JP2004315442A

JP2004315442A - Gray hair-preventing/improving agent

Info

Publication number: JP2004315442A
Application number: JP2003112255A
Authority: JP
Inventors: Hisao Shimogaki; 久夫霜垣; Masanori Nishito; 真紀西戸; Hiroko Yamada; 裕子山田; Hiroshi Kurita; 啓栗田
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2003-04-17
Filing date: 2003-04-17
Publication date: 2004-11-11
Anticipated expiration: 2023-04-17
Also published as: JP4032246B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a gray hair-preventing/improving agent exhibiting excellent gray hair-preventing and improving effect by externally applying the agent on the scalp. <P>SOLUTION: This gray hair-preventing/improving agent comprises a sulfated polysaccharide and/or its salt excluding chitin-chitosan, preferably one or more kinds of substances selected from mucopolysaccharides selected from the group consisting of chondroitin, chondroitinsulfuric acid, chondroitinpolysulfuric acid, dermatan, dermatan sulfate, dermatan polysulfate, hyaluronic acid, heparin, heparan sulfate, keratan sulfate and keratan polysulfate and heparinoids which are sulfated polysaccharides. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白髪防止・改善剤及び化粧料に関し、詳しくは、安全性が高く、且つ、白髪防止・改善効果に優れた白髪防止・改善剤及び頭髪及び頭皮化粧料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、毛髪の毛球部に存在するメラノサイトは、通常、メラニンを活発に産生し、毛母細胞ケラチノサイトに輸送することで、毛髪の黒化に重要な役割を果たしている。
しかしながら、白髪においては、毛球部に存在するメラノサイト、またはメラニン産生に関与する周辺細胞、あるいはそこから放出される因子が何らかの原因で、障害を受け、その機能を失うことにより、メラニンを失った毛髪すなわち白髪ができると考えられている（例えば、非特許文献１を参照。）。
【０００３】
また、美容上の観点から、白髪を改善する手段として、従来、染毛剤が用いられてきているが、このような染毛剤は効果が一過性のものであり、定期的な使用に対する煩わしさや、繰り返し使用することによる頭皮の炎症、毛髪の損傷が課題となっている。更に、染毛時に衣服、皮膚への色移り等使用上の問題があり、必ずしも満足が得られるものではなかった。
【０００４】
白髪防止・改善に関する技術としては、植物抽出物を有効成分とするものは従来までに数多く出されている（例えば、特許文献１、特許文献２、特許文献３及び特許文献４を参照）。また、動物由来成分を有効成分とするものも数多く出されている（例えば、特許文献５、特許文献６、特許文献７、特許文献８及び特許文献９を参照）。
しかしながら、これらの公報に開示の技術では、その有効性、有効成分の安定性及び安全性の面より使用者が満足するとは限らないのが現状である。例えば、メラニン生成促進剤、チロシナーゼ賦活剤を与えても白髪改善効果が低く、その原因としては、毛球部に存在するメラノサイトの数自体が減少している場合に、メラニン産生を亢進しても毛髪を黒化するのに十分な量のメラニンができていないことが原因であると推定されている。従って、白髪そのものの発生を本質的に防止ないしは改善する毛髪用製剤の開発が望まれていた。
【０００５】
一方、硫酸化多糖が保湿作用、抗血液凝固作用、及び発毛促進作用を有することは知られていたが（例えば、非特許文献２、非特許文献３、特許文献１０及び特許文献１１を参照）、これらの化合物（キチン・キトサンを除く）に白髪防止・改善作用があることは知られていなかった。
【０００６】
非特許文献１「加齢と皮膚」，清至書院，ｐ．３１７，１９８６．
非特許文献２皮膚，Ｖｏｌ．２５，９９７，１９８３
非特許文献３外科，Ｖｏｌ．１７，８４９，１９５５
特許文献１特開平０９−２６３５４０号公報（第１頁）
特許文献２特開平１０−３３０２１８号公報（第１頁）
特許文献３特開平１１−２２８３３７号公報（第１頁）
特許文献４特開２００１−１３１０３１号公報（第１頁）
特許文献５特開平０１−２５８６２３号公報（第１頁）
特許文献６特開平０４−１５９２０５号公報（第１頁）
特許文献７特開平０７−２８５８７４号公報（第１頁）
特許文献８特開平１０−０１７４８１号公報（第１頁）
特許文献９特開平１０−１６７９２４号公報（第１頁）
特許文献１０特開平０１−９３５１３号公報（第１頁）
特許文献１１特開平０９−１８８６０７号公報（第１頁）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の課題などに鑑み、これを解決しようとするものであり、頭皮に外用せしめることで毛根のメラノサイトを活性化し、メラニン生成を回復させることにより、白髪を防止、改善することのできる白髪防止・改善剤及びこれを配合した頭髪及び頭皮化粧料を提供することを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために、各種生体由来物質及び生体からの抽出物並びにその精製物について、動物を用いた白髪防止・改善作用を指標に、スクリーニングした結果、硫酸化多糖が優れた白髪防止・改善作用を有することを見いだし、発明を完成するに至ったものである。
【０００９】
即ち、本発明は、下記の白髪防止・改善剤を提供する。
【００１０】
請求項１の発明は、硫酸化多糖及び／又は生理的に許容されるその塩からなる白髪防止・改善剤である（但し、キチン・キトサンを除く）。
【００１１】
請求項２の発明は、硫酸化多糖が、多硫酸化されたムコ多糖である請求項１記載の白髪防止・改善剤である。
【００１２】
請求項３の発明は、ムコ多糖が、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン、デルマタン硫酸、デルマタンポリ硫酸、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸、ケラタンポリ硫酸からなる群より選ばれる請求項２記載の白髪防止・改善剤である。
【００１３】
請求項４の発明は、硫酸化多糖がヘパリン類似物質である請求項１記載の白髪防止・改善剤である。
【００１４】
請求項５の発明は、請求項１〜４の何れかの１項に記載の白髪防止・改善剤を含む頭髪及び頭皮用化粧料である。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳しく説明する。
【００１６】
本発明の白髪防止・改善剤は、硫酸化多糖及び／又はその塩からなる（但し、キチン・キトサンを除く）。ここで、本発明に於ける硫酸化多糖とは、多糖が硫酸化されたものであればよく、特に多硫酸化された多糖が好ましい。このような硫酸化多糖として、多硫酸化されたムコ多糖、例えば、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン、デルマタン硫酸、デルマタンポリ硫酸、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸、ケラタンポリ硫酸等のムコ多糖の多硫酸化物が挙げられる。
【００１７】
また、本発明に用いる硫酸化多糖として、ヘパリン類似物質（ヘパリノイド）も好適に用いられる。本発明でいうヘパリン類似物質は、動物の組織から抽出したムコ多糖の多硫酸エステルであり、日本薬局方外医薬品成分規格に記載されているヘパリン類似物質に限定されるものではない。
【００１８】
本発明に用いる硫酸化多糖及び／又はその塩は、動物の肺、肝臓、腎臓、皮膚、胸腺等の組織に由来するものが使用できる。
【００１９】
抽出方法としては、常法にしたがって行えばよく、抽出材料にその１０倍量程度の溶媒を加え、室温で数日間、抽出溶媒の沸点付近の温度で数時間浸漬すればよい。更に、この時撹拌を加えると尚好ましい。その後、この抽出液から濾過等で不溶物を取り除くことにより抽出物が得られる。抽出物はこのまま用いてもよいが、減圧留去や凍結乾燥により溶媒を除去して用いてもよい。更に、カラムクロマトグラフィー、液液抽出、再結晶などで精製しても良い。
【００２０】
抽出に用いる溶媒としては、極性溶媒が好ましく、例えば、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、水などが好適に挙げられる。また、これらを抽出溶媒とする場合には、これらの１種を用いても、２種以上を混合して用いてもよい。
【００２１】
また、硫酸化多糖の塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩やカリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエタノールアミン等の有機アミン、アルギニンやリジン等の塩基性アミノ酸等との塩が例示できる。
【００２２】
本発明の白髪防止・改善剤は、上記硫酸化多糖又は生理的に許容されるその塩を単独で用いてもよいし、任意の２種又はそれ以上の混合物として用いてもよい。
【００２３】
本発明の白髪防止・改善剤の配合量は、剤型等によって適宜変更可能であるが、硫酸化多糖及びその塩の総重量として、通常、適用時における剤に対して０．００１〜１０．０重量％配合するのがよい。好ましくは０．０１〜５．０重量％配合するのがよい。配合量が０．００１重量％未満であると、本発明の効果を発揮できず、また、１０．０重量％を超えると剤型によっては製造が困難になるものもあることから、１０．０重量％を超えない方がよい。
【００２４】
本発明の白髪防止・改善剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品を含み、その剤型としては、外用剤として許容され得るものであればいずれでもよく、例えば、クリーム、ローション、乳剤、軟膏、ゲル、リニメント、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアーリンス、ヘアーシャンプー、ヘアートリートメント、ヘアコンディショナー、エアゾール、エアフォームなどの種々の形態に製剤化して用いることができる。更に液状形態のものは、通常の噴射剤、炭酸ガス、酸素ガス、ＬＰＧなどと併用し、耐圧容器に充填することもできる。
【００２５】
本発明の白髪防止・改善剤には、上記の必須成分に加えて、本発明の効果をそこなわない範囲で、上記剤型などに応じて種々の成分を配合することができる。すなわち、本発明においては、上記硫酸化多糖及び／又は生理的に許容されるその塩に他の薬効成分、例えば白髪防止効果があるとされているｃ−ＡＭＰおよびその誘導体、フォルスコリン、また、育毛効果があるとされている塩化カルプロニウム、ペンタデカン酸グリセリド、ミノキシジル、ｂＦＧＦなどの公知の薬剤と共に併用することによって、その効果を増強することができ、その他にも、例えば、ビタミンＥ、ビタミンＥニコチネート、セファランチン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、センブリエキスなどの末梢血管拡張剤、コエンザイムＱ、フラボノイド、タンニン、ポリフェノール類などの抗酸化剤、カンフル、ｌ−メントールなどの清涼剤、塩化リゾチーム、グリチルリチン、アラントインなどの消炎剤、ニンニクエキス、ニンジンエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、アロエエキス、胎盤抽出物などの細胞賦活剤、６−ベンジルアミノプリン等のＤＮＡ合成促進剤、ビタミンＡ、ビタミンＢ６、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、メチオニン、システイン、シスチン、チロシンなどのアミノ酸類、サリチル酸、ヒノキチオール、レゾルシン、トリクロロカルバニルド、イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌剤、エチニルエストラジオール、プロゲステロンなどのホルモン類、海藻、アロエ、ナツメ果実、胡麻などからの抽出物などを配合することができる。
【００２６】
さらに、油分、界面活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用感付与剤、ｐＨ調製剤、防腐剤、香料、色素など、本発明をそこなわない限り、通常毛髪化粧料に用いられる原料が配合可能である。
具体的には、油分としてはオリーブ油、ホホバ油、硬化油などの油脂類、鯨ロウ、蜜ロウ、ラノリンなどのロウ類、流動パラフィン、セレシン、スクワランなどの炭化水素類、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ラノリンアルコール、ヘキシルデカノールなどのアルコール類、ミスチリル酸イソプロピル、ステアリン酸ブチルなどのエステル類などである。油分を毛髪化粧料中０．５〜８５．０％含有させるのがよい。
【００２７】
また、界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、Ｎ−アシルグルタミン酸ナトリウムなどのアニオン界面活性剤、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレンヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキエチレングリセリル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンラノリン酸などの非イオン界面活性剤などを例示することができる。界面活性剤を適用時における剤中０．１〜１５．０％含有させるのがよい。
【００２８】
さらに保湿剤としては、グリセリン、１、３‐ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコールなどを、低級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール等を、使用感付与剤としては、ｌ‐メントール、ニコチン酸ベンジルなどを、増粘剤としては、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム等を、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピルなどを、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エタンヒドロキシジホスフェートなどを、ｐＨ調製剤としては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、リン酸−水素ナトリウムなどを、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、デヒドロ酢酸、サリチル酸、安息香酸などをそれぞれ例示することができる。なお任意成分は、これらに限定されるものではない。
【００２９】
【発明の効果】
本発明により提供される白髪改善・防止剤は、頭皮に外用する事により、優れた白髪防止、改善効果を発揮する。
【００３０】
【実施例】
以下、試験例、実施例、処方例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の例に制限されるものではない。
【００３１】
〔試験例１〕マウス白毛化抑制試験（有効成分評価）
４ヵ月齢のビチリゴマウスの背部前側体毛を約１×１ｃｍの面積で、左右２ヶ所について、抜毛処理を行った。脱毛処理後、当日より１日１回ずつ、週５回、１０日間、左右のそれぞれに被験物質および対照物質を５０μｌ塗布した。被験物質については、下記表１の濃度になるように、５０％エタノールに溶解して調製した。対照物質には５０％エタノールを用いた。試験部位の明確化の為に、脱毛処理１０日後において、背部全体の体毛をバリカンで刈り、脱毛処理２５日後に、試験部位だけ採毛した。その後、それぞれの部位から採取した体毛を１ｍｇずつ秤量し、０．６ノボプロテアーゼユニット（Ｎ．Ｕ．）のエスペラーゼで、３７℃、一晩反応させることで体毛を分解した。完全に分解したのを確認した後、メラニンの吸光度を波長４００ｎｍで測定した。
評価は、対照部位における吸光度の減少（＝白毛化度と定義）と比較し、５０％以上の白毛化抑制効果を示したものを４、２０以上〜５０％未満の差を示したものを３、１０〜２０％未満の差を示したものを２、それ以下を１として、各被験物質の効果を調べた。
その結果を下記表１に示した。
【００３２】
【表１】

【００３３】
〔試験結果１〕
上記結果からも明らかなように、本発明の硫酸化多糖はビチリゴマウスを用いた白髪防止・改善物質評価試験において、白毛化を抑制した。
【００３４】
〔試験例２〕マウス白毛化抑制試験（有効成分評価）
上記実施例１〜３４のように５０％エタノールに溶解した溶液の形態でも本発明の白髪防止・改善剤としての目的は達することができるが、使用性を考慮した製剤としての実施例を表２〜表５に示した。評価は実施例１〜３４で示した方法と同様に行ない、白毛化抑制効果も同様の基準にて示した。
【００３５】
【表２】

【００３６】
【表３】

【００３７】
【表４】

【００３８】
【表５】

【００３９】
〔試験結果２〕
上記結果からも明らかなように、本発明の硫酸化多糖を配合した製剤はビチリゴマウスを用いた白毛化抑制試験において、対照と比較して白毛化を有意に抑制した。
【００４０】
〔試験例３〕使用効果試験
本発明の白髪防止・改善剤の効果が動物で確認できたことから、実際にヒトで使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは、白髪を有する１０名の男性（２５歳から４８歳）をパネラーとし、左右の耳の上部頭皮に２×２ｃｍの測定部位を設定し、毎日、朝と夜（夜は洗髪後）の２回、連続６ヶ月間、対照製剤と被験製剤を左右の測定部位に別々に使用させた。製剤は、対照製剤として比較例２を、被験製剤として実施例３５のヘパリノイド類似物質０．１％濃度配合製剤を使用した。
【００４１】
〔試験結果３〕使用効果試験
評価方法は、測定部位の白髪の本数を数えることにより、試験前後で比較した。その結果、表６に示すように、６ヵ月後において、対照製剤では１０人中８人に１３〜２２％の白髪本数の増加が認められたのに対し、被験製剤は１０人中８人に１０〜３１％の白髪本数の抑制効果が認められ、動物評価で選定された白髪防止・改善物質は、ヒトの白髪に対しても高い効果を示すことが明らかとなった。
【００４２】
【表６】

【００４３】
白髪防止・改善剤を含む頭髪及び頭皮用化粧料の剤型としては前記のほかにシャンプー、リンス、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアクリーム、ヘアジェル、ヘアスプレーの如くのヘアケア製品に配合した白髪防止・改善シャンプー、白髪防止・改善リンス、白髪防止・改善トニック、白髪防止・改善ヘアリキッド、白髪防止・改善ヘアクリーム、白髪防止・改善ヘアジェル、白髪防止・改善ヘアスプレー、白髪防止・改善ヘアフォームも可能である。
尚、以下組成物中に記載の香料は特願２００１−２６２００９記載の香料組成物Ａを用いた。
【００４４】
【表７】
白髪防止・改善シャンプー ▲１▼

【００４５】
【表８】
白髪防止・改善シャンプー ▲２▼

【００４６】
【表９】
白髪防止・改善シャンプー ▲３▼

【００４７】
【表１０】
白髪防止・改善シャンプー▲４▼

【００４８】
【表１１】
白髪防止・改善リンス ▲１▼

【００４９】
【表１２】
白髪防止・改善リンス ▲２▼

【００５０】
【表１３】
白髪防止・改善リンス▲３▼

【００５１】
【表１４】
白髪防止・改善リンス ▲４▼

【００５２】
【表１５】
白髪防止・改善ヘアリキッド ▲１▼

【００５３】
【表１６】
白髪防止・改善ヘアリキッド ▲２▼

【００５４】
【表１７】
白髪防止・改善ヘアリキッド ▲３▼

【００５５】
【表１８】
白髪防止・改善ヘアリキッド▲４▼

【００５６】
【表１９】
白髪防止・改善育毛料▲１▼

【００５７】
【表２０】
白髪防止・改善育毛料▲２▼

【００５８】
【表２１】
白髪防止・改善育毛料▲３▼

【００５９】
【表２２】
白髪防止・改善育毛料 ▲４▼

【００６０】
【表２３】
白髪防止・改善ヘアクリーム ▲１▼

【００６１】
【表２４】
白髪防止・改善ヘアクリーム ▲２▼

【００６２】
【表２５】
白髪防止・改善ヘアクリーム ▲３▼

【００６３】
【表２６】
白髪防止・改善ヘアクリーム ▲４▼

【００６４】
【表２７】
白髪防止・改善養毛料 ▲１▼

【００６５】
【表２８】
白髪防止・改善養毛料 ▲２▼

【００６６】
【表２９】
白髪防止・改善養毛料 ▲３▼

【００６７】
【表３０】
白髪防止・改善養毛料 ▲４▼

【００６８】
【表３１】
白髪防止・改善ヘアスプレー ▲１▼

【００６９】
【表３２】
白髪防止・改善ヘアスプレー ▲２▼

【００７０】
【表３３】
白髪防止・改善ヘアスプレー ▲３▼

【００７１】
【表３４】
白髪防止・改善ヘアスプレー ▲４▼

【００７２】
【表３５】
白髪防止・改善ヘアトニック ▲１▼

【００７３】
【表３６】
白髪防止・改善ヘアトニック ▲２▼

【００７４】
【表３７】
白髪防止・改善ヘアトニック ▲３▼

【００７５】
【表３８】
白髪防止・改善ヘアトニック ▲４▼

【００７６】
【表３９】
白髪防止・改善ヘアローション ▲１▼

【００７７】
【表４０】
白髪防止・改善ヘアローション ▲２▼

【００７８】
【表４１】
白髪防止・改善ヘアローション ▲３▼

【００７９】
【表４２】
白髪防止・改善ヘアローション ▲４▼

【００８０】
【表４３】
白髪防止・改善ヘアジェル１−▲１▼

【００８１】
【表４４】
白髪防止・改善ヘアジェル１−▲２▼

【００８２】
【表４５】
白髪防止・改善ヘアジェル１−▲３▼

【００８３】
【表４６】
白髪防止・改善ヘアジェル１−▲４▼

【００８４】
【表４７】
白髪防止・改善ヘアジェル２−▲１▼

【００８５】
【表４８】
白髪防止・改善ヘアジェル２−▲２▼

【００８６】
【表４９】
白髪防止・改善ヘアジェル２−▲３▼

【００８７】
【表５０】
白髪防止・改善ヘアジェル２−▲４▼

【００８８】
【表５１】
白髪防止・改善ヘアフォーム ▲１▼

【００８９】
【表５２】
白髪防止・改善ヘアフォーム ▲２▼

【００９０】
【表５３】
白髪防止・改善ヘアフォーム ▲３▼

【００９１】
【表５４】
白髪防止・改善ヘアフォーム ▲４▼

【００９２】
処方例１から処方例４４４のヘアケア製品においては各化合物に限定されること無く他の化合物を使用してもよい。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a gray hair preventing / improving agent and a cosmetic, and more particularly, to a gray hair preventing / improving agent having high safety and an excellent white hair preventing / improving effect, and a hair and scalp cosmetic.
[0002]
[Prior art]
In general, melanocytes present in the hair bulb portion of hair usually play an important role in the darkening of hair by actively producing melanin and transporting the melanocytes to keratinocytes.
However, in gray hair, melanin was lost due to damage due to melanocytes present in the hair bulb, or peripheral cells involved in melanin production, or factors released from it for some reason, and their functions were lost. It is considered that hair, that is, gray hair, is formed (for example, see Non-Patent Document 1).
[0003]
In addition, from the viewpoint of beauty, hair dyes have been conventionally used as a means for improving gray hair, but such hair dyes have a temporary effect and are not suitable for regular use. Problems include annoyance, inflammation of the scalp due to repeated use, and damage to hair. Furthermore, there is a problem in use such as color transfer to clothes and skin at the time of hair dyeing, and it was not always satisfactory.
[0004]
As a technique relating to the prevention and improvement of gray hair, there have been many techniques using a plant extract as an active ingredient (see, for example, Patent Literature 1, Patent Literature 2, Patent Literature 3, and Patent Literature 4). In addition, there have been many publications containing an animal-derived component as an active ingredient (see, for example, Patent Literature 5, Patent Literature 6, Patent Literature 7, Patent Literature 8, and Patent Literature 9).
However, at present, the techniques disclosed in these publications do not always satisfy users in terms of their effectiveness, stability of active ingredients, and safety. For example, even if a melanin production promoter or a tyrosinase activator is provided, the effect of improving white hair is low, and as a cause, when the number of melanocytes present in the hair bulb itself is reduced, even if melanin production is enhanced. It is presumed that this is due to the lack of melanin in sufficient amounts to darken the hair. Therefore, there has been a demand for the development of a hair preparation which essentially prevents or improves the generation of gray hair itself.
[0005]
On the other hand, it has been known that sulfated polysaccharide has a moisturizing action, an anticoagulant action, and a hair growth promoting action (for example, see Non-Patent Document 2, Non-Patent Document 3, Patent Document 10 and Patent Document 11). ), It was not known that these compounds (except chitin and chitosan) have an effect of preventing and improving white hair.
[0006]
Non-Patent Document 1 “Aging and Skin”, Seiji Shoin, p. 317, 1986.
Non-Patent Document 2 Skin, Vol. 25, 997, 1983
Non-Patent Document 3 Surgery, Vol. 17,849,1955
Patent Document 1 JP-A-09-263540 (page 1)
Patent Document 2 JP-A-10-330218 (page 1)
Patent Document 3 JP-A-11-228337 (page 1)
Patent Document 4 JP 2001-131031 A (page 1)
Patent Document 5 JP-A-01-258623 (page 1)
Patent Document 6 JP-A-04-159205 (page 1)
Patent Document 7 JP-A-07-285874 (page 1)
Patent Document 8 JP-A-10-017481 (page 1)
Patent Document 9 JP-A-10-167924 (page 1)
Patent Document 10 JP-A-01-93513 (page 1)
Patent Document 11 JP-A-09-188607 (page 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the prior art and the like, and aims to solve the problem. By externally applying to the scalp, the melanocytes of the hair roots are activated, and the melanin production is restored, thereby preventing and improving gray hair. It is an object of the present invention to provide a gray hair preventing / improving agent and a hair and scalp cosmetic containing the same.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors, in order to solve the above-described problems, screened various biological substances and extracts from living bodies and purified products thereof using an animal as an indicator of the effect of preventing and improving gray hair using animals, and as a result, a sulfated polysaccharide was obtained. Have an excellent effect of preventing and improving white hair, and have completed the invention.
[0009]
That is, the present invention provides the following gray hair preventing / improving agents.
[0010]
The invention of claim 1 is an agent for preventing and improving white hair comprising a sulfated polysaccharide and / or a physiologically acceptable salt thereof (excluding chitin and chitosan).
[0011]
The invention according to claim 2 is the gray hair preventing / improving agent according to claim 1, wherein the sulfated polysaccharide is a polysulfated mucopolysaccharide.
[0012]
The invention according to claim 3 is that the mucopolysaccharide is selected from the group consisting of chondroitin, chondroitin sulfate, chondroitin polysulfate, dermatan, dermatan sulfate, dermatan polysulfate, hyaluronic acid, heparin, heparan sulfate, keratan sulfate, and keratan polysulfate. 2. The agent for preventing and improving gray hair according to 2.
[0013]
The invention according to claim 4 is the gray hair preventing / improving agent according to claim 1, wherein the sulfated polysaccharide is a heparin-like substance.
[0014]
The invention according to claim 5 is a cosmetic for hair and scalp, comprising the gray hair preventing / improving agent according to any one of claims 1 to 4.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0016]
The gray hair preventing / improving agent of the present invention comprises a sulfated polysaccharide and / or a salt thereof (excluding chitin and chitosan). Here, the sulfated polysaccharide in the present invention may be any one as long as the polysaccharide is sulfated, and particularly preferably a polysulfated polysaccharide. As such sulfated polysaccharides, polysulfated mucopolysaccharides, for example, chondroitin, chondroitin sulfate, chondroitin polysulfate, dermatan, dermatan sulfate, dermatan polysulfate, hyaluronic acid, heparin, heparan sulfate, keratan sulfate, keratan polysulfate, etc. Mucopolysaccharide polysulfates.
[0017]
Further, a heparin-like substance (heparinoid) is also suitably used as the sulfated polysaccharide used in the present invention. The heparin-like substance referred to in the present invention is a polysulfate of mucopolysaccharide extracted from animal tissue, and is not limited to the heparin-like substance described in the Japanese Pharmacopoeia Standard for Pharmaceutical Ingredients.
[0018]
As the sulfated polysaccharide and / or salt thereof used in the present invention, those derived from tissues such as lung, liver, kidney, skin, and thymus of an animal can be used.
[0019]
The extraction may be carried out in accordance with a conventional method. For example, about 10 times the amount of a solvent may be added to the extraction material, and immersion may be performed at room temperature for several days and at a temperature near the boiling point of the extraction solvent for several hours. Furthermore, it is more preferable to add stirring at this time. Thereafter, the extract is obtained by removing insolubles from the extract by filtration or the like. The extract may be used as it is, or may be used after removing the solvent by distillation under reduced pressure or freeze-drying. Further, it may be purified by column chromatography, liquid-liquid extraction, recrystallization and the like.
[0020]
The solvent used for the extraction is preferably a polar solvent, for example, alcohols such as methanol and ethanol, ketones such as acetone and methyl ethyl ketone, ethers such as diethyl ether and tetrahydrofuran, nitriles such as acetonitrile, methylene chloride, chloroform and the like. Halogenated hydrocarbons, water, etc. are preferred. When these are used as the extraction solvent, one of them may be used, or two or more of them may be used as a mixture.
[0021]
Examples of the sulfated polysaccharide salts include lithium salts, alkali metal salts such as sodium salts and potassium salts, alkaline earth metal salts such as calcium salts and magnesium salts, ammonium salts, triethanolamine salts and triethanolamine. Examples thereof include salts with organic amines, basic amino acids such as arginine and lysine, and the like.
[0022]
As the gray hair preventing / improving agent of the present invention, the above-mentioned sulfated polysaccharide or a physiologically acceptable salt thereof may be used alone, or may be used as a mixture of two or more thereof.
[0023]
The amount of the whitening hair preventing / improving agent of the present invention can be appropriately changed depending on the dosage form and the like. However, the total weight of the sulfated polysaccharide and its salt is usually 0.001 to 10. It is preferable to mix 0% by weight. Preferably, the content is 0.01 to 5.0% by weight. If the compounding amount is less than 0.001% by weight, the effect of the present invention cannot be exerted. If the compounding amount exceeds 10.0% by weight, the production may become difficult depending on the dosage form. It is better not to exceed% by weight.
[0024]
The whitening prevention / improvement agent of the present invention includes pharmaceuticals, quasi-drugs, and cosmetics, and any dosage form can be used as long as it is acceptable as an external preparation, such as creams, lotions, emulsions, and ointments. , Gels, liniments, hair tonics, hair liquids, hair rinses, hair shampoos, hair treatments, hair conditioners, aerosols, air foams and the like. Further, the liquid form may be used in combination with a usual propellant, carbon dioxide gas, oxygen gas, LPG or the like, and filled in a pressure-resistant container.
[0025]
In addition to the essential components described above, various components can be added to the gray hair prevention / improvement agent of the present invention in accordance with the above dosage form and the like within a range that does not impair the effects of the present invention. That is, in the present invention, the above-mentioned sulfated polysaccharide and / or a physiologically acceptable salt thereof has other medicinal ingredients, for example, c-AMP and its derivatives, which are considered to have a gray hair preventing effect, forskolin, When used together with known drugs such as carpronium chloride, glyceride pentadecanoate, minoxidil, and bFGF, which have a hair-growth effect, the effect can be enhanced. In addition, for example, vitamin E, vitamin E nicotinate , Cepharanthin, nicotinic acid, nicotinamide, benzyl nicotinate, peripheral vasodilators such as tincture tincture, capsicum tincture, assembly extract, antioxidants such as coenzyme Q, flavonoids, tannins, polyphenols, camphor, l-menthol Cooling agent such as lysozyme chloride Anti-inflammatory agents such as glycyrrhizin and allantoin, cell activators such as garlic extract, carrot extract, pentagon extract, rosemary extract, aloe extract, placenta extract, DNA synthesis promoters such as 6-benzylaminopurine, vitamin A, vitamin B6 , Pantothenic acid, vitamins such as biotin, amino acids such as methionine, cysteine, cystine, tyrosine, fungicides such as salicylic acid, hinokitiol, resorcinol, trichlorocarbanildo, isopropylmethylphenol, hormones such as ethinyl estradiol, progesterone, Extracts from seaweed, aloe, jujube fruit, sesame and the like can be blended.
[0026]
In addition, oils, surfactants, humectants, lower alcohols, thickeners, antioxidants, chelating agents, sensation enhancers, pH adjusters, preservatives, fragrances, pigments, etc., as long as they do not impair the present invention, Raw materials usually used for hair cosmetics can be blended.
Specifically, oils include oils and fats such as olive oil, jojoba oil and hardened oil, waxes such as spermaceti, beeswax and lanolin, liquid paraffin, hydrocarbons such as ceresin and squalane, stearic acid, oleic acid, etc. Fatty acids, alcohols such as cetanol, stearyl alcohol, lanolin alcohol, and hexyldecanol, and esters such as isopropyl myristylate and butyl stearate. The oil content is preferably 0.5 to 85.0% in the hair cosmetic.
[0027]
Examples of the surfactant include anionic surfactants such as sodium stearate, sodium cetyl sulfate, polyoxyethylene lauryl ether phosphate, sodium N-acylglutamate, glyceryl monostearate, sorbitan monostearate, and sorbitan sesquioleate. Sucrose fatty acid ester, propylene glycol monostearate, polyoxyethylene oleyl ether, polyoxylauryl ether, polyoxyethylene stearyl ether, polyoxyethylene octyl phenyl ether, polyoxyethylene nonyl phenyl ether, polyethylene glycol monostearate, mono Polyoxyethylene sorbitan palmitate, polyoxyethylene coconut fatty acid monoethanolamide, polyoxyethylene polyoxy Propylene glycol, polyoxyethylene castor oil, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxyethylene hydrogenated castor oil isostearate, polyoxyethylene hydrogenated castor oil isostearate, pyroglutamate polyoxyethylene castor oil isostearate, polyoxyethylene glyceryl isostearate And nonionic surfactants such as polyoxyethylene glyceryl triisostearate, polyoxyethylene sorbitol tetraoleate, and polyoxyethylene lanolinic acid. The surfactant is preferably contained in the agent at the time of application in an amount of 0.1 to 15.0%.
[0028]
Further, as humectants, glycerin, 1,3-butylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, ethylene glycol, etc., as lower alcohols, ethanol, isopropanol, etc., as sensation enhancers, l-menthol, nicotine Benzyl acid, etc., as a thickener, polyethylene glycol, sodium carboxymethyl cellulose, etc., as an antioxidant, dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole, propyl gallate, etc., as a chelating agent, disodium edetate, Ethanehydroxydiphosphate and the like; pH adjusting agents such as citric acid, sodium citrate, boric acid and sodium hydrogen hydrogen phosphate; and preservatives such as methyl parahydroxybenzoate and paraoxybenzoic acid Chill, dehydroacetic acid, salicylic acid, can be exemplified such as benzoic acid, respectively. The optional components are not limited to these.
[0029]
【The invention's effect】
The white hair improving / preventing agent provided by the present invention exerts excellent white hair preventing and improving effects when applied externally to the scalp.
[0030]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to Test Examples, Examples, and Formulation Examples, but the present invention is not limited to the following Examples.
[0031]
[Test Example 1] Mouse whitening inhibition test (effective ingredient evaluation)
Hair removal treatment was performed on the right and left back of a 4-month-old bitilligo mouse in an area of about 1 × 1 cm on the back of the back hair. After the hair removal treatment, 50 μl of a test substance and a control substance were applied to each of the right and left sides once a day, five times a week for 10 days from the day. The test substance was prepared by dissolving in 50% ethanol so as to have the concentration shown in Table 1 below. 50% ethanol was used as a control substance. To clarify the test site, the hair on the entire back was clipped with a clipper 10 days after the hair removal treatment, and only the test site was collected 25 days after the hair removal treatment. Thereafter, 1 mg of the hair collected from each site was weighed, and the hair was decomposed by reacting overnight at 37 ° C. with 0.6 novo protease unit (NU) Esperase. After confirming complete decomposition, the absorbance of melanin was measured at a wavelength of 400 nm.
The evaluation was a comparison between the decrease in absorbance at the control site (= defined as the degree of whitening) and those showing 50% or more of the effect of inhibiting whitening, and those showing a difference of 20 or more to less than 50%. Was 3, and those showing a difference of less than 10 to 20% were set to 2, and those having a difference of 1 or less were set to 1, and the effect of each test substance was examined.
The results are shown in Table 1 below.
[0032]
[Table 1]

[0033]
[Test result 1]
As is clear from the above results, the sulfated polysaccharide of the present invention suppressed whitening in a test for evaluating and preventing whitening hair using a biligo mouse.
[0034]
[Test Example 2] Mouse whitening inhibition test (active ingredient evaluation)
Although the purpose of the present invention as a gray hair preventing / improving agent can be achieved even in the form of a solution dissolved in 50% ethanol as in the above Examples 1 to 34, Examples as preparations taking into account the usability are shown in Table 2. To Table 5. The evaluation was performed in the same manner as in Examples 1 to 34, and the effect of suppressing whitening was also shown based on the same criteria.
[0035]
[Table 2]

[0036]
[Table 3]

[0037]
[Table 4]

[0038]
[Table 5]

[0039]
[Test result 2]
As is clear from the above results, the preparation containing the sulfated polysaccharide of the present invention significantly suppressed the whitening in the test for inhibition of whitening using bitilligo mice as compared with the control.
[0040]
[Test Example 3] Use effect test Since the effect of the gray hair preventing / improving agent of the present invention was confirmed in animals, the effect when actually used in humans was examined. The usage test consisted of 10 men (25 to 48 years old) with gray hair as panelists, setting a measurement site of 2 x 2 cm on the upper scalp of the left and right ears, daily morning and night (after hair washing at night). The control preparation and the test preparation were separately used for the left and right measurement sites for two consecutive 6 months. As the preparation, Comparative Example 2 was used as a control preparation, and the heparinoid-like substance 0.1% concentration preparation of Example 35 was used as a test preparation.
[0041]
[Test Result 3] The use effect test was evaluated by counting the number of gray hairs at the measurement site and comparing before and after the test. As a result, as shown in Table 6, after 6 months, the control preparation showed an increase in the number of gray hairs of 13 to 22% in 8 out of 10 persons, whereas the test preparation showed an increase in 8 out of 10 persons. An inhibitory effect on the number of gray hairs of 10 to 31% was recognized, and it was clarified that the white hair preventing / improving substance selected in the animal evaluation exhibited a high effect on human gray hair.
[0042]
[Table 6]

[0043]
In addition to the above, the dosage forms of cosmetics for hair and scalp containing a gray hair prevention / improving agent include whitening prevention / blends formulated in hair care products such as shampoos, rinses, hair tonics, hair liquids, hair creams, hair gels, and hair sprays. Improving shampoo, preventing / improving rinsing, preventing / improving tonic, preventing / improving hair liquid, preventing / improving hair cream, preventing / improving hair gel, preventing / improving hair spray, and preventing / improving hair foam It is.
In addition, the fragrance | flavor described in the following compositions used the fragrance | flavor composition A of Japanese Patent Application No. 2001-262009.
[0044]
[Table 7]
Shampoo for preventing and improving white hair ▲ 1 ▼

[0045]
[Table 8]
Shampoo for preventing and improving white hair ▲ 2 ▼

[0046]
[Table 9]
Shampoo for preventing and improving white hair ▲ 3 ▼

[0047]
[Table 10]
Shampoo for preventing and improving white hair ▲ 4 ▼

[0048]
[Table 11]
Prevent / improve white hair ▲ 1 ▼

[0049]
[Table 12]
Preventing and improving white hair ▲ 2 ▼

[0050]
[Table 13]
Prevention and improvement of white hair ▲ 3 ▼

[0051]
[Table 14]
Preventing and improving white hair ▲ 4 ▼

[0052]
[Table 15]
Preventing and improving white hair ▲ 1 ▼

[0053]
[Table 16]
Prevention of gray hair and improved hair liquid ▲ 2 ▼

[0054]
[Table 17]
Preventing and improving gray hair ▲ 3 ▼

[0055]
[Table 18]
Prevent / improve gray hair ▲ 4 ▼

[0056]
[Table 19]
Prevention of gray hair and improved hair growth ▲ 1 ▼

[0057]
[Table 20]
Hair loss prevention / improvement hair growth ▲ 2 ▼

[0058]
[Table 21]
Prevention of gray hair and improved hair growth ▲ 3 ▼

[0059]
[Table 22]
Hair loss prevention and improvement hair growth ▲ 4 ▼

[0060]
[Table 23]
Preventing and improving gray hair ▲ 1 ▼

[0061]
[Table 24]
Preventing and improving gray hair ▲ 2 ▼

[0062]
[Table 25]
Preventing and improving gray hair ▲ 3 ▼

[0063]
[Table 26]
Preventing and improving white hair ▲ 4 ▼

[0064]
[Table 27]
Prevention and improvement of gray hair ▲ 1 ▼

[0065]
[Table 28]
Prevention and improvement of gray hair ▲ 2 ▼

[0066]
[Table 29]
Prevention and improvement of gray hair ▲ 3 ▼

[0067]
[Table 30]
Prevention and improvement of gray hair ▲ 4 ▼

[0068]
[Table 31]
Hair spray for preventing and improving white hair ▲ 1 ▼

[0069]
[Table 32]
Preventing and improving gray hair spray ▲ 2 ▼

[0070]
[Table 33]
Prevention of gray hair and improved hair spray ▲ 3 ▼

[0071]
[Table 34]
Preventing and improving gray hair Spray ▲ 4 ▼

[0072]
[Table 35]
Preventing and improving gray hair ▲ 1 ▼

[0073]
[Table 36]
Preventing / improving hair tonic ▲ 2 ▼

[0074]
[Table 37]
Preventing and improving hair tonic ▲ 3 ▼

[0075]
[Table 38]
Preventing and improving white hair ▲ 4 ▼

[0076]
[Table 39]
Prevent / improve gray hair lotion ▲ 1 ▼

[0077]
[Table 40]
Preventing and improving gray hair lotion ▲ 2 ▼

[0078]
[Table 41]
Preventing and improving gray hair lotion ▲ 3 ▼

[0079]
[Table 42]
Preventing and improving gray hair lotion ▲ 4 ▼

[0080]
[Table 43]
Preventing and improving gray hair 1- ▲ 1 ▼

[0081]
[Table 44]
Prevent / improve gray hair 1- ▲ 2 ▼

[0082]
[Table 45]
Preventing and improving gray hair 1- ▲ 3 ▼

[0083]
[Table 46]
Preventing and improving gray hair 1- ▲ 4 ▼

[0084]
[Table 47]
Preventing and improving gray hair 2--1

[0085]
[Table 48]
Prevent / improve gray hair 2--2-

[0086]
[Table 49]
Preventing and improving gray hair 2--3

[0087]
[Table 50]
Prevent / improve gray hair 2- ▲ 4 ▼

[0088]
[Table 51]
Preventing and improving gray hair ▲ 1 ▼

[0089]
[Table 52]
Preventing and improving white hair ▲ 2 ▼

[0090]
[Table 53]
Preventing and improving gray hair ▲ 3 ▼

[0091]
[Table 54]
Preventing and improving white hair ▲ 4 ▼

[0092]
In the hair care products of Formulation Examples 1 to 444, other compounds may be used without being limited to each compound.

Claims

An agent for preventing and improving canities characterized by containing a sulfated polysaccharide and / or a salt thereof (excluding chitin and chitosan)

The agent for preventing and improving white hair according to claim 1, wherein the sulfated polysaccharide is a polysulfated mucopolysaccharide.

3. The method of claim 2, wherein the mucopolysaccharide is selected from the group consisting of chondroitin, chondroitin sulfate, chondroitin polysulfate, dermatan, dermatan sulfate, dermatan polysulfate, hyaluronic acid, heparin, heparan sulfate, keratan sulfate, and keratan polysulfate. Agent

The gray hair preventing / improving agent according to claim 1, wherein the sulfated polysaccharide is a heparin-like substance.

A cosmetic for hair and scalp, comprising the gray hair preventing / improving agent according to any one of claims 1 to 4.