JP2004316360A - 自動水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体感知センサによる人体感知に基づいて吐水口からの吐水・止水を行う自動水栓において、差し出した手が人体感知センサの感知エリアを横切って短い時間で往復動作したときに、戻りの動作を感知することで自動水栓が誤動作してしまい、目的とする吐水或いは止水を行えなくなる問題を解決する。
【解決手段】非接触式の人体感知センサ42Rと、人体感知センサ42Rからの信号に基づいて電磁弁40−1,40−2を作動制御する制御部41とを備え、人体感知センサ42Rによる人体感知・非感知に反応して吐水口26からの自動吐水・止水を行うようになした自動水栓18において、人体感知センサ42Rが人体感知し又は非感知となった後、設定時間の間は制御部41が人体感知センサ42Rの人体感知及び非感知を無効とする制御を行うようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、人体感知センサによる人体感知及び非感知に反応して吐水口からの吐水及び止水を自動的に行う自動水栓に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、非接触式の人体感知センサと、人体感知センサからの信号に基づいて給水弁を作動制御する制御部とを備え、人体感知センサによる人体感知・非感知に反応して吐水口からの自動吐水・止水を行うようになした自動水栓が広く用いられている。
【0003】
この種の自動水栓は、例えば下記特許文献1に開示されているように多くは手洗用の水栓として用いられており、そのため人体感知センサが吐水管の下方、特に吐水口の下方を感知エリアとしていて、吐水口の下方に手を洗うべく差し出すと、人体感知センサがこれを感知して吐水口から自動吐水し、また吐水口の下方から手を引き抜くと人体感知センサが非感知となって、そこで吐水口からの吐水を自動停止(止水)するように構成されていた。
【0004】
ところで、この種の自動水栓をキッチン用の水栓として用いた場合、人体感知センサが吐水口の下方を感知エリアとしていると、シンクで食器等の洗い物をしているときに、水を出すことを意図していなくても人体感知センサが手等を感知してしまって、吐水口から吐水を行ってしまうといった不都合が生じ得る。
【0005】
従って自動水栓をキッチン用の水栓として用いる場合(手洗用以外の他の目的で用いる場合にも同様)には、人体感知センサの感知エリアを吐水管の下方、特に吐水口の下方以外のエリアを感知エリアとすることが望ましい。
【0006】
その1つとして、人体感知センサを吐水管先端部の上面に設けて吐水管先端部の上方を感知エリアとし、吐水管先端部の上方に手をかざすことで、手(人体)を人体感知センサにより感知させるようになすことが考えられるが、この場合例えばシンク内で洗い物その他の作業を行っている途中で手を吐水管先端部の上方にかざすためには手を大きく動作させることが必要であり、操作性及び水栓の使い勝手の上で難点がある。
【0007】
これに対して、吐水管先端部の側面に人体感知センサを設けてその側方を感知エリアとなした場合、シンク内で洗い物その他の作業をしている手を吐水管先端部の側方まで僅かに持ち上げるだけで手を感知させることができ、操作性,水栓の使い勝手の点でより望ましいものである。
【0008】
ところで、人体感知センサの感知エリアが吐水管の下方であっても或いは吐水管の上方であっても、更には吐水管の側方であっても、使用者が吐水口から水を吐水させるべく感知エリアに手を差し出したときに同エリアを横切って手を通過させてしまい、手を戻すときに再び同エリアを通過させてしまうといった動きを行うことがあり、この場合人体感知センサが手を続けて2度感知することとなり、吐水させるはずのものが吐水後直ちに止水状態となってしまったり、或いは逆に止水させるはずのものが止水後直ちに吐水状態となってしまうといった不都合が生じ得る。
【0009】
特に人体感知センサを吐水管先端部の側面に設けて、その側方を感知エリアとしたときにこの現象が起り易い。
シンク内から手を持ち上げたときに手が吐水管の側方を通り過ぎて上方まで移動してしまうといったことが起りがちであるからである。
【0010】
同様のことが、指を開いた状態で手を感知エリアに差し出したときにも生じ得る。
人体感知センサが指の1本1本を別々に感知してしまい、結果的に感知及び非感知を何度も繰り返してしまうこととなるからである。
【0011】
上に述べた特許文献1には、水栓使用者の水栓使用の意志とは無関係に人体感知センサによる人体感知に反応して吐水口からの吐水或いは止水を行ってしまうことの対策として、瞬間的な感知信号の発生や消滅では吐水や止水を行わないようにする点が開示されている。
【0012】
しかしながらこの場合、吐水口からの吐水を行ったり或いは止水を行うためには、人体感知センサの前に一定時間手をかざし続けなければならず、例えば忙しいキッチン作業をしながら速やかに吐水口から水を出したり止めたりしたいときに、人体感知センサの前に手をかざし続けて吐水までの間或いは止水までの間待っているということは面倒であり、キッチン用等の水栓としては使い勝手の悪いものとなってしまう。
【0013】
本発明はこのような課題を解決することを目的としてなされたものである。
尚、本発明の先行技術として下記特許文献2,特許文献3,特許文献4,特許文献5に開示されたものがあるが、これらのものは上記のような課題の解決を目的としたものではなく、何れも本発明とは構成が異なっている。
【0014】
【特許文献1】
実開平3−108071号公報
【特許文献2】
特開2002−70096号公報
【特許文献3】
特開平3−152316号公報
【特許文献4】
特開平4−50575号公報
【特許文献5】
特開平3−147942号公報
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために案出された本発明の自動水栓は、非接触式の人体感知センサと、該人体感知センサからの信号に基づいて給水弁を作動制御する制御部とを備え、該人体感知センサによる人体感知・非感知に反応して吐水口からの自動吐水・止水を行うようになした自動水栓において、前記人体感知センサが人体感知し又は非感知となった後、設定時間の間は前記制御部が該人体感知センサの人体感知及び非感知を無効とする制御をなすようにしたことを特徴とする(請求項1)。
【0016】
請求項2のものは、請求項1において、前記人体感知センサが吐水管の下方以外のエリアを感知エリアとするものであることを特徴とする。
【0017】
請求項3のものは、請求項2において、前記人体感知センサが前記吐水管の先端部且つ左右方向の側面に設けてあって、該吐水管の側方を感知エリアとするものであることを特徴とする。
【0018】
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記自動水栓がシングルレバー操作部の操作により吐止水と水量調節及び吐水の温度調節を行うシングルレバー式のものであることを特徴とする。
【0019】
【作用及び発明の効果】
上記のように本発明は、人体感知センサが人体感知し又は非感知となった後、設定時間の間は制御部が人体感知センサの人体感知及び非感知を無効とする制御をなすようにしたもので、本発明によれば、差し出した手が人体感知センサの感知エリアを横切って通過し再び戻って来ることによって人体感知センサが手を続けて2度感知してしまい、自動水栓が水栓使用者の意図と反した動作を行ってしまうといった不都合を防止することができる。
或いはまた、指を開いた状態で手を差し出したときに人体感知センサが指の1本1本に対して感知・非感知を繰り返してしまい、同じく水栓使用者の意図と異なった動作を自動水栓がしてしまう不都合を回避することができる。
ここで設定時間は例えば0.5〜1秒程度の短時間に設定しておくことができる。
【0020】
本発明の自動水栓は、上記特許文献1に開示のものとは異なって、手の動作が素早く、人体感知センサによる感知が瞬間的なものであっても、これに敏感に反応して吐水口からの吐水又は止水を行う。
これにより水栓使用者の動作に対して応答性高く自動水栓を動作させることができ、従ってかかる自動水栓をキッチン用の水栓として適用した場合、忙しくキッチン作業をしながら手を軽く速い動作で人体感知センサの前に差し出した場合であっても、自動水栓が確実にこれに反応して吐水口からの吐水又は止水を迅速に行う。
即ち長い時間手を人体感知センサの前にかざし続けなくても、吐水口からの吐水或いは止水を応答性良く行わせることができ、自動水栓の使い勝手が良好なものとなる。
【0021】
本発明においては、吐水管の下方以外のエリアを人体感知センサの感知エリアとしておくことができる(請求項2)。
特に人体感知センサを吐水管先端部且つ左右方向の側面に設けておき、吐水管の側方を感知エリアとしておくことができる(請求項3)。
このようにしておけば、上述のように小さな手の動きで人体感知センサにより手を感知させることができ、操作性が良好となる。
【0022】
本発明はまた、特にシングルレバー式の自動水栓に適用して好適なものである(請求項4)。
【0023】
【実施例】
次に本発明の自動水栓をキッチン用の水栓として用いた場合の実施例を図面に基づいて以下に詳しく説明する。
図1において、10はキッチンに設置された流し台で、12はシンク、14はキャビネット、16はカウンターで、このカウンター16上に本例のシングルレバー式の自動水栓(以下単に水栓とする)18が設置されている。
【0024】
この水栓18は、カウンター16から上方に起立する水栓本体20と、水栓本体20からシンク12側に向けて前方に延び出した吐水管22と、水栓本体20の上部に設けられたシングルレバー操作部24とを有しており、そのシングルレバー操作部24の操作によって、吐水管22先端部の下向きの吐水口26から吐水と止水とが行われる。
【0025】
詳しくは、この例ではシングルレバー操作部24を左右に回動操作することで、水と湯との混合比率の調節即ち吐水の温度調節が行われ、また上下に回動操作することで吐水口26からの吐水及び止水更に水量調節が行われる。
【0026】
図2において、28,30はそれぞれ冷水(水道水),湯を供給する給水路及び給湯路で、これら給水路28及び給湯路30を通じて冷水及び湯がそれぞれ水栓本体20内部に供給される。
供給された冷水及び高温の湯は、混合弁部32で所定比率に混合され温度調節された上で、流出路34を通じて一旦水栓本体20から流出した後、吐水管22内部を通って吐水口26へと導かれる。
混合弁部32は、シングルレバー操作部24の手動操作によって作動状態を変化させ、冷水と湯との混合比率を調節するとともに併せて流出路34の開閉即ち吐水及び止水も行う。
【0027】
給水路28からは分岐路36が分岐して延び出しており、その先端が流出路34に接続されている。
そしてこの接続部より上流側において流出路34には給水弁としての2つの電磁弁38−1,38−2が並列に設けられており、また分岐路36においても給水弁としての2つの電磁弁40−1,40−2が並列に設けられている。
そしてそれら電磁弁38−1,38−2及び40−1,40−2が制御部41によって作動制御されるようになっている。
【0028】
図3に示しているように、吐水管22先端部且つ右側面と左側面とには非接触で人体感知する、詳しくは差し出された手を感知する赤外線式の人体感知センサ42R及び42Lが設けられている。
【0029】
これら人体感知センサ42R,42Lは、それぞれ上記の制御部41に電気接続されており、それらが人体感知したとき制御部41に対し信号入力されるようになっている。
制御部41はこの信号を受けて電磁弁38−1,38−2及び40−1,40−2を作動制御する。
【0030】
本例では、図4(I)に示すように人体感知センサ42Rの側方に手をかざすと人体感知センサ42Rがこれを感知し、これに基づいて制御部41が分岐路36上の電磁弁40−1,40−2を開弁させて、冷水を流出路34を通じて吐水口26から吐水させる(図4(II)参照)。
【0031】
その際、本例では手をかざしている時間に応じて制御部41が電磁弁40−1及び40−2の何れか一方或いは両方を開弁させ、小流量で或いは大流量で吐水口26から吐水させる。
詳しくは、手をかざしている時間が短いときには制御部41が電磁弁40−1,40−2の一方のみを開弁させて吐水口26から小流量で吐水(小吐水)させ、また手をかざしている時間が長いときには制御部41が2つの電磁弁40−1,40−2の両方を開弁させて吐水口26から大流量で吐水(大吐水)させる。
【0032】
そして吐水継続中に再び図4(III)に示しているように人体感知センサ42Rの側方に手をかざすと、人体感知センサ42Rがこれを感知することで制御部41が開弁中の電磁弁40−1,40−2の一方又は両方を閉弁させ、吐水口26からの冷水の吐水を停止即ち止水させる(図4(IV)参照)。
【0033】
一方、予めシングルレバー操作部24を開操作且つ温度調節操作した状態で、吐水管22の左側面の人体感知センサ42Lの側方に手をかざすと、人体感知センサ42Lがこれを感知し、これに基づいて制御部41が流出路34上の電磁弁38−1,38−2を開弁させる。
これにより予め温度調節された適温水が吐水口26から吐水される。
【0034】
その際、冷水吐水の場合と同様に人体感知センサ42Lの側方に手をかざしている時間の長短に応じて、吐水口26から小流量で或いは大流量で吐水が行われる。
詳しくは、手をかざしている時間が短いときには制御部41が電磁弁38−1,38−2の一方のみを開弁させて、吐水口26から小流量で適温水を吐水(小吐水)させる。
また手をかざしている時間が長いときには制御部41が2つの電磁弁38−1,38−2の両方を開弁させて、吐水口26から大流量で適温水を吐水(大吐水)させる。
【0035】
そしてその吐水継続中において再び人体感知センサ42Lの側方に手をかざすと、人体感知センサ42Lの人体感知に基づいて制御部41が開弁中の電磁弁38−1,38−2の一方又は両方を閉弁させて、吐水口26からの適温水の吐水を停止(止水)させる。
【0036】
本例では人体感知センサ42R,42Lが最初に人体感知した後、設定時間(この例では1秒)の間は人体感知センサ42R,42Lが人体感知したとしても、その感知を無効とするように制御部41が制御動作する。
【0037】
その制御部41の制御の手順が図5に示してある。
本例では、先ずステップS10において現在の時間t,人体感知センサ42R又は42Lによる人体感知を無効とする無効時間t,更に人体感知センサ42R又は42Lによる感知カウント数が何れも0に設定される。
その後時間が0.1秒経過するごとにtが1ずつカウントアップされる(ステップS12,S14)。
ステップS12,S14の実行によってtはtよりも大となる。
【0038】
そこで水栓使用者が吐水口26から吐水を行わせるべく人体感知センサ42R又は42Lの側方に手をかざすと、人体感知センサ42R又は42Lがこれを感知して先ず感知カウント数が1カウントされる(ステップS16,S18,S20,S22)。
そしてステップS24,S26,S28を経てステップS30が実行され、吐水口26から所定小流量で吐水(小吐水)が行われる。
【0039】
このステップS30の実行後ステップS32においてt=10の設定がなされる。
即ち自動水栓18が止水状態から吐水状態に動作変化したとき、その後1秒間の無効時間(待ち時間)が設定され、その1秒間の間に人体感知センサ42R又は42Lが再び手を感知したとしてもその感知が無効扱いされる。
【0040】
具体的には、ステップS32においてt=10に設定されることによって、制御部41の制御動作はステップS16からステップS18,S20,S22をバイパスしてステップS24へと飛び、人体感知センサ42R又は42Lによる人体感知を無視して制御動作を実行する。
【0041】
そして0.1秒経過するごとにtを1ずつカウントアップさせて行き、そしてtが丁度11となったとき即ち1秒経過した後、ステップS16,S18,S20,S22を実行する。
このとき水栓使用者が人体感知センサ42R又は42Lの側方に手をかざしたままであるときには、ステップS22において感知カウント数が1だけカウントアップされ、そしてステップS24,S26を経て今度はステップS34が実行され、それまで小吐水であったのがそこで大吐水に吐水の流量切替えが行われる(ステップS36)。即ち吐水口26からの吐水の流量が設定小流量から設定大流量に切り替えられる。
このときもまたその後の1秒間の無効時間の設定がなされる(ステップ38)。
【0042】
更にそのまま手をかざし続けると、1秒後において吐水口26からの吐水が停止(止水)される(ステップS12,S14,S16,S18,S20,S22,S24,S26,S40,S42)。
その際にもその後の1秒間の無効時間の設定がなされる(ステップS44)。
【0043】
即ち吐水状態から止水状態に動作変化した後、1秒間は人体感知センサ42R,42Lによる人体感知が無効扱いされる。
つまりその後1秒間は人体感知センサ42R,42Lによる人体感知の有無に拘わらずその止水状態が保持される。
【0044】
本例の自動水栓18では、人体感知センサ42R,42Lの側方の感知エリアに手を差し出して吐水口26から小吐水又は大吐水させた後、直ちに感知エリアから手を外しても小吐水又は大吐水は引続き継続される。
尚、手を人体感知センサ42R,42Lの感知エリアから外すことによって1秒後に感知カウント数が0にリセットされる(ステップS46)。
【0045】
そしてそのような吐水継続状態の下で、再び感知エリアに手を差し出すと、そこで人体感知センサ42R又は42Lが手を感知してステップS28,S48が実行され、吐水口26からの吐水が停止(止水)される。
【0046】
このときもまたその止水状態がその後1秒間は保持される(ステップS50)。
即ち、止水操作後において1秒間は人体感知センサ42R,42Lによる人体感知が無効とされ、ステップS48の実行による止水状態が1秒間保持される。
【0047】
以上のような本例の自動水栓18においては、水栓使用者が吐水口26から吐水させ或いは止水させるべく、人体感知センサ42R又は42Lの側方に手を差し出したとき、その差し出した手が感知エリアを横切って通過し、短時間内に再び感知エリアに戻って来た場合であっても、人体感知センサ42R,42Lが手を2度感知してしまうことによって結果的に止水状態を維持してしまったり、或いは吐水状態を維持してしまったりするといったことがなく、自動水栓18が水栓使用者の意図を確実に反映させて動作を行う。
【0048】
また同様に指を開いた状態で手を差し出したとき、人体感知センサ42R,42Lが指の1本1本に対し感知・非感知を繰り返してしまい、同じく使用者の意図と異なった動作を自動水栓18が行ってしまうといったこともない。
【0049】
一方で本例の自動水栓18は、水栓使用者が手を速く動作させた場合であっても確実に人体感知センサ42R,42Lがこれを感知して吐水口26からの吐水又は止水を行うため、手の動きに対して応答性良く吐水口26からの吐水や止水を行わせることができ、キッチンで忙しい作業をしている中で速やかに目的とする吐水又は止水を行わせ得て、自動水栓18を使い勝手良く使用することができる。
【0050】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記例示した無効時間の1秒はあくまで一例であって、tの数字を適宜変更することによってその無効時間を1秒よりも短く或いは長く自由に変更することが可能である。
【0051】
更にまたこの実施例では人体感知センサが42R,42Lが手を感知しても最初の感知以後の感知を無視するようにしているが(但し無効時間内において)、本発明においては場合によって無効時間の間、人体感知センサ42R,42Lの駆動そのものを停止状態とすることによってこれを無効となすことも可能である。
【0052】
また上例では人体感知センサ42R,42Lを吐水管22先端部に設けるようにしているが、場合によって水栓使用者にとって最も操作し易い別の箇所にこれを設けるといったことも可能であるし、更に上例では人体感知センサ42R,42Lとして赤外線式のセンサを用いているが超音波式或いは電波式その他形式の非接触式のセンサを用いることも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動水栓を流し台に設置した状態で示す図である。
【図2】同実施例の自動水栓の構成要素を模式的に表した図である。
【図3】同実施例の自動水栓の人体感知センサ及びその感知エリアを周辺部とともに示す図である。
【図4】同実施例の自動水栓の作用説明図である。
【図5】同実施例の自動水栓における制御部の制御の手順をフローチャートで示す図である。
【符号の説明】
18 自動水栓
22 吐水管
24 シングルレバー操作部
26 吐水口
38−1,38−2,40−1,40−2 電磁弁(給水弁)
41 制御部
42R,42L 人体感知センサ

Claims (4)

  1. 非接触式の人体感知センサと、該人体感知センサからの信号に基づいて給水弁を作動制御する制御部とを備え、該人体感知センサによる人体感知・非感知に反応して吐水口からの自動吐水・止水を行うようになした自動水栓において、
    前記人体感知センサが人体感知し又は非感知となった後、設定時間の間は前記制御部が該人体感知センサの人体感知及び非感知を無効とする制御をなすようにしたことを特徴とする自動水栓。
  2. 請求項1において、前記人体感知センサが吐水管の下方以外のエリアを感知エリアとするものであることを特徴とする自動水栓。
  3. 請求項2において、前記人体感知センサが前記吐水管の先端部且つ左右方向の側面に設けてあって、該吐水管の側方を感知エリアとするものであることを特徴とする自動水栓。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記自動水栓がシングルレバー操作部の操作により吐止水と水量調節及び吐水の温度調節を行うシングルレバー式のものであることを特徴とする自動水栓。
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