JP2004323183A - 部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップ部品が詰まった場合に、当該チップ部品を傷つけることなく、また詰まり解除作業がし易く、生産性の向上が図れる部品供給装置を提供すること。
【解決手段】攪拌板46の揺動時に案内通路49の入口付近でチップ部品3が詰まってしまうことがある。この場合、押圧板28がその弾性力に抗して当該チップ部品3によりピン26を支点として、反時計方向に揺動して案内通路49を拡開したままの状態となる。従って、作業者が通路形成板37の側部より外方に突出した押圧操作部36Bを外方から内方へ押圧すると、通路形成板38は押圧板28の付勢力に抗してピン26を支点として反時計方向に揺動し、やがて押圧操作部38Dが通路形成板39の規制部39Bに当接しその揺動が規制されて、案内通路49の入口が十分に拡開することとなり、詰まったチップ部品3が案内通路49内を落下することとなり、詰まりが解消される。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納されたチップ部品を縦方向に案内通路に順次一列に整列させてチップ部品を供給する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の部品供給装置は、一般にバルクフィーダと呼ばれるが、前記案内通路内にチップ部品が詰まったりする場合が起こる。この場合、案内通路の所定箇所の側面に外部に突出した軸部を備えた押圧板を設けて、チップ部品が案内通路に詰まった時に前記軸部を外部から押圧して押圧板を通路内に突出させ、この押圧板によって詰まったチップ部品を押圧して詰まりを解消する技術が知られている(例えば、特開平8−130392号公報)。
【0003】
また、ネジを外して分解し、案内通路内に詰まったチップ部品を取り除いて解除することもあった。
【0004】
【特許文献】
特開平8−130392号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の例にあっては、押圧板で直接チップ部品を押圧して詰まりを解除するものであるから、当該チップ部品を傷つけてしまう虞がある。また、後者の例にあっては、詰まりの解除の作業が面倒であり、作業性が悪かった。
【0006】
そこで本発明は、チップ部品が詰まった場合に、当該チップ部品を傷つけることなく、また詰まり解除作業がし易く、生産性の向上が図れる部品供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため第1の発明は、装置本体に着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納されたチップ部品を縦方向に案内通路に順次一列に整列させてチップ部品を供給する部品供給装置において、押圧操作部を備え揺動可能に支持された通路形成板と、この通路形成板を押圧付勢することにより一定間隔幅の前記案内通路を形成する押圧板とを備え、前記押圧板の付勢力に抗して前記押圧操作部を押圧することにより前記案内通路の入口を拡開可能としたことを特徴とする。
【0008】
また第2の発明は、装置本体に着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納されたチップ部品を縦方向に案内通路に順次一列に整列させてチップ部品を供給する部品供給装置において、押圧操作部を備え揺動可能に支持された通路形成板及びこの通路形成板を押圧付勢することにより一定間隔幅の前記案内通路を形成する押圧板とを備えた第1形成部材と、該第1形成部材とで前記チップ部品の案内通路を形成する第2形成部材とを備え、前記案内通路内に前記チップ部品が詰まった際に、作業者が前記第1形成部材の前記押圧板の付勢力に抗して前記押圧操作部を押圧することにより前記案内通路の入口を拡開可能としたことを特徴とする。
【0009】
また第3の発明は、第2の発明において、前記通路形成板は中間部がピンにより揺動可能に支持されると共に下部には第1形成部材及び第2形成部材より外方に突出する前記押圧操作部を形成したことを特徴とする。
【0010】
更に第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記第2形成部材を複数の形成部材で形成したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。先ず、1はいわゆるバルクフィーダと呼ばれる部品供給装置であり、該部品供給装置1は収納ケース2を備えている。この収納ケース2の内部にはバラの状態のチップ部品3を多数個貯留する第1部品貯留室4が形成され、この部品貯留室4の上端に形成された開口は蓋(図示せず)により閉じられており、この第1部品貯留室4の底面部はチップ部品3が自重で滑り落ちることができる程度に傾斜して形成されている。ここで、前記チップ部品3は、一般的には直方体形状の電子部品で、例えばチップコンデンサや抵抗器などがある。
【0012】
前記第1部品貯留室4の下端には、該第1部品貯留室4に連通する縦長の第2部品貯留室5が形成されている。また、この第2部品貯留室5の下部には後述する整列装置6が設けられ、下方へと順次一列に整列させて移動させる。さらに、この整列装置6の下端部には前記チップ部品3を部品取出し位置まで水平方向に移動させる後述の搬送装置7が接続されている。
【0013】
ここで、当該部品供給装置1のチップ部品3の供給側には、チップ部品自動装着装置が配置されており、この装着装置本体下部には当該供給装置1からチップ部品3を吸着して取出して図示しないプリント基板上に装着するための上下動可能な吸着ノズル10が設けられている。また、前記装着装置本体下部には上下動可能なアクチュエータアーム11が設けられ、このアーム11はチップ部品自動装着装置の作動と同期して上下動するものである。
【0014】
そして、アクチュエータアーム11の下方には、該アーム11の下降により下降される作動レバー15が設けられ、更に該作動レバー15に支軸18を介して回動可能に連結され該作動レバー15が下降したときに支軸16を支点として揺動する第1伝達レバー17が設けられる。20は前記第1伝達レバー17が揺動したときにピン21により支軸22を支点として揺動する整列用レバーであり、該整列用レバー20が揺動すると、その周囲に巻装したスプリング23を介して作動部材24を上昇させ、該作動部材24上部の2枚の挟持片間に嵌装した偏心ピン25を回動させると共に上昇させ、前記整列装置6を作動させることとなる。
【0015】
該整列装置6は、ボルト30、30を介して装置本体1Aに直接着脱可能に取付けられ、大きく分けて第1形成部材31と、透明な合成樹脂材料で作製され該第1形成部材31にボルト33を介して固定される第2形成部材32と、同じく透明な合成樹脂材料で作製され前記第1形成部材31にボルト35を介して固定される第2形成部材36からなり、両者でチップ部品3を下方へと順次縦方向に一列に整列させて移動させる整列通路34を形成する。前記整列装置6をボルト30、30を介して装置本体1Aに直接着脱可能に取付けたのは、前記収納ケース2を取り外してから整列装置6を取り外すような構造であると、その作業が面倒で、作業性が悪いからである。
【0016】
尚、本実施形態では、第2形成部材32及び第3形成部材36を透明な合成樹脂材料で作製したが、第1形成部材31と、第2形成部材32及び第3形成部材36のいずれか又は両者を透明な合成樹脂材料で作製してもよい。この場合、少なくともチップ部品が通過する部分が肉眼で見えるようにその部分を透明な材料で形成する必要がある。
【0017】
前記第1形成部材31は平板状の本体37と、該本体37の通路形成側に夫々ネジ27などで固定される3つの通路形成板38、39、40とから構成され、該第1形成部材31には部品攪拌部材41が設けられる。該部品攪拌部材41は、一方の端部側が前記本体37の開孔にベアリング42Aを介して挿通すると共に他方の端部側が第2形成部材32の開孔32Aにベアリング42Bを介して挿通する支軸43と、該支軸43の中間部に設けられ該支軸43の回動により前記整列通路34にチップ部品3を順次一列に整列させるための整列板45と、外周部(円弧部)が一部切除された切欠部48を有する攪拌板46と、前記支軸43の一方の端部側が前記本体37の開孔に挿通して該本体37より突き出た部位に着脱可能に取付けられると共に前記偏心ピン25が設けられる回転板47とから構成される。
【0018】
尚、前記支軸43に取付けられる整列板45及び攪拌板46は、当該支軸43と一体に形成してもよく、又は取外し可能に形成してもよい。
【0019】
また、前記本体37、通路形成板38、整列板45及び攪拌板46とで前記整列通路34に連通する円弧状の案内通路49が形成される。従って、図10に示すように、整列板45の厚さ及び攪拌板46の外周から整列板45の外周までの最短寸法は、チップ部品3の短手方向の寸法よりわずか長く形成するものである。
【0020】
尚、ここで前記第1形成部材31、第2形成部材32及び第3形成部材36について、詳述する。先ず、本体37に立設されたピン26に通路形成板38に開設した開口を嵌め、本体37に開設した左方のネジ嵌合孔37A及びボルト嵌合孔37Bと通路形成板39のネジ挿通孔39C及びボルト挿通孔39Dとを合致させてネジ27により本体37に通路形成板39を固定し、また本体37に開設した右方のネジ嵌合孔(図示せず)及びボルト嵌合孔37Cと通路形成板40のネジ挿通孔40A及びボルト挿通孔40Bとを合致させてネジ27により本体37に通路形成板40を固定する。
【0021】
また、弾性を有する板バネ状の押圧板28をネジ孔28Aを介してネジ29により本体37の側壁に固定し、ピン26を支点として揺動可能な通路形成板38をその当接部38Cが通路形成板39の規制部39Aに当接して時計方向への揺動を制限するように押圧部28Bが通路形成板38の側面部を押圧付勢している。従って、通路形成板38の揺動が制限されている状態下では一定幅を有する後述する案内通路49の上部が形成されるが、押圧板28の付勢力に抗して反時計方向に通路形成板38が揺動すると前記案内通路49の入口が拡開することとなる。
【0022】
即ち、前記通路形成板38の下端部は、第1形成部材31、第2形成部材32及び第3形成部材36より外方に突出した押圧操作部38Dが形成されており、前記案内通路49内にチップ部品3が詰まったときに、作業者が押圧操作部38Dを外方から押圧すると、図7に示すように、通路形成板38は押圧板28の付勢力に抗してピン26を支点として反時計方向に揺動し、やがて押圧操作部38Dが通路形成板39の規制部39Bに当接しその揺動が規制されて、前記案内通路49の入口が拡開することとなり、詰まったチップ部品3が案内通路49内を落下することとなり、詰まりが解消される。
【0023】
なお、第2形成部材32には前記攪拌板46を収納するための収納凹部32Cを形成し、支軸43がベアリング42Bを介して挿通する開孔32A及びボルト33の挿通孔32Bを開設し、ボルト33を回してボルト挿通孔32Bに挿通した上でボルト挿通孔40Bを介してボルト嵌合孔37Cに嵌合させることにより、第1形成部材31に第2形成部材32を固定することができる。
【0024】
また、第3形成部材36には前記各ネジ27頭部の各逃げ凹部36Aを形成すると共にボルト35を回して挿通孔36Bに挿通した上でボルト挿通孔39Dを介してボルト嵌合孔37Bに嵌合させることにより、第1形成部材31に第3形成部材36を固定することができる。
【0025】
尚、前記通路形成板38、39及び40の厚さや大きさ等を変えたものを複数種類設けて交換することにより、チップ部品3のサイズの違いに容易に対応できるものである。即ち、サイズの異なるチップ部品3に対応した案内通路49を形成することができるものである。
【0026】
一方、前記アクチュエータアーム11にピン50を介して回動可能に第2伝達レバー51が連結され、このアーム11が所定距離下降すると支軸52を支点としてこの第2伝達レバー51が時計方向へ揺動する。そして、該第2伝達レバー51が揺動すると反時計方向に付勢されている分離作動レバー53が反時計方向に支軸54を支点として揺動し、該分離作動レバー53に押されてマグネット57を有する分離レバー55も支軸56を支点として揺動し、チップ部品3の搬送通路内先端に位置するチップ部品3を前記マグネット57が吸着して次のチップ部品3と分離することとなる。
【0027】
また、前記第2伝達レバー51にはピン61を介して回動可能にリンク片60が連結し、このリンク片60の他端側にはピン62を介して連結された送りレバー63が支軸64を支点として回動可能に設けられる。更に、前記支軸64には図示しないバネにより反時計方向に付勢された送り爪65が回動可能に設けられており、前記送りレバー63が時計方向に回動したときに送りギア(図示せず)の所定数の歯を越えるように移動し、送りレバー63が反時計方向に戻るときに送りギアを回動させ後述のプーリ66を反時計方向に回動させて搬送面が水平な搬送ベルト70を介してチップ部品3を搬送する構成である。
【0028】
尚、前記送りギアと一体にプーリ66が設けられ、このプーリ66と前記装置本体1Aの中間部に設けられたプーリ67やプーリ68、69とに搬送ベルト70が張架されている。そして、該搬送ベルト70の移動のため及び該ベルト70に前記整列装置6下端から順次受け継いで載置したチップ部品3の移動のための通路形成部材71及び72が設けられ、これら各プーリ66、67、68、搬送ベルト70及び通路形成部材71及び72とで前記搬送装置7を構成する。
【0029】
そして、更に前記アクチュエータアーム11が下降し、前記第2伝達レバー51が揺動すると送り側前部へ移動したリンク片60に設けられたローラ(当接部)73がシャッター75の開閉レバー76に当接して、支軸74を支点として時計方向に該開閉レバー76を回動させる。このとき、分離作動レバー53は当接部53Aが支承部77(ピン)に当接して支持され、前方へ移動したままであり、また開閉レバー76の上端部と前記搬送ベルト70の上方を覆うシャッター75とは一体であり、このシャッター75は板バネ状の側面視くの字形状を呈しており、前記開閉レバー76が時計方向に回動したときにシャッター75は開く方向に移動する構成である。
【0030】
尚、前記部品供給装置1は装置本体1Aの後部に配設したリフトアップ用の把手80とロックレバー81とを作業者が把持して、この供給装置1のセットテーブル(図示せず)の前後の位置決め孔(図示せず)にロケートピン83を挿入して位置決めした後、ロックレバー81のフック82が前記セットテーブルの係止ブロック(図示せず)に係止されて、取付けられるものである。
【0031】
以上の構成により、以下動作について説明する。先ず、図1に示す状態からチップ部品自動装着装置のアクチュエータアーム11が下降し、図19に示すようにこのアーム11の下端部が作動レバー15を下降させ、支軸16を支点として反時計方向に第1伝達レバー17を揺動させる。すると、この第1伝達レバー17の揺動により、ピン21により支軸22を支点として整列用レバー20が揺動し、スプリング23を介して作動部材24を上昇させて偏心ピン25を回動させると共に上昇させて、整列装置6を作動させることとなる。
【0032】
即ち、整列板45の弦部分Gがやや傾斜している状態から水平となり、第2部品貯留室5からのチップ部品3を第1形成部材31の平板状の本体37と攪拌板46との間の空間に受け入れることとなる。
【0033】
一方、図19に示すように、前記アクチュエータアーム11が所定距離下降すると、前記作動レバー15も下降し支軸52を支点として第2伝達レバー51も時計方向に揺動する。そして、図13及び図14に示す状態から図15及び図16に示すように、該第2伝達レバー51が揺動すると反時計方向に付勢されている分離作動レバー53が反時計方向に支軸54を支点として揺動し、該レバー53に押されてマグネット57を有する分離レバー55も支軸56を支点として揺動し、チップ部品3の搬送通路内先端に位置するチップ部品(取り出されるべきチップ部品)3を前記マグネット57が吸着して次のチップ部品3と分離することとなる。
【0034】
また、前記第2伝達レバー51の時計方向への揺動により、リンク片60が図19における左方に移動し、送りレバー63が支軸64を支点として時計方向に回動する。従って、送り爪65も回動し、送りギア(図示せず)の所定数の歯を越えるように移動する。
【0035】
そして、図20に示すように、更に前記アクチュエータアーム11が下降して前記第2伝達レバー51が揺動すると、送り側前部へ移動したリンク片60に設けられたローラ73がシャッター75の開閉レバー76に当接して、該開閉レバー76を支軸74を支点として時計方向に回動させる。
【0036】
従って、分離作動レバー53は当接部53Aが支承部77に当接して支持され、前方へ移動したままであり、また前記開閉レバー76が時計方向に回動したときにシャッター75は開く方向に移動する。
【0037】
即ち、開閉レバー76の上端部と前記搬送ベルト70の上方を覆うシャッター75とは一体であり、このシャッター75は板バネ状の側面視くの字形状を呈しているため、前記開閉レバー76が時計方向に回動したときに該シャッター75の傾斜面と底面との成す角度がより鋭角となると共に底面は水平状態のままで該シャッター75は開く方向に移動する。
【0038】
このシャッター75が開くので、分離されて最先端部に位置(部品取出し位置)するチップ部品3を下降した吸着ノズル10が吸着(チャック)して当該部品供給装置1から取出し、図示しないプリント基板上に装着するものである。
【0039】
以上のように、最先端チップ部品3が分離(エスケープ)された後、わずか遅れてシャッター75の開動作が開始することとなるものである。
【0040】
そして、この取出し後に、チップ部品自動装着装置のアクチュエータアーム11が上昇し始めると、作動レバー15も上昇し始め第2伝達レバー51が反時計方向に回動し、リンク片60が図20における右方に移動するが、ローラ73の開閉レバー76への当接が解除されたときに開閉レバー76の反時計方向への回動により、シャッター75が部品取出し開口を閉じる。
【0041】
そして、時計方向に回動し始めていた分離作動レバー53により分離レバー55も戻り始め、やがてローラ73の開閉レバー76への当接の解除後の更なるアクチュエータアーム11の上昇により分離レバー55は完全に戻り、分離状態から元の状態に戻ることとなる。
【0042】
そして、この状態からアクチュエータアーム11が更に上昇すると、送りレバー63の反時計方向への回動により送り爪65が送りギアを回動させ、プーリ66を反時計方向に回動させ、各プーリ67、68、69を介して搬送ベルト70を介してチップ部品3を搬送し始め、前記アクチュエータアーム11の上昇停止によりその搬送を停止する。
【0043】
一方、前記アクチュエータアーム11が上昇するに伴い、作動レバー15が上昇し、支軸16を支点として時計方向に第1伝達レバー17が回動し、整列用レバー20も支軸22を支点として時計方向に回動する。
【0044】
従って、作動部材24を下降させて偏心ピン25を回動させると共に下降させて、整列板45の弦部分Gが水平の状態から傾斜した状態に攪拌板46及び整列板45が戻ることとなり、第1形成部材31の平板状の本体37と攪拌板46との間の空間に受け入れたチップ部品3を順次一列に整列させながら整列通路34に導く。このとき、攪拌板46の往復動により第2部品貯留室5内のチップ部品3を攪拌すると共に、本体37、通路形成板38、整列板45及び攪拌板46とで形成される案内通路49を介してチップ部品3を順次整列させながら整列通路34に導く。
【0045】
尚、前記攪拌板46の揺動時に案内通路49の入口付近でチップ部品3が噛んで詰まったりしないように、そのような事態が発生しそうになると、前記押圧板28がその弾性力に抗して当該チップ部品3によりピン26を支点として少しだけ反時計方向に揺動して案内通路49を拡開する。従って、当該チップ部品3は案内通路49に整列されながら、確実に案内され整列通路34へと導びかれる。
【0046】
しかし、図6に示すように、前記攪拌板46の揺動時に案内通路49の入口付近でチップ部品3が詰まってしまうことがある。この場合、前記押圧板28がその弾性力に抗して当該チップ部品3によりピン26を支点として、反時計方向に揺動して案内通路49を拡開したままの状態となる。従って、作業者が通路形成板39の側部より外方に突出した押圧操作部38Dを外方から内方へ押圧すると、通路形成板38は押圧板28の付勢力に抗してピン26を支点として反時計方向に揺動し、やがて押圧操作部38Dが通路形成板39の規制部39Bに当接しその揺動が規制されて(図7参照)、前記案内通路49の入口が十分に拡開することとなり、詰まったチップ部品3が案内通路49内を落下することとなり、詰まりが押圧操作部38Dを押圧することによって容易に解消される。
【0047】
従って、前記詰まりを除くため、ボルト30、30を装置本体1Aから抜いて、作動部材24上部の2枚の挟持片間に嵌装した偏心ピン25を抜きながら装置本体1Aから整列装置6を取り外した後、ボルト33、35を抜いて、第1形成部材31から第2形成部材32及び第3形成部材36を外して、チップ部品の詰まりを除いたりする必要がない。
【0048】
なお、以上の実施形態では整列装置6を構成する第2形成部材32と第3形成部材36とは別体で構成したが、両者を一体で構成しても良い。即ち、整列装置6を第1形成部材31と第2形成部材とで構成してもよい。又、第1形成部材31の本体37と第2形成部材32或いは第3形成部材36とは別体で構成したが、両者を一体で構成しても良い。
【0049】
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明は、チップ部品が詰まった場合に、当該チップ部品を傷つけることなく、また詰まり解除作業がし易く、生産性の向上が図れる部品供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品供給装置の側面図である。
【図2】部品供給装置の要部側面図である。
【図3】整列装置を取り外した状態の部品供給装置の要部側面図である。
【図4】待機状態の整列装置の右側面図である。
【図5】第2及び第3形成部材を外した状態の整列装置の右側面図である。
【図6】チップ部品が詰まった状態を示す第2形成部材を外した状態の整列装置の右側面図である。
【図7】チップ部品の詰まりを解除する作用を示す第2形成部材を外した状態の整列装置の右側面図である。
【図8】第1形成部材から第2及び第3形成部材とを分離した状態の斜視図である。
【図9】第1形成部材に第2及び第3形成部材とを合体した状態の斜視図である。
【図10】部品攪拌部材の側面図である。
【図11】整列装置の正面図である。
【図12】整列装置を各形成部材に分離した状態の正面図である。
【図13】待機状態における部品供給装置の要部拡大平面図である。
【図14】待機状態における部品供給装置の要部拡大側面図である。
【図15】分離した状態における部品供給装置の要部拡大平面図である。
【図16】分離した状態における部品供給装置の要部拡大側面図である。
【図17】シャッターが開いた状態における部品供給装置の要部拡大平面図である。
【図18】シャッターが開いた状態における部品供給装置の要部拡大側面図である。
【図19】分離した状態における部品供給装置の要部側面図である。
【図20】シャッターが開いた状態における部品供給装置の要部側面図である。
【符号の説明】
1 部品供給装置
2 収納ケース
3 チップ部品
6 整列装置
20 整列用レバー
26 ピン
28 押圧板
31 第1形成部材
32 第2形成部材
36 第3形成部材
37 本体
38、39、40 通路形成板
38D 押圧操作部
39B 規制部
45 整列板
46 攪拌板
49 案内通路

Claims (4)

  1. 装置本体に着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納されたチップ部品を縦方向に案内通路に順次一列に整列させてチップ部品を供給する部品供給装置において、押圧操作部を備え揺動可能に支持された通路形成板と、この通路形成板を押圧付勢することにより一定間隔幅の前記案内通路を形成する押圧板とを備え、前記押圧板の付勢力に抗して前記押圧操作部を押圧することにより前記案内通路の入口を拡開可能としたことを特徴とする部品供給装置。
  2. 装置本体に着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納されたチップ部品を縦方向に案内通路に順次一列に整列させてチップ部品を供給する部品供給装置において、押圧操作部を備え揺動可能に支持された通路形成板及びこの通路形成板を押圧付勢することにより一定間隔幅の前記案内通路を形成する押圧板とを備えた第1形成部材と、該第1形成部材とで前記チップ部品の案内通路を形成する第2形成部材とを備え、前記案内通路内に前記チップ部品が詰まった際に、作業者が前記第1形成部材の前記押圧板の付勢力に抗して前記押圧操作部を押圧することにより前記案内通路の入口を拡開可能としたことを特徴とする部品供給装置。
  3. 前記通路形成板は中間部がピンにより揺動可能に支持されると共に下部には第1形成部材及び第2形成部材より外方に突出する前記押圧操作部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 前記第2形成部材を複数の形成部材で形成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の部品供給装置。
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