JP2004312103A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転不可能ファクシミリ装置における受信結果が異常なものとなることが無いファクシミリ装置を、提供する。
【解決手段】FAX送信すべきものとして生成されたイメージデータの向き(縦長イメージデータ/横長イメージデータの別)に依らず、送信先ファクシミリ装置が回転不可能ファクシミリ装置であった場合(ステップS103;NO)には、縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータが送信される(ステップS105〜S107)ように、ファクシミリ装置を構成しておく。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、既存のファクシミリ装置の中には、A4サイズの原稿をその長辺がスキャナの主走査方向と一致するようにセットした形でFAX送信を行える装置(A3サイズまでのFAX送信が行える装置)が、存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
A3サイズまでのFAX送信が行えるファクシミリ装置は、上記のような形で送信されたFAXデータ(以下、横長送信FAXデータと表記する)を受信した際にも問題なく動作する装置となっているが、既存のファクシミリ装置の中には、図8に模式的に示したように、横長送信FAXデータを受信した際に、送信原稿上の画像が、向き及びサイズが異なる形で印刷された印刷物を排出してしまう装置(受信データ中のイメージデータの向きを判定せずに印刷を行うファクシミリ装置;以下、回転不可能ファクシミリ装置と表記する)も、存在している。
【0004】
そこで、本発明の課題は、回転不可能ファクシミリ装置における受信結果が異常なものとなることが無いファクシミリ装置を、提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のファクシミリ装置は、供給された幾つかのイメージデータに基づき、各イメージデータの横方向をラインデータ方向としたファクシミリデータを生成して送信する機能を有するファクシミリデータ送信手段と、ファクシミリ送信を行う原稿の各ページに関するイメージデータを生成するイメージデータ生成手段と、このイメージデータ生成手段により生成された各イメージデータが、横方向の画素数が縦方向の画素数よりも大きい横長イメージデータであるか、縦方向の画素数が横方向の画素数よりも大きい縦長イメージデータであるかを判別し、縦長イメージデータである判別した各イメージデータをファクシミリデータ送信手段に供給し、横長イメージデータである判別した各イメージデータを90度回転させた上でファクシミリデータ送信手段に供給するイメージデータ供給手段とを、備える。
【0006】
すなわち、本発明のファクシミリ装置は、イメージデータ生成手段によって生成されたイメージデータの向き(縦長イメージデータ/横長イメージデータの別)に依らず、送信先ファクシミリ装置に対して、縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータが送信される構成を有する。そして、縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータは、それを受信したファクシミリ装置が、回転不可能ファクシミリ装置、回転可能ファクシミリ装置のいずれであっても、正常な受信結果(縮小・回転してない印刷物)が排出されるデータであるので、本発明のファクシミリ装置は、回転不可能ファクシミリ装置における受信結果が異常なものとなることが無い装置として機能することになる。
【0007】
本発明のファクシミリ装置を実現するに際しては、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が、横長イメージデータから生成されたファクシミリデータと縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータとを判別可能な回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断するための判断手段を、付加しておくと共に、イメージデータ供給手段として、判断手段により、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であると判断されたときには、イメージデータ生成手段により生成された各イメージデータをそのままファクシミリデータ送信手段に供給する手段を採用しておくことが出来る。
【0008】
このような形で実現されたファクシミリ装置では、回転可能ファクシミリ装置へのファクシミリデータ送信時に、イメージデータ生成手段によって生成されたイメージデータが横長イメージデータであっても、イメージデータを回転する処理が行われないことになる。すなわち、このファクシミリ装置は、判断手段を備えないタイプの本発明のファクシミリ装置よりも、ファクシミリデータ送信処理に関する全体的/平均的な負荷が少ない装置として機能することになる。従って、このファクシミリ装置の構成は、デジタル複合機に採用するのに適した構成となっていると言うことが、出来る。
【0009】
また、本発明のファクシミリ装置を実現するに際しては、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が、横長イメージデータから生成されたファクシミリデータと縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータとを判別可能な回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断するための判断手段を、付加しておくと共に、イメージデータ供給手段として、判断手段により、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であると判断されたときには、イメージデータ生成手段により生成された各イメージデータが、横長イメージデータであるか縦長イメージデータであるかを判別し、横長イメージデータである判別した各イメージデータをファクシミリデータ送信手段に供給し、縦長イメージデータである判別した各イメージデータを90度回転させた上でファクシミリデータ送信手段に供給する手段を採用しておくことも出来る。
【0010】
このような形で実現されたファクシミリ装置では、回転可能ファクシミリ装置に対しては、イメージデータ生成手段によって生成されたイメージデータの向き(縦長イメージデータ/横長イメージデータの別)に依らず、横長イメージデータから生成されたファクシミリデータが送信されることになる。そして、一般的な回転可能ファクシミリ装置は、縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータを受信した場合、横長イメージデータから生成されたファクシミリデータを受信した場合よりも内部で行われる処理量が多い装置(縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータを受信した場合、イメージデータを回転してから印刷する装置)となっているので、このファクシミリ装置は、送信先ファクシミリ装置のファクシミリデータ受信処理に関する負荷を低減できる装置として機能することになる。
【0011】
また、判断手段を備えたタイプのファクシミリ装置を実現する際には、判断手段として、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置から送信されてくる情報に基づき、当該ファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断する手段と採用しておいても良く、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先とされることがある各ファクシミリ装置について、そのファクシミリ装置のファクシミリ番号と、そのファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であるか否かを示すタイプ情報とを記憶しておくための記憶手段を、付加しておくとともに、判断手段として、ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置に関して記憶手段に記憶されているタイプ情報に基づき、当該ファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断する手段を採用しておいても良い。
【0012】
なお、上記のような記憶手段を設けた形で本発明のファクシミリ装置を実現する際には、イメージデータ生成手段にどちらの向きのイメージデータを生成させた方が良いのかを、ユーザが把握できるようにするために、記憶手段に各ファクシミリ装置について記憶されているファクシミリ番号及びタイプ情報相当の情報を、ユーザに対して提示することにより、ユーザに、記憶手段にファクシミリ番号が記憶されているファクシミリ装置の中から、ファクシミリデータの送信先とするファクシミリ装置を選択させる送信先指定受付手段を、付加しておくことが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置は、コピー機,デジタル文書作成装置(セットされた原稿からデジタル文書[当該原稿のイメージデータファイル]を作成して他のコンピュータへTCP/IP送信する機能を有する装置),及び,ネットワークプリンタとしても動作可能な装置(いわゆるデジタル複合機)なのであるが、以下では、ファクシミリとして機能に関する部分を中心に、本ファクシミリ装置の構成及び動作の説明を行うことにする。
【0015】
まず、図1〜図3を用いて、本実施形態に係るファクシミリ装置10のハードウェア構成を、説明する。
【0016】
図1に示してあるように、本実施形態に係るファクシミリ装置10は、制御ユニット11とスキャナ12とプリンタ13とが組み合わされた装置である。また、ファクシミリ装置10は、図2に示してあるように、一般的なデジタル複合機/コピー機と同様の外観を有する装置となっている。
【0017】
本ファクシミリ装置10に用いられているプリンタ13は、コンピュータの周辺機器として使用可能なプリンタに、ファクシミリ装置10を構成するための(制御ユニット11とプリンタ13とを接続するための)拡張ボードが装着された機器である。スキャナ12は、コンピュータの周辺機器として使用可能なスキャナに、ファクシミリ装置10を構成するための(制御ユニット11とスキャナ12とを接続するための)拡張ボードが装着された機器である。このスキャナ12は、A3までの原稿の読み取りが可能な機器となっている。
【0018】
制御ユニット11は、ファクシミリ装置10(スキャナ12とプリンタ13と自ユニット)を、ファクシミリ番号(ファクシミリ装置の電話番号;以下、FAX番号と表記する)を短縮番号に対応づけて登録しておくことや、1つ以上のFAX番号をグループ番号に対応づけて登録しておくことが可能な機器として機能させるユニットである。なお、制御ユニット11は、ファクシミリ装置10を、ユーザにとっての短縮番号(ユーザがテンキー入力しなければならない情報,タッチスクリーン31上に短縮番号として表示される情報)が“001”〜“200”であり、ユーザにとってのグループ番号が“01”〜“30”(グループ番号のテンキー入力時に入力しなければならない情報は、“*01”〜“*30”)である機器として動作させるユニットとなっている。
【0019】
この制御ユニット11は、図1に示してあるように、CPU21,ROM22,RAM23,HDD24,通信制御回路25,画像処理回路26,LCD制御回路27,入力インタフェース回路(入力I/F)28,ネットワークインタフェース回路(NW−I/F)29,モデム30,タッチスクリーン31,スイッチ部32等で構成されている。
【0020】
制御ユニット11を構成しているタッチスクリーン31は、液晶ディスプレイ(LCD)35上に透明な接触位置センサ36を重ねた素子である。スイッチ部32は、図3に示してあるように、制御ユニット11の筐体上に設けられたスタートキー32s、ストップキー、テンキー(“0”〜“9”キー、“*”キー、及び“C/#”キー)等と、それらの制御回路(図示せず)とからなるユニットである。
【0021】
CPU21は、ファクシミリ装置10の各部(制御ユニット11内の各部、スキャナ12及びプリンタ13)を統合的に制御する制御回路である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定するプログラムやCPU21(プログラム)が利用するデータが記録されている読み出し専用のメモリである。RAM23は、CPU21(プログラム)の作業領域として用いられるメモリである。通信制御回路25は、CPU21が、スキャナ12或いはプリンタ13との間で情報交換(コマンドの送信、画像データの受信、印刷データの送信)を行うために使用する回路である。画像処理回路26は、スキャナ12によって生成された画像データ(本実施形態では、多値画像データ)に対して各種の画像処理を施すための回路である。
【0022】
LCD制御回路27は、タッチスクリーン31(LCD35)に、CPU21から指示された内容の画像(画面)を表示させる回路である。入力インタフェース回路28は、ユーザ(ファクシミリ装置10の操作者)がテンキー部32或いはタッチスクリーン31(接触位置センサ36)に対して行った操作内容を、CPU21に通知する回路である。ネットワークインタフェース回路29は、制御ユニット11をLANに接続するための回路であり、モデム30は、制御ユニット11を電話回線網に接続するための回路である。
【0023】
HDD24は、一時ファイル(プリンタ13に供給するデータ,FAX送信するデータ,受信したファクシミリデータ(印刷してないもの),他コンピュータに送信するデジタル文書データ等のファイル)や、電源が落とされても保持しておくことが必要な各種の情報を記憶しておくために、制御ユニット11に搭載されている補助記憶装置(ハードディスク装置)である。このHDD24上には、短縮番号に対応づける形でユーザにより登録されたFAX番号を記憶しておくための短縮別宛先管理テーブルと、グループ番号に対応づける形でユーザにより登録された幾つかのFAX番号からなる情報を記憶しておくためのグループ別宛先管理テーブルとが、用意されている。
【0024】
次に、図4〜図7を用いて、本ファクシミリ装置10の構成及び動作(制御ユニット11の構成及び動作)を、さらに具体的に説明する。
【0025】
制御ユニット11内(制御ユニット11のHDD26上)に用意されている短縮別宛先管理テーブルは、図4に模式的に示したように、短縮番号(“001”〜“200”)相当の情報であるレコード番号のそれぞれについて、FAX番号(登録されていない場合には、“未登録”)と、“ON”/“OFF”のいずれかの値を取る回転可能機フラグとを、記憶可能なテーブルとなっている。また、図示は省略するが、グループ別宛先管理テーブルは、グループ番号(“01”〜“30”)相当の情報であるレコード番号のそれぞれについて、FAX番号と回転可能機フラグとからなる情報を何組か記憶可能なテーブルとなっている。
【0026】
短縮別宛先管理テーブル/グループ別宛先管理テーブル内に記憶される回転可能機フラグは、対応するFAX番号を有するファクシミリ装置が、本ファクシミリ装置10のように、横長送信FAXデータ(原稿をその長辺がスキャナの主走査方向と一致するようにセットした形で送信されたFAXデータ/横長イメージデータから生成されたFAXデータ)を受信しても問題が生じない装置(横長送信FAXデータ受信時に、向き・サイズが正しく(原稿通りに)印刷される装置;以下、回転可能機と表記する)であるか否かを“ON”/“OFF”で示すフラグである。
【0027】
そして、本制御ユニット11(ファクシミリ装置10)は、短縮登録されているFAX番号の中から、ユーザに、FAX送信先のファクシミリ装置(以下、送信先FAXと表記する)のFAX番号を選択させるための宛先選択画面として、図5に示した画面、すなわち、回転可能機フラグが“ON”となっている各FAX番号について“R”が示される画面、を表示する装置となっている。なお、制御ユニット11(ファクシミリ装置10)は、短縮番号入力が行われた場合にも、入力された短縮番号に対応付けられている回転可能機フラグが“ON”となっている場合には、入力された短縮番号に応じたFAX番号と“R”とが示された画面を表示する装置となっている。
【0028】
また、制御ユニット11(ファクシミリ装置10)は、FAX番号を短縮番号に対応づけて登録するための画面であると共に、登録しておいたFAX番号を修正するための画面である短縮登録画面として、図6に示したような画面、すなわち、登録/修正しているFAX番号に関する回転可能機フラグを“ON”とする場合に、ユーザが押下すべき“回転可能機”ボタン51を備えた画面を表示する装置となっている。
【0029】
さらに、本制御ユニット11は、ユーザによりFAX送信が指示された場合(送信先ファクシミリ装置のFAX番号が入力/選択された後に、スイッチ部32の要素であるスタートボタン(図3参照)が押下された場合)には、スキャナ12にセットされているFAX送信原稿の各ページのイメージデータ(2値化したもの)をHDD上に用意する処理を行った後に、必要回数(同報送信が指定されている場合には,複数回、それ以外の場合には,1回)、図7に示した手順のFAX送信処理を行うユニットとなっている。
【0030】
すなわち、FAX送信処理を開始した制御ユニット11は、まず、送信先FAX(FAX送信先のファクシミリ装置)との間の呼を設定するための呼設定処理(ステップS101)を行う。次いで、制御ユニット11は、送信先FAXから送られてくる自装置の機能を表す情報に基づき、送信先FAXが回転可能機であるか否かを判断する(ステップS102)。ここで、送信先FAXから送られてくる自装置の機能を表す情報とは、制御ユニット11(ファクシミリ装置10)が他のファクシミリ装置からアクセスされたときに、送信するNSFパケット内の設定する情報のことである。
【0031】
すなわち、ステップS102にて、制御ユニット11(ファクシミリ装置10)は、送信先FAXが自装置と同じ機種の装置であるか否かを判断する。そして、送信先FAXが、自装置と同じ機種の回転可能機であった場合(ステップS102;YES)には、回転可能機フラグ設定処理(ステップS103)を行う。
【0032】
この回転可能機フラグ設定処理は、短縮別宛先管理テーブル及びグループ別宛先管理テーブルの中から、送信先FAXに関する回転可能機フラグを検索し、検索された各回転可能機フラグ(既に“ON”であることもある)を“ON”とする処理である。なお、この回転可能機フラグ設定処理が行われるように制御ユニット11を構成しているのは、ユーザが、FAX番号を登録したが回転可能機であることを指定しなかったファクシミリ装置に関しても、そのファクシミリ装置が本ファクシミリ装置10と同機種のものであった場合には、回転可能機フラグが“ON”となるようにするためであると共に、ユーザが、FAX番号を登録し、回転可能機であることを指定しなかったファクシミリ装置が、ファクシミリ装置10と同機種のものに変更された場合に、対応するためである。
【0033】
その後、制御ユニット11は、用意されている各イメージデータを回転させることなく、FAXデータを生成・送信する処理(ステップS106)を行ってから、FAX送信処理を終了する。
【0034】
一方、送信先FAXからの情報では、その送信先FAXが回転可能機であるか否かが分からなかった場合(ステップS102;YES)、制御ユニット11は、送信先FAXに関する回転可能機フラグが“ON”であるか否かを判断する(ステップS104)。より正確には、制御ユニット11は、このステップS104にて、送信先FAXのFAX番号が短縮別宛先管理テーブル/グループ別宛先管理テーブル内に存在しており、かつ、そのFAX番号に関する回転可能機フラグが“ON”となっているという条件が満たされているか否かを判断する。
【0035】
そして、制御ユニット11は、送信先FAXに関する回転可能機フラグが“ON”であった場合(ステップS104;YES)には、送信先FAXが回転可能機であることが確認された場合と同様に、既に用意されている各イメージデータを回転させることなく、FAXデータを生成・送信する処理(ステップS106)を行ってから、FAX送信処理を終了する。
【0036】
また、送信先FAXに関する回転可能機フラグが“ON”ではなかった場合(ステップS104;NO)、制御ユニット11は、用意されているイメージデータが横長イメージデータ(原稿の長辺がスキャナ12の主走査方向と一致するようにセットされた状態で生成されたイメージデータ)であるか否かを判断(ステップS105)し、横長イメージデータであった場合(ステップS105;YES)には、用意されている各イメージデータを90度回転させた形でFAXデータを生成・送信する処理(ステップS107)を行ってからFAX送信処理を終了する。一方、用意されているイメージデータが縦長イメージデータであった場合(ステップS105;NO)、制御ユニット11は、各イメージデータを回転させずにFAXデータを生成・送信する処理(ステップS106)を行ってからFAX送信処理を終了する。
【0037】
以上、詳細に説明したように、本ファクシミリ装置10は、ファクシミリ送信先のファクシミリ装置が、自装置と同機種の装置ではなく、かつ、ユーザにより回転可能機であることが指定されている装置でもなかった場合には、原稿のスキャナへのセット方向に依らず、縦長FAXデータ(原稿の短辺がスキャナの主走査方向と一致するようにセットした形でFAX送信を行ったときに送信されるFAXデータ)を生成・送信する装置となっている。従って、本ファクシミリ装置10は、回転不可能ファクシミリ装置における受信結果が異常なものとなることが無い装置として機能することになる。
【0038】
また、本ファクシミリ装置10は、ファクシミリ送信先のファクシミリ装置が、自装置と同機種の装置であった場合と、ユーザにより回転可能機であることが指定されている装置であった場合とには、スキャナにセットされた原稿の向き通りのFAXデータ(イメージデータを回転する処理を行うことなく生成可能なFAXデータ)を生成・送信する装置となっている。従って、本ファクシミリ装置10は、常に、縦長FAXデータを送信するように構成したファクシミリ装置に比して、FAX送信処理の実行により、FAX送信処理以外の処理が遅くなる確率が低い装置としても機能することになる。
【0039】
また、本ファクシミリ装置10は、送信先FAXが回転可能機であるか否かがユーザに対して提示される装置ともなっている。従って、本ファクシミリ装置10は、ユーザが、ファクシミリ装置10及び送信先FAXにとって都合の良い向きで、スキャナ12に原稿をセットすることができる装置としても機能することになる。ここで、ファクシミリ装置10/送信先FAXにとって都合の良い向きとは、送信先FAXが回転可能機でない場合には、縦長イメージデータが生成される向き(スキャナ12の主走査方向と原稿の短辺方向が一致する向き)のことであり、送信先FAXが回転可能機である場合には、横長イメージデータが生成される向き(スキャナ12の主走査方向と原稿の長辺方向が一致する向き)のことである。なお、送信先FAXが回転可能機でない場合に縦長イメージデータが生成される向きに原稿をセットしておいた方が良い理由は、ファクシミリ装置10がイメージデータの回転処理を行うことなくFAX送信が可能となるからであり、送信先FAXが回転可能機である場合に横長イメージデータが生成される向きに原稿をセットしておいた方が良い理由は、回転可能機は一般に縦長FAXデータ受信時にそこに含まれるイメージデータを回転して印刷する装置となっているので、回転可能機に対しては、横長FAXデータを送信した方が良いからである。
【0040】
<変形形態>
本実施形態に係るファクシミリ装置10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、ファクシミリ装置10は、3種の装置として機能する装置であったが、ファクシミリ装置10を、ファクシミリとしてのみ機能する装置や、ファクシミリ及びコピー機として機能する装置に変形しても良い。また、ファクシミリ装置10は、FAX番号を登録することしかできない装置であったが、FAX送信先の名称も登録できるようにファクシミリ装置10を変形しておいても良い。
【0041】
また、ファクシミリ装置10は、3つの装置(制御ユニット11,スキャナ12及びプリンタ13)が組み合わされた装置であったが、ファクシミリ装置10と同等の機能を有する装置を、1つの装置で実現しても良く、4つ以上の装置(例えば、組み合わせることによりコピー機として機能する3つの装置と、それらの装置からなる装置に、ファクシミリとしての機能を付加できる装置)で実現しても良い。
【0042】
また、ファクシミリ装置10は、原稿上の画像を読み取ってFAX送信する装置であったが、このファクシミリ装置10で用いられている技術に基づき、ワープロ等で作成された電子的文書のFAX送信を行えるファクシミリ装置を構成しても良い。さらに、送信先FAXが回転可能機であった場合には、スキャナ12にセットされた原稿の向きに依らず、横長FAXデータを送信するように、ファクシミリ装置10を変形しておいても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報送信装置の構成図。
【図2】実施形態に係る情報送信装置の外観図。
【図3】実施形態に係る情報送信装置に用いられている制御ユニットの外観図。
【図4】制御ユニットが保持している短縮管理テーブルの説明図。
【図5】制御ユニットが表示する宛先選択画面の説明図。
【図6】制御ユニットが表示する短縮登録画面の説明図。
【図7】制御ユニットが実行するFAX送信処理の流れ図。
【図8】従来のファクシミリ装置における問題を説明するための図。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置、11 制御ユニット、12 スキャナ、
13 プリンタ

Claims (6)

  1. 供給された幾つかのイメージデータに基づき、各イメージデータの横方向をラインデータ方向としたファクシミリデータを生成して送信する機能を有するファクシミリデータ送信手段と、
    ファクシミリ送信を行う原稿の各ページに関するイメージデータを生成するイメージデータ生成手段と、
    このイメージデータ生成手段により生成された各イメージデータが、横方向の画素数が縦方向の画素数よりも大きい横長イメージデータであるか、縦方向の画素数が横方向の画素数よりも大きい縦長イメージデータであるかを判別し、縦長イメージデータである判別した各イメージデータを前記ファクシミリデータ送信手段に供給し、横長イメージデータである判別した各イメージデータを90度回転させた上で前記ファクシミリデータ送信手段に供給するイメージデータ供給手段
    とを、備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が、横長イメージデータから生成されたファクシミリデータと縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータとを判別可能な回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断するための判断手段を、さらに、備え、
    前記イメージデータ供給手段が、前記判断手段により、前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であると判断されたときには、前記イメージデータ生成手段により生成された各イメージデータをそのまま前記ファクシミリデータ送信手段に供給する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が、横長イメージデータから生成されたファクシミリデータと縦長イメージデータから生成されたファクシミリデータとを判別可能な回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断するための判断手段を、さらに、備え、
    前記イメージデータ供給手段が、前記判断手段により、前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であると判断されたときには、前記イメージデータ生成手段により生成された各イメージデータが、横長イメージデータであるか縦長イメージデータであるかを判別し、横長イメージデータである判別した各イメージデータを前記ファクシミリデータ送信手段に供給し、縦長イメージデータである判別した各イメージデータを90度回転させた上で前記ファクシミリデータ送信手段に供給する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  4. 前記判断手段が、前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置から送信されてくる情報に基づき、当該ファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断する手段である
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先とされることがある各ファクシミリ装置について、そのファクシミリ装置のファクシミリ番号と、そのファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であるか否かを示すタイプ情報とを記憶しておくための記憶手段を、さらに、備え、
    前記判断手段が、前記ファクシミリデータ送信手段によるファクシミリデータの送信先のファクシミリ装置に関して前記記憶手段に記憶されている前記タイプ情報に基づき、当該ファクシミリ装置が回転可能ファクシミリ装置であるか否かを判断する手段である
    ことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  6. 前記記憶手段に各ファクシミリ装置について記憶されているファクシミリ番号及びタイプ情報相当の情報を、ユーザに対して提示することにより、ユーザに、前記記憶手段にファクシミリ番号が記憶されているファクシミリ装置の中から、ファクシミリデータの送信先とするファクシミリ装置を選択させる送信先指定受付手段を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
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