JPH1038958A - 絶縁監視装置用アンテナ - Google Patents

絶縁監視装置用アンテナ

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JPH1038958A
JPH1038958A JP8187652A JP18765296A JPH1038958A JP H1038958 A JPH1038958 A JP H1038958A JP 8187652 A JP8187652 A JP 8187652A JP 18765296 A JP18765296 A JP 18765296A JP H1038958 A JPH1038958 A JP H1038958A
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JP
Japan
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antenna
partial discharge
insulation
detection antenna
noise
Prior art date
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Pending
Application number
JP8187652A
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English (en)
Inventor
Naoki Okada
直喜 岡田
Hitoshi Nakai
仁志 中井
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁監視装置に用いるアンテナの取扱いを容
易にする。 【解決手段】 電気機器1内部で発生する部分放電を検
出することにより電気機器の絶縁性能を監視する絶縁監
視装置11に使用するアンテナにおいて、部分放電によ
り発生する電磁波を検出する位置に設置される部分放電
検出用アンテナ3と、この部分放電検出用アンテナとケ
ーブル8を接続するためのケーブルボックス4と、この
ケーブルボックスに取り付けたノイズ検出用アンテナ6
とから絶縁監視装置用アンテナを構成する。部分放電検
出用アンテナとノイズ検出用アンテナとを一体化したた
め、アンテナの取扱いが容易になり、ノイズ検出用アン
テナを別に取り付けるスペースを不要とする。また、ア
ンテナの低コスト化が実現可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部分放電を検出す
ることにより電気機器の絶縁監視を行う絶縁監視装置に
使用するアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置(以下「GIS」とい
う。)などの電気機器において絶縁異常が発生すると、
絶縁異常部分に部分放電が発生し、部分放電により電磁
波が発生する。GISのように、外部が金属製の容器で
覆われている電気機器では、部分放電による電磁波は、
絶縁スペーサのような非導電部材で形成された部分を通
して外部に漏れ出る。
【0003】絶縁監視装置では、電気機器の外部にアン
テナを取付け、部分放電による電磁波の有無を検出する
ことにより電気機器内部に部分放電が発生したか否かを
判定する。これにより電気機器内部の絶縁異常を軽微な
段階で検出して、アーク閃絡事故に至ること未然に防止
する。図1に、従来の絶縁監視装置におけるアンテナの
取付け状態を示す。
【0004】図1において、1は、GISの一部を構成
する管路で、内部にSF6ガスを封入し、主回路導体を
収納している。2は、管路1,1間を接続する絶縁スペ
ーサである。管路1の内部において絶縁異常による部分
放電が発生すると、電磁波は絶縁スペーサ2を通して外
部へ漏れ出る。3は、部分放電検出用アンテナで、スロ
ットアンテナを使用し、電磁波が漏れ出る絶縁スペーサ
2の外周に取り付けられる。16は、ケーブルボックス
で、部分放電検出用アンテナ3と同軸ケーブル8との接
続処理を行う。部分放電検出用アンテナ3は、部分放電
による電磁波を検出するが、同時に外部ノイズによる電
磁波も検出する。
【0005】5は、ノイズ検出用アンテナで、部分放電
検出用アンテナ3と同様に形成されたスロットアンテナ
が使用され、部分放電検出用アンテナ3に近接した管路
1の外周上に取り付けられる。ノイズ検出用アンテナ5
は、絶縁スペーサ2から漏れ出る電磁波は検出しない
が、部分放電検出用アンテナ3が検出する外部ノイズと
ほぼ等しい外部ノイズを検出する。17は、ノイズ検出
用アンテナ5と同軸ケーブル9との接続処理を行うケー
ブルボックスである。
【0006】各アンテナ3,5の検出信号は、同軸ケー
ブル8,9を介して絶縁監視装置11に伝達される。絶
縁監視装置11では、ノイズ検出用アンテナ5の検出信
号を参照して、部分放電検出用アンテナ7の検出信号か
ら外部ノイズによる影響を取り除き、部分放電による電
磁波を検出したか否かを判定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の絶縁監視装
置においては、部分放電検出用アンテナに対応させてノ
イズ検出用アンテナをGIS管路上に設ける必要があ
る。この従来の構成では、アンテナの数が多くて取扱い
が煩雑になり、かつ高コストであり、更に、GIS管路
上にノイズ検出用アンテナを設置する空間を必要とする
こととなる。
【0008】本発明は、絶縁監視装置に用いるアンテナ
において、ノイズ検出用アンテナを部分放電検出用アン
テナと別に設置する必要をなくすことを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものである。本発明は、電気機器内
部で発生する部分放電を検出することにより電気機器の
絶縁性能を監視する絶縁監視装置に使用するアンテナに
おいて、部分放電により発生する電磁波を検出する位置
に設置される部分放電検出用アンテナと、この部分放電
検出用アンテナに取り付けられ、部分放電検出用アンテ
ナとケーブルを接続するためのケーブルボックスと、こ
のケーブルボックスに取り付けられたノイズ検出用アン
テナとから絶縁監視装置用アンテナを構成する。
【0010】この構成によれば、部分放電検出用アンテ
ナとノイズ検出用アンテナを一体に構成することができ
る。これにより、絶縁監視装置用アンテナの取り扱いが
容易になり、また、ノイズ検出用アンテナを別に取り付
けるスペースが不要となる。さらに、低コスト化が実現
可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の絶縁監視装置用アンテナ
をGISに適用した例について図を用いて説明する。図
2は、絶縁監視装置用アンテナの構成を示す。図2にお
いて、3は、部分放電検出用アンテナで、スロットアン
テナを環状に形成したものである。4は、ケーブルボッ
クスで、部分放電検出用アンテナ3に一体に取り付けら
れ、部分放電検出用アンテナ3と同軸ケーブル8との接
続処理を行う。6は、ノイズ検出用アンテナであり、ケ
ーブルボックス4に取り付けられる。ケーブルボックス
4及びノイズ検出用アンテナ6の詳細については後述す
る。
【0012】図3は絶縁監視装置用アンテナのGISへ
の取付け状態を示す。図3において、1は、GISの一
部を構成する管路で、内部にSF6ガスを封入し、主回
路導体を収納している。2は、管路1,1間を連結する
絶縁スペーサである。図2に示した部分放電検出用アン
テナ3は、絶縁スペーサ2の外周に巻き付けるようにし
て取り付けられる。部分放電アンテナ用同軸ケーブル8
とノイズアンテナ用同軸ケーブル9は、絶縁監視装置1
1に接続される。
【0013】図4に、ケーブルボックス4内部の構造を
断面で示す。ケーブルボックス4は、金属製のボックス
により構成され、部分放電検出用アンテナ3に一体的に
取り付けられる。部分放電検出用アンテナ3とケーブル
ボックス4との間は、適当な絶縁手段により電気的に絶
縁される。部分放電検出用アンテナ3は、スロットを挟
んだ2か所において、部分放電アンテナ用同軸ケーブル
8の芯線14とシールド15に接続される。
【0014】ケーブルボックス4の上部に、絶縁物7を
介して、ロッドアンテナの形状をしたノイズ検出用アン
テナ6を取り付ける。ノイズ検出用アンテナ6は、ノイ
ズアンテナ用同軸ケーブル9の芯線12と接続され、同
軸ケーブル9のシールド13は、ケーブルボックス4と
接続される。次に、絶縁監視装置11の動作について説
明する。
【0015】GIS管路1内に絶縁異常による部分放電
が発生すると、部分放電により発生した電磁波が絶縁ス
ペーサ2から外部へ漏れ出る。絶縁スペーサ2の外周に
取り付けられた部分放電検出用アンテナ3は、絶縁スペ
ーサ2から漏れ出る電磁波を検出する。部分放電検出用
アンテナ3は、同時に、外部ノイズによる電磁波も受信
する。
【0016】一方、ケーブルボックス4に取り付けられ
たノイズ検出用アンテナ6は、部分放電による電磁波を
検出するには絶縁スペーサ2から離れているので、部分
放電用アンテナ3の部分放電に対する感度に比べ、実用
上問題がない程度まで感度が低下する。したがって、ノ
イズ検出用アンテナ6は、外部ノイズの電磁波のみを検
出する。また、ノイズ検出用アンテナ6は、部分放電検
出用アンテナ3に接近して配置されているため、両アン
テナ3,6は外部ノイズに対しては、ほぼ同一の感度を
有する。
【0017】なお、以上の説明におけるノイズ検出用ア
ンテナ6は、ケーブルボックス4から垂直に取り付けら
れているが、その他の取付け方法によることもできる。
図5にノイズ検出用アンテナの他の例を示す。ノイズ検
出用アンテナは、ケーブルボックス4から絶縁されてい
れば、いずれの方向に延びるように取り付けることもで
きる。図において、61,62,63は、ノイズ検出用
アンテナで、絶縁物71を介してケーブルボックス4に
取り付けられる。各アンテナ61,62,63はそれぞ
れ異なる方向に延びるように取り付けられている。ノイ
ズ検出用アンテナとしては、各アンテナ61,62,6
3のいずれかを使用することも、各アンテナ61,6
2,63を組み合わせて使用することもできる。
【0018】また、外部ノイズ検出の感度向上のため
に、ケーブルボックス4にロッドアンテナ64,65を
取り付けても良い。この場合、ロッドアンテナ64,6
5はケーブルボックス4と導通するように取り付けられ
る。各アンテナ3,6の検出信号は、同軸ケーブル8,
9を介して絶縁監視装置11に伝達される。絶縁監視装
置11では、ノイズ検出用アンテナ5の検出信号を参照
して部分放電検出用アンテナ7の検出信号から外部ノイ
ズによる影響を取り除き、部分放電による電磁波3を検
出したか否かを判定する。なお、絶縁監視装置9の構成
及び作用については、当該技術分野において良く知られ
ていることであるので、ここでの説明は省略する。
【0019】以上説明した絶縁監視装置用アンテナによ
れば、部分放電検出用アンテナとノイズ検出用アンテナ
がケーブルボックスを介して一体的に構成される。した
がって、従来の部分放電検出用アンテナとノイズ検出用
アンテナとを別体に設けたものに比べて、その取扱いが
容易になる。また、ノイズ検出用アンテナを別に取付け
るためのスペースを別に用意する必要もなくなる。
【0020】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、上記例に限定されるものではない。例え
ば、本絶縁監視装置用アンテナが取り付けられる電気機
器は、GISの管路に限定されるものではない。遮断器
タンクなどのその他のタンクなどにも適用できる。ま
た、GIS以外の、ガス遮断器などのように主回路充電
部が金属タンクで覆われている電気機器に適用可能であ
る。
【0021】また、ノイズ検出用アンテナのタイプも、
上記例のロッドアンテナに限定されるものではない。取
付け部分から放射される電磁波を検出しないものであれ
ば、種々のタイプのアンテナが採用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、部分放電検出用アンテ
ナとノイズ検出用アンテナとを一体に形成することがで
きるので、絶縁監視装置に用いるアンテナの取扱いを容
易にし、かつ、ノイズ検出用アンテナの取付けスペース
を必要としないという効果を奏する。さらに、アンテナ
の低コスト化が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の絶縁監視装置におけるアンテナの取付け
状態を示す図。
【図2】本発明の実施形態におけるアンテナの構成を示
す図。
【図3】図2のアンテナをGISに取り付けた状態を示
す図。
【図4】図2のアンテナのケーブルボックスの詳細を示
す断面図。
【図5】ケーブルボックスの変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…管路 2…絶縁スペーサ 3…部分放電検出用アンテナ 4…ケーブルボックス 6…ノイズ検出用アンテナ 7…絶縁物 8,9…同軸ケーブル 11…絶縁監視装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器内部で発生する部分放電を検出
    することにより電気機器の絶縁性能を監視する絶縁監視
    装置に使用するアンテナにおいて、前記部分放電により
    発生する電磁波を検出する位置に設置される部分放電検
    出用アンテナと、この部分放電検出用アンテナに取り付
    けられ、部分放電検出用アンテナとケーブルを接続する
    ためのケーブルボックスと、このケーブルボックスに取
    り付けたノイズ検出用アンテナとを具備することを特徴
    とする絶縁監視装置用アンテナ。
JP8187652A 1996-07-17 1996-07-17 絶縁監視装置用アンテナ Pending JPH1038958A (ja)

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JP8187652A JPH1038958A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 絶縁監視装置用アンテナ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004053364A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Nissin Electric Co Ltd センサ装置及び絶縁診断装置
CN110797643A (zh) * 2019-11-18 2020-02-14 国网江苏省电力有限公司南通供电分公司 环形天线及其制备方法

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