JP2004326611A - データ処理システム - Google Patents

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Takao Misawa
貴夫 三澤
Takao Tsuda
隆夫 津田
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Abstract

【課題】不測の事態により画像ファイルなどのデータの送受信が中断された場合でも、多くの労力や時間を要することなく、効率良くデータの送受信が再開できるようにすることである。
【解決手段】データ処理システム1は、画像ファイルの送受信が中断された後に再び画像ファイルの送受信が可能な状態にいたると、データ処理装置100とデータ入力装置200との間で自動的に、あるいは操作者の指示に応じてネゴシエーションを行って画像ファイルの送受信を再開するための準備を行う。ネゴシエーション完了後、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に送受信された画像ファイルに破損したものがある場合には、当該破損した画像ファイルと同じファイル名の画像ファイルから送受信を再開する、或いは、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に送信された画像ファイルに破損したものがない場合には、未送信の画像ファイルから送受信を再開する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像ファイルや音声ファイル等のデータを入力するデータ入力装置と、このようなデータに対してデータ処理を行うデータ処理装置とによって成るデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、デジタルカメラ等のデータ入力装置により作成された画像ファイルや音声ファイル等のデータを、PC(Personal Computer)などを介することなく、プリンタやAV機器等のデータ処理装置に直接送信してデータ処理(例えば、プリントや放音など。)が行えるデータ処理システムが実現されつつある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特願平9−334825号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術には、以下に示す問題点がある。すなわち、不測の事態によりデータの送受信が中断され、その後、データの送受信が再び可能な状態にいたった場合には、特に定まった手続きによることなく操作者が手動によりデータの送受信を再開し、データの送受信が中断される以前に既に送受信されたデータが有効に利用されるとは限らず、データ送受信の中断以前に行われた送受信に要した労力や時間が無駄になる可能がある。
【0005】
本発明の課題は、不測の事態により画像ファイルなどのデータの送受信が中断された場合でも、多くの労力や時間を要することなく、効率良くデータの送受信が再開できるデータ処理システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
データを入力するデータ入力装置と、当該データに対してデータ処理を行うデータ処理装置とを備えたデータ処理システムにおいて、
前記データ入力装置と前記データ処理装置との間でデータが送受信されている最中に当該送受信が中断され、その後再びデータの送受信が可能な状態にいたると、前記データ入力装置と前記データ処理装置との間で自動的にデータの送受信を再開することを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明は、
データを入力するデータ入力装置と、当該データに対してデータ処理を行うデータ処理装置とを備えたデータ処理システムにおいて、
前記データ入力装置と前記データ処理装置との間でデータが送受信されている最中に当該送受信が中断され、その後再びデータの送受信が可能な状態にいたると、前記データ入力装置は、前記データ処理装置との間でデータの送受信を再開するか否かの選択入力を要求し、データの送受信を再開する旨の選択入力が行われると、該データ処理装置との間でデータの送受信を再開することを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の発明において、
前記データ入力装置は、データの送受信を再開しない旨の選択入力が行われると、この旨をデータ処理装置に通知し、該データ処理装置は、当該通知を前記データ入力装置から受け取ると、既に受信したデータのうち破損していないデータのみをデータ処理するのが好ましい。
【0009】
さらに、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3のうち何れか一項に記載の発明において、
前記データ入力装置は、前記データ処理装置に既に送信済みのデータの中に破損したデータがあるか否かを該データ処理装置に問い合わせ、破損したデータがある場合には、当該破損したデータから送信を再開し、破損したデータがない場合には、未送信のデータから送信を再開するのが好ましい。
【0010】
さらに、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜4のうち何れか一項に記載の発明において、
前記データ処理装置および/または前記データ入力装置は、前記データ送受信の中断が自装置の動作エラーが原因で生じたか否かを判定し、当該判定結果に応じて当該データ送受信を再開するか否かを決定するのが好ましい。
【0011】
従って、不測の事態により画像ファイルなどのデータの送受信が中断され、その後、データの送受信が再び可能な状態にいたった場合には、予め定まった手続きに基づいて自動的に、あるいは操作者の指示に応じてデータの送受信が再開されるため、データの送受信が中断される以前に既に送受信されたデータが有効に利用可能となる。
すなわち、不測の事態によりデータの送受信が中断された場合でも、多くの労力や時間を要することなく、効率良くデータの送受信が再開できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して、本発明を適用したデータ処理システム1について詳細に説明する。
【0013】
まず、図1を参照してデータ処理システム1の構成を説明する。図1に示すように、データ処理システム1は、データ処理装置100とデータ入力装置200とにより構成される。以下、データ処理装置100を複合型プリンタとし、データ入力装置200をデジタルカメラとする。また、以下で説明するがデータ処理装置100とデータ入力装置200との間のデータの送受信は、有線、無線の何れを用いても行うことが可能である。
【0014】
まず、データ処理装置100の構成を説明する。
データ処理装置100は、アンテナ101、無線通信制御部102、プロセッサ103、プリンタ部104、スキャナ部105、電源106、制御部107、メモリ108、操作部109、表示部110、音声出力部111、AV端子112、ディスク部113、有線通信部114等を備えて構成される。
【0015】
アンテナ101は、静止画、動画または音声等のコンテンツを表す各種デジタル信号や各種アナログ信号、各種制御信号(データ処理装置100やデータ入力装置200を制御するための信号。)を送受信するためのものであり、無線通信制御部102は、アンテナ101を介して送受信される上記各種信号に対する変調・復調を行う。
【0016】
プロセッサ103は、静止画、動画等の画像データや音声データの圧縮・伸長を行い、プリンタ部104は、プロセッサ103により出力された画像データをプリント出力し、スキャナ部105は、図示しない読み取り部にセットされた原稿(例えば、写真や本など。)から画像を読み取って画像データを出力する。
【0017】
なお、データ処理装置100は、図示しない音声入力部を備えても良く、この場合、プロセッサ103は、当該音声入力部から入力された音声データを圧縮する。ここで、上記音声入力部は、マイクと当該マイクから入力されたアナログ音声信号をデジタル音声データに変換するA/D変換器とを備える(何れも、図示略。)。
【0018】
電源106は、外部AC電源からDC電源に変換し、データ処理装置100の各部に電力を供給する。
【0019】
制御部107は、メモリ108に予め格納された各種プログラムを実行してデータ処理装置100を統括的に制御する。制御部107は、特に、図2に示す処理シーケンスと、図5のフローチャートに示す処理とを行うためのプログラムを実行する。
【0020】
メモリ108は、制御部107により実行される各種プログラムや当該プログラム実行時に必要な各種データを格納する。特に、メモリ108は、図2に示す処理シーケンスと、図5のフローチャートに示す処理とを行うためのプログラムを格納する。
【0021】
操作部109は、データ処理装置100の操作面に各種入力キー(図示略。)を備え、当該入力キーが押下されることによりデータ処理装置100やデータ入力装置200の動作制御を行うための各種指示入力が行われる。
【0022】
表示部110は、データ処理装置100の操作面にLCD(Liquid Crystal Diplay)等の表示装置(図示略。)を備え、制御部107から送信される各種表示データを当該表示装置に表示する。
【0023】
音声出力部111は、データ処理装置100の操作面にスピーカ(図示略。)を備え、制御部107から送信された音声データをアナログデータに変換して当該スピーカから放音する。
【0024】
AV端子112は、データ処理装置100の操作面に設けられ、外部AV機器との間でデータの送受信を行うための端子である。この場合のデータとは、画像等のコンテンツだけでなく、データ処理装置100や現在接続中の外部AV機器の動作制御を行うための各種指示信号等を含む。
【0025】
ディスク部113は、データ処理装置100の操作面に設けられたディスク装着口を介して装着されたDVD−RやCD−R等のディスクに対し、データの読み取りや書き込みを行う。
【0026】
有線通信部114は、データ入力装置200との間で有線によるデータの送受信を行うためのインタフェースを備える。例えば、有線通信部114は、USB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)等によりデータの送受信を行うためのインタフェースを備える。
【0027】
次に、データ入力装置200の構成を説明する。
図1に示すように、データ入力装置200は、レンズ201、CCD202、プロセッサ203、無線通信制御部204、アンテナ205、データ格納部206、バッテリ207、制御部208、メモリ209、操作部210、表示部211、有線通信部212等を備えて構成される。
【0028】
CCD202は、レンズ201を介して入射された撮像画像を電気信号に光電変換し、更に当該電気信号をデジタルデータに変換し、プロセッサ203は、CCD202や無線通信制御部204から入力された画像や音声等のデータの圧縮・伸長を行う。
【0029】
なお、データ入力装置200は、図示しない音声入力部を備えても良く、この場合、プロセッサ203は、当該音声入力部から入力された音声データを圧縮する。ここで、上記音声入力部は、マイクと当該マイクから入力されたアナログ音声信号をデジタル音声データに変換するA/D変換器とを備える(何れも、図示略。)。
【0030】
無線通信制御部204は、アンテナ205を介して送受信される静止画、動画または音声等のデータを表す各種デジタル信号や各種アナログ信号、各種制御信号(データ処理装置100やデータ入力装置200の動作を指示するための信号。)に対する変調・復調を行う。
【0031】
データ格納部206は、プロセッサ203から入力された画像データや音声データを格納する書き込み/読み出し自在なメモリである。
【0032】
制御部208は、メモリ209に格納された各種プログラムを実行してデータ入力装置200を統括的に制御する。制御部208は、特に、図2に示す処理シーケンスと、図3、図4のフローチャートに示す処理とを行うためのプログラムを実行する。
【0033】
メモリ209は、制御部208により実行される各種プログラムや当該プログラム実行時に必要な各種データを格納する。特に、メモリ209は、図2に示す処理シーケンスと、図3、図4のフローチャートに示す処理とを行うためのプログラムを格納する。
【0034】
操作部210は、図示しない各種入力キー、例えば、撮影指示を入力するためのレリーズスイッチなどを備える。操作部210は、これら各種入力キーが押下されることによりデータ入力装置200やデータ処理装置100の動作制御を行うための各種指示入力が行われる。
【0035】
表示部211は、図示しないLCD等の表示装置を備え、制御部208から送信される各種表示データを当該表示装置に表示する。また、表示部211は、レンズ201を介して入力された撮像画像を連続的に表示するファインダとしての機能も有する。
【0036】
有線通信部212は、データ処理装置10との間で有線によるデータの送受信を行うためのインタフェースを備える。例えば、有線通信部212は、USBやLAN等によりデータの送受信を行うためのインタフェースを備える。
【0037】
次に、データ処理システム1の動作を説明する。
まず、図2を参照してデータ処理システム1によって行われる一連の処理の流れを説明する。
【0038】
はじめに、操作者がデータ処理装置100あるいはデータ入力装置200に対し、データ入力装置200に格納されている画像ファイル(例えば、操作者により指定された画像ファイル)の画像をプリントする旨の指示を入力する。
【0039】
その入力指示に応じて、データ入力装置200の制御部208とデータ処理装置100の制御部107との間でネゴシエーションが行われる(ステップS1)。ここで、ネゴシエーションとは、データ処理装置100とデータ入力装置200との間で、互いに利用可能な機能を確認し合い、必要に応じてクライアント/サーバの設定を相互に行うことによってデータ処理の前準備をすることを意味する。
【0040】
ネゴシエーションが完了した後、制御部208は、データ処理装置100に対し、データ格納部206に格納された複数の画像ファイルのうち、操作部210を介して指定された画像ファイルの画像をプリントする旨を通知する(ステップS2)。制御部208は、さらに、プリントを行う画像枚数と、対応する画像ファイルのファイル名と、画像ファイルの送信順およびプリント順とを表す情報(以下、送信情報という。)をデータ処理装置100に送信する。この送信情報は、データ処理装置100から全画像ファイルに対するプリント完了の通知を受信するまではデータ入力装置200のメモリに読み出し可能に格納されている。
【0041】
ステップS2の後、制御部107は、データ処理装置100に送信した上記送信情報に基づいて、プリントを行う画像ファイルをデータ処理装置100に送信する(ステップS3)。
【0042】
その後、制御部107は、上記送信情報を参照して、データ入力装置200から送信された画像ファイルを確認し、全ての画像ファイルの受信が完了すると(あるいは、一つの画像ファイルの受信が完了する毎に)、受信完了通知をデータ入力装置200に送信する(ステップS4)。
【0043】
制御部107は、ステップS4において全ての画像ファイルの受信が完了すると、当該受信した画像ファイルが表す画像をプリントし(ステップS5)、当該プリントが完了すると完了通知をデータ入力装置に送信する(ステップS6)。
【0044】
ここで、ステップS3の処理が行われている際、不測の事態により画像ファイルの送受信が中断された場合には、制御部208、制御部107は、図3〜図5のフローチャートに示す処理を行う。以下、画像ファイルの送受信が中断された場合に制御部107および制御部208が行う処理ついて説明する。
【0045】
ここで、画像ファイルの送受信が中断される原因としては、例えば、無線通信中の場合には落雷などによって生じる電波の乱れや、有線通信の場合には通信コードが外れることなどがある。また、データ処理装置100やデータ入力装置200に何らかの動作エラーが生じたため、画像ファイルの送受信が他のジョブとともに中断されてしまうような場合も生じ得る。
【0046】
まず、図3、図4を参照して、データ入力装置200によって行われる処理を説明する。
画像ファイルをデータ処理装置100に送信している最中に、不測の事態により画像ファイルの送受信が中断された後、再び画像ファイルの送受信が行える状態に回復すると、制御部208は、データ処理装置100に対し、画像ファイルが中断される以前に既に送信した画像ファイルの損害状況を問い合わせ(ステップS10)、破損した画像ファイルがあるか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、画像ファイルの破損の有無は、例えば、画像ファイルの転送時間、すなわち、ステップS4において、画像ファイルの受信をデータ入力装置200に通知した後、次の画像ファイルの受信をデータ入力装置200に通知するまでの時間間隔が、予め設定された基準間隔より長いか否かによって判断されたり、または、画像信号の1ライン若しくは1画面毎に付加された誤りビットの値に基づいて判断される。
【0047】
制御部208は、破損した画像ファイルがない場合には(ステップS11;No)、ステップS13に移行して後述する再開処理を行い、破損した画像ファイルがある場合には(ステップS11;Yes)、この旨を表示部211の表示装置に表示して(ステップS12)ステップS13に移行する。
【0048】
なお、データ処理装置100から破損した画像ファイルのファイル名が送信された場合には、制御部208は、当該破損した画像ファイルのファイル名を表示部211の表示装置に表示する。
【0049】
制御部208は、データの送受信が中断する前にデータ処理装置100に既に送信済みの画像ファイルを有効に利用可能な形態で再度画像ファイルの送信を再開するための再開処理を行う(ステップS13)。このステップS13における再開処理の詳細については後に述べる(図4(a)または図4(b)を参照。)
【0050】
次に、図4(a)、図4(b)を参照して図3のフローチャートに示すステップS13におけるデータ入力装置200の再開処理について説明する。図4(a)に、データ入力装置200の再開処理の一例を説明するフローチャートを示し、図4(b)に、データ入力装置200の再開処理の他の一例を説明するフローチャートを示す。
【0051】
まず、図4(a)に示すフローチャートの場合について説明する。制御部208は、図3のフローチャートに示すステップ11(「No」の分岐)またはステップS12の後、データ処理装置100との間でネゴシエーション(図2に示すステップS1を参照。)を自動的に行う(ステップS20)。
【0052】
ネゴシエーションが完了した後、制御部208は、破損した画像ファイルがデータ処理装置100にない場合には、送信情報を参照して未送信の画像ファイルから画像ファイルの送信を開始し、破損した画像ファイルがデータ処理装置100にある場合には、当該破損した画像ファイルと同じファイル名の画像ファイルから送信を開始する(ステップS21)。これにより、データ処理装置100は、データ入力装置200から送信された全画像ファイルを重複することなく保持可能となる。
なお、破損した画像ファイルがデータ処理装置100に複数ある場合には、制御部208は、当該破損した複数の画像ファイルと同じファイル名の画像ファイルを選択してデータ処理装置100に送信し、その後、未送信の画像ファイルをデータ処理装置100に送信するようにしても良い。
【0053】
また、ネゴシエーションが完了した後、制御部208は、破損した画像ファイルがあるか否かによらず、送信情報を参照して送信順の初めから画像ファイルの送信を再開することも可能であるとする。この場合、データ処理装置100は、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に受信済みの画像ファイルを、画像ファイルの送受信が再開された後にデータ入力装置200から受信した画像ファイルに更新する。
【0054】
次に、図4(b)に示すフローチャートの場合について説明する。制御部208は、図3のフローチャートに示すステップS11(「No」の分岐。)またはステップS12の後、データ処理装置100に対する画像ファイルの送信を再開するか否かの選択入力を行う(ステップS30)。
【0055】
制御部208は、画像ファイルの送信を再開しない旨の選択入力が行われた場合には(ステップS30;No)、この旨をデータ処理装置100に通知して当該再開処理を終了し、画像ファイルの送信を再開する旨の選択入力が行われた場合には(ステップS30;Yes)データ処理装置100との間でネゴシエーションを行う(ステップS31)。
【0056】
ネゴシエーションが完了した後、制御部208は、破損した画像ファイルがデータ処理装置100にない場合には、送信情報を参照して未送信の画像ファイルから送信を再開し、破損した画像ファイルがデータ処理装置100にある場合には、当該破損した画像ファイルと同じファイル名の画像ファイルから送信を開始する(ステップS32)。これにより、データ処理装置100は、データ入力装置200から送信された全画像ファイルを重複することなく保持可能となる。
なお、破損した画像ファイルがデータ処理装置100に複数ある場合には、制御部208は、当該破損した複数の画像ファイルと同じファイル名の画像ファイルを選択してデータ処理装置100に送信し、その後、未送信の画像ファイルをデータ処理装置100に送信するようにしても良い。
【0057】
また、ネゴシエーションが完了した後、制御部208は、破損した画像ファイルがあるか否かによらず、送信情報を参照して送信順の初めから画像ファイルの送信を再開することも可能であるとする。この場合、データ処理装置100は、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に受信済み画像ファイルを、画像ファイルの送受信が再開された後にデータ入力装置200から受信した画像ファイルに更新する。また、制御部208は、操作者により選択された画像ファイルのみを送信するようにしても良い。
【0058】
次に、図5を参照してデータ処理装置100の再開処理について説明する。図5に、データ処理装置100の再開処理の一例を説明するフローチャートを示す。
【0059】
画像ファイルがデータ処理装置100とデータ入力装置200との間で送受信されている最中に、不測の事態により画像ファイルの送受信が中断されると、その後、再び画像ファイルの送受信が行える状態に回復すると、制御部107は、データ入力装置200からリクエスト(図3のステップS10を参照。)された当該中断以前に既に送信された画像ファイルの損害状況を示す情報をデータ入力装置200に送信する(ステップS40)。
【0060】
その後、制御部107は、画像ファイルの送信を再開する旨の指示がデータ入力装置200から送信されたか否かを判定する(ステップS41)。
【0061】
ネゴシエーションを行う旨の指示がデータ入力装置200から送信された場合(ステップS41;Yes)、制御部107は、データ入力装置200との間でネゴシエーションを行い、画像ファイルの送信準備を行う(ステップS4)。
【0062】
ネゴシエーションを行わない旨の指示がデータ入力装置200から送信された場合(ステップS41;No)、制御部107は、画像ファイルの送受信が中断される以前に既にデータ入力装置200から受信済みの画像ファイルをメモリ108からクリアして当該再開処理を終了する。なお、この場合、制御部107は、当該中断以前に既にデータ入力装置200から受信済みの画像ファイルのうち、破損されていない画像ファイルについてプリントするか否かの選択入力を要求し、プリントする旨の選択入力が行われた場合には、当該破損されてない画像ファイルの画像をプリントするようにしても良い。
【0063】
以上説明したように、データ処理システム1は、画像ファイルの送受信が中断された後に再び画像ファイルの送受信が可能な状態にいたると、データ処理装置100とデータ入力装置200との間で自動的に、あるいは操作者の指示に応じてネゴシエーションを行って画像ファイルの送受信を再開するための準備を行う。ネゴシエーション完了後、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に送受信された画像ファイルに破損したものがある場合には、当該破損した画像ファイルと同じファイル名の画像ファイルから送受信を再開する、或いは、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に送信された画像ファイルに破損したものがない場合には、未送信の画像ファイルから送受信を再開する。
【0064】
従って、不測の事態により画像ファイルの送受信が中断され、その後、再び再開される場合には、予め定まった手続きに基づいて自動的に、あるいは操作者の指示に応じて画像ファイルの送受信が再開されるため、画像ファイルの送受信が中断される以前に既に送受信された画像ファイルが有効に利用可能となる。
【0065】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るデータ処理システムの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるデータ処理システム1の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0066】
例えば、データ処理装置100および/またはデータ入力装置200は、画像ファイルの送受信の中断の原因が、データ処理装置100やデータ入力装置200自体の動作エラーによるものか、或いは、通信の乱れや通信コードが外れるなどの通信トラブルによるものかを判定し、当該原因がデータ処理装置100やデータ入力装置200自体の動作エラーによる場合には、画像ファイルの送受信を再開しない、すなわち、ネゴシエーションを行わないようにしても良い。これにより、データ処理装置100やデータ入力装置200自体の不具合により画像ファイルの送受信が中断された場合には、これら装置自体の復旧が優先されるので、不用意にネゴシエーションが行われたり画像ファイルの送受信が再開されるなどして、データ処理装置100やデータ入力装置200の動作エラーがさらに悪化するような事態が回避できる。
【0067】
また、本実施例では、データ処理装置100を複合型プリンタに想定し、データ入力装置200をデジタルカメラに想定したが、これに限るものではない。また、データ処理装置100とデータ入力装置200との間で送受信されるデータを画像ファイルとして説明したが、これに限らず、音声ファイルなどの他のコンテンツであっても良い。データ処理装置100およびデータ入力装置200を別体とする必要はなく、一体化されたデータ処理システム1であっても良い。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、不測の事態により画像ファイルなどのデータの送受信が中断され、その後、再び再開される場合には、予め定まった手続きに基づいて自動的に、あるいは操作者の指示に応じてデータの送受信が再開されるため、データの送受信が中断される以前に既に送受信されたデータが有効に利用可能となる。
すなわち、不測の事態によりデータの送受信が中断された場合でも、多くの労力や時間を要することなく、効率良くデータの送受信が再開できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したデータ処理システムによって行われる処理シーケンスを示す図である。
【図3】図1に示すデータ入力装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】(a)は、図1に示すデータ入力装置による再開処理の一例を説明するフローチャートであり、(b)は、図1に示すデータ入力装置による再開処理の他の一例を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示すデータ処理装置の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ処理システム
100 データ処理装置
101、205 アンテナ
102、204 無線通信制御部
103、203 プロセッサ
104 プリンタ部
105 スキャナ部
106 電源
107、208 制御部
108、209 メモリ
109、210 操作部
110、211 表示部
111 音声出力部
112 AV端子
113 ディスク部
114、212 有線通信部
200 データ入力装置
201 レンズ
202 CCD
206 データ格納部
207 バッテリ

Claims (5)

  1. データを入力するデータ入力装置と、当該データに対してデータ処理を行うデータ処理装置とを備えたデータ処理システムにおいて、
    前記データ入力装置と前記データ処理装置との間でデータが送受信されている最中に当該送受信が中断され、その後再びデータの送受信が可能な状態にいたると、前記データ入力装置と前記データ処理装置との間で自動的にデータの送受信を再開することを特徴とするデータ処理システム。
  2. データを入力するデータ入力装置と、当該データに対してデータ処理を行うデータ処理装置とを備えたデータ処理システムにおいて、
    前記データ入力装置と前記データ処理装置との間でデータが送受信されている最中に当該送受信が中断され、その後再びデータの送受信が可能な状態にいたると、前記データ入力装置は、前記データ処理装置との間でデータの送受信を再開するか否かの選択入力を要求し、データの送受信を再開する旨の選択入力が行われると、該データ処理装置との間でデータの送受信を再開することを特徴とするデータ処理システム。
  3. 前記データ入力装置は、データの送受信を再開しない旨の選択入力が行われると、この旨をデータ処理装置に通知し、該データ処理装置は、当該通知を前記データ入力装置から受け取ると、既に受信したデータのうち破損していないデータのみをデータ処理することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理システム。
  4. 前記データ入力装置は、前記データ処理装置に既に送信済みのデータの中に破損したデータがあるか否かを該データ処理装置に問い合わせ、破損したデータがある場合には、当該破損したデータから送信を再開し、破損したデータがない場合には、未送信のデータから送信を再開することを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載のデータ処理システム。
  5. 前記データ処理装置および/または前記データ入力装置は、前記データ送受信の中断が自装置の動作エラーが原因で生じたか否かを判定し、当該判定結果に応じて当該データ送受信を再開するか否かを決定することを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載のデータ処理システム。
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