が少なくなく、分相性も良いため好ましい結果となっている。
【0028】
(実施例6)
(中和時の水素イオン濃度)
Ir抽出後の塩化Rh液をNaOHで中和し、水酸化Rhで回収する試験を行った。40%NaOH溶液を添加し、所定のpHにした後、80℃に加温して30分保持し、放冷しながら1晩沈殿を熟成した。結果を表7に示す。pH=9、
pH=13ではRhの回収率が悪く好ましくない。pH=10〜12が回収率100%であり、好ましかった。
【表7】
【発明の効果】
【0029】
以上説明したように、
(1)本発明によれば不純物の高い原料から溶媒抽出により重金属のほとんどの成分を同時に除去でき、さらにDP8R等の溶媒抽出により除去できないAgや除去が十分でないCr,Pbなども中和工程で除去できるので、高純度の白金族メタルが煩雑な操作なしに収率良く得られる。
【0030】
(2)ORPとpHを適切な範囲に制御することにより、重金属類特にCr,Pbを大幅に低減できる。
【0031】
(3)TBP等の溶媒抽出によりIrおよびあるいはPtを抽出する場合、pHを適切な条件でIr及びPtを酸化し、さらに抽出時のpHも調整することによってIr,Ptの良好な除去回収ができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフローシートである。
Claims (5)
- 白金族を含む溶液から、RuO4を蒸留により回収し、次にPd,Pt,Irを順次溶媒抽出で回収後、Rhを塩化アンモニウムにより晶析させるなどして回収する方法において、アルカリ土類及び重金属類を溶媒抽出法で取り除き、次にPd,Pt,Irを順次溶媒抽出で回収後、溶液を中和後ろ過し、残留不純物をろ液に逃がした後、Rhの中和殿物を回収し、該中和殿物を塩酸で再溶解することを特徴とする高純度の白金族の回収方法。
- 請求項1記載のアルカリ土類及び重金属類を除去する溶媒抽出剤がD2EHPAであることを特徴とする高純度の白金族の回収方法。
- 請求項1〜2記載の蒸留後の溶液に過酸化水素水あるいは亜硫酸水を加え、ORPを300〜700mVに制御した後pH=4.0〜5.5に調整し溶媒抽出することを特徴とする高純度の白金族の回収方法。
- 請求項1〜3記載のIrを溶媒抽出する前に、pH=0.5〜1.5に調整し、酸化剤で酸化し、ついでHClを0.8〜1.5規定になるように加え、Irを溶媒抽出することを特徴とする高純度の白金族の回収方法。
- 請求項1〜4記載の中和をpH=10〜12とすることを特徴とする高純度の白金族の回収方法。
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