JP2004329899A - 製パン機及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製パン作業中に停電時間が過度に経過した場合、製パン作業を終了させ、ミックスバッグを容易に除去する。
【解決手段】オーブン室を形成する本体と、オーブン室内に互いに離隔して設けられて、製パン材料が受容されたミックスバッグの両端部をそれぞれ把持する把持部を有する上部及び下部捏ねドラムと、捏ねドラムを回転させて把持部に把持されたミックスバッグを捏ねるドラム駆動部とを有する製パン機において、主電源供給部による供給が遮断された場合に電源を供給する補助電源供給部と、捏ねドラムの回転位置を感知する回転位置感知部と、電源が遮断された後、電源の再印加までの時間を係数して、所定の限界停電時間を経過した場合に製パン作業を終了させ、回転位置感知部で感知された回転位置に基づいてミックスバッグが下部捏ねドラムの把持部から離脱されるように捏ねドラムを回転させるようドラム駆動部を制御する制御部を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、製パン機に係り、特に、自動的にパンを作ることができる製パン機及びその制御方法に関する。
一般に、パンとは、小麦粉またはその他の穀物にイスト、水、塩等を加えて捏ねた後、発酵させて焼いたり蒸したりしたことを言い、このようなパンを製造するためにはこのような複雑な工程を経なければならないので、一般人が家庭で直接にパンを製造することはとても難しいことである。
これにより、一般人が容易で簡便にパンを製造することができるように一連の製パン工程を自動に実行することができる製パン機に対する研究及び開発が活発に進行されている。
このような製パン機の中で、韓国特許登録公報第1991−10203号に開示されている製パン機は、オーブン室の上部及び下部に互いに平行に設けられて正逆回転する一対の捏ねドラムと、両捏ねドラムの間に介される製パントレイと、オーブン室の内部を加熱する加熱器及びバーコードスキャナーなどを備えている。
このような製パン機は、小麦後及び水などのパン材料が受容されているミックスバッグの両端部を捏ねドラムにそれぞれ巻き取って、ミックスバッグを上下に移動させることによりミックスバッグ内の材料を捏ねる。
また、捏ね過程の終了後、ミックスバッグが下部捏ねドラムに完全に巻き取られることにより、上部捏ねドラムで自動離脱されて製パントレイ内には捏ねられた材料だけ残る。次に、加熱機がオーブン室の内部を加熱して、捏ねられた材料を所定の時間発酵及び焼くことにより、製パントレイ内でパンが完成される。
この時、このような一連の製パン過程は、ミックスバッグに付着されているバーコード(材料による捏ね時間、発酵時間、ベーキング時間などの製パンプログラムが含まれている)をバーコードスキャナーが判読して制御部に伝達し、制御部では判読されたバーコードの情報にしたがって捏ねドラム及び加熱器などの機器運転を制御することにより行われる。
また、ユーザーの不注意または停電などの理由により急に製パン機への電源供給が遮断される場合もある。
このような場合に、従来の製パン機は、停電後、電源が再供給されると、停電によって中断された製パン作業が続かれたりまたは停電即時製パン作業が終了されるように設計されている。
停電後、電源が再供給されると、製パン作業を続いて行う技術において、停電から電源が再印加される時まで、時間が過度に経過した場合には、製パン機の内の温度が十分に制御されなかったので、願い品質のパンを得ることができないという問題がある。
また、停電即時、製パン作業が終了される技術において、停電時間が短くて製パン作業を続いて行っても大丈夫な場合にも、製パン作業が終了されるので、ユーザーが初めから製パン作業をさらに始まると言う不便がある。
本発明の目的は、停電後から電源の再印加までの時間が過度にかかった場合には、製パン作業を終了させ、ミックスバッグを容易に除去することができ、短い場合には製パン作業を続いて行う製パン機及びその制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明による製パン機は、オーブン室を形成する本体と、前記オーブン室内に互いに離隔して設けられて、製パン材料が受容されたミックスバッグの両端部をそれぞれ把持する把持部を有する上部捏ねドラム及び下部捏ねドラムと、前記捏ねドラムを回転させて前記把持部に把持された前記ミックスバッグを捏ねるドラム駆動部とを有する製パン機において、主電源供給部による電源の供給が遮断された場合に電源を供給する補助電源供給部と、前記捏ねドラムの回転位置を感知する回転位置感知部と、前記補助電源供給部から電源が供給されて電源が遮断された後、電源の再印加までの時間を係数して、所定の限界停電時間を経過したか否かを判断し、前記係数された時間が限界停電時間を経過した場合に製パン作業を終了させる制御部を含むことを特徴とする。
また、前記制御部は、前記係数された時間が限界停電時間を経過した場合に、前記回転位置感知部で感知された回転位置に基づいて、前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムの把持部から離脱されて前記捏ねドラムを回転させるように前記ドラム駆動部を制御することが好ましい。
ここで、前記制御部は、前記回転位置感知部で感知された回転位置信号に基づいて、前記捏ねドラムの回転数を調節することが好ましい。
また、前記制御部は、前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムから離脱された後、前記上部捏ねドラムを前記ミックスバッグが巻き取られた方向の反対方向に回転させるように前記ドラム駆動部を制御することが効果的である。
特に、前記制御部は、前記上部捏ねドラムの回転完了後に前記ミックスバッグが把持される時の前記上部捏ねドラムの位置に対応するように回転数を調節することが好ましい。
また、本発明による製パン機は、前記係数された時間が前記限界停電時間を経過して、製パン過程が終了されたことを示す表示部をさらに含むことができる。
また、前記制御部は、前記係数された時間が前記限界停電時間内であると判断された場合中止された製パン作業を続いて行うようにすることが好ましい。
前記目的を達成するために本発明による製パン機の制御方法は、オーブン室を形成する本体と、前記オーブン室内に互いに離隔して設けられて、製パン材料が受容されたミックスバッグの両端部をそれぞれ把持する把持部を有する上部捏ねドラム及び下部捏ねドラムと、前記捏ねドラムを回転させて前記把持部に把持された前記ミックスバッグを捏ねるドラム駆動部とを有する製パン機の制御方法において、前記捏ねドラムの回転位置を感知し、電源供給の遮断から再供給までの時間を係数して、前記係数された時間が所定の限界停電時間を経過したか否かを判断し、前記係数された時間が前記限界停電時間を経過したと判断された場合、製パン作業を終了させ、前記感知された回転位置に基づいて、前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムの把持部から離脱されるように前記捏ねドラムを回転させることを特徴とする。
ここで、前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムから離脱された後、前記上部捏ねドラムを前記ミックスバッグが巻き取られた方向の反対方向に回転させることをさらに含むことが効果的である。
特に、前記上部捏ねドラムを回転させることは、前記上部捏ねドラムの回転完了から前記ミックスバッグの把持まで、前記上部捏ねドラムの位置に対応するように、回転数を調節することが好ましい。
また、前記係数された時間が前記限界停電時間を経過して製パン過程が終了されたことを示すことをさらに含むことができる。
また、前記係数された時間が前記限界停電時間以内であると判断された場合、中止された製パン作業を続いて行うことをさらに含むことが好ましい。
上述したように、本発明によれば、停電から電源の再印加まで、停電時間が過度に経過した場合、製パン作業を終了させながら、製パン機内の上部捏ねドラム及び下部捏ねドラムに把持されたミックスバッグを容易に除去することができるように下部捏ねドラムからミックスバッグを離脱させ、上部捏ねドラムに巻き取られた方向の反対方向に捏ねドラムを回転させることによりミックスバッグを容易に除去することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明に対して詳細に説明する。図1は本発明による製パン機の斜視図であり、図2は、図1の部品室領域を切取って拡大した斜視図である。この図面に示すように、本発明による製パン機は、オーブン室10及び部品室20が形成されている本体1と、本体1の前方に設けられてオーブン室10の前面開口を開閉するドア3と、本体1の前方の一側に設けられて機器の運転状態を表示する運転表示パネル部5とを有する。
運転表示パネル部5には、製パン作業の進行程度、例えば、捏ね進行及び捏ね進行時間、ベーキング進行及びベーキング進行時間、製パン過程の終了などを絵、文字などにディスプレイする表示部5aが設けられている。
本図面では、表示部5aが伝達しようとする情報を視覚的にディスプレイすることと示したが、ブザーオンまたは音声録音などを発生/再生する聴覚的な表示方法も可能である。
オーブン室10の内側の上部と下部には、製パン材料が含まれたミックスバッグの両端部が所定の長さに巻き取られる上部捏ねドラム11と下部捏ねドラム13とが互いに平行に正逆できるように設けられており、上部捏ねドラム11と下部捏ねドラム13との間のオーブン室10の下部には、捏ねられた材料が受容される製パントレイ15が設けられている。
この製パントレイ15は、互いに対称されるL字形状の第1トレイ15aと、第2トレイ15bの結合により上向き開口された筒形状を有する。また、製パントレイ15と上部捏ねドラム11との間のオーブン室10の上部には、ミックスバッグ内で捏ねられる材料が製パントレイ15の上部領域から外れないようにする一対の捏ね係止部材17が設けられている。
また、オーブン室10の後壁面の上部及び下部と、オーブン室10に向くドア3の背面の上部及び下部には、オーブン室10の内部を加熱する製パンヒーター19が設けられている。
部品室20は、オーブン室10の一側に形成される第1部品室21とオーブン室10の後方領域に形成される第2部品室23と形成されている。第1部品室21内には、上部捏ねドラム11及び下部捏ねドラム13を正逆回転させるドラム駆動部25が設けられており、第2部品室23には、上部捏ねドラム11及び下部捏ねドラム13に巻き取られるミックスバッグの表面に付着されたバーコードを判読するバーコードスキャナー29が設けられている。
ドラム駆動部25は、下部捏ねドラム13を回転させる駆動モーター26と、下部捏ねドラム13と上部捏ねドラム11との回転軸28を連結して上部捏ねドラム11及び下部捏ねドラム13を連動させる連動ベルト27とを有する。また、バーコードスキャナー29は、上部捏ねドラム11の外周面に接触及び離隔されるように設けられている。
また、本製パン機は、一対の捏ねドラムの中で少なくともいずれか一つの回転位置を感知する回転位置感知部40と、進行時間を係数するタイマー71と、タイマー71で係数された進行時間が所定の限界停電時間を経過した場合に製パン作業を終了させ、回転位置感知部40で感知された捏ねドラムの回転位置信号に基づいてミックスバッグが下部捏ねドラムの把持部から離脱されるようにドラム駆動部25の運転を制御する後述する制御部とを含む。
回転位置感知部40は、上部捏ねドラム11の回転軸28に結合される回転ディスク41と部品室20内で回転ディスク41と隣接に設けられて回転ディスクの回転状態を感知してパルス信号を出力する回転位置感知センサー61を有している。
この回転ディスク41には、上部捏ねドラム11の1回転の信号を回転位置感知センサー61に伝達する第1回転ディスク36と、上部捏ねドラム11の一回転以下の回転信号を回転位置感知センサー61に伝達する第2回転ディスク37とを含む。
ここで、第1回転ディスク36及び第2回転ディスク37は、円板部材からなり、縁部に沿ってそれぞれ1つ及び24個の感知突起を有している。
回転位置感知センサー61は、捏ねドラム11が一回転する間に、第1回転ディスク36の感知突起を感知して、一つのパルスを出力する第1回転ディスク感知センサー63と、第2回転ディスク37の24個の感知突起を感知して24個のパルスを出力する第2回転ディスク感知センサー65とを含む。これにより、第1回転ディスク感知センサー63で二つのパルスを出力する間に、第2回転ディスク感知センサー65では24個のパルスを出力する。
また、回転位置感知センサー61の第1回転ディスク感知センサー63と第2回転ディスク感知センサー65から出力されるパルス信号は、制御部70に伝達され、制御部70はこれに基づいて上部捏ねドラム11の回転位置を認識し、捏ね過程で上部捏ねドラム11及び下部捏ねドラム13を回転させるドラム駆動部25の駆動モーター26の運転を制御してミックスバッグの上下往復移動距離を正確に制御する。
例えば、制御部70は、捏ね過程で第2回転ディスク感知センサー65のパルス信号を10番感知し、第1回転ディスク感知センサー63のパルス信号を3番感知し、第2回転ディスク感知センサー65のパルス信号を10番感知する時まで、駆動モーター26を正回転させてミックスバッグを上向き移動させ、続いて、第2回転ディスク感知センサー65のパルス信号を10番感知し、第1回転ディスク感知センサー63のパルス信号を3番感知し、第2回転ディスク感知センサー65のパルス信号を10番感知する時まで駆動モーター26を逆回転させてミックスバッグを下向き移動させる。このような周期に制御部70では駆動モーター26をバーコードに既に設定されている所定の時間の間正逆回転させてミックスバッグを上下に往復移動させることにより、ミックスバッグ内の製パン材料を捏ねる。
図3は図1の製パン機の制御ブロック図である。図面に示すように、本発明による製パン機は、捏ねドラムの回転位置を感知する回転位置感知部40と、進行時間を係数するタイマー71と、タイマー71で係数された時間が所定の限界停電時間を経過したかを判断し、前記限界停電時間を経過したと判断される場合に製パン作業を終了させ、回転位置感知部40から感知された回転位置に基づいて捏ねドラムの回転位置を制御する制御部70と、製パン作業が終了されたことを表示する表示部5aとを含む。
本発明によりタイマー71は、主電源供給部73からの電源供給が停電などにより遮断された場合、制御部70及びタイマー71などに電源を供給する補助電源供給部75からの電源が供給されて電源遮断時間から進行時間を係数するのに、これは停電などが解除されて主電源が再印加される時まで続かれる。前記係数された時間は、制御部の一領域であるメモリに貯蔵される。
制御部70は、停電後主電源が再供給されると、停電後から電源の再印加まで係数された時間が制御部70の一領域であるメモリに既に貯蔵されている所定の限界停電時間を経過したかを判断する。ここで、限界停電時間は、主電源供給遮断により一時中止された製パン作業を続いて進行させて製パン作業を完了させても完成されたパンの品質や製パン機内の清潔状態などに比較的に影響を与えない程度の時間を意味する。ここでは、約15分程度の時間が限界停電時間と設定されることが好ましいが、これに限られない。
また、制御部70は、前記係数された時間が限界停電時間の以内であると判断された場合、一時中止された製パン作業を続いて進行させる。ここで、もし製パン作業がただ予約待機中と設定されていると、一時的に主電源供給が遮断されたか否かに関わらず、予約待機時間に至ると予約された製パン作業を進行させる。
また、限界停電時間を経過したと判断された場合、製パン作業を終了させ、製パン作業が限界停電時間以上の電源供給遮断により終了されたことが表示部5aを通じて示されるように制御する。ここで、表示部5aは、ディスプレイされることができるLCDパネルと示したが(図1参照)、ブザーオンまたは既貯蔵された音声メッセジなどを利用して製パン作業の終了をユーザーに認識させることもできる。
主電源供給部73からの電源供給が遮断されて補助電源供給部75からの電源が供給される時には、制御部70及びタイマー71を含むマイコン(図示せず)にだけ電源が供給される。
したがって、補助電源により電源が供給される場合には、回転位置感知部40には電源が供給されなくて回転位置を感知することができない。この時、主電源供給部73による製パン作業の進行中に回転位置感知部40で感知された最後の回転位置に対する情報が制御部70内のメモリに依然として残っている。
製パン作業の終了を表示するとともに、回転位置感知部40で感知された回転位置に基づいてミックスバッグが下部捏ねドラム13の把持部から離脱されて捏ねドラム11、13を複数回に回転させるように駆動モーター26を制御する。
ここで、制御部70は、前記の回転方向と反対方向に捏ねドラム11、13を数回に回転させて、上部捏ねドラム11に巻き取られているミックスバッグが解かれるように、駆動モーター26を制御することができる。
ここで、制御部70は、第1回転ディスク感知センサー63及び第2回転ディスク感知センサー65により捏ねドラム13の回転角及び回転数を調節する。
図4は本発明による製パン機の制御過程を示すフローチャートである。本図面に示すように、停電などにより主電源供給部73から電源供給が遮断されると(S1)、補助電源供給部75から電源が供給されてタイマー71が作動されて時間を係数し、感知された捏ねドラムの現在の回転位置を貯蔵する(S3)。タイマー71による時間の係数は、定常的に主電源供給部73による電源供給が再開される時まで続かれる。
主電源供給部73による電源供給が再開されると(S5)、制御部70では、係数された時間が所定の限界停電時間を経過したか否かを判断する(S7)。
係数された時間が限界停電時間以内であると判断された場合、ミックスバッグに付着されたバーコードに基づいて制御部70のメモリに残っている一時中止された製パン作業を続いて進行させる(S9)。
一方、係数された時間が限界停電時間を経過したと判断された場合、一時中止された製パン作業の情報を制御部70のメモリから除去して進行中である製パン過程を終了させる。ここで、係数された停電時間が限界停電時間を経過したので、製パン過程を終了させるとの内容を表示部5aを通じてディスプレイする(S11)。
その後、巻き取られたミックスバッグを容易に除去するために、まず、主電源遮断時に感知されて制御部70のメモリに貯蔵されている捏ねドラムの回転位置を読み取って下部捏ねドラム13からミックスバッグが完全に離脱されるように捏ねドラムを回転させる(S13)。
例えば、回転位置の感知結果、ミックスバッグが上部捏ねドラム11に把持された後、3番回転して巻き取られている状態、即ち、捏ね過程でミックスバッグが上部捏ねドラム11に最大に巻き取られる状態で取り消された状態には、ミックスバッグが上部捏ねドラム11に巻き取られる方向に略1/2乃至1回転くらいさらに回転させて、下部捏ねドラム13からミックスバッグが離脱されるようにする。この時、下部捏ねドラム13へのミックスバッグの巻取り可否には関わらず行われる。
また、捏ね作業の途中に取り消された場合には、感知された回転位置に基づいて、まず、捏ね過程でミックスバッグが上部捏ねドラム11に最大に巻き取られる状態まで捏ねドラムを回転させて、前記過程で、即ち、上部捏ねドラム11を略1/2乃至1回転くらいさらに回転させて下部捏ねドラム13からミックスバッグが離脱されるようにする。
また、捏ねが完了されて空ミックスバッグが上部捏ねドラム11から離脱されて下部捏ねドラム13に完全に巻き取られている場合には、下部捏ねドラム13に巻き取られている空ミックスバッグが離脱されるように、下部捏ねドラム13を回転させて空ミックスバッグを解く。
また、捏ねられた製パン材料が製パントレイに排出されながら、下部捏ねドラム13に巻き取られている間に取り消された場合には、下部捏ねドラムからのミックスバッグを解く前にまずミックスバッグを下部捏ねドラム13に完全に巻き取ることもできる。
下部捏ねドラム13からミックスバッグが離脱されると、上部捏ねドラム11に巻き取られたミックスバッグが解かれる方向に捏ねドラム11、13を複数回に回転させる。
ここで、捏ねドラム11、13は、ミックスバッグが把持される時の上部捏ねドラム11の位置に対応するように回転数を調節して、ユーザーがミックスバッグを把持する時のように簡便に除去することができるようにする(S17)。
このような構成により、停電から電源の再印加まで、停電時間が過度に経過した場合、製パン作業を終了させながら、製パン機内の上部捏ねドラム及び下部捏ねドラムに把持されたミックスバッグを容易に除去することができるように下部捏ねドラムからミックスバッグを離脱させ、上部捏ねドラムに巻き取られた方向の反対方向に捏ねドラムを回転させることによりミックスバッグを容易に除去することができる。
本発明による製パン機の斜視図である。 図1の部品質領域を切取って拡大した斜視図である。 図1の製パン機の制御ブロック図である。 本発明による製パン機の制御過程を示すフローチャートである。
符号の説明
1…製パン機本体
10…オーブン室
11…上部捏ねドラム
13…下部捏ねドラム
15…製パントレイ
20…部品室
25…ドラム駆動部
26…駆動モーター
27…連動ベルト
29…バーコードスキャナー
40…回転位置感知部
70…制御部

Claims (12)

  1. オーブン室を形成する本体と、前記オーブン室内に互いに離隔して設けられて、製パン材料が受容されたミックスバッグの両端部をそれぞれ把持する把持部を有する上部捏ねドラム及び下部捏ねドラムと、前記捏ねドラムを回転させて前記把持部に把持された前記ミックスバッグを捏ねるドラム駆動部とを有する製パン機において、
    主電源供給部による電源の供給が遮断された場合に電源を供給する補助電源供給部と、
    前記捏ねドラムの回転位置を感知する回転位置感知部と、
    前記補助電源供給部から電源が供給されて電源が遮断された後、電源の再印加までの時間を係数して、所定の限界停電時間を経過したか否かを判断し、前記係数された時間が限界停電時間を経過した場合に製パン作業を終了させる制御部と
    を含むことを特徴とする製パン機。
  2. 前記制御部は、前記係数された時間が限界停電時間を経過した場合に前記回転位置感知部で感知された回転位置に基づいて前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムの把持部から離脱されて前記捏ねドラムを回転させるように前記ドラム駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の製パン機。
  3. 前記制御部は、前記回転位置感知部で感知された回転位置信号に基づいて前記捏ねドラムの回転数を調節することを特徴とする請求項2に記載の製パン機。
  4. 前記制御部は、前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムから離脱された後、前記上部捏ねドラムを前記ミックスバッグが巻き取られた方向の反対方向に回転させるように前記ドラム駆動部を制御することを特徴とする請求項3に記載の製パン機。
  5. 前記制御部は、前記上部捏ねドラムの回転完了後に前記ミックスバッグが把持される時の前記上部捏ねドラムの位置に対応するように回転数を調節することを特徴とする請求項4に記載の製パン機。
  6. 前記係数された時間が前記限界停電時間を経過して、製パン過程が終了されたことを示す表示部をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至5中のいずれか一項に記載の製パン機。
  7. 前記制御部は、前記係数された時間が前記限界停電時間内であると判断された場合中止された製パン作業を続いて行うようにすることを特徴とする請求項2に記載の製パン機。
  8. オーブン室を形成する本体と、前記オーブン室内に互いに離隔して設けられて、製パン材料が受容されたミックスバッグの両端部をそれぞれ把持する把持部を有する上部捏ねドラム及び下部捏ねドラムと、前記捏ねドラムを回転させて前記把持部に把持された前記ミックスバッグを捏ねるドラム駆動部とを有する製パン機の制御方法において、
    前記捏ねドラムの回転位置を感知し、
    電源供給の遮断から再供給までの時間を係数して、前記係数された時間が所定の限界停電時間を経過したか否かを判断し、
    前記係数された時間が前記限界停電時間を経過したと判断された場合、製パン作業を終了させ、
    前記感知された回転位置に基づいて、前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムの把持部から離脱されるように前記捏ねドラムを回転させることを特徴とする製パン機の制御方法。
  9. 前記ミックスバッグが前記下部捏ねドラムから離脱された後、前記上部捏ねドラムを前記ミックスバッグが巻き取られた方向の反対方向に回転させることを特徴とする請求項8に記載の製パン機の制御方法。
  10. 前記上部捏ねドラムを回転させることは、前記上部捏ねドラムの回転完了から前記ミックスバッグの把持まで、前記上部捏ねドラムの位置に対応するように、回転数を調節することを特徴とする請求項8に記載の製パン機の制御方法。
  11. 前記係数された時間が前記限界停電時間を経過して製パン過程が終了されたことを示すことをさらに含むことを特徴とする請求項8乃至10の中のいずれか一項に記載の製パン機の制御方法。
  12. 前記係数された時間が前記限界停電時間の以内であると判断された場合、中止された製パン作業を続いて行うことをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の製パン機の制御方法。
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