JPH1130636A - 高周波電流測定器 - Google Patents
高周波電流測定器Info
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- JPH1130636A JPH1130636A JP9188441A JP18844197A JPH1130636A JP H1130636 A JPH1130636 A JP H1130636A JP 9188441 A JP9188441 A JP 9188441A JP 18844197 A JP18844197 A JP 18844197A JP H1130636 A JPH1130636 A JP H1130636A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高感度・高精度で高電圧機器内部で発生した高
周波電流の部分放電を検出できる信頼性の高い高周波電
流測定器を提供すること。 【解決手段】密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で発
生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状金属板の
検出電極を取り付け、この検出電極の一端に抵抗体を、
また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコネクタを取
り付け、さらに絶縁板と検出電極とを覆う金属製のシー
ルド電極を設け、高周波電流が金属容器表面を流れるこ
とにより生じる電磁界を検出しているので、高電圧機器
内部の部分放電により発生する高周波電流を外部に設け
た高周波電流測定器により高精度で測定することができ
る。
周波電流の部分放電を検出できる信頼性の高い高周波電
流測定器を提供すること。 【解決手段】密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で発
生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状金属板の
検出電極を取り付け、この検出電極の一端に抵抗体を、
また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコネクタを取
り付け、さらに絶縁板と検出電極とを覆う金属製のシー
ルド電極を設け、高周波電流が金属容器表面を流れるこ
とにより生じる電磁界を検出しているので、高電圧機器
内部の部分放電により発生する高周波電流を外部に設け
た高周波電流測定器により高精度で測定することができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、実系統運転中の密
閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で発生する高周波電
流を測定する高周波電流測定器に関する。
閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で発生する高周波電
流を測定する高周波電流測定器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、密閉型開閉装置等の高電圧機器
は実系統運転中の機器内部において高周波電流を伴う部
分放電が発生すると、これが発端となって絶縁破壊事故
を招く可能性がある。一度このような事故が起きると、
電力系統の動揺や停電など、きわめて重大な影響を及ぼ
す結果となる。従って、実系統運転中の高電圧機器にお
いては、機器内部で発生する部分放電を検出して機器の
絶縁破壊事故を未然に防止する必要がある。
は実系統運転中の機器内部において高周波電流を伴う部
分放電が発生すると、これが発端となって絶縁破壊事故
を招く可能性がある。一度このような事故が起きると、
電力系統の動揺や停電など、きわめて重大な影響を及ぼ
す結果となる。従って、実系統運転中の高電圧機器にお
いては、機器内部で発生する部分放電を検出して機器の
絶縁破壊事故を未然に防止する必要がある。
【０００３】このために、実系統運転中の高電圧機器の
内部に発生した高周波電流パルスの部分放電を検出する
検出装置が用いられている。かかる検出装置として、電
気的手法による検出装置、音響的手法による検出装置お
よび振動的手法による検出装置が提案されている。
内部に発生した高周波電流パルスの部分放電を検出する
検出装置が用いられている。かかる検出装置として、電
気的手法による検出装置、音響的手法による検出装置お
よび振動的手法による検出装置が提案されている。
【０００４】次に、高電圧機器として密閉型装置を例に
とり、従来の各種検出装置について説明する。まず、電
気的手法による検出装置には、密閉型開閉装置内部に部
分放電が発生した際に発生する高周波の電流パルスや放
射電磁波を、絶縁スペーサ内部に埋め込まれた電極によ
り検出するようにしたもの、あるいは密閉型装置の外部
にアンテナを立てて検出するものなどがある。
とり、従来の各種検出装置について説明する。まず、電
気的手法による検出装置には、密閉型開閉装置内部に部
分放電が発生した際に発生する高周波の電流パルスや放
射電磁波を、絶縁スペーサ内部に埋め込まれた電極によ
り検出するようにしたもの、あるいは密閉型装置の外部
にアンテナを立てて検出するものなどがある。
【０００５】また、音響的手法による検出装置には、密
閉型開閉装置の金属容器の外壁面にマイクロホンを取り
付け、このマイクロホンにより装置内部に発生した部分
放電音を検出するようにしたものがある。
閉型開閉装置の金属容器の外壁面にマイクロホンを取り
付け、このマイクロホンにより装置内部に発生した部分
放電音を検出するようにしたものがある。
【０００６】さらに、振動的手法による検出装置には、
密閉型開閉装置の金属容器の外壁面に振動センサを取り
付け、この振動センサにより装置内部に発生した部分放
電による金属容器の外壁面の微小振動を検出するように
したものがある。
密閉型開閉装置の金属容器の外壁面に振動センサを取り
付け、この振動センサにより装置内部に発生した部分放
電による金属容器の外壁面の微小振動を検出するように
したものがある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各種検出装置はいずれも下記の如き問題がある。ま
ず、電気的な手法による検出装置においては、実系統運
転中の密閉型開閉装置に接続されている電力用送電線の
気中における部分放電や、該送電線に拾われる誘導雑音
が部分放電検出回路に侵入した際に、機器内部の部分放
電として誤検出されるという問題がある。
た各種検出装置はいずれも下記の如き問題がある。ま
ず、電気的な手法による検出装置においては、実系統運
転中の密閉型開閉装置に接続されている電力用送電線の
気中における部分放電や、該送電線に拾われる誘導雑音
が部分放電検出回路に侵入した際に、機器内部の部分放
電として誤検出されるという問題がある。
【０００８】また、音響的手法による検出装置において
は、送電線の気中部分放電等の影響がほとんどなく、前
述した電気的手法よりも現地試験に適している。しか
し、雨や異物が金属容器の外壁面に当たったり、車や飛
行機等の外部騒音あるいは動物が外壁上を動いたりする
と、その時に発生する音を検知して誤動作するという問
題がある。
は、送電線の気中部分放電等の影響がほとんどなく、前
述した電気的手法よりも現地試験に適している。しか
し、雨や異物が金属容器の外壁面に当たったり、車や飛
行機等の外部騒音あるいは動物が外壁上を動いたりする
と、その時に発生する音を検知して誤動作するという問
題がある。
【０００９】さらに、振動的手法による検出装置におい
ては、開閉器などの機器自体の動作時に発生する振動、
あるいは異物が外壁面に当たる際の振動を検出して誤動
作するという問題がある。このように、従来の各種検出
装置は外的要因により誤動作する恐れがあるため、測定
精度を高めることが困難となっていた。
ては、開閉器などの機器自体の動作時に発生する振動、
あるいは異物が外壁面に当たる際の振動を検出して誤動
作するという問題がある。このように、従来の各種検出
装置は外的要因により誤動作する恐れがあるため、測定
精度を高めることが困難となっていた。
【００１０】本発明（請求項１乃至請求項８対応）は、
上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は電気的手
法を用いて高感度・高精度で高電圧機器内部で発生した
高周波電流の部分放電を検出できる信頼性の高い高周波
電流測定器を提供することにある。
上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は電気的手
法を用いて高感度・高精度で高電圧機器内部で発生した
高周波電流の部分放電を検出できる信頼性の高い高周波
電流測定器を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１は、密閉型開閉装置等の高電圧機
器の内部で発生する高周波電流を測定する高周波電流測
定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔
状金属板の検出電極を取り付け、この検出電極の一端に
抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコ
ネクタを取り付け、さらに前記絶縁板と前記検出電極と
を覆う金属製のシールド電極を設け、高周波電流が金属
容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出するこ
とを特徴とする。
に、本発明の請求項１は、密閉型開閉装置等の高電圧機
器の内部で発生する高周波電流を測定する高周波電流測
定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔
状金属板の検出電極を取り付け、この検出電極の一端に
抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコ
ネクタを取り付け、さらに前記絶縁板と前記検出電極と
を覆う金属製のシールド電極を設け、高周波電流が金属
容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出するこ
とを特徴とする。
【００１２】本発明の請求項２は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状金属板の検出電極を取り付け、この検出電極
の一端に抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続
できるコネクタを取り付け、さらに前記絶縁板と前記検
出電極とを覆う金属製のシールド電極を設けると共に、
前記検出電極と前記金属シールド電極との間に磁性体を
設置し、高周波電流が金属容器表面を流れることにより
生じる電磁界を検出することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状金属板の検出電極を取り付け、この検出電極
の一端に抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続
できるコネクタを取り付け、さらに前記絶縁板と前記検
出電極とを覆う金属製のシールド電極を設けると共に、
前記検出電極と前記金属シールド電極との間に磁性体を
設置し、高周波電流が金属容器表面を流れることにより
生じる電磁界を検出することを特徴とする。
【００１３】本発明の請求項３は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、前記高電圧機器容器の外部に指
向特性を有し、かつ各々指向性が逆になる方向に一体形
に構成した２台の高周波電流測定器を設置し、高周波電
流が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検
出することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、前記高電圧機器容器の外部に指
向特性を有し、かつ各々指向性が逆になる方向に一体形
に構成した２台の高周波電流測定器を設置し、高周波電
流が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検
出することを特徴とする。
【００１４】本発明の請求項４は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状金属板の検出電極を取り付け、この検出電極
の一端に抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続
できるコネクタを取り付け、さらに前記検出電極を挟む
ように片面が金属板で覆われた絶縁シールド板を設置
し、高周波電流が金属容器表面を流れることにより生じ
る電磁界を検出することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状金属板の検出電極を取り付け、この検出電極
の一端に抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続
できるコネクタを取り付け、さらに前記検出電極を挟む
ように片面が金属板で覆われた絶縁シールド板を設置
し、高周波電流が金属容器表面を流れることにより生じ
る電磁界を検出することを特徴とする。
【００１５】本発明の請求項５は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、箔状金属板により信号伝送系と
接地系を接続した検出電極を両面から絶縁板で挟んで構
成し、前記検出電極に信号伝送ケーブルを接続できるコ
ネクタを取り付け、さらに前記検出電極と前記絶縁板を
覆うように金属製のシールド電極を設置し、高周波電流
が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出
することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、箔状金属板により信号伝送系と
接地系を接続した検出電極を両面から絶縁板で挟んで構
成し、前記検出電極に信号伝送ケーブルを接続できるコ
ネクタを取り付け、さらに前記検出電極と前記絶縁板を
覆うように金属製のシールド電極を設置し、高周波電流
が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出
することを特徴とする。
【００１６】本発明の請求項６は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、箔状金属板を検出電極とし、こ
の検出電極を覆うように金属製のシールド電極を設置
し、この金属製シールド電極に磁石を設置し、高周波電
流が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検
出することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、箔状金属板を検出電極とし、こ
の検出電極を覆うように金属製のシールド電極を設置
し、この金属製シールド電極に磁石を設置し、高周波電
流が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検
出することを特徴とする。
【００１７】本発明の請求項７は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状金属板の検出電極を取付け、この検出電極の
一端に抵抗体を、また他端に増幅器を介して信号伝送ケ
ーブルを接続できるコネクタを取付け、さらに前記検出
電極と前記増幅器と前記絶縁板を覆うように金属製のシ
ールド電極を配し、前記検出電極と前記金属シールド電
極との間に比透磁率の大きい物質を設置し、高周波電流
が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出
することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状金属板の検出電極を取付け、この検出電極の
一端に抵抗体を、また他端に増幅器を介して信号伝送ケ
ーブルを接続できるコネクタを取付け、さらに前記検出
電極と前記増幅器と前記絶縁板を覆うように金属製のシ
ールド電極を配し、前記検出電極と前記金属シールド電
極との間に比透磁率の大きい物質を設置し、高周波電流
が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出
することを特徴とする。
【００１８】本発明の請求項８は、密閉型開閉装置等の
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状でスリットのある金属板の検出電極を取付
け、この検出電極の一端に抵抗体を、また他端に信号伝
送ケーブルを接続できるコネクタを取付け、さらに前記
絶縁板と前記検出電極とを覆うように金属製のシールド
電極を設置し、高周波電流が金属容器表面を流れること
により生じる電磁界を検出することを特徴とする。
高電圧機器の内部で発生する高周波電流を測定する高周
波電流測定器において、絶縁板上に、この絶縁板よりも
小さい箔状でスリットのある金属板の検出電極を取付
け、この検出電極の一端に抵抗体を、また他端に信号伝
送ケーブルを接続できるコネクタを取付け、さらに前記
絶縁板と前記検出電極とを覆うように金属製のシールド
電極を設置し、高周波電流が金属容器表面を流れること
により生じる電磁界を検出することを特徴とする。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図１は本発明の第１実施例（請求項
１対応）である高周波電流測定器の縦断面図、図２は横
断面図である。
参照して説明する。図１は本発明の第１実施例（請求項
１対応）である高周波電流測定器の縦断面図、図２は横
断面図である。
【００２０】同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成した検出電極２が取り付けられている。絶
縁板１と検出電極２は空気などの絶縁性の気体３を介し
て、さらに金属性のシールド電極４で覆われている。こ
の検出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とした
整合抵抗５が取り付けられており、他端にはシールド電
極４を接地側としたコネクタ６が取り付けられている。
金属板で構成した検出電極２が取り付けられている。絶
縁板１と検出電極２は空気などの絶縁性の気体３を介し
て、さらに金属性のシールド電極４で覆われている。こ
の検出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とした
整合抵抗５が取り付けられており、他端にはシールド電
極４を接地側としたコネクタ６が取り付けられている。
【００２１】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また、検出電極２が絶縁板１上に構成
されてるため変形を受けにくく、さらにシールド金属容
器４で覆われているため、外部からノイズが進入しにく
い構造となっている。従って、高電圧機器から発生する
高周波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性の高い
測定器とすることができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また、検出電極２が絶縁板１上に構成
されてるため変形を受けにくく、さらにシールド金属容
器４で覆われているため、外部からノイズが進入しにく
い構造となっている。従って、高電圧機器から発生する
高周波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性の高い
測定器とすることができる。
【００２２】図３は本発明の第２実施例（請求項２対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図４は横断面
図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の金
属板で構成した検出電極２が取り付けられている。さら
にその上には磁性体７が取り付けられている。絶縁板
１，検出電極２と磁性体７は空気などの絶縁性の気体３
を介して、さらに金属製のシールド電極４で覆われてい
る。検出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とし
た整合抵抗５が取り付けられており、他端にはシールド
電極４を接地側としたコネクタ６が取り付けられてい
る。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図４は横断面
図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の金
属板で構成した検出電極２が取り付けられている。さら
にその上には磁性体７が取り付けられている。絶縁板
１，検出電極２と磁性体７は空気などの絶縁性の気体３
を介して、さらに金属製のシールド電極４で覆われてい
る。検出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とし
た整合抵抗５が取り付けられており、他端にはシールド
電極４を接地側としたコネクタ６が取り付けられてい
る。
【００２３】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また、検出電極２が絶縁板１上に構成
されているため変形を受けにくく、磁性体７により電磁
波が効率よく検出電極２に誘導される。さらにシールド
金属容器４で覆われているため、外部からノイズが進入
しにくい構造となっている。従って、高電圧機器から発
生する高周波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性
の高い測定器とすることができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また、検出電極２が絶縁板１上に構成
されているため変形を受けにくく、磁性体７により電磁
波が効率よく検出電極２に誘導される。さらにシールド
金属容器４で覆われているため、外部からノイズが進入
しにくい構造となっている。従って、高電圧機器から発
生する高周波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性
の高い測定器とすることができる。
【００２４】図５は本発明の第３実施例（請求項３対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図６は横断面
図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の金
属板で構成した検出電極２が２組取り付けられている。
絶縁板１と検出電極２は空気などの絶縁性の気体３を介
して、さらに金属製のシーリド電極４で覆われている。
検出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とした整
合抵抗５が取り付けられており、他端にはシールド電極
４を接地側としたコネクタ６が取り付けられている。２
組の検出電極２は互いに整合抵抗５とコネクタ６とが逆
方向になるように取り付けられている。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図６は横断面
図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の金
属板で構成した検出電極２が２組取り付けられている。
絶縁板１と検出電極２は空気などの絶縁性の気体３を介
して、さらに金属製のシーリド電極４で覆われている。
検出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とした整
合抵抗５が取り付けられており、他端にはシールド電極
４を接地側としたコネクタ６が取り付けられている。２
組の検出電極２は互いに整合抵抗５とコネクタ６とが逆
方向になるように取り付けられている。
【００２５】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、２組の検出電極２はそれぞれ逆方向の一端を整合し
ているため、それぞれ逆方向の指向特性を有するように
なり、高周波電流の流れる方向が特定できる。また検出
電極２が絶縁板１上に構成されているため変形を受けに
くく、さらにシールド金属容器４で覆われているため、
外部からノイズが進入しにくい構造となっている。従っ
て、高電圧機器から発生する高周波電流の流れる方向を
検出する感度が向上し、信頼性の高い測定器とすること
ができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、２組の検出電極２はそれぞれ逆方向の一端を整合し
ているため、それぞれ逆方向の指向特性を有するように
なり、高周波電流の流れる方向が特定できる。また検出
電極２が絶縁板１上に構成されているため変形を受けに
くく、さらにシールド金属容器４で覆われているため、
外部からノイズが進入しにくい構造となっている。従っ
て、高電圧機器から発生する高周波電流の流れる方向を
検出する感度が向上し、信頼性の高い測定器とすること
ができる。
【００２６】図７は本発明の第４実施例（請求項４対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図８は横断面
図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の金
属板で構成した検出電極２が取り付けられている。この
検出電極２を覆うように片面が金属板で覆われた絶縁シ
ールド板８によって、絶縁板１と共に検出電極２を挟ん
だ構成となっている。さらに検出電極２の一端には絶縁
シールド板８の金属板側を接地側とした整合抵抗５が取
り付けられており、他端には絶縁シールド板８の金属板
側を接地側としたコネクタ６が取り付けられている。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図８は横断面
図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の金
属板で構成した検出電極２が取り付けられている。この
検出電極２を覆うように片面が金属板で覆われた絶縁シ
ールド板８によって、絶縁板１と共に検出電極２を挟ん
だ構成となっている。さらに検出電極２の一端には絶縁
シールド板８の金属板側を接地側とした整合抵抗５が取
り付けられており、他端には絶縁シールド板８の金属板
側を接地側としたコネクタ６が取り付けられている。
【００２７】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また絶縁シールド板８でシールドする
ことにより小型で外部からノイズが進入しにくい構造と
なっている。従って、高電圧機器から発生する高周波電
流を測定する検出感度が向上し、小型で信頼性の高い測
定器とすることができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また絶縁シールド板８でシールドする
ことにより小型で外部からノイズが進入しにくい構造と
なっている。従って、高電圧機器から発生する高周波電
流を測定する検出感度が向上し、小型で信頼性の高い測
定器とすることができる。
【００２８】図９は本発明の第５実施例（請求項５対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１０は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成したループ検出電極９がコネクタ６の信号
伝達側と接地側を接続する構成で取り付けられている。
絶縁板１とループ検出電極９は空気などの絶縁性の気体
３を介して、さらに金属製のシールド電極４で覆われて
いる。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１０は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成したループ検出電極９がコネクタ６の信号
伝達側と接地側を接続する構成で取り付けられている。
絶縁板１とループ検出電極９は空気などの絶縁性の気体
３を介して、さらに金属製のシールド電極４で覆われて
いる。
【００２９】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、ループ検出電極９に整合抵抗５をつけなくてすむた
め感度が向上する。また検出電極２が絶縁板１上に構成
されているため変形を受けにくく、さらにシールド金属
容器４で覆われているため、外部からノイズが進入しに
くい構造となっている。従って、高電圧機器から発生す
る高周波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性の高
い測定器とすることができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、ループ検出電極９に整合抵抗５をつけなくてすむた
め感度が向上する。また検出電極２が絶縁板１上に構成
されているため変形を受けにくく、さらにシールド金属
容器４で覆われているため、外部からノイズが進入しに
くい構造となっている。従って、高電圧機器から発生す
る高周波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性の高
い測定器とすることができる。
【００３０】図１１は本発明の第６実施例（請求項６対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１２は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成した検出電極２が取り付けられ、さらに金
属製のシールド電極４で覆われ、このシールド電極４に
は一対の磁石１０が検出電極２を挟んで取り付けられて
いる。この検出電極２の一端にはシールド電極４を接地
側とした整合抵抗５が取り付けられており、他端にはシ
ールド電極４を接地側としたコネクタ６が取り付けられ
ている。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１２は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成した検出電極２が取り付けられ、さらに金
属製のシールド電極４で覆われ、このシールド電極４に
は一対の磁石１０が検出電極２を挟んで取り付けられて
いる。この検出電極２の一端にはシールド電極４を接地
側とした整合抵抗５が取り付けられており、他端にはシ
ールド電極４を接地側としたコネクタ６が取り付けられ
ている。
【００３１】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また磁石１０がシールド電極４に取り
付けられているため鉄製の機器に安定して固定すること
ができる。さらに、検出電極２が絶縁板１上に構成され
ているため変形を受けにくく、またシールド金属容器４
で覆われているため、外部からノイズが進入しにくい構
造となっている。従って、高電圧機器から発生する高周
波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性の高い測定
器とすることができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また磁石１０がシールド電極４に取り
付けられているため鉄製の機器に安定して固定すること
ができる。さらに、検出電極２が絶縁板１上に構成され
ているため変形を受けにくく、またシールド金属容器４
で覆われているため、外部からノイズが進入しにくい構
造となっている。従って、高電圧機器から発生する高周
波電流を測定する検出感度が向上し、信頼性の高い測定
器とすることができる。
【００３２】図１３は本発明の第７実施例（請求項７対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１４は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成した検出電極２が取り付けられている。絶
縁板１と検出電極２は空気などの絶縁性の気体３を介し
て、さらに金属製のシールド電極４で覆われている。検
出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とした整合
抵抗５が取り付けられており、他端には増幅器１１が取
り付けられている。この増幅器１１にはシールド電極４
を接地側とした出力伝送用のコネクタ６が取り付けられ
ている。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１４は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成した検出電極２が取り付けられている。絶
縁板１と検出電極２は空気などの絶縁性の気体３を介し
て、さらに金属製のシールド電極４で覆われている。検
出電極２の一端にはシールド電極４を接地側とした整合
抵抗５が取り付けられており、他端には増幅器１１が取
り付けられている。この増幅器１１にはシールド電極４
を接地側とした出力伝送用のコネクタ６が取り付けられ
ている。
【００３３】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また、検出電極２と一体で構成された
増幅器１１がシールド金属容器４で覆われているため、
外部からノイズが進入しにくい構造となっており、信号
のみ大きく増幅することができる。従って、高電圧機器
から発生する高周波電流を測定する検出感度が向上し、
信頼性の高い測定器とすることができる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波を効率よく測定することがで
き、検出電極２の一端を整合しているため指向特性を有
するようになる。また、検出電極２と一体で構成された
増幅器１１がシールド金属容器４で覆われているため、
外部からノイズが進入しにくい構造となっており、信号
のみ大きく増幅することができる。従って、高電圧機器
から発生する高周波電流を測定する検出感度が向上し、
信頼性の高い測定器とすることができる。
【００３４】図１５は本発明の第８実施例（請求項８対
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１６は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成したスリット検出電極１２が取り付けられ
ている。絶縁板１とスリット検出電極１２は空気などの
絶縁性の気体３を介して、さらに金属製のシールド電極
４で覆われている。このスリット検出電極１２の一端に
はシールド電極４を接地側とした整合抵抗５が取り付け
られており、他端にはシールド電極４を接地側としたコ
ネクタ６が取り付けられている。
応）である高周波電流測定器の縦断面図、図１６は横断
面図である。同図に示すように、絶縁板１の上に箔状の
金属板で構成したスリット検出電極１２が取り付けられ
ている。絶縁板１とスリット検出電極１２は空気などの
絶縁性の気体３を介して、さらに金属製のシールド電極
４で覆われている。このスリット検出電極１２の一端に
はシールド電極４を接地側とした整合抵抗５が取り付け
られており、他端にはシールド電極４を接地側としたコ
ネクタ６が取り付けられている。
【００３５】このように構成された本実施例の高周波電
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波をスリット検出電極１２のスリ
ットから効率よく測定することができる。またスリット
検出電極１２は絶縁板１上に構成されているため変形を
受けにくく、さらにシールド金属容器４で覆われている
ため外部からノイズが進入しにくい構造となっている。
従って、高電圧機器から発生する高周波電流を測定する
検出感度が向上し、信頼性の高い測定器とすることがで
きる。
流測定器においては、高電圧機器の金属表面上を流れる
高周波電流による電磁波をスリット検出電極１２のスリ
ットから効率よく測定することができる。またスリット
検出電極１２は絶縁板１上に構成されているため変形を
受けにくく、さらにシールド金属容器４で覆われている
ため外部からノイズが進入しにくい構造となっている。
従って、高電圧機器から発生する高周波電流を測定する
検出感度が向上し、信頼性の高い測定器とすることがで
きる。
【００３６】以上述べたように、上記各実施例は絶縁板
の上に箔状の金属板で検出電極やアンテナを構成してお
り、この検出電極をさらに絶縁板や磁性体、誘電体など
で覆ったり、あるいは検出電極とともに増幅器を内蔵し
ているので、高電圧機器内部で発生した部分放電の高周
波電流の流れを機器外面上で検出し、検出した信号を信
号伝送ケーブルを介して信号処理装置に入力するもので
ある。従って、高電圧機器内部の部分放電により発生す
る高周波電流を外部に設けた高周波電流測定器により高
精度で測定することができる。
の上に箔状の金属板で検出電極やアンテナを構成してお
り、この検出電極をさらに絶縁板や磁性体、誘電体など
で覆ったり、あるいは検出電極とともに増幅器を内蔵し
ているので、高電圧機器内部で発生した部分放電の高周
波電流の流れを機器外面上で検出し、検出した信号を信
号伝送ケーブルを介して信号処理装置に入力するもので
ある。従って、高電圧機器内部の部分放電により発生す
る高周波電流を外部に設けた高周波電流測定器により高
精度で測定することができる。
【００３７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高周波電
流測定器（請求項１乃至請求項８対応）によれば、高電
圧密閉機器の外部外面に高周波電流測定器を取り付け、
この高周波電流測定器より信号伝送ケーブルを介して信
号処理装置に接続するという簡単な構成により、高電圧
機器内部の部分放電により発生する高周波電流を外部に
設けた高周波電流測定器により高精度で測定することが
できる。
流測定器（請求項１乃至請求項８対応）によれば、高電
圧密閉機器の外部外面に高周波電流測定器を取り付け、
この高周波電流測定器より信号伝送ケーブルを介して信
号処理装置に接続するという簡単な構成により、高電圧
機器内部の部分放電により発生する高周波電流を外部に
設けた高周波電流測定器により高精度で測定することが
できる。
【図１】本発明の第１実施例の縦断面図。
【図２】図１の横断面図。
【図３】本発明の第２実施例の縦断面図。
【図４】図３の横断面図。
【図５】本発明の第３実施例の縦断面図。
【図６】図５の横断面図。
【図７】本発明の第４の実施例の縦断面図。
【図８】図７の横断面図。
【図９】本発明の第５実施例の縦断面図。
【図１０】図９の横断面図。
【図１１】本発明の第６実施例の縦断面図。
【図１２】図１１の横断面図。
【図１３】本発明の第７実施例の縦断面図。
【図１４】図１３の横断面図。
【図１５】本発明の第８実施例の縦断面図。
【図１６】図１５の横断面図。
１…絶縁板、２…検出電極、３…絶縁性の気体、４…シ
ールド金属容器、５…整合抵抗、６…コネクタ、７…磁
性体、８…絶縁シールド板、９…ループ検出電極、１０
…磁石、１１…増幅器、１２…スリット検出電極。
ールド金属容器、５…整合抵抗、６…コネクタ、７…磁
性体、８…絶縁シールド板、９…ループ検出電極、１０
…磁石、１１…増幅器、１２…スリット検出電極。
Claims (8)
- 【請求項１】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状金属板の
検出電極を取り付け、この検出電極の一端に抵抗体を、
また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコネクタを取
り付け、さらに前記絶縁板と前記検出電極とを覆う金属
製のシールド電極を設け、高周波電流が金属容器表面を
流れることにより生じる電磁界を検出することを特徴と
する高周波電流測定器。 - 【請求項２】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状金属板の
検出電極を取り付け、この検出電極の一端に抵抗体を、
また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコネクタを取
り付け、さらに前記絶縁板と前記検出電極とを覆う金属
製のシールド電極を設けると共に、前記検出電極と前記
金属シールド電極との間に磁性体を設置し、高周波電流
が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出
することを特徴とする高周波電流測定器。 - 【請求項３】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、前記高電圧機器容器の外部に指向特性を有し、かつ
各々指向性が逆になる方向に一体形に構成した２台の高
周波電流測定器を設置し、高周波電流が金属容器表面を
流れることにより生じる電磁界を検出することを特徴と
する高周波電流測定器。 - 【請求項４】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状金属板の
検出電極を取り付け、この検出電極の一端に抵抗体を、
また他端に信号伝送ケーブルを接続できるコネクタを取
り付け、さらに前記検出電極を挟むように片面が金属板
で覆われた絶縁シールド板を設置し、高周波電流が金属
容器表面を流れることにより生じる電磁界を検出するこ
とを特徴とする高周波電流測定器。 - 【請求項５】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、箔状金属板により信号伝送系と接地系を接続した検
出電極を両面から絶縁板で挟んで構成し、前記検出電極
に信号伝送ケーブルを接続できるコネクタを取り付け、
さらに前記検出電極と前記絶縁板を覆うように金属製の
シールド電極を設置し、高周波電流が金属容器表面を流
れることにより生じる電磁界を検出することを特徴とす
る高周波電流測定器。 - 【請求項６】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、箔状金属板を検出電極とし、この検出電極を覆うよ
うに金属製のシールド電極を設置し、この金属製シール
ド電極に磁石を設置し、高周波電流が金属容器表面を流
れることにより生じる電磁界を検出することを特徴とす
る高周波電流測定器。 - 【請求項７】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部
で発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器にお
いて、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状金属板
の検出電極を取付け、この検出電極の一端に抵抗体を、
また他端に増幅器を介して信号伝送ケーブルを接続でき
るコネクタを取付け、さらに前記検出電極と前記増幅器
と前記絶縁板を覆うように金属製のシールド電極を配
し、前記検出電極と前記金属シールド電極との間に比透
磁率の大きい物質を設置し、高周波電流が金属容器表面
を流れることにより生じる電磁界を検出することを特徴
とする高周波電流測定器。 - 【請求項８】 密閉型開閉装置等の高電圧機器の内部で
発生する高周波電流を測定する高周波電流測定器におい
て、絶縁板上に、この絶縁板よりも小さい箔状でスリッ
トのある金属板の検出電極を取付け、この検出電極の一
端に抵抗体を、また他端に信号伝送ケーブルを接続でき
るコネクタを取付け、さらに前記絶縁板と前記検出電極
とを覆うように金属製のシールド電極を設置し、高周波
電流が金属容器表面を流れることにより生じる電磁界を
検出することを特徴とする高周波電流測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9188441A JPH1130636A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 高周波電流測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9188441A JPH1130636A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 高周波電流測定器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130636A true JPH1130636A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16223743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9188441A Pending JPH1130636A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 高周波電流測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1130636A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103336160A (zh) * | 2013-06-03 | 2013-10-02 | 国家电网公司 | 全屏蔽高压电流的测量装置 |
| JP2016194466A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 部分放電測定装置 |
| JP2020159957A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 部分放電計測装置 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP9188441A patent/JPH1130636A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103336160A (zh) * | 2013-06-03 | 2013-10-02 | 国家电网公司 | 全屏蔽高压电流的测量装置 |
| CN103336160B (zh) * | 2013-06-03 | 2017-05-24 | 国家电网公司 | 全屏蔽高压电流的测量装置 |
| JP2016194466A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 部分放電測定装置 |
| JP2020159957A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 部分放電計測装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040116 |