JP2004312357A - インターネット電話装置、情報通知装置、音声提供装置、及びインターネット電話システム - Google Patents

インターネット電話装置、情報通知装置、音声提供装置、及びインターネット電話システム Download PDF

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Abstract

【課題】電話をかけた際や電話を受けた際に、状況に応じて電話機から任意の音声を出力するように設定できるインターネット電話装置、インターネット電話装置に音声データを提供する音声提供装置、及びインターネット電話システムを提供する。
【解決手段】発信側電話装置2及び受信側電話装置3は、電話がかかってきた時に受話器から出力するトーンや音声メッセージとして、好みの音声を音声サーバ5から取得して状況に応じた音声を出力するか、音声サーバ5からストリーミング配信された音声を取得して、電話機11の受話器42から出力する。また、発信側電話装置2から発信時に入力した音声を、受信側電話装置3の呼び出し音として受信側電話装置3またはSIPサーバ4からストリーミング配信させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットを介して通信を行うインターネット電話装置、相手先の電話装置の呼び出し情報に基づいた情報を通知する情報通知装置、トーンや音声メッセージを提供する音声提供装置、及びインターネット電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、電話プログラムをインストールして、ヘッドセットなどの音声入出力装置を接続したパソコンを利用することで、相手と通信できるインターネット電話が普及しつつある。インターネット電話は、電話回線としてインターネットを使用し、電話会社が所有する電話回線(公衆交換電話網)を全く使用しないか、または使用しても例えば家庭から最寄りの電話交換機までの電話回線だけである。そのため、インターネット電話の料金は、距離や通信時間などに関係なく低額、一定額または無料に設定されている。
【0003】
しかしながら、上記のようにパソコンを利用するインターネット電話は、従来の電話とは操作方法などが異なるため、特にパソコンに不慣れなユーザにとっては取り扱いにくいという問題があった。
【0004】
そこで、従来、公衆交換電話網用の電話機をインターネット電話として使用することができるインターネット電話用アダプタが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。パソコンに不慣れなユーザは、このようなアダプタ及び公衆交換電話網用の電話機を使用することで、インターネット電話を戸惑うことなく利用することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−313687号公報(第3−4頁、第1−3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のインターネット電話用アダプタは、ユーザが電話をかける際やユーザが通信を終了した際などに、ダイヤルトーン(プー音)、ビジートーン(ツーツー音)、リングバックトーン(トゥルルル音)などのトーンを内蔵のトーン発声部で発生させて、電話機の受話器からこれらのトーンを出力させる。これにより、ユーザは、公衆交換電話網を利用した従来の電話機と同様の音声を、電話機の受話器から聞くことができる。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のインターネット電話用アダプタのユーザは、これらのトーンだけでは通信時に相手の状況がよくわからない場合があるという問題があった。例えば、あるユーザが電話をかけた際に、相手が話し中の場合、相手の電話機がインターネット(ネットワーク)に接続していない場合、及び相手の電話番号やIPアドレスが別のものに変更されたため相手と接続できない場合など、いずれの場合も相手の電話機からの応答が無く、発信側電話機に接続されたインターネット電話用アダプタは、発信側電話機の受話器にいずれの場合も同じビジートーンを出力する。そのため、電話の発信者は、相手の状況を判断できない。
【0008】
また、特許文献1に記載のインターネット電話用アダプタは、電話を受信した場合、呼び出し信号発生部で呼び出し信号を発生させて電話機に出力し、電話機はこの呼び出し信号を受け取ると、電話機自身のベルを鳴らすだけであった。そのため、電話を受けたユーザは、誰から電話がかかってきたかを電話に出ないと把握できないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、電話をかけた際や電話を受けた際に、状況に応じて電話機から任意の音声を出力するように設定できるインターネット電話アダプタ及びインターネット電話装置、相手先の電話装置の呼び出し情報に基づいた情報を通知する情報通知装置、インターネット電話アダプタやインターネット電話装置に音声データを提供する音声提供装置、並びにこれらの装置により構成されたインターネット電話システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0011】
(1)電話装置の有無及び状況を管理する情報通知装置へ相手先の電話装置の呼び出し情報を送信するとともに、前記情報通知装置から前記呼び出し情報に該当する電話装置の有無または状況の情報を受信するネットワーク通信手段と、
電話装置の有無及び状況を通知する音声情報を記憶する記憶手段と、
前記呼び出し情報に該当する電話装置の有無または状況の情報を前記ネットワーク通信手段が受信すると、この情報に応じた音声情報を前記記憶手段から読み出して出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
インターネット電話装置のユーザは、従来相手先の電話装置の有無や状況などを把握できなかった。しかし、この構成においては、情報通知装置から送信されたこれらの情報に応じた音声情報が出力されるので、ユーザはインターネット電話装置で相手先に電話をかけた際に、相手先の電話装置の状況や電話番号が使用されていないことなどの情報を容易に把握することができる。また、ユーザは、記憶手段に所望の音声を登録することで、電話をかけた際や通信が終了した際などに、好みの音声を受話器から聞くことができる。
【0013】
(2)電話装置の呼び出し情報を入力する入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、を備え、
前記ネットワーク通信手段は、前記入力手段から入力された相手先の電話装置の呼び出し情報を送信し、
前記制御手段は、前記記憶手段から読み出した音声情報を前記音声出力手段から出力することを特徴とする。
【0014】
この構成においては、ユーザは、インターネット電話装置の入力手段から相手先の呼び出し情報を入力すると、情報通知装置から送信された相手先の状況や電話装置の有無などの情報が音声出力手段から出力されるので、その音声を聞くことで、相手先の状況や電話番号を間違えたことをすぐに判断できる。
【0015】
(3)前記電話装置の呼び出し情報及び音声情報をやりとりする通信手段と、前記入力手段と、前記音声出力手段と、を備えた電話機と、
前記電話機から前記電話装置の呼び出し情報を受信するとともに、前記電話機へ音声情報を送信する電話通信手段と、前記ネットワーク通信手段と、前記記憶手段と、前記制御手段と、を備えたアダプタと、
から成ることを特徴とする。
【0016】
この構成においては、インターネット電話装置はアダプタと電話機とから成るので、例えば、公衆交換電話網用の電話機をアダプタに接続できるように構成することも可能となり、ユーザが従来使用していた電話機やユーザの好みの電話機を使用することができる。
【0017】
(4)(1)乃至(3)のいずれかに記載のインターネット電話装置と通信するネットワーク通信手段と、
前記インターネット電話装置の有無及び状況を管理する管理手段と、
前記インターネット電話装置から電話装置の呼び出し情報を受信すると、前記管理手段を検索してこの電話装置の呼び出し情報に対応する電話装置の状況を確認して、
相手先の電話装置が通信可能な場合には、前記相手先の電話装置を呼び出し中であることを通知する信号を、
相手先の電話装置が通信不能な場合または前記呼び出し情報に該当する相手がいない場合には、前記相手先の状況または前記呼び出し情報に該当する相手がいないことを通知する信号を、
前記ネットワーク通信手段に前記インターネット電話装置へ送信させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0018】
この構成においては、情報通知装置は、呼び出し情報に該当する相手先の状況などに応じた信号を、(1)乃至(3)のいずれかに記載のインターネット電話装置に送信するので、このインターネット電話装置に、相手先の状況などに応じた音声を受話器から出力させて、ユーザへ相手先の状況などを通知させることができる。
【0019】
(5)前記制御手段は、相手先の電話装置が通信可能な場合には、前記インターネット電話装置と相手先の電話装置との間で通信するように接続処理を行うことを特徴とする。
【0020】
この構成においては、情報通知装置は電話装置間の通信の接続処理を行うので、ユーザは音声情報を確認後に、相手先と速やかに通信(通話)を行うことができる。
【0021】
(6)(1)乃至(3)のいずれかに記載のインターネット電話装置と、(4)または(5)に記載の情報通知装置と、を含むことを特徴とする。
【0022】
この構成においては、インターネット電話装置は、情報通知装置へ相手先の電話装置の情報を確認すると、この情報装置から相手先の電話装置の有無または状況を通知する音声情報が提供されるので、インターネット電話システムを利用するユーザは相手先の電話装置がどういう状況であるかを容易に認識できる。
【0023】
(7)電話装置の有無または状況を通知する音声を提供する音声提供装置から音声を受信するネットワーク通信手段と、
前記音声提供装置からストリーミング配信された音声情報を前記ネットワーク通信手段が受信すると、この音声情報を出力する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0024】
この構成においては、インターネット電話装置で電話をかけた際に、相手先の状況などに応じた音声をストリーミング配信されるので、ユーザは相手先の状況などを容易に把握できる。また、音声がストリーミング配信されるので、電話装置で再生する音声データを予め保持しておく必要が無く、インターネット電話装置の記憶手段の容量を小さくすることが可能となる。
【0025】
(8)電話装置の呼び出し情報を入力する入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、を備え、
前記ネットワーク通信手段は、前記入力手段から入力された相手先の電話装置の呼び出し情報を送信し、
前記制御手段は、前記記憶手段から読み出した音声情報を前記音声出力手段から出力することを特徴とする。
【0026】
この構成においては、ユーザは、インターネット電話装置の入力手段から相手先の呼び出し情報を入力すると、情報通知装置から送信された相手先の状況や電話装置の有無などの情報が音声出力手段から出力されるので、この音声を聞くことで、相手先の状況や電話番号を間違えたことをすぐに判断できる。
【0027】
(9)前記電話装置の呼び出し情報及び音声情報をやりとりする通信手段と、前記入力手段と、前記音声出力手段と、を備えた電話機と、
前記電話機から前記電話装置の呼び出し情報を受信するとともに、前記電話機へ音声情報を送信する電話通信手段と、前記ネットワーク通信手段と、前記制御手段と、を備えたアダプタと、
からなることを特徴とする。
【0028】
この構成においては、(3)と同様の効果を得ることができる。
【0029】
(10)(7)乃至(9)のいずれかに記載のインターネット電話装置、及び前記音声提供装置と通信するネットワーク通信手段と、
前記インターネット電話装置の有無及び状況を管理する管理手段と、
前記インターネット電話装置から相手先の電話装置の呼び出し情報を受信すると、この呼び出し情報に基づいて相手先の電話装置の状況を確認して、
相手先の電話が通信可能な場合には、前記相手先の電話装置を呼び出し中であることを通知する信号を、
相手先の電話が通信不能な場合には、前記相手先の電話装置の状況または前記呼び出し情報に該当する相手がいないことを通知する信号を、
前記インターネット電話装置の情報とともに、前記ネットワーク通信手段に前記音声提供装置へ送信させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0030】
この構成においては、情報通知装置は、インターネット電話装置から送信された電話装置の呼び出し情報に基づいて、相手先の電話装置の状況などを確認して、その結果に応じた信号を音声提供装置に送信する。したがって、情報通知装置は、音声提供装置に、インターネット電話装置の通信相手の状況に応じた音声をインターネット電話装置へストリーミング配信させることが可能となる。
【0031】
(11)前記制御手段は、相手先の電話が通信可能な場合には、前記インターネット電話装置と相手先の電話装置との間で通信するように接続処理を行うことを特徴とする。
【0032】
この構成においては、(5)と同様の効果を得ることができる。
【0033】
(12)(10)または(11)に記載の情報通知装置から信号を受信すると、この信号に基づいた音声を、(7)乃至(9)のいずれかに記載のインターネット電話装置へストリーミング配信する通信手段を備えたことを特徴とする。
【0034】
この構成においては、音声提供装置は、音声をストリーミング配信するので、ユーザは電話装置で再生する音声データを予め保持しておくように設定する必要が無く、インターネット電話装置の記憶手段の容量を小さくすることが可能となり、また相手先の状況などに応じて音声を選択して再生する制御が不要となる。また、音声提供装置は、インターネット電話装置の状況などに応じてストリーミング配信する音声データを複数記憶しておくことが可能であり、相手先の状況に応じて異なる音声をストリーミング配信することができる。
【0035】
(13)(7)乃至(9)のいずれかに記載のインターネット電話装置、(10)または(11)に記載の情報通知装置、及び(12)に記載の音声提供装置を含むことを特徴とする。
【0036】
この構成においては、インターネット電話装置、情報通知装置、及び音声提供装置が連携することで、相手先の電話装置の状況などに応じた音声をインターネット電話装置で再生することができる。
【0037】
(14)第1のインターネット電話装置から送信された所定の音声メッセージを記憶する記憶手段と、
第2のインターネット電話装置から前記第1のインターネット電話装置の呼び出し情報を受信すると、前記記憶手段から前記音声メッセージを読み出して前記第2のインターネット電話装置へ送信するネットワーク通信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0038】
この構成においては、第1のインターネット電話装置をインターネットに接続しなかったり電源を切断していても、第2のインターネット電話装置へ音声メッセージを送信することができる。したがって、ユーザは、電話に出ることができない場合などに、そのことを伝える音声メッセージなどを相手に伝えることができる。
【0039】
(15)電話をかける際に、相手先の電話装置の呼び出し音として、任意の音声を入力する音声入力手段と、
相手先の電話装置を呼び出す際に、この音声入力手段から入力された音声を相手先の電話装置に送信するネットワーク通信手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0040】
この構成においては、インターネット電話装置は、相手先の電話装置の呼び出し音として音声入力手段から入力した任意の音声を送信することができるので、このインターネット電話装置のユーザは任意のメッセージを相手先の電話装置の呼び出し音に設定することができる。
【0041】
(16)(15)に記載のインターネット電話装置から電話がかかってきた際に、この電話装置から送信された音声データを受信するネットワーク通信手段と、
この音声データを呼び出し音として出力する音声出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0042】
この構成においては、インターネット電話装置は、電話がかかってくると、相手先が入力した任意の音声を呼び出し音として出力するので、例えば相手の声で入力された所定の音声メッセージを受信すると、電話を受けた側はその相手の声で誰から電話がかかってきたかを電話に出る前に判断することが可能となる。また、電話をかけてきた相手毎に呼び出し音が替わるので、ユーザは相手から送られてくる様々なメッセージで相手の情報を得ることができる。
【0043】
(17)(15)及び(16)に記載のインターネット電話装置と通信するネットワーク通信手段と、
前記(15)に記載のインターネット電話装置の発信者の声紋を登録した声紋データベースと、
前記(15)に記載のインターネット電話装置から送信された発信者の声と前記声紋データベースとを照合して前記発信者を特定し、前記ネットワーク通信手段に前記発信者の情報を(16)のインターネット電話装置へ送信させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0044】
この構成においては、電話をかけた発信者が発声した声紋でユーザを特定して、発信者の情報を送信してくるので、電話の受信者は電話に出る前に、ユーザの声と、発信者の情報で、電話の相手を判断できる。したがって、声が似た人から電話がかかってきても間違えることが無くなる。
【0045】
(18)(15)に記載のインターネット電話装置、(16)に記載のインターネット電話装置、及び(17)に記載の情報通知装置を含むことを特徴とする。
【0046】
この構成においては、(15)乃至(17)の効果を得ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施の実施形態に係る音声提供装置及びインターネット電話システムの概略構成を示したブロック図である。図1に示すように、インターネット電話システム1は、電話装置2、電話装置3、情報通知装置であるSIPサーバ4、音声提供装置である音声サーバ5、ISP(Internet Service Provider)7、及びISP8から成り、それぞれインターネット9に接続されている。
【0048】
なお、インターネット電話システム1では、複数のSIPサーバや音声サーバ、複数の複数の電話装置が接続されているが、説明を簡略化するために図示を省略している。また、図1ではインターネット9に接続するためのモデムやルータなどの機器の表示を省略している。さらに、インターネット電話の標準プロトコルには、ITU−T H.323、SIP(Session Initiation Protocol)、 MGCP(ITU−T H.248)などがあり、いずれも本発明に適用可能であるが、以下の説明ではプロトコルとしてSIPを用いた場合について説明する。加えて、図1では、SIPサーバ4と、音声サーバ5と、を別の装置として表示したが、両サーバの機能を備えた1つのサーバがインターネット9に接続された構成であっても良い。
【0049】
電話装置2、電話装置3、SIPサーバ4、及び音声サーバ5には、電話番号及びIPアドレスが割り当てられている。
【0050】
電話装置2及び電話装置3は、インターネット電話の端末である。ユーザは、電話装置2に電話装置3の電話番号を入力すると、インターネット9を介して電話装置2と電話装置3との間で通信することができる。もちろん、ユーザは、電話装置3に電話装置2の電話番号を入力しても、電話装置3と電話装置2との間で通信できる。
【0051】
電話装置2は、電話機11及びVoIPアダプタ12を備えている。また、電話装置3は、電話機21及びVoIPアダプタ22を備えている。なお、電話装置2及び電話装置3において、電話機とVoIPアダプタとは、別々の構成であっても良いし、一体型の構成であっても良い。また、電話機とVoIPアダプタとが別々の構成の場合は、従来の電話機(公衆交換電話網の電話機)をVoIPアダプタに接続して使用することもできるし、専用の電話機を使用することもできる。
【0052】
電話機11及び電話機21は、ユーザが相手と通信(通話)するための装置である。VoIPアダプタ12及びVoIPアダプタ22は、他の電話装置から送信されたパケット単位の音声データを電話機で再生できるように復元して電話機11または電話機21へ出力する。また、VoIPアダプタ12及びVoIPアダプタ22は、電話機11または電話機21から送られてきた音声データをパケット単位に分割して、別の電話装置へ送信する。さらに、VoIPアダプタ12及びVoIPアダプタ22は、SIPサーバ4や音声サーバ5から送信されたトーンや音声メッセージなどの音声データを、電話機の受話器やスピーカで再生できるように復元して電話機11または電話機21へ出力する。
【0053】
SIPサーバ4は、ネットワーク通信手段であるネットワークインタフェース31、管理手段である記憶部32、及び制御手段である制御部33を備えたDNSサーバの一種であり、電話番号とIPアドレスとの対応関係を記述したデータベースなどを記憶部32で記憶・管理している。すなわち、SIPサーバ4は、インターネット電話の利用を登録した電話装置やサーバに関する情報を管理する登録装置データベースと、利用者として登録したユーザに関する情報を管理するユーザデータベースと、インターネット電話を現在利用可能な電話装置を管理する有効電話データベースと、を記憶部32で記憶している。SIPサーバ4の制御部33は、これらのデータベースを管理しており、クライアント(電話装置など)からの要求に応じて、登録装置データベース、ユーザデータベース、及び有効電話データベースを参照し、電話番号に対応するIPアドレスをクライアントに通知したり、電話番号に対応するIPアドレスが割り当てられた装置を呼び出したりする。
【0054】
音声サーバ5は、ネットワーク通信手段であるネットワークインタフェース41、入力部42、記憶手段である記憶部43、及び制御部44を備えている。音声サーバ5は、入力部42などから入力されたトーンや音声メッセージなどの音声データを記憶部43で記憶している。音声サーバ5の制御部44は、電話装置2,3やSIPサーバ4からの要求に応じて音声サービスとして様々な音声データを提供する。音声サーバ5が提供するサービスには、例えば電話装置に対して、リングバック時やビジー時に出力する音声の提供サービスや、各種の案内を行う音声サービス(番号変更案内、番号不使用案内、電話装置の応答無し案内、話し中案内など)などがある。
【0055】
ISP7は、電話装置2をインターネット9に接続するプロバイダで、電話装置2のIPアドレスを決定し、電話装置2に割り当てる。ISP8は、電話装置3をインターネット9に接続するプロバイダで、電話装置3のIPアドレスを決定し、電話装置3に割り当てる。
【0056】
なお、以下の実施例中では、電話装置2、3とインターネット9との接続において、ISP7、8を介して接続する点を適宜省略して説明する。
【0057】
図2は、電話装置の構成を示したブロック図である。図2には、一例として電話機及びVoIPアダプタが別の装置の場合を示している。また、電話装置2及び電話装置3は同じ構成であるので、電話装置2の電話機11及びVoIPアダプタ12の構成について説明し、また、以降の説明では、電話機21及びVoIPアダプタ22の各部を、電話装置2の電話機11及びVoIPアダプタ12の各部と同じ番号で呼ぶ。
【0058】
電話機11は、通信手段であるデータインタフェース41、音声出力手段である音声入出力部(受話器)42及び呼び出し音出力部43、表示部44、記憶手段である記憶部45、入力手段である操作部46、及び制御部47を備えている。データインタフェース41は、VoIPアダプタ12と音声・文字・画像などのデータをやりとりするためのインタフェースである。音声入出力部(以降、受話器と称する。)42は、ユーザが音声を入力したり、トーンや音声メッセージなどを聞いたりするためのものである。呼び出し音出力部43は、電話がかかってきた際に呼び出し音を出力する。表示部44は、電話がかかってきた際に電話の相手の情報を表示したり、各種の情報などを表示したりする。記憶部45は、各種の設定情報やトーンや音声メッセージなどのデータなどを記憶する。操作部46は、ユーザが電話をかける時に電話番号を入力したり、所定の操作を行ったりするためのものである。制御部47は、電話機11の各部の動作を制御する。
【0059】
VoIPアダプタ12は、電話通信手段である電話機インタフェース51、ネットワーク通信手段であるネットワークインタフェース52、音声出力手段である音声出力部53、表示部54、記憶部55、操作部56、及び制御手段である制御部57を備えている。電話機インタフェース51は、音声データや文字・画像データなどを電話機11とやりとりするためのインタフェースである。ネットワークインタフェース52は、ISP7を介してSIPサーバ4や音声サーバ5とデータをやりとりするためのインタフェースである。音声出力部53は、ユーザに伝える音声を出力する。表示部54は、ユーザへの伝達事項などを文字・画像で表示する。記憶部55は、制御部57が各種制御や変換処理を行うためのプログラムを記憶しており、プログラムは制御部57から随時読み出される。また、記憶部55は、各種データを一時的に記憶する。操作部56は、ユーザがVoIPアダプタ12の設定時などに操作を行うためのものである。制御部57は、VoIPアダプタ12の各部の制御以外に、インターネット電話のプロトコル制御、音声ストリームデータの制御、データのフォーマット変換などを行う。
【0060】
なお、電話装置2(3)において、電話機11(21)とVoIPアダプタ12(22)とを一体的に構成する場合、データインタフェース41及び電話機インタフェース51は不要であり、呼び出し音出力部43及び音声出力部53、表示部44及び表示部54、記憶部45及び記憶部55、操作部46及び操作部56、並びに制御部47及び制御部57をそれぞれ1つにまとめて、双方の機能を実現するよう構成すると良い。
【0061】
次に、インターネット電話システム1を使用する時の各装置の基本的な動作を説明する。なお、以下の説明では、電話装置2から電話装置3へ電話をかける場合について説明し、便宜上、電話装置2を発信側電話装置2、電話装置3を受信側電話装置3と称する。
【0062】
[初期設定時]
ユーザは、電話装置2の初期設定時にはインターネット9に電話装置を接続し、SIPサーバ4と通信して所定の操作を行う。SIPサーバ4は、この操作に伴う信号を受信すると、この電話装置2に電話番号を割り当てる。そして、SIPサーバ4は、ユーザの電話装置2に割り当てた電話番号と、この操作の際に電話装置2が送信する電話装置2の情報などを関連づけて登録装置データベースに登録する。また、SIPサーバ4は、インターネット電話システム1の利用者としてユーザが登録を行ったユーザ情報をユーザデータベースに登録する。この時、SIPサーバ4はユーザの登録時にユーザの声を入力させて、声でユーザを判別できるようにユーザの声紋をユーザデータベースに登録しても良い。
【0063】
SIPサーバ4は、電話装置2の登録が終了すると、電話装置2へユーザID、パスワード及びSIPサーバ4の情報を送信する。電話装置2のVoIPアダプタ12の制御部57は、この情報を記憶部55に書き込む。この書込みは、制御部57が自動的に行っても良いし、SIPサーバ4から送信された情報に基づいてユーザが操作部56から入力しても良い。
【0064】
なお、ユーザは、電話装置3についても同様に初期設定することで、インターネット電話システム1を利用して他の装置と通信できる。
【0065】
[使用時]
ユーザが初期設定を行った後に電話装置2をインターネット9に接続すると、電話装置2はSIPサーバ4に対して、通信可能になったことを通知する情報を送信する。SIPサーバ4は、この情報を有効電話データベースに登録する。すなわち、ユーザが電話装置2の図外の電源スイッチをオンにしてインターネット9に接続すると、電話装置2のVoIPアダプタ12は、その旨を伝える信号である利用可能信号をSIPサーバ4へ送信する。SIPサーバ4は、この利用可能信号を受信すると、登録装置データベース、ユーザデータベースを参照して電話装置2が利用可能であることを確認し、有効電話データベースにこの電話装置2の電話番号及びIPアドレスを登録する。そして、SIPサーバ4は、他の電話装置から電話装置2へ接続要求があった場合、この有効電話データベースを参照する。これにより、SIPサーバ4は、接続要求のあった電話装置が利用可能な状況か否かを即座に判断する。
【0066】
次に、ユーザが発信側電話装置2の電話機11の操作部46から受信側電話装置3の電話番号を入力すると、発信側電話装置2はSIPサーバ4へこの電話番号を含む電話番号情報を送信する。SIPサーバ4は、この電話番号情報を受信すると、前記の有効電話データベースや登録装置データベースなどの検索や、受信側電話装置3のビジー中、リングバック中などの動作の状況確認などを行い、その結果に応じた状況連絡信号を発信側電話装置2や音声サーバ5へ送信する。なお、受信側電話装置3がビジー中、リングバック中などの状況は、有効電話データベースに逐次記録されるように構成しておくことで、SIPサーバは有効電話データベースを確認するだけで、電話番号情報に対応する電話装置の状況を確認することができる。
【0067】
発信側電話装置2は、受信側電話装置3がインターネット9に接続されて有効電話データベースに登録されていると、SIPサーバ4から受信側電話装置3のIPアドレス情報を取得して、この情報に基づいて発信側電話装置2と受信側電話装置3とが通信できるようになる。ここで、ユーザは、発信側電話装置2に対して、SIPサーバ4を介さず、直接信号のやりとりをして通信するように設定することができる。また、ユーザは、発信側電話装置2と受信側電話装置3との通信を、SIPサーバ4を介して行うように設定することもできる。なお、以下の説明では、ユーザがSIPサーバ4を介して通信するように設定した場合について説明する。
【0068】
次に、本発明の実施形態に係るインターネット電話システム1の特徴的な機能や動作について説明する。なお、以下の説明では、主に発信側電話装置2について説明するが、受信側電話装置3も当然同様の機能を備え、同様の設定を行うことができる。
【0069】
[第1実施形態]
第1実施形態では、VoIPアダプタ12,22が請求項1に記載のインターネット電話装置に相当する。また、電話機11(21)とVoIPアダプタ12(22)とを一体化した構成が請求項2に記載のインターネット電話装置に相当する。さらに、電話機11(21)とVoIPアダプタ12(22)とを別の装置とした構成が請求項3に記載のインターネット電話装置に相当する。
【0070】
発信側電話装置2及び受信側電話装置3は、電話がかかってきた時に受話器から出力するトーンや音声メッセージとして、好みの音声を音声サーバから取得しておくことができる。例えば、発信側電話装置2のユーザは、ダイヤル時、ビジー時、リングバック時など状況に応じて受話器から出力させる音声として、音声サーバ5から提供されている効果音、動物の鳴き声、人の声、音楽など様々な音声データの中から好みの音声を音声サーバ5からダウンロードして、VoIPアダプタ12の記憶部55に記憶させることができる。そして、発信側電話装置2のユーザは、VoIPアダプタ12の操作部56から所定の設定を行うことで、記憶部55に記憶させた音声データを、電話機11の呼び出し音出力部43や受話器42からトーンなどの代わりとして、相手先の電話装置の状況に応じた音声を出力させることができる。
【0071】
具体的には、SIPサーバ4は、発信側電話装置2から電話番号情報を受信すると、受信側電話装置3の状況などに応じた状況連絡信号を発信側電話装置2へ送信する。発信側電話装置2は、この状況連絡信号に応じて音声データを電話機11の記憶部55から読み出して、電話機11の呼び出し音出力部43や受話器42から出力する。
【0072】
また、発信側電話装置2のユーザは、ダウンロードした音声データをVoIPアダプタ12の記憶部55に記憶させても、記憶部55の空きサイズに余裕がある場合などには、さらに音声サーバ5から音声メッセージをダウンロードして記憶部55に記憶させることができる。なお、ダウンロードする音声メッセージは、例えば、「電話をかけた相手の装置がインターネットに接続されていないため、通信できません。」というような相手の電話の状況を通知する内容のものでも良いし、「呼び出し中です。」というようなリングバックトーンの代わりをする内容のものであっても良い。
【0073】
さらに、ユーザは、音声サーバ5に用意された音声データだけでなく、ユーザが自分で作成したり用意したりした音声データを、電話機の受話器から出力する音声として設定することができる。例えば、発信側電話装置2のユーザは、パソコンなどの機器から音声サーバ5に音声データを転送しておき、所定の操作を行って音声サーバ5からVoIPアダプタ12に、このデータをダウンロードして記憶部55に記憶させる。これにより、ユーザは、この音声データを電話機11の呼び出し音出力部43や受話器42から出力する音声として使用できる。また、ユーザは、音声データを音声再生装置で再生しながら電話機11の受話器42から入力してVoIPアダプタ12の記憶部55に記憶させることで、この音声データを電話機11の呼び出し音出力部43や受話器42から出力する音声として使用できる。
【0074】
なお、ユーザは、音声サーバ5から音声データをダウンロードする時に、取得する音声を受話器42から再生させて確認しながらダウンロードすることができる。また、ユーザは、音声サーバ5から音声データをダウンロードする時に、電話機11の表示部44やVoIPアダプタ12の表示部54に、ダウンロードする曲名や音声名を表示させて、電話機11の操作部46やVoIPアダプタ12の操作部56を操作することで、所望の音声データをダウンロードすることもできる。
【0075】
また、発信側電話装置2のユーザは、電話装置の記憶部45に初期データとして登録されているトーンを使用するように電話装置2に設定することもできる。
【0076】
発信側電話装置2のユーザは、音声データを出力する相手の状況などが予め設定されている音声データをVoIPアダプタ12の記憶部55にダウンロードした場合、VoIPアダプタ12は、相手の状況などに応じたトーンを出力する所定のタイミングに、トーンの代わりにその音声を自動的に電話機11へ出力させる。例えば、VoIPアダプタ12は、ダウンロードした音声データがリングバック時に出力されるように設定されている場合、ユーザが電話をかけて相手を呼び出し中に、この音声データを電話機11の受話器42から出力させる。
【0077】
また、発信側電話装置2のユーザは、出力される状況が予め設定されていない音声データをVoIPアダプタ12の記憶部55にダウンロードした場合、ダウンロード後にこの音声データを出力するタイミングを設定する必要がある。例えば、ユーザは、ダウンロードした音声を相手の呼び出し音として出力するようにVoIPアダプタ12の操作部56を操作して設定すると、VoIPアダプタ12は、ユーザが相手の電話番号をダイヤルしてから相手の呼び出し中に、この音声データを電話機11の呼び出し音出力部43や受話器42から出力させる。
【0078】
なお、電話機11から出力する音声データを記憶するのは、VoIPアダプタ12の記憶部55に代えて、電話機11の記憶部45であっても良い。この場合、VoIPアダプタ12は、音声データを出力する所定のタイミングを指示する信号を電話機11へ出力する。
【0079】
また、音声データを電話機11の呼び出し音出力部43から出力するか、音声入出力部42から出力するか、またはVoIPアダプタ12の音声出力部53から出力するかは任意にユーザが設定しても良い。
【0080】
次に、インターネット電話システム1において、発信側電話装置2に音声データをダウンロードする手順、及び発信側電話装置2がダウンロードした音声データを出力する手順について説明する。図3は、発信側電話装置に音声データをダウンロードする手順を説明するためのフローチャートである。
【0081】
図3に示すように、発信者は、自分が使用する電話装置(発信側電話装置)2のトーンを変更するために、音声データを提供する音声サーバ5の電話番号を電話機11の操作部46から入力する(s1)。電話機11の制御部47は操作部46から入力された電話番号情報をVoIPアダプタ12へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は音声サーバ5の電話番号情報を、ネットワークインタフェース52及びインターネット9を介してSIPサーバ4へ送信する(s2)。
【0082】
SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号情報を受信すると、記憶部32の登録装置データベースを検索して、この電話番号に対応するIPアドレスを抽出する(s11)。そして、SIPサーバ4の制御部33は、このIPアドレスに基づいて音声サーバ5が発信側電話装置2と接続可能であるかを確認する(s12)。
【0083】
音声サーバ5の制御部44は、接続が可能な場合接続が可能であることを伝える信号をSIPサーバ4へ送信する(s21)。SIPサーバ4は、音声サーバ5が直接発信側電話装置2と直接通信するように、音声サーバ5へ発信の電話装置2の情報と発信側電話装置2との通信の確立を指示する信号を送信する(s13)。音声サーバ5は、この信号を受信すると(s22)、発信側電話装置2と通信を確立する(s3、s23)。
【0084】
音声サーバ5は、発信側電話装置2と通信が可能になると、音声データのダウンロードを案内する例えばメニュー形式の音声または文字のデータを、発信側電話装置2に対して送信する(s24)。発信側電話装置2のユーザは、この案内に従って電話機11の操作部46、またはVoIPアダプタ12の操作部56を操作して、ダウンロードする音声データを選択し、VoIPアダプタ12の制御部57は、音声データの選択情報を音声サーバ5へ送信する(s4)。
【0085】
音声サーバ5は、発信側電話装置2からの音声データの選択情報を受信すると、選択された音声データをVoIPアダプタ12へ送信する(s25)。VoIPアダプタ12は、音声データを受信すると記憶部55にこの音声データを記憶させ、音声サーバ5との通信を終了する(s5,s26)。
【0086】
VoIPアダプタ12の制御部57は、音声データの出力タイミングの設定が必要な場合、設定が必要であることを表示または音声でユーザに通知する。(s6)。ユーザは、この通知に従って、音声データの出力タイミングなどの設定を行う(s7)。以上の処理により、発信側電話装置2にダウンロードした音声データの設定が完了する。
【0087】
図4は、発信側電話装置がダウンロードした音声データを出力する手順を説明するためのフローチャートである。図4に示すように、発信者は、発信側電話装置2の電話機11の操作部46を操作して、受信側電話装置3の電話番号を入力する(s31)。電話機11の制御部47は操作部46から入力された電話番号情報をVoIPアダプタ12へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は音声サーバ5の電話番号情報を、ネットワークインタフェース52及びインターネット9を介してSIPサーバ4へ送信する(s32)。
【0088】
SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号情報を受信すると、記憶部32の有効電話データベースや登録装置データベースを検索して、問い合わせのあった電話番号が登録されているか否かを確認する(s41)。SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号が有効電話データベースに登録されていない場合や、登録装置データベースに特定のメッセージを通知するよう情報が登録されている場合には、その状況に応じて状況連絡信号を発信側電話装置2へ送信する。一方、SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号が有効電話データベースに登録されている場合、この電話番号に対応するIPアドレスを抽出する。そして、制御部33は、このIPアドレスに基づいて受信側電話装置3に、発信側電話装置2との通信が可能であるかを確認する信号を送信する(s42)。
【0089】
受信側電話装置3は、この信号を受信すると、発信側電話装置2との通信が可能な場合、SIPサーバ4へ通信が可能であることを伝える信号を送信する(s51)。
【0090】
SIPサーバ4は、この信号を受信すると、受信側電話装置3が直接発信側電話装置2と通信するように、受信側電話装置3へ通信の確立を指示する信号を送信する(s43)。また、SIPサーバ4は、発信側電話装置2へ相手を呼び出し中であることを伝える状況連絡信号を送信する(s44)。
【0091】
発信側電話装置2では、上記のいずれかの状況連絡信号を受け取ると、VoIPアダプタ12の制御部57は、その信号に応じた音声データ、例えばリングバック時に出力されるよう設定された音声データを記憶部55から読み出して、電話機11の受話器42から出力させる(s33)。
【0092】
受信側電話装置3は、通信の確立を指示する信号を受信すると(s52)、発信側電話装置2と通信を確立するための手続きを行う(s34、s53)。発信側電話装置2では、受信側電話装置3との通信が確立すると、VoIPアダプタ12の制御部57は、電話機11の受話器42から音声データを出力させるのを停止する(s35)。
【0093】
[第2実施形態]
第2実施形態では、VoIPアダプタ12,22が請求項7に記載のインターネット電話装置に相当する。また、電話機11(21)とVoIPアダプタ12(22)とを一体化した構成が請求項8に記載のインターネット電話装置に相当する。さらに、電話機11(21)とVoIPアダプタ12(22)とを別の装置とした構成が請求項9に記載のインターネット電話装置に相当する。
【0094】
発信側電話装置2では、ユーザが電話をかけた時に、相手の状況などに応じて受話器から出力させるトーンや音声メッセージとして、音声サーバ5からストリーミング配信された音声を取得して、電話機11の受話器42から出力することができる。音声サーバ5は、相手の状況などによって、異なる音声データをストリーミング配信するが、基本設定として、どの電話装置に対しても同じ音声データをストリーミング配信するように設定されている。例えば、音声サーバ5は、発信側電話装置2で入力した受信側電話装置3の電話番号が使用されていない状況の場合は、どの電話装置に対しても、「おかけになった番号は現在使用されていません。」という音声メッセージをストリーミング配信する。しかし、発信側電話装置2のユーザは、好みの音声データが音声サーバ5からストリーミング配信されるように音声サーバ5に設定しておくことができる。発信側電話装置2のユーザは、例えば、「この番号は使われてないよ。」という音声メッセージをストリーミング配信するように設定することができる。
【0095】
また、受信側電話装置3のユーザは、発信側電話装置2から電話がかかってきた際に、発信側電話装置2へ所定の音声データが配信されるように、音声サーバ5に設定しておくこともできる。例えば、「○○です、すぐに電話に出るのでお待ちください。」というような音声メッセージや受信者の好みの音楽や効果音などをストリーミング配信するように設定することができる。
【0096】
このように、音声サーバ5は、発信側電話装置2に対して、受話器から出力させるトーンや音声メッセージをストリーミング配信するので、ユーザは、VoIPアダプタ12の記憶部55に複数の音声データを記憶させなくても良くなり、記憶部55の容量を抑制したVoIPアダプタ12を使用することができる。
【0097】
また、発信側電話装置2のユーザが、受信側電話装置3のユーザに電話をかけた際に、発信側電話装置2の受話器から出力する音声データを、受信側電話装置3から発信側電話装置2へ直接ストリーミング配信するように構成しても良い。例えば、「○○です、すぐに電話に出るのでお待ちください。」というような音声メッセージを受信側電話装置3におけるVoIPアダプタ12の記憶部55に記憶させておく。そして、受信側電話装置3は、発信側電話装置2から電話がかかってくると、発信側電話装置2へ直接上記の音声メッセージをストリーミング配信するように設定しておいても良い。これにより、受信側電話装置3のユーザは、音声サーバ5から配信される音声データの登録を音声サーバ5に対して行わなくても良くなる。
【0098】
次に、インターネット電話システム1において、発信側電話装置2が音声サーバ5から音声データのストリーミング配信を受ける手順について説明する。図5及び図6は、発信側電話装置に音声データをストリーミング配信する手順を説明するためのフローチャートである。なお、図5は、受信側電話装置3がインターネット9に接続していない場合で、図6は、受信側電話装置3がインターネット9に接続している場合である。
【0099】
発信側電話装置2のユーザは、音声サーバ5から音声データのストリーミング配信を受ける場合、例えば、発信側電話装置2をインターネットに接続して利用可能信号をSIPサーバ4へ送信する際などに、発信側電話装置2が音声サーバ5から音声データのストリーミング配信を受けることをSIPサーバ4と音声サーバ5の音声情報データベースに予め登録しておく。この時、ユーザは、好みの音声がストリーミング配信されるように上記音声情報データベースに設定することができる。また、ユーザは、音声データの標準選択として設定された基本音声がストリーミング配信されるように上記音声情報データベースに設定することもできる。但し、電話の受信者が受信時に発信側の電話装置に対して音声データを配信するように音声サーバ5に設定していた場合は、発信側電話装置2の設定にかかわらず受信側電話装置3から音声サーバ5に設定された音声データがストリーミング配信される。
【0100】
また、ユーザは、VoIPアダプタ12の操作部56を操作して、トーンなどの音声データを電話機11の受話器42から出力する際に、記憶部55に記憶させた音声データではなく、音声サーバ5からストリーミング配信された音声データを使用するように、VoIPアダプタ12に設定しておく。
【0101】
まず、受信側電話装置3がインターネット9に接続していない場合について説明する。図5に示すように、発信者は、発信側電話装置2の電話機11の操作部46を操作して受信側電話装置3の電話番号を入力する(s61)。電話機11の制御部47は操作部46から入力された電話番号情報をVoIPアダプタ12へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は音声サーバ5の電話番号情報を、ネットワークインタフェース52及びインターネット9を介してSIPサーバ4へ送信する(s62)。
【0102】
SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号情報を受信すると、記憶部32の有効電話データベースや登録装置データベースを検索して、問い合わせのあった電話番号が登録されているか否かを確認する(s71)。SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号が有効電話データベースに登録されていないか、登録装置データベースに特定のメッセージを通知するよう情報が登録されているかを確認し、その状況に応じて状況連絡信号を音声サーバ5へ送信する(s72)。なお、状況連絡信号には、通信時の状況を伝達する信号の他に、発信側電話装置2及び受信側電話装置3のIPアドレス情報も含まれている。
【0103】
音声サーバ5は、この状況連絡信号を受信すると、音声情報データベースを検索して、発信側電話装置2または受信側電話装置3から音声データの配信指定が無いかを確認するとともに、状況連絡信号に応じた音声データを発信側電話装置2へストリーミング配信する(s81)。
【0104】
発信側電話装置2では、音声サーバ5から音声データのストリーミング配信が開始されると、VoIPアダプタ12の制御部57は、電話機11の受話器42からこの音声データを出力させる(s63)。
【0105】
次に、受信側電話装置3がインターネット9に接続している場合について説明する。図6に示すように、発信者は、発信側電話装置2の電話機11の操作部46を操作して受信側電話装置3の電話番号を入力する(s161)。電話機11の制御部47は操作部46から入力された電話番号情報をVoIPアダプタ12へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は音声サーバ5の電話番号情報を、ネットワークインタフェース52及びインターネット9を介してSIPサーバ4へ送信する(s162)。
【0106】
SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号情報を受信すると、記憶部32の有効電話データベースや登録装置データベースを検索して、問い合わせのあった電話番号が登録されているか否かを確認する(s171)。SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号が有効電話データベースに登録されている場合、この電話番号に対応するIPアドレスを抽出する。そして、制御部33は、このIPアドレスに基づいて受信側電話装置3に、発信側電話装置2との通信が可能であるかを確認する信号を送信する(s172)。受信側電話装置3は、この信号を受信すると、発信側電話装置2との通信が可能な場合、SIPサーバ4へ通信が可能であることを伝える信号を送信する(s181)。
【0107】
SIPサーバ4は、発信側電話装置2へ相手を呼び出し中であることを伝える状況連絡信号を音声サーバ5へ送信する(s173)。
【0108】
音声サーバ5は、この状況連絡信号を受信すると、音声情報データベースを検索して、発信側電話装置2または受信側電話装置3から音声データの配信指定が無いかを確認するとともに、状況連絡信号に応じた音声データを発信側電話装置2へストリーミング配信する(s191)。すなわち、音声サーバ5は、受信側電話装置3を呼び出し中であることを伝える音声データを発信側電話装置2へストリーミング配信する。
【0109】
発信側電話装置2では、音声サーバ5から音声データのストリーミング配信が開始されると、VoIPアダプタ12の制御部57は、電話機11の受話器42からこの音声データを出力させる(s163)。
【0110】
また、SIPサーバ4は、受信側電話装置3が直接発信側電話装置2と通信するように、受信側電話装置3へ通信の確立を指示する信号を送信する(s174)。
【0111】
受信側電話装置3は、通信の確立を指示する信号を受信すると、発信側電話装置2と通信を確立するための手続きを行う(s164、s182)。発信側電話装置2では、受信側電話装置3との通信が確立すると(s165、s183)、音声サーバ5の制御部44は、発信側電話装置2への音声データのストリーミング配信を停止する(s192)。
【0112】
[第3実施形態]
インターネット電話システム1では、電話をかけてきた相手に対して送信する音声メッセージとして、受信側電話装置3のユーザが任意の音声メッセージを音声サーバ5に登録しておき、ユーザの設定に応じてその音声メッセージを発信側電話装置2へ送信するように設定できる。
【0113】
例えば、受信側電話装置3のユーザは、留守などで電話に出られない場合や所定のメッセージを相手先に伝えたい場合などに、音声サーバ5から発信側電話装置2へ特定の音声メッセージが送られるように設定しておくことができる。これにより、受信側電話装置3のユーザは、電話をかけてきたユーザに、電話に出られない事情を音声サーバ5から伝えることができるので、電話装置3をインターネット9に接続せずに電話装置3の電源を落としておくこともできる。
【0114】
音声サーバ5は、受信側電話装置3のユーザの設定により、音声メッセージを電話番号やユーザ情報とともに登録する。また、音声サーバ5は、この音声メッセージを登録すると、音声メッセージが登録されたことと、この音声メッセージをどのタイミングで出力するかという情報と、登録したユーザの情報などと、をSIPサーバ4へ出力する。SIPサーバ4は、これらの情報を受信すると、有効電話データベースまたはユーザデータベースに、これらの情報を記録する。
【0115】
このようにすることで、この音声メッセージを登録したユーザに電話がかかってきた際に、SIPサーバ4と音声サーバ5とは連携して、発信側電話装置2に登録された音声メッセージを所定のタイミングで出力させることができる。また、受信側電話装置3のユーザは、インターネットに電話を接続していない時にもこの音声メッセージを相手先に送信するように音声サーバ5に設定しておくことができる。
【0116】
次に、インターネット電話システム1において、発信側電話装置2から音声サーバ5に、電話を受けた際の音声メッセージを登録する手順について説明する。図7は、発信側電話装置から音声サーバに音声メッセージを登録する手順を説明するためのフローチャートである。
【0117】
図7に示すように、発信側電話装置2のユーザは、電話を受けた際に相手の電話装置から音声メッセージが出力されるように設定するために、電話機11の操作部46を操作して音声サーバ5の電話番号を入力する(s101)。電話機11の制御部47は操作部46から入力された電話番号情報をVoIPアダプタ22へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は音声サーバ5の電話番号情報を、ネットワークインタフェース52及びインターネット9を介してSIPサーバ4へ送信する(s102)。
【0118】
SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号情報を受信すると、記憶部32の登録装置データベースを検索して、この電話番号に対応するIPアドレスを抽出する(s111)。そして、SIPサーバ4の制御部33は、このIPアドレスに基づいて音声サーバ5と接続可能であるかを確認する(s112)。
【0119】
音声サーバ5は、接続が可能な場合、SIPサーバ4へ接続が可能であることを伝える信号を送信する(s121)。次に、SIPサーバ4は、音声サーバ5が直接発信側電話装置2と通信するように、音声サーバ5へ信号を送信する(s113)。音声サーバ5は、この信号受信すると(s122)、発信側電話装置2と通信を確立する(s103、s123)。
【0120】
音声サーバ5は、発信側電話装置2と通信が可能になると、提供しているサービスを案内する音声または文字のデータを、発信側電話装置2に対して送信する(s124)。発信側電話装置2のユーザは、この案内に従って電話機11の操作部46、またはVoIPアダプタ12の操作部56を操作して、音声メッセージの登録を選択し、VoIPアダプタ12の制御部57は、選択情報を音声サーバ5へ送信する(s104)。
【0121】
音声サーバ5は、発信側電話装置2からの音声メッセージ登録の選択情報を受信すると、登録する音声メッセージを入力するように指示する音声または文字のデータを、発信側電話装置2に対して送信する(s125)。VoIPアダプタ12は、この音声または文字のデータを受信すると、電話機11の受話器42からこの音声データを出力するか、または電話機11の表示部44に文字データを表示させる(s105)。
【0122】
発信側電話装置2のユーザは、この指示に従って、電話機11の受話器42から所望の音声メッセージを入力する。電話機11の制御部47は、受話器42から入力された音声メッセージをVoIPアダプタ12へ送信する。VoIPアダプタ12は、インターネット9を介してこの音声メッセージを音声サーバ5へ送信する(s106)。
【0123】
音声サーバ5の制御部44は、この音声メッセージを受信すると、ユーザの情報や音声メッセージを出力するタイミング情報などとともに、記憶部43に記憶させる(s126)。
【0124】
このようにして登録された音声メッセージは、発信側電話装置2がインターネット9に接続していない時に、別の電話装置のユーザが、発信側電話装置2に対して電話をかけた際などに、音声サーバ5から電話をかけてきた電話装置に対してストリーミング配信される。なお、音声メッセージを配信する手順は、図5に基づいて説明した手順と同様であるため、説明を省略する。
【0125】
[第4実施形態]
インターネット電話システム1では、発信側電話装置2から発信時に、発信側電話装置2に入力した音声を受信側電話装置3の呼び出し音として再生させることができる。例えば、発信側電話装置2のユーザが電話をかける際に、「こんにちは、○○です。」と入力すると、この音声データが受信側電話装置3へ送信されて受信側電話装置3のユーザを呼び出す呼び出し音(呼び出しメッセージ)として受信側電話装置3から出力される。
【0126】
発信側電話装置2のユーザは、発信側電話装置2の受話器42から入力したこの呼び出しメッセージを、SIPサーバ4を介して受信側電話装置3へストリーミング配信させて、受信側電話装置3から出力させることができる。受信側電話装置3のユーザは、電話がかかってくると、電話の相手が喋った呼び出しメッセージを呼び出し音として聞くことができるので、誰からの電話であるかを容易に把握することができる。
【0127】
また、呼び出し音の伝達方法としては、上記のようにSIPサーバ4を用いずに、電話装置同士がRTP(Real−time Transport Protocol)を用いて直接やりとりする方法もある。この場合、発信側電話装置2から受信側電話装置3へ電話をかける際に、受信側電話装置3の呼び出しを開始するタイミングで、発信側電話装置2のユーザが受話器42から呼び出しメッセージを入力する。この呼び出しメッセージは、発信側電話装置2から受信側電話装置3へ直接送信され、受信側電話装置3のVoIPアダプタ22の記憶部55に一時的に格納される。受信側電話装置3では、VoIPアダプタ22の制御部57が、この呼び出しメッセージを電話機21の呼び出し音出力部43から出力させる。
【0128】
この時、音声だけでなく相手の電話番号やSIPアドレス、ユーザ名などの情報も送信するように設定することも可能である。この場合、受信側電話装置3のユーザは、これらの情報を、受信側電話装置3の電話機21の表示部44やVoIPアダプタ22の表示部54に表示させることができる。
【0129】
さらに、前記のようにSIPサーバ4は、ユーザの登録時にユーザの声紋をユーザデータベースに登録しているので、SIPサーバ4を介して呼び出しメッセージを送信するように設定した場合、SIPサーバ4は、発信側電話装置2の受話器42から入力された発信者の声(呼び出しメッセージ)を、ユーザデータベースの声紋と照合する。SIPサーバ4の制御部33は、発信者がユーザデータベースに登録されているユーザであればユーザの情報を特定できるので、この特定したユーザの情報を受信側電話装置3に送信し、受信側電話装置3の電話機11の制御部47は、表示部44にこのユーザの情報を表示するようにすることができる。これにより、発信者がどの電話機から電話しても、誰からの電話であるかを特定して、その情報を相手先の電話装置に伝達することができる。
【0130】
次に、インターネット電話システム1において、発信側電話装置2からSIPサーバ4を介して受信側電話装置3へ呼び出しメッセージをストリーミング配信する手順について説明する。図8は、発信側電話装置2からSIPサーバを介して受信側電話装置3へ呼び出しメッセージをストリーミング配信する手順を説明するためのフローチャートである。
【0131】
図8に示すように、発信者は、発信側電話装置2の電話機11の操作部46を操作して受信側電話装置3の電話番号を入力する(s131)。電話機11の制御部47は操作部46から入力された電話番号情報をVoIPアダプタ12へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は受信側電話装置3の電話番号情報を、ネットワークインタフェース52及びインターネット9を介してSIPサーバ4へ送信する(s132)。
【0132】
SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号情報を受信すると、記憶部32の有効電話データベースや登録装置データベースを検索して、問い合わせのあった電話番号が登録されているか否かを確認する(s141)。SIPサーバ4の制御部33は、この電話番号が有効電話データベースに登録されている場合、この電話番号に対応するIPアドレスを抽出する。そして、制御部33は、このIPアドレスに基づいて受信側電話装置3が発信側電話装置2との通信が可能であるかを確認する信号を受信側電話装置3に送信する(s142)。受信側電話装置3は、この信号を受信すると、発信側電話装置2との通信が可能な場合、SIPサーバ4へ通信が可能であることを伝える信号を送信する(s151)。
【0133】
SIPサーバ4の制御部33は、相手を呼び出すための呼び出しメッセージを入力するように指示する音声データまたは文字データを発信側電話装置2へ送信する(s143)。
【0134】
発信側電話装置2では、この指示を受信すると、VoIPアダプタ12の制御部57は、この指示を電話機11の受話器42から出力するか、または電話機11の表示部44に表示させる(s133)。発信側電話装置2のユーザは、この指示に基づいて任意の呼び出しメッセージを電話機11の受話器42から入力する。電話機11の制御部47は、この呼び出しメッセージをVoIPアダプタ12へ送信し、VoIPアダプタ12の制御部57は、インターネット9を介してSIPサーバ4へこの呼び出しメッセージを送信する(s134)。
【0135】
SIPサーバ4の制御部33は、発信側電話装置2から送信された呼び出しメッセージを受信側電話装置3へストリーミング配信する(s144)。受信側電話装置3は、SIPサーバ4から呼び出しメッセージのストリーミング配信を受信し、VoIPアダプタ22の制御部57が、電話機21の呼び出し音出力部43からこの呼び出しメッセージを出力させる(s152)。
【0136】
また、SIPサーバ4の制御部33は、受信側電話装置3を呼び出し中であることを伝える音声データを発信側電話装置2へ送信する(s145)。発信側電話装置2では、この音声データを受信すると、VoIPアダプタ12の制御部57が、電話機11の呼び出し音出力部43からこの呼び出し中音声を出力させる(s135)。
【0137】
さらに、SIPサーバ4は、受信側電話装置3に対して直接通信を行うように指示する信号を送信する(s146)。受信側電話装置3では、SIPサーバ4からの信号を受信すると、発信側電話装置2と発信側電話装置2と通信を確立するための手続きを行う(s136、s153)。
【0138】
発信側電話装置2は、受信側電話装置3との通信が確立すると、SIPサーバ4へ通信が確立したことを伝える信号を送信する(s137)。SIPサーバ4は、この信号を受信すると、発信側電話装置2及び受信側電話装置3への音声データのストリーミング配信を停止する(s147)。
【0139】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0140】
(1)ユーザはインターネット電話装置で相手先に電話をかけた際に、相手先の電話装置の状況や電話番号が使用されていないことなどの情報を容易に把握することができる。また、ユーザは、記憶手段に所望の音声を登録することで、電話をかけた際や通信が終了した際などに、好みの音声を受話器から聞くことができる。
【0141】
(2)ユーザは、インターネット電話装置の入力手段から相手先の呼び出し情報を入力すると、情報通知装置から送信された相手先の状況や電話装置の有無などの情報が音声出力手段から出力されるので、その音声を聞くことで、相手先の状況や電話番号を間違えたことをすぐに判断できる。
【0142】
(3)インターネット電話装置はアダプタと電話機とから成るので、例えば、公衆交換電話網用の電話機をアダプタに接続できるように構成することも可能となり、ユーザが従来使用していた電話機やユーザの好みの電話機を使用することができる。
【0143】
(4)インターネット電話装置に、相手先の状況などに応じた音声を受話器から出力させて、ユーザへ相手先の状況などを通知させることができる。
【0144】
(5)情報通知装置は電話装置間の通信の接続処理を行うので、ユーザは音声情報を確認後に、相手先と速やかに通信(通話)を行うことができる。
【0145】
(6)インターネット電話装置は、情報通知装置へ相手先の電話装置の情報を確認すると、この情報装置から相手先の電話装置の有無または状況を通知する音声情報が提供されるので、インターネット電話システムを利用するユーザは相手先の電話装置がどういう状況であるかを容易に認識できる。
【0146】
(7)インターネット電話装置で電話をかけた際に、相手先の状況などに応じた音声をストリーミング配信されるので、ユーザは相手先の状況などを容易に把握できる。また、音声がストリーミング配信されるので、電話装置で再生する音声データを予め保持しておく必要が無く、インターネット電話アダプタの記憶手段の容量を小さくできる。
【0147】
(8)相手先の状況や電話装置の有無などの情報が音声出力手段から出力されるので、この音声を聞くことで、相手先の状況や電話番号を間違えたことをすぐに判断できる。
【0148】
(9)情報通知装置は、音声提供装置に、インターネット電話装置の通信相手の状況に応じた音声をインターネット電話装置へストリーミング配信できる。
【0149】
(10)音声提供装置は、音声をストリーミング配信するので、ユーザは電話装置で再生する音声データを予め保持しておくように設定する必要が無く、インターネット電話装置の記憶手段の容量を小さくすることができ、相手先の状況などに応じて音声を選択して再生する制御が不要となる。また、音声提供装置は、インターネット電話装置の状況などに応じてストリーミング配信する音声データを複数記憶しておくことが可能であり、相手先の状況に応じて異なる音声をストリーミング配信できる。
【0150】
(11)第1のインターネット電話装置をインターネットに接続しなかったり電源を切断していても、第2のインターネット電話装置へ音声メッセージを送信することができ、ユーザが電話に出ることができない場合などに、そのことを伝える音声メッセージなどを相手に伝えることができる。
【0151】
(12)インターネット電話装置のユーザは任意のメッセージを相手先の電話装置の呼び出し音に設定することができる。
【0152】
(13)電話を受けたユーザは、相手の声で入力された所定の音声メッセージを受信して、誰から電話がかかってきたかを電話に出る前に判断することができる。また、電話をかけてきた相手毎に呼び出し音が替わるので、ユーザは相手から送られてくる様々なメッセージで相手の情報を得ることができる。
【0153】
(14)電話をかけた発信者が発声した声紋でユーザを特定して、発信者の情報を送信してくるので、電話の受信者は電話に出る前に、ユーザの声と、発信者の情報で、電話の相手を判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の実施形態に係る音声提供装置及びインターネット電話システムの概略構成を示したブロック図である。
【図2】電話装置の構成を示したブロック図である。
【図3】発信側電話装置に音声データをダウンロードする手順を説明するためのフローチャートである。
【図4】発信側電話装置がダウンロードした音声データを出力する手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】発信側電話装置に音声データをストリーミング配信する手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】発信側電話装置に音声データをストリーミング配信する手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】発信側電話装置から音声サーバに音声メッセージを登録する手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】発信側電話装置からSIPサーバを介して受信側電話装置へ呼び出しメッセージをストリーミング配信する手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1−インターネット電話システム
2−電話装置
3−電話装置
4−SIPサーバ
5−音声サーバ
7,8−ISP
9−インターネット
11,21−電話機
12,22−VoIPアダプタ

Claims (18)

  1. 電話装置の有無及び状況を管理する情報通知装置へ相手先の電話装置の呼び出し情報を送信するとともに、前記情報通知装置から前記呼び出し情報に該当する電話装置の有無または状況の情報を受信するネットワーク通信手段と、
    電話装置の有無及び状況を通知する音声情報を記憶する記憶手段と、
    前記呼び出し情報に該当する電話装置の有無または状況の情報を前記ネットワーク通信手段が受信すると、この情報に応じた音声情報を前記記憶手段から読み出して出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするインターネット電話装置。
  2. 電話装置の呼び出し情報を入力する入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、を備え、
    前記ネットワーク通信手段は、前記入力手段から入力された相手先の電話装置の呼び出し情報を送信し、
    前記制御手段は、前記記憶手段から読み出した音声情報を前記音声出力手段から出力する請求項1に記載のインターネット電話装置。
  3. 前記電話装置の呼び出し情報及び音声情報をやりとりする通信手段と、前記入力手段と、前記音声出力手段と、を備えた電話機と、
    前記電話機から前記電話装置の呼び出し情報を受信するとともに、前記電話機へ音声情報を送信する電話通信手段と、前記ネットワーク通信手段と、前記記憶手段と、前記制御手段と、を備えたアダプタと、
    から成る請求項2に記載のインターネット電話装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のインターネット電話装置と通信するネットワーク通信手段と、
    前記インターネット電話装置の有無及び状況を管理する管理手段と、
    前記インターネット電話装置から電話装置の呼び出し情報を受信すると、前記管理手段を検索してこの電話装置の呼び出し情報に対応する電話装置の状況を確認して、
    相手先の電話装置が通信可能な場合には、前記相手先の電話装置を呼び出し中であることを通知する信号を、
    相手先の電話装置が通信不能な場合または前記呼び出し情報に該当する相手がいない場合には、前記相手先の状況または前記呼び出し情報に該当する相手がいないことを通知する信号を、
    前記ネットワーク通信手段に前記インターネット電話装置へ送信させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報通知装置。
  5. 前記制御手段は、相手先の電話装置が通信可能な場合には、前記インターネット電話装置と相手先の電話装置との間で通信するように接続処理を行う請求項4に記載の情報通知装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれかに記載のインターネット電話装置と、請求項4または5に記載の情報通知装置と、を含むことを特徴とするインターネット電話システム。
  7. 電話装置の有無または状況を通知する音声を提供する音声提供装置から音声を受信するネットワーク通信手段と、
    前記音声提供装置からストリーミング配信された音声情報を前記ネットワーク通信手段が受信すると、この音声情報を出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするインターネット電話装置。
  8. 電話装置の呼び出し情報を入力する入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、を備え、
    前記ネットワーク通信手段は、前記入力手段から入力された相手先の電話装置の呼び出し情報を送信し、
    前記制御手段は、前記記憶手段から読み出した音声情報を前記音声出力手段から出力する請求項7に記載のインターネット電話装置。
  9. 前記電話装置の呼び出し情報及び音声情報をやりとりする通信手段と、前記入力手段と、前記音声出力手段と、を備えた電話機と、
    前記電話機から前記電話装置の呼び出し情報を受信するとともに、前記電話機へ音声情報を送信する電話通信手段と、前記ネットワーク通信手段と、前記制御手段と、を備えたアダプタと、
    からなる請求項8に記載のインターネット電話装置。
  10. 請求項7乃至9のいずれかに記載のインターネット電話装置、及び前記音声提供装置と通信するネットワーク通信手段と、
    前記インターネット電話装置の有無及び状況を管理する管理手段と、
    前記インターネット電話装置から相手先の電話装置の呼び出し情報を受信すると、この呼び出し情報に基づいて相手先の電話装置の状況を確認して、
    相手先の電話が通信可能な場合には、前記相手先の電話装置を呼び出し中であることを通知する信号を、
    相手先の電話が通信不能な場合には、前記相手先の電話装置の状況または前記呼び出し情報に該当する相手がいないことを通知する信号を、
    前記インターネット電話装置の情報とともに、前記ネットワーク通信手段に前記音声提供装置へ送信させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報通知装置。
  11. 前記制御手段は、相手先の電話が通信可能な場合には、前記インターネット電話装置と相手先の電話装置との間で通信するように接続処理を行う請求項10に記載の情報通知装置。
  12. 請求項10または11に記載の情報通知装置から信号を受信すると、この信号に基づいた音声を、請求項7乃至9のいずれかに記載のインターネット電話装置へストリーミング配信する通信手段を備えたことを特徴とする音声提供装置。
  13. 請求項7乃至9のいずれかに記載のインターネット電話装置、請求項10または11に記載の情報通知装置、及び請求項12に記載の音声提供装置を含むことを特徴とするインターネット電話システム。
  14. 第1のインターネット電話装置から送信された所定の音声メッセージを記憶する記憶手段と、
    第2のインターネット電話装置から前記第1のインターネット電話装置の呼び出し情報を受信すると、前記記憶手段から前記音声メッセージを読み出して前記第2のインターネット電話装置へ送信するネットワーク通信手段と、を備えたことを特徴とする音声提供装置。
  15. 電話をかける際に、相手先の電話装置の呼び出し音として、任意の音声を入力する音声入力手段と、
    相手先の電話装置を呼び出す際に、この音声入力手段から入力された音声を相手先の電話装置に送信するネットワーク通信手段と、
    を備えたことを特徴とするインターネット電話装置。
  16. 請求項15に記載のインターネット電話装置から電話がかかってきた際に、この電話装置から送信された音声データを受信するネットワーク通信手段と、
    この音声データを呼び出し音として出力する音声出力手段と、を備えたことを特徴とするインターネット電話装置。
  17. 請求項15及び請求項16に記載のインターネット電話装置と通信するネットワーク通信手段と、
    前記請求項15に記載のインターネット電話装置の発信者の声紋を登録した声紋データベースと、
    前記請求項15に記載のインターネット電話装置から送信された発信者の声と前記声紋データベースとを照合して前記発信者を特定し、前記ネットワーク通信手段に前記発信者の情報を請求項16のインターネット電話装置へ送信させる制御手段と、を備えたことを特徴とする情報通知装置。
  18. 請求項15に記載のインターネット電話装置、請求項16に記載のインターネット電話装置、及び請求項17に記載の情報通知装置を含むことを特徴とするインターネット電話システム。
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