JP2004308247A - 掘削機 - Google Patents
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Abstract
【課題】アスファルト除去作業や穴掘り作業を能率良く確実に行うこと。
【解決手段】自走車本体1に旋回台2を介して掘削機本体3が旋回可能に設けられ、該掘削機本体3に上下回動可能に枢着したブーム19の先端部に掘削具が取り付けられており、掘削機本体3を旋回させると共に、ブーム19を上下回動させて掘削具により掘削作業を行うようにした掘削機において、前記旋回台2は、自走車本体1のフレーム7の走行方向に延びる枢支軸36を中心にその走行方向とは直交する方向c,dに傾動駆動可能に設けられ、フレーム7と旋回台2との間に傾動シリンダ37が設けられ、旋回台2をフレーム7にロックするためのロック機構38が設けられ、運転室13内の操作盤14上に水平器39が設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】自走車本体1に旋回台2を介して掘削機本体3が旋回可能に設けられ、該掘削機本体3に上下回動可能に枢着したブーム19の先端部に掘削具が取り付けられており、掘削機本体3を旋回させると共に、ブーム19を上下回動させて掘削具により掘削作業を行うようにした掘削機において、前記旋回台2は、自走車本体1のフレーム7の走行方向に延びる枢支軸36を中心にその走行方向とは直交する方向c,dに傾動駆動可能に設けられ、フレーム7と旋回台2との間に傾動シリンダ37が設けられ、旋回台2をフレーム7にロックするためのロック機構38が設けられ、運転室13内の操作盤14上に水平器39が設けられている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バケットやグラブなどの掘削具の掘削姿勢を走行方向とは直交する方向に調整できるようにした掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、掘削機の技術として特許文献1などに記載したものがあり、その一例を図8及び図9に基づいて説明すると、これは油圧シャベルと称するもので、自走車本体1に旋回台2を介して掘削機本体3が旋回可能に設けられ、該掘削機本体3にクレーン機構4を介してバケット(掘削具)5が取り付けられている。
【0003】
前記自走車本体1は、フレーム7にガイドローラ8を介して走行可能に設けた左右一対のクローラ9を有し、走行モータ10により両クローラ9を回転駆動させることにより、自走車本体1を矢印a,b方向に走行させる。
【0004】
前記掘削機本体3には、カウンターウエイト12と運転室13とが設けられており、該運転室13内の操作盤14に操作レバー15が配列されている。
【0005】
前記クレーン機構4は、掘削機本体3に設けた軸受枠17に枢着軸18を介して上下回動可能に枢着したブーム19と、該ブーム19の先端部に支軸20を介して揺動可能に軸支した回動アーム21とを有し、該回動アーム21の下端部に連結軸22を介してバケット5が連結されている。なお、図8中、24はブーム19を上下回動させるためのブーム用油圧シリンダ、25は回動アーム21を揺動させるためのアーム用油圧シリンダ、26は平行リンク27を介してバケット5を回動させるためのバケット用油圧シリンダである。
【0006】
図8及び図9に示すように、例えば道路29の路床29a上のアスファルト層29bを除去する場合には、バケット5の掘削爪5aをアスファルト層29bに食い込ませて引っ掻くことにより、そのアスファルト層29bを路床29aから剥離し、掘削機本体3を旋回させてバケット5を所定角度水平移動させて上記動作を繰り返すことにより(図9仮想線参照)、道路29の全幅にわたってアスファルト層29bを除去する。
【0007】
図10に示すように、例えば埋設管用の掘削穴30を歩道31に沿って道路29に掘る場合には、歩道31と道路29との段差α分の厚さの踏台32を道路29上に載置し、その踏台32と歩道31とにクローラ9を載せて自走車本体1を水平にした状態で、バケット5により道路29を掘削する。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−371783
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、掘削機本体3が自走車本体1の接地面に対して直交する垂直軸心O回りで旋回するようになっているだけであるから、例えばアスファルト除去作業を行う場合に(図9参照)、道路29の水はけ用の勾配βにより、掘削爪5aによりアスファルト層29bを確実に除去しようとすると、その掘削爪5aがアスファルト層29bに対して斜めに食い込んで路床29aを削り取って傷つけたり〔図9(イ)参照〕、路床29aを傷つけずにアスファルト層29bを除去しようとすると、そのアスファルト層29bの除去が不充分になるおそれがある〔図9(ロ)参照〕。
【0010】
また、例えば穴掘り作業を行う場合に(図10参照)、歩道31と道路29との段差αにより、道路29上に踏台32を配置して掘削機本体3が傾かないようにする必要があり、その踏台32の配置に手間がかかって面倒であり、作業能率が低い。
【0011】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、アスファルト除去作業や穴掘り作業を能率良く確実に行うことができる掘削機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための構成を実施の形態に対応する図面に基づいて説明すると、請求項1に記載の発明は、図1及び図2に示すように、自走車本体1に旋回台2を介して掘削機本体3が旋回可能に設けられ、該掘削機本体3に上下回動可能に枢着したブーム19の先端部に掘削具5,44が取り付けられており、前記掘削機本体3を旋回させると共に、ブーム19を上下回動させて掘削具5,44により掘削作業を行うようにした掘削機において、前記旋回台2は、自走車本体1の走行方向a,bに延びる枢支軸36を中心にその走行方向a,bとは直交する方向c,dに傾動駆動可能に設けられてなる構成を採用するものである。
【0013】
上記構成によれば、旋回台2を傾動させることにより掘削具5,44の掘削姿勢を走行方向a,bとは直交する方向c,dに調整可能であるため、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路29の勾配βに合わせて掘削具5,44の掘削姿勢を調整することによりアスファルト層29bだけを剥離することができ、また、例えば穴掘り作業を行う場合に、歩道31と道路29との段差αにより自走車本体1が傾いた分だけ掘削具5,44を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、その掘削具5,44による掘削作業を円滑に行うことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、図5に示すように、前記掘削具5,44が、前記ブーム19の先端部に回動アーム21を介して取り付けたバケット5からなる構成を採用するものである。
【0015】
上記構成によれば、旋回台2を傾動させることにより、回動アーム21を介してバケット5の掘削姿勢を走行方向とは直交する方向c,dに調整可能であって、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路29の勾配βに合わせてバケット5の掘削姿勢をアスファルト層29bに対して平行に位置決めし、該バケット5の掘削爪5aをアスファルト層29bに食い込ませて引っ掻くことにより、路床29aを傷つけることなくアスファルト層29bだけを路床29aから剥離することができる。また、穴掘り作業を行う場合に、歩道31と道路29との段差αにより自走車本体1が傾いた分だけバケット5を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、そのバケット5による掘削作業を容易に行うことができ、従来のように自走車本体1を水平にするための踏台32(図10参照)が不要であるから、その不要となった分だけ作業能率を高めることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、図7に示すように、前記掘削具5,44が、前記ブーム19の先端部にテレスコープ状アーム43を介して取り付けたグラブ44からなる構成を採用するものである。
【0017】
上記構成によれば、旋回台2を傾動させることにより、テレスコープ状アーム43を介してグラブ44の掘削姿勢を枢支軸36回りで走行方向a,bとは直交する方向c,dに調整可能であって、テレスコープ状アーム43を伸縮させてグラブ44により深い穴45を垂直に正確に掘削することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、図2に示すように、前記自走車本体1と旋回台2との間に、該旋回台2を枢支軸36回りで走行方向a,bとは直交する方向c,dに傾動駆動させる傾動シリンダ37が設けられてなる構成を採用するものである。
【0019】
上記構成によれば、傾動シリンダ37により旋回台2を傾動駆動させるだけで、バケット5やグラブ44などの掘削具の掘削姿勢を所望通りに調整することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明において、図2に示すように、自走車本体1と旋回台2との間に、該旋回台2を自走車本体1にロックするロック機構38が設けられてなる構成を採用するものである。
【0021】
上記構成によれば、ロック機構38で旋回台2を自走車本体1にロックすることにより、掘削機本体3を走行中や停止中に不測に傾かないように自走車本体1に固定することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、図3から図4に示すように、前記ロック機構38が、自走車本体1と旋回台2とにそれぞれ突設した一対のブラケット38a,38bと、該両ブラケット38a,38bに同心状に貫設したロック孔41に着脱可能に挿通したロックピン38cとを有してなる構成を採用するものである。
【0023】
上記構成によれば、両ブラケット38a,38bとロックピン38cとからなる簡単な構造で経済的であり、ロックピン38cをロック孔41から引き抜くことにより、掘削機本体3を枢支軸36回りで自由に傾動させることができると共に、ロックピン38cをロック孔41に挿通することにより、掘削機本体3を自走車本体1に連結して、その掘削機本体3が不測に傾かないようにすることができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明において、図2に示すように、前記掘削機本体3に水平器39が設けられてなる構成を採用するものである。
【0025】
上記構成によれば、水平器39によりバケット5やグラブ44などの掘削具の傾動角度を検出して、該掘削具の傾動角度を所望通りに設定することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の実施の一形態である掘削機を示し、これは油圧シャベルであって、自走車本体1のフレーム7上に、該フレーム7の中央部を間に挟んで所定間隔をおいて互いに対向する前後一対の略U字状軸受台34が設けられると共に、旋回台2の外周部から下方に延びて各軸受台34内に嵌入する前後一対の軸受板35が設けられ、その各軸受板35を前後一対の枢支軸36を介して軸受台34で回転可能に枢支することにより、旋回台2が枢支軸36を中心に走行方向a,bとは直交する方向c,dに傾動可能に設けられ、フレーム7と旋回台2との間に、該旋回台2を傾動させるための左右一対の油圧式傾動シリンダ37が設けられ、旋回台2をフレーム7にロックするためのロック機構38が設けられ、運転室13内の操作盤14上に、掘削機本体3及びクレーン機構4を介してバケット5の傾動角度を検出するための水平器39が設けられている。なお、図1中、40は自走車本体1と掘削機本体3との間で油圧配管(図示せず)を接続するためのスイベルジョイントである。上記以外の構成は図8及び図9に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】
前記ロック機構38は、図3及び図4に示すように、軸受台34及び軸受板35にそれぞれ突設した一対のブラケット38a,38bと、該両ブラケット38a,38bに同心状に貫設したロック孔41に着脱可能に挿通したロックピン38cとを有している。なお、42はロックピン38cの先端に貫設した貫通孔に着脱可能に挿通した抜け止めピンである。
【0028】
上記構成によれば、両ブラケット38a,38bとロックピン38cとからなる簡単な構造で経済的であり、ロックピン38cをロック孔41から引き抜くことにより、掘削機本体3を枢支軸36回りで自由に傾動させることができると共に、ロックピン38cをロック孔41に挿通することにより、掘削機本体3を走行中や停止中に不測に傾かないように自走車本体1に固定することができる。
【0029】
アスファルト除去作業を行う場合には、図5に示すように、ロック機構38によるロックを解除した状態で、道路29の勾配βに合わせて傾動シリンダ37により旋回台2を枢支軸36回りで傾動させ、これに伴って傾動されたバケット5の傾動角度を水平器39により検出して、該バケット5の傾動角度を所望通りに設定することにより、そのバケット5をアスファルト層29bと平行させ、掘削爪5aをアスファルト層29bに食い込ませて引っ掻くことにより、そのアスファルト層29bだけを路床29aから剥離し、掘削機本体3を旋回させてバケット5を所定角度水平移動させて上記動作を繰り返すことにより(図5仮想線参照)、道路29の全幅にわたってアスファルト層29bを除去する。
【0030】
上記構成によれば、傾動シリンダ37により旋回台2を傾動駆動させるだけで、バケット5の掘削姿勢を所望通りに調整して、そのバケット5により路床29aを傷つけることなくアスファルト層29bだけを路床29aから剥離することができ、また、水平器39によりバケット5の傾動角度を検出して、該バケット5の傾動角度を所望通りに設定することができる。
【0031】
図6に示すように、例えば埋設管用の掘削穴30を歩道31に沿って道路29に掘る場合には、クローラ9を歩道31と道路29とに載せることにより、その歩道31と道路29との間の段差αにより自走車本体1が傾いても、その傾いた分だけ傾動シリンダ37により旋回台2を枢支軸36回りで逆方向に傾動さて、掘削機本体3を水平状態とし、これにより、垂直姿勢にしたバケット5で道路29を掘削する。
【0032】
上記構成によれば、歩道31と道路29との段差αにより自走車本体1が傾いた分だけバケット5を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、そのバケット5による掘削作業を容易に行うことができ、従来のように自走車本体1を水平にするための踏台32(図10参照)が不要であるから、その不要となった分だけ作業能率を高めることができる。
【0033】
上記の実施の形態では、ブーム19の先端部に回動アーム21を介してバケット5を取り付けた掘削機を例にあげて説明したが、これに限定されるわけではなく、図7に示すように、前記回動アーム21に代えてテレスコープ状アーム43をブーム19(図示せず)の先端部に連結し、該テレスコープ状アーム43にグラブ44を取り付けた掘削機にも適用される。この場合、傾動シリンダ37により旋回台2を傾動させることにより、テレスコープ状アーム43を介してグラブ44の掘削姿勢を枢支軸36回りで走行方向a,bとは直交する方向c,dに調整可能であって、テレスコープ状アーム43を伸縮させてグラブ44により例えば20〜30m程度の深い穴45を垂直に正確に掘削することができる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、旋回台を傾動させることにより掘削具の掘削姿勢を走行方向とは直交する方向に調整可能であるため、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路の勾配に合わせて掘削具の掘削姿勢を調整することによりアスファルト層だけを剥離することができ、また、例えば穴掘り作業を行う場合に、歩道と道路との段差により自走車本体が傾いた分だけ掘削具を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、その掘削具による掘削作業を円滑に行うことができる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、旋回台を傾動させることにより、回動アームを介してバケットの掘削姿勢を走行方向とは直交する方向に調整可能であって、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路の勾配に合わせてバケットの掘削姿勢をアスファルト層に対して平行に位置決めし、該バケットの掘削爪をアスファルト層に食い込ませて引っ掻くことにより、路床を傷つけることなくアスファルト層だけを路床から剥離することができる。また、穴掘り作業を行う場合に、歩道と道路との段差により自走車本体が傾いた分だけバケットを逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、そのバケットによる掘削作業を容易に行うことができ、従来のように自走車本体を水平にするための踏台が不要であるから、その不要となった分だけ作業能率を高めることができる。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、旋回台を傾動させることにより、テレスコープ状アームを介してグラブの掘削姿勢を枢支軸回りで走行方向とは直交する方向に調整可能であって、テレスコープ状アームを伸縮させてグラブにより深い穴を垂直に正確に掘削することができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、傾動シリンダにより旋回台を傾動駆動させるだけで、バケットやグラブなどの掘削具の掘削姿勢を所望通りに調整することができる。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、ロック機構で旋回台を自走車本体にロックすることにより、掘削機本体を走行中や停止中に不測に傾かないように自走車本体1に固定することができる。
【0039】
請求項6に記載の発明によれば、両ブラケットとロックピンとからなる簡単な構造で経済的であり、ロックピンをロック孔から引き抜くことにより、掘削機本体を枢支軸回りで自由に傾動させることができると共に、ロックピンをロック孔に挿通することにより、掘削機本体を自走車本体に連結して、その掘削機本体が不測に傾かないようにすることができる。
【0040】
請求項7に記載の発明によれば、水平器によりバケットやグラブなどの掘削具の傾動角度を検出して、その掘削具の傾動角度を所望通りに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である掘削機の要部を示す一部切欠き側面図である。
【図2】同要部の一部切欠き正面図である。
【図3】同ロック機構を示す斜視図である。
【図4】同一部切欠き側面図である。
【図5】同アスファルト除去作業を示す正面図である。
【図6】同穴掘り作業を示す正面図である。
【図7】同変形例による穴掘り作業を示す要部の正面図である。
【図8】従来例を示す側面図である。
【図9】同アスファルト除去作業を示す正面図である。
【図10】同穴掘り作業を示す正面図である。
【符号の説明】
1 自走車本体
2 旋回台
3 掘削機本体
5 バケット(掘削具)
21 回動アーム
36 枢支軸
37 傾動シリンダ
38 ロック機構
38a ブラケット
38b ブラケット
38c ロックピン
39 水平器
41 ロック孔
43 テレスコープ状アーム
44 グラブ(掘削具)
a,b 走行方向
c,d 直交する方向
【発明の属する技術分野】
本発明は、バケットやグラブなどの掘削具の掘削姿勢を走行方向とは直交する方向に調整できるようにした掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、掘削機の技術として特許文献1などに記載したものがあり、その一例を図8及び図9に基づいて説明すると、これは油圧シャベルと称するもので、自走車本体1に旋回台2を介して掘削機本体3が旋回可能に設けられ、該掘削機本体3にクレーン機構4を介してバケット(掘削具)5が取り付けられている。
【0003】
前記自走車本体1は、フレーム7にガイドローラ8を介して走行可能に設けた左右一対のクローラ9を有し、走行モータ10により両クローラ9を回転駆動させることにより、自走車本体1を矢印a,b方向に走行させる。
【0004】
前記掘削機本体3には、カウンターウエイト12と運転室13とが設けられており、該運転室13内の操作盤14に操作レバー15が配列されている。
【0005】
前記クレーン機構4は、掘削機本体3に設けた軸受枠17に枢着軸18を介して上下回動可能に枢着したブーム19と、該ブーム19の先端部に支軸20を介して揺動可能に軸支した回動アーム21とを有し、該回動アーム21の下端部に連結軸22を介してバケット5が連結されている。なお、図8中、24はブーム19を上下回動させるためのブーム用油圧シリンダ、25は回動アーム21を揺動させるためのアーム用油圧シリンダ、26は平行リンク27を介してバケット5を回動させるためのバケット用油圧シリンダである。
【0006】
図8及び図9に示すように、例えば道路29の路床29a上のアスファルト層29bを除去する場合には、バケット5の掘削爪5aをアスファルト層29bに食い込ませて引っ掻くことにより、そのアスファルト層29bを路床29aから剥離し、掘削機本体3を旋回させてバケット5を所定角度水平移動させて上記動作を繰り返すことにより(図9仮想線参照)、道路29の全幅にわたってアスファルト層29bを除去する。
【0007】
図10に示すように、例えば埋設管用の掘削穴30を歩道31に沿って道路29に掘る場合には、歩道31と道路29との段差α分の厚さの踏台32を道路29上に載置し、その踏台32と歩道31とにクローラ9を載せて自走車本体1を水平にした状態で、バケット5により道路29を掘削する。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−371783
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、掘削機本体3が自走車本体1の接地面に対して直交する垂直軸心O回りで旋回するようになっているだけであるから、例えばアスファルト除去作業を行う場合に(図9参照)、道路29の水はけ用の勾配βにより、掘削爪5aによりアスファルト層29bを確実に除去しようとすると、その掘削爪5aがアスファルト層29bに対して斜めに食い込んで路床29aを削り取って傷つけたり〔図9(イ)参照〕、路床29aを傷つけずにアスファルト層29bを除去しようとすると、そのアスファルト層29bの除去が不充分になるおそれがある〔図9(ロ)参照〕。
【0010】
また、例えば穴掘り作業を行う場合に(図10参照)、歩道31と道路29との段差αにより、道路29上に踏台32を配置して掘削機本体3が傾かないようにする必要があり、その踏台32の配置に手間がかかって面倒であり、作業能率が低い。
【0011】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、アスファルト除去作業や穴掘り作業を能率良く確実に行うことができる掘削機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための構成を実施の形態に対応する図面に基づいて説明すると、請求項1に記載の発明は、図1及び図2に示すように、自走車本体1に旋回台2を介して掘削機本体3が旋回可能に設けられ、該掘削機本体3に上下回動可能に枢着したブーム19の先端部に掘削具5,44が取り付けられており、前記掘削機本体3を旋回させると共に、ブーム19を上下回動させて掘削具5,44により掘削作業を行うようにした掘削機において、前記旋回台2は、自走車本体1の走行方向a,bに延びる枢支軸36を中心にその走行方向a,bとは直交する方向c,dに傾動駆動可能に設けられてなる構成を採用するものである。
【0013】
上記構成によれば、旋回台2を傾動させることにより掘削具5,44の掘削姿勢を走行方向a,bとは直交する方向c,dに調整可能であるため、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路29の勾配βに合わせて掘削具5,44の掘削姿勢を調整することによりアスファルト層29bだけを剥離することができ、また、例えば穴掘り作業を行う場合に、歩道31と道路29との段差αにより自走車本体1が傾いた分だけ掘削具5,44を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、その掘削具5,44による掘削作業を円滑に行うことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、図5に示すように、前記掘削具5,44が、前記ブーム19の先端部に回動アーム21を介して取り付けたバケット5からなる構成を採用するものである。
【0015】
上記構成によれば、旋回台2を傾動させることにより、回動アーム21を介してバケット5の掘削姿勢を走行方向とは直交する方向c,dに調整可能であって、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路29の勾配βに合わせてバケット5の掘削姿勢をアスファルト層29bに対して平行に位置決めし、該バケット5の掘削爪5aをアスファルト層29bに食い込ませて引っ掻くことにより、路床29aを傷つけることなくアスファルト層29bだけを路床29aから剥離することができる。また、穴掘り作業を行う場合に、歩道31と道路29との段差αにより自走車本体1が傾いた分だけバケット5を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、そのバケット5による掘削作業を容易に行うことができ、従来のように自走車本体1を水平にするための踏台32(図10参照)が不要であるから、その不要となった分だけ作業能率を高めることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、図7に示すように、前記掘削具5,44が、前記ブーム19の先端部にテレスコープ状アーム43を介して取り付けたグラブ44からなる構成を採用するものである。
【0017】
上記構成によれば、旋回台2を傾動させることにより、テレスコープ状アーム43を介してグラブ44の掘削姿勢を枢支軸36回りで走行方向a,bとは直交する方向c,dに調整可能であって、テレスコープ状アーム43を伸縮させてグラブ44により深い穴45を垂直に正確に掘削することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、図2に示すように、前記自走車本体1と旋回台2との間に、該旋回台2を枢支軸36回りで走行方向a,bとは直交する方向c,dに傾動駆動させる傾動シリンダ37が設けられてなる構成を採用するものである。
【0019】
上記構成によれば、傾動シリンダ37により旋回台2を傾動駆動させるだけで、バケット5やグラブ44などの掘削具の掘削姿勢を所望通りに調整することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明において、図2に示すように、自走車本体1と旋回台2との間に、該旋回台2を自走車本体1にロックするロック機構38が設けられてなる構成を採用するものである。
【0021】
上記構成によれば、ロック機構38で旋回台2を自走車本体1にロックすることにより、掘削機本体3を走行中や停止中に不測に傾かないように自走車本体1に固定することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、図3から図4に示すように、前記ロック機構38が、自走車本体1と旋回台2とにそれぞれ突設した一対のブラケット38a,38bと、該両ブラケット38a,38bに同心状に貫設したロック孔41に着脱可能に挿通したロックピン38cとを有してなる構成を採用するものである。
【0023】
上記構成によれば、両ブラケット38a,38bとロックピン38cとからなる簡単な構造で経済的であり、ロックピン38cをロック孔41から引き抜くことにより、掘削機本体3を枢支軸36回りで自由に傾動させることができると共に、ロックピン38cをロック孔41に挿通することにより、掘削機本体3を自走車本体1に連結して、その掘削機本体3が不測に傾かないようにすることができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明において、図2に示すように、前記掘削機本体3に水平器39が設けられてなる構成を採用するものである。
【0025】
上記構成によれば、水平器39によりバケット5やグラブ44などの掘削具の傾動角度を検出して、該掘削具の傾動角度を所望通りに設定することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の実施の一形態である掘削機を示し、これは油圧シャベルであって、自走車本体1のフレーム7上に、該フレーム7の中央部を間に挟んで所定間隔をおいて互いに対向する前後一対の略U字状軸受台34が設けられると共に、旋回台2の外周部から下方に延びて各軸受台34内に嵌入する前後一対の軸受板35が設けられ、その各軸受板35を前後一対の枢支軸36を介して軸受台34で回転可能に枢支することにより、旋回台2が枢支軸36を中心に走行方向a,bとは直交する方向c,dに傾動可能に設けられ、フレーム7と旋回台2との間に、該旋回台2を傾動させるための左右一対の油圧式傾動シリンダ37が設けられ、旋回台2をフレーム7にロックするためのロック機構38が設けられ、運転室13内の操作盤14上に、掘削機本体3及びクレーン機構4を介してバケット5の傾動角度を検出するための水平器39が設けられている。なお、図1中、40は自走車本体1と掘削機本体3との間で油圧配管(図示せず)を接続するためのスイベルジョイントである。上記以外の構成は図8及び図9に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】
前記ロック機構38は、図3及び図4に示すように、軸受台34及び軸受板35にそれぞれ突設した一対のブラケット38a,38bと、該両ブラケット38a,38bに同心状に貫設したロック孔41に着脱可能に挿通したロックピン38cとを有している。なお、42はロックピン38cの先端に貫設した貫通孔に着脱可能に挿通した抜け止めピンである。
【0028】
上記構成によれば、両ブラケット38a,38bとロックピン38cとからなる簡単な構造で経済的であり、ロックピン38cをロック孔41から引き抜くことにより、掘削機本体3を枢支軸36回りで自由に傾動させることができると共に、ロックピン38cをロック孔41に挿通することにより、掘削機本体3を走行中や停止中に不測に傾かないように自走車本体1に固定することができる。
【0029】
アスファルト除去作業を行う場合には、図5に示すように、ロック機構38によるロックを解除した状態で、道路29の勾配βに合わせて傾動シリンダ37により旋回台2を枢支軸36回りで傾動させ、これに伴って傾動されたバケット5の傾動角度を水平器39により検出して、該バケット5の傾動角度を所望通りに設定することにより、そのバケット5をアスファルト層29bと平行させ、掘削爪5aをアスファルト層29bに食い込ませて引っ掻くことにより、そのアスファルト層29bだけを路床29aから剥離し、掘削機本体3を旋回させてバケット5を所定角度水平移動させて上記動作を繰り返すことにより(図5仮想線参照)、道路29の全幅にわたってアスファルト層29bを除去する。
【0030】
上記構成によれば、傾動シリンダ37により旋回台2を傾動駆動させるだけで、バケット5の掘削姿勢を所望通りに調整して、そのバケット5により路床29aを傷つけることなくアスファルト層29bだけを路床29aから剥離することができ、また、水平器39によりバケット5の傾動角度を検出して、該バケット5の傾動角度を所望通りに設定することができる。
【0031】
図6に示すように、例えば埋設管用の掘削穴30を歩道31に沿って道路29に掘る場合には、クローラ9を歩道31と道路29とに載せることにより、その歩道31と道路29との間の段差αにより自走車本体1が傾いても、その傾いた分だけ傾動シリンダ37により旋回台2を枢支軸36回りで逆方向に傾動さて、掘削機本体3を水平状態とし、これにより、垂直姿勢にしたバケット5で道路29を掘削する。
【0032】
上記構成によれば、歩道31と道路29との段差αにより自走車本体1が傾いた分だけバケット5を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、そのバケット5による掘削作業を容易に行うことができ、従来のように自走車本体1を水平にするための踏台32(図10参照)が不要であるから、その不要となった分だけ作業能率を高めることができる。
【0033】
上記の実施の形態では、ブーム19の先端部に回動アーム21を介してバケット5を取り付けた掘削機を例にあげて説明したが、これに限定されるわけではなく、図7に示すように、前記回動アーム21に代えてテレスコープ状アーム43をブーム19(図示せず)の先端部に連結し、該テレスコープ状アーム43にグラブ44を取り付けた掘削機にも適用される。この場合、傾動シリンダ37により旋回台2を傾動させることにより、テレスコープ状アーム43を介してグラブ44の掘削姿勢を枢支軸36回りで走行方向a,bとは直交する方向c,dに調整可能であって、テレスコープ状アーム43を伸縮させてグラブ44により例えば20〜30m程度の深い穴45を垂直に正確に掘削することができる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、旋回台を傾動させることにより掘削具の掘削姿勢を走行方向とは直交する方向に調整可能であるため、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路の勾配に合わせて掘削具の掘削姿勢を調整することによりアスファルト層だけを剥離することができ、また、例えば穴掘り作業を行う場合に、歩道と道路との段差により自走車本体が傾いた分だけ掘削具を逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、その掘削具による掘削作業を円滑に行うことができる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、旋回台を傾動させることにより、回動アームを介してバケットの掘削姿勢を走行方向とは直交する方向に調整可能であって、例えばアスファルト除去作業を行う場合に、道路の勾配に合わせてバケットの掘削姿勢をアスファルト層に対して平行に位置決めし、該バケットの掘削爪をアスファルト層に食い込ませて引っ掻くことにより、路床を傷つけることなくアスファルト層だけを路床から剥離することができる。また、穴掘り作業を行う場合に、歩道と道路との段差により自走車本体が傾いた分だけバケットを逆方向に傾けて垂直姿勢にすることにより、そのバケットによる掘削作業を容易に行うことができ、従来のように自走車本体を水平にするための踏台が不要であるから、その不要となった分だけ作業能率を高めることができる。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、旋回台を傾動させることにより、テレスコープ状アームを介してグラブの掘削姿勢を枢支軸回りで走行方向とは直交する方向に調整可能であって、テレスコープ状アームを伸縮させてグラブにより深い穴を垂直に正確に掘削することができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、傾動シリンダにより旋回台を傾動駆動させるだけで、バケットやグラブなどの掘削具の掘削姿勢を所望通りに調整することができる。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、ロック機構で旋回台を自走車本体にロックすることにより、掘削機本体を走行中や停止中に不測に傾かないように自走車本体1に固定することができる。
【0039】
請求項6に記載の発明によれば、両ブラケットとロックピンとからなる簡単な構造で経済的であり、ロックピンをロック孔から引き抜くことにより、掘削機本体を枢支軸回りで自由に傾動させることができると共に、ロックピンをロック孔に挿通することにより、掘削機本体を自走車本体に連結して、その掘削機本体が不測に傾かないようにすることができる。
【0040】
請求項7に記載の発明によれば、水平器によりバケットやグラブなどの掘削具の傾動角度を検出して、その掘削具の傾動角度を所望通りに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である掘削機の要部を示す一部切欠き側面図である。
【図2】同要部の一部切欠き正面図である。
【図3】同ロック機構を示す斜視図である。
【図4】同一部切欠き側面図である。
【図5】同アスファルト除去作業を示す正面図である。
【図6】同穴掘り作業を示す正面図である。
【図7】同変形例による穴掘り作業を示す要部の正面図である。
【図8】従来例を示す側面図である。
【図9】同アスファルト除去作業を示す正面図である。
【図10】同穴掘り作業を示す正面図である。
【符号の説明】
1 自走車本体
2 旋回台
3 掘削機本体
5 バケット(掘削具)
21 回動アーム
36 枢支軸
37 傾動シリンダ
38 ロック機構
38a ブラケット
38b ブラケット
38c ロックピン
39 水平器
41 ロック孔
43 テレスコープ状アーム
44 グラブ(掘削具)
a,b 走行方向
c,d 直交する方向
Claims (7)
- 自走車本体に旋回台を介して掘削機本体が旋回可能に設けられ、該掘削機本体に上下回動可能に枢着したブームの先端部に掘削具が取り付けられており、前記掘削機本体を旋回させると共に、ブームを上下回動させて掘削具により掘削作業を行うようにした掘削機において、前記旋回台は、自走車本体の走行方向に延びる枢支軸を中心にその走行方向とは直交する方向に傾動駆動可能に設けられてなる掘削機。
- 前記掘削具が、前記ブームの先端部に回動アームを介して取り付けたバケットからなる請求項1に記載の掘削機。
- 前記掘削具が、前記ブームの先端部にテレスコープ状アームを介して取り付けたグラブからなる請求項1に記載の掘削機。
- 前記自走車本体と旋回台との間に、該旋回台を枢支軸回りで走行方向とは直交する方向に傾動駆動させる傾動シリンダが設けられてなる請求項1から3のいずれかに記載の掘削機。
- 前記自走車本体と旋回台との間に、該旋回台を自走車本体にロックするロック機構が設けられてなる請求項1から4のいずれかに記載の掘削機。
- 前記ロック機構が、自走車本体と旋回台とにそれぞれ突設した一対のブラケットと、該両ブラケットに同心状に貫設したロック孔に着脱可能に挿通したロックピンとを有してなる請求項5に記載の掘削機。
- 前記掘削機本体に水平器が設けられてなる請求項1から6のいずれかに記載の掘削機。
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Cited By (3)
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CN106245694A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-12-21 | 陈泳东 | 一种多方位伸缩的挖掘机机械臂 |
CN110468896A (zh) * | 2019-08-24 | 2019-11-19 | 中铁电气化局集团有限公司西安电务工程分公司 | 一种履带式开沟机 |
US20220228344A1 (en) * | 2019-05-24 | 2022-07-21 | Caterpillar Sarl | Frame of construction machine |
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2003
- 2003-04-07 JP JP2003103242A patent/JP2004308247A/ja not_active Withdrawn
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