JPH11155171A - 車載電話制御装置、方法及び媒体 - Google Patents

車載電話制御装置、方法及び媒体

Info

Publication number
JPH11155171A
JPH11155171A JP31876197A JP31876197A JPH11155171A JP H11155171 A JPH11155171 A JP H11155171A JP 31876197 A JP31876197 A JP 31876197A JP 31876197 A JP31876197 A JP 31876197A JP H11155171 A JPH11155171 A JP H11155171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calling
voice
information
output
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31876197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3424529B2 (ja
Inventor
Akihiko Nojima
昭彦 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP31876197A priority Critical patent/JP3424529B2/ja
Publication of JPH11155171A publication Critical patent/JPH11155171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3424529B2 publication Critical patent/JP3424529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載電話が呼び出されたときに発呼者を容易
に特定する。 【解決手段】 発呼者側から出力された発呼者のダイヤ
ルデータを読み取り(100)、ダイヤルデータに対応
する音声録音が有るときは(106、108で肯定)、
例えば、音声データとして”こちら○△商事”が録音済
のとき、この音声データと、’さんからお電話です’と
予め記憶されている音声合成データとを合成した「”こ
ちら○△商事”’さんからお電話です’」のデータを出
力する(110、112)。このように、呼び出された
被呼者は、発呼者の肉声を録音したデータによる音声を
聴取することができ、聴取した乗員は、発呼者の肉声に
よって、発呼者を容易に認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載電話制御装
置、方法及び媒体にかかり、特に、車両に搭載されて発
呼された発呼側装置と接続可能な車載電話制御装置、方
法及び媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の車載電話装置が車両
に搭載されることが増えており、発呼者側から被呼者の
装置として車載電話装置への呼び出しが可能になってき
ている。車載電話装置が車両に搭載されており、その車
載電話装置が呼び出されたとき、ドライバや乗員は受話
するか否かを決定しなければならない。
【0003】しかしながら、単に車載電話装置が呼び出
されたのみでは、その呼び出しに対して応答すべきか否
かを決定することは容易ではない。
【0004】ところで、最近では、電話をかけるとき、
その発呼者側の電話装置の電話番号を被呼者の呼び出し
時に出力するシステムが実用化されている。このシステ
ムでは、被呼者の電話装置で、発呼者側の電話番号を読
み取って利用することができる。
【0005】このシステムを用いて、車載電話が呼び出
されたとき、発呼者側の電話装置の電話番号を読み取
り、発呼者の電話番号または電話番号に対応するメッセ
ージ例えば名称をメッセージとして自動作成し音声出力
する自動車電話端末装置が知られている(特開平4−1
96853号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
自動車電話端末装置は、電話番号や名称によるメッセー
ジを作成し音声出力するが、電話番号や名称によるメッ
セージでは、発呼者を容易に特定できないことがある。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、発呼者を
容易に特定できる車載電話制御装置、方法及び媒体を得
ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の車載電話制御装置は、車両に搭載されると共
に、発呼された発呼側装置に属する発呼情報を含んだ通
話要求により被呼側として呼び出されかつ該呼び出され
た後に前記発呼側装置と会話可能に接続可能な車載電話
手段と、前記発呼側装置に属する発呼情報を1または複
数予め記憶しかつ、前記発呼情報に対応する前記発呼側
装置から出力されるべき音声情報を1または複数予め記
憶した記憶手段と、前記発呼情報を読み取りかつ読み取
った発呼情報に対応する前記音声情報を前記記憶手段か
ら読み出し、読み出した音声情報を用いて音声として出
力するための音声メッセージに合成すると共に、合成し
た音声メッセージを出力する出力手段と、を備えてい
る。
【0009】請求項2に記載の発明は請求項1に記載の
車載電話制御装置において、前記出力手段は、前記接続
以前でかつ呼び出されているときに前記音声メッセージ
を出力することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は請求項1に記載の
車載電話制御装置において、前記発呼側装置から前記車
載電話手段が呼び出されたときに自動応答する自動応答
手段をさらに備え、前記出力手段は、前記自動応答中に
前記音声メッセージを出力することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は請求項1乃至請求
項3の何れか1項に記載の車載電話制御装置において、
前記発呼情報が前記記憶手段に未記憶の場合に、前記呼
び出されているときの発呼情報と、該呼び出された後の
接続時に前記発呼側装置から出力された音声情報とを対
応させて前記記憶手段に登録する登録手段をさらに備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は請求項4に記載の
車載電話制御装置において、前記登録する音声情報は、
前記呼び出された後の接続当初に発呼側から出力された
音声情報であることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は請求項1乃至請求
項5の何れか1項に記載の車載電話制御装置において、
前記音声情報は、前記発呼側装置から出力された発呼者
の肉声であると共に、前記発呼情報は、前記発呼側装置
の電話番号データ及び前記発呼側装置に関係する名称デ
ータであることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、車両に搭載され
ると共に、発呼された発呼側装置に属する発呼情報を含
んだ通話要求により被呼側として呼び出されかつ該呼び
出された後に前記発呼側装置と会話可能に接続可能な車
載電話手段の車載電話制御方法であって、前記発呼情報
を1または複数予め記憶しかつ、前記発呼情報に対応す
る前記発呼側装置から出力されるべき音声情報を1また
は複数予め記憶し、前記通話要求により被呼側として呼
び出されたときに前記通話要求に含まれる発呼情報を読
み取りかつ読み取った発呼情報に対応する予め記憶され
た音声情報を読み出し、読み出した音声情報を用いて音
声として出力するための音声メッセージに合成すると共
に、合成した音声メッセージを出力する。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の車載電話制御方法であって、前記音声メッセージは、
前記発呼側装置との接続以前でかつ呼び出されていると
きに出力することを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の発明は請求項7に記載の
車載電話制御方法であって、前記音声メッセージは、前
記発呼側装置と接続した後に出力することを特徴とす
る。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項7乃至
請求項9の何れか1項に記載の車載電話制御方法であっ
て、前記発呼情報が未記憶の場合に、前記呼び出されて
いるときの発呼情報と、該呼び出された後の接続時に前
記発呼側装置から出力された音声情報とを対応させて登
録することを特徴とする。
【0018】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の車載電話制御方法であって、前記登録する音声情
報は、前記呼び出された後の接続当初に発呼側から出力
された音声情報であることを特徴とする。
【0019】請求項12に記載の発明は、請求項7乃至
請求項11の何れか1項に記載の車載電話制御方法であ
って、前記音声情報は、前記発呼側装置から出力された
発呼者の肉声であると共に、前記発呼情報は、前記発呼
側装置の電話番号データ及び前記発呼側装置に関係する
名称データであることを特徴とする。
【0020】請求項13に記載の発明は、車両に搭載さ
れると共に、発呼された発呼側装置に属する発呼情報を
含んだ通話要求により被呼側として呼び出されかつ該呼
び出された後に前記発呼側装置と会話可能に接続可能な
車載電話手段を制御するための車載電話制御プログラム
を記録した記録媒体であって、前記車載電話制御プログ
ラムは、前記発呼情報を1または複数予め記憶させると
共に、前記発呼情報に対応する前記発呼側装置から出力
されるべき音声情報を1または複数予め記憶させ、前記
通話要求により被呼側として呼び出されたときに前記通
話要求に含まれる発呼情報を読み取らせると共に読み取
った発呼情報に対応する前記音声情報を読み出させ、読
み出させた音声情報を用いて音声として出力させるため
の音声メッセージに合成させると共に、合成した音声メ
ッセージを出力させることを特徴とする。
【0021】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の車載電話制御プログラムを記録した記録媒体であ
って、前記音声メッセージは、前記発呼側装置との接続
以前でかつ呼び出されているときに出力させることを特
徴とする。
【0022】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の車載電話制御プログラムを記録した記録媒体であ
って、前記音声メッセージは、前記発呼側装置と接続後
に出力させることを特徴とする。
【0023】請求項16に記載の発明は、請求項13乃
至請求項15の何れか1項に記載の車載電話制御プログ
ラムを記録した記録媒体であって、前記発呼情報が未記
憶の場合に、前記呼び出されているときの発呼情報と、
該呼び出された後の接続時に前記発呼側装置から出力さ
れた音声情報とを対応させて新規に追加登録させること
を特徴とする。
【0024】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の車載電話制御プログラムを記録した記録媒体であ
って、前記追加登録させる音声情報は、前記呼び出され
た後の接続当初に発呼側から出力された音声情報である
ことを特徴とする。
【0025】請求項18に記載の発明は、請求項13乃
至請求項17の何れか1項に記載の車載電話制御プログ
ラムを記録した記録媒体であって、前記音声情報は、前
記発呼側装置から出力された発呼者の肉声であると共
に、前記発呼情報は、前記発呼側装置の電話番号データ
及び前記発呼側装置に関係する名称データであることを
特徴とする。
【0026】請求項1の発明では、車載電話手段は、発
呼された発呼側装置に属する発呼情報を含んだ通話要求
により被呼側として呼び出される。発呼情報には、電話
番号データがあり、車載電話手段側で、発呼側装置の電
話番号データを読み取ることができる。この発呼情報
は、1または複数について予め記憶手段に記憶され、ま
たこの記憶手段には発呼情報に対応する発呼側装置から
出力されるべき音声情報が1または複数予め記憶され
る。音声情報は、発呼側装置から出力されるべき音声情
報、すなわち接続後に発呼側装置から通常出力される音
声を録音した録音データを用いることができる。出力手
段は、発呼情報を読み取りかつ読み取った発呼情報に対
応する音声情報を記憶手段から読み出す。そして、出力
手段は、この読み出した音声情報を用いて音声として出
力するための音声メッセージに合成すると共に、合成し
た音声メッセージを出力する。
【0027】このように、出力手段によって、発呼側装
置から出力されるべき音声情報を用いて音声メッセージ
を合成して出力するので、聴取した乗員は、発呼情報例
えば電話番号に対応する発呼側装置から出力されるべき
音声により、発呼者を容易に認識かつ特定することがで
きる。
【0028】車両内の車載電話手段が呼び出されたと
き、発呼者を事前に判別したいときがある。そこで、請
求項2では、出力手段は、接続以前でかつ呼び出されて
いるときに音声メッセージを出力する。このように、出
力手段が接続以前でかつ呼び出されているときに音声メ
ッセージを出力するので、聴取した乗員は、発呼情報例
えば電話番号に対応する発呼側装置から出力されるべき
音声で接続後に聴取すべき音声を、事前に聴取でき、接
続以前で呼び出されているときに発呼者を容易に認識か
つ特定することができる。
【0029】前記音声メッセージの合成や出力は時間を
要することがあり、呼び出し時間が長時間になることが
ある。そこで、請求項3では、発呼側装置から車載電話
手段が呼び出されたときに自動応答する自動応答手段を
さらに備えている。これによって、車載電話手段が呼び
出されたときに発呼側装置と車載電話手段とは自動的に
接続され自動的に応答される。この自動応答は、予め録
音された被呼者の肉声データを録音したものや電子的に
合成された音声データを用いることができる。この自動
応答中には出力手段が音声メッセージを出力する。これ
によって、被呼者が直接会話に応じることなく、自動応
答中に発呼側装置から出力されるべき音声を、事前に聴
取でき、発呼者を容易に認識かつ特定することができ
る。
【0030】前記記憶手段から発呼情報に対応する音声
情報を読み出す場合、該音声情報が記憶手段に未記憶の
ときがある。そこで、請求項4では、登録手段をさらに
備えている。この登録手段は、発呼情報が前記記憶手段
に未記憶の場合に、呼び出されているときの発呼情報
と、該呼び出された後の接続時に発呼側装置から出力さ
れた音声情報とを対応させて記憶手段に登録する。これ
によって、次回からは、出力手段によって、記憶された
音声情報を用いて合成された音声メッセージを聴取で
き、発呼者を容易に認識かつ特定することができる。
【0031】ところで、一般的な電話を用いて会話を使
用とする場合、接続当初に、自己を相手に認識させるた
めに名乗ることが一般的である。そこで、請求項5で
は、呼び出された後の接続当初に発呼側から出力された
音声情報を登録する。これによって、出力手段では、発
呼側装置から出力されるべき音声情報すなわち発呼者が
接続当初に自己を相手に認識させるために名乗った音声
情報が合成された音声メッセージを出力するので、聴取
した乗員は、発呼者を容易に認識かつ特定することがで
きる。
【0032】また、呼び出された被呼者は発呼者の肉声
を聴取したときに容易に相手を認識できる。そこで、請
求項6では、登録する音声情報を発呼側装置から出力さ
れた発呼者の肉声とし、発呼情報を、発呼側装置の電話
番号データ及び発呼側装置に関係する名称データとす
る。発呼者の肉声は、その肉声を録音した録音データを
用いることができる。このように、発呼側装置から出力
されるべき音声情報すなわち発呼者の肉声が合成された
音声メッセージを出力できるので、聴取した乗員は、発
呼者の肉声によって、発呼者を容易に認識かつ特定する
ことができる。
【0033】車載電話手段、すなわち発呼された発呼側
装置に属する発呼情報を含んだ通話要求により被呼側と
して呼び出されかつ該呼び出された後に発呼側装置と会
話可能に接続可能な車載電話手段は、請求項7に記載し
た車載電話制御方法による制御によって、発呼者を容易
に認識できる。すなわち、前記発呼情報を1または複数
予め記憶しかつ、前記発呼情報に対応する前記発呼側装
置から出力されるべき音声情報を1または複数予め記憶
し、前記通話要求により被呼側として呼び出されたとき
に前記通話要求に含まれる発呼情報を読み取りかつ読み
取った発呼情報に対応する予め記憶された音声情報を読
み出し、読み出した音声情報を用いて音声として出力す
るための音声メッセージに合成すると共に、合成した音
声メッセージを出力する。
【0034】前記音声メッセージは、請求項8に記載し
たように、前記発呼側装置との接続以前でかつ呼び出さ
れているときに出力することによって、呼び出されてい
るときに出力されるので、聴取した乗員は音声メッセー
ジを事前に聴取でき、接続以前で呼び出されているとき
に発呼者を容易に認識かつ特定することができる。
【0035】また、前記音声メッセージは、請求項9に
記載したように、発呼側装置と接続した後に出力するこ
とができる。これによって、音声メセージの合成や出力
に要する時間を発呼者側に感じさせることがない。
【0036】ここで、予め記憶された発呼情報が未記憶
の場合には、請求項10に記載したように、前記呼び出
されているときの発呼情報と、該呼び出された後の接続
時に前記発呼側装置から出力された音声情報とを対応さ
せて登録する。これによって、次回からは、記憶された
音声情報を用いて音声メッセージを合成でき、被呼者は
発呼者を容易に認識かつ特定することができる。
【0037】この登録する音声情報は、請求項11に記
載したように、呼び出された後の接続当初に発呼側から
出力された音声情報を用いることによって、発呼側装置
から出力されるべき音声情報すなわち発呼者が接続当初
に自己を相手に認識させるために名乗った音声情報が合
成された音声メッセージを出力するので、聴取した乗員
は、発呼者を容易に認識かつ特定することができる。
【0038】また、登録する音声情報は、請求項12に
記載したように、発呼側装置から出力された発呼者の肉
声を用いることができ、発呼情報は、発呼側装置の電話
番号データ及び前記発呼側装置に関係する名称データを
用いることができる。このように、発呼側装置から出力
されるべき音声情報すなわち発呼者の肉声が合成された
音声メッセージを出力できるので、聴取した乗員は、発
呼者の肉声によって、発呼者を容易に認識かつ特定する
ことができる。
【0039】上記車載電話制御方法は、請求項13に記
載の車載電話制御プログラムを記録した記録媒体の車載
電話制御プログラムによって、実現が可能である。すな
わち、車両に搭載されると共に、発呼された発呼側装置
に属する発呼情報を含んだ通話要求により被呼側として
呼び出されかつ該呼び出された後に前記発呼側装置と会
話可能に接続可能な車載電話手段を制御するための車載
電話制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記
車載電話制御プログラムは、前記発呼情報を1または複
数予め記憶させると共に、前記発呼情報に対応する前記
発呼側装置から出力されるべき音声情報を1または複数
予め記憶させ、前記通話要求により被呼側として呼び出
されたときに前記通話要求に含まれる発呼情報を読み取
らせると共に読み取った発呼情報に対応する前記音声情
報を読み出させ、読み出させた音声情報を用いて音声と
して出力させるための音声メッセージに合成させると共
に、合成した音声メッセージを出力させる。
【0040】この車載電話制御プログラムで利用できる
音声メッセージは、請求項14にも記載したように、前
記発呼側装置との接続以前でかつ呼び出されているとき
に出力させることができる。また、この音声メッセージ
は、請求項15にも記載したように、前記発呼側装置と
接続後に出力させることができる。
【0041】また、車載電話制御プログラムで利用しよ
うとした発呼情報が未記憶の場合には、請求項16にも
記載したように、前記呼び出されているときの発呼情報
と、該呼び出された後の接続時に前記発呼側装置から出
力された音声情報とを対応させて新規に追加登録させる
ことができる。
【0042】この追加登録させる音声情報は、請求項1
7にも記載したように、前記呼び出された後の接続当初
に発呼側から出力された音声情報を用いることができ
る。また、登録する音声情報は、請求項18にも記載し
たように、前記発呼側装置から出力された発呼者の肉声
を録音した録音データを用いることができると共に、前
記発呼情報は、前記発呼側装置の電話番号データ及び前
記発呼側装置に関係する名称データを用いることができ
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はドラ
イバに対して映像や音声で経路補助情報を提供するナビ
ゲーションシステムに本発明を適用したものである。
【0044】図1に示すように、本実施の形態のナビゲ
ーションシステム10は、装置本体12、CPU14、
RAM16、ROM18、及び入出力ポート(I/O)
24からなるマイクロコンピュータで構成され、各々バ
ス26によってコマンドやデータ授受が可能なように接
続されている。なお、RAM16は、バックアップラム
とされ、電源遮断時であっても記憶されている情報の内
容をバックアップ(記憶)している。バス26には、タ
イマ20が接続されている。入出力ポート24には、フ
ロッピーディスク28が挿抜可能なフロッピーデュスク
ユニット(FD装置)22が接続されている。なお、R
OM18には、後述する処理ルーチンや音声データが記
憶されている。
【0045】この音声データや後述する処理ルーチン等
は、FD装置22を用いてフロッピーディスク28に対
して読み書き可能である。従って、後述する処理ルーチ
ンは、ROM18に記憶することなく、予めフロッピー
ディスク28に記録しておき、FD装置22を介してフ
ロッピーディスク28に記録された処理プログラムを実
行してもよい。また、装置本体12にハードディスク装
置等の大容量記憶装置(図示省略)を接続し、フロッピ
ーディスク28に記録された処理プログラムを大容量記
憶装置(図示省略)へ格納(インストール)して実行す
るようにしてもよい。また、記録媒体としては、CD−
ROM等の光ディスクや、MD,MO等の光磁気ディス
クがあり、これらを用いるときには、上記FD装置22
に代えてまたはさらにCD−ROM装置、MD装置、M
O装置等を用いればよい。
【0046】なお、本実施の形態のナビゲーションシス
テム10は、入出力ポート24を介して車両用ローカル
エリアネットワーク(図示省略)に接続可能である。
【0047】上記入出力ポート24には、ドライバに対
して映像で経路補助情報を提供するための表示装置3
0、ドライバに対して音声情報を提供するためのスピー
カ32Aを備えた音声合成装置32からなるスピーカ装
置、及びアンテナ36Aを備えた通信装置36が接続さ
れている。表示装置30は、地図情報を表示可能である
と共に、後述するように呼び出された発呼者の情報を表
示することもできる。音声合成装置32は、装置本体1
2から出力されたデジタル信号及びアナログ信号の何れ
かの音声信号をスピーカ32Aの駆動信号に変換して出
力するためのものである。
【0048】また、入出力ポート24には、キーボード
やスイッチ装置等の入力装置34が接続されている。ま
た、入出力ポート24には、アンテナ36Aを備えた通
信装置36が接続されている。通信装置36は、携帯電
話や車載電話装置等の移動体通信装置を用いることがで
き、本ナビゲーションシステム10を介して車両と車両
外の電話装置との間で無線通信(電話回線を介して会
話)を可能とするための装置である。
【0049】さらに、入出力ポート24には、メモリ3
8が接続されている。このメモリ38には、発呼者の音
声データを記憶することができる。メモリ38は、音声
録音メモリ部38Aとデータベース部38Bとから構成
されている。音声録音メモリ部38Aは、発呼者の音声
データを記憶するためのメモリ部である。また、音声録
音メモリ部38Aには、次の表1に示す短縮ダイヤルテ
ーブルTが記憶可能である。短縮ダイヤルテーブルT
は、発呼者の電話番号、この発呼者の電話番号に対応さ
せた所定桁(本実施の形態では2桁)の短縮ダイヤル番
号、及びその発呼者の電話番号について音声データが録
音されているか否かを表す音声識別子の各々が1つのフ
ィールドに格納され、1または複数のフィールド(例え
ば20〜100フィールド)で構成されている。データ
ベース部38Bは、ナビゲーションシステムに関係し、
電話番号、名称、位置情報を含んだ施設情報データベー
スが格納されている。なお、上記メモリ38内に記憶さ
れるべきデータ等は、FD装置22を用いてフロッピー
ディスク28やハードディスク装置等の記憶媒体に格納
してもよい。
【0050】
【表1】
【0051】なお、音声識別子は、音声データが録音済
のとき「1」で未録音のとき「0」である。この音声識
別子は初期値として「0」が登録されている。また、短
縮ダイヤルテーブルTは、乗員の所定操作(例えば入力
装置34のキーの押圧)によって、表示装置30に表示
することができる。表示装置30に表示する一例とし
て、図3に示すように、表示装置30の表示画面50内
に、短縮番号を表す数値52、電話番号を表す数値5
4、及び音声データが録音されているか否かを表す音声
マーク56を1行で配列し、これを順次列方向に配列さ
せることによって、短縮番号、電話番号、及び音声デー
タの有無の一覧を目視することができる。
【0052】次に、本実施の形態の作用を説明する。イ
グニッションキーにより車両への電源が投入(アクセア
リスイッチがオン)されると、ナビゲーションシステム
10において図示を省略したメインルーチンが実行さ
れ、ドライバに対して映像や音声で経路補助情報を提供
する。図示しないメインルーチンの実行中に、通信装置
36が発呼者から呼び出されると、通信装置36から呼
び出し音が発せられ、乗員に対して報知される。発呼者
から呼び出され、通信装置36から呼び出し音が発せら
れると、図2の処理ルーチンが割り込み実行される。
【0053】ステップ100では、発呼者側から出力さ
れたデータを読み取る。この読み取るデータは、発呼者
が相手(被呼者)を呼び出すときに出力する自己(発呼
者)の装置情報(電話番号等)を表すダイヤルデータで
ある。従って、被呼者側では、呼び出されたとき、ダイ
ヤルデータが含まれており、そのダイヤルデータを読み
取ることで発呼者の装置情報(電話番号等)を受け取る
ことができる。次のステップ102では、ステップ10
0で読み取ったデータにダイヤルデータが含まれている
か否かを判断する。
【0054】読み取ったデータにダイヤルデータが含ま
れていないときは、ダイヤルデータが無く発呼者を特定
できないため、ステップ102で否定され、次のステッ
プ104において、「不明な相手からお電話です」とい
う音声メッセージを生成し、デジタル信号またはアナロ
グ信号で出力する。このデジタル信号またはアナログ信
号は、音声合成装置32で音声信号に合成され音声合成
装置32がスピーカ32Aの駆動信号に変換して出力す
ることによって、スピーカ32Aから「不明な相手から
お電話です」という音声が発っせられる。なお、ステッ
プ104で音声メッセージを生成出力することなく、そ
のまま本ルーチンを終了してもよい。
【0055】一方、読み取ったデータにダイヤルデータ
が含まれているときは、ダイヤルデータで発呼者を特定
可能であるため、ステップ102で肯定され、次のステ
ップ106で短縮ダイヤルテーブルTをメモリ38(音
声録音メモリ部38A)から読み取ると共に、短縮ダイ
ヤルテーブルT内にダイヤルデータが含まれているか否
かを判断する。短縮ダイヤルテーブルT内にダイヤルデ
ータが含まれているときは、ステップ106で肯定さ
れ、次のステップ108で該当する短縮ダイヤルテーブ
ルT内のフィールドデータを読み取り、音声識別子が
「1」か否かを判断することによって、音声データが録
音済であるか否かを判断する。
【0056】音声データが録音済であり、ステップ10
8で肯定されると、次のステップ110において、録音
済の音声データを読み取り、次のステップ112におい
て、録音データと予め記憶されている音声合成データを
合成して出力する。例えば、音声データとして”こちら
○△商事”が録音済のとき、この音声データと、’さん
からお電話です’と予め記憶されている音声合成データ
とを合成した「”こちら○△商事”’さんからお電話で
す’」のデータを出力する。
【0057】このように、呼び出された被呼者は、発呼
者の肉声を録音したデータによる音声を聴取することが
でき、聴取した乗員は、発呼者の肉声によって、発呼者
を容易に認識かつ特定することができる。
【0058】短縮ダイヤルテーブルT内にダイヤルデー
タは含まれているが音声データが未録音(音声識別子が
「0」)ときは、ステップ108で否定され、ステップ
114へ進む。ステップ114では、乗員が通信装置3
6を通話可能な状態に作動させた(所謂受話した状態)
か否かを判断することによって、着信許可がなされたか
否かを判断する。乗員により受話されず着信が不許可の
場合にはステップ114で否定され、次のステップ12
6で発呼が終了されたか否かを判断する。発呼が終了し
ていなときはステップ114へ戻り、終了した場合には
本ルーチンを終了する。このように、乗員により着信許
可がなされるまで、発呼されている状態を監視できる。
【0059】なお、読み取ったデータのダイヤルデータ
に対応する録音データが無い場合に(ステップ108で
否定)、発呼者による録音データを出力できないため、
上記説明したように、「不明な相手からお電話です」と
いう音声メッセージを生成し、デジタル信号またはアナ
ログ信号で出力(ステップ104)してもよい。また、
後述するように、データベースの参照や発呼側の推定を
行うため、後述するステップ128へ進んでもよい。
【0060】乗員により受話されて着信許可がなされた
ときは、ステップ114で肯定され、次のステップ11
6において、発呼者の音声録音を所定時間(例えば5
秒)だけ録音する。次のステップ118では上記ステッ
プ116で録音した録音データが無音か否かを判断し、
無音でないときはステップ118で否定され、次のステ
ップ124で、ダイヤルデータ及び録音データを短縮ダ
イヤルテーブルTへ登録する。この場合の登録は、短縮
ダイヤルテーブルT内にダイヤルデータのみが含まれて
いる場合であるので(ステップ106で肯定されている
ので)、録音データの記憶と共に、該当するフィールド
の識別子を「1」に変更するのみでよいことになる。
【0061】ここで、接続当初は、通常発呼者は音声を
発するので、接続当初の所定時間内が無音であるとき
は、間違い電話や無言電話であることが多い。そこで、
上記ステップ116で録音した録音データが無音である
ときは、ステップ118で肯定され、次のステップ12
0において、所定時間(例えば30秒〜1分)を経過し
たか否かを判断する。所定時間が未経過のときは、ステ
ップ120で否定され、ステップ116へ戻り、再度録
音する。一方、所定時間を経過したときには、ステップ
120で肯定され、間違い電話や無言電話であると判定
し、次のステップ122において、回線を切断し、本ル
ーチンを終了する。
【0062】このように、呼び出された発呼者の音声が
未録音の場合、新規に録音を追加できるので、次回から
は、記憶された録音データを用いて合成された音声メッ
セージを出力でき、発呼者を容易に認識かつ特定するこ
とができる。
【0063】上記音声データが録音済であり、ステップ
108で肯定されると、次のステップ110において、
録音済の音声データを読み取り、次のステップ112に
おいて、録音データと予め記憶されている音声合成デー
タを合成して出力する。例えば、音声データとして”こ
ちら○△商事”が録音済のとき、この音声データと、’
さんからお電話です’と予め記憶されている音声合成デ
ータとを合成した「”こちら○△商事”’さんからお電
話です’」のデータを出力する。
【0064】このように、呼び出された被呼者は、発呼
者の肉声を録音したデータによる音声を聴取することが
でき、聴取した乗員は、発呼者の肉声によって、発呼者
を容易に認識かつ特定することができる。
【0065】上記ステップ100で読み取ったデータに
ダイヤルデータは含まれているが(ステップ102で肯
定)、短縮ダイヤルテーブルT内にダイヤルデータが含
まれていないときは、次のステップ106で否定され、
ステップ128へ進む。
【0066】ステップ128では、メモリ38のデータ
ベース部38B内に、電話番号、名称、位置情報を含ん
だ施設情報データベースが有るか否かを判断する。施設
情報データベースが有る場合には、ステップ128で肯
定され、次のステップ130で施設情報データベースを
読み取り、次のステップ132において、上記読み取っ
た施設情報データベースに含まれる名称を音声データと
して合成して出力する。例えば、施設情報データベース
に”○△商事”が登録済のとき、このデータと、’より
お電話です’と予め記憶されている音声合成データとを
合成した「”○△商事”’よりお電話です’」のデータ
を出力する。
【0067】このように、呼び出された被呼者は、デー
タベースに登録されている名称を合成したデータによる
音声を聴取することができ、聴取した乗員は、発呼者を
容易に認識かつ特定することができる。
【0068】ステップ132で出力が終了すると、ステ
ップ114へ進む。なお、ステップ114以下の処理は
上記と同様のため、異なる部分について説明する。乗員
により受話されて着信許可がなされると(ステップ11
4で肯定)、発呼者の音声録音を所定時間(例えば5
秒)録音する(ステップ116)。そして、録音データ
が無音でないとき(ステップ118で否定)、ダイヤル
データ及び録音データを短縮ダイヤルテーブルTへ登録
する(ステップ124)。この場合のステップ124で
は、上記説明したように、短縮ダイヤルテーブルT内に
ダイヤルデータを含んでいないので(ステップ106で
否定されているので)、録音データの記憶と共に、フィ
ールドを新規に追加すると共にダイヤルデータの登録及
びフィールドの識別子を「1」に変更することになる。
【0069】このように、短縮ダイヤルテーブルT内に
ダイヤルデータを含まずまた呼び出された発呼者の音声
が未録音の場合でも、新規にダイヤルデータ及び録音デ
ータを追加できるので、次回からは、記憶された録音デ
ータを用いて合成された音声メッセージを出力でき、発
呼者を容易に認識かつ特定することができる。
【0070】上記メモリ38のデータベース部38B内
に、施設情報データベースが無い場合には(ステップ1
28で肯定)、次のステップ130へ進み、上記ステッ
プ100で読み取ったダイヤルデータを用いて、例えば
ダイヤルデータの上2桁から発呼側を推定する。すなわ
ち、ダイヤルデータの上2桁は、通信事業者ごとに定め
られていることが殆どである。このため、ダイヤルデー
タの上2桁で、どこの通信事業者であるかを特定するこ
とができる。そこで、次のステップ136において、上
記ステップ134で特定された発呼側の通信事業者の名
称等を音声データとして合成して出力する。例えば、ダ
イヤルデータの上2桁によりさだめることが可能な通信
事業者が”△電話会社”であるとき、このデータと、ダ
イヤルデータ”12−1234”と、’番号からお電話
です’と予め記憶されている音声合成データとを合成し
た「”△電話会社””12−1234”’番号からお電
話です’」のデータを出力する。
【0071】このように、呼び出された被呼者は、電話
番号による通信事業者の名称と電話番号を合成したデー
タによる音声を聴取することができ、単に電話番号のみ
が報知される場合に比べ、通信事業者の名称をも聴取す
ることができ、乗員の発呼者の認識や特定をより簡単に
することができる。
【0072】ステップ132で出力が終了すると、ステ
ップ114へ進む。なお、ステップ114以下の処理は
上記と同様のため、説明を省略する。以上説明したよう
に、本実施の形態では、発呼者から呼び出されたとき
に、発呼者の電話番号から発呼者の肉声を読み出して、
その読み出した発呼者の肉声を出力できるので、乗員
は、発呼者の認識や特定をより容易かつ簡単にすること
ができる。
【0073】また、上記実施の形態では、発呼者の肉声
が登録されていない場合であっても、肉声である音声デ
ータの更新や、ダイヤルデータを含めた音声データの新
規追加を行うことができるので、1度接続された発呼者
については、次回の呼び出しから発呼者の肉声である音
声データを出力できるので、乗員は、発呼者の認識や特
定をより容易かつ簡単にすることができる。また、乗員
が手入力することなく、自動的に登録することができる
ので、入力の煩わしさを解消することができる。
【0074】なお、上記実施の形態では、発呼に対して
接続以前に肉声による音声メッセージ出力を行うように
したが、一旦接続し(自動接続)、接続した発呼者に対
して、自動応答するようにしてもよい。この自動応答
は、予め自動接続用に録音データを用意しておき、その
録音データを発呼者側へ出力する。この出力の間に、上
記実施の形態で説明したように、テーブルを参照したり
データベースを参照したりして、音声メッセージを合成
し出力してもよい。このようにすれば、音声メッセージ
を合成し出力する間の待ち時間を発呼者側に意識させる
ことなく、被呼者である乗員はスムーズに発呼者を認識
することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、出力手段によって、発呼側装置から出力
されるべき音声情報を用いて音声メッセージを合成して
出力するので、聴取した乗員は、発呼情報例えば電話番
号に対応する発呼側装置から出力されるべき音声によ
り、発呼者を容易に認識かつ特定することができる、と
いう効果がある。
【0076】請求項2に記載した発明によれば、出力手
段が接続以前でかつ呼び出されているときに音声メッセ
ージを出力するので、聴取した乗員は、発呼情報例えば
電話番号に対応する発呼側装置から出力されるべき音声
で接続後に聴取すべき音声を、事前に聴取でき、接続以
前で呼び出されているときに発呼者を容易に認識かつ特
定することができる、という効果がある。
【0077】請求項3に記載した発明によれば、被呼者
が直接会話に応じることなく、自動応答中に発呼側装置
から出力されるべき音声を、事前に聴取でき、発呼者を
容易に認識かつ特定することができる、という効果があ
る。
【0078】請求項4に記載した発明によれば、登録手
段により呼び出されているときの発呼情報と音声情報と
を対応させて登録できるので、次回からは、出力手段に
よって、記憶された音声情報を用いて合成された音声メ
ッセージを聴取でき、発呼者を容易に認識かつ特定する
ことができる、という効果がある。
【0079】請求項5に記載した発明によれば、呼び出
された後の接続当初に発呼側から出力された音声情報を
登録するので、発呼側装置から出力されるべき音声情報
すなわち発呼者が接続当初に自己を相手に認識させるた
めに名乗った音声情報が合成された音声メッセージを出
力でき、聴取した乗員は発呼者を容易に認識かつ特定す
ることができる、という効果がある。
【0080】請求項6に記載した発明によれば、発呼側
装置から出力されるべき音声情報すなわち発呼者の肉声
が合成された音声メッセージを出力できるので、聴取し
た乗員は、発呼者の肉声によって、発呼者を容易に認識
かつ特定することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるナビゲーションシ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるナビゲーションシ
ステムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】短縮ダイヤルテーブルの詳細を示すイメージ図
である。
【符号の説明】
10 ナビゲーションシステム 22 フロッピーデュスクユニット 30 表示装置 32 スピーカ装置 34 入力装置 38 メモリ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されると共に、発呼された発
    呼側装置に属する発呼情報を含んだ通話要求により被呼
    側として呼び出されかつ該呼び出された後に前記発呼側
    装置と会話可能に接続可能な車載電話手段と、 前記発呼側装置に属する発呼情報を1または複数予め記
    憶しかつ、前記発呼情報に対応する前記発呼側装置から
    出力されるべき音声情報を1または複数予め記憶した記
    憶手段と、 前記発呼情報を読み取りかつ読み取った発呼情報に対応
    する前記音声情報を前記記憶手段から読み出し、読み出
    した音声情報を用いて音声として出力するための音声メ
    ッセージに合成すると共に、合成した音声メッセージを
    出力する出力手段と、 を備えた車載電話制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、前記接続以前でかつ呼
    び出されているときに前記音声メッセージを出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車載電話制御装置。
  3. 【請求項3】 前記発呼側装置から前記車載電話手段が
    呼び出されたときに自動応答する自動応答手段をさらに
    備え、前記出力手段は、前記自動応答中に前記音声メッ
    セージを出力することを特徴とする請求項1に記載の車
    載電話制御装置。
  4. 【請求項4】 前記発呼情報が前記記憶手段に未記憶の
    場合に、前記呼び出されているときの発呼情報と、該呼
    び出された後の接続時に前記発呼側装置から出力された
    音声情報とを対応させて前記記憶手段に登録する登録手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか1項に記載の車載電話制御装置。
  5. 【請求項5】 前記登録する音声情報は、前記呼び出さ
    れた後の接続当初に発呼側から出力された音声情報であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の車載電話制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記音声情報は、前記発呼側装置から出
    力された発呼者の肉声であると共に、前記発呼情報は、
    前記発呼側装置の電話番号データ及び前記発呼側装置に
    関係する名称データであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5の何れか1項に記載の車載電話制御装置。
  7. 【請求項7】 車両に搭載されると共に、発呼された発
    呼側装置に属する発呼情報を含んだ通話要求により被呼
    側として呼び出されかつ該呼び出された後に前記発呼側
    装置と会話可能に接続可能な車載電話手段の車載電話制
    御方法であって、 前記発呼情報を1または複数予め記憶しかつ、前記発呼
    情報に対応する前記発呼側装置から出力されるべき音声
    情報を1または複数予め記憶し、 前記通話要求により被呼側として呼び出されたときに前
    記通話要求に含まれる発呼情報を読み取りかつ読み取っ
    た発呼情報に対応する予め記憶された音声情報を読み出
    し、読み出した音声情報を用いて音声として出力するた
    めの音声メッセージに合成すると共に、合成した音声メ
    ッセージを出力する、 車載電話制御方法。
  8. 【請求項8】 前記音声メッセージは、前記発呼側装置
    との接続以前でかつ呼び出されているときに出力するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の車載電話制御方法。
  9. 【請求項9】 前記音声メッセージは、前記発呼側装置
    と接続した後に出力することを特徴とする請求項7に記
    載の車載電話制御方法。
  10. 【請求項10】 前記発呼情報が未記憶の場合に、前記
    呼び出されているときの発呼情報と、該呼び出された後
    の接続時に前記発呼側装置から出力された音声情報とを
    対応させて登録することを特徴とする請求項7乃至請求
    項9の何れか1項に記載の車載電話制御方法。
  11. 【請求項11】 前記登録する音声情報は、前記呼び出
    された後の接続当初に発呼側から出力された音声情報で
    あることを特徴とする請求項10に記載の車載電話制御
    方法。
  12. 【請求項12】 前記音声情報は、前記発呼側装置から
    出力された発呼者の肉声であると共に、前記発呼情報
    は、前記発呼側装置の電話番号データ及び前記発呼側装
    置に関係する名称データであることを特徴とする請求項
    7乃至請求項11の何れか1項に記載の車載電話制御方
    法。
  13. 【請求項13】 車両に搭載されると共に、発呼された
    発呼側装置に属する発呼情報を含んだ通話要求により被
    呼側として呼び出されかつ該呼び出された後に前記発呼
    側装置と会話可能に接続可能な車載電話手段を制御する
    ための車載電話制御プログラムを記録した記録媒体であ
    って、 前記車載電話制御プログラムは、 前記発呼情報を1または複数予め記憶させると共に、前
    記発呼情報に対応する前記発呼側装置から出力されるべ
    き音声情報を1または複数予め記憶させ、 前記通話要求により被呼側として呼び出されたときに前
    記通話要求に含まれる発呼情報を読み取らせると共に読
    み取った発呼情報に対応する前記音声情報を読み出さ
    せ、読み出させた音声情報を用いて音声として出力させ
    るための音声メッセージに合成させると共に、合成した
    音声メッセージを出力させる、 ことを特徴とする車載電話制御プログラムを記録した記
    録媒体。
  14. 【請求項14】 前記音声メッセージは、前記発呼側装
    置との接続以前でかつ呼び出されているときに出力させ
    ることを特徴とする請求項13に記載の車載電話制御プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記音声メッセージは、前記発呼側装
    置と接続後に出力させることを特徴とする請求項13に
    記載の車載電話制御プログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記発呼情報が未記憶の場合に、前記
    呼び出されているときの発呼情報と、該呼び出された後
    の接続時に前記発呼側装置から出力された音声情報とを
    対応させて新規に追加登録させることを特徴とする請求
    項13乃至請求項15の何れか1項に記載の車載電話制
    御プログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記追加登録させる音声情報は、前記
    呼び出された後の接続当初に発呼側から出力された音声
    情報であることを特徴とする請求項16に記載の車載電
    話制御プログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記音声情報は、前記発呼側装置から
    出力された発呼者の肉声であると共に、前記発呼情報
    は、前記発呼側装置の電話番号データ及び前記発呼側装
    置に関係する名称データであることを特徴とする請求項
    13乃至請求項17の何れか1項に記載の車載電話制御
    プログラムを記録した記録媒体。
JP31876197A 1997-11-19 1997-11-19 車載電話制御装置、方法及び媒体 Expired - Fee Related JP3424529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31876197A JP3424529B2 (ja) 1997-11-19 1997-11-19 車載電話制御装置、方法及び媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31876197A JP3424529B2 (ja) 1997-11-19 1997-11-19 車載電話制御装置、方法及び媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11155171A true JPH11155171A (ja) 1999-06-08
JP3424529B2 JP3424529B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=18102654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31876197A Expired - Fee Related JP3424529B2 (ja) 1997-11-19 1997-11-19 車載電話制御装置、方法及び媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3424529B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312357A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Yamaha Corp インターネット電話装置、情報通知装置、音声提供装置、及びインターネット電話システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312357A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Yamaha Corp インターネット電話装置、情報通知装置、音声提供装置、及びインターネット電話システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3424529B2 (ja) 2003-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7623854B2 (en) Information addition system and mobile communication terminal
US6449359B1 (en) Telephone identification calling apparatus and procedures
JPH0773315B2 (ja) 電話装置
JP2002525919A (ja) ワイヤレス通信装置内での情報の記録および処理のためのシステムおよび方法
KR100600522B1 (ko) 상담원과 음성 인식 엔진을 이용한 품질보장형 콜라우팅시스템 및 그 방법
EP0909499B1 (en) Telephone identification calling apparatus and procedures
US20030091164A1 (en) Communication terminal, communication method and program thereof
EP1241861A2 (en) Method and apparatus for voice recognition dialing and using memorized dialing prefixes
JP4382682B2 (ja) 音声自動応答装置
US20040015353A1 (en) Voice recognition key input wireless terminal, method, and computer readable recording medium therefor
JP3424529B2 (ja) 車載電話制御装置、方法及び媒体
US6477365B2 (en) Portable telephone communication system and portable telephone communication method
JPH07212453A (ja) 電話機の自動ダイアル装置およびダイアル補助装置
JP3118620B2 (ja) 番号案内による自動ダイヤル電話装置
JP3519259B2 (ja) 音声認識作動装置
JP3777933B2 (ja) 自動車用電話装置
JP3331898B2 (ja) 移動体用電話システム
JP3047229B1 (ja) ト―ルセ―バ―機能を有する留守番電話装置
JPH08107454A (ja) 電話交換装置および電話装置
JPH11261683A (ja) 電話装置、プログラムを記録した記録媒体及びデータを記録した記録媒体
US20080102782A1 (en) Mobile communication terminal providing ring back tone
JP2000216892A (ja) 案内サ―ビス切替システム及び切替方法
JPH05227272A (ja) 自動電話応対装置
JP2830508B2 (ja) 電話機
JP3516855B2 (ja) 音声認識機能及び発呼機能を有する装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140502

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees