JP2004061444A - 計時回路及び計時装置 - Google Patents

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Shunsaku Takeuchi
竹内 俊作
Katsuaki Kawabata
川畑 勝亮
Tatsuchika Shimoie
下家 辰爾
Hiroaki Nakayama
中山 裕明
Sumio Masuda
増田 純夫
Teizo Azechi
畦地 貞三
Masaharu Ishida
石田 正治
Norio Miyahara
宮原 紀夫
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Abstract

【課題】標準電波を受信して計時時刻を修正可能な計時回路及び計時装置に関し、時刻の修正状況を認識できる計時回路及び計時装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、時刻修正部により計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに時刻修正フラグを第1の設定状態とし、操作部の指示により前記計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに該時刻修正フラグを第2の設定状態とする時刻修正フラグ設定部を有し、時刻表示状態時には、表示部に計時部の計時時刻を表示させ、操作部の操作により時刻修正状態表示状態が選択されたときには、時刻修正フラグ設定部に設定された時刻修正フラグを参照し、時刻表示フラグが第1の設定状態のときには表示部の表示を時刻表示とは異なる第1の表示状態とし、時刻修正フラグが第2の設定状態のときには表示部の表示を時刻表示及び第1の表示状態とは異なるの第2の表示状態にすることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は計時回路及び計時装置に係り、特に、標準電波を受信して計時時刻を修正可能な計時回路及び計時装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本においては、時間、及び、周波数の標準、並びに、協定世界時(UTC)に基づく日本標準時(JST)を国内外に知らせるために、標準電波JJYを送信している。標準電波JJYは、周波数40kHz又は60kHzの搬送波にタイムコードを重畳したものである。この標準電波JJYを受信し、タイムコードを復調することにより標準時刻を取得できる。
【0003】
電波時計は、この標準電波JJYを受信し、標準時刻情報を取得して、取得した標準時刻情報に基づいて表示時刻を修正するものである。標準電波は極めて微弱であるため、周囲のノイズなどの影響を受け易く、常時、標準電波を受信して修正できるものではない。
【0004】
一方、自動車などに搭載される時計は、温度変化など環境の変化が大きく計時時刻に誤差が発生し易い。このため、表示時刻を自動的に正確な時刻である標準時刻に修正する電波時計を自動車に搭載することが望まれている。
【0005】
しかし、自動車の周囲では電磁ノイズなどが多く存在する。また、自動車のエンジンが停止されたときには、時計はバッテリにより駆動され、このとき、標準電波を受信するために受信回路を常時、駆動すると、バッテリが消耗されるため、標準電波の受信回数が制限される。
【0006】
よって、電波時計を自動車に搭載した場合には、標準電波を正常に受信できる頻度が低下することが予測される。
【0007】
また、電波時計は、標準電波による時刻修正機能の他に加えて、ユーザの手動による時刻修正機能を備えていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、標準電波による時刻修正機能及び手動による時刻修正機能の両方が備えられた電波時計ではいずれの修正機能により修正が行われたかを認識できないと、表示時刻が狂っている場合に、正常に動作しているにもかかわらず、誤動作であると認識されるなどの問題点があった。
【0009】
また、車載用の時計は小型、軽量化、視認性の観点から、表示部及び操作部の機能が必要最小限に制限されていた。
【0010】
図1は車載用時計の外観図を示す。
【0011】
図1に示すように車載用時計1は表示部11及び操作部12から構成される。表示部11は、時表示部21、分表示部22、時分を分割するための記号部23から構成されている。また、操作部12は、時修正スイッチ31、分修正スイッチ32、セットスイッチ33から構成されている。時修正スイッチ31は、時間表示を修正するための操作スイッチである。分修正スイッチ32は、分表示を修正するための操作スイッチである。セットスイッチ33は、分表示を「00」にセットするための操作スイッチである。
【0012】
図1に示すように車載用時計1では、図1に示すように表示及び操作スイッチが必要最小限に制限されていたため、現在の表示時刻が標準電波による時刻修正機能によるものか、手動による時刻修正機能によるものかを表示を行ったり、その表示状態を切り換えるための操作ボタンを設けたりすることができないなどの問題点があった。
【0013】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、時刻の修正状況を認識できる計時回路及び計時装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操作部の操作に基づいて標準電波により計時部で計時されている時刻が修正されたのか、あるいは、操作部の指示により計時部で計時されている時刻が修正されたのかを表示部に表示させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、時刻修正部により計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに時刻修正フラグを第1の設定状態とし、操作部の指示により前記計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに該時刻修正フラグを第2の設定状態とする時刻修正フラグ設定部を有し、時刻表示状態時には、表示部に計時部の計時時刻を表示させ、操作部の操作により時刻修正状態表示状態が選択されたときには、時刻修正フラグ設定部に設定された時刻修正フラグを参照し、時刻表示フラグが第1の設定状態のときには表示部の表示を時刻表示とは異なる第1の表示状態とし、時刻修正フラグが第2の設定状態のときには表示部の表示を時刻表示及び第1の表示状態とは異なるの第2の表示状態にすることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、操作部を操作し、表示部の表示を参照することによって標準電波により時刻が修正されたのか、あるいは、操作部の指示により時刻が修正されたのかを認識できる。このため、時刻の狂いが誤動作によるものか、操作部の操作ミスによるものかを容易に判断できる。
【0017】
また、本発明は、表示部を2桁の時表示部及び分表示部と、該時表示部と該分表示部とを分割する分割記号部とから構成し、第1の表示状態及び第2の表示状態では少なくとも分割記号及び時表示部の分割記号側の桁を表示しないようにすることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、時刻表示とは明らかにことなる表示により時刻修正状況を表示させることができるため、誤認識を防止できる。
【0019】
さらに、本発明は、所定時間経過後に、計時部で計時されている時刻が時刻修正部による修正か、操作部の指示による修正かを示す表示を解除することを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、所定時間経過後に、計時部で計時されている時刻が時刻修正部による修正か、操作部の指示による修正かを示す表示を解除することにより、表示部の表示を自動的に時刻表示に戻すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の一実施例のブロック構成図を示す。
【0022】
本実施例の計時装置100は、アンテナ111、受信回路112、計時用IC(integrated circuit)113、時修正スイッチ114、分修正スイッチ115、セットスイッチ116、発振子117、表示器118を含む構成とされている。
【0023】
アンテナ111は、標準電波を受信し、受信回路112に供給する。受信回路112は、アンテナ111からの標準電波を復調し、復調された信号を計時用IC113の端子T1に供給する。
【0024】
計時用IC113は、一つのICチップであり、端子T1〜T8を有する。端子T1には、受信回路112が接続され、受信回路112から標準電波を復調した信号が供給される。端子T2には、時修正スイッチ114が接続され、時修正指示信号が供給される。端子T3には、分修正スイッチ115が接続され、分修正指示信号が供給される。端子T4には、セットスイッチ116が接続され、セット指示信号が供給される。
【0025】
端子T5と端子T6との間には発振子117が接続される。端子T7には、電源電圧Vccが印加される。端子T8には、表示器118が接続され、表示信号が出力される。
【0026】
次に計時用IC113について詳細に説明する。
【0027】
図3は計時用IC113のブロック構成図を示す。
【0028】
計時用IC113は、標準電波デコード回路121、時分修正回路122、時刻カウンタ123、受信状況カウンタ124、オフセットカウンタ125、加算器126、選択回路127、表示制御回路128、出力回路129、発振回路130、クロック生成回路131、電源生成回路132から構成されている。
【0029】
標準電波デコード回路121には、受信回路112から端子T1に供給される標準電波に応じた信号が供給される。標準電波デコード回路121は、標準電波に応じた信号をデコードし、標準電波に含まれる時刻コードを抽出する。
【0030】
標準電波デコード回路121で抽出された時刻コードは、時刻カウンタ123及び受信状況カウンタ124に供給される。時刻カウンタ123は、現在の時刻カウント値を標準電波デコード回路121から供給された時刻コードに変更する。
【0031】
また、時刻カウンタ123は、時分修正回路122により時刻カウント値を修正可能とされている。時分修正回路122には、端子T2から時修正指示信号が供給され、端子T3から分修正指示信号が供給され、端子T4からセット指示信号が供給される。さらに、時分修正回路122には、表示制御回路128より表示状態切替信号が供給される。
【0032】
時分修正回路122は、表示制御回路128からの表示状態切替信号が通常表示状態を示す信号であるときには、時分修正回路122は、通常表示状態時には、端子T2からの時修正指示信号に応じて時桁が1ステップずつカウントアップするように時刻カウンタ123のカウント値をカウントアップし、また、端子T3からの分修正指示信号に応じて分桁が1ステップずつカウントアップするように時刻カウンタ123のカウント値をカウントアップし、さらに、端子T4からのセット指示信号に応じて分桁が「00」となるように時刻カウンタ123のカウント値をセットする。これによって、時刻カウンタ123の出力時刻カウント値が標準電波の時刻コードに応じた時刻に変更できるとともに、手動で時刻カウンタ123の出力時刻カウント値を修正することができる。時刻カウンタ123の出力時刻カウント値は、加算器126に供給される。
【0033】
また、時分修正回路122は、表示制御回路128からの表示状態切替信号がオフセット表示状態を示す信号であるときには、端子T2からの時修正指示信号に応じて時桁が1ステップずつカウントアップするようにオフセットカウンタ125のカウント値をカウントアップし、また、端子T3からの分修正指示信号に応じて分桁が1ステップずつカウントアップするようにオフセットカウンタ125のカウント値をカウントアップする。これによって、オフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値が設定される。オフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値は、加算器126及び選択回路127に供給される。
【0034】
加算器126は、時刻カウンタ123の出力時刻カウント値とオフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値とを加算する。加算器126により現在時刻にオフセットを持たせることができる。すわわち、所定時間だけ進めて表示させることが可能となる。加算器126の出力カウント値は、選択回路127に供給される。
【0035】
選択回路127には、表示制御回路128から修正状況表示信号及び選択信号が供給される。選択回路127は、表示制御回路128からの選択信号が通常表示状態を選択する信号である時には、加算器126の出力カウント値を選択し、出力回路129に供給し、また、表示制御回路128からの選択信号が修正状況表示状態を選択する信号である時には、表示制御回路128から供給される修正状況表示信号を選択し、出力回路129に供給し、さらに、表示制御回路128からの選択信号がオフセット表示状態を選択する信号である時には、オフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値を選択し、出力回路129に供給する。
【0036】
出力回路129は、選択回路127で選択され、信号に基づいて表示器駆動信号を生成し、端子T8から出力する。例えば、出力回路129は、選択回路127から時刻カウント値が供給された場合には、表示器118に時刻カウント値に応じた時刻が表示されるように表示器18を駆動する表示器駆動信号を生成する。
【0037】
また、出力回路129は、選択回路127から修正状況表示信号が供給された場合には、表示器118に修正状況表示信号に応じた第1〜第4の修正状況表示が行われるように表示器18を駆動する表示器駆動信号を生成する。なお、第1〜第4の修正状況表示については後で詳細に説明する。さらに、出力回路129は、選択回路127からオフセットカウント値が供給された場合には、表示器118にオフセットカウント値に応じたオフセット値が表示されるように表示器18を駆動する表示器駆動信号を生成する。
【0038】
また、受信状況カウンタ124は、標準電波デコード回路121で時刻コードが検出されると、リセットされ、カウントを開始する。受信状況カウンタ124のカウント値は、表示制御回路128に供給される。
【0039】
表示制御回路128には、端子T2から時修正指示信号が供給され、端子T3から分修正指示信号が供給される。表示制御回路128は、端子T2から時修正指示信号及び端子T3から分修正指示信号に応じて表示状態の切り替えを行っている。
【0040】
表示制御回路128は、通常表示状態の状態では、時分修正回路122により時刻カウンタ123の出力カウント値がカウントアップされるように表示状態切替信号によって時分修正回路122を制御している。表示制御回路128は、通常表示状態の状態で時修正指示信号と分修正指示信号とが略同時に供給されると、修正状況表示状態にする。表示制御回路128は修正状況表示状態では、受信状況カウンタ124からのカウント値、及び、修正状況フラグFに応じて修正状況表示信号を生成し、選択回路127に供給するとともに、選択回路127により表示制御回路128からの修正状況表示信号が選択されるように選択回路127に選択信号を供給する。修正状況フラグFは、受信時状況カウンタ124がリセットされるときに、「1」に設定され、端子T2〜端子T4から時修正指示信号、分修正指示信号、セット指示信号のいずれかが供給されると、「0」に設定される。
【0041】
表示制御回路128は、修正状況表示状態で所定時間、例えば、6秒、経過すると、表示状態を自動的にオフセット表示状態にする。表示制御回路128は、オフセット表示状態では、時分修正回路122によりオフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値がカウントアップされるように表示状態切替信号によって時分修正回路122を制御するとともに、選択回路127によりオフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値が選択されるように選択回路127に選択信号を供給する。
【0042】
表示制御回路128は、オフセット表示状態の状態で、端子T2からの時修正指示信号と端子T3からの分修正指示信号とが略同時に供給されるか、又は、端子T2からの時修正指示信号又は端子T3からの分修正指示信号が所定時間、例えば、15秒供給されないと、通常表示状態に戻る。
【0043】
発振回路130は、端子T5、T6とに接続されており、計時用IC113の外部に接続される発振子117とともに、所定周波数の発振信号を生成する。発振回路130で生成された発振信号は、クロック生成回路131に供給される。クロック生成回路131は、発振回路130からの発振信号に基づいて各種クロックを生成し、計時用IC131の各部に供給する。
【0044】
また、電源生成回路132には、端子T7から電源電圧Vccが供給される。電源生成回路132は、電源電圧Vccから所定の駆動電圧を生成し、計時用IC131の各部に供給する。
【0045】
次に電波時計100の状態遷移について詳細に説明する。
【0046】
図4は本発明の一実施例の状態遷移図を示す。
【0047】
まず、通常表示状態S1は、時刻カウンタ123の出力カウント値にオフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値を加算したカウント値に応じた時刻が表示器118に表示された状態である。通常表示状態S1で時修正スイッチ114がオンされると、時桁送りを行う時桁送り状態S2となる。時桁送り状態S2は、時刻カウンタ123の出力カウント値の時桁を1ステップ分、カウントアップする状態であり、表示器118の時桁が1時間分アップする。
【0048】
時桁送り状態S2で、直ぐに時修正スイッチ114がオフされると、通常表示状態S1に戻る。さらに、時桁送り状態S2で、継続して時修正スイッチ114がオンされると、時桁早送り状態S3となる。時桁早送り状態S3は、時刻カウンタ123の出力時刻カウント値を早送りでカウントアップする状態であり、表示器118の時桁が早送りでアップされる。時桁送り状態S4及び時桁早送り状態S3から時修正スイッチ114がオフされると、通常表示状態S1に戻る。
【0049】
また、通常表示状態S1で分修正スイッチ115がオンされると、分桁送りを行う分桁送り状態S4となる。分桁送り状態S4は、時刻カウンタ123の出力カウント値の分桁を1ステップ分、カウントアップする状態であり、表示器118の分桁が1分間分アップされる。
【0050】
分桁送り状態S4で、直ぐに分修正スイッチ115がオフされると、通常表示状態S1に戻る。さらに、分桁送り状態S4で、継続して分修正スイッチ115がオンされると、分桁早送り状態S5となる。分桁早送り状態S5は、時刻カウンタ123の出力時刻カウント値を早送りでカウントアップする状態であり、表示器118の分桁が早送りでアップされる。分桁送り状態S4及び分桁早送り状態S5から分修正スイッチ115がオフされると、通常表示状態S1に戻る。
【0051】
また、通常表示状態S1でセットスイッチ116がオンされると、00分セット状態S6となる。00分セット状態S6は、時刻カウンタ123の出力カウント値の分桁を「0」にセットする状態であり、表示器118の分桁が「00」とされる。なお、このとき、分桁の値によって時桁の値を1カウント加算するようにしてもよい。00分セット状態S6で、セットスイッチ116がオフされると、通常表示状態S1に戻る。
【0052】
さらに、通常表示状態S1で時修正スイッチ114と分修正スイッチ115とが略同時にオンされると、修正状況表示状態S7になる。修正状況表示状態S7は、時刻カウンタ123の出力時刻カウント値が標準電波によって修正されたものか、時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115によって修正されたものかを表示器118に表示する状態であり、第1〜第4の状況表示状態が存在する。
【0053】
ここで、表示制御回路129の修正状況表示状態S7における処理について詳細に説明する。
【0054】
図5は表示制御回路129の修正状況表示処理のフローチャート、図6は第1〜第4の修正状況表示の表示例を示す図である。図6(A)は第1の修正状況表示、図6(B)は第2の修正状況表示、図6(C)は第3の修正状況表示、図6(D)は第4の修正状況表示を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0055】
表示制御回路129は、修正状況表示状態S7になると、ステップS7−1でまず、表示制御回路129の内部にセットされる修正状況フラグFを参照して、時刻カウンタ123の出力カウント値の最終修正が標準電波によるものか否かを判定する。
【0056】
表示制御回路129は、ステップS7−1で、修正状況フラグFが「1」であり、時刻カウンタ123の出力カウント値の最終修正が標準電波によるものである場合には、ステップS7−2で受信状況カウンタ124の出力カウント値を参照して、受信状況カウンタ124の出力カウント値が所定時間T0、例えば、144時間以内か否かを判定する。所定時間T0は、例えば、無修正時における表示時刻の誤差が所望の許容範囲内に存在することができる時間に応じて設定される。
【0057】
表示制御回路129は、ステップS7−2で受信状況カウンタ124の出力カウント値が所定時間T0以内であれば、ステップS7−3で表示器118の表示が図6(A)に示すような第1の修正状況表示となるような修正状況表示信号を選択回路127に供給する。これにより、過去、所定時間T0以内に標準電波により時刻修正が行われたことがわかる。また、表示制御回路129は、ステップS7−2で受信状況カウンタ124の出力カウント値が所定時間T0を超えている場合は、ステップS7−4で表示器118の表示が図6(B)に示すような第2の修正状況表示となるような修正状況表示信号を選択回路127に供給する。これによって長時間、標準電波により時刻修正が行われていないことが分かる。
【0058】
さらに、表示制御回路129は、ステップS7−1で、修正状況フラグFが「0」であり、時刻カウンタ123の出力カウント値の最終修正が時修正スイッチ114、及び、分修正スイッチ115によるものである場合には、ステップS7−5で受信状況カウンタ124の出力カウント値を参照して、受信状況カウンタ124の出力カウント値が所定時間T0、例えば、144時間以内か否かを判定する。
【0059】
表示制御回路129は、ステップS7−5で受信状況カウンタ124の出力カウント値が所定時間T0以内であれば、ステップS7−6で表示器118の表示が図6(C)に示すような第3の修正状況表示となるような修正状況表示信号を選択回路127に供給する。ユーザは、第3の修正状況表示を見ることにより、時修正スイッチ114、及び、分修正スイッチ115により最後に時刻修正が行われたことが分かる。
【0060】
また、表示制御回路129は、ステップS7−5で受信状況カウンタ124の出力カウント値が所定時間T0を超えている場合は、ステップS7−7で表示器118の表示が図6(D)に示すような第4の修正状況表示となるような修正状況表示信号を選択回路127に供給する。ユーザは、第4の修正状況表示を見ることによって、時修正スイッチ114、及び、分修正スイッチ115により最後に時刻修正が行われており、かつ、長時間、標準電波による時刻修正が行われていないことが分かる。
【0061】
なお、上記第1〜第4の修正状況表示は、図6に示すように分割記号部23及び時表示部21の分割記号部23側の桁を非表示とした、時刻表示とは明らかに異なる表示とされている。
【0062】
ここで、図4に戻って説明を続ける。
【0063】
表示制御回路128は、修正状況表示状態S7で6秒経過すると、オフセット表示状態S8になる。オフセット表示状態S8は、オフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値を表示器118に表示する状態である。
【0064】
オフセット表示状態S8で時修正スイッチ114がオンされると、時桁送り状態S9となる。時桁送り状態S9は、オフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値の時桁を1ステップ分、カウントアップする状態であり、表示器118の時桁が1時間分アップする。
【0065】
時桁送り状態S9で、直ぐに時修正スイッチ114がオフされると、オフセット表示状態S8に戻る。さらに、時桁送り状態S9で、継続して時修正スイッチ114がオンされると、時桁早送り状態S10となる。時桁早送り状態S10は、オフセットカウンタ125の出力時刻カウント値を早送りでカウントアップする状態であり、表示器118の時桁が早送りでアップされる。時桁送り状態S99及び時桁早送り状態S10から時修正スイッチ114がオフされると、オフセット表示状態S8に戻る。
【0066】
また、オフセット表示状態S8で分修正スイッチ115がオンされると、分桁送りを行う分桁送り状態S11となる。分桁送り状態S11は、オフセットカウンタ125の出力カウント値の分桁を1ステップ分、カウントアップする状態であり、表示器118の分桁が1分間分アップされる。
【0067】
分桁送り状態S11で、直ぐに分修正スイッチ115がオフされると、オフセット表示状態S8に戻る。さらに、分桁送り状態S11で、継続して分修正スイッチ115がオンされると、分桁早送り状態S12となる。分桁早送り状態S12は、オフセットカウンタ125の出力オフセットカウント値を早送りでカウントアップする状態であり、表示器118の分桁が早送りでアップされる。分桁送り状態S11、及び、分桁早送り状態S12から分修正スイッチ115がオフされると、オフセット表示状態S8に戻る。
【0068】
また、オフセット表示状態S8で、時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115がオンされることなく15秒経過、あるいは、時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を略同時にオンさせると、通常表示状態S1に戻る。
【0069】
以上のように、本実施例の電波時計100は、時修正スイッチ114と分修正スイッチ115とを略同時にオンすることによって、表示器118の表示状態を修正表示状態とすることができる。ユーザがこの表示器118に表示された修正表示を見ることにより、現在の時刻が標準電波による修正によるものか、手動による修正によるものかを認識できる。よって、ユーザは現在の時刻が狂っていた場合に修正表示を見ることで、その狂いが装置の誤動作によるものか、ユーザの誤操作によるものかを容易に判断できる。
【0070】
また、通常表示状態、修正表示状態、オフセット表示状態の切り替えも従来と同様な時修正スイッチ114、分修正スイッチ115、セットスイッチ116の操作により行える。よって、簡単な構成で実現できる。
【0071】
さらに、修正表示状態時、図6に示すような時刻表示とは明らかにことなる表示を行い、修正状況を表示することにより、表示器118を従来と同様な時刻表示のみの構成にできるため、簡単な構成で実現できる。また、時計として必要最小限の表示形態であるので、小型化が可能となる。
【0072】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、操作部を操作し、表示部の表示を参照することによって標準電波により時刻が修正されたのか、あるいは、操作部の指示により時刻が修正されたのかを認識できるため、時刻の狂いが誤動作によるものか、操作部の操作ミスによるものかを容易に判断でき、時刻の修正状況を認識できる等の特長を有する。
【0073】
また、本発明によれば、表示部を2桁の時表示部及び分表示部と、該時表示部と該分表示部とを分割する分割記号部とから構成し、第1の表示状態及び第2の表示状態では少なくとも分割記号及び時表示部の分割記号側の桁を表示しないようにすることにより、時刻表示とは明らかにことなる表示により時刻修正状況を表示させることができるため、誤認識を防止できる等の特長を有する。
【0074】
本発明によれば、所定時間経過後に、計時部で計時されている時刻が時刻修正部による修正か、操作部の指示による修正かを示す表示を解除することにより、表示部の表示を自動的に時刻表示に戻すことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】計時装置の外観図である。
【図2】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図3】計時用IC113のブロック構成図である。
【図4】本発明の一実施例の状態遷移図である。
【図5】表示制御回路129の修正状況表示処理のフローチャートである。
【図6】第1〜第4の修正状況表示の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100:電波時計
111:アンテナ、112:受信回路、113:計時IC
114:時修正スイッチ、115:分修正スイッチ、116:セットスイッチ
117:発振素子、118:表示器
121:標準電波でコード回路、122:時分修正回路
123:時刻カウンタ、124:受信状況カウンタ
125:オフセットカウンタ、126:加算器、127:選択回路
128:表示制御回路、129:出力回路、130:発振回路
131:クロック生成回路、132:電源生成回路

Claims (9)

  1. 時刻を計時する計時部と、
    標準電波に基づいて前記計時部で計時されている計時時刻を修正する第1の時刻修正部と、
    操作部からの指示によって前記計時部で計時されている計時時刻を修正する第2の時刻修正部と、
    前記操作部の指示によって前記計時部で計時されている時刻が前記第1の時刻修正部による修正か、前記第2の時刻修正部による修正かを表示部に表示させる表示制御部とを有することを特徴とする計時回路。
  2. 前記表示制御部は、前記第1の時刻修正部により前記計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに時刻修正フラグを第1の設定状態とし、前記第2の時刻修正部により前記計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに該時刻修正フラグを第2の設定状態とする時刻修正フラグ設定部を有し、
    時刻表示状態時には、表示部に前記計時部の計時時刻を表示させ、操作部の操作により前記時刻修正状態を表示する表示状態が選択されたときには、前記時刻修正フラグ設定部に設定された前記時刻修正フラグを参照し、前記時刻表示フラグが前記第1の設定状態のときには該表示部の表示を前記時刻表示とは異なる第1の表示状態とし、前記時刻修正フラグ設定部で設定された前記時刻修正フラグが前記第2の設定状態のときには該表示部の表示を前記時刻表示及び該第1の表示状態とは異なるの第2の表示状態とすることを特徴とする請求項1記載の計時回路。
  3. 前記時刻表示は、2桁の時表示部及び分表示部と、該時表示部と該分表示部とを分割する分割記号部とを有し、
    前記第1の表示状態及び前記第2の表示状態は、少なくとも前記時表示部の前記分割記号部側の桁を表示しない表示状態であることを特徴とする請求項2記載の計時回路。
  4. 前記表示制御部は、所定時間経過後に前記計時部で計時されている時刻が、前記第1の時刻修正部による修正か、前記第2の時刻修正部による修正かを示す表示を解除することを特徴とする請求項1記載の計時回路。
  5. 時刻を計時する計時部と、
    前記計時部で計時された時刻を表示する表示部と、
    標準電波を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した標準電波から時刻情報を抽出する時刻情報抽出部と、
    前記時刻情報抽出部で抽出された時刻情報に基づいて前記計時部で計時されている計時時刻を修正する時刻修正部と、
    前記計時部で計時されている計時時刻を修正する指示を行う操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて前記計時部で計時されている時刻が前記時刻修正部による修正か、前記操作部の指示による修正かを前記表示部に表示させる表示制御部とを有することを特徴とする計時装置。
  6. 前記表示制御部は、前記時刻修正部により前記計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに時刻修正フラグを第1の設定状態とし、前記操作部の指示により前記計時部で計時されている計時時刻が修正されたときに該時刻修正フラグを第2の設定状態とする時刻修正フラグ設定部を有し、
    時刻表示状態時には、前記表示部に前記計時部の計時時刻を表示させ、前記操作部の操作により時刻修正状態表示状態が選択されたときには、前記時刻修正フラグ設定部に設定された前記時刻修正フラグを参照し、前記時刻表示フラグが前記第1の設定状態のときには前記表示部の表示を前記時刻表示とは異なる第1の表示状態とし、前記時刻修正フラグが前記第2の設定状態のときには前記表示部の表示を前記時刻表示及び該第1の表示状態とは異なるの第2の表示状態とすることを特徴とする請求項5記載の計時装置。
  7. 前記表示部は、2桁の時表示部及び分表示部と、該時表示部と該分表示部とを分割する分割記号部とを有し、
    前記表示制御部は、前記第1の表示状態及び前記第2の表示状態では少なくとも前記時表示部の前記分割記号側の桁を表示しないようにすることを特徴とする請求項6記載の計時装置。
  8. 前記表示制御部は、所定時間経過後に前記表示部に表示されている前記時刻修正部による修正か、前記操作部の指示による修正かを示す表示を解除することを特徴とする請求項6記載の計時回路。
  9. 2桁の時表示部と、
    2桁の分表示部と、
    前記時表示部と該分表示部との間に設けられ、前記時表示部と前記分表示部とを分割する分割記号部と、
    少なくとも前記分割記号及び前記時表示部の前記分割記号側の桁を表示しないように前記時表示部及び前記分表示部並びに前記分割記号部を制御することで、時刻以外の情報を表示させる表示制御部とを有することを特徴とする計時装置。
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