JP2001091564A - ガス絶縁機器の部分放電検出法 - Google Patents
ガス絶縁機器の部分放電検出法Info
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- JP2001091564A JP2001091564A JP26488299A JP26488299A JP2001091564A JP 2001091564 A JP2001091564 A JP 2001091564A JP 26488299 A JP26488299 A JP 26488299A JP 26488299 A JP26488299 A JP 26488299A JP 2001091564 A JP2001091564 A JP 2001091564A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 予め共振周波数およびスペクトラム強度を測
定する煩わしさがなく、外部ノイズを排除して、ガス絶
縁機器内部の部分放電を正確に測定することができるガ
ス絶縁機器の部分放電検出法を提供する。 【解決手段】 ガス圧力容器の中で高電圧導体を絶縁す
る絶縁物から発生する部分放電を捉えて、絶縁物の絶縁
診断または絶縁劣化を検知するガス絶縁機器の部分放電
検出法において、絶縁物から発生する部分放電をガス圧
力容器2の内面に向けて設置した検出電極6によって検
知し、検知した部分放電を電磁シールドケース12に収
容されている検出インピーダンス9と増幅器10を介し
て伝送し、さらに電磁シールドケース12の内側に設置
されて増幅器10の出力に接続されている外来ノイズの
侵入を阻止する第2ノイズフィルタ13、および電磁シ
ールドケース12の外側に設置されて第2ノイズフィル
タ13と直列に接続されている外来ノイズの侵入を抑制
する第1ノイズフィルタ15を経てから外部に引き出す
ことを特徴とするガス絶縁機器の部分放電検出法を提供
する。
定する煩わしさがなく、外部ノイズを排除して、ガス絶
縁機器内部の部分放電を正確に測定することができるガ
ス絶縁機器の部分放電検出法を提供する。 【解決手段】 ガス圧力容器の中で高電圧導体を絶縁す
る絶縁物から発生する部分放電を捉えて、絶縁物の絶縁
診断または絶縁劣化を検知するガス絶縁機器の部分放電
検出法において、絶縁物から発生する部分放電をガス圧
力容器2の内面に向けて設置した検出電極6によって検
知し、検知した部分放電を電磁シールドケース12に収
容されている検出インピーダンス9と増幅器10を介し
て伝送し、さらに電磁シールドケース12の内側に設置
されて増幅器10の出力に接続されている外来ノイズの
侵入を阻止する第2ノイズフィルタ13、および電磁シ
ールドケース12の外側に設置されて第2ノイズフィル
タ13と直列に接続されている外来ノイズの侵入を抑制
する第1ノイズフィルタ15を経てから外部に引き出す
ことを特徴とするガス絶縁機器の部分放電検出法を提供
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁機器の部分
放電検出法、特に、電気絶縁性ガスが封入された鋼製ガ
ス圧力容器の中に電気絶縁性のスペーサによって支持さ
れた高電圧導体を有するガス絶縁機器において、機器の
内部の絶縁物から発生する尖端放電あるいは縁面放電な
どの部分放電を検出するガス絶縁機器の部分放電検出法
に関するものである。
放電検出法、特に、電気絶縁性ガスが封入された鋼製ガ
ス圧力容器の中に電気絶縁性のスペーサによって支持さ
れた高電圧導体を有するガス絶縁機器において、機器の
内部の絶縁物から発生する尖端放電あるいは縁面放電な
どの部分放電を検出するガス絶縁機器の部分放電検出法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁機器は、電気絶縁性ガスが封入
された鋼製ガス圧力容器の中に電気絶縁性のスペーサに
よって支持された高電圧導体を有する構成が一般的であ
り、ガス絶縁機器の内部の絶縁物が高電圧によって絶縁
劣化が進行すると、絶縁物の種類や形状によって固体放
電、気体放電、あるいは尖端放電、縁面放電などのコロ
ナ放電が部分的に発生してガス絶縁機器の絶縁破壊が起
きる原因になるため、絶縁物の定期的な絶縁診断または
絶縁劣化の検知は極めて大切である。
された鋼製ガス圧力容器の中に電気絶縁性のスペーサに
よって支持された高電圧導体を有する構成が一般的であ
り、ガス絶縁機器の内部の絶縁物が高電圧によって絶縁
劣化が進行すると、絶縁物の種類や形状によって固体放
電、気体放電、あるいは尖端放電、縁面放電などのコロ
ナ放電が部分的に発生してガス絶縁機器の絶縁破壊が起
きる原因になるため、絶縁物の定期的な絶縁診断または
絶縁劣化の検知は極めて大切である。
【0003】図2は、従来のガス絶縁機器の部分放電検
出法を示す説明図である。ガス絶縁機器1は、絶縁性ガ
ス3が封入されたガス圧力容器2の中に絶縁スペーサ4
によって支持された高電圧導体5を有する。ガス絶縁機
器1の内部の部分放電を検知するために、ガス圧力容器
2の所定の位置に形成された開口部2aに部分放電検知
用の検出電極6が設置される。検出電極6は、ガス圧力
容器2の絶縁性ガス3の気密を維持するために絶縁性密
閉板7と密閉板用フランジ8により固定されている。高
電圧に曝されている機器の内部の絶縁スペーサ4等の絶
縁物から発生する縁面放電などの部分放電は、検出電極
6によって捉えられ、放電検出測定用の増幅器10によ
って検知信号として増幅されたのち、信号出力端子11
を経て、外部に設置されている測定器、例えば、コンピ
ュタ、モニター用ディスプレイと記録装置(図示省略)
などに送られ信号処理が行われる。
出法を示す説明図である。ガス絶縁機器1は、絶縁性ガ
ス3が封入されたガス圧力容器2の中に絶縁スペーサ4
によって支持された高電圧導体5を有する。ガス絶縁機
器1の内部の部分放電を検知するために、ガス圧力容器
2の所定の位置に形成された開口部2aに部分放電検知
用の検出電極6が設置される。検出電極6は、ガス圧力
容器2の絶縁性ガス3の気密を維持するために絶縁性密
閉板7と密閉板用フランジ8により固定されている。高
電圧に曝されている機器の内部の絶縁スペーサ4等の絶
縁物から発生する縁面放電などの部分放電は、検出電極
6によって捉えられ、放電検出測定用の増幅器10によ
って検知信号として増幅されたのち、信号出力端子11
を経て、外部に設置されている測定器、例えば、コンピ
ュタ、モニター用ディスプレイと記録装置(図示省略)
などに送られ信号処理が行われる。
【0004】しかし、従来のガス絶縁機器の部分放電検
出法によると、放電検出測定器の信号出力端子が外部に
露出しているため、外部に存在するノイズの影響を受け
易く、測定器の信号出力端子から侵入した外部ノイズ電
流は、ガス絶縁機器の内部、例えば、絶縁性ガス、絶縁
スペーサ、高電圧導体などに放射されてしまい、この外
来ノイズが、本来のガス絶縁機器内部の微細な部分放電
あるいは異常放電などの検知信号の中に、高いノイズレ
ベルとして重畳され現れることになる。この結果、ガス
絶縁機器内部の部分放電あるいは異常放電などの高感度
検出が極めて困難になるという問題があった。
出法によると、放電検出測定器の信号出力端子が外部に
露出しているため、外部に存在するノイズの影響を受け
易く、測定器の信号出力端子から侵入した外部ノイズ電
流は、ガス絶縁機器の内部、例えば、絶縁性ガス、絶縁
スペーサ、高電圧導体などに放射されてしまい、この外
来ノイズが、本来のガス絶縁機器内部の微細な部分放電
あるいは異常放電などの検知信号の中に、高いノイズレ
ベルとして重畳され現れることになる。この結果、ガス
絶縁機器内部の部分放電あるいは異常放電などの高感度
検出が極めて困難になるという問題があった。
【0005】一方、外部ノイズの影響を緩和するガス絶
縁機器の部分放電検出法として、例えば、特開平10−
253692号公報に示されるものがある。この部分放
電検出法によると、ガス絶縁機器の絶縁体に部分放電が
発生するとき、部分放電信号の定在波を励起する共振周
波数と、この共振周波数におけるスペクトラム強度を予
め求めてコンピュータに登録しておき、実際に部分放電
信号を検出したとき、登録されているデータと検出した
データを比較することによって真の部分放電か、外部ノ
イズであるかを判別している。
縁機器の部分放電検出法として、例えば、特開平10−
253692号公報に示されるものがある。この部分放
電検出法によると、ガス絶縁機器の絶縁体に部分放電が
発生するとき、部分放電信号の定在波を励起する共振周
波数と、この共振周波数におけるスペクトラム強度を予
め求めてコンピュータに登録しておき、実際に部分放電
信号を検出したとき、登録されているデータと検出した
データを比較することによって真の部分放電か、外部ノ
イズであるかを判別している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−253692号公報の部分放電検出法によると、
ガス絶縁機器毎に共振周波数とスペクトラム強度を予め
測定して登録しなければならないため、その手数が煩わ
しく、また、外部ノイズの周波数が偶然に共振周波数に
一致すると誤検出する恐れがある。
10−253692号公報の部分放電検出法によると、
ガス絶縁機器毎に共振周波数とスペクトラム強度を予め
測定して登録しなければならないため、その手数が煩わ
しく、また、外部ノイズの周波数が偶然に共振周波数に
一致すると誤検出する恐れがある。
【0007】従って、本発明の目的は、予め共振周波数
およびスペクトラム強度を測定する煩わしさがなく、外
部ノイズを排除して、ガス絶縁機器内部の部分放電を正
確に測定することができるガス絶縁機器の部分放電検出
法を提供することにある。
およびスペクトラム強度を測定する煩わしさがなく、外
部ノイズを排除して、ガス絶縁機器内部の部分放電を正
確に測定することができるガス絶縁機器の部分放電検出
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するため、ガス圧力容器の中で高電圧導体を絶縁す
る絶縁物から発生する部分放電を捉えて、前記絶縁物の
絶縁診断または絶縁劣化を検知するガス絶縁機器の部分
放電検出法において、前記絶縁物から発生する部分放電
を、前記ガス圧力容器の内面に向けて設置した検出電極
によって検知し、前記部分放電を、電磁シールドケース
に収容されている検出インピーダンスと増幅器を介して
伝送し、さらに、前記電磁シールドケースの内側に設置
されて前記増幅器の出力に接続されている外来ノイズの
侵入を阻止する第2ノイズフィルタ、および前記電磁シ
ールドケースの外側に設置されて前記第2ノイズフィル
タと直列に接続されている外来ノイズの侵入を抑制する
第1ノイズフィルタを経てから外部に引き出すことを特
徴とするガス絶縁機器の部分放電検出法を提供する。
実現するため、ガス圧力容器の中で高電圧導体を絶縁す
る絶縁物から発生する部分放電を捉えて、前記絶縁物の
絶縁診断または絶縁劣化を検知するガス絶縁機器の部分
放電検出法において、前記絶縁物から発生する部分放電
を、前記ガス圧力容器の内面に向けて設置した検出電極
によって検知し、前記部分放電を、電磁シールドケース
に収容されている検出インピーダンスと増幅器を介して
伝送し、さらに、前記電磁シールドケースの内側に設置
されて前記増幅器の出力に接続されている外来ノイズの
侵入を阻止する第2ノイズフィルタ、および前記電磁シ
ールドケースの外側に設置されて前記第2ノイズフィル
タと直列に接続されている外来ノイズの侵入を抑制する
第1ノイズフィルタを経てから外部に引き出すことを特
徴とするガス絶縁機器の部分放電検出法を提供する。
【0009】また、本発明は、前記検出電極による前記
部分放電の検出は、前記ガス圧力容器の所定の壁面に形
成されて絶縁性密閉板によって密閉された開口部に配置
された板状の検出電極によって行われ、前記電磁シール
ドケースによる前記検出インピーダンスと前記増幅器の
収容は、前記開口部に形成されたフランジに対して前記
絶縁性密閉板を介して一体化されたフランジを有する筒
状の電磁シールドケースによって行われることを特徴と
し、前記部分放電の前記第1ノイズフィルタを介した外
部への引き出しは、前記第1ノイズフィルタを外部ノイ
ズが重畳できない長さのリード線によって部分放電測定
回路に接続することによって行われることを特徴とする
ガス絶縁機器の部分放電検出法を提供する。
部分放電の検出は、前記ガス圧力容器の所定の壁面に形
成されて絶縁性密閉板によって密閉された開口部に配置
された板状の検出電極によって行われ、前記電磁シール
ドケースによる前記検出インピーダンスと前記増幅器の
収容は、前記開口部に形成されたフランジに対して前記
絶縁性密閉板を介して一体化されたフランジを有する筒
状の電磁シールドケースによって行われることを特徴と
し、前記部分放電の前記第1ノイズフィルタを介した外
部への引き出しは、前記第1ノイズフィルタを外部ノイ
ズが重畳できない長さのリード線によって部分放電測定
回路に接続することによって行われることを特徴とする
ガス絶縁機器の部分放電検出法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態によ
るガス絶縁機器の部分放電検出法を示している。ガス絶
縁機器1としてのガス絶縁管路気中送電線は、絶縁性ガ
ス3が封入されたガス圧力容器2の中に絶縁スペーサ4
によって支持された高電圧導体5を有する。高電圧に曝
されているガス絶縁機器1の絶縁スペーサ4等の絶縁物
から発生する部分放電は、ガス圧力容器2の所定の位置
に形成された開口部2aに配置された板状の検出電極6
によって検知し捉えられる。検出電極6は、ガス圧力容
器2に封入された絶縁性ガス3の圧力を維持するために
ガス圧力容器2の外側に突出して設置された密閉板用フ
ランジ8と絶縁性密閉板7により固定されている。検出
電極6によって捉えられた部分放電は、電磁シールドケ
ース12の中に収容され検出電極6に電気的に接続され
ている検出インピーダンス9と増幅器10に送信されて
電圧信号として増幅されたのち、信号出力端子11、電
磁シールドケース12の内側に設置されている外来ノイ
ズの侵入を阻止する第2ノイズフィルタ13、電磁ケー
ス外側出力端子14、および電磁シールドケース12の
外側に設置されている外来ノイズの侵入を抑制する第1
ノイズフィルタ15を経てから出力端子16により外部
に引き出される。出力端子16により外部に引き出され
た検知信号は、例えば、コンピュータ等の部分放電測定
回路に送られて信号処理が行われ、その結果がディスプ
レイに表示され、メモリに登録される。
るガス絶縁機器の部分放電検出法を示している。ガス絶
縁機器1としてのガス絶縁管路気中送電線は、絶縁性ガ
ス3が封入されたガス圧力容器2の中に絶縁スペーサ4
によって支持された高電圧導体5を有する。高電圧に曝
されているガス絶縁機器1の絶縁スペーサ4等の絶縁物
から発生する部分放電は、ガス圧力容器2の所定の位置
に形成された開口部2aに配置された板状の検出電極6
によって検知し捉えられる。検出電極6は、ガス圧力容
器2に封入された絶縁性ガス3の圧力を維持するために
ガス圧力容器2の外側に突出して設置された密閉板用フ
ランジ8と絶縁性密閉板7により固定されている。検出
電極6によって捉えられた部分放電は、電磁シールドケ
ース12の中に収容され検出電極6に電気的に接続され
ている検出インピーダンス9と増幅器10に送信されて
電圧信号として増幅されたのち、信号出力端子11、電
磁シールドケース12の内側に設置されている外来ノイ
ズの侵入を阻止する第2ノイズフィルタ13、電磁ケー
ス外側出力端子14、および電磁シールドケース12の
外側に設置されている外来ノイズの侵入を抑制する第1
ノイズフィルタ15を経てから出力端子16により外部
に引き出される。出力端子16により外部に引き出され
た検知信号は、例えば、コンピュータ等の部分放電測定
回路に送られて信号処理が行われ、その結果がディスプ
レイに表示され、メモリに登録される。
【0011】図1に示した本発明の実施の形態のガス絶
縁機器の部分放電検出法によると、検出電極によって捉
えられた部分放電は、電磁シールドケースの中に収容さ
れている検出インピーダンス、増幅器、信号出力端子、
内側用第2ノイズフィルタ、電磁ケース外側出力端子、
および外側用第1ノイズフィルタを備えた構成に基づい
て出力端子に引き出されるので、外来ノイズを含まない
検知信号として部分放電測定回路へ入力される。その結
果、正確な測定が実現される。このとき、電磁シールド
ケースの外側のリード線は外来ノイズが重畳できない長
さにすることが望ましい。
縁機器の部分放電検出法によると、検出電極によって捉
えられた部分放電は、電磁シールドケースの中に収容さ
れている検出インピーダンス、増幅器、信号出力端子、
内側用第2ノイズフィルタ、電磁ケース外側出力端子、
および外側用第1ノイズフィルタを備えた構成に基づい
て出力端子に引き出されるので、外来ノイズを含まない
検知信号として部分放電測定回路へ入力される。その結
果、正確な測定が実現される。このとき、電磁シールド
ケースの外側のリード線は外来ノイズが重畳できない長
さにすることが望ましい。
【0012】本発明の実施の形態において、電気絶縁性
ガスが封入された鋼製ガス圧力容器の中に電気絶縁性の
スペーサによって支持された高電圧導体を有するガス絶
縁機器としては、例えば、ガス絶縁管路気中送電線、ガ
ス絶縁終端部、ガス絶縁接続部、ガス絶縁開閉装置(G
IS)、ガス絶縁遮断器、ガス絶縁形避雷器、ガス絶縁
閉鎖形母線、ガス絶縁封入形変圧器などが挙げられる。
ガスが封入された鋼製ガス圧力容器の中に電気絶縁性の
スペーサによって支持された高電圧導体を有するガス絶
縁機器としては、例えば、ガス絶縁管路気中送電線、ガ
ス絶縁終端部、ガス絶縁接続部、ガス絶縁開閉装置(G
IS)、ガス絶縁遮断器、ガス絶縁形避雷器、ガス絶縁
閉鎖形母線、ガス絶縁封入形変圧器などが挙げられる。
【0013】
【発明の効果】本発明のガス絶縁機器の部分放電検出法
によると、検出電極に接続された検出インピーダンスと
増幅器を電磁シールドケースに収容し、電磁シールドケ
ースの内外にノイズフィルタを配置して部分放電測定回
路に接続するようにしたため、共振周波数やスペクトラ
ム強度を予め測定する煩わしさを無くして外来ノイズの
影響を排除でき、これによって正確な部分放電の測定を
行うことができる。
によると、検出電極に接続された検出インピーダンスと
増幅器を電磁シールドケースに収容し、電磁シールドケ
ースの内外にノイズフィルタを配置して部分放電測定回
路に接続するようにしたため、共振周波数やスペクトラ
ム強度を予め測定する煩わしさを無くして外来ノイズの
影響を排除でき、これによって正確な部分放電の測定を
行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態によるガス絶縁機器の部分
放電検出法の概要を示す説明図である。
放電検出法の概要を示す説明図である。
【図2】従来のガス絶縁機器の部分放電検出法の概要を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 ガス絶縁機器 2 ガス圧力容器 2a 開口部 3 絶縁性ガス 4 絶縁スペーサ 5 高電圧導体 6 検出電極 7 絶縁性密閉板 8 密閉板用フランジ 9 検出インピーダンス 10 増幅器 11 信号出力端子 12 電磁シールドケース 13 第2ノイズフィルタ(内側用) 14 電磁ケース外側出力端子 15 第1ノイズフィルタ(外側用) 16 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 友章 茨城県日立市日高町5丁目9番15号 日立 電線エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 遠藤 桓 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 藤倉 健一 茨城県日立市砂沢町880番地 日立電線株 式会社高砂工場内 Fターム(参考) 2G015 AA03 AA09 CA01
Claims (3)
- 【請求項1】ガス圧力容器の中で高電圧導体を絶縁する
絶縁物から発生する部分放電を捉えて、前記絶縁物の絶
縁診断または絶縁劣化を検知するガス絶縁機器の部分放
電検出法において、 前記絶縁物から発生する部分放電を、前記ガス圧力容器
の内面に向けて設置した検出電極によって検知し、前記
部分放電を、電磁シールドケースに収容されている検出
インピーダンスと増幅器を介して伝送し、さらに、前記
電磁シールドケースの内側に設置されて前記増幅器の出
力に接続されている外来ノイズの侵入を阻止する第2ノ
イズフィルタ、および前記電磁シールドケースの外側に
設置されて前記第2ノイズフィルタと直列に接続されて
いる外来ノイズの侵入を抑制する第1ノイズフィルタを
経てから外部に引き出すことを特徴とするガス絶縁機器
の部分放電検出法。 - 【請求項2】前記検出電極による前記部分放電の検出
は、前記ガス圧力容器の所定の壁面に形成されて絶縁性
密閉板によって密閉された開口部に配置された板状の検
出電極によって行われ、 前記電磁シールドケースによる前記検出インピーダンス
と前記増幅器の収容は、前記開口部に形成されたフラン
ジに対して前記絶縁性密閉板を介して一体化されたフラ
ンジを有する筒状の電磁シールドケースによって行われ
ることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁機器の部分
放電検出法。 - 【請求項3】前記部分放電の前記第1ノイズフィルタを
介した外部への引き出しは、前記第1ノイズフィルタを
外部ノイズが重畳できない長さのリード線によって部分
放電測定回路に接続することによって行われることを特
徴とする請求項1および請求項2記載のガス絶縁機器の
部分放電検出法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26488299A JP2001091564A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ガス絶縁機器の部分放電検出法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26488299A JP2001091564A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ガス絶縁機器の部分放電検出法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001091564A true JP2001091564A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17409546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26488299A Pending JP2001091564A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ガス絶縁機器の部分放電検出法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001091564A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004309424A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Wire Device:Kk | マイクロ波レベルスイッチ |
JP2005233833A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Sony Corp | 電磁波測定システム |
JP2018517789A (ja) * | 2015-03-02 | 2018-07-05 | ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニー | Z−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの共沸及び共沸様組成物 |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26488299A patent/JP2001091564A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004309424A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Wire Device:Kk | マイクロ波レベルスイッチ |
JP2005233833A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Sony Corp | 電磁波測定システム |
JP2018517789A (ja) * | 2015-03-02 | 2018-07-05 | ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニー | Z−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの共沸及び共沸様組成物 |
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