JP6645084B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

この発明は、回転表示体を用いて日時の表示を行う電子時計に関する。
従来、時針や分針などの指針(回転表示体)により現在時刻を表示させることが可能な電子時計がある。このような電子時計には、回転表示体により現在時刻と現在時刻以外の情報とを切り替えて表示させることができるものがある。例えば、特許文献1には、秒針の回転動作により電波受信状態を表示させる技術が開示されている。この他にも、世界の都市や地域における地方時、アラームの設定時刻、タイマー機能に係る残り時間、ストップウォッチ機能に係る計数時間などを切り替えて表示させることができる電子時計がある。
このように回転表示体により表示させる情報を切り替える場合には、当該回転表示体は、現在時刻の表示時における回転動作よりも高速で早送り回転動作されて、切り替え後の情報表示に係る位置に移動される。
また、この早送り回転動作は、表示させる情報を切り替える場合のほか、回転表示体により表示される現在時刻を修正する場合にも実行され得る。
特開2004−226350号公報
しかしながら、電子時計のユーザは、回転表示体が早送り回転動作されている間は電子時計から所望の情報を得ることができない。そして、早送り回転動作における回転量は、切り替え後に表示される情報及び回転表示体の早送り回転動作開始前の位置に応じて毎回異なるため、電子時計のユーザは、所望の情報が得られるまでの待ち時間を想定することができないという課題がある。
この発明の目的は、ユーザが所望の情報が得られるまでの待ち時間を想定することが可能な電子時計を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
回転表示体と、
前記回転表示体の回転動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記回転表示体に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による前記回転表示体の移動先の位置を示す情報に基づいて、前記早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を少なくとも一の前記回転表示体により行わせる回転量情報表示制御を行い、
前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作の開始前に、当該早送り回転動作を行わせる前記回転表示体を当該早送り回転動作における回転量に応じた回転量回転動作させることを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、ユーザが所望の情報が得られるまでの待ち時間を想定することができるという効果がある。
本発明の実施形態の電子時計の内部構成を示すブロック図である。 電子時計において実行される早送り動作の例を説明する図である。 早送り処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 正転早送り前処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 逆転早送り前処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 早送り速度設定処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る早送り動作の例を説明する図である。 第2の実施形態に係る早送り処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 進行状況表示処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 変形例に係る早送り処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。 残り時間表示処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電子時計の内部構成を示すブロック図である。
本実施形態の電子時計1は、日車2と、時針3と、分針4と、秒針5と(以降、日車2〜秒針5をまとめて指針2〜5(回転表示体)とも記す)、複数の歯車が配列された輪列機構22を介して日車2を回転動作させる第1ステッピングモータ32と、輪列機構23を介して時針3を回転動作させると共に、輪列機構24を介して分針4を回転動作させる第2ステッピングモータ33と、輪列機構25を介して秒針5を回転動作させる第3ステッピングモータ35と(以降、第1ステッピングモータ32、第2ステッピングモータ33及び第3ステッピングモータ35をまとめてステッピングモータ32,33,35とも記す)、ステッピングモータ32,33,35に駆動パルスを出力する駆動回路39と、CPU(Central Processing Unit)41(制御手段)と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、電源部44と、操作部45と、発振回路46と、分周回路47と、計時回路48と、アンテナ49と、標準電波受信部50などを備えている。
時針3、分針4、及び、秒針5は、何れも通常の針形状を有する指針であり、文字盤上で同一の回転軸に対して回転可能に配置されて、一の方向を指し示す。これら時針3、分針4、及び、秒針5は、指し示す方向が容易に読み取り可能な範囲で任意の太さや装飾形状とすることができる。一方、日車2は、円環状(ディスク形)の指針であり、文字盤の下部で上記回転軸の周りを回転可能に配置されている。日車2の上面には、その周縁部に日付「1」〜「31」をそれぞれ表す日付標識が順番に設けられており、日車2を回転させることで、文字盤に設けられた透過小窓(窓部)から何れか1個の日付標識が選択的に露出される。この透過小窓は、ガラスやアクリル樹脂などの透明部材で覆われていても良い。
輪列機構22〜25は、それぞれ、複数の歯車が噛み合わされて所定のギア比で回転する構成であり、輪列機構22〜25におけるそれぞれ最後の歯車は、各輪列機構に接続されるステッピングモータ32,33,35のステップ回転に連動してそれぞれ所定角度の回転動作を日車2、時針3、分針4、及び秒針5に伝えることで、それぞれ所望の位置(回転位置)を指し示させる。輪列機構23は、輪列機構24の中間の歯車(中間車)の回転に連動して回転する複数の歯車からなり、輪列機構24の歯車のギア比とは異なるギア比で歯車が回転するようになっている。これにより、輪列機構23及び輪列機構24は、第2ステッピングモータ33のステップ回転に連動してそれぞれ異なる角度の回転動作を時針3及び分針4に伝える。
第1ステッピングモータ32は、一日のうち所定の時間、例えば24時に駆動回路39から入力される複数の駆動パルスの各々により駆動(ステップ駆動)されてロータが180度ステップ回転動作し、当該複数の駆動パルスに対応する複数回のステップ回転動作により日車2を回転させて日付標識を一日分進める。
第2ステッピングモータ33は、駆動回路39から10秒に1回入力される駆動パルスにより駆動されてロータが180度ステップ回転動作し、分針4を1ステップ当たり1度回転させるとともに、時針3を1ステップ当たり1/12度回転させる。従って、分針4は、360ステップ(1時間)で1周し、時針3は、4320ステップ(12時間)で1周する。
第3ステッピングモータ35は、駆動回路39から1秒に1回入力される駆動パルスにより駆動されてロータが180度ステップ回転動作し、1ステップ当たり秒針5を6度ずつ回転させる。従って、秒針5は、60ステップ(1分)で1周する。
指針2〜5は、それぞれ正転方向及び逆転方向に16pps(pulse per second),24pps,32ppsで早送り回転動作させることが可能である。
駆動回路39は、CPU41からの制御信号に従ってステッピングモータ32,33,35に所定電圧の駆動パルスを出力してステッピングモータ32,33,35のロータを1回所定角度(本実施形態では180度)ステップ回転動作させる。
輪列機構22〜25をそれぞれ構成する複数の歯車の間には、それぞれ、遊び(バックラッシュ)が存在する。従って、指針2〜5の回転方向を正転方向と逆転方向との間で切り替える場合、ステッピングモータ32,33,35が所定回数(空回りステップ数)ステップ回転する間、輪列機構22〜25の途中の歯車間で空回りすることになり、指針2〜5は、回転動作されない。
本実施形態の電子時計1では、逆転方向へ指針を移動させる場合には、当該指針の空回りステップ数又はこれ以上のステップ数(振り戻しステップ数)余分にステッピングモータに逆転動作を行わせ、その後、正転方向への回転に係る空回りを解消するために、上記振り戻しステップ数ステッピングモータに正転動作を行わせる振り戻し動作を行う必要がある。この振り戻しステップ数は、指針2〜5で各々異なっており、このうち時針3に係る振り戻しステップ数(以下、時針振り戻しステップ数と記す)は、分針4に係る振り戻しステップ数(以下、分針振り戻しステップ数と記す)よりも大きくなっている。従って、正転方向に移動していた時針3及び分針4を逆転方向に移動させる場合には、第2ステッピングモータ33を逆転動作させるステップ数が分針振り戻しステップ数以下である期間では時針3及び分針4ともに回転動作されず、分針振り戻しステップ数より大きく時針振り戻しステップ数以下である期間では分針4のみが逆転方向に回転動作され、時針振り戻しステップ数以上である期間では時針3及び分針4が何れも逆転方向に回転移動される。指針2〜5に係る振り戻しステップ数は、予めROM42に記憶されて振り戻し動作の際に読み出される。
CPU41は、電子時計1における各種演算処理を行うと共に全体動作の統括制御を行う。
ROM42は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データを記憶する。設定データには、指針2〜5に係る振り戻しステップ数や、世界の都市及び/又は地域に係る協定世界時(UTC)からの時差及び夏時間情報が記憶されている。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、ROM42から読み出されて展開されたプログラムや一時データなどを記憶する揮発性メモリである。RAM43に記憶される一時データには、計時回路48が計数する現在時刻データ(時、分、秒)、時針3及び分針4の現在位置を示す時分針現在位置データ(0〜4319)、秒針5の現在位置を示す秒針現在位置データ(0〜59)、時針3及び分針4の回転動作における回転方向を示す時分針回転方向データ(0:正転、1:逆転)、後述する時針3、分針4及び秒針5の早送り回転動作における時針3及び分針4の移動先の位置を示す時分針セット位置データ(0〜4319)、当該早送り回転動作における秒針5の移動先の位置を示す秒針セット位置データ(0〜59)、上記早送り回転動作全体における時針3及び分針4の移動ステップ数、上記早送り回転動作における時針3及び分針4の残り移動ステップ数が含まれる。また、RAM43には、後述するアラーム時刻設定モードに係るアラーム時刻、タイマーモードに係るタイマー設定時間、及び指針2〜5の各々の回転速度に係る設定値が記憶される。
電源部44は、CPU41を介して電子時計1の各部に電力を供給する。この電源部44は、特には制限されないが、例えば、太陽電池と二次電池とを組み合わせて長期間継続的に電力供給を可能としたものである。
操作部45は、外部操作スイッチ、例えば、押しボタンやりゅうずなどを含み、ユーザによる押下や回転などの操作を受け付けて電気信号に変換してCPU41に出力する。
この操作部45とCPU41では、ユーザによる操作部45に対する操作に応じて、標準電波受信部50による時刻データの取得及び当該取得結果に応じた指針2〜5による表示時刻の修正を行うことができるようになっている。
また、この操作部45とCPU41では、ユーザによる操作部45に対する操作に応じて、電子時計1の動作モードを複数の動作モードの何れかに設定することができるようになっている。電子時計1の動作モードとしては、特には限られないが、通常の時刻表示を行うモードの他に、世界の時刻を表示するワールドタイムモード、アラーム時刻を設定するアラーム時刻設定モード、タイマーモード、ストップウォッチモードがある。
このうちワールドタイムモードでは、ユーザによる操作部45に対する操作により世界の都市又は地域が指定され、当該指定された都市又は地域に係る時差及び夏時間情報に基づいて計時回路の計数する日時が適切な地方時に換算され、換算された地方時を示す表示が指針2〜5により行われる。アラーム時刻設定モードでは、ユーザによる操作部45に対する操作により指定されたアラーム時刻が指針2〜5により表示されるとともにRAM43に記憶される。タイマーモードでは、ユーザによる操作部45に対する操作により指定されたタイマー設定時間が指針2〜5により表示されるとともにRAM43に記憶され、タイマーの動作開始に係る操作が行われると、タイマー設定時間から動作開始後の経過時間が減算された残り時間が指針2〜5により表示される。ストップウォッチモードでは、指針2〜5が0時0分0秒の位置に移動され、ストップウォッチの動作開始に係る操作が行われると、動作開始後の経過時間を示す表示が指針2〜5により行われる。
発振回路46は、所定の周波数信号を発振して出力する。分周回路47は、発振回路46から入力された周波数信号を分周し、電子時計1で用いられる各周波数の信号を生成して出力する。計時回路48は、分周回路47から出力された所定の周波数(例えば、1Hz)の信号の入力回数を計数し、時刻データに加算していくことで現在時刻を保持する。
標準電波受信部50は、アンテナ49を用いて、長波長帯の電波により時刻情報を符号化送信している標準電波を受信して、符号化された信号(タイムコード)を復調、復号してCPU41に出力する。標準電波受信部50による長波長帯の電波への同調周波数は、CPU41の制御により受信対象とされる標準電波送信局からの送信周波数に応じて調整される。上記復号されたタイムコードから取得された時刻データがCPU41から計時回路48に送られて上書きされることで、現在時刻データが上書き修正される。
次に、時針3、分針4及び秒針5の早送り回転動作について説明する。
本実施形態の電子時計1では、例えば電池切れにより正確な時刻が表示されていない状態において、電池が交換され、ユーザによる操作部45に対する操作に応じて標準電波受信部50により時刻データが取得された場合に、時針3、分針4及び秒針5が通常の時刻表示時より高速で回転動作する早送り回転動作が行われて、正確な現在時刻を示す位置に移動される。
また、電子時計1では、電子時計1の動作モードが変更された場合に、時針3、分針4及び秒針5の早送り回転動作が行われて、変更後の動作モードにおける適切な位置に時針3、分針4及び秒針5が移動される。ここで、変更後の動作モードにおける時針3、分針4及び秒針5の位置は、ワールドタイムモードでは指定された都市における時刻に係る位置であり、アラーム時刻設定モードではRAM43に記憶されている最新のアラーム時刻に係る位置であり、タイマーモードではRAM43に記憶されている最新のタイマー設定時間に係る位置であり、ストップウォッチモードでは、0時0分0秒の位置である。
また、時針3及び分針4に係る早送り回転動作における回転方向は、当該早送り回転動作における回転量が少なくなる方向に設定される。
本実施形態では時針3、分針4及び秒針5の早送り回転動作が行われる場合に、まず、当該早送り回転動作全体に係る時針3及び分針4の回転量(以下、時分針早送り回転量とも記す)に応じた回転量だけ、時針3及び分針4が早送り回転動作における回転方向とは逆方向に回転され、その後早送り回転動作における回転方向に同一回転量だけ回転されて元の位置に戻る予備動作が行われる。本実施形態では、この予備動作における時針3及び分針4の各回転方向についての回転量は、時分針早送り回転量が359ステップ以下(1時間未満に相当)である場合には30ステップ(5分に相当)であり、時分針早送り回転量が360ステップ以上719ステップ以下(1時間以上2時間未満に相当)である場合には60ステップ(10分に相当)であり、時分針早送り回転量が720ステップ以上(2時間以上に相当)である場合には90ステップ(15分に相当)である。本実施形態では、時針3、分針4及び秒針5の早送り回転動作と上述の予備動作とを合わせた動作を早送り動作と記す。また、予備動作を行わせる制御が回転量情報表示制御に相当する。
予備動作の完了後、時針3及び分針4の早送り回転動作が行われる。ここで、早送り回転動作における回転速度は、時分針早送り回転量の残り量、即ち、早送り回転動作全体の回転量から、実施済みの早送り回転動作における回転量を差し引いた量に応じて設定される。本実施形態では、早送り回転動作における回転速度は、時分針早送り回転量の残り量が360ステップ以上(1時間以上に相当)である場合には32ppsであり、時分針早送り回転量の残り量が180ステップ以上359ステップ以下(30分以上1時間未満に相当)である場合には24ppsであり、時分針早送り回転量の残り量が179ステップ以下(30分未満に相当)である場合には16ppsである。
このように、本実施形態の電子時計1では、予備動作において時分針早送り回転量に応じた回転量だけ時針3及び分針4が早送り回転動作とは逆方向に回転動作されるとともに、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転速度が時分針早送り回転量の残り量に応じて漸減することにより、ユーザに早送り回転動作における回転量に係る情報(回転量情報)を伝えることができる。
図2は、電子時計1において実行される早送り動作の例を説明する図である。図2では、7時23分40秒が表示された状態において、標準電波受信部50により正確な現在時刻である9時41分8秒を示す時刻データが取得され、時針3、分針4及び秒針5がこの現在時刻の位置に移動されるまでの動作が示されている。
図2(a)は、早送り動作開始時点における時針3、分針4及び秒針5の位置を示す図である。
早送り動作が開始されると、秒針5が正転方向に32ppsの速度で早送り回転動作されて、早送り回転動作による移動先である「8秒」の位置に移動される(図2(b))。
次に、時分針早送り回転量が720ステップ以上(2時間以上)であることから、時針3及び分針4が90ステップ(15分)だけ32ppsの速度で逆転方向に回転動作され(図2(c))、その後90ステップだけ32ppsの速度で正転方向に回転動作(図2(d))される予備動作が行われる。
次に、時針3及び分針4の正転方向への早送り回転動作が実行される。即ち、まず時針3及び分針4が32ppsの速度で回転動作され、時分針早送り回転量の残り量が359ステップ未満になると(図2(e))、回転速度が24ppsに変更され、時分針早送り回転量の残り量が179ステップ未満になると(図2(f))、回転速度が16ppsに変更される。その後、時針3及び分針4は、16ppsの回転速度で現在時刻に係る9時41分の位置まで早送り回転動作される(図2(g))。
なお、秒針5は、図2(b)に示されるように「8秒」の位置に移動された後、通常の時刻表示動作時と同様に運針が行われても良い。
次に、本実施形態の電子時計1における早送り動作に係る早送り処理について説明する。
図3は、早送り処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この早送り処理は、ユーザによる操作に応じて標準電波受信部50及びCPU41による時刻データの上書き修正が行われること、又は電子時計1の動作モードが変更されることに伴い、時針3及び分針4が指し示す位置が現在の位置から変更される場合に呼び出されて実行される。
早送り処理が開始されると、CPU41は、先ず、実行される早送り処理に係る各種データをRAM43に記憶させる(ステップS101)。即ち、CPU41は、早送り動作における時針3、分針4及び秒針5の移動先の位置を示す時分針セット位置データ、秒針セット位置データをRAM43に記憶させる。また、CPU41は、当該時分針セット位置データ及び秒針セット位置データと、時分針現在位置データ及び秒針現在位置データとを用いて時針3及び分針4の回転方向を特定して時分針回転方向データをRAM43に記憶させる。また、CPU41は、移動ステップ数を算出してRAM43に記憶させる。
CPU41は、秒針5を秒針セット位置データにより示される秒針セット位置に早送り回転動作させる(ステップS102)。即ち、CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ35に対して秒針セット位置データと秒針現在位置データとの差に応じた数の駆動パルスを出力させて秒針5を32ppsの速度で回転動作させ、秒針セット位置に移動させる。
CPU41は、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転方向が正転方向であるか否か(即ち時分針回転方向データが0であるか否か)を判別する(ステップS103)。早送り回転動作における回転方向が正転方向であると判別された場合には(ステップS103で“Yes”)、CPU41は、正転早送り前処理を実行して上述した予備動作を行わせる(ステップS104)。正転早送り前処理の詳細については後述する。
CPU41は、残り移動ステップ数に移動ステップ数の値を代入してRAM43に記憶させる(ステップS105)。
CPU41は、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転速度を設定する早送り速度設定処理を実行する(ステップS106)。早送り速度設定処理の詳細については後述する。
CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ33に対して駆動パルスを出力させて時針3及び分針4を正転方向に1ステップ運針させる(ステップS107)。
CPU41は、残りステップ数が0であるか否かを判別する(ステップS108)。CPU41は、残りステップ数が0ではないと判別された場合には(ステップS108で“No”)、処理をステップS106に移行させる。CPU41は、ステップS106からステップS108までの処理を残りステップ数が0となるまで繰り返し実行することにより、時針3及び分針4を正転方向に早送り回転動作させる。ここで、CPU41は、当該早送り回転動作の速度が上記繰り返しごとに早送り速度設定処理で設定される回転速度(32pps,24pps,16ppsの何れか)となるようにステップS107の実行タイミングを制御する。
残りステップ数が0であると判別された場合には(ステップS108で“Yes”)、CPU41は、早送り処理を終了させる。
ステップS103において、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転方向が逆転方向であると判別された場合には(ステップS103で“No”)、CPU41は、逆転早送り前処理を実行して上述した予備動作を行わせる(ステップS109)。逆転早送り前処理の詳細については後述する。
逆転早送り処理が終了すると、CPU41は、ステッピングモータ33に対して分針振り戻しステップ数だけロータを逆転方向に回転させる駆動パルスを駆動回路39により32ppsの速度で出力させて、輪列機構23,24のうち分針4までの歯車を逆転方向の回転動作について遊びがない状態にさせる(ステップS110)。以下では、このステップS110と同一の処理を、分針4までの歯車を逆転側に寄せる処理とも記す。
CPU41は、残り移動ステップ数に移動ステップ数の値を代入してRAM43に記憶させる(ステップS111)。
CPU41は、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転速度を設定する早送り速度設定処理を実行する(ステップS112)。この早送り速度設定処理は、ステップS106と同一の処理である。
CPU41は、駆動回路39により駆動パルスを出力させて時針3及び分針4を逆転方向に1ステップ運針させる(ステップS113)。
CPU41は、残りステップ数が0であるか否かを判別する(ステップS114)。CPU41は、残りステップ数が0ではないと判別された場合には(ステップS114で“No”)、処理をステップS112に移行させる。CPU41は、ステップS112からS114までの処理を残りステップ数が0となるまで繰り返し実行することにより、時針3及び分針4を逆転方向に早送り回転動作させる。ここで、CPU41は、当該早送り回転動作の速度が上記繰り返しごとに早送り速度設定処理で設定される回転速度(32pps,24pps,16ppsの何れか)となるようにステップS113の実行タイミングを制御する。
残りステップ数が0であると判別された場合には(ステップS114で“Yes”)、CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ33に対して、時針振り戻しステップ数から分針振り戻しステップ数を減算したステップ数だけロータを逆転方向に回転させる駆動パルスを32ppsの速度で出力させた後に、時針振り戻しステップ数だけロータを正転方向に回転させる駆動パルスを32ppsの速度で出力させて、輪列機構23,24の時針3及び分針4に係る各歯車を正転方向について遊びがない状態にさせる(歯車を正転側に寄せる)(ステップS115)。
ステップS115の処理が終了すると、CPU41は、早送り処理を終了させる。
図4は、正転早送り前処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
正転早送り前処理が開始されると、CPU41は、時分針セット位置データの値が時分針現在位置データの値より大きいか否かを判別する(ステップS201)。時分針セット位置データの値が時分針現在位置データの値より大きいと判別された場合には(ステップS201で“Yes”)、CPU41は、移動ステップ数に、時分針セット位置データの値から時分針現在位置データの値を減算して得られた値を代入し、RAM43に記憶させる(ステップS202)。また、時分針セット位置データの値が時分針現在位置データの値以下であると判別された場合には(ステップS201で“No”)、CPU41は、移動ステップ数に、時分針セット位置データの値に4320を加算し時分針現在位置データの値を減算して得られた値を代入し、RAM43に記憶させる(ステップS203)。
ステップS202又はステップS203の処理が終了すると、CPU41は、分針4までの歯車を逆転側に寄せる処理を行う(ステップS204)。
CPU41は、移動ステップ数が359以下、360以上719以下、及び720以上の何れであるかを判別し(ステップS205)、移動ステップ数が359以下である場合には、駆動回路39によりステッピングモータ33に対してロータを逆転方向に回転させる駆動パルスを出力させて、時針3及び分針4を30ステップ逆転方向に回転動作させる(ステップS206)。また、移動ステップ数が360以上719以下である場合には、CPU41は、時針3及び分針4を60ステップ逆転方向に回転動作させる(ステップS207)。また、移動ステップ数が720以上である場合には、CPU41は、時針3及び分針4を90ステップ逆転方向に回転移動させる(ステップS208)。ステップS206〜S208における時針3及び分針4の回転速度は、32ppsとされる。
CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ33に対して、分針振り戻しステップ数だけロータを正転方向に回転させる駆動パルスを32ppsの速度で出力させて、輪列機構23,24のうち分針4までの歯車を正転方向について遊びがない状態にさせる(ステップS209)。以下では、このステップS209と同一の処理を、分針4までの歯車を正転側に寄せる処理とも記す。
CPU41は、ステップS209の終了後、所定の待機時間が経過したか否かを判別する(ステップS210)。ステップS210の処理は、図示略のカウンタ回路の出力に基づいて行われ、所定の待機時間は、ユーザが分針4の停止を認識するのに十分な時間、例えば1秒とされる。所定の待機時間が経過していないと判別された場合には(ステップS210で“No”)、CPU41は、再びステップS210の処理を実行する。
所定の待機時間が経過していると判別された場合には(ステップS210で“Yes”)、CPU41は、移動ステップ数が359以下、360以上719以下、720以上の何れであるかを判別する(ステップS211)。CPU41は、移動ステップ数が359以下であると判別された場合には、駆動回路39によりステッピングモータ33に対してロータを正転方向に回転させる駆動パルスを出力させて、時針3及び分針4を30ステップ正転方向に回転動作させる(ステップS212)。また、移動ステップ数が360以上719以下であると判別された場合には、CPU41は、時針3及び分針4を60ステップ正転方向に回転移動させる(ステップS213)。また、移動ステップ数が720以上であると判別された場合には、CPU41は、時針3及び分針4を90ステップ正転方向に回転移動させる(ステップS214)。ステップS212〜S214における時針3及び分針4の回転速度は、32ppsとされる。
ステップS212〜S214のうち何れかの処理が終了すると、CPU41は、正転早送り前処理を終了させる。
図5は、逆転早送り前処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
逆転早送り前処理が開始されると、CPU41は、時分針セット位置データの値が時分針現在位置データの値より大きいか否かを判別する(ステップS301)。時分針セット位置データの値が時分針現在位置データの値より大きいと判別された場合には(ステップS301で“Yes”)、CPU41は、移動ステップ数に、時分針現在位置データの値に4320を加算し時分針セット位置データの値を減算して得られた値を代入し、RAM43に記憶させる(ステップS302)。また、時分針セット位置データの値が時分針現在位置データの値以下であると判別された場合には(ステップS301で“No”)、CPU41は、移動ステップ数に、時分針現在位置データの値から時分針セット位置データの値を減算して得られた値を代入し、RAM43に記憶させる(ステップS303)。
ステップS302又はステップS303の処理が終了すると、CPU41は、移動ステップ数が359以下、360以上719以下、及び720以上の何れであるかを判別し(ステップS305)、判別結果に応じてステップS306〜S308の何れかの処理を行う。ステップS306〜S308の処理は、それぞれ正転早送り処理のステップS206〜S208の処理と、時針3及び分針4の回転動作における回転方向が正転方向である点を除いて同一であるため、説明を省略する。
CPU41は、分針4までの歯車を逆転側に寄せる処理を行い(ステップS309)、ステップS309の終了後に所定の待機時間が経過したか否かを判別する(ステップS310)。ステップS310の処理は、ステップS210の処理と同一である。
CPU41は、移動ステップ数が359以下、360以上719以下、720以上の何れであるかを判別し(ステップS311)、判別結果に応じてステップS312〜S314の何れかの処理を行う。ステップS312〜S314の処理は、それぞれ正転早送り処理のステップS212〜S214の処理と、時針3及び分針4の回転動作における回転方向が逆転方向である点を除いて同一であるため、説明を省略する。
なお、ステップS312〜S314の処理では、これらの処理の開始時点において時針3に係る歯車の遊びが残っている状態であることから、時針3の回転動作における回転量が、時針振り戻しステップ数から分針振り戻しステップ数を減算したステップ数だけ不足するが、この不足分は、上述したステップS115におけるステッピングモータ33のロータを逆回転方向に回転させる動作により補填される。
ステップ312〜S314のうち何れかの処理が終了すると、CPU41は、分針4までの歯車を正転側に寄せる処理を行う(ステップS315)。なお、このステップS315と、当該ステップS315の次に行なわれるステップS110の処理が行なわれると、輪列機構23,24の歯車は、ステップS315の開始前の状態に戻るため、ステップS315及びステップS110の処理を省略することもできる。
ステップS315の処理が終了すると、CPU41は、逆転早送り前処理を終了させる。
図6は、早送り速度設定処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
早送り速度設定処理が開始されると、CPU41は、残り移動ステップ数に、残り移動ステップ数から1を減算して得られた値を代入してRAM43に記憶させる(ステップS401)。
CPU41は、残り移動ステップ数が179以下、180以上359以下、及び360以上の何れであるかを判別し(ステップS402)、残り移動ステップ数が179以下である場合には、時針3及び分針4の早送り回転動作の速度(以下、時分針早送り速度と記す)を16ppsに設定し(ステップS403)、残り移動ステップ数が180以上359以下である場合には、時分針早送り速度を24ppsに設定し(ステップS404)、残り移動ステップ数が360以上である場合には、時分針早送り速度を32ppsに設定して(ステップS405)、それぞれRAM43に記憶させる。
ステップS403〜S405のうち何れかの処理が終了すると、CPU41は、早送り速度設定処理を終了させる。
以上のように、本実施形態に係る電子時計1は、時針3、分針4及び秒針5と、CPU41とを備え、CPU41は、時針3、分針4及び秒針5の回転動作を制御し、時針3及び分針4に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による時針3及び分針4の移動先の位置を示す時分針セット位置データに基づいて、早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を時針3及び分針4により行わせる。このような構成によれば、時針3及び分針4の回転動作により、当該時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に係る情報を容易に示すことができる。この結果、時針3及び分針4の早送り回転動作終了時の位置や早送り回転動作における回転量を予め知得し得ないユーザに、早送り回転動作終了までの待ち時間、即ち電子時計1から所望の情報が得られるまでの待ち時間を想定させることができ、ユーザ利便性を向上させることができる。
また、CPU41は、回転量情報表示制御において、早送り回転動作の開始前に、当該早送り回転動作を行わせる時針3及び分針4を当該早送り回転動作における回転量に応じた回転量回転動作させる(制御手段)。これによれば、早送り回転動作開始前における時針3及び分針4の回転量により、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に係る情報を示すことができる。
また、上記早送り回転動作における回転量に応じた時針3及び分針4の回転動作は、当該回転動作における回転方向が上記早送り回転動作における回転方向とは逆方向となるように行われる。これにより、ユーザの目を引きやすい時針3及び分針4の逆方向での回転動作における回転量により、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に係る情報をより分かりやすく示すことができる。
また、CPU41は、回転量情報表示制御において、早送り回転動作を行っている時針3及び分針4の回転動作の速度を当該早送り回転動作における残り回転量に対応して漸減させる(制御手段)。これによれば、時針3及び分針4の回転速度の変化によって、直観的に分かりやすい態様で時針3及び分針4の早送り回転動作における残り回転量に係る情報を示すことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第2の実施形態に係る早送り動作は、時針3及び分針4の早送り回転動作が行われるとともに、秒針5により時分針早送り回転量に対する実施済みの早送り回転動作に係る回転量の割合が示される点、時針3及び分針4による予備動作が行われない点、及び時分針早送り速度が一定である点で第1の実施形態と異なる。以下では、主に第1の実施形態との相違点について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る早送り動作の例を説明する図である。
図7(a)は、早送り動作開始時点における時針3、分針4及び秒針5の位置を示す図である。
早送り動作が開始されると、秒針5が「0秒」の位置に正転方向に32ppsで回転動作される(図7(b))。
次に、時針3及び分針4の早送り回転動作が開始される(図7(c))。この早送り回転動作の速度は、32ppsである。また、秒針5は、時針3及び分針4の早送り回転動作全体の回転量のうち実施済みの早送り回転動作における回転量の割合を、秒針5の1周を1として当該秒針の指示位置により示すように回転動作される。即ち、秒針5は、時針3及び分針4とともに正転方向に回転動作され、早送り回転動作のうち1/4が実施されて時針3及び分針4が7時57分の位置まで移動された時点では、秒針5が1/4周に相当する「15秒」の位置まで移動される(図7(d))。また、早送り回転動作のうち1/2が実施されて時針3及び分針4が8時32分の位置まで移動された時点では、秒針5は、1/2周に相当する「30秒」の位置まで移動される(図7(e))。また、早送り回転動作のうち3/4が実施されて時針3及び分針4が9時6分の位置まで移動された時点では、秒針5は、3/4周に相当する「45秒」の位置まで移動される(図7(f))。そして、時針3及び分針4が早送り動作における移動先の位置である9時41分の位置まで回転動作されると、秒針5は、早送り動作の開始時点から1周して「0秒」の位置まで移動され(図7(g))。その後、秒針5は、32ppsの速度で早送り回転動作されて秒針セット位置に係る「8秒」の位置に移動される(図7(h))。
第2の実施形態では、RAM43に、時針3及び分針4の早送り回転動作における時針3及び分針4の移動済みステップ数が記憶され、当該移動済みステップ数及び移動ステップ数に基づいて時分針早送り回転量に対する実施済みの早送り回転動作に係る回転量の割合が算出される。
なお、秒針5により、時針3及び分針4の早送り回転動作全体の回転量に対する未実行の早送り回転動作における回転量の割合が示されるように、時針3及び分針4の早送り回転に伴って秒針5が逆転方向に1周するように回転動作されても良い。
また、第2の実施形態では、秒針5により時分針早送り回転量に対する実施済みの早送り回転動作に係る回転量の割合を示させる制御が回転量情報表示制御に相当する。
次に、第2の実施形態の電子時計1における指針の早送り処理について説明する。
図8は、第2の実施形態に係る早送り処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
早送り処理が開始されると、CPU41は、先ず、実行される早送り処理に係る各種データをRAM43に記憶させる(ステップS501)。ステップS501の処理は、第1の実施形態の早送り処理に係るステップS101の処理と同様である。
CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ35に対して秒針現在位置データに応じた数の駆動パルスを出力させて秒針5を32ppsの速度で回転動作させ、「0秒」の位置に移動させる(ステップS502)。
CPU41は、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転方向が正転方向であるか否か(即ち時分針回転方向データが0であるか否か)を判別する(ステップS503)。早送り回転動作における回転方向が正転方向であると判別された場合には(ステップS503で“Yes”)、CPU41は、移動済ステップ数に0を代入してRAM43に記憶させる(ステップS504)。
CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ33に対して駆動パルスを出力させて時針3及び分針4を正転方向に1ステップ運針させる(ステップS505)。
ステップS505の処理が終了すると、CPU41は、秒針5により時針3及び分針4の早送り回転動作の進行状況を表示させる進行状況表示処理を実行する(ステップS506)。進行状況表示処理の詳細については後述する。
CPU41は、移動済みステップ数が移動ステップ数に等しいか否かを判別する(ステップS507)。CPU41は、移動済みステップ数と移動ステップ数とが異なると判別された場合には(ステップS507で“No”)、処理をステップS505に移行させる。CPU41は、ステップS505からS507までの処理を移動済みステップ数と移動ステップ数とが等しくなるまで繰り返し実行することにより、時針3及び分針4を正転方向に早送り回転動作させる。ここで、CPU41は、当該早送り回転動作の速度が32ppsとなるようにステップS505の実行タイミングを制御する。
ステップS503において、早送り回転動作における回転方向が逆転方向であると判別された場合には(ステップS503で“No”)、CPU41は、分針4までの歯車を逆転側に寄せる処理を行う(ステップS508)。
CPU41は、移動済ステップ数に0を代入してRAM43に記憶させる(ステップS509)。
CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ33に対して駆動パルスを出力させて時針3及び分針4を逆転方向に1ステップ運針させる(ステップS510)。
ステップS510の処理が終了すると、CPU41は、進行状況表示処理を実行する(ステップS511)。ステップS511の処理は、ステップS506の処理と同一である。
CPU41は、移動済みステップ数が移動ステップ数に等しいか否かを判別する(ステップS512)。CPU41は、移動済みステップ数と移動ステップ数とが異なると判別された場合には(ステップS512で“No”)、処理をステップS510に移行させる。CPU41は、ステップS510からS512までの処理を移動済みステップ数と移動ステップ数とが等しくなるまで繰り返し実行することにより、時針3及び分針4を逆転方向に早送り回転動作させる。ここで、CPU41は、当該早送り回転動作の速度が32ppsとなるようにステップS510の実行タイミングを制御する。
移動済みステップ数が移動ステップ数に等しいと判別された場合には(ステップS512で“Yes”)、CPU41は、時針3及び分針4に係る歯車を正転側に寄せる処理を行う(ステップS513)。
ステップS513の処理が終了した後、又はステップS507において移動済みステップ数が移動ステップ数に等しいと判別された場合には(ステップS507で“Yes”)、CPU41は、秒針5を秒針セット位置データにより示される秒針セット位置に移動させる(ステップS514)。即ち、CPU41は、駆動回路39によりステッピングモータ35に対して秒針セット位置データと秒針現在位置データとの差に応じた数の駆動パルスを出力させて秒針5を32ppsの速度で早送り回転動作させ、秒針セット位置に移動させる。
ステップS514の処理が終了すると、CPU41は、早送り処理を終了させる。
図9は、進行状況表示処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
進行状況表示処理が開始されると、CPU41は、移動済みステップ数に、移動済みステップ数に1を加算して得られた数を代入してRAM43に記憶させる(ステップS601)。
CPU41は、秒針5を、mod(int((移動済みステップ数/移動ステップ数)×60),60)で表される位置に移動させる(ステップS602)。ここで、a,bを実数としたときに、mod(a,b)は、0≦aの場合にはaをbで割ったときの余りを表し、a<0の場合には(a+b)をbで割ったときの余りを表す。また、int(a)は、aの整数部を表す。CPU41は、上述のように算出された位置と秒針現在位置データとが異なる場合に、駆動回路39によりステッピングモータ35に対して駆動パルスを出力させて秒針5を回転動作させ、当該算出された位置に移動させる。
なお、ステップS602の処理の開始時における秒針5の位置と、上記のように算出された位置とが等しい場合には、CPU41は、秒針5を移動させずにステップS602の処理を終了させる。
ステップS602の処理が終了すると、CPU41は、進行状況表示処理を終了させる。
このように、第2の実施形態に係る電子時計1は、回転表示体を複数備え(時針3、分針4及び秒針5)、CPU41は、回転量情報表示制御において、早送り回転動作を行わせる時針3及び分針4とは異なる秒針5により回転量情報を示す回転動作を行わせる(制御手段)。これにより、時針3及び分針4の早送り回転動作に影響を及ぼすことなく秒針により時針3及び分針4の早送り回転動作における残り回転量に係る情報を示すことができる。
また、CPU41は、回転量情報表示制御において、秒針5により、時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に対する実行済みの当該早送り回転動作における回転量の割合に応じた回転動作を行わせる(制御手段)。これにより、時針3及び分針4の早送り回転動作の進行状況を直観的に分かりやすい態様で示すことができる。
(変形例)
次に、第2の実施形態の変形例について説明する。本変形例に係る早送り動作は、時針3及び分針4が早送り回転動作されるとともに、秒針5により、当該早送り回転動作の残り時間が示される点で第2の実施形態と異なる。以下では、主に第2の実施形態との相違点について説明する。
本変形例に係る早送り動作では、時分針セット位置データと時分針現在位置データとの差及び時針3及び分針4の回転速度の設定値に基づいて、時針3及び分針4の早送り回転動作の残り時間(秒)が算出され、当該残り時間を示す残り時間データRがRAM43に記憶される。そして、当該残り時間が30秒以上である場合(即ちR≧30の場合)には、秒針5が「30秒」の位置に固定され、残り時間が30秒未満になると(即ちR<30になると)、残り時間に合わせて、秒針5が回転動作されて「R秒」の位置に移動される。この秒針5の回転動作により、時針3及び分針4の早送り回転動作の残り時間が表示される。
なお、秒針5による残り時間の表示期間は、30秒未満の範囲に限られず任意に設定可能であるが、ユーザが残り時間を容易に把握できるように1分未満の範囲とすることが好ましい。
また、本変形例では、秒針5により早送り回転動作の残り時間が示させる制御が回転量情報表示制御に相当する。
図10は、本変形例に係る早送り処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
このフローチャートは、第2の実施形態に係る早送り処理からステップS502を削除するとともにステップS501とステップS503との間にステップS515〜S517を追加し、またステップS506,S511をそれぞれステップS518,ステップS519に変更したものである。その他の各ステップは、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
CPU41は、ステップS501の処理が終了すると、時分針セット位置データ、時分針現在位置データ及び時針3及び分針4の回転速度の設定値に基づいて残り時間(R秒)を算出し、当該残り時間が30秒未満であるか否かを判別する(ステップS515)。残り時間が30秒未満であると判別された場合には(ステップS515で“Yes”)、CPU41は、秒針5を32ppsの速度で回転動作させて「R秒」の位置に移動させる(ステップS516)。残り時間が30秒以上であると判別された場合には(ステップS515で“No”)、CPU41は、秒針5を32ppsの速度で回転動作させて「R秒」の位置に移動させる(ステップS517)。
また、CPU41は、ステップS505の処理が終了すると、秒針5により時針3及び分針4の早送り回転動作の残り時間を表示させる残り時間表示処理を実行する(ステップS518)。また、CPU41は、ステップS510の処理が終了した場合にも、当該残り時間表示処理を実行する(ステップS519)。
図11は、残り時間表示処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
残り時間表示処理が開始されると、CPU41は、移動済みステップ数に、移動済みステップ数に1を加算して得られた数を代入してRAM43に記憶させる(ステップS701)。
CPU41は、残り時間データRに、int((移動ステップ数−移動済みステップ数)/32)の値を代入してRAM43に記憶させる(ステップS702)。ここで、「32」は、時針3及び分針4の早送り回転速度(pps)の値であり、32pps以外の回転速度で早送り回転動作させる場合にはその回転速度の値が用いられる。
CPU41は、残り時間データにより示される残り時間(R秒)が30秒未満であるか否かを判別する(ステップS703)。残り時間が30秒未満であると判別された場合には(ステップS703で“Yes”)、CPU41は、秒針5を32ppsの速度で回転動作させて「R秒」の位置に移動させる(ステップS704)。なお、ステップS703の処理の開始時において秒針5が既に「R秒」の位置にある場合には、CPU41は、秒針5を移動させずにステップS703の処理を終了させる。
残り時間が30秒以上であると判別された場合には(ステップS703で“No”)、CPU41は、残り時間表示処理を終了させる。
以上のように、本変形例に係る電子時計1のCPU41は、回転量情報表示制御において、秒針5により、時針3及び分針4の早送り回転動作の残り時間を示す回転動作を行わせる(制御手段)。これにより、時針3及び分針4の早送り回転動作に影響を及ぼすことなく当該早送り回転動作の残り時間をユーザに知らせることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記各実施形態及び変形例では、時針3及び分針4が連動して回転動作される例を用いて説明したが、時針3及び分針4が独立して回転動作される電子時計に本発明を適用しても良い。
また、上記第1の実施形態では、時針3及び分針4の早送り回転動作において予備動作を行う例を用いて説明したが、電子時計に設けられた任意の指針(回転表示体)の早送り回転動作において当該指針により予備動作を行うことができる。例えば、秒針5の早送り回転動作において秒針5により予備動作を行っても良い。また、時針3、分針4及び秒針5以外の機能針が設けられている電子時計において、機能針の早送り回転動作において当該機能針により予備動作を行っても良い。また、時針3及び分針4の早送り回転動作において予備動作を複数回、例えば2回行うようにしても良い。早送り動作開始時点における時針3及び分針4の位置をユーザが再確認でき、より確実に早送り回転動作終了までの待ち時間を想定させることができ、ユーザ利便性を向上させることができる。また、時針3及び分針4の早送り回転動作において予備動作を行う前に、例えば秒針5を早送り動作開始時点における分針4の位置へ移動させ、分針4と重ならせてから予備動作を行うようにしても良い。この場合も、早送り動作開始時点における時針3及び分針4の位置をユーザが再確認でき、より確実に早送り回転動作終了までの待ち時間を想定させることができ、ユーザ利便性を向上させることができる。
また、上記第1の実施形態では、時針3及び分針4の早送り回転動作に係る予備動作において、早送り回転動作とは逆方向に時針3及び分針4を回転動作させる例を用いて説明したが、これに代えて、早送り回転動作と同一方向に時針3及び分針4を回転させる動作を予備動作としても良い。この場合には、予備動作と早送り回転動作とをユーザが区別できるように、予備動作の回転動作の態様を早送り回転動作の態様と異ならせることが好ましい。例えば、予備動作の回転動作の速度を早送り回転動作の速度と異ならせることができる。また、予備動作の終了後、所定の待機時間が経過した後に早送り回転動作を開始させても良い。
また、上記第1の実施形態では、時針3及び分針4による予備動作、及び時針3及び分針4の早送り回転動作の速度を漸減させる動作の双方を実行する例を用いて説明したが、これらのうち何れか一方の動作を行わず、他方の動作のみにより時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に係る情報を示すこととしても良い。
また、上記第2の実施形態及び変形例では、それぞれ秒針5の回転動作により時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に係る表示を行う例を用いて説明したが、電子時計に設けられた複数の指針(回転表示体)のうち何れかの指針に係る早送り回転動作における回転量に係る表示を、他の何れかの指針の回転動作により表示させても良い。例えば、日車2を早送り回転動作させる場合に、秒針5により日車2に係る早送り回転動作における回転量のうち実施済みの回転動作における回転量の割合や、残り回転量の割合を表示させても良い。また、上記機能針が設けられている電子時計において、当該機能針の回転動作により他の指針の早送り回転動作における回転量に係る表示を行っても良い。
また、上記第1の実施形態と第2の実施形態(又は変形例)とを組み合わせて実施しても良い。即ち、時針3及び分針4の早送り回転動作において予備動作を行うとともに、秒針5の回転動作により時針3及び分針4の早送り回転動作における回転量に係る表示を行っても良い。
また、上記第2の実施形態と変形例とを組み合わせて実施しても良い。例えば、秒針5により時針3及び分針4の早送り回転動作全体の回転量のうち実施済みの回転量の割合又は未実行の回転量の割合を表示させるとともに、別個の機能針を設けて当該指針により上記早送り回転動作の残り時間を併せて表示させても良い。この場合、上記第1の実施形態に係る予備動作をさらに組み合わせて実施しても良い。
また、上記各実施形態及び変形例では、指針により表示を行うアナログ方式の電子時計1を例に挙げて説明したが、液晶パネル等のデジタル表示部を備え、アナログ方式及びデジタル方式の双方による表示が可能な電子時計に本発明を適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
回転表示体と、
前記回転表示体の回転動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記回転表示体に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による前記回転表示体の移動先の位置を示す情報に基づいて、前記早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を少なくとも一の前記回転表示体により行わせる回転量情報表示制御を行う
ことを特徴とする電子時計。
<請求項2>
前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作の開始前に、当該早送り回転動作を行わせる前記回転表示体を当該早送り回転動作における回転量に応じた回転量回転動作させることを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
<請求項3>
前記早送り回転動作における回転量に応じた前記回転表示体の回転動作は、当該回転動作における回転方向が前記早送り回転動作における回転方向とは逆方向となるように行われることを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
<請求項4>
前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作を行っている前記回転表示体の回転動作の速度を当該早送り回転動作における残り回転量に対応して漸減させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項5>
前記回転表示体を複数備え、
前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作を行わせる前記回転表示体とは異なる他の少なくとも一の前記回転表示体により前記回転量情報を示す回転動作を行わせることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項6>
前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記他の少なくとも一の回転表示体により、前記早送り回転動作における回転量に対する実行済みの当該早送り回転動作における回転量の割合に応じた回転動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載の電子時計。
<請求項7>
前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記他の少なくとも一の回転表示体により、前記早送り回転動作の残り時間を示す回転動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載の電子時計。
1 電子時計
2 日車
3 時針
4 分針
5 秒針
22〜25 輪列機構
32,33,35 ステッピングモータ
39 駆動回路
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 電源部
45 操作部
46 発振回路
47 分周回路
48 計時回路
49 アンテナ
50 標準電波受信部

Claims (7)

  1. 回転表示体と、
    前記回転表示体の回転動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記回転表示体に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による前記回転表示体の移動先の位置を示す情報に基づいて、前記早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を少なくとも一の前記回転表示体により行わせる回転量情報表示制御を行い、
    前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作の開始前に、当該早送り回転動作を行わせる前記回転表示体を当該早送り回転動作における回転量に応じた回転量回転動作させることを特徴とする電子時計。
  2. 回転表示体と、
    前記回転表示体の回転動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記回転表示体に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による前記回転表示体の移動先の位置を示す情報に基づいて、前記早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を少なくとも一の前記回転表示体により行わせる回転量情報表示制御を行い、
    前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作を行っている前記回転表示体の回転動作の速度を当該早送り回転動作における残り回転量に対応して漸減させることを特徴とする電子時計。
  3. 複数の回転表示体と、
    前記回転表示体の回転動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記回転表示体に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による前記回転表示体の移動先の位置を示す情報に基づいて、前記早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を少なくとも一の前記回転表示体により行わせる回転量情報表示制御を行い、
    前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作を行わせる前記回転表示体とは異なる他の少なくとも一の前記回転表示体により前記回転量情報を示す回転動作を行わせ、前記他の少なくとも一の回転表示体により、前記早送り回転動作における回転量に対する実行済みの当該早送り回転動作における回転量の割合に応じた回転動作を行わせることを特徴とする電子時計。
  4. 複数の回転表示体と、
    前記回転表示体の回転動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記回転表示体に早送り回転動作を行わせる場合に、当該早送り回転動作による前記回転表示体の移動先の位置を示す情報に基づいて、前記早送り回転動作における回転量に係る回転量情報を示す回転動作を少なくとも一の前記回転表示体により行わせる回転量情報表示制御を行い、
    前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作を行わせる前記回転表示体とは異なる他の少なくとも一の前記回転表示体により前記回転量情報を示す回転動作を行わせ、前記他の少なくとも一の回転表示体により、前記早送り回転動作の残り時間を示す回転動作を行わせることを特徴とする電子時計。
  5. 前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作の開始前に、当該早送り回転動作を行わせる前記回転表示体を当該早送り回転動作における回転量に応じた回転量回転動作させることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の電子時計。
  6. 前記早送り回転動作における回転量に応じた前記回転表示体の回転動作は、当該回転動作における回転方向が前記早送り回転動作における回転方向とは逆方向となるように行われることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電子時計。
  7. 前記制御手段は、前記回転量情報表示制御において、前記早送り回転動作を行っている前記回転表示体の回転動作の速度を当該早送り回転動作における残り回転量に対応して漸減させることを特徴とする請求項1、3、4の何れか一項に記載の電子時計。
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