JP2004327051A - 表示ランプ用プリズム及び表示ランプ - Google Patents

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Megumi Onda
惠 恩田
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Abstract

【課題】人目をひきやすい発光表示が可能で、それでいて構造を簡素化できる表示ランプ及び該表示ランプの実現を可能とするプリズムを提供する。
【解決手段】底面部11、外側面部12、内側面部13及び上面部14を有する複数のサブプリズム10を、各サブプリズムの外側面部11を外側へ向けるとともに内側面部12を内側に向けて環状に配列してなり、各サブプリズム10は底面部下方に発光体2を配置して少なくとも上面部14と、外側面部12又は内側面部13とから光出射できるプリズム1。該プリズム1と、該プリズムのサブプリズム10の底面部11により提供されるプリズム底面1A下方に配置された発光体2と、発光体2を点灯消灯させる点灯消灯制御装置3を備えている表示ランプA。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種分野において使用できる表示ランプ、例えばパチンコ機、パチスロ機等の遊技機に関して該遊技機の状態等を表示する遊技機ごとの表示ランプ或いは所謂島ランプなどとして、また、各種の報知、警告等のための表示ランプとして、さらには電飾用表示ランプ等としても使用できる表示ランプに関する。
また、本発明はかかる表示ランプ用のプリズムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日においては各種分野で様々の表示ランプが用いられている。これら表示ランプの中には、旧来からの所謂電球を採用するものが今なお多々見うけられる。それらは、電球を所定の色の透光性カバーで覆うことを基本とするものであり、工事現場、駐車場や車庫等の出入り口等では、人目をひくために定位置に配置した電球の回りを反射鏡が回転するタイプのものも見られる。
【0003】
また、今日では、電力消費が少なく済み、コンピュータ等の電子回路などによる制御が容易である発光素子(発光ダイオード等)を採用した表示ランプも見うけられる。
【特許文献1】特開2003−71111号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電球を所定色の透光性カバーで覆っただけの表示ランプでは表示が単調で人目をひきにくく、この点、電球の回りを反射鏡が回転するタイプのものでは、より人目をひきやすいが、反射鏡及びこれを回転可能に支持する手段及び反射鏡を回転させるモータ等を必要とし、それだけ機械的構造が複雑化しやすい。
【0005】
発光ダイオード等の発光素子を採用した表示ランプでは、電子回路などにより発光素子の発光、消灯パターンを制御して多様な発光パターンが得やすく、また、表示ランプ構造を簡素化しやすいが、発光ダイオード等の発光素子は、限られた方向に集中的に明るく発光するだけで、その方向から外れた方向では明るさが低下するものが多い。
【0006】
このような発光素子を採用した表示ランプでは、該発光素子から明るく発光する方向に対向する方向から表示ランプを見た場合にはその表示を容易に知見できるが、その方向から外れた方向から表示ランプを見ても表示を知見し難いことがある。この問題を解決するために向きを変えた発光素子を採用するときには、それだけ発光素子の数が増え、構造が複雑化する。
【0007】
そこで本発明は、人目をひきやすい発光表示が可能で、それでいて構造を簡素化でき、また、発光体として発光ダイオードのような限られた方向に集中的に明るく発光する発光素子を採用する場合でも構造の簡素化を妨げずに複数方向から発光表示を視認できる表示ランプの実現を可能とする表示ランプ用プリズムを提供することを第1の課題とする。
【0008】
また、本発明は、人目をひきやすい発光表示が可能で、それでいて構造の簡素化が可能であり、発光体として発光ダイオードのような限られた方向に集中的に明るく発光する発光素子を採用する場合でも構造の簡素化を妨げずに複数方向から発光表示を視認できる表示ランプを提供することを第2の課題とする。
【0009】
また本発明は、前記第2の課題を解決する表示ランプであって、電力消費が少なく、コンピュータ等の電子回路による制御が容易である表示ランプを提供することを第3の課題とする。
【0010】
また本発明は、前記第2の課題及び(又は)第3の課題を解決する表示ランプであって、遊技機の状態等を表示するに適する遊技機用表示ランプを提供することを第4の課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記第1の課題を解決するため、
底面部、該底面部の外側端から立ち上がる外側面部、該底面部の内側端から立ち上がる内側面部及び該外側面部の上端から該内側面部の上端へ傾斜する上面部を有する複数のサブプリズムを、該各サブプリズムの外側面部を外側へ向けるとともに内側面部を内側に向けて環状に配列してなり、各サブプリズムはその底面部の下方に発光体を配置して該発光体から該サブプリズムへ光入射すると少なくとも該サブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから光出射される表示ランプ用プリズムを提供する。
【0012】
本発明に係るプリズムを構成する各サブプリズムにおける底面部、外側面部、内側面部及び上面部のそれぞれは、該底面部の下方に発光体を配置して該発光体から該サブプリズムへ光入射すると少なくとも該上面部と、外側面部又は内側面部とから光出射されるのであれば、平坦面でも、曲面でも、凸面でも、凹面でも、それらの2以上の組み合わせからなる面等でも構わない。従って、本発明に係るプリズムには、平面から見ると、外周及び内周のうち少なくとも一方が円形であるもの、楕円形であるもの等も含まれる。
【0013】
また、各サブプリズムの上面部は、該サブプリズムの底面部の下方に発光体を配置して該発光体から該サブプリズムへ光入射すると該上面部から光出射されるのであれば、外側面部の上端から内側面部の上端へ平坦に、又は曲面を描いて、又はそれらの組み合わせの面を描くなどして下り傾斜するものでも、上り傾斜するものでも、下り傾斜と上り傾斜とを組み合わせたものでもよい。或いはさらに一部に傾斜しない平坦面を含んでいるが全体として傾斜しているもの等でもよい。従って、本発明に係るプリズムには、その上面が各サブプリズムの上面部が段差や凹凸なく平滑に一連に連ねられ各部均一形態となっている形態(例えばすり鉢状の形態)のものも含まれる。
【0014】
さらに、複数のサブプリズムにおいて、あるものは上面部が外側面部の上端から内側面部の上端へ下り傾斜しており、また、あるものは上面部が外側面部の上端から内側面部の上端へ上り傾斜しているというような状態であってもよい。
【0015】
また、本発明に係るプリズムは、プリズムの一部又は複数の部位における隣り合うサブプリズム同士において、底面部同士、外側面部同士、内側面部同士、上面部同士のうち少なくとも一つが段差のある状態で配列され、プリズムの他の部位においては、隣り合うサブプリズム同士における底面部同士、外側面部同士、内側面部同士、上面部同士のいずれもが段差の無い状態で配列されていてもよい。勿論、本発明に係るプリズムは、プリズムのいずれの部位においても、隣り合うサブプリズム同士において、底面部同士、外側面部同士、内側面部同士、上面部同士のうち少なくとも一つが段差のある状態で配列されていてもよい。
【0016】
本発明に係るプリズムは、いずれの隣り合うサブプリズム同士においても、底面部同士、外側面部同士、内側面部同士、上面部同士のいずれもが、段差無く連なっている状態であってもよい。このようなプリズムは平面からみると、各サブプリズムの外側面部が平坦面か円周面を形成する凸曲面の一部か等に応じて、外周輪郭が多角形環状であったり、円形などであったりする。また、各サブプリズムの内側面部が平坦面か円周面を形成する凹曲面の一部か等に応じて、内周輪郭が多角形環状であったり、円形などであったりする。
【0017】
いずれにしても、本発明に係るプリズムは、これを構成している環状に配列された各サブプリズムが、その底面部の下方に発光体を配置すると該発光体から該サブプリズムへ入射される光を少なくとも該サブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから出射できるものであるため、それだけ印象的に人目をひきやすい発光表示を可能ならしめるものである。しかも、そのような発光表示のために従来のように反射鏡やそれを回転させるモータ等は不要であるから、このプリズムを採用する表示ランプの構造をそれだけ簡素化できる。
【0018】
また、発光体として発光ダイオードのような限られた方向に集中的に明るく発光する発光素子を採用する場合でも構造の簡素化を妨げずに、少なくともサブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから光出射でき、これにより複数方向から発光表示を視認できる表示ランプを実現できる。
【0019】
以上説明したように、本発明に係るプリズムには様々の形態のものが含まれるのであるが、表示ランプ用プリズムとして好ましいものの一つと言える、底面部の下方に配置した発光体からの光をプリズムの外側方領域や、プリズムの上方領域から視認できるプリズムの代表例として、前記各サブプリズムの底面部、外側面部及び内側面部がそれぞれ平坦面であるとともに該各サブプリズムの上面部は該外側面部の上端から該内側面部の上端へ下り傾斜する平坦面であり、全体として多角形環状を呈しており、各サブプリズムはその底面部の下方に発光体を配置して該発光体から該サブプリズムへ光入射すると少なくとも該サブプリズムの上面部及び外側面部から光出射されるプリズムを挙げることができる。
なお、本発明に係るプリズムの材質は透明合成樹脂、透明ガラス等、可視光を透過できる透光性のものであれば、支障がない限り特に制限はない。
【0020】
また本発明は、前記第2の課題を解決するため、
以上説明した表示ランプ用プリズムと、該プリズムを構成している環状に配列された前記サブプリズムの底面部により提供される該プリズムの底面下方に配置された発光体とを備えた表示ランプを提供する。
【0021】
この表示ランプは、これを構成している環状に配列された各サブプリズムが、その底面部の下方に発光体を配置すると該発光体から該サブプリズムへ入射される光を少なくとも該サブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから出射できるものであるため、それだけ印象的に人目をひきやすい発光表示が可能である。しかも、従来のように反射鏡やそれを回転させるモータ等は不要であるから、表示ランプ構造をそれだけ簡素化できる。
【0022】
また、発光体として発光ダイオードのような限られた方向に集中的に明るく発光する発光素子を採用する場合でも構造の簡素化を妨げずに、少なくともサブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから光出射でき、これにより複数方向から発光表示を視認できる。
【0023】
発光体は発光ダイオードのような発光素子に限定されず、従来から知られている電球、例えば豆球等と称されているいるようなものでも構わない。電球を採用する場合も、少なくともサブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから光出射でき、これにより複数方向から発光表示を視認できる。
【0024】
発光体として発光ダイオードのような発光体を採用すると、電力消費が少なく、コンピュータ等の電子回路による発光制御が容易である表示ランプを提供することができる。また、発光体として発光色の異なるものを2種以上採用してこれらを表示ランプの用途に応じて適当に配列しても構わない。
【0025】
発光体は前記複数のサブプリズムのうち幾つかのものの底面部下方、例えば一つおきのサブプリズムの底面部下方に配置されるだけでもよいが、それぞれの底面部の下方に配置されてもよい。
【0026】
本発明に係る表示ランプは該発光体を点灯消灯させる点灯消灯制御装置をさらに備えていてもよい。該点灯消灯制御装置は、全ての発光体を所定の時期や指示等に応じて点灯又は消灯させるだけのものでも構わないし、例えば、複数の発光体の全体を、或いは所定のものを選択的に、或いは所定のものを順次に所定のパターンで点灯消灯させるようなものでも構わない。
【0027】
前記発光体の点灯消灯制御装置は、所定個数の前記サブプリズム単位で該サブプリズムの底面部下方の前記発光体が順次環状に点灯を繰り返すように前記発光体の点灯消灯を制御するものでもよい。このような制御装置を採用する表示ランプは、従来の電球及びその周囲を回転駆動される反射鏡を有する表示ランプと同様な発光表示が可能である。
【0028】
本発明に係る表示ランプは、例えばパチンコ機、パチスロ機等の遊技機に関して該遊技機の状態等を表示する表示ランプ(例えば遊技機ごとの表示ランプ或いは所謂島ランプ)などとして、また、各種の報知、警告等のための表示ランプとして、さらには電飾用表示ランプ等としても使用できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る表示ランプ用プリズムの1例を採用した表示ランプの、一部(透光性フード)を断面で示す側面図である。図2は該プリズムの平面図、図3は該プリズムの図2におけるX−X線に沿う断面図であり、X−X線はプリズム全体の中心及び左右サブプリズムの中心を通っている。図4は図1の表示ランプを、透光性フード及びプリズムを除いて示す平面図である。但しプリズムの位置は2点鎖線で示してある。図5は発光体の発光によるサブプリズムからの光出射状態の説明図である。
【0030】
図1等に示す表示ランプAは、プリズム1、該プリズムの底面1Aの下方に配置された複数の発光体2、発光体2の点灯消灯制御装置3、プリズム1及び発光体2に被せられる透光性フード4及び制御装置3を収容するボックス5を備えている。
【0031】
プリズム1は、図2、図3等に示すように例えば透明ガラスや透明合成樹脂等の透明材料で形成することができるが、ここでは屈折率が略1.49の透明なアクリル樹脂で一体成形により形成してある。
【0032】
プリズム1は 本例では16個のサブプリズム10を等中心角度間隔で環状に一体的に配列した形態のものである。各サブプリズム10は、平坦な底面部11、平坦な外側面部12、平坦な内側面部13及び平坦な上面部14を有している。外側面部12は底面部11の外端から立ち上がっており、内側面部13は底面部11の内側端から垂直に立ち上がっている。外側面部12は、成形型からの抜き勾配として垂直より僅かに内側へ倒れて立ち上がっている。上面部14は外側面部12の上端から内側面部13の上端へ下り傾斜面となっている。上面部14は図2に示すように平面から見ると2等辺台形を呈している。
【0033】
プリズム1の各部の寸法、角度等は、それには限定されないが、ここでは概ね以下のとおりである。
サブプリズム環状配列中心角度間隔:θ1=22.5°
外側面部倒れ角:θ2=2°
外側面部・上面部による頂角:θ3=47°
プリズム外周高さ(外側面部高さ):h1=30mm
プリズム内周高さ(内側面部高さ):h2=13.74mm
プリズム最短外径の2分の1(外半径):R=44.135mm
プリズム最短内径の2分の1(内半径):r=26.824mm
サブプリズムの
底面部の半径方向最短幅:w=R−r=17.311mm
【0034】
各サブプリズム10は隣り合うサブプリズム10と一体的に連なっており、各隣り合うサブプリズム10間において、底面部同士、外側面部同士、内側面部同士及び上面部同士はいずれも段差無く、一体的に連なっている。サブプリズム10の底面部11、外側面部12、内側面部13及び上面部14はそれぞれプリズム1の平坦底面1A、平面から見て16角形の外周側面1B、平面から見て16角形の内周側面1C及びすり鉢状に連なる上面1Dを形成している。
【0035】
また、プリズム1の内側空間部の底にはプリズム1と同材料でプリズム1と一体的に板状の内底部10aが形成されている。これは後述するようにプリズム支持に用いられる。内底部10aの厚さは、それには限定されないが、本例では3mmである。
【0036】
発光体2は、それには限定されないが、ここでは発光ダイオードであり、一つのサブプリズム10に対し3個一組で設けられており、各3個一組の発光ダイオード2は各サブプリズム10の底面部11の下方に配置されている。全体としてみれば、発光ダイオード2はプリズム1の底面1Aの下方に環状に配置されている。
【0037】
これら発光ダイオード2は、前記ボックス5の蓋体を兼ねる円板状の支持部材51を貫通して該部材に設けられた発光ダイオード基板31に接続され、対応するサブプリズム10の底面部11へ向け光出射できるように立設されている。プリズム1も前記内底部10aの中央孔100でスペーサ筒Sを介して該支持部材51の中央部にボルトナットBL(図4、図6参照)にて取付け支持されており、スペーサ筒Sは発光ダイオード2の配置を許す所定間隙を確保している。
【0038】
発光ダイオード2の点灯消灯制御装置3は前記の発光ダイオードを接続した発光ダイオード基板31及び該基板を制御する制御回路部32を含んでいる。制御回路部32は、点灯消灯制御用のマイクロコンピュータ或いはロジック回路を含んでおり、図示省略の電源から給電ラインLを介して電力供給され、該電力供給のもとに、所定個数のサブプリズム単位で該サブプリズムの底面部下方の発光ダイオードを順次環状に点灯させることができる。なお、電源として電池を例えばボックス内に設けてもよく、外部電源と電池のいずれでも使用できるようにしてもよい。
【0039】
制御装置3は発光ダイオード2を次のように点灯させることができる。発光ダイオード2は各サブプリズム10に対し3個一組で環状に配列されているのであるが、各組の発光ダイオード群に図4に示すように2,2,2・・・・215, 16と符号を付して説明する。
【0040】
当初、所定個数のサブプリズムを1単位として、すなわち、本例では6個の順次隣り合うサブプリズムを1単位として、それら6個のサブプリズムに対して配置されている六つの発光ダイオード群、例えば2,2,2,2,2,2を所定時間t点灯させる。次に、先頭の発光ダイオード群2は消灯し、発光ダイオード群2,2,2,2,2は点灯させ続けるとともに最後尾の次の発光ダイオード群2を点灯させる。発光ダイオード群2の消灯及びこれに代わる発光ダイオード群2の点灯開始から所定時間tが経過すると、次は、発光ダイオード群2は消灯し、発光ダイオード群2,2,2,2,2は点灯させ続けるとともに次の発光ダイオード群2を点灯させる。このようにして、所定個数のサブプリズム単位で該サブプリズムの底面部下方の発光ダイオードを順次環状に点灯させる。そして発光ダイオード群216, ,2,2,2,2を点灯させることで一巡し、その後当初の点灯状態、すなわち、発光ダイオード群2,2,2,2,2,2の点灯に戻り、同様の点灯を繰り返させる。
【0041】
かくして、この表示ランプAは、構造が簡素化されているにも拘らず、従来の電球及びその周囲を回転駆動される反射鏡を有する表示ランプの如く発光表示が可能である。
【0042】
そして、対応する発光ダイオード2が点灯している各サブプリズム10についてみると、発光ダイオード2は、サブプリズム10の底面部11へ向かう限定された方向に主として発光するものであるにも拘らず、サブプリズム10の屈折率、サブプリズム10内部における全反射等の作用により、図5に示すように、少なくともサブプリズム10の外側面部12から外側方向へ、及び上面部14から上方へ光出射され、これにより表示ランプAは少なくともプリズム1の周側面1Bの外側領域及び上面1Dの上方領域の様々の位置から発光表示を視認することができる。
【0043】
また、プリズム1の上方から発光ダイオード群を見ると、図6に例示するように、プリズムの作用で一つのサブプリズム10についてあたかも二つの発光ダイオード群が設けられているように見え、そのため表示ランプAをプリズム上方から観察すると、点灯している発光ダイオード群が内外2列の円弧状に観察されるとともにそれらが回転しているように見える。このように印象的で人目をひきやすい発光表示がなされる。また、以上説明した表示ランプAは、発光体として発光ダイオード2を採用しているので電力消費が少なく、発光表示の制御も容易である。
【0044】
以上説明した表示ランプAは、例えばパチンコ機、パチスロ機等の遊技機に関して該遊技機の状態等を表示する表示ランプ(例えば遊技機ごとの表示ランプ或いは所謂島ランプ)などとして、また、各種の報知、警告等のための表示ランプとして、さらには電飾用表示ランプ等としても使用できる。
また、表示ランプAは、用途や使用場所等に応じて、プリズム1を上方に向けたり、下方に向けたり、横に向ける等して適宜の向きに配置して用いることができる。
【0045】
以上説明した表示ランプAはプリズム1が16角形環状の形態のものであったが、既述のとおり本発明に係るプリズムには様々の形態のものが含まれるのであり、例えば図7に示す平面視6角形環状のもの、図8に示す平面視4角形環状のもの、図9に示す平面視3角形環状のもの等も採用できる。また、発光体の個数、配置、点灯消灯パターン等についても、表示ランプの用途、設置姿勢、プリズムの形態等に応じて様々に選択、採用可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、人目をひきやすい発光表示が可能で、それでいて構造を簡素化でき、また、発光体として発光ダイオードのような限られた方向に集中的に明るく発光する発光素子を採用する場合でも構造の簡素化を妨げずに複数方向から発光表示を視認できる表示ランプの実現を可能とする表示ランプ用プリズムを提供することができる。
【0047】
また、本発明によると、人目をひきやすい発光表示が可能で、それでいて構造の簡素化が可能であり、発光体として発光ダイオードのような限られた方向に集中的に明るく発光する発光素子を採用する場合でも構造の簡素化を妨げずに複数方向から発光表示を視認できる表示ランプを提供することができる。
【0048】
また本発明は、かかる表示ランプであって、電力消費が少なく、コンピュータ等の電子回路による制御が容易である表示ランプを提供することも可能である。
【0049】
また本発明によると、遊技機の状態等を表示するに適する遊技機用表示ランプを提供することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示ランプ用プリズムの1例を採用した表示ランプの、一部(透光性フード)を断面で示す側面図である。
【図2】プリズムの平面図である。
【図3】プリズムの図2におけるX−X線に沿う断面図である。
【図4】図1の表示ランプを、透光性フード及びプリズムを除いて示す平面図であり、プリズムの位置は2点鎖線で示してある。
【図5】発光体の発光によるサブプリズムからの光出射状態の説明図である。
【図6】プリズムの上方から観察される発光ダイオード群の例を示す図である。
【図7】プリズムの他の例を示しており、図(A)はその平面図、図(B)は図(A)のa−a線に沿う断面図、図(C)は図(A)のb−b線に沿う断面図である。
【図8】プリズムのさらに他の例を示しており、図(A)はその平面図、図(B)は図(A)のc−c線に沿う断面図である。
【図9】プリズムのさらに他の例を示しており、図(A)はその平面図、図(B)は図(A)のd−d線に沿う断面図、図(C)は図(A)のe−e線に沿う断面図である。
【符号の説明】
A 表示ランプ
1 プリズム
1A プリズム底面
1B プリズム外周側面
1C プリズム内周側面
1D プリズム上面
10 サブプリズム
11 底面部
12 外側面部
13 内側面部
14 上面部
10a 内底部
2 発光体(発光ダイオード)
3 発光体の点灯消灯制御装置
31 発光ダイオード基板
32 制御回路部
4 透光性フード
5 ボックス
51 蓋体を兼ねる支持部材
S スペーサ筒
,2,2・・・・215, 16 発光ダイオード群

Claims (6)

  1. 底面部、該底面部の外側端から立ち上がる外側面部、該底面部の内側端から立ち上がる内側面部及び該外側面部の上端から該内側面部の上端へ傾斜する上面部を有する複数のサブプリズムを、該各サブプリズムの外側面部を外側へ向けるとともに内側面部を内側に向けて環状に配列してなり、各サブプリズムはその底面部の下方に発光体を配置して該発光体から該サブプリズムへ光入射すると少なくとも該サブプリズムの上面部と、外側面部又は内側面部とから光出射される表示ランプ用プリズム。
  2. 前記各サブプリズムの底面部、外側面部及び内側面部はそれぞれ平坦面であるとともに該各サブプリズムの上面部は該外側面部の上端から該内側面部の上端へ下り傾斜する平坦面であり、全体として多角形環状を呈しており、各サブプリズムはその底面部の下方に発光体を配置して該発光体から該サブプリズムへ光入射すると少なくとも該サブプリズムの上面部及び外側面部から光出射される請求項1記載の表示ランプ用プリズム。
  3. 請求項1又は2記載の表示ランプ用プリズムと、該プリズムを構成している環状に配列された前記サブプリズムの底面部により提供される該プリズムの底面下方に配置された発光体とを備えた表示ランプ。
  4. 前記発光体を点灯消灯させる点灯消灯制御装置をさらに備えている請求項3記載の表示ランプ。
  5. 前記発光体は前記複数のサブプリズムのそれぞれの底面部の下方に配置されており、
    前記点灯消灯制御装置は、所定個数の前記サブプリズム単位で該サブプリズムの底面部下方の前記発光体が順次環状に点灯を繰り返すように前記発光体の点灯消灯を制御できる請求項4記載の表示ランプ。
  6. 前記発光体は発光ダイオードである請求項3、4又は5記載の表示ランプ。
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