JP6817640B2 - バケット付きアンダーカッターアタッチメント - Google Patents

バケット付きアンダーカッターアタッチメント Download PDF

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Description

本発明は、バックホウの作動アーム先端部のアタッチメント取付部に交換可能に装着されるバケット付きアンダーカッターアタッチメントに関する。
従来より、複数の掘削爪をチェーンベルトに取り付け、チェーンベルトを回転させることによって複数の掘削爪を動かし、施工基面やマクラギ下の道床を掘削等するアンダーカッターが実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許5869487号公報
しかし、マクラギ下の道床を掘削等する際、マクラギ横(端部)からアンダーカッターをマクラギ下に挿入する必要があるが、アンダーカッターがマクラギ下に入り込むように、アンダーカッターのアタッチメントを装着する前にバケットのアタッチメントを装着して端掘りを行ったり、他のバックホウのバケットや作業者が手作業によって道床を端掘りする必要があり、作業に改善の余地があった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、一台のバックホウだけでアタッチメントを交換することなく、また作業員が手作業で端掘りすることなく施工基面やマクラギ下の道床を掘削等することができるアンダーカッターアタッチメントを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るバケット付きアンダーカッターアタッチメントは、バックホウの作動アーム先端部のアタッチメント取付部に連結される連結される連結ピンが設けられた連結部と、前記連結部に回動可能に連結されたベース部と、前記ベース部に設けられ、複数の掘削爪を動かすことによって施工基面やマクラギ下の道床を掘削等するアンダーカッターと、前記ベース部に設けられたバケットとを有し、前記ベース部を前記連結部に対し回動させて前記バケットまたは前記アンダーカッターのいずれかを使用し、前記バケットによりマクラギ横の道床を端掘りする一方、前記アンダーカッターにより施工基面やマクラギ下の道床を掘削することを特徴とする。
また、本発明に係るバケット付きアンダーカッターアタッチメントでは、前記アンダーカッターにおける前記複数の掘削爪は、順方向および逆方向に回転するチェーンベルトの外側に設けられており、前記複数の掘削爪の左右両側にはそれぞれ掘削刃が設けられており、チェーンが順方向に回転する場合も逆方向に回転する場合も道床の掘削を行えるように構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るバケット付きアンダーカッターアタッチメントでは、前記ベース部において前記バケットは前記アンダーカッター先端とは反対側の側面に設けられており、前記バケットと前記アンダーカッターとの間には、正面視、前記アンダーカッターの上下方向の幅よりも上下の幅が大きく、かつ、前記アンダーカッターの左右両側よりも左右それぞれ突出する区切り板が設けられていることも特徴とする。
本発明に係るバケット付きアンダーカッターアタッチメントのベース部には、アンダーカッターとバケットが設けられており、ベース部を連結部に対して回動させることによってアンダーカッターまたはバケットいずれかを使用し、バケットを使用する場合にはマクラギ横の道床を端掘りする一方、アンダーカッターを使用する場合には施工基面やマクラギ下の道床を掘削する。
そのため、本発明に係るバケット付きアンダーカッターアタッチメントによれば、施工基面やマクラギ下の道床を掘削等する際、バケットを先に使用して施工基面の道床等に対し端掘りを行い、その端掘りした箇所からアンダーカッターをマクラギ下に挿入してマクラギ下の道床を掘削等することが可能となるので、一台のバックホウだけでアタッチメントを交換することなく、また作業員が手作業で道床を端掘りすることなく施工基面やマクラギ下の道床を掘削等することができる。
本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントの正面図である。 本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントの平面図である。 本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントの右側面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを構成するアンダーカッターのチェーンベルトに取り付けた掘削爪を示す部分拡大平面図、部分拡大正面図である。 本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを構成するアンダーカッターのチェーンベルトに取り付けた掘削爪を示す部分拡大断面図である。 本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを構成するゴム板の取付け構造を示す平面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床右側の端掘作業を行っている状態を示す正面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床右側の端掘作業を行っている状態を示す平面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床の右側からアンダーカッターをマクラギ下に入れて道床の掘削作業を行っている状態を示す正面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床の右側からアンダーカッターをマクラギ下に入れて道床の掘削作業を行っている状態を示す平面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床の右側からアンダーカッターをマクラギ下に入れて道床の掘削作業時のアンダーカッターアタッチメント全体の角度ないしは状態を示す図である 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床右側の法面掻上げを行っている状態を示す正面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床右側の法面掻上げを行っている状態を示す平面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道庄右側の法面掻上げ作業時のアンダーカッターアタッチメント全体の角度ないしは状態を示す図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道床の左側からアンダーカッターをマクラギ下に入れて道床の掘削作業を行っている状態を示す平面図である。 実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメントを装着した軌陸両用バックホウを使用し、運転席から見て道庄左側の法面掻上げ作業時のアンダーカッターアタッチメント全体の角度ないしは状態を示す図である。
以下、本発明に係るバケット付きアンダーカッターアタッチメントの実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記に説明する実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1はあくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1の構成>
実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1は、後述する図7〜図10等に示すように、軌陸両用バックホウ2の作動アーム21先端部のアタッチメント取付部22に交換可能に装着して、施工基面やマクラギ下の道床TB等を掘削するもので、図1〜図6に示すように、連結部11と、ベース部12と、アンダーカッター13と、バケット14と、区切り板としてのゴム板15等を備えて構成されている。
尚、軌陸両用バックホウ2は、例えば、油圧等によって作動アーム21を昇降させたり回動させると共に、作動アーム21を曲げたり伸ばして、作動アーム21先端のアタッチメント取付部22に装着した各種アタッチメントを操作して各種作業を行う周知のもので、クローラー23によってレールR,R上以外を走行する一方、昇降可能な車輪24によってレールR,R上を走行可能に構成されている。
(連結部11)
連結部11は、図1〜図3に示すようにベース部12が回動可能に取り付けられる連結回動盤11aの上側面に所定間隔を開けて設けた一対の連結ピン支持板11b,11b間に2本の連結ピン11c,11dを設けたもので、2本の連結ピン11c,11dに軌陸両用バックホウ2の作動アーム21先端のアタッチメント取付部22を連結できるように構成されている。
また、連結回動盤11aには、軌陸両用バックホウ2から供給される油圧や電流等によって回転軸先端の駆動ギヤ11e1(図3参照。)を回転させるベース部回動モーター11eが設けられており、その駆動ギヤ11e1がベース部12の上部に設けられた従動ギヤ12a(図3参照。)に噛合うことにより、連結回動盤11aの下側面側に設けたベース部12を回動可能に構成している。
そのため、連結回動盤11aに設けられたベース部回動モーター11eによってベース部12を連結部11に対し回動させることによって、アンダーカッター13を使用したり、アンダーカッター13と反対側のバケット14を使用することができる。
(ベース部12)
ベース部12は、上述の通り連結部11に回動可能に連結されており、図1等に示すようにベース部12の下側面にはアンダーカッター13が設けられている一方、ベース部12の横側面であってアンダーカッター13の先端が延びている方向とは反対側となる横側面には、バケット14が上下方向に配置した2本のバケット連結ピン14a,14a等によって連結されている。
つまり、アンダーカッター13先端と、バケット14先端とは、図2等に示すように、同一直線上に設けられることになる。
(アンダーカッター13)
アンダーカッター13は、軌陸両用バックホウ2から供給される油圧や電流等によって回動するチェーンベルト回転モーター13aが設けられていると共に、チェーンベルト回転モーター13aの回転によってアンダーカッター本体13bに回転可能に設けられたチェーンベルト13cを回転させ、図4(a),(b)等に示すようにチェーンベルトベルト13cに設けた複数の掘削爪13eによって施工基面やマクラギ下の道床TBを掘削する一方、チェーンベルトベルト13cに設けた複数の掻き出しプレート13dによって掘削爪13eが掘削した道床TBを掻き出すように構成されている。
アンダーカッター本体13bは、チェーンベルト回転モーター13aの回転が伝達される駆動歯車や、その駆動歯車と離されて設置された従動歯車、所定間隔毎に設けられた複数の掘削爪13eおよび掻き出しプレート13dがエンドレスに駆動するように駆動歯車と従動歯車との間に掛け渡されたチェーンベルト13c、駆動歯車と従動歯車との間の間隔を変えてチェーンベルト13cのテンションを調整するベルトテンション調整部等を備えている。
掘削爪13eは、図4(a),(b)および図5等に示すようにチェーンベルト13cの外側に所定間隔を空けて斜め上向きと斜め下向きに交互に設けられており、掻き出しプレート13dよりも外側に突出した掘削爪13eの左右両側にそれぞれ掘削刃(カッターチップ)13e1,13e2を設け、チェーンベルト13cが順方向に回転する場合だけでなく、逆方向に回転する場合も、施工基面やマクラギ下の道床TBを掘削できるように構成されている。
掻き出しプレート13dは、図4(a),(b)等に示すように、掘削爪13eが順方向に回転する場合だけでなく、逆方向に回転する場合も掘削爪13eが掘削した道床TBをアンダーカッター本体13bから外側に向かって外側へ掻き出すことができるようチェーンベルト13cの外側に所定間隔を空けて掘削爪13eの左右両側に設けていると共に、図5に示すように掘削爪13eが掘削した道床TBを効率良く掻き出すことができるよう先端側(外側)が上下方向に夫々突出して、その先端側(外側)が上下方向の幅が、チェーンベルト13cの上下方向の幅よりも大きくなるように形成されている。
(バケット14)
バケット14は、施工基面やマクラギ下の道床TBを掘削するもので、図1等に示すように、ベース部12におけるアンダーカッター本体13b先端部が延びている横側面とは反対側の横側面にバケット14の基部が2本のバケット連結ピン14a,14a等によって取り付けられている。
また、バケット14の基部とベース部12とを連結する2本のバケット連結ピン14a,14aの両側には、それぞれ、図6等に示すように、鋼管からなるゴム板取付け用パイプ14b,14bが上下方向に所定間隔を空けて挿入して固定ネジ14cによって固定されていると共に、ゴム板取付け用パイプ14b,14b間には区切り板であるゴム板15をネジやビス等で取り付けるための鋼板等からなるゴム板取付け板14dが設けられている。
(ゴム板15)
ゴム板15は、図1や図3に示すように、正面視、アンダーカッター13の上下方向の幅よりも上下の幅が大きく、かつ、図2や図3に示すように、平面視、アンダーカッター13の左右両側よりも左右それぞれ突出するように設けられるもので、ゴム板取付け板14dにネジやビス等を介して着脱可能に装着されている。
ここで、本実施形態のゴム板15は、図1や図3等に示すよう上側のゴム板取付け用パイプ14bよりも上方に突出させてバケット14の基部や先端部よりも高くなる一方、下側のゴム板取付け用パイプ14bよりも下方に突出させてバケット14やアンダーカッター13の最下部よりも低くなる長さにして、アンダーカッター13による道床TB掘削時や掻上げ時に道床バラストの飛散を確実に防止できるように構成している。
尚、ゴム板15の機能としては、アンダーカッター13による道床TB掘削時や掻上げ時の道床バラストの飛散防止の他に、ゴム板15下端部によって掘削後の道床TB表面を均すこと等にも使用できる。
<実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1の使用方法>
次に、以上のように構成された実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1の使用方法について説明する。
(運転席から見て道床TB右側の端掘り作業)
図7および図8は、それぞれ、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1を装着した軌陸両用バックホウ2を使用し、運転席から見て道床TB右側の端掘り作業を行っている状態を示す正面図、およびその平面図である。
道床TBの端掘り作業の場合、軌陸両用バックホウ2に乗車している作業者は、図7および図8に示すように、軌陸両用バックホウ2の作動アーム21先端に装着したバケット付きアンダーカッターアタッチメント1のバケット14を使用して道床TBの端掘り作業を行う。
具体的には、バケット14は上述したようにベース部12におけるアンダーカッター13の反対側に設けられているため、バケット14により道床TBの端掘り作業を行っている際は、図7に示すようにアンダーカッター13先端が高く上がった状態、例えば、アンダーカッター本体13bの長手方向の角度がレールRに対し45度等の角度をなすような状態となる。
また、バケット14による道床TBの端掘り作業時、バケット14先端が軌陸両用バックホウ2側に向く場合が多くなるので、バケット14と反対側に延びるアンダーカッター13は、図8に示すようにレールRの長手方向とほぼ平行ないしは小さい角度で交差することになる。
そのため、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1では、アンダーカッター13の反対側に設けたバケット14を使用して道床TBの端掘り作業を行う場合でも、長尺のアンダーカッター13がそれほど邪魔にならずに端掘り作業を行うことができる。
その結果、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1によれば、一台のバックホウ2だけでアタッチメントを交換することなく、また他のバックホウのバケットや作業員が手作業で道床TBを端掘りすることなく端掘り作業を実行することができる。
尚、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1のバケット14を使用して道床TBの端掘り作業を行う場合、次の掘削作業時にバケット14が道床TBに干渉しないように端掘り作業を行う必要がある。
(運転席から見て道床TBの右側から掘削作業)
実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1を使用して、図7および図8に示すように道床TBの端掘り作業が完了すると、続いて施工基面やマクラギM下の道床TBの掘削作業を行う。
図9は実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1を装着した軌陸両用バックホウ2を使用し、運転席から見て道庄TB右側の施工基面やマクラギ下の道床TBの掘削を行っている状態を示す正面図、図10はその平面図、図11は道床TBの掘削作業時のアンダーカッターアタッチメント1全体の角度ないしは状態を示す図である。
道床TBの掘削作業を行う場合、その作業前の道床TBの端掘り作業によってマクラギM横が掘られているので、軌陸両用バックホウ2に乗車している作業者は、アンダーカッター13のチェーンベルト回転モーター13aを駆動してチェーンベルト13cを回転させ、チェーンベルトベルト13cの外側に設けられた複数の掘削爪13eを端掘り作業後のマクラギM外側の道床TBに接触させながら動かして道床TBの掘削作業を行いながら、ベース部回動モーター11eによってベース部12を少しずつ水平回転させて施工基面やマクラギ下の道床TBの掘削を行う。
そして、アンダーカッター13によって道床TBの掘削作業を行いながら、図7および図8に示す道床TBの端掘り状態からベース部回動モーター11eによってベース部12を少しずつ水平回転させ、ベース部12が道床TBの端掘り状態から90度前後水平回転すると、図9〜図11等に示すようにアンダーカッター13がマクラギMとほぼ平行方向になってレールR,R間に位置し、バケット14はレールR,RやマクラギMの外側に位置することになる。
そのため、軌陸両用バックホウ2に乗車している作業者は、例えば、軌陸両用バックホウ2をアンダーカッター13による道床TBの掘削作業状体のまま走行させ、レールR,Rに沿って施工基面やマクラギ下の道床TBの掘削を行っても良いし、軌陸両用バックホウ2は走行させず、軌陸両用バックホウ2自体の回転や、作動アーム21の伸縮、さらにはベース部回動モーター11eによってベース部12をさらに水平回転等させて、施工基面やマクラギ下の道床TBの掘削を行うこともできる。
その際、バケット付きアンダーカッターアタッチメント1のベース部12には、アンダーカッター13の反対側にバケット14が設けられており、図11に示すようにその作業前の掘削作業時にバケット14が道床TBに干渉しないように端掘り作業を行っているので、バケット14が道床TBに干渉せず、アンダーカッター13によって施工基面やマクラギ下の道床TBの掘削を行うことができる。
また、アンダーカッター13とバケット14と間には、図1〜図3や図6等に示すように区切り板であるゴム板15が、正面視、アンダーカッター13の上下方向の幅よりも上下の幅が大きく、かつ、アンダーカッター13の左右両側よりも左右それぞれ突出するように設けられるため、マクラギ下の道床TB掘削時の道床バラストである砕石がバケット14側、すなわち道床TBの外側に飛散することを防止できる。
尚、軌陸両用バックホウ2を操作する作業者は、道床TBの端掘り作業後、複数の掘削爪13eによって道床TBの掘削作業を行いながら、ベース部回動モーター11eによってベース部12を少しずつ水平回転させて、図9〜図11等に示すようにアンダーカッター13をマクラギMとほぼ平行方向にするだけでなく、道床TBの端掘り作業後、ベース部回動モーター11eによってベース部12先端が端掘り作業後のマクラギM外側の道床TBを向くように90度水平回転させ、ベース部12先端を徐々にマクラギMとほぼ平行に押し込みながら道床TBの掘削作業を行うことともできる。
(運転席から見て道床TB右側の法面掻上げ作業)
図12および図13は、それぞれ、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1を装着した軌陸両用バックホウ2を使用し、運転席から見て道床TB右側の法面掻上げを行っている状態を示す正面図、およびその平面図、図14は、道床TBの法面掻上げ作業時のアンダーカッターアタッチメント1全体の角度ないしは状態を示す図である。
法面掻上げ作業の場合は、軌陸両用バックホウ2に乗車している作業者は、図7および図8に示す状態からベース部回動モーター11eによって図12や図13等に示すようにバケット14がレールR,R間に位置する一方、アンダーカッター13はマクラギMとほぼ平行方向になり、アンダーカッター13先端側が道床TBと路盤との境界近傍まで延びるようにベース部12を90度前後水平回転させる。
また、軌陸両用バックホウ2に乗車している作業者は、作動アーム21の角度を変える等して、図14に示すようにアンダーカッター13が道床TBの法面と平行になるようにバケット付きアンダーカッターアタッチメント1を傾斜させ、アンダーカッター13のチェーンベルト回転モーター13aを駆動してチェーンベルト13cを回転させ、チェーンベルトベルト13cの外側に設けられた複数の掘削爪13eを道床TBの法面に接触させながら動かして道床法面の掻上げ作業を行う。
その際、バケット付きアンダーカッターアタッチメント1のベース部12には、アンダーカッター13の反対側にバケット14が設けられているので、アンダーカッター13によって道床TB法面の掻上げ作業を行う場合でも、マクラギ下の道床TB掘削時の場合と同様に、バケット14がそれほど邪魔にならずに道床TB法面の掻上げ作業を行うことができる。
また、アンダーカッター13とバケット14との間には、正面視、アンダーカッター13の上下方向の幅よりも上下の幅が大きく、かつ、アンダーカッター13の左右両側よりも左右それぞれ突出するゴム板15が取り付けられているため、アンダーカッター13によって道床TB法面の掻上げ作業を行った際の砕石がバケット14の方向、すなわちレールR,R間等の方に飛散することを防止できる。
(運転席から見て道床TBの左側からの端掘り作業、掘削作業および法面掻上げ作業)
尚、運転席から見て道床TBの左側からの掘削作業は、図15に示すように作動アーム21先端のアンダーカッターアタッチメント1を、道庄TBの左側に移動させ、図7および図8に示す場合と同様にバケット14によって道床TB左側の端掘り作業を行い、続いて図15に示すようにアンダーカッター13を道庄TB左側からマクラギMの下に入れてマクラギ下の道床TBの掘削を行う。
また、道床TB左側の法面の掻上げ作業の、図16に示すように作動アーム21先端のアンダーカッターアタッチメント1を、道庄TBの左側に移動させ、アンダーカッター13を道庄TB左側の法面に当てて複数の掘削爪13eによって道床TB左側の法面の掻上げ作業を行う。
ここで、アンダーカッター13のチェーンベルト13cに設けた複数の掘削爪13eは、図4(a),(b)等に示すように左右両側に掘削刃(カッターチップ)13e1,13e2が設けられているので、道床TBの右側から掘削作業および法面掻上げ作業を実行する場合も、あるいは道床TBの左側から掘削作業および法面掻上げ作業を実行する場合も、チェーンベルト回転モーター13a(図3参照。)の回転方向を順方向から逆方向、あるいはその逆に変えるだけで対応することができる。
<実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1の主な効果>
以上説明したように、本発明に係る実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1では、ベース部12にアンダーカッター13とバケット14とを設け、ベース部12を連結部11に対して回動させることによってアンダーカッター13またはバケット14いずれかを使用する。
そのため、本実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1によれば、施工基面やマクラギ下の道床TB等を掘削する際、先にバケット14を使用して施工基面の道床TB等に対し端掘りを行い、その端掘りした箇所からアンダーカッター13をマクラギ下に挿入してマクラギ下の道床TB等を掘削することが可能となるので、一台の軌陸両用バックホウ2だけでアタッチメントを交換することなく、また作業員が手作業で道床TBを端掘りすることなく、アンダーカッター13で施工基面やマクラギ下の道床TB等を掘削することができる。
そのため、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1によれば、他のバックホウのバケットや作業者が手作業によって道床TBの端掘り作業が不要になり、一台のバックホウだけでアタッチメントを交換することなく、また作業員が手作業で道床TBを端掘りすることなく施工基面やマクラギ下の道床TB等を掘削することができ、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1では、アンダーカッター13の掘削爪13eは、順方向および逆方向に回転するチェーンベルト13cの外側に設けられており、その掘削爪13eの左右両側にはそれぞれ掘削刃(カッターチップ)13e1,13e2が設けられているため、チェーンベルト13cが順方向に回転する場合も逆方向に回転する場合も道床TBの掘削や道床TB法面の掻上げ作業を実行することができる。
そのため、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1によれば、レールR,Rの左右いずれ側からでもアンダーカッター13によって道床TBに堀削することができると共に、道床TB法面の左右いずれ側でもアンダーカッター13によって法面掻上げ作業を実行することができ、この点でも、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1では、アンダーカッター13基部後方側となるバケット14の連結ボルト孔の下方に区切り板としてゴム板15が着脱可能に装着されており、そのゴム板15は、正面視、アンダーカッター13の上下方向の幅よりも上下の幅が大きく、かつ、アンダーカッター13の左右両側よりも左右それぞれ突出するように設けている。
そのため、実施形態のバケット付きアンダーカッターアタッチメント1によれば、ゴム板15によってアンダーカッター13が掘削や掻上げた道床バラストをバケット14側に飛散することを防止できるので、この点でも、作業性を向上させることができる。
尚、上記実施形態の説明では、区切り板としてゴム板15を2本のゴム板取付け用パイプ14b,14bやゴム板取付け板14dを介してバケット14の左右両側にそれぞれ設けて説明したが、本発明では、区切り板を設けること自体任意であるため、ゴム板15やゴム板取付け用パイプ14b,14b、ゴム板取付け板14dを省略しても良いし、さらにはゴム板15を省略してゴム板取付け用パイプ14b,14b間に設けたゴム板取付け板14dを、例えばアンダーカッター13下端を超える程度にさらに下方に延ばして区切り板として機能させても良いし、図示しないがバケット14の下方であってアンダーカッター13よりも高い箇所にバケット14の左右両側に突出するように延びる1本のゴム板取付け用ロッド等を設けて、そのゴム板取付け用ロッドにゴム板15を設けるように構成しても勿論良い。
1 バケット付きアンダーカッターアタッチメント
11 連結部
11a 連結回動盤
11b 連結ピン支持板11b,11b
11c,11d 連結ピン
11e ベース部回動モーター
11e1 駆動ギヤ
12 ベース部
12a 従動ギヤ
13 アンダーカッター
13a チェーンベルト回転モーター
13b アンダーカッター本体
13c チェーンベルト
13d 掻き出しプレート
13e 掘削爪
13e1,13e2 掘削刃(カッターチップ)
14 バケット
14a,14a バケット連結ピン
14b,14b ゴム板取付け用パイプ
14c 固定ネジ
14d ゴム板取付け板
15 ゴム板(区切り板)
15a 取付けネジ
2 軌陸両用バックホウ
21 作動アーム
22 連結部
23 クローラー
24 車輪
R レール
M マクラギ
TB 道床

Claims (3)

  1. バックホウの作動アーム先端部のアタッチメント取付部に連結される連結される連結ピンが設けられた連結部と、
    前記連結部に回動可能に連結されたベース部と、
    前記ベース部に設けられ、複数の掘削爪を動かすことによって施工基面やマクラギ下の道床を掘削等するアンダーカッターと、
    前記ベース部に設けられたバケットとを有し、
    前記ベース部を前記連結部に対し回動させて前記バケットまたは前記アンダーカッターのいずれかを使用し、前記バケットによりマクラギ横の道床を端掘りする一方、前記アンダーカッターにより施工基面やマクラギ下の道床を掘削することを特徴とするバケット付きアンダーカッターアタッチメント。
  2. 請求項1に記載のバケット付きアンダーカッターアタッチメントにおいて、
    前記アンダーカッターにおける前記複数の掘削爪は、順方向および逆方向に回転するチェーンベルトの外側に設けられており、前記複数の掘削爪の左右両側にはそれぞれ掘削刃が設けられており、チェーンが順方向に回転する場合も逆方向に回転する場合も道床の掘削を行えるように構成されていることを特徴とするバケット付きアンダーカッターアタッチメント。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバケット付きアンダーカッターアタッチメントにおいて、
    前記ベース部において前記バケットは前記アンダーカッター先端とは反対側の側面に設けられており、前記バケットと前記アンダーカッターとの間には、正面視、前記アンダーカッターの上下方向の幅よりも上下の幅が大きく、かつ、前記アンダーカッターの左右両側よりも左右それぞれ突出する区切り板が設けられていることを特徴とするバケット付きアンダーカッターアタッチメント。
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