JPH0599977A - 異常検出装置 - Google Patents

異常検出装置

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Publication number
JPH0599977A
JPH0599977A JP3261652A JP26165291A JPH0599977A JP H0599977 A JPH0599977 A JP H0599977A JP 3261652 A JP3261652 A JP 3261652A JP 26165291 A JP26165291 A JP 26165291A JP H0599977 A JPH0599977 A JP H0599977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving antenna
metal container
loop
abnormality detecting
abnormality
Prior art date
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Pending
Application number
JP3261652A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Koyama
博 小山
Hirokuni Aoyanagi
浩邦 青柳
Hiroshi Murase
洋 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3261652A priority Critical patent/JPH0599977A/ja
Publication of JPH0599977A publication Critical patent/JPH0599977A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外部ノイズに影響されず、異常時に発生する電
磁波を、効果的に検出する異常検出装置を提供するにあ
る。 【構成】本発明に係る異常検出装置は絶縁ガス5が封入
された接地金属容器1の内面に、絶縁被覆11を施す。
この絶縁被覆11上に、フレキシブルなテープ状のルー
プ形受信アンテナ17を設ける。ループ形受信アンテナ
17に、同軸ケーブル8を介して検波増幅器9を接続す
る。ループ形受信アンテナ17を、接地金属容器1内に
設けているので、外部ノイズの影響を受けない。また、
ループ形受信アンテナ17が、テープ状となっているの
で、内部電界を乱すことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧機器の異常検出
装置に係り、特に受信アンテナを内部電界を乱すことな
く設置できる異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、変電所に用いられる高電圧回路の
開閉装置としては、高電圧設備を接地金属容器内に収納
し、この容器内に絶縁ガスを封入したガス絶縁開閉装置
が用いられる。ここで、金属容器内に封入される絶縁ガ
スとしては、安定性が高く、不活性、不燃性、無臭、無
害であり、かつ空気の2〜3倍の絶縁耐力を有するSF
6 ガス等のガスが用いられる。
【0003】ところで、このようなガス絶縁開閉装置に
おいては、絶縁開閉装置内部の突起や接触不良、金属異
物の存在等の異常時に、部分放電が起こり、電磁波や高
周波を発生させることはよく知られている。このような
部分放電が長期間に亘って発生し続けると、絶縁開閉装
置の劣化が進展して地絡事故や絶縁破壊事故を引起こす
おそれがある。したがって、このような部分放電を早期
に発見し、異常箇所に対し対策をとることは、高電圧機
器の信頼性維持にとって重要である。
【0004】図2は、高電圧機器の一例としてガス絶縁
開閉機器を示すもので、図中、符号1は接地金属容器で
あり、この接地金属容器1内には、高電圧導体2および
開閉装置3が配置され、絶縁スペーサ4により絶縁状態
で保持されている。この接地金属容器1内には、例えば
SF6 ガス等の絶縁ガス5が封入されており、外部との
接続は、ブッシング6によって行なわれるようになって
いる。以上の構成において、ガス絶縁開閉機器内部の異
常箇所で発生した電磁波の一部は、絶縁スペーサ4やブ
ッシング6の内部を通して外部に漏れてくる。そこで従
来は、機器外部の近傍位置に異常検出装置を設置し、漏
れた電磁波を検出するようにしている。
【0005】図3は、従来のこの種の異常検出装置を示
すもので、この異常検出装置は、前記ガス絶縁開閉機器
の外部近傍位置に設置されるループ形受信アンテナ8
と、このループ形受信アンテナ8に同軸ケーブル8を介
し接続される検波増幅器9とを備え、機器外部に漏れた
電磁波をループ形受信アンテナ7で検出し、検波増幅器
9により検出信号を取出し、この検出信号から異常の有
無を判断するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の異常検出装置に
おいては、ループ形受信アンテナ7が機器外部に設置さ
れるが、電磁波は、絶縁体を透過するときや発生場所か
ら検出箇所までの距離関係等により、その強度がかなり
減衰する。このため、内部異常時に発生した電磁波が、
外部ノイズに対して微弱な信号となってしまうことがあ
り、この場合には、識別が困難となって異常箇所の検出
ができないことがある。
【0007】そこで、これを解決する方法として、ルー
プ形受信アンテナ7を接地金属容器1内に組入れること
が考えられるが、この方法では、接地金属容器1内が内
面であり、また各機器で内部構造が異なるため、ループ
形受信アンテナ7が接地金属容器1内では内部電界を乱
す要因となり、金属異物と同じになってしまうという場
合もある。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、異常時に発生する電磁波を、外部ノイズに影
響されることなく効率的に受信でき、しかも設置が容易
で安価な異常検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する手段として、絶縁ガスが封入された金属容器内に
高電圧導体を配して構成される高電圧機器に設けられ、
異常箇所から発生する電磁波を検出する異常検出装置に
おいて、前記金属容器の内面に、テープ状のループ形受
信アンテナを絶縁被覆を介して添設し、上記受信アンテ
ナは高電圧導体と同軸となるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明に係る異常検出装置においては、ループ
形受信アンテナが金属容器内に配置されるため、外部ノ
イズに妨害されることなく異常時の発生電磁波を受信す
ることが可能となる。またループ形受信アンテナがテー
プ状をなしているので、内部電界を乱すことなく容易に
設置することが可能となる。さらに、ループ形受信アン
テナが高電圧導体と同軸となっているので、電圧位相と
部分放電パルスとを同時に測定し、両者の相関性を正確
に検出することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る異常検出装置の一実施例
を図1を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明に係る異常検出装置の一例
を示すもので、図中、符号1は接地金属容器であり、こ
の接地金属容器1内には、高電圧導体2および図示しな
い開閉装置が設置されるとともに、SF6 等の絶縁ガス
5が封入されている。そして、本実施例に係る異常検出
装置10は、この接地金属容器1に設けられる。
【0013】異常検出装置10は、図1に示すように、
フレキシブルに変形できるテープ状のループ形受信アン
テナ17を備えており、このループ形受信アンテナ17
は、絶縁被覆11を接地金属容器1内面に施した後、こ
の絶縁被覆11上に設置される。したがって、このルー
プ形受信アンテナ17は、接地金属容器1から絶縁され
ているとともに、高電圧導体2と同軸(共通軸)を有す
る配設となっている。このループ形受信アンテナ17
は、図1に示すように、同軸ケーブル8を介し検波増幅
器9に接続され、異常箇所より発生した電磁波を、接地
金属容器1の内部で検出できるようになっている。
【0014】しかして、ループ形受信アンテナ17が接
地金属容器1内に配置されるので、外部ノイズに妨害さ
れることなく、異常時の発生電磁波を効率的に受信する
ことができる。また、ループ形受信アンテナ17はテー
プ状をなしているので、内部電界を乱すおそれがなく、
また設置も容易である。また、ループ形受信アンテナ1
7が高電圧導体2と同軸となっているので、電圧位相と
部分放電パルスとを同時に測定し、両者の相関性を正確
に検出することができる。
【0015】なお、前記実施例では、絶縁被覆11を接
地金属容器1内面に施した後、この絶縁被覆11上にル
ープ形受信アンテナ17を設置する場合について説明し
たが、ループ形受信アンテナ17に直接絶縁被覆を施
し、これを接地金属容器1内に設置するようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金属容器
の内面に、テープ状のループ形受信アンテナを絶縁被覆
を介し添設するようにしているので、外部ノイズに影響
されることなく、異常時の電磁波を効果的に検出でき、
また設置も容易である。
【0017】また、ループ形受信アンテナがテープ状を
なしているので、内部電界を乱すことなく容易に設置す
ることが可能となる。さらに、ループ形受信アンテナが
高電圧導体と同軸となっているので、電圧位相と部分放
電パルスとを同時に測定し、両者の相関性を正確に検出
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る異常検出装置を示す構
成図である。
【図2】ガス絶縁開閉機器の一例を示す断面図である。
【図3】従来の異常検出装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 接地金属容器 2 高電圧導体 5 絶縁ガス 8 同軸ケーブル 9 検波増幅器 10 異常検出装置 11 絶縁被覆 17 ループ形受信アンテナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスが封入された金属容器内に高電
    圧導体を配して構成される高電圧機器に設けられ、異常
    箇所から発生する電磁波を検出する異常検出装置におい
    て、前記金属容器の内面に、テープ状のループ形受信ア
    ンテナを絶縁被覆を介して添設し、上記受信アンテナは
    高電圧導体と同軸となるようにしたことを特徴とする異
    常検出装置。
JP3261652A 1991-10-09 1991-10-09 異常検出装置 Pending JPH0599977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3261652A JPH0599977A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3261652A JPH0599977A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0599977A true JPH0599977A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17364887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3261652A Pending JPH0599977A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 異常検出装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0599977A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007097491A1 (en) * 2006-02-22 2007-08-30 Ja Yoon Koo Partial discharge detecting device of gas insulated switchgear
JP2009258011A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 J-Power Systems Corp 部分放電測定方法
US9190232B2 (en) 2011-09-07 2015-11-17 Mitsubishi Electric Corporation Tank-type circuit breaker

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