JP3115570U - 簡易鍋 - Google Patents

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Abstract

【課題】
把手を取り外した、嵩張らない状態で扱い、使用に際して簡単に把手を装着して使用することができる簡易鍋を提供する。
【解決手段】
鍋本体1は、厚さ0.5〜1.0mm程度の薄い板厚のアルミニウム板のプレス加工によって成型する。鍋本体1の上端に外鍔2を形成し、外鍔2の左右対向位置にそれぞれ一定間隔Wで一対の貫通孔3,3を穿設する。把手4は、アルミニウム線材を略U字状に折曲するとともに両端を上方に向けて折曲してL字状折曲部を形成する。鍋本体1に把手4を装着するには、外鍔2に穿設した貫通孔3に対して下方からした、把手4のL字状に折曲した先端部分を挿入する。
【選択図】 図2

Description

この考案は、主として半調理状態の食材を内部に収容して真空パックで提供し、購入者が火に掛けて加熱することによって調理が完了するような、通常使い捨て使用することができる簡易鍋に関する考案である。
アルミニウム箔によって形成した容器に、調理済みのインスタント食品(例えばラーメン)を収容しておき、購入者が熱湯を注いで使用する鍋形状の包装容器が知られている。このような包装容器は、強度的に弱いため調理用の鍋として使用することができるようなものではない。また、火に掛けて使用するには、容器に手を触れた場合に火傷をするなどの危険性があった。
一般的な鍋において、鍋本体に対して把手を着脱もしくは折り畳み可能とする思想は、特許文献1や特許文献2に開示されている。特許文献1に開示されている着脱自在の把手構造は、なべの側面に把手取付部を設け、把手取付部に把手を着脱する思想である。特許文献2に記載されている発明は、電気炊飯器に使用するおかゆ用容器であって、おかゆ用コップの上端縁に設けたつばに、穴部を設け、穴部にスプーンを引っ掛けて取り出す思想である。特許文献3には、なべ本体である主体の外側に受け部を設け、この受け部に把手を着脱する構造が、特許文献4には、鍋主体の外周側壁に設けた支持枠に線材をU字状に折曲させた把手を装着し、この把手を折畳み可能とする思想が開示されている。
特開2001―190433号公報 特開平08―444号公報 特開平10―304985号公報 実公昭44−3337号公報
従来のアルミニウム箔の鍋形状の容器では、把手を取り付けるような強度はなく、鍋として調理に利用することができるものではない。特許文献1や3に記載された発明は、いずれも鍋本体の側面に把手の取付部を設け、この取付部に把手を着脱するものであり、鍋全体の重量が取付部に掛かるため、薄い肉厚の簡易な鍋に応用することはできない。特許文献2に開示されたおかゆ用容器は、電気炊飯器の内釜内に配置したおかゆ用コップを、上方に持ち上げるためにスプーンを利用するもので、調理の際に利用する把手構造ではない。さらに、特許文献4に記載された発明は、把手を折畳み可能とするもので、着脱可能とするものではない。
上記従来技術に鑑み、本考案は比較的薄い肉厚の簡易な鍋であって、把手を取り外した、嵩張らない状態で食材とともに提供し、調理に際して安心して使用することができる、着脱自在の把手を簡単な構造で実現した簡易鍋を提供することを目的とするものである。
上記、目的を達成するために、請求項1記載の考案は、厚さ0.5〜1.0mm程度の薄い板厚のアルミニウム板のプレス加工によって成型する鍋本体1の上端に、外鍔2を形成する。外鍔2の左右対向位置には、それぞれ一定間隔Wで一対の貫通孔3,3を穿設し、外鍔2に穿設した貫通孔3に対して、下方からアルミニウム線材を略U字状に折曲するとともに両端を上方に向けて折曲してL字状折曲部5を形成した把手4の先端部分を、自由に挿入可能として着脱自在の把手を形成する。
請求項2記載の考案は、アルミニウム線材で折曲形成する把手4を、両端の間隔が鍋本体1の外鍔2に穿設した一対の貫通孔3,3の間隔Wよりも広い間隔W’で成型し、縮めながら装着することによって広がろうとする線材の弾性によって、把手4を鍋本体1の外鍔2に係止することである。
請求項3記載の考案は、アルミニウム線材で折曲形成する把手4両端の、L字状折曲部5の内側面に滑り止め加工6を施すこと、請求項4記載の考案は、アルミニウム線材で折曲形成する把手4両端の、L字状折曲部5の折曲片7外側面に、係止部もしくは滑り止め加工8を施すことである。
請求項1記載の本考案簡易鍋によれば、厚さ0.5〜1.0mm程度の比較的薄い板厚のアルミニウム板のプレス加工によって成型した鍋本体1であっても、アルミニウム箔のように変形することなく、火に掛けて煮炊き用の鍋として十分に機能し、加熱した鍋本体1の取扱いに際し、把手4を着脱することによって自由にかつ安全に取り扱うことができる。また、把手4はアルミニウム線材を略U字状に折曲した簡単な構造であって、鍋本体1の外鍔2に穿設した貫通孔3に、上方に向けて折曲形成したL字状折曲部5の、折曲片7の先端部分を挿入するという、簡単な操作によって自由に着脱することができる。しかも、調理物の入った鍋本体1を、外鍔2の対向位置で支えるため安定がよく、かつ取扱いに十分な強度を実現することができる。
鍋本体1及び把手4の全ては、アルミニウム材で構成するため衛生的であるとともに、安価に提供することができる。例えば鍋本体1内に半調理状態の食材を収容し、これを急速冷凍した状態で把手4をセットし、真空パックをして顧客に提供すると、購入者はこれを加熱するだけの簡単な調理で、インスタント食品とは異なる、新鮮な鍋料理を食することができる。この際、セットした把手4が錆びるようなことがない。
請求項2記載の考案によれば、略U字状に折曲した把手4自体の弾性によって把手4の装着状態を維持するため、より安全に安心して使用することができる。すなわち、左右の把手4,4の先端部分は、一定間隔Wで係止されるため、鍋本体1を安心して持ち上げることができる。
請求項3記載の考案によれば、アルミニウム線材で折曲形成する把手4両端の、略L字状折曲部5内側面に、滑り止め加工6を施したことによって、把手4を持って持ち上げた際に滑ることなく安定良く取り扱うことができる。請求項4記載の考案によれば、把手4両端の、L字状折曲部5の折曲片の外側面に係止部もしくは滑り止め加工8を施したことにより、係止部もしくは滑り止め加工8が安定した支点となって、把手4のL字状折曲部5で外鍔2を安定良く保持することができる。
以下、本考案に係る簡易鍋の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は、簡易鍋全体の正面図、図2は簡易鍋全体の平面図である。図3は把手取付状態の平面図、図4は把手取付状態の縦断面図である。
本考案に係る簡易鍋は、鍋本体1と把手4とで構成する。鍋本体1は、例えば厚さ0.5〜1.0 mm程度の比較的薄い板厚のアルミニウム板のプレス加工によって成型する。鍋本体1の具体的な形状は、特に限定されるものではないが、一般的な椀型に形成し、上端から略1cm程度の位置で拡径させて段部9を形成し、吹き零れの生じにくい形状とするとともに、上端には外鍔2を形成する。鍋本体1の外鍔2には、図2に示すように左右対向位置にそれぞれ一定間隔Wで一対の貫通孔3,3を穿設する。
外鍔2の外周縁は、図4や図5に示すように、カーリング加工を施すことによって、強度を向上させることができる。また、鍋本体1を形成するアルミニウム板の厚みが大きくないことから、図8に示すように折り返して二重に形成し、外鍔2全体の強度、とりわけ貫通孔3と把手4の支持部分の強度を向上させることもできる。このことは、鍋本体1をより厚みの薄い材料で成型しても、把手を装着して取り扱う簡易鍋を実現できることを意味する。
外鍔2には、図2に示すように左右対向位置に、それぞれ一定間隔Wで一対の貫通孔3,3を穿設する。貫通孔3の直径は、アルミニウム線材で形成する把手4を自由に挿入することができる大きさとする。すなわち、把手4の線径よりも大きな孔であることが必要であるが、大き過ぎる場合はガタツキを生じ易いため、線径よりも1mm程度大きな孔であればよい。
鍋本体1に着脱する把手4は、ある程度腰のあるアルミニウム線材を利用する。アルミニウム線材は柔らかく折曲加工が容易であるが、把手としての強度を備える必要がある。したがって、線材として、3mmないし4mm程度の線材が適している。把手は、前記アルミニウム線材を略U字状に折曲し、さらに両端を上方に向けて折曲することによってL字状折曲部5を形成する。
アルミニウム線材をU字状に折曲するに際し、その両端の開き寸法は、図3に示すように、鍋本体の外鍔2に穿設した貫通孔3,3の間隔Wよりも広い間隔W’となるように成型しておく。また、先端のL字状折曲部5の折曲角度は、直角よりもやや鋭角に形成する。L字状折曲部5の折曲角度は、把手4を鍋本体1に装着したときの把手4,4の開き角度に関連する。したがって、図1に示すようにL字状折曲部5の折曲片7を貫通孔3,3に挿入し、把手を上方に持ち上げた時に、図1に示すように斜め外方に向けて傾斜した位置で係止されるように、L字状折曲部5の折曲角度を選定しておくのが好ましい。これにより、加熱調理したときの蒸気や熱気が手に当たることがなく、安心して取り扱うことができる。
把手4を鍋本体1に装着するには、図3に実線で示すように開いた状態にある把手4の先端部分を手指で挟み、間隔W’を点線で示すように間隔Wに近づける。その状態で、図4に矢印で示すように、把手の先端すなわち折曲片7を、鍋本体1の外鍔2の下方から貫通孔3に差し込み、手指を離すと把手4が自身の弾性によって広がり、貫通孔3,3に係止される。把手4のL字状折曲部5の折曲片7を貫通孔3に挿入し、係止されている状態で、把手4の先方部分を上方に持ち上げると、貫通孔3の内周面と外鍔2の外周縁を、把手4のL字状折曲部5で支持し、鍋本体1を持ち上げることになる。
すなわち、L状折曲部5の内側面で鍋本体1の外鍔2部分を支えることになるため、図4、図5に示すようにL字状折曲部5の内側面滑り止め加工6,6を施しておくことによって、把手4を持った状態で鍋本体1と把手4が滑らず、鍋本体1を安定良く持ち上げることができる。滑り止め加工6としては、例えばプレス加工によってギザギザの凹凸加工を施すことによって、比較的簡単に実現することができる。
鍋本体1は、U字状に折曲した把手4の先端で支えることになるが、これは、片側二点づつ、計4点で支持することになる。そして支持位置を決定するのは、貫通孔3,3であることから、一対の貫通孔3,3の間隔Wは、安定を考慮してある程度広いもの、例えば3ないし4cm程度としておくのが好ましい。
鍋本体1に形成されている外鍔2の貫通穴3に、把手4の折曲片7を挿入して持ち上げた場合、調理物が入った鍋本体1の重みによって、把手4には図6に矢印で示すように内方へのモーメントが作用する。そこで、折曲片7の外側面に滑り止め加工8を施しておくことも有効な手段となる。図6に示すように、折曲片7の外側面に滑り止め加工8を施した場合は、把手4に作用するモーメントで、把手4が図面の左方向に回動されると、滑り止め加工8部分が貫通孔3の内周縁に当接し、この当接位置を支点Oとして外鍔2の外周部分が、把手4のL字状折曲部5で支持されることになる。すなわち、滑り止め加工8は係止手段として機能するものであり、ギザギザの滑り止め加工の他、やや大きめの突起といった係止構造とすることもできる。
滑り止め加工6や8の変形の実施形態として、図7に示すようにL字状折曲部5の所定位置において、線材の全周にわたる環状もしくはネジ状の凹凸として実施することもできる。滑り止め加工6や8は、折曲加工を行う前の線材の状態で加工しておき、その後折曲加工を行うことによって容易に実施することができる。
以上述べた、本考案に係る簡易鍋は、コスト的に比較的安価な厚みの薄い板材を使用して成型することによって、半調理済み食材の販売用として使い捨てを前提として実施することができる。そして、アルミニウム材を採用することによって、錆びるようなこともなく衛生的であり、例えば鍋本体1に収容した半調理状態の食材を急速冷凍し、把手4をセットして全体を真空パックで提供した場合においても、鉄材のように錆びることがなく、ステンレス材のように高価にならない。
図1は、本考案に係る簡易鍋全体の正面図、 図2は、本考案に係る簡易鍋全体の平面図、 図3は、把手の取付状態を示す平面図、 図4は、把手の取付状態を示す縦断面図、 図5は、把手取付部分のみの拡大断面図、 図6は、把手取付部分のみの変形の実施形態を示す拡大断面図、 把手の先端部分の変形実施形態を示す部分拡大正面図、 鍋本体の外鍔の変形実施形態を示す部分拡大断面図。
符号の説明
1…鍋本体、 2…外鍔、 3…貫通孔、 4…把手、 5…L字状折曲部、 6…滑り止め加工、 7…折曲片、 8…滑り止め加工、 9…段部。

Claims (4)

  1. 厚さ0.5〜1.0mm程度の薄い板厚のアルミニウム板のプレス加工によって成型する鍋本体の上端に外鍔を形成し、該外鍔の左右対向位置にそれぞれ一定間隔で一対の貫通孔を穿設し、該外鍔に穿設した貫通孔に対して下方からアルミニウム線材を略U字状に折曲するとともに両端を上方に向けて折曲してL字状折曲部を形成した把手の先端部分を自由に挿入可能として着脱自在の把手を形成することを特徴とする簡易鍋。
  2. アルミニウム線材で折曲形成する把手は、その両端の間隔が鍋本体の外鍔に穿設した一対の貫通孔の間隔よりも広い状態で成型し、縮めながら装着することによって広がろうとする線材の弾性によって係止することを特徴とする請求項1記載の簡易鍋。
  3. アルミニウム線材で折曲形成する把手両端の、略L字状折曲部内側面に滑り止め加工を施したことを特徴とする請求項1又は2記載の簡易鍋。
  4. アルミニウム線材で折曲形成する把手両端の、略L字状折曲部の折曲片の外側面に係止部もしくは滑り止め加工を施したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の簡易鍋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110403446A (zh) * 2019-08-12 2019-11-05 西安工业大学 一种多功能锅

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