JP2004330889A - 自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構10は、シート20を車体M1に固定するロック部材11と、車体M1側の部位(ドアトリム19a)に設けられた操作部12と、操作部12からの操作力をロック部材11へ伝達するワイヤ部材13と、を有している。更に、ワイヤ部材13をループ状に湾曲させて形成したループ状部13kの交差部13mを摺動可能に保持する保持手段14、15を有している。また、ワイヤ部材13に、保持部材14、15に当接してループ状部13kの径を一定範囲内に規制するストッパ部24、24及びストッパ部28、28を設けても良い。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構に関し、詳しくは、ロック解除を行うための操作部に対し、ロック部材の位置が変動するものに好適な自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のものとしては、図10に示すような自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構1が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構1は、自動車2に設けられたシート4をレール3に固定するためのロック部材5と、このロック部材5によるシート4の固定(ロック)の解除操作を行うための操作部6と、ロック部材5と操作部6との間に介在して操作部6からの操作力をロック部材5に伝達するワイヤ7と、を有している。
【0004】
この自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構1では、操作性を向上させるため操作部6がドア8に設けられており、操作部6はアームレスト部材8aの開口に臨むようになっている。
【0005】
また、ロック部材5は、シート4に固定されており、シート4のスライド移動と連動して位置が変動するようになっている。
【0006】
そして、ロック部材5は、レール3に設けられた複数のロック孔(図示せず)に選択的に係合できるようになっている。
【0007】
更に、ロック部材5は、スプリング等の付勢手段により前記ロック孔に向けて付勢されており、この付勢力によりロック部材5と前記ロック孔との係合が保持されて、シート4がレール3に固定されるようになっている。
【0008】
また、自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構1では、操作部6からの操作力がワイヤ7を介してロック部材5に伝達されると、ロック部材5と前記ロック孔との係合が解除され、シート4をスライド移動させることができるようになっている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−250421号公報(第3−4頁、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構1では、操作部6をシート4に設けずに車体側のドア8に設けたため、シート4をスライド移動させると、ロック部材5と操作部6との相対位置が変化し、その経路長さが変化してしまう。
【0011】
従って、シート4が自動車2前方に向けスライド移動されて経路長さが小さくなったときには、ワイヤ7が撓んで前記経路長さの変化を吸収することとなるため、その撓む部位によっては周辺の部品に干渉したり引っかかったりしてしまう虞がある、という問題があった。
【0012】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、操作部とロック部材との相対位置がシートのスライド移動により変化する自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構において、ワイヤ部材が予期せぬ部位で撓むことを防止して周辺部品との干渉や引っかかりを防止することのできる自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載された自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構は、自動車の車体に対してスライド移動可能に支持されたシートに設けられ、該シートを前記車体に固定するロック部材と、前記車体側の部位に設けられ、前記シートの固定の解除操作を行うための操作部と、前記ロック部材と前記操作部とを連結し、前記操作部からの操作力を前記ロック部材へ伝達するワイヤ部材と、前記ワイヤ部材をループ状に湾曲させて形成したループ状部の交差部を摺動可能に保持する保持手段と、を有することを特徴としている。
【0014】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記シートをスライド移動させると、該シートと前記操作部との相対位置が変化して前記ワイヤ部材が通過する経路長さが変化するが、前記ワイヤ部材をループ状に湾曲させて形成したループ状部の交差部を摺動可能に保持する保持手段を有しているため、前記ループ状部の径変化により、前記経路長さの変化を吸収することができる。
【0015】
このため、前記ワイヤ部材が撓んで周辺部品へ干渉したり引っかかったりすることを防止することができる。
【0016】
また、請求項2に記載された自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構は、前記ワイヤ部材に、前記保持手段に当接して前記ループ状部の径を一定範囲内に規制するストッパ部を設けたことを特徴としている。
【0017】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記保持手段に当接して前記ループ状部の径を一定範囲内に規制する前記ストッパ部が設けられているため、前記ワイヤ部材を前記自動車に組み付ける際、前記ループ状部の径を一定範囲内に規制して該ループ状部が必要以上に拡開することを防止することができる。
【0018】
従って、前記ループ状部が一定の大きさ以上に拡開せず、該ループ状部が前記ワイヤ部材の組み付けの妨げとなることを防止することができるため、容易に前記ワイヤ部材を組み付けることができる。
【0019】
また、請求項3に記載の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構は、前記操作部を前記車体側のドアトリムに設けると共に該ドアトリムに前記保持手段を設けたことを特徴としている。
【0020】
このように構成された請求項3記載のものでは、前記操作部を前記車体側のドアトリムに設けると共に該ドアトリムに前記保持手段を設けることとしたため、予め前記ドアトリムに前記操作部及び前記保持手段を組み付けておき、該ドアトリムを前記自動車に取り付けることができる。
【0021】
このため、前記操作部及び前記保持手段の組み付け作業が容易となり、作業工数の低減を図ることができる。
【0022】
また、請求項4に記載された自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構は、前記保持手段をフロア部とカーペット部材との間に配設し、前記ループ状部を、前記フロア部と前記カーペット部材との間に形成した空間に位置させたことを特徴としている。
【0023】
このように構成された請求項4記載のものでは、前記保持手段をフロア部とカーペット部材との間に配設し、前記ループ状部を、フロア部とカーペット部材との間に形成した空間に位置させたため、前記自動車の室内等に別途のスペースを設けずに、フロア部とカーペット部材との間を利用して前記ループ状部を設けることができる。
【0024】
また、請求項5に記載された自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構は、前記空間を、前記フロア部に設けられて該フロア部から前記カーペット部材を離間させる空調用ダクトにより形成したことを特徴としている。
【0025】
このように構成された請求項5記載のものでは、前記空間を、前記フロア部に設けられて該フロア部から前記カーペット部材を離間させる空調用ダクトにより形成するため、前記フロア部から前記カーペット部材を離間させるための部材を別途に設けずに、前記空間を形成させることができる。
【0026】
従って、前記ループ状部を位置させるための別途の部材を必要としないため、部品点数の増加を防ぎ製造コストの増大を抑制することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
【0028】
図1は、本実施の形態の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構10が設けられた自動車Mの概略斜視図である。
【0029】
この自動車Mの車体M1は、車体M1の底壁を形成するフロア部16と、車幅方向に延びるセカンドクロスメンバ17と、セカンドクロスメンバ17に固定された一対のロアレール18、18と、ドアトリム19aと備えるサイドドア19と、を有している。
【0030】
更に、自動車Mは、ロアレール18、18に支持されたシート20を有している。
【0031】
このロアレール18、18は、自動車Mの前後方向にそれぞれ平行に延設しており、シート20はロアレール18に沿ってスライド移動可能となっている。すなわち、シート20は、車体M1に対して前後方向にスライド移動できるように支持されている。
【0032】
このような自動車Mに設けられたロック解除機構10は、シート20に設けられたロック部材11と、車体M1側のドアトリム19aに設けられた操作部12と、操作部12からの操作力をロック部材11に伝達するためのワイヤ部材13と、を有している。
【0033】
ロック部材11は、シート20側に支持されており、シート20のスライド移動と連動して車体M1に対し位置が変動するようになっている。
【0034】
このロック部材11は、ロアレール18に設けられたロック孔(図示せず)と係合可能となっており、シート20を所望の位置に固定できるように構成されている。すなわち、ロアレール18には所定の間隔で前記ロック孔が複数設けられており、このロック孔に選択的にロック部材11を係合させることにより、車体M1に対してシート20を固定できるようになっている。
【0035】
また、ロック部材11は、スプリング(図示せず)によって前記ロック孔に向けて付勢されており、後述する操作部材からの操作力が作用していないときはロック部材11と前記ロック孔との係合が維持されるようになっている。
【0036】
そして、ロック部材11と操作部12との間にワイヤ部材13が設けられ、このワイヤ部材13がロック部材11と操作部12とを連結するように構成されている。
【0037】
このワイヤ部材13は、シート20側の端部がロック部材11に接続されており、この端部の近傍はシート20の下面に設けられたワイヤブラケット20aにより固定されている。
【0038】
更に、ワイヤ部材13は、図1及び図2に示すように、シート20側からフロア部16上側、ダッシュサイドフィニッシャ21裏側、ドアトリム19a裏側を通過して、サイドドア19側の端部が操作部12に接続されている。
【0039】
また、ワイヤ部材13はアウタチューブ13aと、アウタチューブ13a内に摺動可能に挿通された弾性を有するワイヤ13bと、を備えている。
【0040】
更に、図3に示すように、ワイヤ部材13の操作部12との接続側端部には、アジャストナット13c及びロックナット13dが設けられており、このロックナット13dから突出したワイヤ13bの先端に係止ピン13eが形成されている。
【0041】
一方、操作部12は、操作部12をドアトリム19aのアームレスト部材19bに固定するための固定プレート12aと、固定プレート12aに回動自在に取り付けられたレバー部材12bと、を有している。
【0042】
固定プレート12aには、係止用切欠12cが設けられており、この係止用切欠12cにアジャストナット13cとロックナット13dの中間部分が嵌め込まれるようになっている。
【0043】
また、レバー部材12bはアームレスト部材19bの操作用開口19cに臨む把持部12dを備えており、レバー部材12bの回動中心を挟んで把持部12dの反対側には、係止孔12eが設けられている。
【0044】
そして、ワイヤ13bの係止ピン13eが、この係止孔12eに係止されるようになっている。
【0045】
すなわち、把持部12dを操作して引き上げると、この操作に基づく力(操作力)が、アウタチューブ13a内で摺動するワイヤ13bを介してロック部材11に伝達されるようになっており、ロック部材11に設けられたスプリングの付勢力に抗してロック部材11の前記ロック孔に対するロックが解除されるようになっている。
【0046】
更に、このように操作部12と共にドアトリム19aに組み付けられたアームレスト部材19bには、ワイヤ部材13を隠蔽するためのワイヤカバー19dが取り付けられる。
【0047】
また、ロック解除機構10は、フロア部16に固定された接続ケーシング22を有しており、接続ケーシング22は、係止片22c、22cを備えるケーシングロア22bと、ケーシングロア22bを覆うケーシングアッパ22aとを備えている。
【0048】
そして、本実施形態のロック解除機構10では、ワイヤ部材13がフロア側ワイヤ部材13f及びドア側ワイヤ部材13gを備えており、図4に示すように、フロア側ワイヤ部材13f及びドア側ワイヤ部材13gのワイヤ13b同士が接続ケーシング22内において接続される構成となっている。
【0049】
すなわち、フロア側ワイヤ部材13f及びドア側ワイヤ部材13gの端部には、それぞれアジャストナット13h、ロックナット13iが設けられており、このアジャストナット13hとロックナット13iとの中間部分が係止片22c、22cの切欠22d、22dに嵌合できるようになっている。
【0050】
更に、フロア側ワイヤ部材13f及びドア側ワイヤ部材13gのワイヤ13b先端には、係止ピン13j、13jが設けられており、この係止ピン13j、13jがコネクトプレート22e、22eを介して接続されるようになっている。
【0051】
すなわち、ドア側ワイヤ部材13g側のワイヤ13bに操作力が作用すると、係止片22c、22cにより固定されたアウタチューブ13a内でワイヤ13bが摺動し、前記操作力がコネクトプレート22e、22eを介してフロア側ワイヤ部材13f側のワイヤ13bに伝達されるようになっている。
【0052】
そして、ロック解除機構10では、図1で示したように、ワイヤ部材13が二箇所でループ状に湾曲させられており、フロア部16側及びドアトリム19a側にループ状部13k、13kが形成されている。
【0053】
更に、ロック解除機構10は、保持手段としての保持部材14、15を有しており、この保持部材14、15がそれぞれループ状部13k、13kの交差部13m、13mを保持し、ループ状部13k、13kをループ状に維持している。
【0054】
保持部材のうち、車体M1のフロア部16側に設けられた保持部材14は、図5及び図6に示すように中空箱体形状を呈すると共に、ワイヤ部材13を挿通する挿通穴14aを備えている。
【0055】
挿通穴14aは、ワイヤ部材13を重ね合わせて挿通したときに、挿通されたワイヤ部材13が大きな抵抗を受けずに、滑らかに摺動できるような大きさに設定されている。
【0056】
更に、ワイヤ部材13には、保持部材14の外側に、ロック部材11側及び操作部12側に位置するストッパ部24、24が設けられている。
【0057】
このストッパ部24は、挿通穴14aを通過できない大きさとなっており、保持部材14に当接するようになっている。
【0058】
更に、ストッパ部24、24の間隔は、所定の間隔に設定されており、ループ状部13kの径を一定範囲内に規制するようになっている。
【0059】
すなわち、ワイヤ13bの弾性力により、ループ状部13kは拡開しようとするが、ストッパ部24、24が保持部材14に当接してループ状部13kの径が一定範囲内に規制されるようになっている。
【0060】
また、本実施形態のロック解除機構10では、フロア部16の上方に表層シート部25a及びウレタン材25bとを備えるカーペット部材25が設けられており、このカーペット部材25とフロア部16との間に形成された空間Sに、保持部材14に保持されたループ状部13kが位置している。
【0061】
更に、図6に示したように、ロック解除機構10では、この空間Sがフロア部16と空調用ダクト26との間に形成されている。
【0062】
この空調用ダクト26は、フロア部16上に設けられており、自動車Mの後部に向けて延設している。
【0063】
また、図7に示すように、この空調用ダクト26はダクト本体26aを支持する支持脚26bを備え、支持脚26bによってダクト本体26aとフロア部16との間に空間Sが形成されている。
【0064】
すなわち、ロック解除機構10では、空調用ダクト26がフロア部16からカーペット部材25を離間させており、この空調用ダクト26により形成された空間Sにループ状部13kを位置させている。
【0065】
一方、保持部材15は、図2に示したように車体M1のサイドドア19のドアトリム19aに設けられている。
【0066】
更に、図8に示すように、この保持部材15は中空箱体形状を呈すると共にフランジ15bを備え、フランジ15bの取付孔15cにボルト27が挿通されることにより、ドアトリム19aに保持部材15を固定できるようになっている。
【0067】
また、保持部材15は、ワイヤ部材13を挿通する挿通穴15aを備えている。
【0068】
挿通穴15aは、保持部材14の挿通穴14aと同様に、ワイヤ部材13を重ね合わせて挿通したときに、挿通されたワイヤ部材13が大きな抵抗を受けずに、滑らかに摺動できるような大きさに設定されている。
【0069】
そして、ワイヤ部材13には、保持部材15の近傍に、ロック部材11側及び操作部12側の双方にストッパ部28、28が設けられている。
【0070】
このストッパ部28は、挿通穴15aを通過できない大きさとなっており、保持部材15に当接するようになっている。
【0071】
更に、ストッパ部28、28の間隔は、所定の間隔に設定されており、ループ状部13kの径を拡開させていくとストッパ部28、28が挿通穴15aに当接するようになっている。
【0072】
すなわち、ワイヤ13bの弾性力により、ループ状部13kは拡開しようとするが、ストッパ部28、28が保持部材15に当接してループ状部13kの径が一定範囲内に規制されるようになっている。
【0073】
次に、このような構成を有する自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構10が奏する作用について説明する。
【0074】
まず、ロック解除機構10を自動車Mに組み付ける際の作用を説明する。
【0075】
このロック解除機構10を自動車Mに設ける場合には、まず、ドア側ワイヤ部材13g、操作部12、及び保持部材15をドアトリム19aにサブアセンブリする。
【0076】
すなわち、図2に示したように、ドア側ワイヤ部材13gを、ドアトリム19aの裏側から挿通孔19eを介してアームレスト部材19b側に挿通させる。
【0077】
更に、図3に示したように、アームレスト部材19bに取り付けられた操作部12の係止孔12eに係止ピン13eを係止すると共に、係止用切欠12cにアジャストナット13cとロックナット13dの中間部分を嵌め込んで、ドア側ワイヤ部材13gと操作部12とを接続する。
【0078】
そして、アームレスト部材19bをボルト等を用いてドアトリム19aに組み付け、アームレスト部材19bにワイヤカバー19dを取り付ける。
【0079】
更に、図2及び図8に示したように、ドア側ワイヤ部材13gを湾曲させてループ状部13kをドアトリム19aの裏面側に形成し、このループ状部13kの交差部13mを保持させた保持部材15をボルト27によりドアトリム19aに固定する。
【0080】
このとき、ドア側ワイヤ部材13gにはストッパ部28、28が設けられているため、ストッパ部28、28が保持部材15に当接してループ状部13kの径が一定範囲内に規制される。
【0081】
このようにロック解除機構10では、ストッパ部28、28によりループ状部13kの径を一定範囲内に規制して、弾性力によるループ状部13kの拡開を防止することができるため、ドアトリム19aを自動車Mに組み付ける際にループ状部13kが大きな障害とならず、容易に組み付けることができる。
【0082】
しかも、このループ状部13kをドアトリム19aの裏面側に形成してサイドドア19内に位置させたため、サイドドア19内の空間を利用してループ状部13kを設けることができ、サイドドア19内のスペースを有効に利用することができる。
【0083】
また、フロア側ワイヤ部材13f及び保持部材14を車体M1のフロア部16側にサブアセンブリする。
【0084】
すなわち、図5に示したように、フロア側ワイヤ部材13fを湾曲させてループ状部13kをフロア部16とカーペット部材25との間に形成し、このループ状部13kの交差部13mを保持部材14に保持させる。
【0085】
そして、図6、図7に示したように、保持部材14をボルト14bを用いてサイドシル23に固定してフロア部16上に配設すると共に、このフロア16側のループ状部13kをフロア部16とカーペット部材25との間に形成された空間Sに位置させる。
【0086】
このように、ロック解除機構10では、ループ状部13kをフロア部16とカーペット部材25との間に形成された空間Sに位置させるため、自動車Mの室内等に別途のスペースを設けずに、フロア部16とカーペット部材25との間を利用してループ状部13kを配設することができ、フロア部16とカーペット部材25との間を有効に利用することができる。
【0087】
特に、本実施形態のロック解除機構10では、空間Sが、フロア部16からカーペット部材25を離間させる空調用ダクト26とフロア部16との間に形成されているため、フロア部16からカーペット部材25を離間させるための別途の部材を必要としない。
【0088】
このため、ロック解除機構10によれば、空間Sを形成するために部品点数を増加させず、製造コストの増大を抑制することができる。
【0089】
しかも、フロア側ワイヤ部材13fにストッパ部24、24が設けられているため、ストッパ部24、24が保持部材14に当接してループ状部13kの径が一定範囲内に規制される。
【0090】
従って、ロック解除機構10によれば、ストッパ部24、24によりループ状部13kの径を一定範囲内に規制して、弾性力によるループ状部13kの拡開を防止することができる。
【0091】
このため、ループ状部13kが拡がり過ぎたり、フロア側ワイヤ部材13fが保持部材14から抜け出したりすることが無く、フロア部16側にフロア側ワイヤ部材13fを容易に組み付けることができる。
【0092】
また、図1に示したように、シート20を、スライド移動可能にロアレール18、18に支持させる。
【0093】
そして、ワイヤブラケット20aによってフロア側ワイヤ部材13fをシート20の下面に固定し、更に、フロア側ワイヤ部材13fの端部をロック部材11に接続する。
【0094】
そして、ドア側ワイヤ部材13gの所定部分をワイヤプロテクタ13nで被覆すると共に、自動車Mにドアトリム19aを組み付ける。
【0095】
更に、ドア側ワイヤ部材13g及びフロア側ワイヤ部材13fを接続し、ワイヤ部材13により操作部12とロック部材11とを連結して、操作部12に加えられた操作力をロック部材11に伝達できるようにする。
【0096】
すなわち、図4に示したように、接続ケーシング22内において、アジャストナット13hとロックナット13iとの中間部分を切欠22d、22dに嵌合し、コネクトプレート22e、22eを介して係止ピン13j、13jの各々を接続する。
【0097】
このように、ロック解除機構10では、操作部12をドアトリム19aに設けると共にドアトリム19aに保持部材15を設けたため、予めドアトリム19aに操作部12及び保持部材15を組み付けておくことができ、このドアトリム19aを自動車Mに取り付けることができる。
【0098】
このため、自動車Mの製造工程において、操作部12及び保持部材15の組み付け作業が容易となり、作業工数の低減を図ることができる。
【0099】
しかも、ドアトリム19aを自動車Mに組み付ける際にも、ストッパ部24、24及びストッパ部28、28によって、ループ状部13k、13kの径が一定範囲内に規制されるため、ループ状部13k、13kが必要以上に拡開せず、容易にドアトリム19aを組み付けることができる。
【0100】
従って、作業工数の低減を図ることができ、自動車Mの製造コストの増大を抑制することができる。
【0101】
次に、ロック部材11により車体M1のロアレール18に固定されたシート20をスライド移動させるときのロック解除機構10の作用を説明する。
【0102】
まず、操作部12の把持部12dに引き上げる操作力を作用させると、この操作力がワイヤ部材13を介してロック部材11に伝達される。
【0103】
この操作力により、ロック部材11と前記ロック孔との係合がスプリングの付勢力に抗して解除され、シート20のスライド移動が可能になる。
【0104】
ここでロック解除機構10では、操作部12をドアトリム19aに設けたため、把持部12dを操作してロック部材11と前記ロック孔との係合を解除することができるため、乗員は前かがみ状態になる必要がない。
【0105】
しかも、ロック解除機構10では、アームレスト部材19bをつかみながらシート20をスライド移動させることができる。
【0106】
従って、ロック解除機構10によれば、通常の着座姿勢に近い状態で、アームレスト部材19bをつかみつつシート20の位置を決めることができるため、位置決めが容易なものである。
【0107】
そして、スライド移動可能となったシート20を、車体M1に対し前方にスライド移動させると、シート20に設けられたロック部材11がシート20と連動して車体M1の前方側に移動する。
【0108】
このため、車体M1側の部位としてのドアトリム19aに対し、ロック部材11の位置が変動し、操作部12とロック部材11とを連結するための経路長さが小さくなる。
【0109】
上述のように経路長さが小さくなると、ワイヤ部材13は、いずれかの部分で撓んでその経路長さの変化を吸収しようとするが、ロック解除機構10では、図5ないし図7、及び図9の二点鎖線で示したように、ループ状部13k、13kを拡開させることにより吸収することができる。
【0110】
すなわち、ロック解除機構10は、ワイヤ部材13をループ状に湾曲させて形成したループ状部13k、13kの交差部を摺動可能に保持する保持部材14、15を有しているため、ループ状部13kの径変化により、前記経路長さの変化を吸収することができる。
【0111】
従って、ワイヤ部材13が撓むことによる周辺部品との干渉や引っかかりを防止することができる。
【0112】
更に、ロック解除機構10には、保持部材14、15に当接してループ状部13k、13kの径を一定範囲内に規制するストッパ部24、25が設けられているため、ストッパ部24、24が保持部材14に当接すると共にストッパ部28、28が保持部材15に当接し、ループ状部13k、13kの径が一定範囲内に規制される。
【0113】
従って、ロック解除機構10によれば、ストッパ部24、24及びストッパ部28、28によってループ状部13k、13kの拡開を防止することができるため、ループ状部13kが過度に拡がらず、ワイヤ部材13が周辺部品に干渉したり引っかかったりすることを防止することができる。
【0114】
しかも、本実施形態のロック解除機構10は、二つの保持部材14、15を設けたため、一箇所に大きなスペースを設けることができず一つのループ状部13kで前記経路長さの変化を吸収できない場合でも、該経路長さの変化を二つのループ状部13k、13kに分散させて吸収することができる。
【0115】
このため、一箇所に大きなスペースを設けることができない自動車であっても、スペースを有効に利用して前記経路長さの変化を吸収させることが可能になる。
【0116】
更に、ロック解除機構10では、保持部材14、15の両方に対応させてストッパ部24、ストッパ部28を設けている。
【0117】
このため、ループ状部13k、13kの双方の径が一定範囲内に規制され、ループ状部13kの一方のみが過度に拡開して周辺部位に干渉することを防止することができる。
【0118】
次に、スライド移動可能となったシート20を、車体M1に対し後方にスライド移動させると、シート20に設けられたロック部材11がシート20と連動して車体M1の後方側に移動する。
【0119】
このため、車体M1側の部位としてのドアトリム19aに対し、ロック部材11の位置が変動し、操作部12とロック部材11とを連結するための経路長さが大きくなる。
【0120】
このように、前記経路長さが大きくなった場合には、ループ状部13k、13kが縮小され、ワイヤ部材13に過度の張力を作用させることなく、操作部12とロック部材11との連結を維持することができる。
【0121】
すなわち、ロック解除機構10は、ループ状部13k、13kの交差部を摺動可能に保持する保持部材14、15を有しているため、操作部12とロック部材11とを連結するための経路長さが大きくなるように変化しても、ループ状部13kの径変化により前記経路長さの変化を吸収することができる。
【0122】
以上説明してきたように、本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構10は、自動車Mの車体M1に対してスライド移動可能に支持されたシート20に設けられ、シート20を車体M1に固定するロック部材11を有している。
【0123】
更に、車体M1側の部位(ドアトリム19a)に設けられ、シート20の固定の解除操作を行うための操作部12とを有している。
【0124】
そして、ロック部材11と操作部12とを連結し、操作部12からの操作力をロック部材11へ伝達するワイヤ部材13を有している。
【0125】
しかも、ワイヤ部材13をループ状に湾曲させて形成したループ状部13kの交差部13mを摺動可能に保持する保持部材(保持手段)14、15を有している。
【0126】
この構成によれば、シート20をスライド移動させると、シート20と操作部12との相対位置が変化してワイヤ部材13が通過する経路長さが変化するが、ワイヤ部材13をループ状に湾曲させて形成したループ状部13kの交差部13mを摺動可能に保持する保持部材14、15を有しているため、ループ状部13kの径変化により、前記経路長さの変化を吸収することができる。
【0127】
このため、ワイヤ部材13が撓んで周辺部品へ干渉したり引っかかったりすることを防止することができる。
【0128】
また、ロック解除機構10には、ワイヤ部材13に、保持部材14、15に当接してループ状部13kの径を一定範囲内に規制するストッパ部24、24及びストッパ部28、28が設けられている。
【0129】
この構成によれば、ワイヤ部材13を自動車Mに組み付ける際、ループ状部13kの径を一定範囲内に規制してループ状部13kが必要以上に拡開することを防止することができる。
【0130】
従って、ループ状部13kが一定の大きさ以上に拡開せず、ループ状部13kがワイヤ部材13の組み付けの妨げとなることを防止することができるため、容易にワイヤ部材13kを組み付けることができる。
【0131】
また、ロック解除機構10は、操作部12を車体M1側のドアトリム19aに設けると共にドアトリム19aに保持部材15を設けたことを特徴としている。
【0132】
この構成によれば、予めドアトリム19aに操作部12及び保持部材15を組み付けておき、ドアトリム19aを自動車Mに取り付けることができる。
【0133】
このため、操作部12及び保持部材15の組み付け作業が容易となり、作業工数の低減を図ることができる。
【0134】
また、ロック解除機構10は、保持部材14をフロア部16とカーペット部材25との間に配設し、ループ状部13kを、フロア部16とカーペット部材25との間に形成した空間Sに位置させている。
【0135】
この構成によれば、自動車Mの室内等に別途のスペースを設けずに、フロア部16とカーペット部材25との間を利用してループ状部13kを設けることができる。
【0136】
また、ロック解除機構10は、空間Sを、フロア部16に設けられてフロア部16からカーペット部材25を離間させる空調用ダクト26により形成している。
【0137】
この構成によれば、フロア部16からカーペット部材25を離間させるための部材を別途に設けずに空間Sを形成させることができるため、部品点数の増加を防ぎ製造コストの増大を抑制することができる。
【0138】
なお、この発明の好適な実施形態を、図を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
【0139】
例えば、上述の実施形態では、二つの保持部材(保持手段)を設けているが、必ずしも二つ設けなくても良い。
【0140】
例えば、一つの保持部材を設けることとすれば、部品点数を削減することができる。
【0141】
また、本実施形態では、ループ状部を位置させるための空間を、フロア部から前記カーペット部材を離間させる空調用ダクトにより形成しているが、該空間は別途のスペーサ部材を設けることにより形成させても良い。
【0142】
このようにすれば、空調用ダクトの位置に拘束されず、所望の位置に前記空間を形成させることができる。
【0143】
また、本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構は、操作部をドアトリムに設けたものに限定されるものではなく、操作部はスライド移動するシートに対し、車体側のいずれかの部位に設けられているものであれば良い。
【0144】
例えば、センターコンソールに操作部を設けても良い。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構によれば、前記シートと前記操作部を連結した前記ワイヤ部材の通過する経路長さが変化しても、前記ワイヤ部材をループ状に湾曲させて形成したループ状部の交差部を摺動可能に保持する保持手段を有しているため、前記ループ状部の径変化により、前記経路長さの変化を吸収することができる。
【0146】
このため、前記ワイヤ部材が撓んで周辺部品へ干渉したり引っかかったりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構を設けた自動車の概略斜視図である。
【図2】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構の保持部材を設けたドアトリムの分解斜視図である。
【図3】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構のワイヤ部材と操作部との接続方法を説明する斜視図である。
【図4】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構のドアトリム側のワイヤ部材とフロア部側のワイヤ部材との接続方法を説明する斜視図である。
【図5】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構のフロア部近傍の部分斜視図である。
【図6】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構の図5におけるSB−SB線に沿った断面図である。
【図7】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構の図5におけるSC−SC線に沿った断面図である。
【図8】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構が有する保持部材の図2におけるSA−SA線に沿った断面図である。
【図9】本発明の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構のループ状部の径変化を示す説明図である。
【図10】従来の自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構が設けられた自動車の斜視図である。
【符号の説明】
10 ロック解除機構(自動車マニュアルシートスライドのロック解除機構)
11 ロック部材
12 操作部
13 ワイヤ部材
13k ループ状部
13m 交差部
14、15 保持部材(保持手段)
16 フロア部
19a ドアトリム
20 シート
24、28 ストッパ部
25 カーペット部材
26 空調用ダクト
M 車両
M1 車体
S 空間
Claims (5)
- 自動車の車体に対してスライド移動可能に支持されたシートに設けられ、該シートを前記車体に固定するロック部材と、
前記車体側の部位に設けられ、前記シートの固定の解除操作を行うための操作部と、
前記ロック部材と前記操作部とを連結し、前記操作部からの操作力を前記ロック部材へ伝達するワイヤ部材と、
前記ワイヤ部材をループ状に湾曲させて形成したループ状部の交差部を摺動可能に保持する保持手段と、
を有することを特徴とする自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構。 - 前記ワイヤ部材に、前記保持手段に当接して前記ループ状部の径を一定範囲内に規制するストッパ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構。
- 前記操作部を前記車体側のドアトリムに設けると共に該ドアトリムに前記保持手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構。
- 前記保持手段をフロア部とカーペット部材との間に配設し、
前記ループ状部を、前記フロア部と前記カーペット部材との間に形成した空間に位置させたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構。 - 前記空間を、前記フロア部に設けられて該フロア部から前記カーペット部材を離間させる空調用ダクトにより形成したことを特徴とする請求項4に記載の自動車用マニュアルシートスライドのロック解除機構。
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