JP2004313259A - ホットプレート - Google Patents

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Katsuya Imai
克哉 今井
Shuji Tsuruta
修二 鶴田
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Abstract

【課題】ケース本体の長辺側面部に連結部材を設け、該連結部材を弧回動するという簡単な操作により、ホットプレートの全部材を蓋に傷を付けることなく強固に支持することのできるホットプレートの支持構造を提供すること。
【解決手段】矩形状のケース本体と、該ケース本体内に収納配置される矩形状のプレートと、該プレートを加熱するための加熱源と、前記プレート上に載置される矩形状の蓋とを有するホットプレートにおいて、前記ケース本体の相対向する長辺側面部に前記ケース本体と前記蓋とを連結する連結部材を設け、該連結部材を弧回動させることにより前記ケース本体、前記プレート及び前記蓋とを一体的に狭持する構成。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本願発明は、ケース本体と少なくとも1枚のプレートと蓋とを有するホットプレートに関し、特にホットプレートの長辺両側面に連結部材を設け、連結部材と蓋或いは蓋取手と係止することによりホットプレートの各部材をサンドイッチ固定できるようにし、且つ縦置き収納することのできるようにしたホットプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来ホットプレートは、外側に位置し底部に脚を有するケース本体と、そのケース本体に収納配置され肉等を加熱調理するためのプレート、或いはたこ焼き用のプレート等からなる複数の調理プレートと、調理プレートの下方に配置され加熱調理するためのヒータ等からなる加熱源と、調理プレートの上方に載置される蓋等の部材から構成される。
【0003】
ホットプレートは、家庭内で簡単に肉等を調理することができ、またたこ焼き等機能の異なる複数枚のプレートを有するものでは必要に応じて使い分けできるとともに、各部材は着脱自在にされており別々に洗うことができるため衛生的でもある。更に使用しない時にはケース本体内に複数の調理プレートを積み重ね、その上から蓋をすることにより各部材を一体のものとして組み付けることができる等便利な調理具として多くの家庭で使用されている。
【0004】
ところでホットプレートを使用しない時にはケース本体内に一個或いは複数の調理プレート等を積み重ねて片付けることになり、水平な状態でそのまま収納することも可能ではあるが、水平な状態で収納するとどうしても広い収納場所を要することになる。それに対し縦置きにして収納する方が場所を取らない場合が多くそのような形態で収納することができる形態のものが望まれていた。
【0005】
そのような弊害をなくすものとして図12に示すものが提案されている。図に示すホットプレートaは、その外郭をなすケース本体bと、該ケース本体b内に順次収納配置される受け皿c、反射体d及びプレートeとを有し、前記プレートeの下部にはヒータfが配置されるとともに、その上部には蓋gが載置され、プレートe内で肉等の加熱調理が行われる。
【0006】
符号hは、収納スタンドであり、支持部h1、脚部h2及び狭持部h3からなる断面略7字状の支持部材であり、図では1本のみ示すが実際には2本で1組のものである。該収納スタンドhは、ホットプレートaの使用時にはその全体が水平状態でケース本体bの底部に係止手段により固定されるが、ホットプレートaの非使用時にはケース本体bは横向きにされ、収納スタンドhは係止状態を解放された後ケース本体bの底部から引き出され、90度回動され、収納スタンドhの脚部h2は垂直に、狭持部h3は水平且つ支持部h1のほぼ真上になるようにされるとともに、その状態でホットプレートa方向に押し込まれ、狭持部h3の先端は蓋gの上面に強く当接され、脚部h2はケース本体bの側面より外方に出っ張る位置になるようにされる。
【0007】
その結果、図に示すように支持部h1がケース本体bの底部を上方向に押圧し、狭持部h3の先端が蓋gの上面を下方向に押圧する形態でホットプレートaの全部材は2本の収納スタンドhにより一体的に狭持される。その後、ホットプレートaを縦置きにすることにより脚部h2が脚になり垂直状態で支持され収納される(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
ところでこの支持部材は、ホットプレートaに取り付けられているため紛失等の心配はないが、ケース本体bを横向きにし、係止状態を外し、引き出し、回動し、その後再度押し込むというように操作が面倒であり、また、支持状態では狭持部h3の先端が蓋gの上面を下方向に強く押圧するため蓋gに傷が付く恐れがあるとともに、その狭持力が十分とは言えず縦置きにした状態では各部材がバラバラになる恐れを有していた。更に、その脚部h2はケース本体bの側面より外方に出っ張っているため、手に当たったり或いは縦置きにしたとしてもそれだけ嵩高になり、高さが低い縦長の空間内に収納する場合収納できない恐れを有していた。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−252187号公報。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、ケース本体の長辺側面部に連結部材を設け、該連結部材を弧回動するという簡単な操作により、ホットプレートの全部材を蓋に傷を付けることなく強固に支持するとともに、連結部材の使用時及び非使用時においても連結部材がケース本体の外郭から外方に出っ張ることのないようにしたホットプレートの支持構造を提供することを目的にするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
【0012】
請求項1に係る発明では、矩形状のケース本体と、該ケース本体内に収納配置される矩形状のプレートと、該プレートを加熱するための加熱源と、前記プレート上に載置される矩形状の蓋とを有するホットプレートにおいて、前記ケース本体の相対向する長辺側面部に前記ケース本体と前記蓋とを連結する連結部材を設け、該連結部材を弧回動させることにより前記ケース本体、前記プレート及び前記蓋とを一体的に狭持する構成。
【0013】
そしてこのような構成により、ホットプレートの全部材を積み重ねた後、支持部材である連結部材を弧回動するという簡単な操作により、ホットプレートの全部材を強固に支持することができる。
【0014】
請求項2に係る発明では、前記ケース本体長辺側面部の前記連結部材の左右側に前記ホットプレートを縦置きした場合に足となる脚部材を設けるとともに、前記連結部材は該脚部材の高さより内側に位置する構成。そしてこのような構成により、請求項1に係る発明の作用に加え、ホットプレートの縦置き時、ホットプレートを安定して立てることができる。
【0015】
請求項3に係る発明では、前記連結部材は弧回動するフック部材からなり、前記蓋の外周端部に形成されるカール部に係止される構成。そしてこのような構成により、請求項1、2に係る発明の作用に加え、蓋に係止用のための部材を特に設ける必要がないとともに、強固の係合を行うことができる。
【0016】
請求項4に係る発明では、前記蓋の上部に蓋取手を取り付け、該蓋取手に前記連結部材を係止するための係止部を形成する構成。そしてこのような構成により、請求項1、2に係る発明の作用に加え、蓋取手に係止することにより蓋の損傷をより確実に無くすことができ、更にその係合をより強固にする。
【0017】
請求項5に係る発明では、前記ケース本体には縦溝が設けられ、前記連結部材は該縦溝内に設けられる構成。そしてこのような構成により、請求項1ないし4に係る発明の作用に加え、連結部材は、ケース本体の外郭内に収まるよう配置されるため、外方に出っ張ることがなく、且つそれだけ見映えが良くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1ないし図4は本願発明の第1の実施の形態を示す。図1はその全体の平面図であり、図2はその長辺方向から見た状態を示す長辺側正面図であり、図3は図1のA−A線の断面図であり、図4は連結部材の各状態を示す拡大図である。
【0019】
図1ないし図4は連結部材16が上動しホットプレート1のプレート5等の各部材を狭持する使用時を示す。断面を示す図3により説明する。ホットプレート1は、外側に位置するケース本体2と、そのケース本体2の内側に配置されるほぼ皿形状の水受け容器3と、その水受け容器3の内側に着脱自在に配置される加熱源としてのヒータ4と、そのヒータ4の上部に着脱自在に載置される2個のプレート5、5及びそのプレート5、5の上方開口面を閉蓋する蓋6等からなる。
【0020】
前記水受け容器3は、金属性の薄板をプレス加工により一体成形されるもので、平面視矩形状でその全体はほぼ皿状とされ、ケース本体2内に載置される。そして内部に水を入れプレート5で肉等を焼く時に出る肉汁等を受ける。また、この水受け容器3の表面に熱を反射するための処理を施しても良く、或いは別体の反射板を取り付けても良い。
【0021】
ヒータ4は、図示しないが平面視略ハート状或いはY字状からなり、シーズヒータが使われる。このシーズヒータは金属パイプの中にコイル状の電熱線を通し、パイプと電熱線間の接触を防ぐためマグネシアなどの耐熱性の無機質絶縁粉末を詰め、金属パイプの両端を密封した構造を有するもので通常インコロイヒータとも呼ばれるものである。そしてその端部には既に公知の感熱棒を有する温度調節器が着脱自在に取り付けられ、適正な温度制御を行う。なお、ヒータ4は特にシーズヒータである必要はなく他のヒータを用いても良い。
【0022】
プレート5は厚いアルミダイカスト製のものから作られ、やはり平面視矩形状でその全体はほぼ皿状に形成され、その短辺側の両側面にはそれぞれ図示しないプレート取手が設けられるとともに、その上方開口端には前記蓋6が載置されるための段部7が形成される。なお、プレート5には肉等を焼くためのプレート、たこ焼きを作るためのプレート等複数種あるが、図3には特に種類を特定せず単に2枚のプレート5、5を図示している。
【0023】
蓋6は鋼板製で、プレート5とほぼ同じ平面視矩形状の部材であり、その外周端部には補強用等の機能を有するカール部8が形成される。またその断面は図3に示すようにその中央部が盛り上がった円弧状にされ、その中央部には蓋取手9が図示しないビスにより一体的に取り付けられる。また、蓋6の外周端に形成されるカール部8は図3に示すようにプレート5の上方開口端に形成される段部7に載置される。
【0024】
前記ケース本体2はホットプレート1の外郭を構成する樹脂製部材であり、平面視矩形状でその全体はほぼ皿形状を呈し、その底部には複数個の脚部10が一体に形成される。またケース本体2は、その中央部には大きな開口11を有するとともに、その外周上には図3に示すように環状溝12が形成される。この環状溝12は下方が開口した断面逆U字状からなる。更に、該環状溝12の内側には水受け容器3等が配置される収納空間13が形成される。
【0025】
また、前記環状溝12の長辺側面部14、14には、その中央部に垂直に縦溝15、15が形成される。この縦溝15は図1及び図2に示すように長さH3の幅で且つケース本体2の全高H4に亘って形成されており、後記する連結部材16が収納配置される。
【0026】
符号16は連結部材であり、ダブルヒンジ機構のフック部材からなる。該連結部材16は、外側に配置されるL字状部材17、内側に配置される平板状部材18、第1軸19及び第2軸20等からなる。そして、その幅は、図1に示すようにケース本体2の縦溝15の幅H3より若干小さい幅H2を有し、且つその高さは、ケース本体2の高さH4とほぼ同じ高さを有しており、全体として縦溝15内に収納配置される大きさを有してなる。
【0027】
前記L字状部材17は、図3に示すように垂直部17a及びその上部に垂直部17aと一体に形成される水平部17bを有するL字状の樹脂製部材であり、垂直部17aと水平部17bとで弧回動するフック部材を構成し、水平部17bが係止片として機能する。また、垂直部17aの下方には大きな矩形状の切欠き17cが形成され、該垂直部17aは門形状を呈しこの大きな切欠き17c内に前記平板状部材18が配置される。そして大きな切欠き17cの内側面には、第2軸20が軸支されるための穴である第3軸受け23が形成されている。
【0028】
前記平板状部材18は、平板状の樹脂製部材であり、その下方には小さな矩形状の切欠き18aが形成されるとともに、その小さな切欠き18aの内側面には、第1軸19が軸支されるための穴である第1軸受け21が形成され、更に上方の外側面には、第2軸20が軸支されるための穴である第2軸受け22が形成されている。
【0029】
また、前記縦溝15内のケース本体2の内壁面24の上部には軸支持台25が接着剤等により固定されており、該軸支持台25に前記第1軸19が支持される。この第1軸19の両端は、平板状部材18の小さな切欠き18aの内側面に形成される第1軸受け21に嵌合され、平板状部材18を該第1軸19を中心に弧回動自在にする。そしてその回動は、小さな切欠き18aが設けられている側面とは反対側の側面である操作端部18bに力を加えることにより行われる。
【0030】
この平板状部材18の小さな切欠き18aとは反対側の両外側面に設けられる前記第2軸受け22には、前記第2軸20の一方端が嵌合されるとともに、該第2軸20の他方端には、前記L字状部材17の大きな切欠き17cの内側面に形成される第3軸受け23が嵌合され、その全体は図4に示す形態で連結され、それぞれの部材17、18は第1軸19及び第2軸20を介して弧回動自在にされている。
【0031】
次に連結部材16の係合、非係合について説明する。図4(A)は、連結部材16の使用直前の状態を示す図である。即ち、平板状部材18を操作端部18bに力を加えることにより上方へ弧回動し、且つ、第2軸20を介して連結されるL字状部材17を上方に位置させる。するとL字状部材17の係止片としての水平部17bは、蓋6のカール部8の上方に位置することになる。
【0032】
図4(B)は、連結部材16の使用時の状態を示す図である。即ち、図4(A)の状態にした後、平板状部材18の操作端部18bに下向きの力を加えることにより平板状部材18を下方に弧回動する。すると、L字状部材17はほぼそのままの形態で下動し、その水平部17bの下面が蓋6のカール部8に当接する。
かまわず平板状部材18をほぼ垂直になるまで弧回動する。すると図4(B)で示す形態になり、L字状部材17の水平部17bは蓋6のカール部8に強く係止し、ホットプレート1の各部材を狭持することになる。この場合、水平部17bは強度のあるカール部8に係止して蓋6を狭持するため、蓋6に傷が付くことはない。また、この状態で水平部17bの垂直部17a内面は、図3に示すようにプレート5に当接することはない。
【0033】
図4(C)は、連結部材16の非使用時の状態を示す図である。即ち、平板状部材18は第1軸19の下方に位置し、L字状部材17も第2軸20の下方に位置する。そしてL字状部材17の下端はケース本体2の下端近傍に位置することになる。なお、この場合、L字状部材17の下端はケース本体2の下端より下方に位置するようにしても良い。
【0034】
また、連結部材16が設けられる側のケース本体2の長辺側面部14には、連結部材16を挟んでその左右に脚部材26、26が設けられ、連結部材16によりホットプレート1の各部材を狭持し、縦置きする場合足として用いられる。この脚部材26、26は、ケース本体2より外方へ若干飛び出て設けられる。
【0035】
そして、脚部材26のケース本体2より外方へ飛び出る長さは、少なくとも図4(B)の使用時の状態では図1に示すように連結部材16の外方端より長さH1だけ外側になるように設定される。そのため、ホットプレート1を縦置きした場合にホットプレートを安定して立てることができるとともに、連結部材16が床等に当たり床等が損傷することはない。
【0036】
(第2の実施の形態)
図5及び図6にその実施の形態を示す。図5はその全体の平面図であり、図6は図5のB−B線の断面図である。この実施の形態のものは、蓋の上部で且つ連結部材と係合する箇所に蓋取手を設け、連結部材とこの蓋取手を係合するものである。なお、第1の実施の形態のものと同一なものについては同じ符号で示し、以下で説明しない箇所については第1の実施の形態のものを代用する。
【0037】
図5及び図6は連結部材16が上動しホットプレート1のプレート5等の各部材を狭持する使用時を示す。ホットプレート1は、外側に位置するケース本体2と、そのケース本体2の内側に配置されるほぼ皿形状の水受け容器3と、その水受け容器3の内側に着脱自在に配置される加熱源としてのヒータ4と、そのヒータ4の上部に着脱自在に載置される2個のプレート5、5及びそのプレート5、5の上方開口面を閉蓋する蓋6等からなる。なお、ケース本体2、水受け容器3、ヒータ4、プレート5、5の各部材は第1の実施の形態のものと同じである。
【0038】
蓋6について説明すると、該蓋6は鋼板製で、プレート5とほぼ同じ平面視矩形状の部材であり、その外周端部には補強用等の機能を有するカール部8が形成され、その断面は図6に示すようにその中央部が盛り上がった円弧状にされる。
また、蓋6の長辺側部側近傍の上面には蓋取手30がビス31により一体的に取り付けられる。
【0039】
該蓋取手30は、蓋6上に位置する肉厚の本体部30aと、該本体部30aから外方に一体的に延設される肉薄の舌状部30bとを有してなる平面視矩形状の樹脂製部材である。そして舌状部30bは本体部30aより一段低くされ、連結部材16の係止片としての水平部17bが係合する係止部となる。そして本体部30aと舌状部30bの境界には段部30cが形成される。この蓋取手30の高さは、蓋6の天面の最上部より高く形成されており、ホットプレート1を縦置きにした状態から転倒した場合、蓋6の天面のへこみを防止することができる。
【0040】
符号16は連結部材であり、ダブルヒンジ機構のフック部材である。該連結部材16は、第1の実施の形態と同様に外側に配置されるL字状部材17、内側に配置される平板状部材18、第1軸19及び第2軸20等からなる。そして、その幅は、図1に示すようにケース本体2の縦溝15の幅H3より若干小さい幅H2を有し、且つその高さは、ケース本体2の高さとほぼ同じ高さを有しており、全体として縦溝15内に収納配置される大きさを有してなるものでその詳細な説明は第1の実施の形態と同様であるため省略する。
【0041】
図5及び図6は、連結部材16の使用時の状態を示す図である。即ち、連結部材16の一部材であるL字状部材17は立設された状態にあり、係止片である水平部17bは蓋取手30の舌状部30b上に当接し、該舌状部30bを下方へ押圧し、ホットプレート1の各部材を狭持することになる。
【0042】
このように蓋6に蓋取手30を設け、該蓋取手30の上方から力を加えホットプレート1の各部材を狭持することにより、蓋6に傷を全く付けることがなく、ホットプレート1の各部材をより確実且つ強固に狭持することができる。また、この状態では図6に示すように舌状部30bの先端は、プレート5より長さH5だけ外側に張り出しており、連結部材16は舌状部30bの先端に当接され、プレート5に当接することはないため連結部材16と蓋取手30との係合を良好に行うことができる。
【0043】
(第3の実施の形態)
図7ないし図9にその実施の形態を示す。図7はその全体の平面図であり、図8は図7のC−C線の断面図であり、図9は図7のC−C線の断面図で、連結部材の非使用時の状態を示す図である。この実施の形態のものは、連結部材としてリング状部材及びスプリングからなる部材を用いるものである。なお、第1の実施の形態のものと同一なものについては同じ符号で示し、以下で説明しない箇所については第1の実施の形態のものを代用する。
【0044】
図7及び図8は連結部材16がホットプレート1のプレート5等の各部材を狭持する使用時を、図9は連結部材16の非使用時を示す。ホットプレート1は、外側に位置するケース本体2と、そのケース本体2の内側に配置されるほぼ皿形状の水受け容器3と、その水受け容器3の内側に着脱自在に配置される加熱源としてのヒータ4と、そのヒータ4の上部に着脱自在に載置される2個のプレート5、5及びそのプレート5、5の上方開口面を閉蓋する蓋6等からなる。なお、ケース本体2、水受け容器3、ヒータ4、プレート5、5の各部材は第1の実施の形態のものと同じである。
【0045】
蓋6について説明すると、該蓋6は鋼板製で、プレート5とほぼ同じ平面視矩形状の部材であり、その外周端部には補強用等の機能を有するカール部8が形成され、その断面は図8及び図9に示すようにその中央部が盛り上がった円弧状にされる。また、蓋6の長辺側部側近傍の上面には蓋取手42が接着剤等により一体的に取り付けられる。
【0046】
該蓋取手42は、平面視矩形状の樹脂製平板状部材であり、その上部には断面半円状の係止部43が形成される。該係止部43の高さは、蓋6の天面の最上部より高く形成されており、ホットプレート1を縦置きにした状態から転倒した場合、蓋6の天面のへこみを防止する。また、蓋取手42の先端はプレート5より外方に張り出して形成されており、連結部材16の使用時スプリング41をその先端で支持する。
【0047】
連結部材16は、リング状部材40及びスプリング41から構成される。リング状部材40は、円弧部40a及び直線部40bを有し、その中央に開孔40cを形成してなる金属製の断面半円形の部材であり、その開孔40cの大きさは蓋取手42の上部に形成される係止部43より大とされ、円弧部40aは該係止部43に係合可能とされる。
【0048】
また、リング状部材40の直線部40bには、スプリング41の一端が取り付けられるとともに、該スプリング41の他端は、ケース本体2内に取り付けられる支持具44に取り付けられる。
【0049】
ケース本体2内には、図8に示すように金属棒等からなる支持具44が横架されるとともに、支持具44の直上のケース本体2にはスプリング41を挿通するための開口45が設けられており、該スプリング41は、この開口45を通りその一端はリング状部材40の直線部40bに取り付けられ、その他端は支持具44に取り付けられる。
【0050】
前記スプリング41は、非使用時においては図9に示すように縮んだ状態になり、その全体はケース本体2内に位置するとともに、その上端に取り付けられるリング状部材40をケース本体2の上部に形成される開口45上に保持する。
【0051】
そして使用時には、リング状部材40に指をかけ、該リング状部材40をスプリング41の力に抗して持ち上げることになる。その後リング状部材40を蓋取手42の上部に形成される係止部43に係合する。その結果、スプリング41の力によりホットプレート1の各部材は強固に狭持される。この場合、蓋取手42の先端はプレート5より外方に張り出して形成されているため、スプリング41をその先端で良好に支持する。なお、蓋取手42の先端近傍は直線的に記載されているが、先端近傍を湾曲状にすることにより、スプリング41が角度が付いた状態で変形することなくより良好に支持することができる。
【0052】
(第4の実施の形態)
図10及び図11にその実施の形態を示す。図10はその全体の平面図であり、図11は図10のD−D線の断面図である。この実施の形態のものは、連結部材としてバンド及び係止用金具からなる部材を用いるものである。なお、第1の実施の形態のものと同一なものについては同じ符号で示し、以下で説明しない箇所については第1の実施の形態のものを代用する。
【0053】
図10及び図11は、連結部材16がホットプレート1のプレート5等の各部材を嵌合狭持する使用時を示す。ホットプレート1は、外側に位置するケース本体2と、そのケース本体2の内側に配置されるほぼ皿形状の水受け容器3と、その水受け容器3の内側に着脱自在に配置される加熱源としてのヒータ4と、そのヒータ4の上部に着脱自在に載置される2個のプレート5、5及びそのプレート5、5の上方開口面を閉蓋する蓋6等からなる。なお、ケース本体2、水受け容器3、ヒータ4、プレート5、5の各部材は第1の実施の形態のものと同じである。
【0054】
蓋6について説明すると、該蓋6は鋼板製で、プレート5とほぼ同じ平面視矩形状の部材であり、その外周端部には補強用等の機能を有するカール部8が形成され、その断面は図11に示すようにその中央部が盛り上がった円弧状にされる。また、蓋6の長辺側部側近傍の上面には蓋取手52がビス54等により一体的に取り付けられる。
【0055】
該蓋取手52は、平面視矩形状の樹脂製部材であり、その高さは、蓋6の天面の最上部より高く形成されており、ホットプレート1を縦置きにした状態から転倒した場合、蓋6の天面のへこみを防止する。また、蓋取手52の先端はプレート5より外方に張り出して形成されるとともに、その先端には、バンド50の挿通用の係止孔53が形成される。
【0056】
連結部材16は、バンド50及び係止用金具51から構成される。バンド50は所定幅及び長さを有する布製のものであり、また、係止用金具51はその先端に湾曲部51aを有する樹脂製部材であり、両者50、51は接着剤により一体的に固定されている。また、バンド50及び係止用金具51が一体的に接合された状態のバンド50の根本部と先端部には、マジックテープ(登録商標)55が取り付けられており、バンド50を折り返し、根本部と先端部とを該マジックテープ(登録商標)55により接合可能にしている。
【0057】
そしてその使用時には、係止用金具51の先端に形成される湾曲部51aをケース本体2の環状溝12の先端に引っかけ、バンド50の先端を蓋取手52の先端に形成される係止孔53に通し、強く引っ張り、折り曲げ、その後バンド50の根本部に貼付されるマジックテープ(登録商標)55にバンド50の先端部に貼付されるマジックテープ(登録商標)55を張り合わせることにより折り曲げたバンド50の両者を図11に示すように強く接合する。
【0058】
このような連結部材16を用いることにより、簡単且つ容易にホットプレート1を狭持することができるとともに、ケース本体に変更を加えることなく蓋取手52の変更だけで行うことができるため、それだけ生産コストを低減することができる。
【0059】
本願発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、ケース本体の相対向する長辺側面部にケース本体と蓋とを連結する連結部材を設け、該連結部材を弧回動させることによりケース本体、プレート及び蓋とを一体的に狭持することにより、ホットプレートの全部材を積み重ねた後、支持部材である連結部材を弧回動するという簡単な操作により、ホットプレートの全部材を強固に支持することができ、その結果、ホットプレートの縦置きを容易に行うことができる。また、連結部材の取り付け位置に制約がないため、例えば市販の構造が簡単で安価な連結部材を用いることができ、それだけ生産コストを低減することができる。
【0061】
請求項2に係る発明では、ケース本体長辺側面部の連結部材の左右側にホットプレートを縦置きした場合に足となる脚部材を設け、連結部材を脚部材の高さより内側に位置させることにより、請求項1に係る発明の効果に加え、ホットプレートの縦置き時、連結部材が邪魔にならずにホットプレートを安定して立てることができ、ホットプレートの信頼性をより高めることができる。
【0062】
請求項3に係る発明では、連結部材を弧回動するフック部材とし、蓋の外周端部に形成される強度の高いカール部に係止するようにすることにより、請求項1、2に係る発明の効果に加え、蓋に係止用のための部材を特に設ける必要がないためそれだけ生産コストを低減することができる。また、蓋に直接係合しないため蓋の傷つきを防止することができる。
【0063】
請求項4に係る発明では、蓋の上部に蓋取手を取り付け、該蓋取手に連結部材を係止するための係止部を形成することにより、請求項1、2に係る発明の効果に加え、蓋取手に係止することにより蓋の損傷をより確実に無くすことができ、更にその係合をより強固にすることができる。
【0064】
請求項5に係る発明では、ケース本体に縦溝を設け、連結部材を該縦溝内に設けることにより、請求項1ないし4に係る発明の効果に加え、連結部材はケース本体の外郭内に収まるよう配置されるため、外方に出っ張り手が当たるような弊害が防止でき、更に見映えを向上することができる。
【0065】
また、専用の収納箱に収納する場合にも簡単に収納できるとともに、該収納箱を小さなものとすることができそれだけ生産コストを低減することができる。更に、専用の収納箱を用いなくても簡単に収納できるとともに、ホットプレートの短辺と同じ高さの空間があれば該ホットプレートを縦置きで収納することができるためそれだけ収納の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のホットプレートの連結部材の使用状態を示す平面図。
【図2】本願発明のホットプレートを長辺方向から見た状態を示す長辺側正面図。
【図3】図1のA−A線の断面図。
【図4】本願発明のホットプレートの連結部材を示す拡大図で、図(A)は使用直前の状態を示す図、図(B)は使用時の状態を示す図、図(C)は非使用時の状態を示す図。
【図5】本願発明のホットプレートの他の連結部材の使用状態を示す平面図。
【図6】図5のB−B線の断面図。
【図7】本願発明のホットプレートの更に他の連結部材の使用状態を示す平面図。
【図8】図7のC−C線の断面図。
【図9】図7のC−C線の断面図で、連結部材の非使用時の状態を示す図。
【図10】本願発明のホットプレートの更に他の連結部材の使用状態を示す平面図。
【図11】図10のD−D線断面図。
【図12】従来のホットプレートの連結部材の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…ホットプレート 2…ケース本体
3…水受け容器 4…ヒータ
5…プレート 6…蓋
7…段部 8…カール部
9…蓋取手 10…脚部
11…開口 12…環状溝
13…収納空間 14…長辺側面部
15…縦溝 16…連結部材
17…L字状部材 17a…垂直部
17b…水平部 17c…切欠き部
18…平板状部材 18a…切欠き部
18b…操作端部 19…第1軸
20…第2軸 21…第1軸受
22…第2軸受 23…第3軸受
24…内壁面 25…軸支持台
26…脚部材 30…蓋取手
30a…本体部 30b…舌状部
30c…段部 31…ビス
40…リング状部材 40a…円弧部
40b…直線部 40c…開孔
41…スプリング 42…蓋取手
43…係止部 44…支持具
45…開口 50…バンド
51…係止用金具 51a…湾曲部
52…蓋取手 53…係止孔
54…ビス 55…マジックテープ(登録商標)

Claims (5)

  1. 矩形状のケース本体と、該ケース本体内に収納配置される矩形状のプレートと、該プレートを加熱するための加熱源と、前記プレート上に載置される矩形状の蓋とを有するホットプレートにおいて、前記ケース本体の相対向する長辺側面部に前記ケース本体と前記蓋とを連結する連結部材を設け、該連結部材を弧回動させることにより前記ケース本体、前記プレート及び前記蓋とを一体的に狭持することを特徴とするホットプレート。
  2. 前記ケース本体長辺側面部の前記連結部材の左右側に前記ホットプレートを縦置きした場合に足となる脚部材を設けるとともに、前記連結部材は該脚部材の高さより内側に位置することを特徴とする請求項1記載のホットプレート。
  3. 前記連結部材は弧回動するフック部材からなり、前記蓋の外周端部に形成されるカール部に係止されることを特徴とする請求項1、2記載のホットプレート。
  4. 前記蓋の上部に蓋取手を取り付け、該蓋取手に前記連結部材を係止するための係止部を形成することを特徴とする請求項1、2記載のホットプレート。
  5. 前記ケース本体には縦溝が設けられ、前記連結部材は該縦溝内に設けられることを特徴とする請求項1ないし4記載のホットプレート。
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