JP2004325169A - 流体の流れ計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、超音波を利用して空気、ガス、水などの流体の流速および/または流量を計測する流体の流れ計測装置に関するもので、計測精度向上を実現するものである。
【解決手段】音波送受信手段21、22は、圧電振動子35をケース36、40の内面に固着するとともに、ケース36、40内部の圧電振動子35に近接した位置に電気信号変換手段としての電荷検出回路を内蔵して構成することで、圧電振動子35と電気回路を近接してケース36、40内に内蔵することで外部からのノイズにも強くすることができ、信号線の距離も短くすることができるので、経時変化や、温度変化による特性変化に強く安定した精度の高い流速計測や流量計測を実現することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波を利用して空気、ガス、水などの流体の流速、流量を計測する流体の流れ計測装置の計測精度の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の流体の流れ計測装置の一種である超音波式流量計は、図6と図7に示すように圧電セラミック1をケース2の内面に貼り付けた構成の超音波送受波器3a、3bを、流路側面に備えて超音波の送受信を繰返し行い、超音波送受波器3a、3b間の超音波の伝搬時間を時間計測回路4により測定し、この伝搬時間から流速演算回路5によって流速を計測するものである。ここで、図6に示す6は超音波の立ち上がりを速くするためのバッキング材、7、8は圧電セラミックの電極を接続した出力端子である。
【0003】
また、図7に示す9は超音波送受波器3a、3bを切り替える切替手段、10は超音波信号を圧電セラミック1に印加する駆動回路、11はトリガー回路、12は遅延回路、13はスタート回路、14は繰返設定回路、15は繰返制御回路、16は増幅回路、17は比較回路である例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記構成において、超音波を繰り返して送受信することによって比較的長くした伝搬時間を時間計測回路4で計測して流速演算回路5によって流速を算出するものである。そして、繰り返して送受信することで伝搬時間を長くして、時間計測精度を向上したものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−10143号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の構成では、圧電セラミック1の電気信号を増幅回路16に伝えるためには、長い信号線18a、18b、19を経由しなければならなかった。そのため、超音波の周波数帯域の電気信号では、微弱であるため、長い信号線18a、18b、19を経由する間に様々なノイズの影響を受け、精度よく伝搬時間を計測することが困難であるという課題があった。また、信号線18a、18b、19の経時的あるいは温度的特性変化により、信号レベルが変化して時間計測を安定に計測することも困難であるという課題があった。
【0007】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、外部からのノイズに強く、安定した精度の高い流速計測や流量計測を実現する流体の流れ計測装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、流路に設けられて超音波を送受信する一対の音波送受信手段と、超音波の伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基づいて流速および/または流量を検出する流れ検出手段とを有し、前記音波送受信手段は、ケースの内面に固着された圧電振動子と、前記圧電振動子に近接して前記ケース内に配置した電気信号変換手段とを備えたものである。
【0009】
これによって、圧電振動子と電気回路を近接することができ、かつ電気回路をケース内に内蔵することで外部からのノイズにも強くすることができる。そして、信号線の距離も短くすることができるので経時変化や、温度変化による特性変化に強く安定した精度の高い流速計測や流量計測を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、流路に設けられて超音波を送受信する一対の音波送受信手段と、超音波の伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基づいて流速および/または流量を検出する流れ検出手段とを有し、前記音波送受信手段は、ケースの内面に固着された圧電振動子と、前記圧電振動子に近接して前記ケース内に配置した電気信号変換手段とを備えたことにより、圧電振動子と電気信号変換手段を近接することができ、かつ電気信号変換手段をケース内に内蔵することで外部からのノイズにも強くすることができる。そして、信号線の距離も短くすることができるので経時変化や、温度変化による特性変化に強く安定した精度の高い流速計測や流量計測を実現することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、電気信号変換手段が、圧電振動子から発生する電荷を検出する電荷検出回路を備えることにより、電荷検出回路をケースに内蔵して近接することで外部からのノイズに対して電気的に強くすることができ、精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、電気信号変換手段が、圧電振動子を駆動して送信するモードと超音波を受信するモードとに切り替えるスイッチ回路を備えることにより、電荷検出回路と切替制御手段とをケースに内蔵することで、電荷検出回路の入力を制限することができるのでノイズに対して電気的に強くすることができ、精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、電気信号変換手段が、圧電振動子から発生する信号レベルを比較する比較手段を備えることにより、比較手段をケースに内蔵して近接することで高周波回路のほとんどをケース内に内蔵できるので、外部からのノイズに対して電気的に強くすることができ、精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、ケースが、圧電振動子を固着する缶部と電気信号変換手段を保持する蓋部からなり、前記電気信号変換手段は、前記蓋部に絶縁体を介して貫通保持された電極端子に固定して設置した構成とした。そして、電極端子に固定することで止め金具等が簡略化でき、ケースの小さな空間にも電気信号変換手段等を内蔵することができ、小型化することができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、ケースが、内部に不活性ガスを充填して密封構造とし、ケース材料には金属などを用いて、電気、電波、磁気の少なくとも1つ以上を遮蔽した構成とした。そして、圧電振動子の微電圧信号を遮蔽された空間で電気処理することができるのでノイズの影響を受けにくく精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。
【0016】
請求項7に記載の発明は、電気信号変換手段と、計時手段および流量検出手段を分離した基板で構成し、複数本の電気信号線によって接続された構成とした。そして、複数本の電気信号線で接続することで、ケース内部に設置した電気信号変換手段を細かく制御することができ、短時間の高速タイミングで計測制御ができ、精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における流体の流れ計測装置である流速計および流量計のブロック図である。図1において、20は流体を流す流路、21は超音波を送受信するために流路20の上流側に設置された音波送受信手段、22は超音波を送受信するために流路20の下流側に設置された音波送受信手段、23は超音波の送受信を繰り返して行う繰返手段、24は前記繰返手段23で繰返し行われる音波の伝搬時間を計測する計時手段、25は前記計時手段24で計測された伝搬時間を基に流速を検出する流速検出手段(流れ検出手段)、26は前記計時手段24で計測された伝搬時間を基に流量を検出する流量検出手段(流れ検出手段)である。
【0019】
また、27は前記音波送受信手段21、22に電気信号を送る駆動手段、28は前記音波送受信手段21、22の信号を受信する受信手段、29は前記駆動手段27の信号と受信手段28の信号を切り替える切替制御手段である。ここで、30は電源手段としての電池、31は計測制御手段を集積した電気回路基板、32、33はそれぞれの音波送受信手段21、22と電気回路基板31を接続するための複数の電気信号を伝達する複数本の電気信号線、34は流体の流れ方向を示す矢印である。
【0020】
また、図2に示す35は圧電振動子、36は前記圧電振動子35を固着した金属で構成されるケースの缶部、37aは電気信号変換手段としての電荷検出回路、37bはそれらを実装する基板、38a、38bは前記圧電振動子35と電荷検出回路基板36を接続するリード線、39a、39b、39c、39d、39eは電極端子、40は電極端子39a、39b、39c、39d、39eを固定する金属で構成されたケースの蓋部、41は圧電振動子35の振動を気体である空気やガスに効率よく伝えるための整合層、42はケース36、40内部に充満させた不活性ガス、43は絶縁体である。
【0021】
そして、図3に示す電極端子39aは駆動信号用の端子、電極端子39bは切替制御手段29の信号用スイッチ端子、電極端子39cは信号出力端子、電極端子39dは内蔵するスイッチ回路44と電荷検出回路基板36に電源を供給する電源端子(電圧端子)、電極端子39eは電源端子のひとつで電源端子(アース端子)である。ここで、電源端子39eは、ケースの缶部36に接続されている。
【0022】
以上のような構成において、上流側音波送受信手段21からの伝搬時間T1と、下流側音波送受信手段22からの伝搬時間T2を計測することにより、下式(1)から流速Vを検出することができるのである。
【0023】
V=(L/2cosθ)・(1/T1−1/T2) (1)
ここで、Lはセンサ間距離、θは流路方向と音波送受信手段21、22の配置方向とが交差する角度である。そして、この流速Vに流路の断面積などを考慮することにより、流量Qを算出することができ、流速計ならびに流量計を構成することができるのである。なお、上記式(1)は、1回の送受信時間として示しているが、複数回繰り返して行った場合は、その1回当りに換算して計算すればよい。
【0024】
次に、作用と効果について説明する。音波送受信手段21、22は、図2に示すように圧電振動子35と電荷検出回路基板37bとを内蔵し、アースに落とされた金属のケースの缶部36で覆われている。そのため、音波送受信手段21、22では、圧電振動子35の微弱な電気信号にノイズが混入することが防止できるのである。そして、電荷検出回路37aで信号を増幅してから、ケース外の電気回路基板31に被覆シールドされた5本の電気信号線32、33で接続することによって、信号が伝えられ、電気回路部で正確に処理されるためノイズに強い流速計測および流量計測が行える。
【0025】
さらに、金属のケース36、40でシールドしているので、電気ノイズや電源ノイズはもとより磁気ノイズや雷ノイズなどにも強く、ガスメータのように屋外に設置する場合に有効である。特に、繰り返して送受信を行う超音波式の場合は、送受信の間にノイズが混入しても発見しにくく、計測誤差の要因となっていたのであるが、圧電振動子35と電荷検出回路37aをケースに内蔵することでノイズの混入を低減し、精度の高い流速および流量の計測を行うことができるのである。
【0026】
そして、電気回路基板31で動作する計時手段24は、微小流量を計測するために時間の計測精度が必要である。そのために非常に高い周波数のカウンタ用クロック(例えば、20MHz)を用いている。このような高周波数のクロックは、他の回路への影響度が大きく圧電振動子35の信号にも混入する可能性がある。しかし、本発明のようにシールドされたケース36、40内で圧電振動子35の信号を電荷検出回路37aで増幅してから電気回路基板31に接続するので、高周波数のクロックの影響を大幅に低減することができる。
【0027】
さらに、ケース36、40の中にスイッチ回路44を内蔵しているため、圧電振動子35を駆動して送信する場合と、超音波を受信する場合を切り替えて使用することができる。このスイッチ回路44を内蔵しないと、切り替えることができず、駆動信号と受信信号が混在することになり、大きなノイズの影響を受けることになるが、内部で切り替えて使用できるので駆動信号のノイズの影響を防止することができる。
【0028】
また、圧電振動子35と電荷検出回路37aを、不活性ガスで充満されたケース36、40内のリード線38a、38bで接続することで、リード線38a、38bの劣化も少なく、かつリード線38a、38bの電気特性が長期間安定した状態とすることができるので、安定して流速および流量を計測することができる。そして、外部の電気回路基板31とは電気信号線32、33で接続しているが、この間は電荷検出回路37aで増幅された電気信号であり、電気信号線32、33の特性変化の影響を受けにくい。よって、経時変化、温度変化などに強く、トータルとして安定した音波の送受信を行うことができ、精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。
【0029】
そして、電荷検出回路基板37bを電極端子39dに固定することで止め金具等が簡略化でき、ケース36、40の小さな空間にも電気信号変換手段等を内蔵することができ、小型化することができる。
【0030】
以上のように、圧電振動子35と電気信号変換手段である電荷検出回路37aをケース36、40内に内蔵することで外部からのノイズに強くすることができる。そして、信号線の距離も短くすることができるので経時変化や、温度変化による特性変化に強く安定した精度の高い流速計測や流量計測を実現することができる。
【0031】
また、複数本の電気線で接続することで、ケース36、40内部に設置したスイッチ回路44を細かく制御することができ、短時間の高速タイミングで計測制御ができ、精度の高い流速計測および流量計測を行うことができる。特に、流速計や流量計においては、ノイズが及ぼす影響を大幅に低減できるので、初期の調整点からのずれが少なく、温度が変化した時や経時変化によるゼロ流量の安定性が格段に向上する。
【0032】
なお、図4に示すように、リード線を1本のリード線38bで構成することも可能である。すなわち、圧電振動子35の片側をケースの缶部36に導電接着してケースの缶部36をリード線がわりに利用する。そして、電源端子のアース端子39e側はケースの缶部36と共通とすることで、リード線38aを省略することができるのである。そして、同時にケース36、40がアース接続され、シールド効果もある。また、リード線が1本になることで、小さいケース36、40内での組み立てが安易に行えるようになり、さらに小型化を推進できる。
【0033】
(実施例2)
実施例2について、図5を用いて説明する。図5は本発明の実施例2における流体の流れ計測装置である流速計および流量計を示すブロック図である。実施例1と異なる点は、音波送受信手段21a、22aの圧電振動子35の信号を電流増幅回路45で増幅することと、前記電流増幅回路45の信号を所定のレベルと比較する比較回路46をケース36、40内に内蔵して備えたことにある。そして、前記比較回路46の出力信号、すなわち、オンとオフの信号を出力する構成としたものである。
【0034】
本発明の構成によれば、圧電振動子35の信号増幅を電流増幅回路45とすることで、圧電振動子35の電圧特性変化に左右されず、信号を安定して検出させることができる。そして、ケース36、40の中に比較回路46まで内蔵することで超音波の周波数帯域の受信信号処理がケース36、40内で完結でき、外乱の影響を抑制することができる。その結果、安定して信号の比較が行え、超音波の受信を比較回路46で精度よく検出することができる。比較回路46の後段では、オンまたはオフのデジタル信号であり、比較的低周波数のデジタル信号処理でおこなえるのでノイズ等の外乱の影響は受けにくい。よって、電流増幅回路45と比較回路46をケース36、40内に内蔵して圧電振動子35と近接することで、超音波の送受信時間を精度よく計測でき、流速および流量を精度よく安定して計測することができるのである。
【0035】
なお、電流増幅回路45で説明したが、実施例1の電荷検出回路37aでも信号を増幅することで同様の効果が得られる。また、比較回路46の比較信号レベルは内蔵すると微調整が困難になるので、微調整を可能にする信号線または調整穴をケースの缶部36に設けることも容易に考えられる。さらに、デジタル信号処理を行う電気回路の一部もケース36、40内に内蔵して、圧電振動子35のアナログ信号と分離シールドすることで超小型化が実現でき、信頼性の高い計測が可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の流体の流れ計測装置によれば、次の効果が得られる。
【0037】
流路に設けられて超音波を送受信する一対の音波送受信手段と、超音波の伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基づいて流速および/または流量を検出する流れ検出手段とを有し、前記音波送受信手段は、ケースの内面に固着された圧電振動子と、前記圧電振動子に近接して前記ケース内に配置した電気信号変換手段とを備えることにより、外部からのノイズにも強く、安定した精度の高い流速計測や流量計測を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における流体の流れ計測装置のブロック図
【図2】同実施例の音波送受信手段の断面図
【図3】同実施例の音波送受信手段のブロック図
【図4】同実施例においてリード線を1本で構成した場合の音波送受信手段の断面図
【図5】本発明の実施例2における流体の流れ計測装置のブロック図
【図6】従来の流体の流れ計測装置としての流量計の超音波送受波器の断面図
【図7】従来の流量計のブロック図
【符号の説明】
20 流路
21、22 音波送受信手段
23 繰返手段
24 計時手段
25 流速検出手段(流れ検出手段)
26 流量検出手段(流れ検出手段)
27 駆動手段
28 受信手段
29 切替制御手段
30 電源手段
31 電気回路基板
32、33 電気線
35 圧電振動子
36 ケースの缶部
37a 電気信号変換手段としての電荷検出回路
37b 基板
39a、39b、39c、39d、39e 電極端子
40 ケースの蓋部
43 絶縁体
44 スイッチ回路
46 比較手段

Claims (7)

  1. 流路に設けられて超音波を送受信する一対の音波送受信手段と、超音波の伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基づいて流速および/または流量を検出する流れ検出手段とを有し、前記音波送受信手段は、ケースの内面に固着された圧電振動子と、前記圧電振動子に近接して前記ケース内に配置した電気信号変換手段とを備えた流体の流れ計測装置。
  2. 電気信号変換手段は、圧電振動子から発生する電荷を検出する電荷検出回路を備えた請求項1に記載の流体の流れ計測装置。
  3. 電気信号変換手段は、圧電振動子を駆動して送信するモードと超音波を受信するモードとに切り替えるスイッチ回路を備えた請求項2に記載の流体の流れ計測装置。
  4. 電気信号変換手段は、圧電振動子から発生する信号レベルを比較する比較手段を備えた請求項1に記載の流体の流れ計測装置。
  5. ケースは、圧電振動子を固着する缶部と電気信号変換手段を保持する蓋部からなり、前記電気信号変換手段は、前記蓋部に絶縁体を介して貫通保持された電極端子に固定して設置した請求項1から4のいずれか1項に記載の流体の流れ計測装置。
  6. ケースは、内部に不活性ガスを充填して密封構造とし、ケース材料には金属などを用いて、電気、電波、磁気の少なくとも1つ以上を遮蔽した構成からなる請求項1から5のいずれか1項に記載の流体の流れ計測装置。
  7. 電気信号変換手段と、計時手段および流量検出手段を分離した基板で構成し、複数本の電気信号線によって接続された請求項1から6のいずれか1項に記載の流体の流れ計測装置。
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