JP2004325331A - 電波時計装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信電波に基づいて自動的に時刻修正を行う電波時計による時刻を時計表示器14に表示する。また、時計表示器14おける表示モードを、時刻を表示する時刻モードと、時刻の時分修正のための修正モードと、電波信号の受信履歴を示す受信履歴モードと、表示時刻を受信時刻よりも進め若しくは遅らす時分を設定するためのオフセット設定モードとに選択的に切り替える。そして、操作スイッチ22を唯一つ設け、その操作スイッチ22の操作継続時間により、上記した切替を行い、また、修正モード及びオフセット設定モードにおける分桁・時桁の変更を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電波時計装置に係り、特に、電波時計による時刻を表示すると共に、修正機能等の各種の表示モードを切り替えるうえで好適な電波時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両等に搭載された時計の時刻を表示部に表示する時計装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この時計装置は、操作可能なスイッチを有している。スイッチが操作されると、表示部に表示されている時刻が修正される。従って、かかる時計装置によれば、スイッチの操作により表示部に表示される時刻を修正することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−29562号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、時計には、人のスイッチ操作により時刻を修正するもの以外に、所定の送信局やGPS衛星等から送信される電波信号を受信して時刻の自動修正を行う電波時計が存在する。電波時計は、通常の時計とは異なる電波時計特有のモードを時刻表示から切り替えて表示部に表示すべき場合がある。具体的には、電波障害等に起因して電波信号が受信されないことを考慮して、所定期間前から現時点までの間に電波信号が受信されて時刻の自動修正が行われたか否かを示す受信履歴を表示し、或いは、送信される電波信号が必ず正確な時刻を示していることを考慮して、表示部に表示する時刻を進め若しくは遅らすためのオフセット時分を表示することがある。
【0005】
このように表示部の表示モードを時刻表示モードと受信履歴モード又はオフセット設定モードとの間で切り替え、更に、オフセット設定モード時にその表示内容を変更するうえでは、その切り替え・変更スイッチを上記した時刻修正のためのスイッチとは別個に設けることが考えられる。しかしながら、かかる構成では、時計のために必要なスイッチの数が増えてしまい、その結果として、スイッチの専有スペースの確保が困難となると共にコストの上昇が招来する不都合が生ずる。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電波時計特有のモードを含む機能切替を単一の操作部の操作により実現することが可能な電波時計装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、受信電波に基づいて自動的に時刻修正を行う電波時計による時刻を表示し得る表示手段を備える電波時計装置であって、
人に操作される単一の操作手段と、
前記単一の操作手段の操作に基づいて、前記表示手段における表示モードを、少なくとも時刻を表示する時刻モードと電波時計特有の電波時計モードとに選択的に切り替えるモード切替手段と、を備える電波時計装置により達成される。
【0008】
本発明において、電波時計による時刻を表示し得る表示手段における表示モードは、単一の操作手段の操作に基づいて、少なくとも時刻を表示する時刻モードと電波時計特有の電波時計モードとに選択的に切り替わる。この場合、少なくとも時刻モードと電波時計モードとを切り替えるうえで、複数の操作手段を操作することは不要である。従って、電波時計特有のモードを含む機能切替を単一の操作手段の操作により実現することができる。
【0009】
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の電波時計装置において、前記電波時計モードが、前記電波時計の所定期間内における受信履歴を示す受信履歴モード、及び、前記表示手段に表示すべき時刻を前記電波時計の受信する時刻よりも進め若しくは遅らす時分を設定するためのオフセット設定モードのうち少なくとも一のモードであることとすればよい。
【0010】
尚、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の電波時計装置において、前記モード切替手段は、前記単一の操作手段の操作に基づいて、前記表示手段における表示モードを、少なくとも前記時刻モードと前記電波時計モードと時分修正を行うための修正モードとの3つのモードに選択的に切り替えることとすれば、少なくとも時刻モードと電波時計モードと修正モードとを切り替えるうえで複数の操作手段を操作することは不要であるので、従って、電波時計特有のモードを含む機能切替を単一の操作手段の操作により実現することができる。
【0011】
この場合、請求項4に記載する如く、請求項3記載の電波時計装置において、前記修正モードは、少なくとも、時刻における時を修正する時桁修正モードと、時刻における分を修正する分桁修正モードと、を有し、前記モード切替手段は、また、前記単一の操作手段の操作に基づいて、前記表示手段における表示モードを前記修正モードの各モードにも切り替えることとしてもよい。
【0012】
尚、請求項5に記載する如く、請求項1乃至4の何れか一項記載の電波時計装置において、前記モード切替手段は、前記表示手段における表示モードを、前記単一の操作手段の操作継続時間に応じたモードに切り替えることとすればよい。
【0013】
また、請求項6に記載する如く、請求項1乃至5の何れか一項記載の電波時計装置において、前記モード切替手段により前記表示手段における表示モードが表示内容を変更し得るモードに切り替わった後、前記単一の操作手段の操作に基づいて該モードにおける表示内容を変更する内容変更手段を備えることとすれば、電波時計特有のモードを含む機能切替および各モードにおける表示内容の変更の双方を単一の操作手段の操作により実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である電波時計装置10のシステム構成図を示す。
また、図2は、本実施例の電波時計装置10の有する表示部及び操作部の外観斜視図を示す。本実施例の電波時計装置10は、車両に搭載されている。
【0015】
電波時計装置10は、電波時計の制御回路としての電波時計モジュール12を備えており、電波時計モジュール12により制御される。電波時計モジュール12には、車載バッテリを電源として駆動する水晶振動子等からなるタイミング生成部(図示せず)が内蔵されている。電波時計モジュール12は、タイミング生成部により生成されたトリガのカウント値に基づいて1秒を生成し、計時を行う。
【0016】
電波時計モジュール12には、また、時計表示器14が接続されている。時計表示器14は、車室内のインストルメントパネル16に配設されたコンビネーションメータ18内に設けられている。時計表示器14は、液晶パネルにより構成されており、電波時計モジュール12の計時した時刻を、コロン(:)を境界にして時桁と分桁とをそれぞれ2桁ずつ分割して計4桁で“0”〜“9”の数字を用いてディジタル表示する機能を有している。以下、時計表示器14に時刻を表示するモードを時刻モードと称す。
【0017】
また、電波時計モジュール12には、受信アンテナ20が接続されている。受信アンテナ20は、地上に設置された送信局又はGPS(Global Positioning System)衛星から所定周波数で送信される電波信号を受信する。この送信局又はGPS衛星は、標準時刻を表す情報を含んだ電波信号を所定周期(例えば1分周期)で送信する。電波時計モジュール12は、送信局等から送信され受信アンテナ20に受信された電波信号を復調して標準時刻を検知し、自動的に時刻をその標準時刻に修正する。そして、電波信号を受信して時刻を修正した後は、時計表示器14にその修正した時刻を表示する。また、電波時計モジュール12は、所定期間(例えば6日間)内に受信アンテナ20が電波信号を受信し時刻の修正を行ったか否かを判定する。そして、その判定結果を受信履歴として記憶する。
【0018】
電波時計装置10は、また、唯一つの操作スイッチ22を備えている。操作スイッチ22は、後述の如き時計表示器14における表示モードの切替のため並びに所定の表示モードにおける表示内容の変更のために操作されるスイッチである。操作スイッチ22は、車両に乗車した乗員が押圧操作可能にコンビネーションメータ18内において時計表示器14に隣接して設けられたロッド状の操作部22aと、操作部22aの操作に応じてオン・オフする自己復帰式常開型のスイッチ部22bと、を有している。
【0019】
上記した電波時計モジュール12には、操作スイッチ22のスイッチ部22bが接続されている。操作スイッチ22の操作部22aが押圧操作されていない場合は、そのスイッチ部22bが開いており、電波時計モジュール12にハイレベル信号が供給される。一方、操作部22aが押圧操作されると、その押圧操作期間中だけそのスイッチ部22bが閉じ、電波時計モジュール12にローレベル信号が供給される。電波時計モジュール12は、操作スイッチ22のスイッチ部22bとの接続端子に現れる信号に基づいて操作スイッチ22の操作有無を判定する。
【0020】
ところで、電波時計装置10において、時計表示器14における表示モードは、時刻を表示する時刻モード以外に、時刻の時分修正のためのモード(以下、修正モードと称す)、送信局等からの電波信号の受信履歴を示すモード(以下、受信履歴モードと称す)、及び、時計表示器14に表示すべき時刻を電波時計モジュール12の受信する時刻よりも進め若しくは遅らす時分を設定するためのモード(以下、オフセット設定モードと称す)を有している。また、修正モードは、時刻における時を修正するためのモード(以下、時桁修正モードと称す)と、時刻における分を修正するためのモード(以下、分桁修正モードと称す)と、分桁及び秒データを“00”にリセットするためのモード(以下、正時合わせモードと称す)を有している。更に、オフセット設定モードは、時桁修正モードと分桁修正モードとを有している。
【0021】
本実施例の電波時計装置10は、唯一の操作スイッチ22のみの操作により、時計表示器14における表示モードを上記した各モードに切り替えると共に、所定の表示モード、具体的には、修正モード及びオフセット設定モードにおける表示内容の修正変更を行う。以下、図3及び図4を参照して、本実施例の特徴部について説明する。
【0022】
図3及び図4は、本実施例の電波時計装置10において電波時計モジュール12が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。本実施例の電波時計装置10において、時刻モードが実現され、時計表示器14に時刻が表示されている状況で、操作スイッチ22が押圧操作されると、その一操作の継続した時間が0.8秒未満である場合は、時計表示器14における表示モードが時刻モードから正時合わせモードに切り替わる。正時合わせモードが実現されると、その直後、電波時計モジュール12は、時計表示器14における分桁及び秒データを“00”にリセットする。かかるリセットが完了すると、時計表示器14における表示モードが時刻モードに復帰する。従って、時刻モードにおいて車両乗員が時報を聞きながら操作スイッチ22の押圧操作を短時間だけ“××時00分”ちょうどに行うこととすれば、電波時計モジュール12により時計表示器14に表示される時刻を正確に修正することができる。
【0023】
また、時刻モードが実現されている状況で操作スイッチ22が押圧操作され、その一操作の継続時間が0.8秒に達すると、以後、時計表示器14における分桁が1Hzで点灯と消灯とを繰り返し点滅する。そして、その後操作スイッチ22の押圧操作が解除されると、その後の一操作の継続した時間が0.8秒以上5秒未満である場合には、時計表示器14における表示モードが時刻モードから修正モードに切り替わる。この際、修正モードは分桁修正モードとなり、時計表示器14における分桁の点滅は継続する。
【0024】
かかる分桁修正モードが実現されている状態で、その分桁修正モードが開始された後5秒以内に再び操作スイッチ22が押圧操作されると、その一操作の継続時間が0.8秒未満である場合は、時刻の分桁が1ステップ送られ、1分だけ進む。以後、時刻の分桁の1ステップ送りは、操作スイッチ22の一操作の継続時間が0.8秒未満であるごとに繰り返し行われる。
【0025】
また、上記した状態で操作スイッチ22の一操作の継続時間が0.8秒に達すると、その押圧操作が解除されるまで、時刻の分桁のステップ送りの速度が通常よりも大きい状態に維持される。操作スイッチ22の一操作の継続時間が3秒に達するまでは、時刻の分桁が2Hzで送られ、1秒間に2分ずつ進む。また、操作スイッチ22の一操作の継続時間が3秒に達すると、以後、時刻の分桁が5Hzで送られ、1秒間に5分ずつ進む。そして、操作スイッチ22の押圧操作が解除された後は、再び、上記の如く分桁のステップ送りが行われる。従って、修正モードの分桁修正モードにおいて、かかるステップ送りの処理を車両乗員が行うこととすれば、電波時計モジュール12により時計表示器14に表示される時刻の分桁を車両乗員の意思で修正することができる。
【0026】
分桁修正モードが実現されている状態で、その分桁修正モードが開始された後操作スイッチ22が押圧操作されない状態が5秒に達すると、時計表示器14における表示モードが分桁修正モードから時桁修正モードに切り替わる。この場合、時計表示器14における分桁に代えて、その時桁が点滅する。
【0027】
かかる時桁修正モードが実現されている状態で、操作スイッチ22が押圧操作されると、その一操作の継続時間が0.8秒未満である場合は、時刻の時桁が1ステップ送られ、1時間だけ進む。以後、時刻の時桁の1ステップ送りは、操作スイッチ22の一操作の継続時間が0.8秒未満であるごとに繰り返し行われる。
【0028】
また、上記した状態で操作スイッチ22の一操作の継続時間が0.8秒に達すると、その押圧操作が解除されるまで、時刻の時桁のステップ送りの速度が通常よりも大きい状態に維持され、その時桁が2Hzで送られ、1秒間に2時間ずつ進む。そして、操作スイッチ22の押圧操作が解除された場合は、以後再び、上記の如く時桁のステップ送りが行われる。従って、修正モードの時桁修正モードにおいて、かかるステップ送りの処理を車両乗員が行うこととすれば、電波時計モジュール12により時計表示器14に表示される時刻の時桁を車両乗員の意思で修正することができる。
【0029】
尚、修正モードにおいて、時刻の時桁又は分桁が送られていない場合には、時計表示器14における時桁又は分桁が点滅すると共に、時桁と分桁との間のコロン(:)が点滅する。一方、時刻の時桁又は分桁が送られている際中は、時桁と分桁との間のコロン(:)が点滅する一方、時桁又は分桁は点灯し続ける。
【0030】
時桁修正モードが実現されている状態で、その時桁修正モードが開始された後操作スイッチ22が押圧操作されない状態が5秒に達すると、時計表示器14における表示モードが修正モードの時桁修正モードから時刻モードに切り替わり、通常どおりの時刻表示が行われることとなる。
【0031】
一方、時刻モードが実現されている状況で操作スイッチ22が押圧操作され、その一操作の継続時間が0.8秒に達することにより時計表示器14における分桁が点滅し始めた後、その一操作の継続時間が5秒に達すると、時計表示器14における表示モードが時刻モードから修正モードをジャンプし受信履歴モードに切り替わる。この場合、時計表示器14には、時刻や修正時刻の表示に代えて、現時点から所定時間前までの所定期間(例えば6日間)内に送信局等から送信される電波信号を受信して時刻の修正を行ったか否かを区別するための識別表示がなされる。従って、時刻モードにおいて車両乗員が操作スイッチ22の押圧操作を長時間(5秒)継続することとすれば、電波時計モジュール12により時計表示器14に電波時計の受信履歴を示すことができ、車両乗員がその受信履歴を認識することができる。
【0032】
また、受信履歴モードが実現された後、操作スイッチ22の押圧操作が継続しつつ時計表示器14に上記した識別表示が5秒継続した場合、及び、操作スイッチ22の押圧操作が一旦解除されたがその直後に再び押圧操作が開始されその押圧操作が5秒継続した場合には、時計表示器14における表示モードが受信履歴モードから時刻モードに切り替わり、通常どおりの時刻表示が行われることとなる。
【0033】
また、受信履歴モードが実現された後、5秒以内に操作スイッチ22の押圧操作が解除されかつその解除直後に押圧操作が行われなかった場合、及び、押圧操作の解除直後に押圧操作が開始されたがその押圧操作が5秒継続しなかった場合には、時計表示器14における表示モードが受信履歴モードからオフセット設定モードに切り替わる。この際、時計表示器14には、上記した受信履歴を示す識別表示に代えて、表示すべき時刻を電波時計モジュール12の受信する時刻よりも進め若しくは遅らすための時分が表示されることとなる。
【0034】
表示モードが受信履歴モードからオフセット設定モードに切り替わると、まず分桁修正モードが実現される。この場合、時計表示器14における分桁は点滅する一方、時桁は消灯する。オフセット設定モードの分桁修正モードが実現された場合は、上記した修正モードの分桁修正モードと同様の処理により、分桁のステップ送りが行われる。従って、オフセット設定モードの分桁修正モードにおいて、ステップ送りの処理を車両乗員が行うこととすれば、時計表示器14に表示すべき時刻の分桁を電波時計モジュール12の受信する時刻の分桁よりもその設定した時間だけ進め若しくは遅らすことができる。
【0035】
また、オフセット設定モードの分桁修正モードが実現されている状態で、その分桁修正モードが開始された後操作スイッチ22が押圧操作されない状態が5秒に達すると、時計表示器14における表示モードが分桁修正モードから時桁修正モードに切り替わる。この場合、時計表示器14における分桁は点灯し、その時桁は点滅する。オフセット設定モードの時桁修正モードが実現された場合は、上記した修正モードの時桁修正モードと同様の処理により、時桁のステップ送りが行われる。従って、オフセット設定モードの時桁修正モードにおいて、ステップ送りの処理を車両乗員が行うこととすれば、時計表示器14に表示すべき時刻の時桁を電波時計モジュール12の受信する時刻の時桁よりもその設定した時間だけ進め若しくは遅らすことができる。
【0036】
オフセット設定モードの時桁修正モードが実現されている状態で、その時桁修正モードが開始された後操作スイッチ22が押圧操作されない状態が5秒に達すると、時計表示器14における表示モードがオフセット設定モードの時桁修正モードから時刻モードに切り替わり、通常どおりの時刻表示が行われることとなる。
【0037】
このように、本実施例の電波時計装置10においては、スイッチ操作により、電波時計の時計表示器14における表示モードが、時刻モード、修正モードの分桁修正モード、時桁修正モード及び正時合わせモード、受信履歴モード、並びに、オフセット設定モードの分桁修正モード及び時桁修正モードの何れかに選択的に設定されると共に、修正モード及びオフセット設定モードの分桁修正モード及び時桁修正モードにおける分桁・時桁の設定が行われる。そして、表示モードは、電波時計装置10に唯一つ設けられた操作スイッチ22の押圧操作の継続時間に応じたモードに切り替わり、また、修正モード及びオフセット設定モードにおける分桁・時桁は、その操作スイッチ22の押圧操作に応じた値に変更される。
この点、本実施例の電波時計装置10においては、時計表示器14における表示モードの切替並びに修正モード及びオフセット設定モードにおける分桁・時桁の変更を、単一の操作スイッチ22の操作により実現することが可能となっている。
【0038】
上記した表示モードの切替や分桁・時桁の修正を行うための操作スイッチ22が唯一つであれば、時計のために必要なスイッチの数が最小限に抑えられ、配置に関する自由度が増す。このため、本実施例の電波時計装置10によれば、複数の操作スイッチが設けられる構成と比較して、その装置自体の省スペース化を図ることができると共に、電波時計のために必要な操作スイッチの専有スペースを容易に確保することができる。また、デザイン上の制約を緩和させることができると共に、製造コストを低下させ、組立作業性の向上を図ることができる。
【0039】
特に、本実施例の如く操作スイッチ22の操作部22aが車両のコンビネーションメータ18内に設けられる電波時計装置10においては、そのコンビネーションメータ18内に各種操作スイッチが多数設置されるのは回避されるので、従って、コンビネーションメータ18内の簡素化が図られ、デザインの向上が図られることとなる。
【0040】
尚、上記の実施例においては、電波時計モジュール12の有する電波時計機能が特許請求の範囲に記載した「電波時計」に、時計表示器14が特許請求の範囲に記載した「表示手段」に、操作スイッチ22が特許請求の範囲に記載した「操作手段」に、受信履歴モード及びオフセット設定モードが特許請求の範囲に記載した「電波時計モード」に、それぞれ相当している。
【0041】
また、上記の実施例においては、電波時計モジュール12が、図3及び図4に示すルーチンに従って操作スイッチ22の押圧操作に基づいて時計表示器14における表示モードを切り替えることにより特許請求の範囲に記載した「モード切替手段」が、同じく修正モード及びオフセット設定モードにおける分桁・時桁の表示内容を変更することにより特許請求の範囲に記載した「内容変更手段」が、それぞれ実現されている。
【0042】
ところで、上記の実施例においては、時計表示器14における表示モードを切り替え、また、修正モード及びオフセット設定モードにおいてステップ送りにより表示内容を変更するうえで、操作スイッチ22の一操作の継続時間を上記の如き具体的な時間(0.8秒や5秒等)に設定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の数値の時間に設定することとしてもよい。
【0043】
また、上記の実施例においては、時計表示器14における表示モードの切替を行ううえで操作スイッチ22の押圧操作の継続時間と解除時間との組み合わせを図3及び図4に示す如く設定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の組み合わせに設定することとしてもよい。また、表示モードの切替を図3及び図4に示すパターンで行うこととしているが、各モードを入れ替えることにより他のパターンで行うこととしてもよい。
【0044】
また、上記の実施例においては、時計表示器14における表示モードが、時刻の時分を修正する修正モードを有しているが、かかる修正モードを有しない構成に適用することも可能である。
【0045】
また、上記の実施例においては、唯一つの操作スイッチ22が操作部22a及びスイッチ部22bをそれぞれ一つずつ有しているが、操作部22aが一つであればスイッチ部22bを2つ以上設けることとしてもよい。すなわち、人に操作される操作部22aが一つであり、その操作部22aが押圧操作以外に左右の回転操作されることが可能であれば、操作スイッチ22による表示モードや表示内容の切替・変更を容易に行いつつ上記の実施例と同様の効果を得ることが可能である。
【0046】
更に、上記の実施例においては、電波時計装置10を車両に搭載するものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電波時計による腕時計や置時計等に適用することとしてもよい。また、ディジタル時計に限らず、アナログ時計に適用することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1乃至5記載の発明によれば、電波時計特有のモードを含む機能切替を単一の操作手段の操作により実現することができる。
【0048】
また、請求項6記載の発明によれば、電波時計特有のモードを含む機能切替および特定モードにおける表示内容の変更の双方を単一の操作手段の操作により実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電波時計装置のシステム構成図である。
【図2】本実施例の電波時計装置の有する表示手段及び操作手段の外観斜視図である。
【図3】本実施例の電波時計装置において実行される制御ルーチンのフローチャート(その1)である。
【図4】本実施例の電波時計装置において実行される制御ルーチンのフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
10 電波時計装置
12 電波時計モジュール
14 時計表示器
20 受信アンテナ
22 操作スイッチ
22a 操作部
22b スイッチ部
Claims (6)
- 受信電波に基づいて自動的に時刻修正を行う電波時計による時刻を表示し得る表示手段を備える電波時計装置であって、
人に操作される単一の操作手段と、
前記単一の操作手段の操作に基づいて、前記表示手段における表示モードを、少なくとも時刻を表示する時刻モードと電波時計特有の電波時計モードとに選択的に切り替えるモード切替手段と、を備えることを特徴とする電波時計装置。 - 前記電波時計モードが、前記電波時計の所定期間内における受信履歴を示す受信履歴モード、及び、前記表示手段に表示すべき時刻を前記電波時計の受信する時刻よりも進め若しくは遅らす時分を設定するためのオフセット設定モードのうち少なくとも一のモードであることを特徴とする請求項1記載の電波時計装置。
- 前記モード切替手段は、前記単一の操作手段の操作に基づいて、前記表示手段における表示モードを、少なくとも前記時刻モードと前記電波時計モードと時分修正を行うための修正モードとの3つのモードに選択的に切り替えることを特徴とする請求項1又は2記載の電波時計装置。
- 前記修正モードは、少なくとも、時刻における時を修正する時桁修正モードと、時刻における分を修正する分桁修正モードと、を有し、
前記モード切替手段は、また、前記単一の操作手段の操作に基づいて、前記表示手段における表示モードを前記修正モードの各モードにも切り替えることを特徴とする請求項3記載の電波時計装置。 - 前記モード切替手段は、前記表示手段における表示モードを、前記単一の操作手段の操作継続時間に応じたモードに切り替えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の電波時計装置。
- 前記モード切替手段により前記表示手段における表示モードが表示内容を変更し得るモードに切り替わった後、前記単一の操作手段の操作に基づいて該モードにおける表示内容を変更する内容変更手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の電波時計装置。
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