JP4058365B2 - 計時回路及び計時装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は計時回路及び計時装置に係り、特に、標準電波を受信して時刻を自動修正することが可能な計時回路及び計時装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本においては、時間、及び、周波数の標準、並びに、協定世界時(UTC)に基づく日本標準時(JST)を国内外に知らせるために、標準電波JJYが送信されている。この標準電波JJYは、周波数40kHz又は60kHzの搬送波にタイムコードを重畳したものである。
【0003】
いわゆる電波時計と称される計時装置は、標準電波JJYを受信し、当該標準電波JJYに含まれる標準時刻情報である時刻コードを抽出する。更に、電波時計は、自動修正機能により、抽出した時刻コードに基づいて表示時刻を自動修正する(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−305248号公報(第3−4頁、図1)
【0005】
【特許文献2】
特開2002−14183号公報(第4−5頁、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、自動車等の車両に搭載される電波時計は、車両の周囲に存在する電磁ノイズなどの影響により、標準電波JIYから抽出した時刻コードが誤ったものとなる場合がある。その結果、電波時計は、自動修正機能を作動させているにもかかわらず、誤った時刻を表示してしまうことになる。
【0007】
このような問題の対策として、上述した特許文献2は、エンジン作動中に生じるノイズが大きいことに鑑み、エンジン作動中は標準電波を受信せず、エンジンが停止されている場合にのみ、標準電波を受信して時刻を自動修正する技術が開示されている。
【0008】
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、電波時計は、エンジンが長時間作動している場合には、その間、標準電波に基づく時刻修正ができず、適切な方法ではない。また、特許文献2に開示された技術では、電波時計は、エンジン停止中に受信した標準電波から抽出した時刻コードが誤ったものであっても、その誤った時刻コードに基づく時刻修正が行われてしまう。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その課題は、標準電波に基づく時刻修正を適切に行うことが可能な計時回路及び計時装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、計時回路であって、準電波から得られる標準時刻情報に基づく計時を行う計時部と、操作部からの指示に応じて、前記標準電波に基づく時刻の自動修正を許可又は禁止する自動修正許否部と、前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が許可された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給し、前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給しない標準時刻情報供給選択部と、前記計時部により計時される時刻に加算されるオフセット時間を設定するオフセット時間設定部と、前記自動修正許否部により前記操作部の操作に応じて標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止されたときに、前記オフセット時間を消去するオフセット時間消去部とを備えることを特徴とする
【0011】
このような計時回路では、操作部からの指示に応じて、標準電波に基づく時刻の自動修正が許可又は禁止されるため、利用者は自らの意思により、計時回路に標準電波に基づく時刻の自動修正を行わせるか否かを決定することができ、標準電波に基づく時刻修正を適切に行うことが可能となる。
また、計時回路によっては、標準電波に基づく標準時刻に、オフセット時間を加算することにより、あえて標準時刻より進んだ時刻や遅らせた時刻を表示部に表示させることができるものがある。このような計時回路において、標準電波に基づく時刻の自動修正が許可されている時にオフセット時間が設定されており、その後、標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止され、再度、許可された場合を考える。この場合、利用者は、標準電波に基づく時刻の自動修正が再度許可されたことのみに着目して、オフセット時間が設定されたままになっていることを忘れてしまうことがある。このため、利用者は、表示される時刻が標準電波に基づく標準時刻よりも進んでいる、あるいは、遅れているにもかかわらず、その表示される時刻を正確なものと誤認してしまう可能性が高い。従って、標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止された場合には、計時回路は、オフセット時間を消去するように動作することにより、利用者の誤認を回避することができる。
【0012】
また、本発明は、更に、前記自動修正許否部により標準電波に基づく計時時刻の自動修正が禁止された場合に、その旨を表示部に表示させる表示選択部を備えることを特徴とする
【0013】
この場合には、利用者は、自らの指示に応じて、計時回路において標準電波に基づく計時時刻の自動修正が禁止されたことを認識することができる。
【0016】
また、本発明は、計時装置であって、標準電波を受信する受信部と、前記標準電波から得られる標準時刻情報に基づく計時を行う計時部と、前記標準電波に基づく時刻の自動修正の許否に関する指示を行う操作部と、前記操作部からの指示に応じて、前記標準電波に基づく時刻の自動修正を許可又は禁止する自動修正許否部と、前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が許可された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給し、前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給しない標準時刻情報供給選択部と、前記計時部により計時される時刻に加算されるオフセット時間を設定するオフセット時間設定部と、前記自動修正許否部により前記操作部からの指示に応じて標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止されたときに、前記オフセット時間を消去するオフセット時間消去部とを備えることを特徴とする
【0017】
また、本発明は、更に、表示部と、前記自動修正許否部により標準電波に基づく計時時刻の自動修正が禁止された場合に、その旨を前記表示部に表示させる表示選択部とを備えることを特徴とする
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態である車載用計時装置である電波時計の外観図である。図1に示すように、電波時計100は、表示器118及び操作部12を備える。表示器118は、時表示部21、分表示部22、時分を分割するための記号部23により構成されている。また、操作部12は、時修正スイッチ114、分修正スイッチ115及びセットスイッチ116により構成されている。時修正スイッチ114は、時間表示を修正するための操作スイッチである。分修正スイッチ115は、分表示を修正するための操作スイッチである。セットスイッチ116は、分表示を「00」にセットするための操作スイッチである。この電波時計100は、利用者の操作部12の操作による要求に応じて、選択的に標準電波に基づく自動時刻修正を行う。
【0021】
図2は、本発明の一実施形態である車載用計時装置である電波時計のブロック構成図である。図2に示すように、電波時計100は、アンテナ111、受信回路112、計時用IC(integrated circuit)113、時修正スイッチ114、分修正スイッチ115、セットスイッチ116、発振子117及び表示器118を備える。
【0022】
アンテナ111は、標準電波を受信し、受信回路112へ供給する。受信回路112は、このアンテナ111からの標準電波を復調し、復調された信号を計時用IC113の端子T1へ供給する。
【0023】
計時用IC113は、一つのICチップであり、端子T1〜T8を有する。端子T1には、受信回路112が接続され、受信回路112から標準電波を復調した信号が供給される。端子T2には、時修正スイッチ114が接続され、時修正指示信号が供給される。端子T3には、分修正スイッチ115が接続され、分修正指示信号が供給される。端子T4には、セットスイッチ116が接続され、セット指示信号が供給される。
【0024】
端子T5と端子T6との間には発振子117が接続される。端子T7には、電源電圧Vccが印加される。端子T8には、表示器118が接続され、表示信号が出力される。
【0025】
次に計時用IC113について詳細に説明する。図3は、計時用IC113のブロック構成図を示す。図3に示す計時用IC113は、標準電波デコード回路121、時分修正回路122、時刻カウンタ123、受信状況カウンタ124、オフセットカウンタ125、加算器126、表示選択回路127、表示制御回路128、出力回路129、発振回路130、クロック生成回路131、電源生成回路132、スイッチ回路133及び自動修正選択回路134を備える。
【0026】
標準電波デコード回路121には、受信回路112から端子T1へ供給される標準電波に応じた信号が供給される。標準電波デコード回路121は、標準電波に応じた信号をデコードし、標準電波に含まれる時刻コードを抽出する。標準電波デコード回路121で抽出された時刻コードは、自動修正選択回路134及び受信状況カウンタ124に供給される。
【0027】
スイッチ回路133は、利用者が操作部12の時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115に対して操作を行った場合に、端子T2からの時修正指示信号及び端子T3からの分修正指示信号の供給状態に応じて、標準電波に基づく自動時刻修正を許可又は禁止する制御を行う。
【0028】
具体的には、スイッチ回路133は、標準電波に基づく自動時刻修正が許可されている状態で、例えば、利用者が時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を同時に所定時間(例えば6秒間)押下することにより、標準電波に基づく自動時刻修正の禁止を要求した場合、換言すれば、時修正指示信号及び分修正指示信号が同時に所定時間以上供給された場合、自動修正選択回路134へ自動修正禁止信号を供給するとともに、自動時刻修正が禁止された旨が表示される際のタイミング信号を表示選択回路127へ供給する。
【0029】
一方、スイッチ回路133は、標準電波に基づく自動時刻修正が禁止されている状態で、例えば、利用者が時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を同時に所定時間(例えば6秒間)押下することにより、標準電波に基づく自動時刻修正の許可を要求した場合、換言すれば、時修正指示信号及び分修正指示信号が同時に所定時間以上供給された場合、自動修正選択回路134へ自動修正許可信号を供給するとともに、表示選択回路127に対するタイミング信号の出力を停止する。
【0030】
自動修正選択回路134は、スイッチ回路133から自動修正許可信号が供給されて、自動時刻修正が許可された場合、標準電波デコード回路121からの時刻コードを時刻カウンタ123へ供給するとともに、自動時刻修正が許可された状態であることを示す自動時刻修正許可状態信号をスイッチ回路133へ出力する。
【0031】
一方、自動修正選択回路134は、スイッチ回路133から自動修正禁止信号が供給されて、自動時刻修正が禁止された場合、標準電波デコード回路121からの時刻コードを時刻カウンタ123へ供給することを停止するとともに、自動時刻修正が禁止された状態であることを示す自動時刻修正禁止状態信号をスイッチ回路133へ供給する。更に、自動修正選択回路134は、スイッチ回路133から自動修正禁止信号が供給され、自動時刻修正が禁止された場合、表示選択回路127へ自動時刻修正が禁止された状態である旨の表示内容に関する信号(自動時刻修正禁止表示信号)を供給するとともに、オフセットカウンタ125に設定されているオフセットカウント値を消去する。
【0032】
時刻カウンタ123は、自動時刻修正が許可されている状態において、現在の時刻カウント値を、自動修正選択回路134から供給された時刻コードに変更する。また、時刻カウンタ123は、時分修正回路122により時刻カウント値を修正可能である。
【0033】
時分修正回路122は、表示制御回路128からの表示状態切替信号が通常表示状態を示す信号である場合に、端子T2からの時修正指示信号に応じて時桁が1ステップずつカウントアップするように、時刻カウンタ123のカウント値をカウントアップするとともに、端子T3からの分修正指示信号に応じて分桁が1ステップずつカウントアップするように時刻カウンタ123のカウント値をカウントアップする。
【0034】
また、時分修正回路122は、端子T4からのセット指示信号に応じて分桁が「00」となるように時刻カウンタ123のカウント値をセットする。これによって、時刻カウンタ123の時刻カウント値が標準電波の時刻コードに応じた時刻に変更可能となるとともに、利用者の操作に応じて時刻カウンタ123の時刻カウント値を修正することができる。時刻カウンタ123の時刻カウント値は、加算器126に供給される。
【0035】
また、時分修正回路122は、表示制御回路128からの表示状態切替信号がオフセット表示状態を示す信号であるときには、端子T2からの時修正指示信号に応じて時桁が1ステップずつカウントアップするようにオフセットカウンタ125のカウント値をカウントアップし、端子T3からの分修正指示信号に応じて分桁が1ステップずつカウントアップするようにオフセットカウンタ125のカウント値をカウントアップする。これによって、オフセットカウンタ125にオフセット時間(オフセットカウント値)が設定される。オフセットカウンタ125のオフセットカウント値は、加算器126及び表示選択回路127に供給される。
【0036】
加算器126は、時刻カウンタ123の時刻カウント値とオフセットカウンタ125のオフセットカウント値とを加算する。すなわち、加算器126は、表示器118に表示される時刻を、時刻カウンタ123の時刻カウント値に基づく時刻よりも所定時間だけ進めさせたり、所定時間だけ遅らせたりすることが可能となる。加算器126のカウント値は、表示選択回路127に供給される。
【0037】
表示選択回路127には、表示制御回路128から修正履歴表示信号及び選択信号が供給される。表示選択回路127は、選択信号が通常表示状態を選択する信号である時には、加算器126のカウント値を選択して、出力回路129へ供給する。また、表示選択回路127は、表示制御回路128からの選択信号が修正履歴表示状態を選択する信号である時には、表示制御回路128から供給される修正履歴表示信号を選択して、出力回路129へ供給する。更に、表示選択回路127は、表示制御回路128からの選択信号がオフセット表示状態を選択する信号である時には、オフセットカウンタ125のオフセットカウント値を選択して、出力回路129へ供給する。
【0038】
また、表示選択回路127は、自動修正選択回路134から自動時刻修正禁止表示信号が供給されると、スイッチ回路133からタイミング信号が供給された時に、当該自動時刻修正禁止表示信号を出力回路129へ供給する。
【0039】
出力回路129は、表示選択回路127からの信号に基づいて表示器駆動信号を生成し、端子T8から出力する。例えば、出力回路129は、表示選択回路127から時刻カウント値が供給された場合には、表示器118に時刻カウント値に応じた時刻が表示されるように、当該表示器118を駆動する表示器駆動信号を生成する。
【0040】
また、出力回路129は、表示選択回路127から修正履歴表示信号が供給された場合には、表示器118に修正履歴表示信号に応じた修正履歴表示が行われるように、当該表示器118を駆動する表示器駆動信号を生成する。更に、出力回路129は、表示選択回路127からオフセットカウント値が供給された場合には、表示器118にオフセットカウント値が表示されるように、当該表示器118を駆動する表示器駆動信号を生成する。
【0041】
また、出力回路129は、自動修正選択回路134から自動時刻修正禁止表示信号が供給された場合には、表示器118に当該自動時刻修正禁止表示信号に応じた表示内容が表示されるように、当該表示器118を駆動する表示器駆動信号を生成する。この場合、表示器118の表示は、例えば、図4に示すものとなり、利用者は、この表示により自動時刻修正が禁止された状態であることを認識することができる。
【0042】
また、受信状況カウンタ124は、標準電波デコード回路121で時刻コードが検出されると、リセットされ、カウントを開始する。受信状況カウンタ124のカウント値は、表示制御回路128に供給される。
【0043】
表示制御回路128には、端子T2から時修正指示信号が供給され、端子T3から分修正指示信号が供給される。表示制御回路128は、端子T2から時修正指示信号及び端子T3から分修正指示信号に応じて、表示器118の表示状態の切り替えを行っている。
【0044】
表示制御回路128は、通常表示状態では、時刻カウンタ123のカウント値がカウントアップされるように、表示状態切替信号によって時分修正回路122を制御している。表示制御回路128は、通常表示状態において時修正指示信号と分修正指示信号とが同時に供給されると、修正履歴表示状態にする。
【0045】
表示制御回路128は、修正履歴表示状態では、受信状況カウンタ124からのカウント値、及び、修正状況フラグFに応じて修正履歴表示信号を生成し、表示選択回路127へ供給する。また、表示制御回路128は、表示選択回路127により修正履歴表示信号が選択されるように、当該表示選択回路127へ選択信号を供給する。修正状況フラグFは、受信状況カウンタ124がリセットされるときに、「1」に設定され、端子T2〜端子T4から時修正指示信号、分修正指示信号、セット指示信号の何れかが供給されると、「0」に設定される。
【0046】
表示制御回路128は、修正履歴表示状態で所定時間、例えば、6秒間経過すると、表示状態を自動的にオフセット表示状態にする。表示制御回路128は、オフセット表示状態では、時分修正回路122によりオフセットカウンタ125のオフセットカウント値がカウントアップされるように、表示状態切替信号によって、当該時分修正回路122を制御するとともに、表示選択回路127によりオフセットカウンタ125のオフセットカウント値が選択されるように、当該表示選択回路127に選択信号を供給する。
【0047】
表示制御回路128は、オフセット表示状態で、端子T2からの時修正指示信号と端子T3からの分修正指示信号とが略同時に供給されるか、又は、端子T2からの時修正指示信号又は端子T3からの分修正指示信号が所定時間、例えば、15秒間供給されないと、通常表示状態に戻る。
【0048】
発振回路130は、端子T5及びT6に接続されており、計時用IC113の外部に接続される発振子117とともに、所定周波数の発振信号を生成する。発振回路130で生成された発振信号は、クロック生成回路131に供給される。クロック生成回路131は、発振回路130からの発振信号に基づいて各種クロックを生成し、計時用IC131の各部へ供給する。
【0049】
また、電源生成回路132には、端子T7から電源電圧Vccが供給される。電源生成回路132は、電源電圧Vccから所定の駆動電圧を生成し、計時用IC131の各部へ供給する。
【0050】
次に電波時計100の動作について詳細に説明する。図5は、電波時計100の動作を示すフローチャートである。
【0051】
電波時計100は、電源がオンされると、電波オン状態となり、標準電波に基づく自動時刻修正が許可された状態になる(ステップ101)。この場合、電波時計100における表示状態は、電波オン・通常表示状態となる(ステップ102)。
【0052】
この電源オン状態において、電波時計100は、利用者によって第1の所定操作(例えば、時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を同時に押下する操作)が行われたか否かを判定する(ステップ103)。利用者によって第1の所定操作が行われた場合、電波時計100は、表示状態を修正履歴表示状態に遷移させる(ステップ104)。
【0053】
更に、電波時計100は、第1の所定操作が所定時間継続したか否かを判定する(ステップ105)。第1の所定操作が所定時間継続した場合、電波時計100は、電波オフ状態となり、標準電波に基づく自動時刻修正が禁止された状態になる(ステップ106)。更に、電波時計100は、オフセットカウンタ125に設定されているオフセット時間を消去し(ステップ107)、電波オフ状態となり、表示状態を、標準電波に基づく自動時刻修正が禁止された状態を示す表示状態(電波オフ表示状態)に遷移させる(ステップ108)。
【0054】
更に所定時間(例えば6秒間)経過後、電波時計100は、電波オフ表示状態を、自動修正が禁止された時刻表示の状態(電波オフ・通常表示状態)に遷移させる(ステップ108−1)。
【0055】
次に、電波時計100は、利用者によって第2の所定操作(例えば、時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を同時に押下する操作)が行われたか否かを判定する(ステップ109)。利用者によって第2の所定操作が行われた場合、電波時計100は、表示状態を電波オフ表示状態に遷移させ(ステップ110)、更に、第2の所定操作が所定時間継続したか否かを判定する(ステップ111)。第2の所定操作が所定時間継続していない場合には、電波時計100は、表示状態を電波オフ・通常表示状態に戻し(ステップ108−1)、再び、利用者によって第2の所定操作が行われたか否かの判定(ステップ109)以降の動作を繰り返す。
【0056】
一方、第2の所定操作が所定時間継続した場合、電波時計100は、電波オン状態となり、標準電波に基づく自動時刻修正が許可された状態になる(ステップ112)。更に、電波時計100は、表示状態を修正履歴表示状態に遷移させる(ステップ113)。
【0057】
その後、電波時計100は、利用者が時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を操作することなく、所定時間(例えば15秒間)経過すると、表示状態を、オフセット表示状態に遷移させる(ステップ114)。また、電波時計100は、ステップ105において、第1の所定操作が所定時間継続していないと判断した場合も、電波時計100は、表示状態を、オフセット表示状態に遷移させる(ステップ114)。
【0058】
電波時計100は、表示状態をオフセット表示状態に遷移させた後、利用者によって第3の所定操作(例えば、時修正スイッチ114及び分修正スイッチ115を同時に押下する操作)が行われたか否か、又は、所定時間(例えば15秒間)無操作であるか否かを判定する(ステップ115)。第3の所定操作が行われた場合、あるいは、無操作の場合、電波時計100は、表示状態を、再び電波オン・通常表示に戻す(ステップ102)。
【0059】
このように、本実施形態の電波時計100は、利用者による操作部12の操作指示に応じて、標準電波に基づく時刻の自動修正を許可し、あるいは、禁止することができる。このため、利用者は自らの意思により、電波時計100に対して標準電波に基づく時刻の自動修正を行わせるか否かを決定することができ、標準電波に基づく時刻修正を適切に行うことが可能となる。
【0060】
また、電波時計100は、標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止されている場合、その旨を表示器118に表示するため、利用者は、自らの指示に応じて、電波時計100において標準電波に基づく計時時刻の自動修正が禁止されたことを認識することができる。
【0061】
また、電波時計100は、標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止されている場合、オフセットカウンタ125に設定されているオフセット時間を消去するため、その後、標準電波に基づく時刻の自動修正が許可された場合に、利用者がオフセット時間が加算された時刻を標準時刻と誤認してしまうことを防止することができる。
【0062】
なお、上記実施形態では、時刻カウンタ123が計時部に、スイッチ回路133が自動修正許否部に、自動修正選択回路134が標準時刻情報供給選択部に対応する。また、表示選択回路127が表示選択部に、オフセットカウンタ125がオフセット時間設定部に、自動修正選択回路134がオフセット時間消去部に対応する。
【0063】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、標準電波に基づく時刻修正を適切に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計時装置の外観図である。
【図2】計時装置のブロック構成図である。
【図3】計時用ICのブロック構成図である。
【図4】電波オフ状態時の表示例である。
【図5】 計時装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 電波時計
111 アンテナ
112 受信回路
113 計時IC
114 時修正スイッチ
115 分修正スイッチ
116 セットスイッチ
117 発振素子
118 表示器
121 標準電波デコード回路
122 時分修正回路
123 時刻カウンタ
124 受信状況カウンタ
125 オフセットカウンタ
126 加算器
127 表示選択回路
128 表示制御回路
129 出力回路
130 発振回路
131 クロック生成回路
132 電源生成回路
133 スイッチ回路
134 自動修正選択回路

Claims (4)

  1. 標準電波から得られる標準時刻情報に基づく計時を行う計時部と、
    操作部からの指示に応じて、前記標準電波に基づく時刻の自動修正を許可又は禁止する自動修正許否部と、
    前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が許可された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給し、前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給しない標準時刻情報供給選択部と、
    前記計時部により計時される時刻に加算されるオフセット時間を設定するオフセット時間設定部と、
    前記自動修正許否部により前記操作部の操作に応じて標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止されたときに、前記オフセット時間を消去するオフセット時間消去部と、
    を備える計時回路。
  2. 請求項1に記載の計時回路において、
    前記自動修正許否部により前記操作部の操作に応じて、標準電波に基づく計時時刻の自動修正が禁止されたときに、その旨を表示部に表示させる表示選択部を備える計時回路。
  3. 標準電波を受信する受信部と、
    前記標準電波から得られる標準時刻情報に基づく計時を行う計時部と、
    前記標準電波に基づく時刻の自動修正の許否に関する指示を行う操作部と、
    前記操作部からの指示に応じて、前記標準電波に基づく時刻の自動修正を許可又は禁止する自動修正許否部と、
    前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が許可された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給し、前記自動修正許否部により標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止された場合に、前記標準電波から得られる標準時刻情報を前記計時部へ供給しない標準時刻情報供給選択部と、
    前記計時部により計時される時刻に加算されるオフセット時間を設定するオフセット時間設定部と、
    前記自動修正許否部により前記操作部からの指示に応じて標準電波に基づく時刻の自動修正が禁止されたときに、前記オフセット時間を消去するオフセット時間消去部と、
    を備える計時装置。
  4. 請求項に記載の計時装置において、
    表示部と、
    前記自動修正許否部により前記操作部からの指示に応じて、標準電波に基づく計時時刻の自動修正が禁止されたときに、その旨を前記表示部に表示させる表示選択部と、
    を備える計時装置。
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