JP4139473B2 - 変倍位置検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真用カメラ、電子スチルカメラ、及び、ビデオカメラ等に用いられる変倍位置検出装置に関し、さらに詳しくは、ワイド端からテレ端までの変倍域内に複数の停止位置が予め設定され、モータで駆動される移動筒を複数の停止位置のいずれかに停止させることによって変倍位置が決められる変倍装置の変倍位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2群ズームカメラでは、変倍位置が予め複数に限定されているものが知られている。このタイプのカメラには、その時点の変倍位置を識別するために、何れか一方のレンズ群と一緒に移動する鏡筒の移動を検出して撮影レンズの変倍位置を検出する変倍位置検出装置が用いられている。
【0003】
変倍位置検出装置としては、変倍装置の機構の違いにより、鏡筒の撮影光軸方向に沿った直進移動を検出するタイプと、撮影光軸を中心とする周方向に沿った回転を検出するタイプとがある。どちらのタイプも、コード板、そのコード板に摺動する摺動用電気部材、及び、コード板又は摺動用電気部材から得られる二値信号の組み合わせコードに基づいて鏡筒の位置を特定する特定手段とから構成されている。
【0004】
コード板は、鏡筒又はその鏡筒に対して固定な部材との何れか一方に設けられており、鏡筒の移動方向に沿って複数の導体パターンが配列されている。複数の導体パターンは、予め決めれられた変倍位置に対応して摺動用電気部材に複数の二値信号からなるコードを入力するための信号部が、各々の変倍位置で異なるように、各々の導体パターンに形成された形態となっている。
【0005】
摺動用電気部材は、鏡筒又はその鏡筒に対して固定な部材とのうちのコード板を設けた側の相手側に設けられ、複数の導体パターンにそれぞれ摺動する複数のブラシをもっている。特定手段は、鏡筒が移動したときにコード板又は摺動用電気部材から得られる二値信号の組み合わせコードからその時点の鏡筒の絶対位置を特定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載の鏡筒位置検出装置は、変倍位置を多く取るに伴って変倍位置に対応したコードの数も増えるから、導体パターンの数も増え、コード板が幅広な形状となってしまう。また、これに伴って摺動用電気部材の摺動ブラシの本数も増えるとともに、どちらか一方に接続される信号線も増えるから、例えば鏡胴の外周方向にレンズ位置検出装置を組み込むための広いスペースが必要となり、カメラの大型化が避けられないという欠点がある。
【0007】
ところで、単一のモータの駆動を利用して変倍とフォーカスとを行うステップズームと呼ばれるズームレンズカメラがある。これに用いられる変倍位置検出装置では、単一のパターンとそれに摺動する摺動子とで構成される。このパターンは、変倍位置である旨を検出させる変倍停止位置信号部を摺動子の移動方向に沿って所定間隔隔てて複数並べた形状となっており、変倍時に変倍停止位置信号部をカウントすることでその時点の変倍位置を識別している。
【0008】
しかしながら、このタイプの変倍位置検出装置では、電源を入れた直後や、外力で鏡筒が移動した場合、また、動作途中で鏡筒が停止した場合等の不都合が生じると、認識した変倍位置に対して実際のレンズの変倍位置が狂ってしまい、そのまま露光を行うと、ピントが合わない恐れがある。これは、この変倍位置検出装置が変倍位置を絶対位置で特定してなく、それまでの停止位置信号部のカウント値に基づいて特定しているためであり、これを補正するには、原点出し制御や、絶対位置で特定するための導体パターンを追加する必要があるが、このようなステップズームタイプのカメラでは、コンパクト化を図る目的のため、変倍とフォーカスとを単一のモータの駆動を利用して行うようにしているから、これ以上のパターンや信号ラインを増やしたくないのが実情である。
【0009】
本発明は、以上の事情に鑑みなされたもので、カメラのコンパクト化に寄与できる変倍位置検出装置をローコストで提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の変倍位置検出装置は、カメラ側の固定部材又は移動筒の他方に固定され、移動筒の移動により相対的に移動して前記第1及び第2の信号発生手段に二値信号の一方を入力する第1及び第2のパターン部とを有するパターン部材と;モータの駆動に同期して発生される基準パルスを計数するカウンタと;を備え、前記第1パターン部は、停止位置を含む移動筒の所定の移動範囲内で前記第1の信号発生手段に二値信号の一方が入力されるようにパターン化された複数の変倍停止位置信号部を有し、前記第2パターン部は、前記複数の停止位置ごとにそれぞれ異なった期間だけ第2の信号発生手段に二値信号の一方が入力されるようにパターン化された複数の変倍位置識別信号部を有するとともに、前記第2の信号発生手段に二値信号の一方が入力されている期間中に前記カウンタで基準パルスをカウントし、そのカウント値に基づいて前記複数の変倍停止位置信号部の中のいずれの変倍停止位置信号部に前記移動筒が位置しているかを識別するようにしたものである。
【0011】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の変倍位置識別信号部は、双方のエッジが移動筒の移動方向に関して変倍停止位置信号部の各々のエッジから同じ長さずつずれて形成されるとともに、各々の変倍位置識別信号部の長さがそれぞれ異なっており、請求項1記載のカウンタは、第1及び第2の信号発生手段によって変倍停止位置信号部及び変倍位置識別信号部の各エッジが順次に検出される期間中に基準パルスをカウントするようにしたものである。
【0012】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の変倍位置識別信号部は、双方のエッジが移動筒の移動方向に関して変倍停止位置信号部から外れた位置に形成されているとともに、各々の変倍位置識別信号部の長さがそれぞれ異なっており、請求項1記載のカウンタは第1の信号発生手段に二値信号の他方が入力されている期間中に第2の信号発生手段が変倍位置識別信号部を検出している期間中に基準パルスをカウントするようにしたものである。信号発生手段としては、摺動子や反射型の光電センサ等を採用することができる。摺動子を採用する場合には、パターン部として導電性の材料で形成した導体パターンを用いる。光電センサを採用する場合のパターン部としては、パターン部以外の部分よりも反射率の高い反射体、例えばアルミ蒸着やアルミテープの貼り付け等で形成したものを採用すればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
可変焦点カメラは、図2に示すように、2成分機械補正式の2群ズームレンズで、且つ、単一のモータの駆動を利用して変倍とフォーカスとを行うステップズームである。
【0014】
このカメラの変倍機構10は、モータ11、移動筒12、固定筒13、2つのレンズ群14,15、及びモータ11の駆動を移動筒12に伝達する駆動伝達機構16とから構成されている。駆動伝達機構16は、モータ11の出力ギア11aと移動筒12の外周に設けたギア17との間に配置された減速ギア列である。
【0015】
モータ11の駆動が伝達されることで移動筒12は、固定筒13の外周で撮影光軸18を中心に回転する。移動筒12の内部には、前群レンズ14と後群レンズ15とが内蔵されている。前群及び後群レンズ14,15をそれぞれ保持する保持枠19,20には、それぞれカムピン21,22が設けられている。固定筒13には、直進ガイド開口23,24が形成されている。これらの開口23,24にはカムピン21,22が挿通され、これらカムピン21,22は移動筒12の内周に設けた2つのカム溝25,26にそれぞれ係合している。
【0016】
これらのカム溝25,26は、前群レンズ14を撮影光軸18の方向に移動させるとともに、前群レンズ14との間の間隔を変化させるように後群レンズ15を移動させてこれら撮影レンズ14,15を予め決められた複数の変倍位置に順に移動させるとともに、各変倍位置の間の区域で各変倍位置に対して被写体距離に対応した合焦位置に撮影レンズ14、15移動させるためのフォーカス兼用のカムである。
【0017】
モータ11の出力軸11bには、光学式のロータリエンコーダ28が設けられている。ロータリエンコーダ28は、出力軸11bに設けられた羽根車29と、羽根車29のスリットを検出する光電センサー30とから構成されている。光電センサー30は、羽根車のスリットを読み取ってモータ11の出力軸11bの回転角を検出し、この回転角に応じたパルス信号を出力する。なお、光学式の代わりに、磁気式やブラシ式のロータリエンコーダを用いてもよい。
【0018】
撮影レンズ14、15は、図3に示すように、移動筒12の回転に対して各カム溝25,26の変位により撮影光軸18の方向に沿って移動される。移動筒12の初期位置は回転位置A1のときで、このときには各カム溝25,26が撮影レンズ14,15をフイルム面側に最も移動させた状態、すなわち移動筒12が沈胴位置の状態となり、回転位置A2のときには、各カム溝25,26が撮影レンズ14,15を最も短い焦点距離に合わせて移動筒12がワイド位置の状態となる。移動筒12が回転位置A5に回転すると、各カム溝25,26が撮影レンズ14,15を最も長い焦点距離に合わせて移動筒12がテレ位置の状態となる。そして、各変倍位置W,Z1,Z2,Tからテレ位置T側に沿った次の変倍位置との間に、変倍位置ごとで異なる被写体距離に応じた合焦位置に撮影レンズ14,15を移動させるフォーカス用のカムが形成されている。すなわち、ワイド位置Wの時のフォーカス用カム溝はF1で示した線部であり、また、変倍位置Z1の時のフォーカス用カム溝はF2で示した線部である。そして、テレ位置Tの時のフォーカス用カム溝はF4で示した線部である。
【0019】
変倍位置検出手段は、導体パターン部材、摺動用電気部材、及び、変倍位置特定部とで構成されている。導体パターン部材35は、図2に示したとおり、移動筒12の外周に、撮影光軸18を中心とする周方向に沿って取り付けられており、また、摺動用電気部材36は、例えばカメラ側に固定された固定部材に固定されている。
【0020】
導体パターン部材35は、図1に示すように、第1パターン部38、第2パターン部39、及び、アース部40とを一体なパターンで形成した形状となっている。第1パターン部38は、変倍時に回転する移動筒12の移動範囲内で摺動用電気部材36に二値信号の一方を入力する変倍停止位置信号部42を、移動筒12の回転方向に沿って各変倍位置に対応した位置ごとに複数配列した形状となっている。
【0021】
この例では、変倍停止位置信号部42がパターンの一部を凹まして摺動用電気部材36に二値信号のうちの「0」を入力する形状となっており、各々の信号部42の移動筒12の回転方向に沿った長さL1がすべて同じとなっている。アース部40は、第1パターン部38と第2パターン部39との間に移動筒12の回転方向に沿って連続して設けられている。
【0022】
第2パターン部39には、変倍位置識別信号部45が移動筒の回転方向に沿って複数配列されている。変倍位置識別信号部45は、双方のエッジが移動筒12の回転方向に関して変倍停止位置信号部42の各々のエッジから同じ長さずつれて形成されており、且つ、各々の変倍位置識別信号部45の長さがそれぞれ異なっている。これにより、変倍位置識別信号部45は、摺動用電気部材36に複数の変倍位置ごとにそれぞれ異なった期間だけ二値信号の一方を入力する
【0023】
この例では、変倍位置識別信号部45がパターンの一部を突出させて、摺動用電気部材36に二値信号のうちの「1」を入力する形状としている。各変倍位置識別信号部45の長さは、ワイド位置Wを特定させるための変倍位置識別信号部45の長さをa+L1+a、変倍位置Z1を特定させるための変倍位置識別信号部45の長さをb+L1+b、変倍位置Z2を特定させるための変倍位置識別信号部45の長さをc+L1+c、テレ位置Tを特定させるための変倍位置識別信号部45の長さをd+L1+dとし、これらa〜dの長さ関係をa<b<c<dとしている。
【0024】
摺動用電気部材36は、3つの摺動子47〜49を備えており、移動筒12の回転により摺動子47が第1パターン部38に沿って、また、摺動子48がアース部40に沿って、さらに、摺動子49が第2パターン部39に沿ってそれぞれ摺動する。摺動子47には、変倍停止位置信号部42から二値信号の一方、この例では「0」が入力される。また、摺動子49には、変倍位置識別信号部45から二値信号の一方、この例では「1」が入力される。
【0025】
また、この例では、沈胴位置と、これ以外のワイド位置W、変倍位置Z1,Z2、及びテレ位置置Tとで、摺動用電気部材36で得られる二値信号の組み合わせが異なるように、単一の導体パターン部材35の形状を形成している。すなわち、変倍位置W,Z1,Z2,Tでは、前述したように、摺動子47に「0」が、そして摺動子49に「1」がそれぞれ入力されるのに対し、沈胴位置では摺動子47に「0」が、そして摺動子49に「0」がそれぞれ入力される。
【0026】
このように、異なる別の二値信号の組み合わせで検出することで、鏡筒が停止する沈胴位置と変倍位置W,Z1,Z2,Tとを特定することができるため、移動筒12の回転位置が異常である旨の検出を簡便に行うことができる。
【0027】
変倍位置特定部50は、図4に示すように、摺動子47から得られる二値信号(以下「変倍特定信号」と称す)、摺動子49から得られる二値信号(以下、「変倍位置信号」と称す)、及び、ロータリーエンコーダ28から得られるモータ駆動パルス信号とがそれぞれ入力される。
【0028】
変倍位置特定部50は、摺動子47、49とから得られる変倍位置信号と変倍特定信号との各エッジが順次に検出される期間中に、モータ駆動パルスをカウントし、そのカウント値に基づいて移動筒12の位置を特定する。すなわち、変倍特定信号が「0」から「1」になる立ち上がり信号を受けてから、変倍位置信号が「1」から「0」になる立ち下がり信号を受けるまで間でモータ駆動パルスをカウンタ51でカウントし、このカウント値に応じて中間変倍位置Z1〜Z4のうちの何れか一つの変倍位置を特定する。モータ駆動パルスのカウント値に対応した変倍位置は、予めROM53に記憶されており、ここから読み出してカウント値に対応した変倍位置を特定する。なお、ROM53は、E2 PROMを用いてもよい。
【0029】
このように、この例では、変倍位置信号と変倍特定信号との各エッジが順次に検出される期間を、変倍特定信号が「0」から「1」になる立ち上がり信号を受けてから変倍位置信号が「1」から「0」になる立ち下がり信号を受けるまで期間としてる。この期間に対応する変倍位置識別信号部45の区間は、図1で符号44で示す長さa〜dの区間である。この区間a〜dは、変倍停止位置信号部42に対して移動筒12の回転方向に沿った前後に配置されているため、移動筒12をいずれの方向に回転しても迅速に変倍位置を特定することができる。
【0030】
変倍位置特定部50は、特定した変倍位置を変倍位置特定信号として変倍制御部54に送出し、また、特定した変倍位置の情報をRAM52に書き込む。
【0031】
変倍制御部54には、カメラ外部に設けられた変倍操作部55と電源スイッチ55aとがそれぞれ接続されており、また、変倍位置信号とモータ駆動パルス信号とがそれぞれ入力される。変倍操作部材55は、撮影レンズ14,15の焦点距離をテレ位置に向けて連続的に可変するためのテレ側ズームスイッチとワイド位置に向けて可変するためのワイド側ズームスイッチとで構成されている。
【0032】
変倍制御部54は、電源スイッチ55aをONにする操作に応答してモータ11を駆動するようモータ駆動制御部56を制御して移動筒12を沈胴位置からワイド位置Wに移動させる。また、変倍制御部54は、変倍操作部材55の変倍操作に応答してモータ11を駆動するようモータ駆動制御部56を制御する。この駆動は、変倍操作部材55のスイッチ信号に応じてモータ11の回転方向も制御する。変倍操作の終了を検知すると、変倍位置信号を監視し、変倍位置信号の立ち下がり信号を受けた時点から所定のモータ駆動パルス分だけモータ11を駆動させ、その後にモータ11の駆動を停止するようモータ駆動制御部56を制御する。これにより、変倍後の移動筒12の回転位置は、必ず、摺動子52が変倍停止位置信号部42の長さのうちの所定位置、すなわち図1に変倍位置W,Z1,Z2,Tの中央に一点鎖線で示した位置(以下「待機位置」と称す。)に位置した状態となる。
【0033】
モータ駆動制御部56は、フォーカス制御部57にも制御される。フォーカス制御部57には、シャッタボタン58が接続されており、また、モータ駆動パルス信号が入力されている。このフォーカス制御部57は、シャッタボタン58のストロークの半分を押す半押し操作に応答して、測距機構59を作動させ、得られた被写体距離から各変倍位置に応じた合焦位置を特定し、この合焦位置に撮影レンズ14,15が移動するようにモータ駆動制御部56を制御する。なお、各変倍位置ごとの被写体距離に応じた合焦位置は、予めROM60に記憶されている。露光完了後には、再び移動筒12を先の変倍位置の待機位置に戻すようにモータ駆動制御部56を制御する。
【0034】
露光制御部61は、シャッタボタン58の半押し操作に応答して測光機構を作動し、シャッタボタン58のストロークの全部を押す全押し操作に応答して、得られた測光に応じた露出でシャッタ機構62を作動して露光を行い、露光完了後に露光完了信号をフイルム給送機構63に送る。フイルム給送機構63は、給送用モータ64をもっており、露光完了信号を受けた後に、給送用モータ64を駆動して写真フイルムを1コマ分の長さけだけ給送する。
【0035】
モータ駆動制御部56は、図5に示すように、修正移動制御部65にも制御される。修正移動制御部65には、変倍位置特定信号、及び変倍位置信号がそれぞれ入力され、これらの二値信号の組み合わせから移動筒12の回転位置が異常であると判断し、移動筒12を修正移動させる。この修正移動制御手段65は、モータ11の駆動が停止している間で変倍位置信号と変倍特定信号とを監視し、変倍位置信号が「1」、変倍特定信号が「0」との組み合わせコードを検知した時点で移動筒12が禁止区域(図1に符号67で表示)、すなわち、ワイド位置、テレ位置、及び中間変倍位置Z1〜Z4を除く区域に移動したと判断し、判断したときには、移動筒12を元の変倍位置の待機位置まで戻すようモータ駆動制御部56を制御する。なお、禁止区域67は、フォーカス時に移動筒12が回転する区域である。
【0036】
この制御は、移動筒12を一方向に回転させ、変倍位置特定部50で変倍位置を特定させる。そして、特定した変倍位置とその時点でRAM52に記憶されている変倍位置とを比較して一致した場合には、移動筒12をその変倍位置の待機位置に戻るよう制御する。また、一致しなかった場合には、RAM52に記憶された変倍位置の待機位置まで移動筒12を再移動させる。
【0037】
このように構成された可変焦点カメラの作用を説明する。カメラの初期状態は、移動筒12が沈胴位置に移動した状態となっている。この状態では、摺動用電気部材36が図1に沈胴位置の中央に示した一点鎖線上に位置している。
【0038】
電源スイッチ55aをONにする操作が行われると、この操作に応答して変倍制御部54がモータ駆動制御部56を制御してモータ11の駆動が開始され、移動筒12がワイド位置に向けて回転する。これにより、摺動用電気部材36に対して導体パターン部材35が図1において左方向に向けて移動する。変倍位置特定部50は、この間に、変倍特定信号を監視し、変倍特定信号の立ち上がり信号を受けた時点からモータ駆動パスル信号のパルスをカウンタ51でカウントする。
【0039】
変倍位置特定部50は、パルスカウント中に、変倍位置信号を監視しており、変倍位置信号の立ち下がり信号を検知した時点で、その間のカウンタ51のカウント値をカウンタ51から読み出し、ROM53に記憶した情報からワイド位置を特定し、特定したワイド位置の情報をRAM52に書き込む。
【0040】
変倍制御手段54は、変倍位置信号を監視し、変倍位置信号の「1」から「0」になる立ち下がり信号を受けた時点からモータ駆動パルス信号のパルスをカウントし、予め決められたカウント値となった時点でモータ11の駆動を停止するようモータ駆動制御部56を制御する。これにより、移動筒12は、摺動子47がワイド位置Wの変倍停止位置信号部42の待機位置に位置した状態となる。
【0041】
次に、変倍操作部材55を操作した場合について説明する。変倍操作部材55のテレ位置に向けての操作が行われると、この操作に応答して変倍制御部54がモータ駆動制御部56を制御してモータ11の駆動が開始され、移動筒12がテレ位置に向けて回転する。これにより、摺動用電気部材36に対して導体パターン部材35が図1において左方向に向けて移動する。変倍位置特定部50は、変倍時に、変倍特定信号を監視し、変倍特定信号の立ち上がり信号を受けた時点からモータ駆動パスル信号のパルスをカウンタ51でカウントする。
【0042】
変倍位置特定部50は、パルスカウント中に、変倍位置信号を監視しており、変倍位置信号の立ち下がり信号を検知した時点で、その間のカウンタ51のカウント値をカウンタ51から読み出し、ROM53に記憶した情報から変倍位置を特定し、特定した変倍位置の情報をRAM52に書き込む。
【0043】
変倍位置識別信号部45は、移動筒12の回転方向に関し各変倍停止位置信号部42の各々エッジから同じ長さずつずれて形成され、且つ、各変倍停止位置信号部42ごとで移動筒12の回転方向に沿った長さが異なっている。これにより、変倍特定信号の立ち上がり信号を受けて変倍位置信号の立ち下がり信号を検知するまでの間でのモータ駆動パスルのカウント値が異なる。
【0044】
例えば、このときのカウント値をN、図1に示した変倍位置識別信号部45の長さaに対応したパルスカウント値をA、変倍位置識別信号部45の長さbに対応したパルスカウント値をB、変倍位置識別信号部45の長さcに対応したパルスカウント値をC、変倍位置識別信号部45の長さdに対応したパルスカウント値をDとすると、N<(A+B/2)を満たす場合は、ワイド位置Wの待機位置の前後、また、(A+B)/2≦N<(B+C)/2を満たす場合は、変倍位置Z1の待機位置の前後、さらに、(B+C)/2≦N<(C+D)/2を満たす場合は、変倍位置Z2の待機位置の前後であると、特定することができる。これにより、移動筒12の回転位置を絶対位置で認識することができる。
【0045】
また、この例では、各変倍停止位置信号部42に対して変倍位置識別信号部45を移動筒12の回転方向に沿った前後に同じ長さずつずらして形成しているから、各変倍位置を通過する手前でその変倍位置の特定を行うことができ、変倍位置への移動が迅速に行える。
【0046】
変倍制御54は、変倍操作の終了を検知すると、変倍位置信号を監視し、変倍位置信号の「1」から「0」になる立ち下がり信号を受けた時点からモータ駆動パルス信号のパルスをカウントし、予め決められたカウント値となった時点でモータ11の駆動を停止するようモータ駆動制御部56を制御する。このとき、移動筒12は、摺動子47が図1に変倍位置Z1,Z2,Tで示した各変倍停止位置信号部42のうちのいずれかの待機位置に位置した状態となる。
【0047】
シャッタボタン58の半押し操作が行われると、これに応答してフォーカス制御部57は、測距機構59を作動して被写体距離を測距する。そして、その時点の変倍位置と得られた被写体距離とに基づいて撮影レンズ14,15の合焦位置を特定し、特定した合焦位置に撮影レンズ14,15を移動させるための移動筒12の回転量に対応した分だけモータ11を駆動させるようにモータ駆動制御部56を制御する。これにより、移動筒12が回転され、摺動用電気部材36が図1に示した待機位置から禁止区域67に入り込む。
【0048】
シャッタボタン58の全押し操作が行われることで、露光制御部61がシャッタ機構62を制御して露光を行う。露光完了後、フォーカス制御部57は、移動筒12を先の変倍位置の待機位置に戻すようモータ駆動制御部56を制御する。これにより、移動筒12は、再び元に待機位置に戻される。また、露光完了後、フイルム給送機構63が写真フイルムを1コマ分の長さだけ給送する。これにより、カメラは次回の撮影準備が整う。
【0049】
変倍操作中に移動筒12に外力が加わると、移動筒12が撮影光軸18の方向に回転する恐れがある。この場合、モータ11のフォーカス駆動方向が予め決まっているから、変倍停止位置信号部42の長さ内で移動した場合には、次の変倍位置信号の立ち上がり信号が得ることでそのまま移動して合焦位置に正確に移動することができるから、フォーカス駆動には支障がないのに対し、変倍停止位置信号部42の長さを超えて回転した場合、すなわち禁止区域67に移動した場合には、次の変倍位置信号の立ち上がり信号がフォーカス基準用の信号ではないので、合焦位置が狂ってしまう。
【0050】
これを防止するために、修正移動制御部65は、少なくとも変倍時、及び露光時以外のときに、変倍位置信号と変倍特定信号とを監視し、変倍位置信号が「1」、変倍特定信号が「0」との組み合わせコードから禁止区域67に移動したことを検知した場合には移動筒12を一方向に回転させ、変倍位置特定部50で変倍位置を特定させる。そして、特定した変倍位置とその時点でRAM52に記憶されている変倍位置とを比較して一致した場合には、移動筒12をその変倍位置の待機位置に戻すようモータ駆動制御部56を制御する。また、一致しなかった場合には、RAM52に記憶された変倍位置の待機位置まで移動筒12を移動させる回転方向を割り出し、モータ11をその方向に駆動して移動筒12をもとの変倍位置まで移動させる。このように移動筒12の修正移動は、最大でも複数の変倍位置のうちの1ステップ分だけ移動筒12を回転するだけで変倍位置を特定することができるから、一々沈胴位置やワイド位置等の基準位置まで移動筒を戻す原点出し制御を行うものと比較して、迅速に行うことができる。
【0051】
撮影を終了する場合には、電源スイッチ55aをOFFに操作する。この操作に応答して変倍制御部54がモータ駆動制御部56を介してモータ11を駆動させて移動筒12を沈胴位置に向けて回転させる。これにより、摺動用電気部材36に対して導体パターン部材35が図1において右方向に向けて移動する。変倍位置特定部50は、この間に、変倍特定信号を監視し、変倍特定信号の立ち上がり信号を受けた時点からモータ駆動パスル信号のパルスをカウンタ51でカウントする。
【0052】
変倍位置特定部50は、パルスカウント中に、変倍位置信号を監視しており、変倍位置信号の立ち下がり信号を検知した時点で、その間のカウンタ51のカウント値をカウンタ51から読み出し、ROM53に記憶した情報から変倍位置を特定する。ここでは沈胴位置まで移動筒12を移動させるため、ワイド位置を通過するまでモータ11の駆動がそのまま継続される。
【0053】
変倍制御54は、ワイド位置を通過後に変倍位置信号を監視し、変倍位置信号の「1」から「0」になる立ち下がり信号を受けた時点からモータ駆動パルス信号のパルスをカウントし、予め決められたカウント値となった時点でモータ11の駆動を停止するようモータ駆動制御部56を制御する。これにより、移動筒12は、摺動子47が沈胴位置となる。
【0054】
上記実施形態では、変倍停止位置信号部42の各々のエッジから移動筒12の回転方向の両方向に沿って同じ長さずつずらした位置に両エッジをもつ長さとしているが、本発明ではこれに限らず、図1に示した区域43を省略し、変倍位置識別信号部45を図1に符号44で示した区域だけにしてもよい。また、変倍停止位置信号部42に対して一つずつでもよい。
【0055】
さらに、図6に示すように、変倍位置識別信号部45としては、双方のエッジが移動筒12の回転方向に関して変倍停止位置信号部42から外れた位置に形成された導体パターン部材70としてもよい。この場合には、摺動子47に二値信号の他方、すなわち、上記実施例で説明した摺動子47に二値信号のうちの「1」が入力されている期間中で、且つ、摺動子52に変倍位置識別信号部45、すなわち「0」が入力している期間中にモータの駆動に同期して発生される基準パルスを計数すればよい。
【0056】
また、上記実施形態では、変倍機構10の移動筒12が撮影光軸18を中心として回転するタイプであるため、導体パターン部材35,70を移動筒12の外周にその周方向に沿って配置したが、本発明ではこれに限らず、移動筒12が撮影光軸18の方向に沿って直動するタイプの変倍機構10の場合には、導体パターン部材35,70を撮影光軸18の方向に沿って直線状に配置する。この場合、導体パターン部材35,70を固定部材に、他方、摺動用電気部材36を移動筒又は移動筒と一緒に移動する部材に設けるのが好適である。
【0057】
また、上記実施形態では、信号発生手段として摺動用電気部材36とし、またパターン部材として導体パターン部材35、70としているが、本発明ではこれに限らず、信号発生手段として光電センサとし、またパターン部材としては反射率の高い反射体を用いて形成した反射用パターン部材としてもよい。
【0058】
上記実施形態は、2群ズームレンズとして説明しているが、本発明ではこれに限らず、変倍時に固定部材に対しレンズをもった移動筒が相対的に移動するものであれば、他のタイプのズームレンズにも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明の変倍位置検出装置によれば、単一のパターン部材だけで、鏡筒の絶対位置を特定することができるため、従来技術で説明した複数のパターンからなるコード板と比較した場合、コストダウンが図れ、また、配置スペースも少なくて済む。また、移動筒の変倍位置がずれても、移動筒を一方向に移動することで、変倍位置の特定が行えるから、ピントの合わない撮影を未然に防止することができる。さらにこのときの移動も、最大でも変倍位置との間に対応する1ステップ分だけ移動筒を移動させれば変倍位置が特定できるから、修正移動を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変倍位置検出装置に用いられる導体パターン部材の形状を示した展開図である。
【図2】可変焦点カメラのレンズ鏡筒を示した断面図である。
【図3】移動筒の回転に対して撮影レンズが移動する軌跡を示したグラフである。
【図4】カメラに設けられた制御回路の要部を示すブロック図である。
【図5】カメラに設けられた制御回路の他の要部を示すブロック図である。
【図6】他の実施例の導体パターン部材の形状を示す展開図である。
【符号の説明】
11 モータ
12 移動筒
35、70 導体パターン部材
36 摺動用電気部材
38 第1パターン部
39 第2パターン部
42 変倍停止位置信号部
45 変倍位置識別信号部

Claims (4)

  1. ワイド端からテレ端までの変倍域内に複数の停止位置が予め設定され、モータで駆動される移動筒を前記停止位置のいずれかに停止させることによって変倍位置が決められる変倍装置の変倍位置検出装置において、
    カメラ側の固定部材又は前記移動筒の一方に固定され、移動筒の移動方向に関して並列に配置された第1及び第2の信号発生手段と、
    前記固定部材又は移動筒の他方に固定され、移動筒の移動により相対的に移動して前記第1及び第2の信号発生手段に二値信号の一方を入力する第1及び第2のパターン部とを有するパターン部材と、
    前記モータの駆動に同期して発生される基準パルスを計数するカウンタと、を備え、
    前記第1パターン部は、前記停止位置を含む移動筒の所定の移動範囲内で前記第1の信号発生手段に二値信号の一方が入力されるようにパターン化された複数の変倍停止位置信号部を有し、
    前記第2パターン部は、前記複数の停止位置ごとにそれぞれ異なった期間だけ第2の信号発生手段に二値信号の一方が入力されるようにパターン化された複数の変倍位置識別信号部を有するとともに、
    前記第2の信号発生手段に二値信号の一方が入力されている期間中に前記カウンタで基準パルスをカウントし、そのカウント値に基づいて前記複数の変倍停止位置信号部の中のいずれの変倍停止位置信号部に前記移動筒が位置しているかを識別することを特徴とする変倍位置検出装置。
  2. 前記変倍位置識別信号部は、双方のエッジが移動筒の移動方向に関して変倍停止位置信号部の各々のエッジから同じ長さずつずれて形成されるとともに、各々の変倍位置識別信号部の長さがそれぞれ異なっており、前記カウンタは、第1及び第2の信号発生手段によって変倍停止位置信号部及び変倍位置識別信号部の各エッジが順次に検出される期間中に基準パルスをカウントすることを特徴とする請求項1記載の変倍位置検出装置。
  3. 前記変倍位置識別信号部は、双方のエッジが移動筒の移動方向に関して変倍停止位置信号部から外れた位置に形成されるとともに、各々の変倍位置識別信号部の長さがそれぞれ異なっており、前記カウンタは第1の信号発生手段に二値信号の他方が入力されている期間中に第2の信号発生手段が変倍位置識別信号部を検出している期間中に基準パルスをカウントすることを特徴とする請求項1記載の変倍位置検出装置。
  4. 前記信号発生手段は、摺動子であり、また、前記パターン部材は、移動筒の移動により第1及び第2の摺動子との接触位置を変えながら相対的に移動し、各々の摺動子に二値信号の一方を与える第1及び第2の導体パターン部で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の変倍位置検出装置。
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