JP2004330075A - 接着剤塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接着剤の糸引きによって所定の塗布位置からはみ出して接着剤が付着するのを防止し、精度の高い接着剤の塗布を実現する。
【解決手段】ノズル24と鏡筒36との間に、シャフト28によって回転可能に支持された接着剤の糸切り部材26を設け、モータ32によりシャフト28を回転させる。糸切り部材26には、ノズル24が下降したときに通る通過孔26aを設ける。シリンダー22によりノズル24を下降させ、ノズル24から鏡筒36に接着剤を塗布した後、ノズル24を上昇させ、センサ40で接着剤の糸引きを検知したときに糸切り部材26を回転させる。これにより、糸を引いた接着剤を確実に切断することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ノズル24と鏡筒36との間に、シャフト28によって回転可能に支持された接着剤の糸切り部材26を設け、モータ32によりシャフト28を回転させる。糸切り部材26には、ノズル24が下降したときに通る通過孔26aを設ける。シリンダー22によりノズル24を下降させ、ノズル24から鏡筒36に接着剤を塗布した後、ノズル24を上昇させ、センサ40で接着剤の糸引きを検知したときに糸切り部材26を回転させる。これにより、糸を引いた接着剤を確実に切断することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズルから接着剤を吐出させることによって、被塗布物であるワークに接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズを接着する鏡筒など、被塗布物であるワークに接着剤を塗布する際、接着剤塗布装置が広く用いられている。
【0003】
この接着剤塗布装置は、例えば、接着剤を収容するシリンジと、このシリンジの先端に取り付けられて接着剤を吐出するノズルとを備えている。そして、ノズルからワークの所定位置に一定量の接着剤を吐出することによって、ワークに接着剤を塗布するものである(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−108205号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記接着剤塗布装置では、粘度が高い接着剤を使用するため、ワークに接着剤を塗布した後に、接着剤が糸を引くという現象が発生する。接着剤の糸引きが生じると、ワーク本来の塗布位置の周囲にひげ状にはみ出して接着剤が付着してしまい、 接着剤を所定位置に正確に塗布することができないという問題がある。
【0006】
このため、ワークへ接着剤を塗布した後、接着剤の糸引きが発生した場合には、人手により棒状部材を水平方向に振ることによって接着剤の糸を切ることが行われている。
【0007】
しかし、人手により接着剤の糸切りを行うと、接着剤の吐出後にノズルがワークから離れた位置に移動するときに、毎回正確なタイミングで接着剤の糸を切ることが困難である。また、ノズルのすぐ近くで棒状部材を振ることは難しく、ノズルから離れた位置で棒状部材を振った場合は接着剤が長く糸を引いてしまい、その一部が塗布位置の周囲に付着するのを防止することができなくなる。
【0008】
また、接着剤の糸切りを機械的に行う装置として、例えば、接着剤の塗布後にノズルを回転させて接着剤の糸を切ったり、特許文献1に記載されるように、接着剤の塗布後にノズルを急激に上昇させて接着剤の糸を引きちぎるようにした装置も提案されている。
【0009】
しかし、このような装置では、ノズルの移動により接着剤を強制的に引きちぎるため、接着剤がノズルの移動とともに周囲に飛び散ったり、引きちぎった後の残りの接着剤が所定の塗布位置からはみ出して付着するのを防止することができない。また、ノズルの移動を機械的に規制するため、装置構成が複雑になるという問題もある。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、接着剤の糸引きによって所定の塗布位置からはみ出して接着剤が付着するのを防止し、精度の高い接着剤の塗布を実現することができる接着剤塗布装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、 被塗布物に接着剤を吐出するノズルと、前記ノズルを上下方向に昇降させるノズル昇降手段と、前記ノズルと被塗布物との間を移動可能に配置され、前記ノズルと被塗布物との間に生じた接着剤の糸を切る糸切り部材と、前記糸切り部材をほぼ水平方向に移動させる駆動手段と、有することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の接着剤塗布装置によれば、ノズル昇降手段によりノズルを下降させて被塗布物に接着剤を吐出した後、ノズルを上昇させ、その直後に駆動手段により糸切り部材をほぼ水平方向に移動させる。これにより、ノズルと被塗布物との間で接着剤が糸を引いても、機械的に糸切り部材がノズル近傍を水平方向に移動するため、ノズルと被塗布物との間の接着剤の糸を効率よく切ることができる。また、切られた接着剤の糸は糸切り部材に付着するため、被塗布物の所定の塗布位置の周囲に接着剤がはみ出して付着するのを防止することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1に記載の構成において、前記糸切り部材は、一端部にノズルの先端部が通る通過孔が形成された板材であり、前記駆動手段は、前記板材の他端部を回転可能に支持する支持軸と、前記支持軸に回転力を与える回動部材とで構成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載の接着剤塗布装置によれば、ノズルの先端部が糸切り部材の通過孔を通って被塗布物に接着剤を吐出するので、吐出後にノズルの先端部が糸切り部材の通過孔を抜けた瞬間に接着剤の糸を切ることが可能となる。このため、接着剤が糸を引いた直後により確実に接着剤の糸切りを行うことができ、精度の高い接着剤の塗布が可能となる。
【0015】
請求項3に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記糸切り部材を上下方向に昇降させる糸切り部材昇降手段を有することを特徴としている。
【0016】
請求項3に記載の接着剤塗布装置によれば、糸切り部材昇降手段により糸切り部材を上下方向に昇降させることができるので、糸切り部材と被塗布物との距離を近づけることができる。このため、被塗布物に近い位置で糸切り部材を移動させ、接着剤の糸切りを行うことができ、より確実に接着剤の糸を切ることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1乃至は請求項3に記載の構成において、前記ノズルと被塗布物との間の接着剤の糸引きを検知するセンサと、前記センサで接着剤の糸引きを検知したときに、前記駆動手段を駆動させ前記糸切り部材で接着剤の糸を切らせる制御手段と、有することを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の接着剤塗布装置によれば、接着剤の糸引きをセンサにより検知し、その検知タイミングに合わせて制御手段が糸切り部材を移動させるので、糸を引いたときだけに接着剤の糸切りが行われる。このため、簡単な構造によって接着剤の塗布の省力化と高精度化を図ることできる。
【0019】
請求項5に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1乃至は請求項4に記載の構成において、前記ノズルは、接着剤が供給される金属管で構成され、該金属管の内側に接着剤との親和性の悪い樹脂層が設けられていることを特徴としている。
【0020】
請求項5に記載の接着剤塗布装置によれば、ノズルを形成する金属管の内側に接着剤との親和性の悪い樹脂層が設けられているので、請求項1乃至は請求項4に記載の作用に加えて、ノズル内の接着剤の流動性を高めることができる。このため、ノズルの先端部付近で接着剤が硬化するのを防止することができ、ノズル詰まりによる吐出不良の発生を解消することができる。 また、ノズルが金属管により形成されているので、ノズルを柔らかい樹脂のみで形成した場合と比較すると、塗布時のノズルのブレを防止することができる。このため、細いノズルであっても先端部のブレがなく、接着剤を正確な位置に塗布することが可能となる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記樹脂層は、前記金属管の最先端部が滑らかな表面からなり、該最先端部より内側の部分に連続して凹凸が形成されていることを特徴としている。
【0022】
請求項6に記載の接着剤塗布装置によれば、金属管の最先端部より内側の樹脂層に連続して凹凸が形成されているので、金属管内の接着剤の流動性を更に高めて接着剤が付着するのを防止することができる。このため、金属管の先端部付近での接着剤の硬化をより確実に防止することが可能となり、金属管詰まりによる吐出不良の発生を防止することができる。また、金属管の最先端部に滑らかな表面からなる樹脂層が形成されているので、吐出される接着剤の位置ズレを防止して正確な接着剤の塗布を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る接着剤塗布装置の第1実施形態を図1から図6に基づいて説明する。
【0024】
図1及び図2に示すように接着剤塗布装置10は、上下方向に配置された四角形の枠体14を備えており、その枠体14を構成する上部の支持板16はシリンダー48のロッド46に支持されている。このロッド46を伸縮させることで、枠体14が図2に示す矢印C方向に昇降する。
【0025】
また、支持板16の下面にはシリンダー22が固定されている。シリンダー22のロッド23には、接着剤が充填されたシリンジ18を保持するシリンジホルダ20が取り付けられている。さらに、シリンジ18の先端部には接着剤を吐出するノズル24が設けられている。これにより、このシリンジ18と一体にノズル24は、エアシリンダ機構を利用したシリンダー22によってシリンジホルダ20を昇降させることで図2に示す矢印A方向に昇降可能となっている。
【0026】
また、支持板16と支持板17には、シャフト28の両端部が回転可能に支持されており、支持板17を貫通したシャフト28の先端部には、接着剤の糸を切る板状の糸切り部材26が設けられている。シャフト28の上方にはギア30が取り付けられている。さらに、支持板16にはモータ32が設けられており、このモータ32の回転軸に取り付けられた駆動ギア34がギア30と噛み合っている。これにより、モータ32の駆動力がシャフト28に伝達され、糸切り部材26が回転して水平に移動する。
【0027】
さらに、図1及び図3に示すように、糸切り部材26の先端部付近には、支持板17に形成された開口25を通過したノズル24の先端部が通る通過孔26aが設けられている。この通過孔26aの下部には、 被塗布物であるレンズの鏡筒36を載置する基台38が配設されている。また、通過孔26aの近傍の支持板17には、ノズル24からレンズの鏡筒36に接着剤を吐出したときに接着剤の糸引きを検知するセンサ40が取り付けられている。このセンサ40には、センサ40からの検知信号に基づきモータ32を駆動するコントローラ42が接続されている。コントローラ42には下限値が設定され、センサ40から発光された光が接着剤の糸で反射される反射光量が一定値以上にならないとモータ32が駆動されないようになっている。
【0028】
また、枠体14には、シリンジホルダ20の移動を検知するセンサ49が取り付けられており、シリンジホルダ20にはセンサ49と対向する位置に板片50が設けられている。このセンサ49は発光素子と受光素子からなり、シリンジホルダ20の移動により板片50がセンサ49を抜けたときの光を検知してシリンジ18の下降を停止させるようになっている。
【0029】
また、図4(A)及び図4(B)に示すように、被塗布物であるレンズ44の鏡筒36には、筒状部材の中心側に溝部36aが設けられている。そして、この溝部36aの2箇所に接着剤Bが塗布され、溝部36aにレンズ44を嵌め込むことによって、レンズ44を鏡筒36に接着するものである。
【0030】
また、接着剤Bには、レンズ44を鏡筒36に接着する用途として一般的な接着剤を使用することができる。例えば、UV照射によって硬化するUV接着剤などが用いられる。
【0031】
次に、上記接着剤塗布装置10の作用を図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0032】
ステップ100では、ロッド46が伸長して接着剤塗布装置10の枠体14が図2中の矢印C方向に下降し、糸切り部材26を鏡筒36へ接近させる。次いでステップ102で、シリンジ18が図2中の矢印A方向に下降することによってノズル24が糸切り部材26の通過孔26aを通り、鏡筒36に接近し、センサ49からの信号に基づき所定位置で停止する。そして、ステップ104で、ノズル24から一定量の接着剤Bを吐出することによって鏡筒36の溝部36aの所定位置に接着剤Bを塗布する。接着剤の塗布後、ステップ106でシリンジ18を上昇させ、その直後にステップ108で、センサ40によりノズル24と鏡筒36との間に接着剤の糸引きが発生したかどうかが検知される。そして、図5(A)に示すように接着剤の糸引きが検知されたときには、ステップ110でコントローラ42によりモータ32を駆動し、図5(B)に示すように糸切り部材26を矢印方向に回転させる。これにより、ノズル24と鏡筒36との間に生じた接着剤の糸が切断される。そして、ステップ112では、糸切り部材26が1回転して元の位置に戻ったところでコントローラ42により糸切り部材26の回転を停止する。その後、ステップ114で枠体14を上昇させて接着剤の塗布を完了する。
【0033】
一方、ステップ108で、センサ40で接着剤の糸引きが検知されなかったときは、糸切り部材26を回転させず、ステップ114で枠体14を上昇させ、接着剤の塗布を完了する。
【0034】
このような接着剤塗布装置10では、センサ40で接着剤の糸引きを検知したときに糸切り部材26を回転させるので、糸を引いた接着剤を確実に切断することができる。このため、鏡筒36の溝部36aからはみ出して接着剤が付着することがなくなり、精度の高い接着剤の塗布を行うことができる。また、糸切り部材26と鏡筒36との距離が近いほど糸切りの効果は高いので、枠体14が上下方向に昇降することで、糸切り部材26と鏡筒36とを近接させるような構成とすることが可能となる。このため、より確実に接着剤の糸切りを行うことができる。
【0035】
なお、上記接着剤塗布装置10では、センサ40で接着剤の糸引きを検知して糸切り部材26を駆動したが、このような構成に限るものではなく、例えば、シリンジの近接位置にセンサを配置し、接着剤の糸の有無に拘わらずシリンジの上昇を検知して糸切り部材を駆動する構成としてもよい。また、糸切り部材26は、細長い板材であるが、これに限るものではなく、例えば、円盤の周囲にノズルの通過孔を複数個設け、センサで接着剤の糸引き等が検知されたときに次の通過孔まで円盤を回転させるような構成としてもよい。また、被塗布物としてレンズ44の鏡筒36を用いたが、これに限るものではなく、他の用途に使用することもできる。
【0036】
次に、本発明に係る接着剤塗布装置の第2実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。
【0037】
なお、第1実施形態で説明した部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0038】
本実施形態は、 図1に示す接着剤塗布装置のノズルの構成のみを代えたものである。
【0039】
図7に示すように、シリンジ18の先端には、内側にポリテトラフルオロエチレンからなる被覆層54が形成されたノズルとしての金属管52が取り付けられている。
【0040】
図8に示すように、被覆層54は、金属管52の吐出口の最先端部54aがノズルと同心円の滑らかな表面形状となっており、金属管52の最先端部よりも内側の部分54bに連続した凹凸面が形成されている。
【0041】
また、被塗布物としては、第1実施形態のレンズの鏡筒に代えて、ネジの頭部を固定し、ネジの緩み止めを行うネジロックが対象とされている。また、接着剤としては、第1実施形態のUV接着剤に代えて、ネジロックに適した一般的な接着剤が用いられる。このようなネジロック用の接着剤は空気との接触により硬化するため、ノズルが詰まりやすいという問題がある。
【0042】
本実施形態の接着剤塗布装置では、金属管52の吐出口近傍まで連続した凹凸面を有する被覆層54が形成されているので、金属管52内の接着剤の流動性を高めて吐出口付近で接着剤が硬化するのを防止することができる。このため、ノズル詰まりによる吐出不良の発生を防止することができる。また、金属管52の最先端部54aが金属管と同心円の滑らかな表面形状となっているので、接着剤を一定方向に吐出することができ、接着剤の位置ズレを防止して正確な塗布を行うことができる。
【0043】
なお、本実施形態では、金属管52の被覆層54としてポリテトラフルオロエチレンを用いたが、これに限定するものではなく、例えば他のフッ素樹脂など接着剤との親和性の悪い材料であれば適宜に選択できる。また、被塗布物としてネジロックを用いたが、これに限らず、他の用途に使用することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る接着剤塗布装置によれば、接着剤の糸引きによって被塗布物の所定の塗布位置からはみ出して接着剤が付着するのを防止することが可能となり、簡単な構成によって精度の高い接着剤の塗布を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置を示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置の糸切り部材の動作を示す平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置により接着剤を塗布する鏡筒を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置の動作を示す一部斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置による接着剤の塗布方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係る接着剤塗布装置で用いられるノズルを示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る接着剤塗布装置で用いられるノズルを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 接着剤塗布装置
18 シリンジ
22 シリンダー(ノズル昇降手段)
24 ノズル
26 糸切り部材
26a 通過孔
28 シャフト(駆動手段)
30 ギア(駆動手段)
32 モータ(駆動手段)
34 駆動ギア(駆動手段)
36 鏡筒(被塗布物)
40 センサ
42 コントローラ(制御手段)
48 シリンダー(糸切り部材昇降手段)
52 金属管
54 被覆層(樹脂層)
B 接着剤
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズルから接着剤を吐出させることによって、被塗布物であるワークに接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズを接着する鏡筒など、被塗布物であるワークに接着剤を塗布する際、接着剤塗布装置が広く用いられている。
【0003】
この接着剤塗布装置は、例えば、接着剤を収容するシリンジと、このシリンジの先端に取り付けられて接着剤を吐出するノズルとを備えている。そして、ノズルからワークの所定位置に一定量の接着剤を吐出することによって、ワークに接着剤を塗布するものである(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−108205号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記接着剤塗布装置では、粘度が高い接着剤を使用するため、ワークに接着剤を塗布した後に、接着剤が糸を引くという現象が発生する。接着剤の糸引きが生じると、ワーク本来の塗布位置の周囲にひげ状にはみ出して接着剤が付着してしまい、 接着剤を所定位置に正確に塗布することができないという問題がある。
【0006】
このため、ワークへ接着剤を塗布した後、接着剤の糸引きが発生した場合には、人手により棒状部材を水平方向に振ることによって接着剤の糸を切ることが行われている。
【0007】
しかし、人手により接着剤の糸切りを行うと、接着剤の吐出後にノズルがワークから離れた位置に移動するときに、毎回正確なタイミングで接着剤の糸を切ることが困難である。また、ノズルのすぐ近くで棒状部材を振ることは難しく、ノズルから離れた位置で棒状部材を振った場合は接着剤が長く糸を引いてしまい、その一部が塗布位置の周囲に付着するのを防止することができなくなる。
【0008】
また、接着剤の糸切りを機械的に行う装置として、例えば、接着剤の塗布後にノズルを回転させて接着剤の糸を切ったり、特許文献1に記載されるように、接着剤の塗布後にノズルを急激に上昇させて接着剤の糸を引きちぎるようにした装置も提案されている。
【0009】
しかし、このような装置では、ノズルの移動により接着剤を強制的に引きちぎるため、接着剤がノズルの移動とともに周囲に飛び散ったり、引きちぎった後の残りの接着剤が所定の塗布位置からはみ出して付着するのを防止することができない。また、ノズルの移動を機械的に規制するため、装置構成が複雑になるという問題もある。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、接着剤の糸引きによって所定の塗布位置からはみ出して接着剤が付着するのを防止し、精度の高い接着剤の塗布を実現することができる接着剤塗布装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、 被塗布物に接着剤を吐出するノズルと、前記ノズルを上下方向に昇降させるノズル昇降手段と、前記ノズルと被塗布物との間を移動可能に配置され、前記ノズルと被塗布物との間に生じた接着剤の糸を切る糸切り部材と、前記糸切り部材をほぼ水平方向に移動させる駆動手段と、有することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の接着剤塗布装置によれば、ノズル昇降手段によりノズルを下降させて被塗布物に接着剤を吐出した後、ノズルを上昇させ、その直後に駆動手段により糸切り部材をほぼ水平方向に移動させる。これにより、ノズルと被塗布物との間で接着剤が糸を引いても、機械的に糸切り部材がノズル近傍を水平方向に移動するため、ノズルと被塗布物との間の接着剤の糸を効率よく切ることができる。また、切られた接着剤の糸は糸切り部材に付着するため、被塗布物の所定の塗布位置の周囲に接着剤がはみ出して付着するのを防止することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1に記載の構成において、前記糸切り部材は、一端部にノズルの先端部が通る通過孔が形成された板材であり、前記駆動手段は、前記板材の他端部を回転可能に支持する支持軸と、前記支持軸に回転力を与える回動部材とで構成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載の接着剤塗布装置によれば、ノズルの先端部が糸切り部材の通過孔を通って被塗布物に接着剤を吐出するので、吐出後にノズルの先端部が糸切り部材の通過孔を抜けた瞬間に接着剤の糸を切ることが可能となる。このため、接着剤が糸を引いた直後により確実に接着剤の糸切りを行うことができ、精度の高い接着剤の塗布が可能となる。
【0015】
請求項3に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記糸切り部材を上下方向に昇降させる糸切り部材昇降手段を有することを特徴としている。
【0016】
請求項3に記載の接着剤塗布装置によれば、糸切り部材昇降手段により糸切り部材を上下方向に昇降させることができるので、糸切り部材と被塗布物との距離を近づけることができる。このため、被塗布物に近い位置で糸切り部材を移動させ、接着剤の糸切りを行うことができ、より確実に接着剤の糸を切ることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1乃至は請求項3に記載の構成において、前記ノズルと被塗布物との間の接着剤の糸引きを検知するセンサと、前記センサで接着剤の糸引きを検知したときに、前記駆動手段を駆動させ前記糸切り部材で接着剤の糸を切らせる制御手段と、有することを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の接着剤塗布装置によれば、接着剤の糸引きをセンサにより検知し、その検知タイミングに合わせて制御手段が糸切り部材を移動させるので、糸を引いたときだけに接着剤の糸切りが行われる。このため、簡単な構造によって接着剤の塗布の省力化と高精度化を図ることできる。
【0019】
請求項5に記載の発明に係る接着剤塗布装置は、請求項1乃至は請求項4に記載の構成において、前記ノズルは、接着剤が供給される金属管で構成され、該金属管の内側に接着剤との親和性の悪い樹脂層が設けられていることを特徴としている。
【0020】
請求項5に記載の接着剤塗布装置によれば、ノズルを形成する金属管の内側に接着剤との親和性の悪い樹脂層が設けられているので、請求項1乃至は請求項4に記載の作用に加えて、ノズル内の接着剤の流動性を高めることができる。このため、ノズルの先端部付近で接着剤が硬化するのを防止することができ、ノズル詰まりによる吐出不良の発生を解消することができる。 また、ノズルが金属管により形成されているので、ノズルを柔らかい樹脂のみで形成した場合と比較すると、塗布時のノズルのブレを防止することができる。このため、細いノズルであっても先端部のブレがなく、接着剤を正確な位置に塗布することが可能となる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記樹脂層は、前記金属管の最先端部が滑らかな表面からなり、該最先端部より内側の部分に連続して凹凸が形成されていることを特徴としている。
【0022】
請求項6に記載の接着剤塗布装置によれば、金属管の最先端部より内側の樹脂層に連続して凹凸が形成されているので、金属管内の接着剤の流動性を更に高めて接着剤が付着するのを防止することができる。このため、金属管の先端部付近での接着剤の硬化をより確実に防止することが可能となり、金属管詰まりによる吐出不良の発生を防止することができる。また、金属管の最先端部に滑らかな表面からなる樹脂層が形成されているので、吐出される接着剤の位置ズレを防止して正確な接着剤の塗布を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る接着剤塗布装置の第1実施形態を図1から図6に基づいて説明する。
【0024】
図1及び図2に示すように接着剤塗布装置10は、上下方向に配置された四角形の枠体14を備えており、その枠体14を構成する上部の支持板16はシリンダー48のロッド46に支持されている。このロッド46を伸縮させることで、枠体14が図2に示す矢印C方向に昇降する。
【0025】
また、支持板16の下面にはシリンダー22が固定されている。シリンダー22のロッド23には、接着剤が充填されたシリンジ18を保持するシリンジホルダ20が取り付けられている。さらに、シリンジ18の先端部には接着剤を吐出するノズル24が設けられている。これにより、このシリンジ18と一体にノズル24は、エアシリンダ機構を利用したシリンダー22によってシリンジホルダ20を昇降させることで図2に示す矢印A方向に昇降可能となっている。
【0026】
また、支持板16と支持板17には、シャフト28の両端部が回転可能に支持されており、支持板17を貫通したシャフト28の先端部には、接着剤の糸を切る板状の糸切り部材26が設けられている。シャフト28の上方にはギア30が取り付けられている。さらに、支持板16にはモータ32が設けられており、このモータ32の回転軸に取り付けられた駆動ギア34がギア30と噛み合っている。これにより、モータ32の駆動力がシャフト28に伝達され、糸切り部材26が回転して水平に移動する。
【0027】
さらに、図1及び図3に示すように、糸切り部材26の先端部付近には、支持板17に形成された開口25を通過したノズル24の先端部が通る通過孔26aが設けられている。この通過孔26aの下部には、 被塗布物であるレンズの鏡筒36を載置する基台38が配設されている。また、通過孔26aの近傍の支持板17には、ノズル24からレンズの鏡筒36に接着剤を吐出したときに接着剤の糸引きを検知するセンサ40が取り付けられている。このセンサ40には、センサ40からの検知信号に基づきモータ32を駆動するコントローラ42が接続されている。コントローラ42には下限値が設定され、センサ40から発光された光が接着剤の糸で反射される反射光量が一定値以上にならないとモータ32が駆動されないようになっている。
【0028】
また、枠体14には、シリンジホルダ20の移動を検知するセンサ49が取り付けられており、シリンジホルダ20にはセンサ49と対向する位置に板片50が設けられている。このセンサ49は発光素子と受光素子からなり、シリンジホルダ20の移動により板片50がセンサ49を抜けたときの光を検知してシリンジ18の下降を停止させるようになっている。
【0029】
また、図4(A)及び図4(B)に示すように、被塗布物であるレンズ44の鏡筒36には、筒状部材の中心側に溝部36aが設けられている。そして、この溝部36aの2箇所に接着剤Bが塗布され、溝部36aにレンズ44を嵌め込むことによって、レンズ44を鏡筒36に接着するものである。
【0030】
また、接着剤Bには、レンズ44を鏡筒36に接着する用途として一般的な接着剤を使用することができる。例えば、UV照射によって硬化するUV接着剤などが用いられる。
【0031】
次に、上記接着剤塗布装置10の作用を図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0032】
ステップ100では、ロッド46が伸長して接着剤塗布装置10の枠体14が図2中の矢印C方向に下降し、糸切り部材26を鏡筒36へ接近させる。次いでステップ102で、シリンジ18が図2中の矢印A方向に下降することによってノズル24が糸切り部材26の通過孔26aを通り、鏡筒36に接近し、センサ49からの信号に基づき所定位置で停止する。そして、ステップ104で、ノズル24から一定量の接着剤Bを吐出することによって鏡筒36の溝部36aの所定位置に接着剤Bを塗布する。接着剤の塗布後、ステップ106でシリンジ18を上昇させ、その直後にステップ108で、センサ40によりノズル24と鏡筒36との間に接着剤の糸引きが発生したかどうかが検知される。そして、図5(A)に示すように接着剤の糸引きが検知されたときには、ステップ110でコントローラ42によりモータ32を駆動し、図5(B)に示すように糸切り部材26を矢印方向に回転させる。これにより、ノズル24と鏡筒36との間に生じた接着剤の糸が切断される。そして、ステップ112では、糸切り部材26が1回転して元の位置に戻ったところでコントローラ42により糸切り部材26の回転を停止する。その後、ステップ114で枠体14を上昇させて接着剤の塗布を完了する。
【0033】
一方、ステップ108で、センサ40で接着剤の糸引きが検知されなかったときは、糸切り部材26を回転させず、ステップ114で枠体14を上昇させ、接着剤の塗布を完了する。
【0034】
このような接着剤塗布装置10では、センサ40で接着剤の糸引きを検知したときに糸切り部材26を回転させるので、糸を引いた接着剤を確実に切断することができる。このため、鏡筒36の溝部36aからはみ出して接着剤が付着することがなくなり、精度の高い接着剤の塗布を行うことができる。また、糸切り部材26と鏡筒36との距離が近いほど糸切りの効果は高いので、枠体14が上下方向に昇降することで、糸切り部材26と鏡筒36とを近接させるような構成とすることが可能となる。このため、より確実に接着剤の糸切りを行うことができる。
【0035】
なお、上記接着剤塗布装置10では、センサ40で接着剤の糸引きを検知して糸切り部材26を駆動したが、このような構成に限るものではなく、例えば、シリンジの近接位置にセンサを配置し、接着剤の糸の有無に拘わらずシリンジの上昇を検知して糸切り部材を駆動する構成としてもよい。また、糸切り部材26は、細長い板材であるが、これに限るものではなく、例えば、円盤の周囲にノズルの通過孔を複数個設け、センサで接着剤の糸引き等が検知されたときに次の通過孔まで円盤を回転させるような構成としてもよい。また、被塗布物としてレンズ44の鏡筒36を用いたが、これに限るものではなく、他の用途に使用することもできる。
【0036】
次に、本発明に係る接着剤塗布装置の第2実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。
【0037】
なお、第1実施形態で説明した部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0038】
本実施形態は、 図1に示す接着剤塗布装置のノズルの構成のみを代えたものである。
【0039】
図7に示すように、シリンジ18の先端には、内側にポリテトラフルオロエチレンからなる被覆層54が形成されたノズルとしての金属管52が取り付けられている。
【0040】
図8に示すように、被覆層54は、金属管52の吐出口の最先端部54aがノズルと同心円の滑らかな表面形状となっており、金属管52の最先端部よりも内側の部分54bに連続した凹凸面が形成されている。
【0041】
また、被塗布物としては、第1実施形態のレンズの鏡筒に代えて、ネジの頭部を固定し、ネジの緩み止めを行うネジロックが対象とされている。また、接着剤としては、第1実施形態のUV接着剤に代えて、ネジロックに適した一般的な接着剤が用いられる。このようなネジロック用の接着剤は空気との接触により硬化するため、ノズルが詰まりやすいという問題がある。
【0042】
本実施形態の接着剤塗布装置では、金属管52の吐出口近傍まで連続した凹凸面を有する被覆層54が形成されているので、金属管52内の接着剤の流動性を高めて吐出口付近で接着剤が硬化するのを防止することができる。このため、ノズル詰まりによる吐出不良の発生を防止することができる。また、金属管52の最先端部54aが金属管と同心円の滑らかな表面形状となっているので、接着剤を一定方向に吐出することができ、接着剤の位置ズレを防止して正確な塗布を行うことができる。
【0043】
なお、本実施形態では、金属管52の被覆層54としてポリテトラフルオロエチレンを用いたが、これに限定するものではなく、例えば他のフッ素樹脂など接着剤との親和性の悪い材料であれば適宜に選択できる。また、被塗布物としてネジロックを用いたが、これに限らず、他の用途に使用することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る接着剤塗布装置によれば、接着剤の糸引きによって被塗布物の所定の塗布位置からはみ出して接着剤が付着するのを防止することが可能となり、簡単な構成によって精度の高い接着剤の塗布を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置を示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置の糸切り部材の動作を示す平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置により接着剤を塗布する鏡筒を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置の動作を示す一部斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る接着剤塗布装置による接着剤の塗布方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係る接着剤塗布装置で用いられるノズルを示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る接着剤塗布装置で用いられるノズルを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 接着剤塗布装置
18 シリンジ
22 シリンダー(ノズル昇降手段)
24 ノズル
26 糸切り部材
26a 通過孔
28 シャフト(駆動手段)
30 ギア(駆動手段)
32 モータ(駆動手段)
34 駆動ギア(駆動手段)
36 鏡筒(被塗布物)
40 センサ
42 コントローラ(制御手段)
48 シリンダー(糸切り部材昇降手段)
52 金属管
54 被覆層(樹脂層)
B 接着剤
Claims (6)
- 被塗布物に接着剤を吐出するノズルと、
前記ノズルを上下方向に昇降させるノズル昇降手段と、
前記ノズルと被塗布物との間を移動可能に配置され、前記ノズルと被塗布物との間に生じた接着剤の糸を切る糸切り部材と、
前記糸切り部材をほぼ水平方向に移動させる駆動手段と、有することを特徴とする接着剤塗布装置。 - 前記糸切り部材は、一端部にノズルの先端部が通る通過孔が形成された板材であり、
前記駆動手段は、前記板材の他端部を回転可能に支持する支持軸と、前記支持軸に回転力を与える回動部材とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤塗布装置。 - 前記糸切り部材を上下方向に昇降させる糸切り部材昇降手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接着剤塗布装置。
- 前記ノズルと被塗布物との間の接着剤の糸引きを検知するセンサと、
前記センサで接着剤の糸引きを検知したときに、前記駆動手段を駆動させ前記糸切り部材で接着剤の糸を切らせる制御手段と、有することを特徴とする請求項1乃至は請求項3に記載の接着剤塗布装置。 - 前記ノズルは、接着剤が供給される金属管で構成され、該金属管の内側に接着剤との親和性の悪い樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至は請求項4に記載の接着剤塗布装置。
- 前記樹脂層は、前記金属管の最先端部が滑らかな表面からなり、該最先端部より内側の部分に連続して凹凸が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の接着剤塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003129118A JP2004330075A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | 接着剤塗布装置 |
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JP2003129118A JP2004330075A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | 接着剤塗布装置 |
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JP2004330075A true JP2004330075A (ja) | 2004-11-25 |
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ID=33505064
Family Applications (1)
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JP2003129118A Pending JP2004330075A (ja) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | 接着剤塗布装置 |
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JP (1) | JP2004330075A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109107825A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-01 | 无锡商业职业技术学院 | 一种点胶针筒的加热组件 |
CN115283197A (zh) * | 2022-08-11 | 2022-11-04 | 宝鸡法士特齿轮有限责任公司 | 一种螺栓自动定量均匀涂胶装置 |
-
2003
- 2003-05-07 JP JP2003129118A patent/JP2004330075A/ja active Pending
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