JP2004309574A - ズームカメラ - Google Patents

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JP2004309574A
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Takashi Yashiro
孝 矢代
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

【課題】レンズ鏡筒に対する荷重の変動に影響されずにズーム位置を的確に検出し、フォーカス初期位置のずれを防止する。
【解決手段】モータ21の駆動は、伝達ギヤ列27を介して変位筒13に伝達される。伝達ギヤ列27を構成するギヤ31の表面には、コード板34が固着されている。コード板34には導体パターンが配設されている。摺動ブラシ36は、その先端がコード板34に摺接するようにカメラ本体側に固定されている。ブラシ基板35は、摺動ブラシ36とコード板34との摺接状態から得られるズーム位置情報とフォーカス位置情報とをデジタル信号化して制御部23に送信する。制御部23は、ブラシ基板35からの信号に基づいて基準ズーム位置とフォーカス初期位置とを認識する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームカメラに関し、詳しくは撮影レンズのズーム位置検出用のエンコード板の組み込み位置を改善したズームカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の写真カメラやデジタルカメラのほとんどは撮影レンズとしてズームレンズを備え、モータの駆動によって変倍鏡筒を移動させてズーミングが行われるようになっている。そして、そのズーム位置に応じてフォーカス時のレンズの移動量を変えたり、あるいはF値の変化に伴う露出補正を行うために、撮影レンズのズーム位置検出装置が設けられている。
【0003】
ズーム位置検出装置にはエンコード板とこれに摺接するブラシとが用いられている。ズーミング時に光軸方向に移動する変倍鏡筒を持つものでは、変倍鏡筒の外周面にエンコード板が光軸方向に延びるように設けられ、ズーミング時に光軸を中心に回転する変倍鏡筒を持つものでは、変倍鏡筒の外周面にエンコード板が円周方向に延びるように設けられている。一方、ブラシはズーム範囲の全域でエンコード板と常に摺接させておく必要があることから、カメラボディに組み込まれる。
【0004】
変倍鏡筒が移動してブラシに対するエンコード板の接触位置が変わると、ブラシからは抵抗値の変化に伴う信号電圧や、二値化された複数ビット分のデジタル信号が得られ、これに基づいてズーム位置を電気的に検出することができる。また、エンコード板をカメラボディに固定し、光軸方向に進退する変倍鏡筒の方にブラシを固定したものもある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開平11−174306号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のズーム位置検出装置では、変倍鏡筒とカメラボディとの間のズーム位置の検出が行われているが、ズーム比が大きくなるとズーミングによる変倍鏡筒の進退移動量や回転量も大きくなり、レンズ鏡筒の突出量も大きくなる。レンズ鏡筒の突出量が大きくなるとその自重による荷重がレンズ鏡筒に加わり、その一部である変倍鏡筒を介してエンコード板とブラシとの摺接部にも及ぶようになる。そして、撮影姿勢を変えたときや振動が加わったときなどには、荷重の方向が変動することに伴ってエンコード板とブラシとの摺接位置が変化することがある。特に、ズーム駆動カム領域とフォーカス駆動カム領域とが交互に連結されたカムを備え、単一のモータの駆動によってズーミング及びフォーカシングを行う、いわゆるステップズーム方式の鏡筒を備えたカメラで、ズーム位置を複数ビット分の二値化信号の組み合わせによって検出するものでは、鏡筒の停止位置がいずれかのビット位置で二値化信号が切り替わる位置に接近しているような場合に、摺接位置が変化して二値化信号が切り替わるタイミングがわずかでもずれると、予め設定されたフォーカス初期位置がずれてしまい、ピントの甘い撮影となってしまうおそれが生じてくる。
【0007】
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、レンズ鏡筒の突出によりレンズ鏡筒に対する荷重が多少変化するようなことがあっても、ズーム位置を的確に検出し、フォーカス初期位置のずれを防止することができるようにしたズームカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のズームカメラは、ズーム操作に応答してモータを駆動し、このモータの回転により伝達ギヤを介して撮影レンズのズーミング及びフォーカシングを行うようにしたカメラであって、前記伝達ギヤの表面に、撮影レンズのズーミング位置及びフォーカシング位置を電気的に識別するためのエンコード板が固着されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記エンコード板は、伝達ギヤの軸を中心に複数のコード板を同心円状に配列して構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
また、前記伝達ギヤは、その軸が撮影レンズの光軸と平行に、且つエンコード板を固着した表面がカメラボディの前面側に向くように組み込まれていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のズームカメラ1の外観を示している。ズームカメラ1は、5段階の焦点位置で撮影が可能なステップズーム機能を有している。ズームカメラ1の前面の中央には、ズーム用の撮影レンズ群3を保持した鏡筒4が設けられている。カメラ本体2の前面には、対物側ファインダ窓5,ストロボ発光窓6,測光窓7,オートフォーカス(パッシブ方式)用の受光窓8,9が設けられている。カメラ2の上部には、シャッタボタン10が設けられており、背面には、ズームレバー11が設けられている。撮影者は、ズームレバー11を操作することにより撮影レンズ群3をワイド(広角端)側またはテレ(望遠端)側に移動させて被写体の倍率を連続的に変化させる。
【0012】
図2及び図3に示すように、鏡筒4は、直進筒12、変位筒13、固定筒14及び撮影レンズ群3等から構成される周知のズームレンズ装置である。変位筒13は、固定筒14の内周で互いに係合されたヘリコイド(図示せず)のリードに従って光軸15を中心に回転することにより、光軸15の方向に沿って移動する。変位筒13の内部には、直進筒12、前群レンズ16及び後群レンズ17から構成される撮影レンズ群3等が内蔵されている。直進筒12の後側には直進ガイド枠(図示せず)が固定され、直進筒12は、この直進ガイド枠により変位筒13に回転自在に支持された状態で、変位筒13と一緒に光軸15の方向に移動する。
【0013】
変位筒13の後端の外周には、ヘリコイドを備えたギヤ部18が設けられている。ギヤ部18は、固定筒14の開口19に取り付けられた従動ギヤ20に噛合しており、この従動ギヤ20を介してモータ21の駆動が伝達される。従動ギヤ20は、光軸15の方向に沿って長い形状とされているため、変位筒13が繰り出されてもギア部18との間での噛合状態が維持される。
【0014】
モータ21は、正逆転駆動して所望のズーム制御及びフォーカス制御を実現する。モータ21の駆動は、ドライバ22を介して制御部23で制御される。制御部23は、ズームレバー11の操作に応答してモータ21の回転方向を変えて駆動させる。モータ21の駆動軸には、放射状に複数のスリットが設けられた信号板24が取り付けられている。信号板24の近傍には、PI25(フォトインタラプタ)が取り付けられている。PI25は、信号板24のスリットを読み取ってモータ21の単位回転角を検出し、この回転角に応じたパルス信号を制御部23に送る。制御部23は、フォーカス制御の際にこのパルス信号を利用してモータ21を停止させる。
【0015】
モータ21の原動ギア26と、従動ギア20との間には、複数のギヤから構成される伝達ギア列27が設けられている。伝達ギヤ列27は、大小6個のギヤ28, 29, 30, 31, 32, 33から構成され、且つ各軸が光軸15と平行になるように組み込まれており、伝達ギヤ列27を介して原動ギヤ26の回転を従動ギヤ20に伝達する。ギヤ31には、カメラ本体2の前面側の表面に、コード板34が固着されている。コード板34の前面には、電気回路パターンが形成されたブラシ基板35がカメラ本体2側に固定されており、この電気回路パターンの一部を構成する摺動ブラシ36の先端がコード板34に摺接している。本発明は、コード板34と摺動ブラシ36との組み合わせによりズーム位置の検出を行う。なお、ズーム位置は、ワイド(広角端)Z1、テレ(望遠端)Z5、及びこれらの間の3箇所Z2, Z3, Z4の5段階に配設されている。
【0016】
コード板34には、ギヤ31の軸を中心にパターンEa, Eb, Ec、及びGRDの4つの導体パターンが配設されている。パターンEa, Eb, Ecには、各段階の基準となるズーム位置(基準ズーム位置)と、基準ズーム位置毎に設定されているフォーカス初期位置を認識するパターンが形成されている。摺動ブラシ36は3片の信号用ブラシと1片のアース用ブラシとで構成され、信号用ブラシはパターンEa, Eb, Ec上を摺動し、アース用ブラシはパターンGRD上を摺動する。図3に、信号用ブラシ及びアース用ブラシが摺動する軌跡T1, T2, T3, T4を示す。
【0017】
ブラシ基板35は、摺動ブラシ36の各接片とコード板34上の導体パターンとが接触(または非接触)することによって得られるズーム位置情報とフォーカス位置情報とをデジタル信号化して制御部23に送信する。なお、各段階の基準ズーム位置におけるデジタル信号は、ワイドZ1で「0000」、ズーム位置Z2で「1001」、ズーム位置Z3で「0101」、ズーム位置Z4で「0011」、テレ端Z5で「1111」である。
【0018】
制御部23は、ブラシ基板35からの信号に基づいて基準ズーム位置及びフォーカス初期位置を認識する。制御部23は、5段階いずれかの基準ズーム位置におけるデジタル信号が得られない場合には、モータ21を次の基準ズーム位置まで継続して駆動させて、モータ21の駆動を基準ズーム位置で段階的に停止させるズーム制御を行う。また、制御部23は、フォーカス初期位置から直進筒12の内部の後群レンズ17を移動させて、被写体との合焦を行うフォーカス制御を行う。
【0019】
以上のように構成されたズームカメラ1の作用を説明する。ズームカメラ1の使用時に、撮影者が被写体に応じてズームレバー11によるズーム操作を行うと、モータ21が駆動を開始する。モータ21の駆動力は、原動ギア26、伝達ギヤ列27、従動ギア20を介して変位筒13に伝達され、変位筒13が光軸15を中心に回転して光軸15の方向に移動するとともに、直進筒12が同方向に移動する。
【0020】
伝達ギヤ列27を構成するギヤ31には、カメラ本体2の前面側の表面に、コード板34が固着されており、コード板34には、カメラ本体2側に固定された摺動ブラシ36が摺接されている。撮影者がズーム操作を止めたとき、摺動ブラシ36と、コード板34の導体パターンとの摺接状態がズーム位置情報としてブラシ基板35に入力される。そして、ズーム位置情報がブラシ基板35によりデジタル信号化されて制御部23に送信される。
【0021】
制御部23は、ズーム位置のデジタル信号が基準ズーム位置のデジタル信号に該当しない場合には、モータ21を継続して駆動させ、5段階いずれかの基準ズーム位置に補正されてズーム制御が完了する。
【0022】
変位筒13及び直進筒12が基準ズーム位置に達した後、撮影者がシャッタボタン10を押圧操作することによりフォーカス制御が開始される。制御部23は、基準ズーム位置から被写体までの距離を測定し、この測定値に基づいて変位筒13及び直進筒12の繰り出し量に対応するパルス数を決定する。パルス数が決定されると、モータ21を正転駆動させて、変位筒13及び直進筒12を光軸15の方向に繰り出す。変位筒13及び直進筒12がフォーカス初期位置まで繰り出されたとき、摺動ブラシ36と、コード板34の導体パターンとの摺接状態がフォーカス位置情報としてブラシ基板35に入力される。そして、フォーカス位置情報がブラシ基板35によりデジタル信号化されて制御部23に送信される。制御部23は、フォーカス初期位置のデジタル信号を受信すると、PI25からのパルス信号を検出し、このパルス信号が決定したパルス数に達するまで後群レンズ17を光軸15の方向に移動して、被写体との合焦を行う。
【0023】
このように本実施例によれば、モータ21の駆動を変位筒13に伝達する伝達ギヤ列27の1ギヤ31の表面に、導体パターンを配設したコード板34を固着し、このコード板34上を、カメラ本体2側に固定された摺動ブラシ36が摺接することによってズーム位置情報とフォーカス位置情報とを取得するようにしたから、変位筒13及び直進筒12の突出によって鏡胴4に対する荷重が多少変化することがあっても、コード板34と摺動ブラシ36との摺接位置が変化することがないため、ズーム位置及びフォーカス位置を的確に検出することができる。また、これらの検出によって、フォーカス初期位置がずれることがないから、正確な合焦を行うことができる。
【0024】
上記実施形態では、コード板34と摺動ブラシ36との組み合わせによりズーム位置及びフォーカス位置の検出を行うが、コード板に複数のスリットを設け、PIによって検出するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、撮影レンズのズーミングを行う伝達ギヤの表面に、撮影レンズのズーミング位置及びフォーカシング位置を電気的に識別するためのエンコード板を固着したから、レンズ鏡筒の突出によりレンズ鏡筒に対する荷重が多少変化するようなことがあっても、ズーム位置を的確に検出し、フォーカス初期位置のずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のズームカメラの外観を示す斜視図である。
【図2】コード板の取付位置を示す説明図である。
【図3】コード板の取付位置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ズームカメラ
4 鏡筒
10 シャッタボタン
11 ズームレバー
21 モータ
27 伝達ギヤ列
31 ギヤ
34 コード板
35 ブラシ基板
36 摺動ブラシ

Claims (3)

  1. ズーム操作に応答してモータを駆動し、このモータの回転により伝達ギヤを介して撮影レンズのズーミング及びフォーカシングを行うようにしたズームカメラにおいて、
    前記伝達ギヤの表面に、撮影レンズのズーミング位置及びフォーカシング位置を電気的に識別するためのエンコード板が固着されていることを特徴とするズームカメラ。
  2. 前記エンコード板は、伝達ギヤの軸を中心に複数のコード板列を同心円状に配列して構成されていることを特徴とする請求項1記載のズームカメラ。
  3. 前記伝達ギヤは、その軸が撮影レンズの光軸と平行に、且つエンコード板を固着した表面がカメラボディの前面側に向くように組み込まれていることを特徴とする請求項1又は2記載のズームカメラ。
JP2003099417A 2003-04-02 2003-04-02 ズームカメラ Pending JP2004309574A (ja)

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