JP2017156144A - 電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻の表示と時刻以外の表示とをより適切に両立することの出来る電子時計を提供する。【解決手段】電子時計は、計時部と、回動可能に設けられた第1の指針と、第1の指針の回動に連動し、第1の指針の回転の角度よりも小さい回転角度回動するように設けられた第2の指針と、制御部と、を備え、制御部は、時刻表示動作時には、第1の指針及び第2の指針を計時部が計数する現在時刻に応じた位置に移動させ、時刻表示動作とは異なる所定の機能動作の実行時には、第1の指針を時計回りに回動させて所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置に移動させ、第1の指針が所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置を指示している間に第2の指針により示されている時刻が現在時刻よりも所定の第1基準時間以上遅れた場合には、第1の指針を周回動作させて第2の指針が示す位置を変更する。【選択図】図7

Description

この発明は、指針を用いて時刻を表示する電子時計に関する。
従来、時刻の表示に加えて種々の機能に係る表示や動作を行うことの出来る電子時計がある。時刻の表示以外の機能としては、例えば、アラーム報知機能及びその報知時刻の設定表示、ストップウォッチ機能、タイマ機能、各種計測センサによる物理量の計測、算出及びその表示機能や、外部機器から取得されたスケジュール情報やステータス情報に基づく報知機能などが挙げられる。
腕時計といった、表示画面の小さいものや、指針を動作させるモータ(ステッピングモータ)の搭載可能数に上限のあるような電子時計では、各種機能に各々対応して別個に指針を設けるのはしばしば困難であるので、従来、共通の指針により複数の機能に係る表示を切り替えて行わせている。また、ステッピングモータの動作に対する影響や電力上の制限などにより指針動作と他の機能に係る動作とを同時に行うことが困難な場合に、一部の指針に当該他の機能に係る動作中であることを示す表示を行わせて指針動作を中断させる技術がある。
しかしながら、時刻の表示に用いられる指針が時刻表示機能以外の機能に係る表示に利用されている間、時刻の表示が全く行われなくなると、その間ユーザが現在時刻を知得出来なくなるという問題がある。特許文献1には、現在時刻情報を外部から取得するための電波(標準電波)の受信中に、当該標準電波の受信状態であることを示す所定位置で秒針を停止させる一方で、秒針よりも動作頻度の低い時針や分針など他の指針による時刻の表示を継続させる技術について開示されている。
特開2008−170459号公報
しかしながら、連動して回転する指針を用いて時刻を表示する電子時計において、時刻以外の表示を一部の指針で行わせつつ他の指針で時刻の表示を継続させるように一時的に表示状態を切り替える場合、他の指針により継続される時刻の表示を更新する間、この更新動作に連動して時刻以外の表示が一時的に中断されることになる。従って、このような時刻の表示の更新を一律且つ定期的に行わせると、ユーザによる時刻以外の表示の視認に問題を生じやすくなる場合があるという課題がある。
この発明の目的は、時刻の表示と時刻以外の表示とをより適切に両立することの出来る電子時計を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
現在時刻を計数する計時部と、
回動可能に設けられた第1の指針と、
前記第1の指針の回動に連動し、前記第1の指針の回転の角度に対して当該回転の角度よりも小さい回転角度回動するように設けられた第2の指針と、
前記第1の指針及び前記第2の指針の回動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
時刻表示動作の実行時には、前記第1の指針及び前記第2の指針を前記計時部が計数する現在時刻に応じた位置に移動させ、
前記時刻表示動作とは異なる所定の機能動作の実行時には、前記第1の指針を時計回りに回動させて、前記所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置に移動させ、
前記第1の指針が前記所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置を指示している間に、前記第2の指針により示されている時刻が現在時刻よりも所定の第1基準時間以上遅れた場合には、前記第1の指針を周回動作させて前記第2の指針が示す位置を変更する
ことを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、電子時計において、時刻の表示と時刻以外の表示とをより適切に両立することが出来るという効果がある。
本発明の電子時計の実施形態を示す正面図である。 電子時計の機能構成を示すブロック図である。 電子時計で設定され得る設定情報の例を示す図表である。 電子時計における通信接続の種別を示す図表である。 通信接続動作時における指針による表示例を示す図である。 通信接続動作時における指針による表示例を示す図である。 電子時計で実行される通信接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 通信接続の種別ごとにおける通信接続時の分針及び秒針の指示状態の変化例を示す図である。 世界時計表示設定処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の電子時計の実施形態を示す正面図である。
本実施形態の電子時計1は、指針による時刻及び日付の表示を行うアナログ電子時計であり、図示略のバンドを介して腕に装着され得る腕時計型のものである。
電子時計1は、文字盤11と、ケーシング12と、時針2と、分針3(第2の指針)と、秒針4(第1の指針)と、日車5と、小時針6と、小分針7と、りゅうずC1と、押しボタンスイッチB2及びB3などを備える。
時針2、分針3及び秒針4は、文字盤11の上方で当該文字盤11に略平行な面内を同一軸に対して回転動作可能(回動可能)に設けられている。文字盤11上には、時刻を示すための複数の標識(時字)が設けられており、時針2、分針3及び秒針4が指し示す方向(位置)の時字との位置関係に応じた時刻や各種情報が読取可能となっている。
小時針6及び小分針7は、文字盤11の表面(正面側)に設けられた小窓111の内部で同一の回転軸に対して回転動作し、小窓111に設けられた標識との位置関係により各種情報が読み取られる。小時針6及び小分針7は、特には限られないが、ここでは予め設定された地域の地方時(世界時計)やアラーム報知設定時刻などの表示に用いられる。
日車5は、文字盤11の裏面側に当該文字盤11と略平行に設けられた回転円板であり、当該日車5の表面側(文字盤11と対向する面側)には、円周状に「1」〜「31」の標識が設けられている。文字盤11に設けられた開口部112からこれら標識の何れかが選択的に露出されることで、当該露出された数値に応じた日付が示される。
押しボタンスイッチB2、B3は、ケーシング12の側面(9時側)に設けられ、それぞれ押下されることで入力操作信号を発生させる。りゅうずC1は、ケーシング12の側面において押しボタンスイッチB2、B3とは反対側(3時側)に設けられ、ケーシング12から引き出され、回転され、或いは押し戻される操作に応じた入力操作信号を発生させる。本実施形態の電子時計1では、りゅうずC1は、2段階の引き出しが可能となっている。
文字盤11は、表面側(正面側)に30度間隔で外縁付近に円周状に設けられたブロック標識と、当該ブロック標識間に6度間隔で設けられた目盛と、当該目盛の一部に代えて設けられた文字標識(ここでは、47秒位置に「A」、52秒位置に「P」、18秒位置に「R」、23秒位置に「F」、28秒位置に「C」)とを有する。ブロック標識は、1時から12時までの各正時を示す方向に対応し、同時に5分及び5秒の間隔を示す。目盛及び文字標識は、それぞれ1分、1秒単位の方向を示す。また、文字標識「A」、「P」は、それぞれ午前(AM)、午後(PM)を示す標識である。りゅうずC1又は押しボタンスイッチB2、B3への所定の入力操作が行われた場合に、所定時間又は所定の入力操作で解除されるまで、秒針4に文字標識「A」、「P」の何れかを指し示させることで、小時針6及び小分針7により示される時刻(アラーム報知設定時刻や世界時計時刻)の午前、午後が示される。文字標識「R」、「F」、「C」は、秒針4により何れかが指し示されることで、後に詳述するように、無線通信部49(図2参照)による外部の電子機器との通信接続状態を示す。
図2は、本実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の電子時計1は、上述の時針2、分針3、秒針4、日車5、小時針6及び小分針7(以降まとめて指針2〜7などとも記す)に加えて、輪列機構71〜73と、ステッピングモータ81〜83と、駆動回路51と、制御部(プロセッサ)としてのCPU41(Central Processing Unit)と、ROM42(Read Only Memory)と、RAM43(Random Access Memory)と、発振回路44と、分周回路45と、計時部としての計時回路46と、報知動作部47と、操作受付部48と、無線通信部49及びアンテナ50と、電力供給部52などを備える。
CPU41は、各種演算処理を行い、また、電子時計1の全体動作を統括制御する。また、CPU41は、駆動回路51に対して指針2〜7をそれぞれ運針させる制御信号を出力する。
ROM42は、CPU41が実行する各種プログラムや、各種プログラムで利用される初期設定データを格納する。これらのプログラムや初期設定データは、電子時計1の起動時、又は、必要に応じて随時、CPU41により読み出されて実行、利用される。
なお、ROM42は、一部又は全部が書き換え可能なフラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)といった種々の不揮発性メモリであっても良い。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。一時データとしては、無線通信部49による通信の接続先情報43aや、当該接続先から取得された設定情報43bなどが含まれる。
図3は、本実施形態の電子時計1で設定され得る設定情報43bの例を示す図表である。
ここでは、アラーム報知、地方時設定、スケジュール報知、及び通信設定が設定記憶可能となっている。
アラーム報知設定は、設定された時刻にアラーム報知動作を行う動作の有無及びアラーム報知設定時刻の情報を含む。アラーム報知動作がオンに設定されている場合、設定された時刻にアラーム報知動作が行われる。
地方時設定は、指針2〜5を用いて表示する現在地の地方時(基本時計)の設定と、指針6、7を用いて表示する世界の何れかの地域の地方時(世界時計)の設定と、を含む。
設定内容としては、基本時計及び世界時計のタイムゾーンと、夏時間の実施有無及び実施有りの場合の実施期間や実施時のシフト時間と、の情報が含まれる。世界時計として表示される時刻は、特には限られないが、例えば、これらの地方時設定に基づいて基本時計と世界時計との時差を予め算出しておき、計数されている基本時計の時刻に対してこの時差を適用することで算出される。
スケジュール報知設定は、設定された日の所定の時刻に所定の報知動作を行うための報知オン/オフ設定及び報知種別の設定を含む。報知日としては、例えば、単純に報知動作を行わせたい年月日を設定することが出来る。また、報知種別としては、報知動作部47や指針2〜7により実行可能な各種報知動作の種別を定めることが出来る。
通信設定は、自動的に電子時計1の日時修正を行うための日時情報を外部の電子機器から取得するために当該電子機器と通信接続を行うタイミングの設定などを含む。例えば、一日に4回6時間おきに通信接続を行う場合に、初回の通信接続タイミングを午前1時に設定することが出来る。或いは、深夜の通信接続を省略し、7時、12時、17時、23時などに各々設定することも出来る。また、設定情報の取得タイミングとして、例えば、日時情報の取得に係る7時の通信接続時に併せて設定することが出来る。或いは、日時情報の取得タイミングとは別個に、例えば、9時30分に設定情報の取得タイミングを定めても良い。
電力供給部52は、CPU41及び電子時計1の各部に対し、動作に必要な電力を供給する。この電力供給部52は、特には限られないが、例えば、バッテリとしてソーラパネルと二次電池とを組み合わせて保持し、当該バッテリから長期的且つ安定的な電力供給を可能としたものである。
発振回路44は、所定の周波数信号を生成して分周回路45に出力する。分周回路45は、発振回路44から入力された周波数信号を分周し、CPU41からの制御信号により設定された周波数の信号を生成してCPU41に出力する。また、分周回路45は、予め定められた周波数信号(例えば、1秒信号)を生成して計時回路46に出力する。
計時回路46は、入力された周波数信号をカウントして日時を計数するカウンタである。このカウンタは、ハードウェア構成としてのカウンタ回路に限られず、CPU41によりソフトウェア的に計数された日時を記憶するRAMなどであっても良い。指針2〜7又はこれらの一部による時刻表示動作の実行時には、計時回路46の計数する現在時刻に応じた時刻の表示位置にこれら指針2〜7が移動される。
報知動作部47は、CPU41からの制御信号に応じて所定の報知動作を行う。
報知動作部47は、特には限られないが、例えば、ビープ音を発生する圧電素子を有するビープ音発生部や、振動を発生するおもり付きモータを有する振動発生部などを有する。
操作受付部48は、ユーザによる外部からの操作を受け付け、電気信号に変換して入力信号としてCPU41に出力する。この操作受付部48には、上述の押しボタンスイッチB2、B3やりゅうずC1が含まれる。これら押しボタンスイッチB2、B3及びりゅうずC1への外部からの操作内容に応じて、CPU41は、指針2〜7による表示内容の切り替え、例えば、指針2〜5による基本時計表示と指針6、7による世界時計表示とを入れ替えたり、指針6、7によりアラーム報知設定時刻表示を行わせたり、基本時計や世界時計の夏時間実施有無の切り替えを行ったり、アラーム報知動作の有無やアラーム報知設定時刻の変更を行ったりすることが出来る。
無線通信部49は、CPU41の制御に基づいて、アンテナ50を介して外部の電子機器との間で近接無線通信、ここでは、ブルートゥース(登録商標:Bluetooth)による所定の情報の送信及び受信に係る動作を行う。本実施形態の無線通信部49は、電子時計1の他の部分と独立に電力供給が制御され、無線通信部49の動作を行わない期間には、電力供給を受けない構成とすることが出来る。また、電子時計1と外部の電子機器との間では、情報の送受信が行われる場合及びユーザが手動で接続命令に係る入力操作を行った場合に限定的に通信接続がなされ、通常は通信接続が解除されている。従って、本実施形態の電子時計1における無線通信部49による通信接続状態の継続時間は、電子時計1の構成上限られるものではないが、通常、数分以下程度と想定される。
ステッピングモータ81〜83は、それぞれ駆動回路51から入力される駆動パルスの電圧波形に基づいてステップ駆動、例えば、ロータがステータに対して180度回転されて、それぞれ対応する指針2〜7を正転方向又は逆転方向に所定の角度ずつ回転移動させることが可能となっている。本実施形態のステッピングモータ81〜83は、正転方向(時刻の進む方向)に最高で80pps(Pulse per Second)の早送り回転が可能であり、また、逆転方向(正転方向とは反対の方向)に最高で32ppsの早送り回転が可能となっている。
輪列機構71〜73は、ステッピングモータ81〜83の回転動作をそれぞれ対応する指針2〜7に伝達して所定角度ずつ回転動作させる歯車列である。輪列機構71は、ステッピングモータ81の回転動作を秒針4及び分針3に伝達する。輪列機構72は、ステッピングモータ82の回転動作を時針2及び日車5に伝達する。輪列機構73は、ステッピングモータ83の回転動作を小時針6及び小分針7に伝達する。
本実施形態の電子時計1では、ステッピングモータ81が1ステップ駆動されるごとに秒針4が6度(第1の指針の回転の角度)ずつ回転し、また、これに連動して分針3が秒針4の回転の角度より小さい1/10度(第2の指針の回転角度)ずつ回転する。従って、秒針4は、時刻表示動作の実行時には1秒ごとに移動されて1分で360度回転移動し、これに伴って分針3は、1分で6度、1時間で360度回転移動する。
また、ステッピングモータ82が1ステップ駆動されるごとに時針2が0.5度ずつ回転する。日車5は、時針2が2周するごとに10時位置から2時位置までの間で時針2の回転に連動して3/62度ずつ回転する。従って、時針2は、時刻表示動作の実行時には1分ごとに移動されて1時間で30度回転移動し、12時間で360度回転移動する。これに伴って日車5は、22時から2時までの間の4時間で240ステップ360/31度、即ち、日付標識の間隔に応じた角度回転移動する。
また、ステッピングモータ83が1ステップ駆動されるごとに小分針7が6度ずつ回転するとともに、これに連動して小時針6が0.5度ずつ回転する。従って、小分針7は、時刻表示動作(世界時計表示を含む)の実行時には、1分ごとに移動されて1時間で360度回転移動し、これに伴って小時針6は、1時間で30度、12時間で360度回転移動する。
駆動回路51は、CPU41から入力された制御信号に基づいて、ステッピングモータ81〜83に対して各々駆動パルスを出力する。この駆動回路51は、CPU41からステッピングモータ81〜83のうち複数を同時に動作させる制御信号が取得された場合に、適宜タイミングを調整したり、駆動パルスのピーク電圧や当該ピーク電圧出力のパルス幅を調整したりすることが出来る。
次に、本実施形態の電子時計1における機能動作について説明する。
本実施形態の電子時計1では、接続先情報43aとして設定されている通信接続先の電子機器(ここでは、主にスマートフォンが想定される)において対応するアプリケーションプログラム(以降、アプリと記す)で設定された動作設定に係る設定情報を受信、取得して設定情報43bとして保持する。そして、設定情報43bにおいて設定されたタイミングにおいて当該タイミングと対応付けられて設定された動作を報知動作部47や指針2〜7の一部又は全部により行わせる。
また、電子時計1では、同様に、通信接続先の電子機器においてアプリを用いて設定される通信設定が設定情報43bとして取得保持される。そして、この通信設定で定められた日時情報の取得タイミングで電子機器と通信接続を行い、当該電子機器から日時情報を取得する日時情報取得動作が行われる。また、電子時計1では、この日時情報取得動作で取得された日時情報に応じて計時回路46の日時を修正し、また、指針による表示させる時刻を修正する日時修正動作が行われる。
また、設定情報43bとして設定される機能動作や日時修正動作とは別個の機能動作として、端末探索動作がある。
端末探索動作(Find Me動作ともいう)では、接続先情報43aに電子時計1の通信接続先として予め設定されている電子機器との通信接続を行い、当該電子機器に所定の報知動作、ここでは、主に音声出力を行わせることで、ユーザに電子機器の所在を知らせる。
電子時計1では、これらの時刻表示動作とは異なる機能動作やその設定に応じて近距離無線通信による電子機器との通信接続を行う場合に、当該通信接続を試みている状態、又は通信接続が確立された状態である旨を示す通信接続状態の報知動作が行われる。この報知動作は、ここでは、図1に示した文字標識「R」、「F」、「C」(状態に応じた表示位置)を秒針4により指示させることにより行われる。文字標識「R」は、通信接続動作の命令受付から接続の確立までの間に指示される。文字標識「F」は、端末探索動作に係る通信接続の開始から接続の確立までの間に指示される。文字標識「C」は、通信接続の確立から通信接続が解除されるまでの間に指示される。即ち、ここでは、通信接続動作の命令受付から通信接続の解除までの間に、2又は3つ(2以上の所定数個)の状態に応じた文字標識が順番に指示されることになる。
図4は、本実施形態の電子時計1における通信接続の種別を示す図表である。
この電子時計1では、上述の日時情報取得動作、設定情報取得動作、端末探索動作、及び手動接続動作が実行可能となっている。
日時情報取得動作では、予め設定されたタイミングで自動的に処理が開始されて通信接続が確立され、日時情報が取得され次第通信接続が解除される。なお、日時情報の取得は、手動操作によって行わせることも可能となっており、更に、他の種別の通信接続がなされた場合にも併せて行われ得る。
設定情報取得動作では、予め設定されたタイミングで自動的に処理が開始されて通信接続が確立され、設定情報を取得して設定情報43bが更新され次第通信接続が解除される。なお、この設定情報取得動作は、日時情報取得動作とまとめて行われても良く、例えば、4回の日時情報取得動作のうち1回では、日時情報と設定情報とが両方取得されることとしても良い。また、設定情報の取得は、手動接続動作が行われた場合に、電子機器におけるユーザの操作に基づいて当該電子機器から送信されることで行われても良い。
端末探索動作は、ユーザにより所定の押しボタンスイッチ、ここでは、押しボタンスイッチB3が所定時間(3秒)継続して押下されることで開始されて通信接続が確立され、通信接続された電子機器に所定の報知動作を行わせる。電子機器との通信接続は、通信接続が確立されてから所定時間後、例えば、30秒後に自動的に、又は、ユーザが電子時計1又は電子機器で通信接続を解除する手動操作を行った場合に解除される。
手動接続動作は、ユーザにより押しボタンスイッチB3が所定時間(1.5秒以上3秒未満)継続して押下されることで開始されて通信接続の確立がなされる。手動接続動作により電子時計1と電子機器とが通信接続されると、電子時計1では、自動的に日時情報取得動作がなされる。また、ユーザが電子機器にインストールされた所定のアプリを用いて実行可能な命令を行わせることで、各種動作を行わせることが出来る。アプリで実行可能な命令としては、例えば、上述の設定情報の送信の他、電子時計1のバッテリ状態の取得、電子時計1の指針位置の修正設定などが挙げられる。この場合の通信接続は、ユーザにより通信接続の解除操作が電子時計1又は電子機器でなされるまで維持される。なお、所定時間以上電子時計1又は電子機器からの通信がない場合には、自動的に通信接続が解除されても良い。
電子時計1では、秒針4が通信状態を示す表示を行っている間でも、時針2及び分針3により現在時刻の時分を表示させることが出来る。しかしながら、この電子時計1では、ステッピングモータ81の動作により秒針4と分針3とが連動して回転するので、分針3を移動させるには、同時に秒針4を動作させる必要がある。電子時計1では、通信接続中に現在時刻が各時分の0秒(ここでは、0秒位置を所定の基準位置とする)となって時刻の分の値(分値)が変化する場合、秒針4が指示する位置を変化させないために、秒針4を1周周回移動(周回動作)させて分針3の指し示す分及び秒の値(分秒値)を1分進める。
即ち、文字標識「C」を指示している場合に分針3により示されている位置に応じた時刻(各分の28秒に相当)が現在時刻よりも32秒(第1基準時間、0秒位置との角度差で192度と対応)遅れた場合や、文字標識「R」を指示している場合に分針3に示されている位置に応じた時刻(各分の18秒に相当)が現在時刻よりも42秒(0秒位置との角度差で252度と対応)遅れた場合には、分針3の指示位置が変更される。
本実施形態の電子時計1では、上述のように、通信接続状態の継続時間は、長くても数分程度と見込まれるが、接続動作の種別によって当該通信接続状態の継続時間は不定となり、特に、手動接続動作により通信接続が確立されている場合には、接続の解除までの時間を前もって知得して処理を最適化することが出来ない。そこで、電子時計1では、秒針4を時刻の秒の値(秒値)の位置から受信状態を示す文字標識の位置へ移動させる場合に、必ず正転方向へ時計回りに早送り回動させる。これにより、計時回路46の計数する現在時刻が元々正しい場合、1分未満の進みで時針2及び分針3に略正確な時刻を表示させるとともに、通信接続動作の命令受付から通信接続の解除までの所要時間が42秒未満の場合には、途中で秒針4の周回早送り動作を行わせず、また、所要時間が1分42秒未満の場合には、途中での秒針4の周回早送り動作の必要を低減させることとする。
同様に、文字標識「R」から他の文字標識「F」、「C」へ秒針4の指示位置を変更させる場合や、文字標識「F」から文字標識「C」に秒針4の指示位置を変更させる場合にも必ず正転方向に指針を回転動作させることで、分針3による表示時刻を可能な限り現在時刻よりも遅らせない。
なお、文字標識「R」を指し示す継続時間は、通常数秒以下と想定されるので、このように、時刻の表示精度と比して十分に短い時間(第2基準時間)以下と想定される場合には、初めから秒針4の周回早送り動作を行わせない設定としても良い。この第2基準時間は適宜定められ、上述の第1基準時間よりも短くても長くても良い。
図5及び図6は、通信接続動作時の指針2〜4の表示例を示す図である。
なお、ここでは、指針5〜7の表示を省略している。
図5(a)に示すように、10時5分10秒に通信接続の命令が受け付けられた場合、秒針4が正転で18秒位置(文字標識「R」の位置)に移動することで、図5(b)に示すように、10時5分18秒を表示する。10時5分14秒に通信接続が確立されると、秒針4が正転で28秒位置(文字標識「C」の位置)に移動して、図5(c)に示すように、10時5分28秒を表示する。その後、通信接続が維持されたまま46秒が経過して現在時刻が10時6分0秒になると、秒針4が一周正転早送りされて、図5(d)に示すように10時6分28秒を表示する。
一方、図6(a)に示すように、10時5分24秒に通信接続の命令が受け付けられた場合、秒針4が正転で18秒位置(文字標識「R」の位置)に移動することで、図6(b)に示すように、54秒の進みで10時6分18秒を表示する。その後、10時5分28秒に通信接続が確立されると、秒針4が正転で28秒位置(文字標識「C」の位置)に移動されて、図6(c)に示すように、ちょうど1分の進みで10時6分28秒を表示する。通信接続が維持されたまま32秒が経過して現在時刻が10時6分0秒になったとき、分針3は既に6分の位置にあるので、秒針4の一周正転早送り動作はなされない。そして、通信接続が維持されたまま更に1分が経過して現在時刻が10時7分0秒になった場合に、初めて秒針4が一周正転早送りされて、図6(d)に示すように10時7分28秒が表示される。
図7は、本実施形態の電子時計1で実行される通信接続制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この通信接続制御処理は、CPU41が各種機能動作やその設定動作に係る制御処理において電子機器との通信接続が必要となった場合、及び、ユーザによる所定の押しボタンスイッチB3の押下操作による通信接続命令を検出した場合に開始される。
通信接続制御処理が開始されると、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力して、秒針4を正転方向に最速で早送りさせ、文字標識「R」の位置に移動させる(ステップS101)。CPU41は、通信接続制御処理が手動入力操作に依らず自動で起動されたか否かを判別する(ステップS102)。自動で起動されたと判別された場合には(ステップS102で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS103に移行する。
自動で起動されたのではない、即ち、ユーザの手動入力操作により起動されたと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、CPU41は、通信接続を自動解除モードに設定し(ステップS111)、ユーザによる押しボタンスイッチB3の押下操作が終了したか否かを判別する(ステップS112)。終了したと判別された場合には(ステップS112で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS103に移行する。
ユーザによる押しボタンスイッチB3の押下操作が終了していない、即ち、未だ継続していると判別された場合には(ステップS112で“NO”)、CPU41は、押下操作が開始されてから3秒が経過したか否かを判別する(ステップS113)。3秒が経過していないと判別された場合には(ステップS113で“NO”)、CPU41は、押下操作が開始されてから1.5秒が経過したか否かを判別する(ステップS114)。1.5秒が経過していないと判別された場合には(ステップS114で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS112に戻る。
1.5秒が経過したと判別された場合には(ステップS114で“YES”)、CPU41は、通信接続を手動解除モードに変更する。また、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、文字標識「R」の位置にある秒針4に所定の振動動作を行わせる(ステップS115)。例えば、CPU41は、秒針4を3ステップ正転方向に早送り移動させ、次いで、秒針4を6ステップ逆転方向に早送り移動させ、最後に秒針4を3ステップ正転方向に早送りさせる。このとき、秒針4や分針3にステッピングモータ81の回転動作を伝える輪列機構71に遊び(バックラッシュ)が有る場合には、CPU41は、当該遊びに対応するステップ数余計に動作させて、見かけ上の移動ステップ数が減らないようにさせるとともに、最後に正転方向への回転に対して遊びが残らないようにさせる。それから、CPU41の処理は、ステップS112に戻る。
ステップS113の判別処理で、押しボタンスイッチB3が押下されてから3.0秒経過したと判別された場合には(ステップS113で“YES”)、CPU41は、通信接続をステップS115で設定されていた手動解除モードから更に端末探索モード、即ち、自動解除と手動解除の何れもがあり得るモードに移行させ、駆動回路51に制御信号を出力して秒針4を文字標識「F」の位置に正転早送り移動させる(ステップS116)。それから、CPU41の処理は、ステップS103に移行する。
ステップS102、S112、S116の処理からステップS103の処理に移行すると、CPU41は、接続先情報43aを参照して、ブルートゥースによる接続先電子機器の情報を取得する(ステップS103)。CPU41は、設定が取得された電子機器に対して通信接続要求を出力させ、当該電子機器との通信接続を確立させる動作を行う(ステップS114)。CPU41は、通信接続が確立されたか否かを判別し(ステップS105)、確立されていないと判別された場合には(ステップS105で“NO”)、ステップS104の処理を繰り返す。なお、タイムアウト時間を設定しておき、タイムアウト時間以上通信接続が確立されない状況が続く場合には、通信接続を断念してCPU41による処理を終了させることが出来る。
通信接続が確立されたと判別された場合には(ステップS105で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針4を文字標識「C」の位置に正転早送り移動させる(ステップS106)。CPU41は、通信接続されている電子機器から設定の更新などの動作命令が入力される毎に当該動作命令を実行するとともに、通信接続が手動解除モードに設定されているか否かを判別する(ステップS107)。
手動解除モードに設定されていると判別された場合には(ステップS107で“YES”)、CPU41は、通信接続の解除に係る入力操作が受け付けられて検出されたか否かを判別する(ステップS121)。検出されたと判別された場合には(ステップS121で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS142に移行する。この場合、検出される入力操作は、電子時計1における所定の押しボタンスイッチの押下操作であっても良いし、又は接続された電子機器における接続解除操作であっても良い。
通信接続の解除に係る入力操作が検出されていないと判別された場合には(ステップS121で“NO”)、CPU41は、現在時刻を取得し、現在時刻が毎分の0秒であり、且つ分針3の位置が示す分値と現在時刻の分値とがずれているか否かを判別する(ステップS122)。0秒でないか、又は分針3の位置と現在時刻の分値とがずれていない(あっている)と判別された場合には(ステップS122で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS121に戻る。0秒であり、且つ分針3の位置と現在時刻の分値とがずれていると判別された場合には(ステップS122で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針4を1周正転方向に最速早送りさせることで分針3の位置を1分進める(ステップS123)。それから、CPU41の処理は、ステップS121に戻る。
ステップS107の判別処理で、通信接続が手動解除モードではないと判別された場合(ステップS107で“NO”)、CPU41は、通信接続が端末探索モードであるか否かを判別する(ステップS108)。端末探索モードであると判別された場合には(ステップS108で“YES”)、CPU41は、無線通信部49を介して電子機器に所定の報知動作を行わせる命令を送信する(ステップS131)。CPU41は、通信接続が確立されてから30秒が経過したか、又は、通信接続の解除に係る入力操作が検出されたか否かを判別する(ステップS132)。何れかが検出されたと判別された場合には(ステップS132で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS142に移行する。この場合も、検出される入力操作は、電子時計1における所定の押しボタンスイッチの押下操作であっても良いし、又は接続された電子機器における接続解除操作であっても良い。
通信接続が確立されてから30秒が経過しておらず、且つ通信接続の解除に係る入力操作が検出されていないと判別された場合には(ステップS132で“NO”)、CPU41は、現在時刻を取得し、現在時刻が毎分の0秒であり、且つ分針3の位置が示す分値と現在時刻の分値とがずれているか否かを判別する(ステップS133)。0秒でないか、又は分針3の位置と現在時刻の分値とがずれていない(あっている)と判別された場合には(ステップS133で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS132に戻る。0秒であり、且つ分針3の位置と現在時刻の分値とがずれていると判別された場合には(ステップS133で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針4を1周正転方向に最速早送りさせることで分針3の位置を1分進める(ステップS134)。それから、CPU41の処理は、ステップS132に戻る。
ステップS108の判別処理で、端末探索モードではないと判別された場合には(ステップS108で“NO”)、CPU41は、動作モードに応じて必要な情報を取得する(ステップS141)。この場合、この電子時計1の動作は、時刻情報取得動作か、又は、所定の設定情報43bを取得する設定情報取得動作であり、何れも通信接続が自動で解除される自動解除モードとなる。それから、CPU41の処理は、ステップS142に移行する。
ステップS121、S132、S141の処理の何れかからステップS142の処理に移行すると、CPU41は、無線通信部49を介して通信接続されている電子機器に対して通信接続を解除する要求を送信して、通信接続を解除する(ステップS142)。CPU41は、現在時刻を取得し、駆動回路51に制御信号を出力し、各指針2〜7を現在時刻に応じた位置に移動させる(ステップS143)。そして、CPU41は、通信接続制御処理を終了する。
図8は、通信接続の種別ごとにおける通信接続時の分針及び秒針の指示状態の変化例を示す図である。
図8(a)に示すように、日時情報取得動作及び設定情報取得動作に係る自動での通信接続時には、通信接続を開始するタイミングt10において、秒針4が正転で文字標識「R」の位置に移動される(ステップS101)。そして、この自動接続において(ステップS102で“YES”)、秒針4を文字標識「R」の位置に維持したまま接続先情報が取得されて(ステップS103)、電子機器との通信接続が開始される(ステップS104)。そして、通信接続が確立されたタイミングt20で(ステップS105で“YES”)、秒針4が正転で文字標識「C」の位置に移動される(ステップS106)。
ステップS107で“NO”に分岐し、更に、ステップS108の判別処理で“NO”に分岐して、日時情報や設定情報の取得が終了したタイミングt30で(ステップS141)、通信接続が解除されるとともに(ステップS142)、分針3及び秒針4が通常の現在時刻表示位置に早送りで移動される(ステップS143)。日時情報や設定情報の取得更新は、通常、短時間、例えば、数秒以下で終了するので、この電子時計1では、分針3が示す時刻の分値が現在時刻の分値よりも小さくなるまで通信接続が維持されることはほぼ想定されず、また、たとえ現在時刻の分値よりも分針3が示す時刻の分値が小さくなったとしても、この状況が数秒以上続くことは想定されない。従って、ここでは秒針4は、通信接続の維持中に亘り、文字標識「C」の位置で停止される。
図8(b)に示すように、手動で日時情報取得動作が行われる場合には、押しボタンスイッチB3の押下タイミングt11で秒針4が正転で文字標識「R」の位置に移動される(ステップS101)。この場合、自動接続ではないのでステップS102で“NO”に分岐して自動解除モードの設定を行う(ステップS111)。押しボタンスイッチB3の押下操作が1.5秒以内に終了すると(ステップS113で“NO”、ステップS114で“NO”、ステップS112で“YES”)、秒針4を文字標識「R」の位置に維持したまま接続先情報を取得して(ステップS103)、電子機器との通信接続を開始する(ステップS104)。
通信接続が確立されると(ステップS105で“YES”)、秒針4は、正転方向への早送りで文字標識「C」の位置に移動される(ステップS106)。ステップS111の自動解除モード設定に従ってステップS107で“NO”に分岐し、また、ステップS108で“NO”に分岐した後、日時情報の取得が終了したタイミングt30で(ステップS141)、電子機器との通信接続が解除され(ステップS142)、分針3及び秒針4が通常の現在時刻表示位置に早送りで移動される(ステップS143)。
図8(c)に示すように、手動接続動作時には、押しボタンスイッチB3の押下タイミングt11で秒針4が正転で文字標識「R」の位置に移動され(ステップS101、ステップS102で“NO”)、そのまま押下状態が維持される(ステップS111、ステップS112で“NO”)。押下状態が1.5秒継続されたタイミングt12で(ステップS113で“NO”、ステップS114で“YES”)、秒針4が文字標識「R」標識付近で振動動作されるとともに、通信接続の手動解除モードに移行し(ステップS115)、それから、押下状態が解除されたタイミングt19で(ステップS112で“YES”)、接続先情報の取得の後(ステップS103)、通信接続が開始される(ステップS104)。
通信接続が確立されたタイミングt20において(ステップS105で“YES”)、秒針4は、文字標識「C」の位置に正転で移動される(ステップS106)。手動解除モードにおいて(ステップS107で“YES”)、接続解除操作が入力されるまでは(ステップS121で“NO”)、通信接続状態が維持され、計時回路46の計数する現在時刻が毎分0秒となるタイミングで、当該現在時刻の新たな分値と分針3が示している分値とを比較する。比較された分値が互いに異なる場合には(ステップS122で“YES”)、このタイミングt22で秒針4を正転方向に周回動作させて、分針3による表示時刻の分値を1分進めるとともに、秒針4に再び文字標識「C」の位置を指示させる(ステップS123)。
接続解除操作が入力されたタイミングt31で(ステップS121で“YES”)、通信接続が解除されるとともに(ステップS142)、分針3及び秒針4が現在時刻表示位置に早送りで移動される(ステップS143)。
図8(d)に示すように、端末探索動作時には、押しボタンスイッチB3の押下タイミングt11で秒針4が正転で文字標識「R」の位置に移動され(ステップS101、ステップS102で“NO”)、そのまま押下状態が維持される(ステップS111、ステップS112で“NO”)。押下状態が1.5秒継続されたタイミングt12で(ステップS113で“NO”、ステップS114で“YES”)、秒針4が文字標識「R」標識付近で振動動作されるとともに、通信接続の手動解除モードに移行する(ステップS115)。
更に押下状態が維持されて(ステップS112で“NO”、押下継続時間が3秒以上となったタイミングt13で(ステップS113で“YES”)、手動解除モードから更に端末探索モードに移行して秒針4が文字標識「F」の位置に移動される(ステップS116)。この場合、押下状態が更に継続されるか否かにかかわらず、接続先情報の取得の後(ステップS103)、通信接続が開始される(ステップS104)。なお、この場合でも押下状態が終了するまで通信接続動作を開始しないこととしても良い。
通信接続が確立されたタイミングt20において(ステップS105で“YES”)、秒針4は、文字標識「C」の位置に正転で移動される(ステップS106)。手動解除モード且つ端末探索モードにおいて(ステップS107で“NO”、ステップS108で“YES”)、電子機器に所定の報知動作を行わせる命令を送信した後(ステップS131)、接続解除操作が入力されるか又は接続の確立から30秒が経過するまでは(ステップS132で“NO”)、通信接続状態が維持される。計時回路46の計数する現在時刻が毎分0秒となるタイミングで、当該現在時刻の新たな分値と分針3が示している分値とが比較される(ステップS133)が、本実施形態の電子時計1では、文字標識「R」の位置が18秒の位置であり、文字標識「C」の位置が28秒の位置であり、必ず正転早送りで文字標識「R」、「F」、「C」の位置に順に移動されるので、通信接続の開始から接続の確立までの時間が通常(数秒以内)より長く(10秒以上)ならない限りにおいて、接続の確立から最長30秒の接続維持期間において、分針3が示す分値が現在時刻の分値より小さくならず(ステップS133で“NO”)、秒針4による文字標識「C」の指示状態が維持される。
接続解除操作が入力されたタイミングt31、又は接続の確立から30秒が経過したタイミングt30で(ステップS132で“YES”)、通信接続が解除されるとともに(ステップS142)、分針3及び秒針4が現在時刻表示位置に早送りで移動される(ステップS143)。
次に、世界時計表示設定動作について説明する
この世界時計表示設定動作は、電子機器から設定情報として世界時計のタイムゾーン及び夏時間実施情報が取得される場合とは別に、ユーザによる操作受付部48への入力操作に基づいて行われるものである。
図9は、世界時計表示設定処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この世界時計表示設定処理は、例えば、りゅうずC1が1段階引き出されることで開始される。
世界時計表示設定処理が開始されると、CPU41は、必要に応じて駆動回路51に制御信号を出力し、小時針6及び小分針7を世界時計時刻に対応する位置に移動させる(ステップS301)。この処理は、初めから世界時計時刻が表示されている場合には不要である。
CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針4を世界時計時刻の午前午後に応じて文字標識「A」、「P」の何れかを指し示す位置に移動させる(ステップS302)。
CPU41は、りゅうずC1の押し戻し操作が検出されたか否かを判別する(ステップS303)。検出されていないと判別された場合には(ステップS303で“NO”)、次に、CPU41は、りゅうずC1の回転操作が検出されたか否かを判別する(ステップS304)。検出されていないと判別された場合には(ステップS304で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS306に移行する。
検出されたと判別された場合には(ステップS304で“YES”)、CPU41は、検出された回転量に応じて計数している時刻を修正し(例えば、15分単位など)、駆動回路51に制御信号を出力して、修正された時刻に応じた位置に小時針6、小分針7及び秒針4を移動させる(ステップS305)。それから、CPU41の処理は、ステップS306に移行する。
ステップS306の処理に移行すると、CPU41は、計時回路46の計数する現在時刻が各時分の0秒であり、且つ分針3の示す分値が現在時刻の分値とずれているか否かを判別する(ステップS306)。或いは、CPU41は、秒針4が文字標識「A」を示している場合に分針3が示す位置に応じた時刻が現在時刻よりも13秒以上遅れているか、また、秒針4が文字標識「P」を示している場合に分針3が示す位置に応じた時刻が現在時刻よりも8秒以上遅れているかを検出する。各時分の0秒でないか、又は、現在時刻の分値と分針3の示す分値とがずれていないと判別された場合には(ステップS306で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS303に戻る。ずれていると判別された場合には(ステップS306で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力して、秒針4を正転方向に1周最速で早送りさせる(ステップS307)。このとき、CPU41は、小時針6及び小分針7が示す時刻を1分進めることとしても良い。それから、CPU41の処理は、ステップS303に戻る。
ステップS303の判別処理でりゅうずC1の押し戻し操作が検出されたと判別された場合には(ステップS303で“YES”)、CPU41は、基本時計時刻と世界時計時刻との時差を算出して、世界時計表示設定としてRAM43に記憶させる(ステップS311)。それから、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針4及び分針3を基本時計の分秒に応じた位置に早送り移動させる(ステップS312)。そして、CPU41は、世界時計表示設定処理を終了する。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、現在時刻を計数する計時回路46と、回動可能に設けられた秒針4と、秒針4の回動に連動し、この秒針4の回転の角度に対して当該回転の角度(例えば、360度)よりも小さい回転角度(6度)回動するように設けられた分針3と、秒針4及び分針3の回動を制御する制御部(プロセッサ)としてのCPU41と、を備え、CPU41は、時刻表示動作の実行時には、秒針4及び分針3を計時回路46が計数する現在時刻に応じた位置に移動させ、時刻表示動作とは異なる所定の機能動作の実行時には、秒針4を時計回りに回動させて、所定の機能動作に係る状態に応じた文字標識の位置に移動させ、秒針4が所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置を指示している間に、分針3により示されている時刻が現在時刻よりも所定の第1基準時間、例えば、文字標識「C」の位置について32秒以上遅れた場合には、秒針4を周回動作させて分針3が示す位置を変更する。
これにより、機能動作の開始後、暫くの間秒針4を周回動作させて分針3の位置を進めなくても表示時刻が現在時刻よりも大きく遅れないので、ユーザの時刻知得に問題を生じさせる可能性を低減しつつ、機能表示に係る状態表示を当該状態の開始当初に中断させずに示すことが出来る。従って、この電子時計1は、時刻の表示と時刻以外の表示とをより適切に両立することが出来る。
また、文字標識の位置への移動を正転(時計回り)早送りに揃えることで、他の機能動作に係る表示への変更や当該他の機能動作に係る表示の遷移であることをよりユーザに分かりやすく示すことが出来る。
また、所定の第1基準時間は、機能動作に係る複数の状態にそれぞれ応じた文字標識の位置ごとに定められる。これにより、文字標識の位置によって分針3により示される分桁の値を変更するタイミングを揃えたり、或いは、適切にずらしたりすることが出来る。
特に、所定の第1基準時間は、状態に応じた文字標識の位置と文字盤11における分針3及び秒針4の0分0秒位置との角度差に従って定められることで、文字標識の位置に依らず、現在時刻に応じた適切なタイミングで揃えて分針3による示される分桁の値を変更させることが出来る。
また、連動して回動する秒針4と分針3とにより時刻表示とその他の機能動作に係る状態表示とを適切に並列させることで、何れの表示についてもユーザに無理なく適切に知得させることが出来る。
また、特に、所定の第1基準時間は、機能動作の状態に応じた文字標識の位置と秒針4により0秒が示される位置との角度差に従って定められることで、文字標識の位置に依らず、現在時刻に応じた適切なタイミングで揃えて分針3による示される分桁の値を変更させることが出来る。
また、外部の電子機器との間で情報の送受信を行う無線通信部49を備え、所定の機能動作は、無線通信部49による所定の情報の送信及び受信のうち少なくとも一方であり、CPU41は、無線通信部49による電子機器との通信接続状態を秒針4に示させる。
このように、通常、数分以内程度の動作時間であり、特に長時間継続することがほとんど想定されない電子時計1における通信接続動作の表示について、CPU41に上述の制御動作を行わせることで、より効果的に分針3による誤差1分程度の略正確な時刻表示と、秒針4による機能動作の状態表示とを維持してユーザに示すことが出来る。
また、CPU41は、秒針4が示している状態の継続時間が予め定められた所定の第2基準時間以下と想定される場合には、当該状態の間、分針3が示す位置を変更させない。
即ち、状態表示の間に分針3により表示される時刻のずれが大きくならない場合には、そもそも現在時刻とのずれを考慮する判別処理を行わないことで、処理を簡略化することが出来る。また、秒針4の周回動作を行っている途中や周回動作の終了直後に機能動作が終了するような場合にわざわざ不必要に早送り処理を分割する手間を省き、また、機能動作の終了を示すタイミングを遅らせる必要を生じさせにくくすることが出来る。
また、所定の機能動作に係る状態が2以上の所定数個定められ、CPU41は、状態の変化に応じて、秒針4を時計回りに回動させて、新たな状態に応じた位置を指示させる。即ち、この電子時計1は、状態変化を常に正転方向への秒針4の早送りで示すことで統一性を持たせ、より容易且つ的確にユーザに対して機能動作に係る報知を行っていることを示しつつ、合わせて略正確な時刻を表示することが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、現在時刻が0秒か否かを判別条件に含み、当該0秒のタイミングで、秒針4を周回動作させて分針3の位置を変更するか否かについての判定を行っているが、この判定を行う条件は、上述のように、分針3の指示する位置(分秒値)と現在時刻(分秒値)との時間差、即ち、分針3が指示する位置(分秒値)の現在時刻(分秒値)からの遅れ、と所定の基準時間との大小関係が同定可能な方法であれば何れでも良く、角度差や、ステップ数の差などのうち何れかに基づいてなされても良い。
また、上記実施の形態では、分針3と連動して回転する秒針3に機能動作に係る状態表示を行わせながら分針3の時刻表示を継続させる場合について説明したが、分針と時針など、これ以外の組み合わせであっても良い。また、3本以上の指針が連動して回転されても良い。
また、上記実施の形態では、無線通信に係る通信接続状態の表示に用いる場合と、世界時計やアラーム報知設定時刻の午前、午後の表示に用いる場合を例に挙げて説明したが、これらに限られない。また、表示される状態の数は任意であり、1つであっても良いし、より多くても良い。また、これらの状態表示に係る文字標識の位置は、任意に配置可能であり、文字盤11で半周以上正転方向(時計回り方向)に離れた位置にあっても良い。また、状態表示は、文字標識で示される必要はなく、図形標識であっても良いし、時刻表示に用いられる時字がそのまま数字として用いられるなどであっても良い。更には、文字盤が設けられていない時計などであっても、例えば、押しボタンスイッチB2、B3やりゅうずC1、図示略の腕装着用のバンドなどに対して方向が定まって指針2〜7の指し示す位置が同定可能であれば良い。
また、上記実施の形態では、現在時刻が0秒になったタイミングで秒針4を周回動作させて分針3の位置を進めることとしたが、これに限られない。他の秒値となるタイミングであっても良いし、或いは、各文字標識の位置に対応する時刻(秒値)から各々30秒後などに秒針4を周回動作させても良い。即ち、指示されている文字標識の位置に応じて異なるタイミングで秒針4の周回動作及びこれに伴う分針3の移動がなされても良い。
また、上記実施の形態では、文字標識「R」の位置が指示されている場合には、初めから秒針4の周回早送りがなされないものとして説明したが、例えば、他の受信手段などで電波の捕捉や通信接続の確立に時間を要する場合などには、文字標識「R」のまま現在時刻に対して分針3の指示する位置が示す時刻に所定の遅延時間が生じた場合には、同様に秒針4を周回早送りさせても良い。また、指示している文字標識に依らず、一律に所定の遅延時間が生じたタイミングで秒針4を周回早送りさせても良い。
また、上記実施の形態では、制御部(プロセッサ)としての動作を全てCPU41により行うこととしたが、専用の論理回路などのハードウェア回路による処理が含まれていても良い。
また、上記実施の形態では、Bluetoothによる通信接続の場合を例に挙げて説明したが、他の通信プロトコルを用いて外部の電子機器と通信接続を行う場合にも、電子時計1において同様の動作を行わせることが出来る。また、情報の送受信だけではなく、一方的に送信電波を受信して必要な情報を取得するのみの電子時計でも同様に本発明を適用可能である。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御手順や表示例などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
現在時刻を計数する計時部と、
回動可能に設けられた第1の指針と、
前記第1の指針の回動に連動し、前記第1の指針の回転の角度に対して当該回転の角度よりも小さい回転角度回動するように設けられた第2の指針と、
前記第1の指針及び前記第2の指針の回動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
時刻表示動作の実行時には、前記第1の指針及び前記第2の指針を前記計時部が計数する現在時刻に応じた位置に移動させ、
前記時刻表示動作とは異なる所定の機能動作の実行時には、前記第1の指針を時計回りに回動させて、前記所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置に移動させ、
前記第1の指針が前記所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置を指示している間に、前記第2の指針により示されている時刻が現在時刻よりも所定の第1基準時間以上遅れた場合には、前記第1の指針を周回動作させて前記第2の指針が示す位置を変更する
ことを特徴とする電子時計。
<請求項2>
前記所定の第1基準時間は、複数の前記状態に応じた表示位置ごとに定められることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
<請求項3>
前記所定の第1基準時間は、前記状態に応じた表示位置と所定の基準位置との角度差に従って定められることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
<請求項4>
前記第1の指針は秒針であり、
前記第2の指針は分針である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項5>
前記所定の第1基準時間は、前記状態に応じた表示位置と0秒位置との角度差に従って定められることを特徴とする請求項4記載の電子時計。
<請求項6>
外部の電子機器との間で情報の送受信を行う無線通信部を備え、
前記所定の機能動作は、前記無線通信部による所定の情報の送信及び受信のうち少なくとも一方であり、
前記制御部は、当該無線通信部による前記電子機器との通信接続状態を前記第1の指針に示させる
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項7>
前記制御部は、前記第2の指針が示している状態の継続時間が予め定められた所定の第2基準時間以下と想定される場合には、当該状態の間、前記第2の指針が示す位置を変更させないことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項8>
前記所定の機能動作に係る前記状態が2以上の所定数個定められ、
前記制御部は、前記状態の変化に応じて、前記第1の指針を時計回りに回動させて、新たな状態に応じた位置を指示させる
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子時計。
1 電子時計
2 時針
3 分針
4 秒針
5 日車
6 小時針
7 小分針
11 文字盤
111 小窓
112 開口部
12 ケーシング
41 CPU
42 ROM
43 RAM
43a 接続先情報
43b 設定情報
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 報知動作部
48 操作受付部
49 無線通信部
50 アンテナ
51 駆動回路
52 電力供給部
71〜73 輪列機構
81〜83 ステッピングモータ
B2、B3 押しボタンスイッチ
C1 りゅうず

Claims (8)

  1. 現在時刻を計数する計時部と、
    回動可能に設けられた第1の指針と、
    前記第1の指針の回動に連動し、前記第1の指針の回転の角度に対して当該回転の角度よりも小さい回転角度回動するように設けられた第2の指針と、
    前記第1の指針及び前記第2の指針の回動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    時刻表示動作の実行時には、前記第1の指針及び前記第2の指針を前記計時部が計数する現在時刻に応じた位置に移動させ、
    前記時刻表示動作とは異なる所定の機能動作の実行時には、前記第1の指針を時計回りに回動させて、前記所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置に移動させ、
    前記第1の指針が前記所定の機能動作に係る状態に応じた表示位置を指示している間に、前記第2の指針により示されている時刻が現在時刻よりも所定の第1基準時間以上遅れた場合には、前記第1の指針を周回動作させて前記第2の指針が示す位置を変更する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記所定の第1基準時間は、複数の前記状態に応じた表示位置ごとに定められることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記所定の第1基準時間は、前記状態に応じた表示位置と所定の基準位置との角度差に従って定められることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
  4. 前記第1の指針は秒針であり、
    前記第2の指針は分針である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子時計。
  5. 前記所定の第1基準時間は、前記状態に応じた表示位置と0秒位置との角度差に従って定められることを特徴とする請求項4記載の電子時計。
  6. 外部の電子機器との間で情報の送受信を行う無線通信部を備え、
    前記所定の機能動作は、前記無線通信部による所定の情報の送信及び受信のうち少なくとも一方であり、
    前記制御部は、当該無線通信部による前記電子機器との通信接続状態を前記第1の指針に示させる
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電子時計。
  7. 前記制御部は、前記第2の指針が示している状態の継続時間が予め定められた所定の第2基準時間以下と想定される場合には、当該状態の間、前記第2の指針が示す位置を変更させないことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電子時計。
  8. 前記所定の機能動作に係る前記状態が2以上の所定数個定められ、
    前記制御部は、前記状態の変化に応じて、前記第1の指針を時計回りに回動させて、新たな状態に応じた位置を指示させる
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子時計。
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