JP2004321654A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物やリントを効率的に捕獲し、排水弁への異物やリントの付着による排水弁からの漏水を防止する。
【解決手段】着脱可能なリントフィルタ24,エアトラップ26,ボス部27,排水弁,及び排水弁モータから構成されたケーシング22を、基台21にボス部27をネジ32で止めることにより固定し、連絡ホース20にて水槽5とケーシング22を接続し、排水弁の下流に外箱1外へ伸びた排水ホース36を接続している。また、基台21近傍の外箱1側面、リントフィルタ24位置に対応して形成した開口部21に蓋体を開閉可能に設け、該蓋体内側に突設した2つの係合部がリントフィルタ24のキャップ部の環状突部に係合する構成となっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リント捕獲手段を備えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二槽式洗濯機や攪拌体回転型の洗濯機においては、洗濯機の水槽内の洗濯液を排水するための排水弁及び排水弁を開閉制御する排水弁モータは水槽底部に、洗濯液中のリントを捕獲するリント捕獲手段は洗濯槽に配設されていた。とりわけ、ドラム式洗濯機においては、洗濯槽に相当するドラムにリント捕獲手段を設けることは困難であり、排水弁及び排水弁モータと共に、異物侵入防止のためのリント捕獲手段が外箱底部に取付けられていた(例えば、特許文献1参照。)。このものにおいては、外箱側面にリント捕獲手段を着脱するための開口部を形成し、開口部に蓋体を設けている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−282616号公報 (第5乃至8頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リント捕獲手段を外箱底部に配設すると、製品組立やメンテナンス時の取り付け作業や取り外し作業において、外箱背面開口部等から作業を行うこととなり、作業能率が非常に悪くなっていた。
また、リント捕獲手段を外箱底部に配設することに伴い、該リント捕獲手段を取り出すため外箱底部に開口部を形成すると、該開口部が晒されることに加え、使用者が該開口部に手を入れて危険なため、該開口部に蓋体を設けていた。
【0005】
蓋体にリント捕獲手段の装着忘れを検知する検知手段たる係合部を設け、リント捕獲手段に設けた被係合部と係合させ、蓋体の閉状態の保持及びフィルタ捕獲手段の装着忘れの判断を行うに際して、両者を係合させるためには、蓋体の係合部弾性変形量を考慮すれば、数mm単位の組立て精度が要求されるものの、蓋体は外箱側面に、リント捕獲手段は組み立てにくい外箱底部に配設してあり、双方の高精度での位置決めが困難であった。
【0006】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、組立作業及びメンテナンス作業を容易に行い得ると共に、さらにリント捕獲手段の未装着を判断でき、さらに外箱側面に設けた蓋体とリント捕獲手段との位置決めを行い易い洗濯機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の洗濯機は、外箱と、該外箱の底部を構成する基台と、前記外箱内に収められた水槽と、前記水槽下方に配設され洗濯液を排水する排水弁と、前記排水弁を開閉駆動する駆動装置と、前記排水弁の上流に設けた着脱自在なリント捕獲手段とを具備し、前記排水弁,前記駆動装置,及び前記リント捕獲手段を前記基台上に配設したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0008】
斯かる構成によれば、外箱とは別体の基台にリント捕獲手段,排水弁,及び駆動装置を設けているため、製品組立やメンテナンス時の取り付け作業や取り外し作業は、基台を外箱から取り外すことにより容易に行うことができる。また、排水弁手前にリント捕獲手段が存在するため、全ての洗濯液が排水時にリント捕獲手段を通過するため、リント捕獲率を飛躍的に高めることができる。さらに、リント捕獲率が高まるため、排水弁への異物やリント付着が少なくなり、排水弁からの漏水も防止できる。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明の洗濯機は、外箱と、該外箱の底部を構成する基台と、前記外箱内に収められた水槽と、前記水槽下方に配設され洗濯液を排水する排水弁と、前記排水弁を開閉駆動する駆動装置と、前記基台上、且つ前記排水弁の上流に設けた着脱自在なリント捕獲手段と、基台又は基台近傍の外箱の側面に形成され前記リント捕獲手段を着脱する開口部と、該開口部を覆う開閉可能に設けられた蓋体とを具備し、前記リント捕獲手段の未装着を検知する検知手段を蓋体に具備したことを特徴とする(請求項2の発明)。
斯かる構成によれば、蓋体に設けられた検知手段によってリント捕獲手段が装着されているか否かを容易に確認することができる。
【0010】
さらに、請求項2記載のものにおいて、検知手段は蓋体に設けられ、蓋体を閉じた状態において、ケーシングに装着された状態のリント捕獲手段に形成された被係合部と係合し、蓋体を外箱又は基台の側面と同一平面位置に保持する係合手段であることを特徴とする(請求項3の発明)。
斯かる構成によれば、リント捕獲手段がケーシングに装着されている場合、検知手段とリント捕獲手段の被係合部が係合して蓋体は閉じた状態に保持される。逆に、装着し忘れた状態で蓋体を閉じようとしても、検知手段は係合される相手の被係合部がないことから閉じることができず、以ってリント捕獲手段の装着忘れを容易に判断することができる。
【0011】
また、請求項1記載のものにおいて、リント捕獲手段と排水弁を基台に配設されたケーシング内に併設したことを特徴とする(請求項4の発明)。
斯かる構成によれば、製品組立やメンテナンス時の取り付け作業や取り外し作業は、基台を外箱から取り外すことによりリント捕獲手段や排水弁から成る排水ユニット単位で容易に行うことができ、組立性が向上すると共に、部品点数を削減することができる。また、複数の種類の洗濯機共通に排水ユニットを使用することができ、部材の共通化を図ることができる。
【0012】
さらに、請求項1記載のものにおいて、駆動装置のケースをケーシングと一体に成型し、当該駆動装置を排水弁よりも高位置に配設したことを特徴とする(請求項5の発明)。
斯かる構成によれば、駆動装置のケースをケーシングと一体に成形しているため、部品点数が削減できると共に、基台を外箱から取り外すことにより駆動装置を含んだ排水ユニット単位で取り付け作業や取り外し作業を容易に行うことができ、組立性が向上する。また、駆動装置は排水弁の上方に位置しているため、下方に流れる水滴が電気部品である駆動装置に留まりにくく絶縁不良の虞を減少させると共に、防水パン内に水が充満しても駆動装置を水没しにくくできる。
【0013】
また、請求項1記載のものにおいて、外箱上部に設けられた水位センサとエアチューブにて連結され水槽内の水圧を検出するエアトラップを前記ケーシングに一体に設けたことを特徴とする(請求項6の発明)。
斯かる構成によれば、基台に固定されたケーシングにエアトラップが設けられているため、水槽の振動や動きに影響されず、精度の良い、安定した水位検知を行うことができる。また、リント捕獲手段の下流にエアトラップが設けられているため、エアトラップの目詰りが防止でき、故障しにくくすることができる。
【0014】
さらに、請求項1記載のものにおいて、洗濯液の循環に供するポンプをケーシングと一体的に設けたことを特徴とする(請求項7の発明)。
斯かる構成によれば、循環ポンプにて洗濯液を循環させて行う「洗い」又は「すすぎ」運転時においても、リント捕獲手段によって異物やリント等を効率的に捕獲することができるため、以って洗濯物へのリントの付着を抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をドラム式洗濯乾燥機に適用した一実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。
【0016】
まず、図1は、上記洗濯乾燥機の縦断面図であり、図2はケーシング22の斜視図を示している。図1に示すように洗濯機本体は、外殻を成す外箱1の前面に被洗濯物を出し入れする開口部1aが設けられており、該開口部1aを開閉する扉2がヒンジ(図示せず)を介して回動可能に配設されている。また、外箱1前面上方には「洗い」、「すすぎ」、「脱水」及び「乾燥」等の各行程時間設定や各種コース設定を行うスイッチ等を有する操作パネル3が配設されており、その後方、外箱1内部には、マイクロコンピュータ等から成る制御装置4が収納されている。
【0017】
外箱1内には、前面に開口部5aを有する有底円筒状の水槽5が2本のサスペンション6(一本のみ図示)によって外箱1底面にやゝ前上がりの傾斜状態に弾性支持されている。前記開口部5aには、ベローズ7が取着されていて、扉2を閉めると該扉2と水槽5との間においては水密に封鎖される。
また、該水槽5内部には洗濯槽たる円筒状のドラム8が収容されていて、該ドラム8は、水槽5背部に配設されたアウターロータ型のDCブラシレスモータから成る駆動モータ9と、回転軸10を介して回転可能に連結されている。このドラム8前面には、開口部8aが形成されるとともに、通水兼通風用の多数の孔8bがドラム8側面全周に亘り設けられている。そして、該ドラム8の円筒状の内側面には被洗濯物を攪拌する3個のバッフル11(1個のみ図示)が周方向にほぼ均等に配置してある。
【0018】
一方、外箱1背面上方には、外方に臨んで給水口12が配設されており、該給水口12直後にある電磁式の給水弁13のON/OFF動作により水道水の給水制御が行われている。給水弁13のON動作は給水弁13が開放した給水可能な状態を指し、OFF動作は給水を停止する閉塞状態を指す。該給水弁13は例えば3つの出口を有し、そのうち1つは、連結ホース14を介して外箱1上部前面に設けられた洗剤投入ケース15aを収容する注水ケース15に接続されており、さらに注水ケース15から注水ホース16を介して水槽5の開口部5a上部と連結されていて、以ってドラム8への給水手段を構成している。残りの2つのうち、一方は図示しない柔軟材投入ケースに接続され、もう一方は後述する熱交換ユニット39に送水され、温風の冷却に用いられる。
【0019】
また、水槽5の底部には下方に膨出した凹陥部17が形成され、その内部に洗濯液を加温するシーズヒータからなる温水用ヒータ18が配設されている。そして、この凹陥部17の最低部位には排水口19が設けられ、該排水口19には連絡ホース20の一端が接続され、該連絡ホース20の他端は外箱1底部を成す基台21に備えられたケーシング22の入水口23に接続されている。
【0020】
ケーシング22は、入水口23,リントフィルタ24を収めた筒状部25,後述するエアトラップ26,筒状部25下方に形成されたボス部27,筒状部下流に配設された排水弁28,該排水弁を駆動させる駆動装置たる排水弁モータ29,溢水部30,及び出水口31から構成されており、ボス部27をネジ32によって基台21に固定している。リント捕獲手段たるリントフィルタ24は、筒状部25に着脱可能に設けられており、該リントフィルタ24の下流には排水弁28が配設されている。
【0021】
一方、ケーシング22には、上方に分岐したエアトラップ26が設けられており、穴部26aに接続したエアチューブ33を介して外箱1内上方に設けられた図示しない水位センサと連通しており、このエアトラップ26内の空気圧から水槽5内の水量を測定することができる。前記エアチューブ33は開口部5aを迂回して外箱1内角部に沿って配設去れている。
【0022】
また、ケーシング22には、排水弁モータ29が取着されていて、排水弁28に接続した操作杆34上方に排水弁モータ29が位置するように配設されている。しかして、該排水弁28は、通常、排水弁28内部の図示しないスプリングによって閉状態に保たれ、水槽5を水密に維持しており、制御装置4によって駆動装置たる排水弁モータ29を制御し、排水弁モータ28に接続されたワイヤ34を介して排水弁28を引っ張ることにより開動作が行われ、以って洗濯液を排出することができる。
【0023】
さらに、前記排水弁28の直後に位置した溢水部30には、水槽5と連通した溢水ホース35が接続されており、給水弁13の故障等による異常水位時に溢水がこれを介して自然に排水される。ケーシング22に形成された出水口31に排水ホース36の一端が接続されていて、該排水ホース36の他端は外箱1外に導出されている。
【0024】
水槽5上部には、送風ファンユニット37と乾燥ヒータ38が配設されており、ここで生成された温風をドラム8内に吹き込むようになっている。また、水槽5背部には、熱交換ユニット39が装着されており、ドラム8内に吹き込まれた温風は被洗濯物と接触して水分を吸収した後、該熱交換ユニット39を通過して除湿され、再び送風ファンユニット37に送風され循環するというような乾燥機能を備えている。
【0025】
図3は蓋体40が開いた状態のケーシング22の斜視図、図4は蓋体40の閉状態における筒状部25の横断面の端面図を示している。蓋体40は、外箱1前面下方に形成した矩形の開口部41にヒンジ部42a,42bにより開閉可能に設けられていて、蓋体40には、検知手段たる2つの係合部43a,43bが互いに対向して形成されており、上端に切り欠き部44を形成している。しかして、蓋体40を閉めた状態から、前記切り欠き部44に指や爪を掛けて引くことによって蓋体40は開き、開口部41を介してリントフィルタ24の着脱操作を可能としている。
【0026】
リントフィルタ24は、中央につまみ45aを有するキャップ部45,リントを捕獲する粗目のメッシュから成る円筒状の捕獲部46,及びパッキン22bから構成され、キャップ部45に形成された雄ネジ45bとケーシング22に形成した雌ネジ22aと螺合させ、キャップ部45を螺進させて締め付けることでキャップ部45とパッキン22b間がケーシング22に圧接され、以ってケーシング22内を水密に保つようにされている。また、キャップ45の手前側周端縁には、被係合部たる環状突部45cが形成されており、前記した係合部43a,43bを係合することで、蓋体40を閉じた状態に維持するようにしている。そして、蓋体40は閉じた状態で外箱1側面と同一平面となるように構成されている。
【0027】
次に、上記構成のドラム式洗濯乾燥機の作用を述べる。まず、扉2を開け、洗濯物を出し入れする前面部の各開口部1a,5a,8aからドラム8内に、図示しない被洗濯物を入れる。また、注水ケース15内の洗剤投入ケース15a内には必要な洗剤をセットする。そして、扉2を閉じ、操作パネル3の必要なスイッチを操作して運転条件を設定し運転スタートさせると、制御装置4に予め記憶されたプログラムに基づき運転が開始され、洗い,すすぎ,脱水,及び乾燥運転が順次行なわれる。
【0028】
そこで、洗い行程が開始されると、給水口12,給水弁13,連結ホース14,注水ケース15,及び注水ホース16を介して所定量の水が洗濯液として水槽5内に供給されるとともに、洗剤投入ケース15a内に洗剤が投入され、続いてドラム8が駆動モータ9により低速回転されることによって、被洗濯物の洗い行程が実行される。水槽5内の水位は、図示しない水位センサがエアトラップ26及びエアチューブ33を介してかかる空気圧をすることで制御される。また、被洗濯物はドラム8内の下部にて洗濯液に浸されバッフル11にて回転方向に持ち上げられた後、下方に落下する動作を繰り返し行うことで、洗い動作が行われる。この洗い行程では、使用者の選択によって水中にある温水用ヒータ18が発熱して、洗濯液を加熱して温水化し、洗浄効果の向上を図れるようになっている。
【0029】
そして所定時間後、駆動モータ9は停止されるとともに排水弁モータ29が通電駆動されて排水弁28が開放動作する。これによって、水槽5内の汚れた洗濯液は凹陥部17の排水口19から連絡ホース20を介してケーシング22に送られ、リントフィルタ24を通過して洗濯液中のリントや異物が捕獲された後、排水弁28および排水ホース36を通じて外箱1外の排水場所に排出される。
【0030】
そして、上記排水動作が終了すると、水槽5内に新たな水が所定量供給されるとともに、ドラム8が再び駆動モータ9により低速回転されて、上記洗い動作と同様にすすぎ行程が行われる。但し、このすすぎ時には、温水用ヒータ18は通電されず発熱動作しない。その後、水槽5内からの上記同様の排水動作が実行されるとともに、ドラム8が駆動モータ9により高速回転されることによって、被洗濯物の脱水行程が実施される。従って、斯かるすすぎ水の排水および脱水行程における排水中に前段の洗い等で発生したリントが混入していれば、上記した如くリントフィルタ24にて効果的に捕獲される。また、溢水ホース35を介して水槽5側面と排水ホース31が連通されているので、排水弁28の故障等によって溢れた水は、溢水ホース35を介して速やかに排出される。
【0031】
さらに、リントフィルタ24は排水所要時間の変化によって目詰まりを検知する機能を備えている。具体的には、リントフィルタ24の目詰まりしていない状態における一定水位からの排水所要時間Tを制御装置4内の図示しない記憶手段に記憶しておき、毎回の洗濯時に測定される一定水位からの排水所要時間tと排水所要時間Tを比較し、その差が所定時間以上に延びると、捕獲部46が目詰まりしているとのサインを操作パネル3に表示し、使用者に目詰まり状態を報知する。
【0032】
この脱水行程が終了することで、一連の洗濯運転が終了し、使用者が選択すれば、続いて乾燥運転が開始される。この乾燥運転では、ドラム8が駆動モータ9により低速回転され、また送風ファンユニット37により送られた風は、併せて通電発熱する乾燥ヒータ38により熱風化され、ドラム8内に供給される。一方、ドラム8内の水分を多く含んだ空気(乾燥寄与後の熱風も含む)は、孔部8bを経て水槽5の後部から熱交換ユニット39内に取り込まれた後、該空気に対し上部から図示しない注水手段を介して水が注がれることにより、水分は冷却凝縮されて滴下或は流下し、除湿され乾いた空気が乾燥ヒータ38に送られ効率良く再度熱風化されて、ドラム8内に戻る循環が繰り返し行なわれる。
【0033】
この結果、被洗濯物はドラム8内にてバッフル11に持ち上げられては落下する撹拌作用を受けつつ、常に新たに生成された熱風が吹き当てられて、徐々に乾燥される。そして、この乾燥時に被洗濯物から蒸発した水分は、上記したように熱交換ユニット39にて凝縮されて流下し、下部において水槽5内を経由して、前記排水弁28および排水ホース36を通じて機外に排出される。しかるに、このような乾燥運転時においてもリントがドラム8内を浮遊するのが確認できる。これは乾燥運転により新たに発生したものも含むが、本来的には洗濯運転(洗いおよびすすぎ)時に生じたリントが湿潤状態にあるため被洗濯物に付着していたものが、乾燥されるにつれて該被洗濯物から遊離することにより目立って発生する場合が多い。従って、このような乾燥時に生じたリントは、次回に行う洗濯運転の排水時に洗濯液とともに排出され、前記したリントフィルタ24の捕獲部46によって捕獲され、以ってドラム8内から自動的に除去される。
【0034】
上記した構成によれば、基台21に設けた排水弁28直前にリントフィルタ24が存在するため、全ての洗濯液が排水時に捕獲部46を通過し、リントの捕獲を確実に行うことができる。よって、排水弁28への異物やリントの付着が防止でき、排水弁28のスローリークによる漏水が防止できる。さらに、基台21にケーシング22を配設することにより、外箱1や水槽5の組立前に予めケーシング22を基台22に取付けておくことができ、以って洗濯機の組立作業を行いやすくすることができると共に、洗濯機の修理やメンテナンス時に容易に基台21からケーシング22を取り外すことができ、作業を円滑に行うことができる。また、排水弁モータ29が排水弁28の上方に配設されているため、下方に流れる水滴が電気部品である排水弁モータ29に留まりにくく絶縁不良の虞を減少させると共に、防水パン内に水が充満しても排水弁モータ29を水没しにくくできる。
加えて、エアトラップ26が静止部位である基台21に固定されたケーシング22に配設されているため、水槽5の揺れに影響されにくく、精度よく水槽5内の水量を測ることができる。
【0035】
一方、リントフィルタ24をケーシング22に挿入し、雄ネジ45bと雌ネジ22aによりがケーシング22に締め付け、パッキン22bをケーシング22に圧接した状態として蓋体40を閉じると蓋体40の係合部43a,43bが環状突部45cに係合され、以って蓋体40を外箱1側面と同一平面上に保持することができるようになっている。逆にリントフィルタ24をケーシング22に装着し忘れた状態で蓋体40を閉じようとしても、係合部43a,43bは係合される相手がないことから閉じた状態に保持することができず、以ってリントフィルタ24の未装着を容易に判断することができる。更にはリントフィルタ24の目詰まりを報知するので、使用者はリントフィルタ24を取り外すことなしに目詰まり状態であることを知り得て、リントフィルタ24を掃除することよって排水所要時間の増加を防止し、延いては洗濯所要時間の増加を防止することができる。
【0036】
さらに、蓋体40を基台21近傍の外箱1側面に設け、環状突起45cを有するリントフィルタ24は基台21に配設されているため、双方の位置決めがし易く、以って開口部41に蓋体40の係合部43a,43bとリントフィルタ24に設けた環状突起45cを確実に係合させることができる。
【0037】
(変形例)
図5は、上記した一実施例の変形例を示す図2相当図で、上記した一実施例とは次の点が異なっている。以下、上記した一実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点のみ説明する。
【0038】
このものは、ケーシング22と一体に循環ポンプ48を配設したもので、筒状部25の上方側面に入水口47を形成し、筒状部25のリントフィルタ24と反対側に循環ポンプ48を配設している。循環ポンプ48は、羽根車49,該羽根車49を駆動するモータ50,及び洗濯液を送り出す吐出口51から構成され、該吐出口51は循環ホース52を介して水槽5と接続されている。
【0039】
このように本変形例によれば、「洗い」及び「すすぎ」運転時において、モータ50を駆動することにより羽根車49が回転し、以って水槽5から入水口47を経由してケーシング22内に給水された洗濯液はリントフィルタ24にてリントを捕獲した後、再度その洗濯液を水槽5内に送水するので、洗濯液中の異物やリントを積極的に捕獲することができ、以って、被洗濯物に付着するリントの量を大幅に低減することができると共に、排水弁28への異物やリントの付着を防止することができる。
【0040】
なお、本発明は上記しかつ図示した構成に限らず、排水弁,入水口,及びエアトラップの配置はそれぞれが機能を発揮されさえすれば、どのように位置関係を置き換えてもよいし、環状突部45cに係合する係合部は幾つ設けてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で具体的に変更して実施可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、基台にリントフィルタ,排水弁,及び排水弁モータが配設されているため組立が容易にできると共に、蓋体によりリントフィルタの装着し忘れを判断でき、さらにリントフィルタの基台への取り付けと、基台又は基台近傍への蓋の取り付けを行うことにより蓋体とリントフィルタとの係合を確実化できるという著効を奏する洗濯機を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す洗濯乾燥機の縦断面図
【図2】ケーシングの斜視図
【図3】蓋体開状態の要部斜視図
【図4】蓋体閉状態の要部横断面の端面図
【図5】変形例を示す図2相当図
【符号の説明】
1 外箱
1a,5a,8a,41 開口部
2 扉
5 水槽
8 ドラム
20 連絡ホース
21 基台
22 ケーシング
22a 雌ネジ
22b パッキン
24 リントフィルタ
26 エアトラップ
27 ボス部
28 排水弁
29 排水弁モータ
31 出水口
32 ネジ
36 排水ホース
40 蓋体
43a,43b 係合部
44 切り欠き部
45 キャップ部
45a つまみ
45b 雄ネジ
45c 環状突部
46 捕獲部
48 循環ポンプ

Claims (7)

  1. 外箱と、該外箱の底部を構成する基台と、前記外箱内に収められた水槽と、前記水槽下方に配設され洗濯液を排水する排水弁と、前記排水弁を開閉駆動する駆動装置と、前記排水弁の上流に設けた着脱自在なリント捕獲手段とを具備し、
    前記排水弁,前記駆動装置,及び前記リント捕獲手段を前記基台上に配設したことを特徴とする洗濯機。
  2. 外箱と、該外箱の底部を構成する基台と、前記外箱内に収められた水槽と、前記水槽下方に配設され洗濯液を排水する排水弁と、前記排水弁を開閉駆動する駆動装置と、前記基台上、且つ前記排水弁の上流に設けた着脱自在なリント捕獲手段と、基台又は基台近傍の外箱の側面に形成され前記リント捕獲手段を着脱するための開口部と、該開口部に開閉可能に設けられた蓋体とを具備し、前記リント捕獲手段の未装着を検知する検知手段を蓋体に具備したこと特徴とする洗濯機。
  3. 検知手段は蓋体に設けられ、蓋体を閉じた状態において、ケーシングに装着された状態のリント捕獲手段に形成された被係合部と係合し、蓋体を外箱又は基台の側面と同一平面位置に保持する係合手段であることを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  4. リント捕獲手段と排水弁を基台に配設されたケーシング内に併設したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 駆動装置のケースをケーシングと一体に成型し、当該駆動装置を排水弁よりも高位置に配設したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 外箱上部に設けられた水位センサとエアチューブにて連結され水槽内の水圧を検出するエアトラップを前記ケーシングに一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  7. 洗濯液の循環に供するポンプをケーシングと一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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